JP2813893B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は硬質または軟質のケース内に磁気ディスクを
回転可能に収容し、更にクリーニングシートを内部に有
するディスクカートリッジに関する。更に詳細には、本
発明は塗布型磁気ディスクのフィラーが改良されたディ
スクカートリッジに関する。
[従来の技術] ディスクカートリッジとは磁気ディスク1枚をカート
リッジに収納したもので、小型磁気ディスク装置に使用
されれる。磁気ディスクの種類により、ハードディスク
カートリッジとフレキシブルディスクカートリッジに大
別される。
フレキシブルディスクカートリッドの場合、一般的
に、第1図に示されるように、ジャケットと呼ばれるプ
ラスチック主図(例えば、塩化ビニール)製のケース1
の内部に可撓性の磁気ディスク3が収容されている。こ
の磁気ディスク3の磁性面に磁気ヘッド(図示されてい
ない)を摺接させるため、ケースにはヘッドウインドウ
5が設けられている。また、磁気ディスク回転させるた
めの回転駆動手段(図示されていない)を磁気ディスク
3に係合させるためのセントラルウインドウ7および回
転基準位置検出用のインデックスウインドウ9が設けら
ている。
第2図に示されるように、磁気ディスク3はライナと
呼ばれる不織布からなるクリーニングシート11で清掃さ
れながら回転する。このクリーニングを効果的に行うた
め、必要に応じて、第3図に示されるように、弾性片13
と突起15によりクリーニングシート11を磁気ディスク3
に強制的に接触させることもできる。第3図において、
ケース1のB面(サイド1)17bの内面で、かつ、ケー
ス1のA面(サイド0)17aの突起15とほぼ対向する位
置に、突条の支え部19と、張り付き防止用の凸条21が設
けられている。弾性片13の基部23がケース1のB面(サ
イド1)17bの内面で、かつ、支え部19の近傍に固着さ
れる。弾性片13の自由端25は支え部19に支えられて、そ
の傾斜状態が保持される。このような構成により、弾性
片13によってケースB面17bからクリーニングシート11
が部分的に持ち上げられると共に、ケースA面17aに設
けられた突起15によりその持ち上げが若干押下げられ
て、磁気ディスク3が上下のクリーニングシート11,11
によって弾性的に狭持される。そして、磁気ディスク3
の回転にともない、クリーニングシート11によりディス
ク両面がクリーニングされる。
[発明が解決しようとする課題] 従来の磁気ディスクカートリッジのクリーニングシー
トは、例えばレーヨン、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、アクリル等の熱可塑性繊維の不織布からなっ
ており、このクリーニングシートを例えば超音波溶着や
接着剤によってケースの内面に固着していた。
一方、最近は高密度記録のために、例えばFe、Co、Co
−Ni、Co−Pなどの強磁性粉を含有した磁性層が用いら
れている。しかし、これらの金属磁性粉はγ−Fe2O3
どの金属酸化物からなる磁性粉に比較して硬度が低いか
ら、磁気ヘッドとの摺接による磁性層の摩耗が激しい。
そのため、磁性層中に例えば、酸化アルミニュームなど
の無機顔料からなる補強粉を添加し、酸化アルミニュー
ムの一部を突出させることにより磁性層の補強を図って
いる。
しかし、前記のように、クリーニングシートとして熱
可塑性繊維が使用されており、そして、磁性層の硬度が
高められているので、磁気ディスク回転中に磁気ディス
クと接触するクリーニングシートの繊維はディスクとの
剪断力で引き押ばされた後、復元できなくなるものがあ
り、ついには破断(摩耗)し、摩耗した繊維は磁気ディ
スク上に堆積し、結局最後には磁気ヘッドに付着し、記
録および/または再生時のエラーの原因となっていた。
酸化アルミニュームの粒径を小さくすると磁性層の耐
久性が低下し、また、磁性粉の粒径の1.5倍以上の酸化
アルミニュームを使用すると出力が低下し、ノイズも増
大する。
この発明は上記ディスクカートリッジが持っていたク
リーニングシートの摩耗という欠点を解決し、かつ、耐
久性と出力特性に優れた磁気ディスクカートリッジを提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明では、少なくと
も、ケースと、そのケース内に回転可能に収容された磁
気ディスクと、ケース内面に貼付されたクリーニングシ
ートとからなり、部分的に磁気ディスクとクリーニング
シートとを強制的に接触させてなるディスクカートリッ
ジにおいて、前記磁気ディスクは非磁性基板に磁性粉を
塗布することにより形成されていて、磁性粉の長径の0.
8〜2.5倍の粒径を持った、Al2O3,Cr2O3およびSiCからな
る群から選択される少なくとも1種類の無機顔料を磁性
粉に対し5〜20wt%添加し、これら無機顔料の一部を磁
性層表面より突出させた後、これら無機顔料の先端を研
磨し平滑化したことを特徴とするディスクカートリッジ
を提供する。
ディスクカートリッジとしては、フレキシブルディス
クカートリッジあるいはハードディスクカートリッジの
何れも実施可能である。
[作用] 前記のように、磁性粉の粒径よりも大きい粒径のAl2O
3を添加し、一部のAl2O3粒子の先端を磁性層表面より突
出させ、外突出Al2O3先端を研磨して平坦化することに
より、クリーニングシートの摩耗を低減し、かつ耐久性
と出力特性を向上させることができる。
[実施例] 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 成 分 配合量(重量部) α−Fe(長軸径0.25μm) 100 塩化ビニル/酢酸ビニル 14.1 ポリウレタン 8.5 イソシアネート化合物 56 Al2O3(0.3μm) 20 カーボンブラック 2 2−ヘプチルウンデシルオレート 10 シクロヘキサノン 150 トルエン 150 上記組成物の塗料を厚さ75μmのポリエチレンテレフ
タレート(PET)フィルムの両面に乾燥厚さが2μmに
なるように塗布し、温度50℃,圧力50kg/cm2の条件でカ
レンダ処理を行い、80℃で16時間硬化処理を行った後、
円板状に打抜き、磁気ディスクを作製した。
磁気ディスクは#4000のSiCラッピングテープで、300
0rpm,0.5秒研磨を行い、Al2O3の先端部を研磨した。
比較例1 実施例1のディスクを#8000のアルミナラッピングテ
ープで、1500rpm,1秒の研磨を行い、Al2O3の先端がほと
んど研磨されないようにした。
実施例2 粒径が0.5mmのAl2O3を使用したこと以外は実施例1と
同様にして磁気ディスクを作製した。
比較例2 粒径が0.5mmのAl2O3を使用したこと以外は比較例1と
同様にして磁気ディスク作製した。
比較例3 粒径が0.1mmのAl2O3を使用したこと以外は比較例1と
同様にして磁気ディスクを作製した。
これらのディスクを3.5インチディスクカートリッジ
に封入し、24時間走行後のライナー摩耗量と耐久性を測
定した。測定結果は下記の表1に要約して示す。
前記の結果から明らかなように、磁性粉の長軸径の0.
8倍〜2.5倍の範囲内の粒径を有するAl2O3無機顔料を添
加し、突出したAl2O3無機顔料の先端を研磨して平滑化
させた本発明の磁気ディスクは、研磨しない磁気ディス
クよりもクリーニングシートの摩耗が少なく、耐久性お
よび出力特性も高い。また、粒径が0.8倍未満の場合に
はクリーニングシートの摩耗は少ないが、耐久性が著し
く劣る。
Al2O3を中心に説明してきたが、本発明の効果はCr2O3
およびSiCなどの無機顔料を使用しても全く同様に得ら
れる。
[発明の効果] 以上説明したように、磁性粉の粒径よりも大きい粒径
のAl2O3等の無機顔料を添加し、一部の無機顔料粒子の
先端を磁性層表面より突出させ、該突出粒子の先端を研
磨して平坦化することにより、クリーニングシートの摩
耗を低減し、かつ耐久性と出力特性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフレキシブルディスクカートリッジの背
面図であり、第2図はそのII−II線に沿った断面図であ
り、第3図はクリーニングシートを磁気ディスクに強制
的に摺接させた状態の概要部分断面図である。 1……ジャケット(ケース),3……磁気ディスク, 5……ヘッドウインドウ,7……セントラルウインドウ,9
……インデックスウインドウ, 11……クリーニングシート,13……弾性片, 15……突起,17a……ジャケットB面, 17a……ジャケットA面,19……支え部, 21……凸条,23……弾性片基部, 25……弾性片自由端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/708 G11B 5/70 G11B 5/82 G11B 5/84

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、ケースと、そのケース内に回
    転可能に収容された磁気ディスクと、ケース内面に貼付
    されたクリーニングシートとからなり、部分的に磁気デ
    ィスクとクリーニングシートとを強制的に接触させてな
    るディスクカートリッジにおいて、前記磁気ディスクは
    非磁性基板に磁性粉を塗布することにより形成されてい
    て、磁性粉の長径の0.8〜2.5倍の粒径を持った、Al2O3,
    Cr2O3およびSiCからなる群から選択される少なくとも1
    種類の無機顔料を磁性粉に対し5〜20wt%添加し、これ
    ら無機顔料の一部を磁性層表面より突出させた後、これ
    ら無機顔料の先端を研磨し平滑化したことを特徴とする
    ディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】ディスクカートリッジはフレキシブルディ
    スクカートリッジであることを特徴とする請求項1記載
    のディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】ディスクカートリッジはハードディスクカ
    ートリッジであることを特徴とする請求項1記載のディ
    スクカートリッジ。
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