JP2813805B2 - 木材注薬装置 - Google Patents

木材注薬装置

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JP2813805B2
JP2813805B2 JP1058617A JP5861789A JP2813805B2 JP 2813805 B2 JP2813805 B2 JP 2813805B2 JP 1058617 A JP1058617 A JP 1058617A JP 5861789 A JP5861789 A JP 5861789A JP 2813805 B2 JP2813805 B2 JP 2813805B2
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俊博 松永
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富士鋼業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は防虫剤、防腐剤、難燃剤、美装剤又は染料等
の薬液を木材に注入する木材注薬装置に関する。
(ロ)従来技術 従来、木材に各種の薬剤溶液を注入する装置として容
器に木材と薬液を入れ、これを注薬缶に導入して密閉
し、この状態で加圧注入し、然る後、前記容器を注薬缶
から取出すようにした木材注薬装置は特開昭56−123802
号公報により既に知られている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 前記既知の木材注入装置は、注薬完了後、注薬缶内の
エアを大気開放によるエア抜き、後排気、及び大気戻し
を行なった後、容器を注薬缶から搬出し、この状態で残
液を抜き取るが、その抜取り手段としてドラムポンプ又
はその他のポンプを用いて排出していたが、前記エア抜
き及び残液抜き取りに長時間を要し、その間注薬缶を非
稼動状態にしておくので作業能率及び投資効率が著しく
低く、かつ、特別なポンプを配設する必要があるのでコ
スト高になり、その上、木材の表面に薬剤が多く付着し
た状態で残り、薬剤が無駄になると共に取扱上好ましく
なかった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、密閉し得る注薬缶1と、前記注薬缶1内に
出し入れされ木材を収容する注薬槽3と、前記注薬缶1
にバルブを有するパイプを介して接続された混合計量槽
と、前記注薬缶1にバルブを有するパイプを介して接続
され加圧空気を前記注薬缶1内に供給することにより前
記注薬槽3内の木材に薬剤を注入するエアーコンプレッ
サー27と、を備えてなる木材注薬装置において、前記注
薬缶1内に排出筒32を導入し、該排出筒32の端部にカプ
ラー35を取付け、前記注薬槽3の底部に流出口42を設
け、前記カプラー35を流出口42に連結することにより注
薬缶1内に収容された注薬槽3の残液を薬剤注入に使用
したエア圧を利用して注薬缶1外に排出するように構成
したことを特徴とするものである。
(ホ)作用 木材を積み込んだ注薬槽を注薬缶内に導入してから薬
剤を注薬槽に注入させると共にカプラーを連結し、排出
筒のバルブを閉じ、蓋を閉じて注薬缶を密閉し、しかる
後常法にしたがって薬剤を木材に加圧注入する。
注薬後、排出筒のバルブを開き、コンプレッサーによ
り注薬管内にエアを圧入すると注薬槽内の薬液は一挙に
排出される。
然る後、扉を開いて注薬槽を引き出し、注薬操作中に
木材及び薬剤を入れた注薬槽を注薬缶内に導入して次の
注薬操作を行なう。
(ヘ)実施例 本発明の一実施例を図面について説明すると、1は一
端の出入口に扉2を有する注薬缶であって、図示してな
いが底部にレールを有し、扉の外側にもレールを有する
架台を設け、木材を入れる注薬槽3は下部に車輪を有
し、上記架台上と注薬缶との間を走行する。
5は貯蔵槽であって、その頂部と底部とを、注薬缶1
の底部に、バルブa,bを有するパイプ6により接続し、
複数の混合計量槽7,8・・は、その底部をバルブc又は
dを有するパイプ10,11により前記注薬缶1の上部に接
続し、上部の一側は貯蔵槽5とポンプ12の吐出口とを接
続していてバルブe,fを有するパイプ13に、バルブg又
はhを有するパイプ15又は16により接続してある。
溶解混合計量槽20は上部を上記パイプ13にバルブ1を
介して接続し、下部の出口にバルブを介して接続したス
トレーナ21を、一方ではバルブ、プランジャーポンプ22
を有するパイプ23を介して前記注薬缶1に接続し、他方
ではバルブを有するパイプ25により前記ポンプ12の吸入
口に接続してあり、前記架台の下部に設けた廃液回収バ
ット26も上記ポンプ12に吸入口に接続してある。
27はエアコンプレッサーであって、その吐出口は前記
溶解混合計量槽20、及び注薬缶1の上部にパイプ28,29
により接続し、吸入口は注薬缶1及び貯蔵槽5の上部に
パイプ30及び31により接続してある。
そして、前記注薬缶1の扉2寄りの底部には混合計量
槽7,8・・数に相当するだけ排出筒32,33・・を設け、こ
れらの排出筒32,33の缶内部分は可撓ホース34にて構成
されており、開口部にはカプラー35,36を取付け、バル
ブp,q,i,jを介装したパイプ37,38により前記混合計量槽
7,8に接続してあり、前記注薬槽3の扉2寄りの底部に
は上記カプラー35又は36に嵌合する流出口42を取付けて
ある。なお、図面中、39は集中制御盤、40は安全弁、41
はドレン弁、41aは貯蔵槽のドレンパイプである。
前述の木材注薬装置において、木材に注入しようとす
る薬剤を溶解混合計量槽20にて調整し、これをいずれか
一方の混合計量槽7に導入し、注薬槽3に製材した木材
を入れて注薬缶1内に導入し、扉2を閉じてからエアコ
ンプレッサー27により前排気を行ない、次いで、流出口
42にカプラー35を連結してから扉2を閉じて密閉し、バ
ルブcを開いて薬液を注薬缶1内の注薬槽3に流入させ
て木材を浸漬する。
然る後、エアコンプレッサー27により加圧空気を注薬
缶内に圧入することにより薬剤を木材に注入する。その
際、注薬量は注薬缶の上部に設けた超音波計測器等非接
触型の検出器により液面の高さを検出し、その検出結果
により所定量注入し終ったならば、加圧注入を停止し、
排出筒32のバルブp,iを開くと、注薬槽3内の残液は一
挙に圧出されて混合計量槽7に戻る。
然る後、注薬缶1内の残留圧を下げ、後排気、大気戻
しを行なってから扉2を開いて注薬槽3を引き出し、処
理済の木材と、未処理の木材とを入れ替えて前述の注薬
処理を再開する。注薬槽3を複数用意する場合は注薬処
理中に、別の注薬槽3に木材を積み込んでおくと、処理
済の注薬槽3を引き出した直後に次ぎの注薬槽3を注薬
缶1内に入れて直ちに次ぎの注薬処理を行なうことがで
きる。
また、注薬缶1が大型で、同時に複数台の注薬槽3・
・を導入することができる場合、前後の注薬槽3・・の
底部を連結パイプで接続しておくと、前述と同様な操作
により複数台の注薬槽3・・の残液を圧出させることが
できる。
更に、途中で注入する薬剤を変更するような場合で、
薬剤が混合されるのを嫌うような時、例えば、染色する
染料を変更するような場合、別の薬剤を混合計量槽8に
導入し、注薬缶1内に入れた注薬槽3の流出口42を別の
排出筒33のカプラー36に接続することにより、薬液が混
合されるのを防止しながら前述と同様な注薬処理を行な
うことができる。
なお、薬剤槽3を使用せず、木材を台車に積み込み、
この状態で注薬缶1に搬入して薬剤を注入を行なう場合
は、混合計量槽7,8の薬剤を貯蔵槽5に入れ、それを注
薬缶1の底部から流入させ、バルブbを閉じ、エアコン
プレッサー27からの加圧空気、又はプランジャポンプ22
により薬剤液を圧入することにより薬剤を木材に注入
し、残液をエア圧によりパイプ6を介して貯蔵槽5に戻
す注入方法を行なうこともできる。
(ト)発明の効果 本発明は、密閉し得る注薬缶1に注薬槽3を出入する
ことができるように構成し、前記注薬缶1に、混合計量
槽をバルブを有するパイプを介して接続すると共にエア
コンプレッサー27をバルブを有するパイプを介して接続
した注薬装置において、前記注薬缶1内に排出筒32を導
入し、該排出筒32の端部にカプラー35を取付け、前記注
薬槽3の底部に流出口42を設け、前記カプラー35を流出
口42に連結することにより注薬缶1内に収容された注薬
槽3の残液をエア圧よって注薬缶外に排出するように構
成したので、注薬缶1内で薬剤注入を行なった直後に注
薬槽3を注薬缶1から引き出すことなく、注薬槽3内に
残った薬剤を、薬剤注入に利用したエア圧により迅速
に、かつ、奇麗に排出することができ、作業能率を著し
く向上することができる。また、残液抜き取り用のポン
プ及びそれに付随する配管等を省略し得て、設備投資を
低減することができる。これによりコストダウンを図る
ことができる。
更に、木材の表面に付着する薬剤量が少なくなるの
で、使用薬剤量を節減することができると共に木材の表
面がべとつかず、その後の作業性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであって、第1図は
配置図、第2図は要部の縦断面図である。 1……注薬缶、2……扉、3……注薬槽、7,8……混合
計量槽、17,18……パイプ、32,33……排出筒、35,36…
…カプラー、42……流出口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉し得る注薬缶1と、 前記注薬缶1内に出し入れされ木材を収容する注薬槽3
    と、 前記注薬缶1にバルブを有するパイプを介して接続され
    た混合計量槽と、 前記注薬缶1にバルブを有するパイプを介して接続され
    加圧空気を前記注薬缶1内に供給することにより前記注
    薬槽3内の木材に薬剤を注入するエアーコンプレッサー
    27と、 を備えてなる木材注薬装置において、 前記注薬缶1内に排出筒32を導入し、該排出筒32の端部
    にカプラー35を取付け、前記注薬槽3の底部に流出口42
    を設け、前記カプラー35を流出口42に連結することによ
    り注薬缶1内に収容された注薬槽3の残液を薬剤注入に
    使用したエア圧を利用して注薬缶1外に排出するように
    構成したことを特徴とする木材注薬装置。
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JPS58155906A (ja) * 1982-03-12 1983-09-16 日産農林工業株式会社 木材の薬剤処理方法および装置
JPS58205702A (ja) * 1982-05-25 1983-11-30 日産農林工業株式会社 木材保存処理方法および装置
JPS6255103A (ja) * 1985-09-04 1987-03-10 株式会社 コシイプレザ−ビング 木材への油性薬剤の注入方法および同装置
JPS62251102A (ja) * 1986-04-25 1987-10-31 佐藤 明男 木材含浸着色装置

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