JP2813330B2 - 線巻式圧力容器及びプレスフレーム - Google Patents
線巻式圧力容器及びプレスフレームInfo
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Description
HIP等の等方加圧装置や、食品等の加圧殺菌装置に用
いられる線巻式の圧力容器及びプレスフレームに関する
ものである。
装置に用いられる圧力容器は、その内部に高圧がかかる
ことから、圧力容器の外周にピアノ線等の高耐力の線材
を張力を加えながら層状に巻き付け、容器を圧縮する方
向に予応力を付与して該容器の歪変動を小さくし、疲労
強度の上昇、脆性破壊の抑制を図るものがある。
レームについては、フレームの外周に線材を張力を加え
ながら層状に巻き付け、圧力容器からの軸力を前記線材
により受け、歪変動を小さくできるとともに、軽量化を
図るものがある。具体的には、図7(a)に示すように
従来の線巻式圧力容器31は、筒状に形成した成型容器
32の両外端部全周に筒径方向外方に突出する鍔部33
を形成するように、筒軸方向中央部に機械加工により溝
34を形成し、この溝34に線材35を巻き付けてな
り、また、図7(b)に示すように、成型容器32の両
外端部に、該容器32の最大外径よりも小径となる被嵌
合部37を形成し、該被嵌合部37に輪状に形成した鍔
部33を焼ばめ嵌合し、該鍔部33間の溝に線材35を
巻き付けてなるものがある。
ーム41については、環状のフレーム部42の幅方向両
側部全周に、フレーム部42の周方向に垂直な方向に突
出する鍔部43を形成するように溝44を機械加工によ
り形成し、該溝44に線材45を巻き付けることにより
なるものがある。
31は、図7(a)に示すものについては、成型容器3
2の外周に溝34を形成するために多量の機械加工をす
る必要があり、したがって、成型容器32の素材に無駄
が多く、また、製造時間、コストの増大を招く原因とな
っている。そして、肉厚の厚い成型容器32の素材を必
要とすることからこの素材の製造も困難である等種々の
問題がある。
機械加工を少なくすることができ、上述の問題は解消さ
れるものの、鍔部33を成型容器32に強固に嵌合する
ために、焼ばめ等の処理が必要でコスト増の原因とな
り、また、圧力容器31の使用時に鍔部33に高応力が
かかり、焼ばめ等の嵌合のみではこの応力に耐えること
ができないことがあり、使用条件によっては使用できな
い場合がある。また、鍔部33を強固に取り付けるため
に成形容器32と鍔部33とをボルトにて連結すること
が考えられるが、成形容器32は通常硬質材料にてなる
ことからボルト孔等を形成すると割れが発生する恐れが
ある。
フレーム部42に鍔部43を形成するために溝44を機
械加工によって形成しており、そのため上述の圧力容器
の場合と同様に、多量の機械加工が必要となり、製造時
間及びコストの増大を招いている。そこで本発明は、上
述の問題を解決すべく、成型容器及びフレーム部に鍔部
を強固に設けることができるとともに、圧力容器及びプ
レスフレームの製造時間及び製造コストの減少を図る線
巻式圧力容器及びプレスフレームを提供することを目的
とする。
達成するために以下の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明に係る線巻式圧力容器は、筒状の成型容器5
の両外端部全周に筒径方向外方に突出する鍔部7を備
え、該鍔部7間の溝に高耐力の線材4を巻き付けてなる
線巻式圧力容器において、前記鍔部7は、成形容器5の
最外径よりも大きい外径を有する鍔部本体7Aと、該鍔
部本体7Aよりも成形容器5の筒軸方向内方に位置して
鍔部本体7Aの外径よりも小さい外径を有する嵌合部8
とからなり、鍔部本体7Aと嵌合部8とは成形容器5の
両外端部に嵌合されるとともに線材4が嵌合部8にまで
かかって巻付けられることを特徴としている。
て線材4の巻き付ける際の張力によって成形容器5に圧
接して固定されることとなり、成形容器5と鍔部との嵌
合は強固となる。これにより使用条件にされずに圧力容
器を用いることが可能となる。さらに、成形容器5に多
大な加工を必要としないため素材の形状と仕上がり形状
とが近く、熱処理等を効果的におこなうことができて該
容器5の品質向上を図ることができる(請求項1)。
端部に、該容器5の最外径よりも小径の被嵌合部6を段
部6aを介して形成し、該段部6aは、嵌合部8の径方
向の厚さと略同一の深さを有しており、鍔部本体7A及
び嵌合部8は、該嵌合部8が段部6aに当接するように
被嵌合部6に嵌合されることを特徴としており、嵌合部
8が段部6aに当接することで、鍔部7の位置決めが容
易であるとともに線材4を上下均一に巻付けることがで
き、強度を均一なものとして遍歪み等を防止することが
できる(請求項2)。
嵌合部8とは別体として形成され、連結手段9により一
体的に結合されることを特徴としている。これによれ
ば、鍔部本体7Aと嵌合部8との境界部分において応力
集中が生じるのを防ぐことができ、さらに高圧力での使
用に耐えることが可能となり、また、鍔部本体7Aと嵌
合部8とをそれぞれ別に成形することで、それぞれの構
造は簡素なものとなり、製造が容易でコスト低減を図る
ことができる(請求項3)。
周に、凹溝10を形成し、該凹溝10に線材4を巻き付
けることを特徴としており、これによれば、この鍔部本
体7A部分においても線材4の巻き付ける張力によって
成形容器5に圧接されることとなり、強固な嵌合を可能
とする(請求項4)。本発明に係る線巻式プレスフレー
ムは、環状のフレーム部11の幅方向両側部全周に、フ
レーム部11の周方向に垂直な方向に突出する鍔部16
を備え、該鍔部16間の溝に高耐力の線材4を巻き付け
てなる線巻式プレスフレームにおいて、前記鍔部16
は、フレーム部11の最大周長さよりも長い周長さを有
する鍔部本体16Aと、該鍔部本体16Aよりもフレー
ム部11の幅方向内方に位置して鍔部本体16Aの周長
さよりも短い周長さを有する嵌合部17とからなり、鍔
部本体16Aと嵌合部17とはフレーム11の幅方向両
端部に嵌合されるとともに線材4が嵌合部17にまでか
かって巻付けられることを特徴としている。
様に、鍔部16は、嵌合部17において線材4によって
フレーム部11に圧接して強固に固定され、さらに、フ
レーム部11の素材の加工量を少なくすることができ、
プレスフレーム3の製造時間及び製造コストを低減して
いる(請求項5)。そして、本発明は、前記フレーム部
11の幅方向両側部に、フレーム部11の最大周長さよ
り短い周長さとなる被嵌合部15を段部15aを介して
形成し、該段部15aは、嵌合部17の内外方向の厚さ
と略同一の深さを有しており、鍔部本体16A及び嵌合
部17は、該嵌合部17が段部15aに当接するように
被嵌合部15に嵌合されることを特徴としており、嵌合
部17が段部15aに当接することで鍔部16の位置決
めが容易であるとともに線材4を上下均一に巻付けるこ
とができ、強度を均一なものとして遍歪み等を防止する
ことができる(請求項6)。
記嵌合部17とは別体に形成され、連結手段18により
一体的に結合されることを特徴としており、これについ
ても、上記の圧力容器の場合と同様に、鍔部本体16A
と嵌合部17との境界部分において応力集中が生じるの
を防ぐことができ、さらに高圧力での使用に耐えること
が可能となり、また、鍔部本体16Aと嵌合部17とを
それぞれ別に成形することで、それぞれの構造は簡素な
ものとなり、製造が容易でコスト低減を図ることができ
る(請求項7)。
外周に凹溝19を形成し、該凹溝19に線材4を巻き付
けることを特徴としており、これによれば、この鍔部本
体16A部分においても線材4の巻き付ける張力によっ
てフレーム部11に圧接されることとなり、強固な嵌合
を可能とする(請求項8)。
参照して説明する。図1乃至図3は本発明の第1の実施
形態を示しており、図3において本発明に係る線巻式圧
力容器2及びプレスフレーム3を用いた加圧装置1を示
している。線巻式圧力容器2は、筒状に形成しており、
該圧力容器2上下の開口部には、これを塞ぐ上蓋21及
び下蓋22を嵌着するようになっている。また、プレス
フレーム3は、環状に形成して、前記圧力容器2に嵌着
した上、下蓋21、22部分をボトムサポータ20を介
して挟持している。
状の成型容器5と、該成型容器5の外周面に張力を加え
ながら巻き付けられる線材4とからなっており、前記成
型容器5は、その軸方向両端部外周に、成型容器5の中
央部の外径(最大外径)よりも小径となる段付部(被嵌
合部)6を段部6aを介して形成しており、該被嵌合部
6に成型容器5の径方向外方に突出した形状の鍔部7を
備えている。
被嵌合部6に嵌合して成型容器5の軸内方向へ折曲する
嵌合部8を有している。すなわち、鍔部7は、成形容器
5の最大外径よりも大径の鍔部本体7Aと、該鍔部本体
7Aよりも成形容器5の軸方向内方に位置して鍔部本体
7Aの外径よりも小径の外径を有する嵌合部8とからな
り、該鍔部本体7Aと嵌合部8とは、一体成形されてな
り、この鍔部7の断面形状は、略L字状となっている。
あって成型容器5外周の鍔部7間の溝に層状に巻き付け
られ、成型容器5内部にかかる高圧力に抗するものであ
る。成型容器5に鍔部7を嵌合した状態において、成型
容器5の外周面と嵌合部8の折曲した部分の外周面とを
略同一面状に位置すべく、被嵌合部6の段部6aの深さ
は嵌合部8の径方向厚さと略同一寸法に形成しており、
段部6aに嵌合部8が当接するように嵌合されている。
この当接により鍔部7が成形容器5に嵌合する際に位置
決めがなされるようになっている。
材4は嵌合部8にまでかかって巻き付けられる。従っ
て、前記線材4を、鍔部7の嵌合部8にまでかかって巻
き付けることにより、線材4を巻き付ける際の張力によ
って鍔部7は成型容器5に圧接して固定されることとな
り、成型容器5の嵌合部6と鍔部7の嵌合部8とは、焼
ばめ等の処理がなくとも強固に嵌合される。また、これ
により、使用条件に左右されずにこの圧力容器を用いる
ことができる。
部6のみを機械加工すればよくその加工量を少なくして
おり、また、加工量が少なくなることから素材の形状と
仕上がり形状とが近いため、熱処理等を効果的に行うこ
とができて該容器5の品質向上を図ることができる。な
お、成形容器5の外周と、嵌合部8の外周とが略同一面
上に位置していることから線材4を上下均一して層状に
巻き付けることが可能であり、圧力容器2の強度を均一
として偏歪みを防止している。
部11と、該フレーム部11に張力を加えながら巻き付
けた線材4よりなり、フレーム部11は、分割形状とな
っており、上半円形ピース13と、下半円形ピース14
と、該上下半円形ピース13、14の間隔を設定するデ
ィスタンスピース12とで構成しており、フレーム部1
1の幅方向両側部に、フレーム部11の幅方向中央部の
周長さ(最大周長さ)より短い周長さとなる段付部(被
嵌合部15)を機械加工により形成し、該被嵌合部15
に、フレーム部11の周方向に垂直な方向に突出する鍔
部16を備えている。
記被嵌合部15に嵌合してフレーム部11の幅方向内方
へ折曲する嵌合部17を有している。すなわち、鍔部1
6は、フレーム部11の最大周長さよりも長い周長さを
有する鍔部本体16Aと、該鍔部本体16Aよりもフレ
ーム部11幅方向内方に位置して鍔部本体16Aの周長
さよりも短い周長さを有する嵌合部17とからなり、該
鍔部本体16Aと嵌合部17とは一体成形されてなり、
この鍔部16の断面形状は、略L字状となっている。
巻き付けるものと同等のものであり、フレーム部11外
周の鍔部16間の溝に層状に巻き付けて、圧力容器2か
らの軸力をこの線材4によって受けるようにしている。
前記フレーム部11に鍔部16を嵌合した状態におい
て、フレーム部11の外周面と嵌合部17の折曲した部
分の外周面とを略同一面状に位置すべく、被嵌合部15
の段部15aの上下方向の深さを嵌合部17の内外方向
の厚さ(内周と外周の差)と略同一寸法に形成してお
り、嵌合部17が段部15aに当接するように鍔部16
が被嵌合部15に嵌合している。
6A間において嵌合部17にまでかかって巻き付けられ
る。従って、前述した圧力容器の場合と同様に、前記線
材4を鍔部16の嵌合部17にまでかかって巻き付ける
ことにより、線材4を巻き付ける際の張力によって鍔部
16はフレーム部11に圧接して強固に固定され、ま
た、フレーム部11の素材の加工量を少なくすることが
でき、プレスフレーム3の製造時間及び製造コストを減
少することができる。
の外周とが略同一面上に位置していることから線材4を
左右均一に層状に巻き付けることが可能であり、プレス
フレーム3の強度を均一として偏歪みを防止している。
上記のように、圧力容器2及びプレスフレーム3は、成
形容器5、フレーム部11と鍔部7,16とを別部材に
て形成していることから、両者の材質を異なるものにて
形成することができ、例えば成形容器5、フレーム部1
1は、高硬質材料により形成し、鍔部7,16は、延性
材料にて形成する等それぞれの特性に合わせて形成する
ことができる。また、鍔部7,16に損傷等が生じた場
合は該鍔部7,16のみの交換、補修等をすれば足り、
圧力容器2,プレスフレーム3全体としての交換、補修
等の必要がなくなる。また、線材4にて鍔部7,16を
固定していることから、成形容器5,フレーム部11と
鍔部7,16とをボルト等にて連結する必要はないため
成形容器5,フレーム部11にボルト孔等を形成するこ
とはなく成形容器5,フレーム部11の割れ等を防止す
ることができる。
おり、図4(a)は圧力容器2、(b)はプレスフレー
ム3をそれぞれ示している。先ず、圧力容器2について
説明すると、鍔部7は、上記第1実施形態と同様に鍔部
本体7Aと、嵌合部8とからなっており、両者はそれぞ
れ別体となって成形され、連結手段9により連結されて
一体となっている。
れぞれ平坦な輪状に形成されており、両者を連通するネ
ジ孔7b,8bに連結手段たるボルト9を螺合すること
で一体的に結合されて被嵌合部6に嵌合されている。プ
レスフレーム3についても、鍔部本体16Aと嵌合部1
7はそれぞれ別体の平坦な環状に形成され、両者16
A,17に設けたネジ孔16b,17bに連結手段18
たるボルトが螺合されて一体的に結合されて被嵌合部1
5に嵌合されている。
ーム3の鍔部7,16は、鍔部本体7A,16Aと嵌合
部8,17とを別体に形成することからそれぞれを簡素
な構造にて形成することができるため、その加工を容易
なものとし、製造コスト等を低減可能としている。ま
た、上記第1の実施形態において、図1及び図2に示す
ような鍔部本体7A,16Aと嵌合部8,17との屈曲
隅部Pにて応力集中が生じやすいが、本実施形態におい
ては、鍔部本体7A,16Aと嵌合部8,17とを別部
材としているのでこのような応力集中を回避できる。従
って、さらに高圧力での使用が可能となる。
6Aと嵌合部8,17とを別体としているため、両者の
材質等をそれぞれ異なるものとすることができ、また損
傷した場合等の交換もそれぞれについて行うことができ
る。図5は、本発明の第3の実施形態を示しており、
(a)に示すものは、成形容器5に被嵌合部6を形成せ
ずに両該端部に鍔部7を嵌合しているものであり、ま
た、(b)に示すものは、同じくフレーム部11には被
嵌合部15を形成せずに両側部に鍔部16を嵌合してい
るものである。
鍔部7,16は、上記第2の実施形態と同様に鍔部本体
7A,16Aと嵌合部8,17とを別体にて形成し、ボ
ルト(連結手段)9,18によって一体的に結合されて
おり、鍔部7,16の構造の簡素化及び応力集中の回避
等を可能としている。本実施形態においては、成形容器
2及びフレーム部11に被嵌合部6,15の加工を施し
ておらず、それぞれ成形容器2、フレーム部11の外周
面は平坦面となっているため、その形状を簡素なものと
し製造時間,製造コストの低減を図るとともに、それぞ
れ成形容器2、フレーム部11は全体に亘って略均一な
応力を受けるため、応力集中による局部的な損傷等が生
じにくくなっている。
形態のように、鍔部本体7,16と嵌合部8,17とを
一体成形したものであってもよい。図6は、本発明の第
4の実施形態で、これは、圧力容器2及びプレスフレー
ム3の鍔部7、16部分を拡大して示している。図6
(a)は、第1実施形態における圧力容器2の鍔部7
(鍔部本体7A)の外周に凹溝10を形成して、これに
線材4を巻き付けているもので、これにより、鍔部7
を、鍔部本体7A部分においても成型容器5の被嵌合部
6に更に圧接して強固に嵌合、固定することができる。
スフレーム3の鍔部16(鍔部本体16A)の外周に凹
溝19を形成して、これに線材4を巻き付けているもの
で、圧力容器の場合と同様に鍔部16を、鍔部本体16
A部分においてもフレーム部11に更に圧接して強固に
嵌合、固定することができる。なお、本実施形態におい
ても、第2の実施形態のように、鍔部7,16の鍔部本
体7A,16Aと、嵌合部8,17とを別体に形成して
もよい。
宜設計変更可能である。
圧力容器は、鍔部が嵌合部において線材の巻き付ける際
の張力によって成形容器に圧接して固定されることとな
り、成形容器と鍔部との嵌合は強固となり、使用条件に
されずに圧力容器を用いることが可能となる。さらに、
成形容器に多大な加工を必要としないため素材の形状と
仕上がり形状とが近く、熱処理等を効果的におこなうこ
とができて該容器の品質向上を図ることができる(請求
項1)。
部に段部を介して形成した被嵌合部に、鍔部の嵌合部部
分が段部に当接するように鍔部を嵌合しているため、鍔
部の位置決めが容易であるとともに線材を上下均一に巻
付けることができ、強度を均一なものとして遍歪み等を
防止することができる(請求項2)。また、本発明は、
鍔部本体と嵌合部とは別体として形成され、連結手段に
より一体的に結合されるため、鍔部本体と嵌合部との境
界部分において応力集中が生じるのを防ぎ、さらに高圧
力での使用に耐えることが可能となり、また、鍔部本体
と嵌合部とをそれぞれ別に成形することで、それぞれの
構造は簡素なものとなり、製造が容易でコスト低減を図
ることができる(請求項3)。
した凹溝に線材を巻き付けているため、鍔部本体部分に
おいても線材の巻き付ける張力によって成形容器に圧接
されることとなり、強固な嵌合を可能とする(請求項
4)。本発明に係る線巻式プレスフレームの鍔部は、嵌
合部において線材の巻付ける際の張力によってフレーム
部に圧接して固定されることとなり、フレーム部との嵌
合は強固となり、さらに、フレーム部の素材の加工量を
少なくすることができ、プレスフレームの製造時間及び
製造コストを低減している(請求項5)。
向両側部に段部を介して形成した被嵌合部に、鍔部の嵌
合部部分が段部に当接するように鍔部を嵌合しているた
め、鍔部の位置決めが容易であるとともに線材を上下均
一に巻付けることができ、強度を均一なものとして遍歪
み等を防止することができる(請求項6)。また、本発
明は、鍔部本体と嵌合部とは別体に形成され、連結手段
により一体的に結合されるため、鍔部本体と嵌合部との
境界部分において応力集中が生じるのを防ぎ、さらに高
圧力での使用に耐えることが可能となり、また、鍔部本
体と嵌合部とをそれぞれ別に成形することで、それぞれ
の構造は簡素なものとなり、製造が容易でコスト低減を
図ることができる(請求項7)。
した凹溝に線材を巻き付けているため、鍔部本体部分に
おいても線材の巻き付ける張力によってフレーム部に圧
接されることとなり、強固な嵌合を可能とする(請求項
8)。
断面図である。
ームの断面図である。
ムを用いた加圧装置の断面図である。
圧力容器の断面図、(b)は線巻式プレスフレームの断
面図である。
圧力容器の断面図、(b)は線巻式プレスフレームの断
面図である。
圧力容器の断面図、(b)は線巻式プレスフレームの断
面図である。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 筒状の成型容器(5)の両外端部全周に
筒径方向外方に突出する鍔部(7)を備え、該鍔部
(7)間の溝に高耐力の線材(4)を巻き付けてなる線
巻式圧力容器において、 前記鍔部(7)は、成形容器(5)の最外径よりも大き
い外径を有する鍔部本体(7A)と、該鍔部本体(7
A)よりも成形容器(5)の筒軸方向内方に位置して鍔
部本体(7A)の外径よりも小さい外径を有する嵌合部
(8)とからなり、鍔部本体(7A)と嵌合部(8)と
は成形容器(5)の両外端部に嵌合されるとともに線材
(4)が嵌合部(8)にまでかかって巻付けられること
を特徴とする線巻式圧力容器。 - 【請求項2】 前記成型容器(5)の両外端部に、該容
器(5)の最外径よりも小径の被嵌合部(6)を段部
(6a)を介して形成し、該段部(6a)は、嵌合部
(8)の径方向の厚さと略同一の深さを有しており、鍔
部本体(7A)及び嵌合部(8)は、該嵌合部(8)が
段部(6a)に当接するように被嵌合部(6)に嵌合さ
れることを特徴とする請求項1に記載の線巻式圧力容
器。 - 【請求項3】 前記鍔部本体(7A)と前記嵌合部
(8)とは別体として形成され、連結手段(9)により
一体的に結合されることを特徴とする請求項1又は2に
記載の線巻式圧力容器。 - 【請求項4】 前記鍔部本体(7A)の外周に、凹溝
(10)を形成し、該凹溝(10)に線材(4)を巻き
付けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
の線巻式圧力容器。 - 【請求項5】 環状のフレーム部(11)の幅方向両側
部全周に、フレーム部(11)の周方向に垂直な方向に
突出する鍔部(16)を備え、該鍔部(16)間の溝に
高耐力の線材(4)を巻き付けてなる線巻式プレスフレ
ームにおいて、 前記鍔部(16)は、フレーム部(11)の最大周長さ
よりも長い周長さを有する鍔部本体(16A)と、該鍔
部本体(16A)よりもフレーム部(11)の幅方向内
方に位置して鍔部本体(16A)の周長さよりも短い周
長さを有する嵌合部(17)とからなり、鍔部本体(1
6A)と嵌合部(17)とはフレーム(11)の幅方向
両端部に嵌合されるとともに線材(4)が嵌合部(1
7)にまでかかって巻付けられることを特徴とする線巻
式プレスフレーム。 - 【請求項6】 前記フレーム部(11)の幅方向両側部
に、フレーム部(11)の最大周長さより短い周長さと
なる被嵌合部(15)を段部(15a)を介して形成
し、該段部(15a)は、嵌合部(17)の内外方向の
厚さと略同一の深さを有しており、鍔部本体(16A)
及び嵌合部(17)は、該嵌合部(17)が段部(15
a)に当接するように被嵌合部(15)に嵌合されるこ
とを特徴とする請求項5に記載の線巻式プレスフレー
ム。 - 【請求項7】 前記鍔部本体(16A)と前記嵌合部
(17)とは別体に形成され、連結手段(18)により
一体的に結合されることを特徴とする請求項5又は6に
記載の線巻式プレスフレーム。 - 【請求項8】 前記鍔部本体(16A)の外周に凹溝
(19)を形成し、該凹溝(19)に線材(4)を巻き
付けることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載
の線巻式プレスフレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7339603A JP2813330B2 (ja) | 1995-05-25 | 1995-12-26 | 線巻式圧力容器及びプレスフレーム |
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- 1995-12-26 JP JP7339603A patent/JP2813330B2/ja not_active Expired - Lifetime
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