JP2812730B2 - クロム酸を製造する電気化学的方法 - Google Patents

クロム酸を製造する電気化学的方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、以下のステップを有して成る高純度クロム
酸(CrO3)を製造する電気化学的方法に関する: 1.クロム酸ナトリウム/二クロム酸ナトリウム水溶液を
製造しそして精製すること 2.このクロム酸ナトリウム/二クロム酸ナトリウム溶液
を多段膜電解によって0.45:0.55〜0.30:0.70のナトリウ
ムイオンとクロム酸のモル比を有する二クロム酸ナトリ
ウム/クロム酸溶液に転換すること 3.55℃〜110℃の範囲の温度で約9〜20重量%そして好
ましくは12〜15重量%H2Oの水含量に蒸発することによ
ってこの二クロム酸ナトリウム/クロム酸溶液から固体
のクロム酸を結晶化させること 4.結晶化したクロム酸を遠心分離によって母液から分離
しそして少なくとも55℃の温度を有する実質的に飽和し
たクロム酸溶液によって付着している母液から洗浄する
ことそして遠心分離によって洗浄溶液を除去すること 5.遠心分離機中で分離された母液を2.中で述べた多段膜
電解の中間段階中に再循環しそして、同時に、電解/結
晶化巡回路から不純物を除去するために小量の母液を除
去すること。
クロム酸(CrO3)は、工業的には、三つの異なる方法
によって製造される: いわゆる溶融(melt)方法においては、二クロム酸ナ
トリウム結晶を約200℃の温度で約1:2のモル比で濃硫酸
と反応させる。いわゆる湿式(wet)方法においては、
硫酸と二クロム酸ナトリウムを濃い水溶液中でお互いに
合わせる。どちらの方法においても、クロムで汚染され
た重硫酸ナトリウムが溶融物としてあるいは水溶液とし
て生成するのを避けることができない。
この欠点及びそれに伴うクロムの損失は、第三の方
法、即ち水溶液中での二クロム三ナトリウムの膜電解に
よって避けられる。例えばカナダ特許明細書A−739,44
7中に述べられているこの電気化学的方法は、陽イオン
選択膜を用いた膜電解に共通の原理、即ちアノード及び
カソード隔室の間の分割壁を形成する陽イオン選択膜を
通しての電界の効果の下でのアノード隔室中の陽イオン
のカソード隔室中への泳動(migration)を基にしてい
る。
クロム酸の製造のためのこの電気化学的方法の実施態
様は、カナダ特許明細書A−739,447中に述べられてい
る。アノード隔室中に導入された二クロム酸ナトリウム
溶液から、電解中のナトリウムイオンが膜を通って水ま
たは水溶液で満たされたカソード隔室中に泳動しそし
て、水素の発生と共にカソードで形成された水酸化イオ
ンと共に、ナトリウムイオンを含む水溶液を形成し一
方、アノード隔室においては、後に残っている二クロム
酸イオンが、同時に酸素を発生しながらアノードで形成
された水素陽イオンによって電気的に中和される。
それ故、概して、この方法は、二クロム酸ナトリウム
中のナトリウムイオンの水素イオンによる置換、即ちク
ロム酸の生成ということになる。次第に増加する量のク
ロム酸を含む二クロム酸ナトリウム溶液への二クロム酸
ナトリウム溶液の転換の間に、膜を通してのナトリウム
イオンの泳動は、アノード隔室中で形成される水素イオ
ンの次第に増加する泳動を伴い、それ故電流効率として
も知られている、アノード隔室からの所望のナトリウム
の除去のための電流の利用率は着実に減少する。これ
は、二クロム酸ナトリウムをアノード隔室中で完全には
クロム酸に転換できずそして転換は経済的根拠による平
均的な程度までなされるに過ぎないことを意味する。次
に、分別結晶化によってこれらの溶液からクロム酸を分
離し、電気化学的に変換しなかった二クロム酸ナトリウ
ム及び結晶化しなかったクロム酸の残査を含む母液を残
さねばならない。好都合には、さらにクロム酸へ転換す
るためにこの溶液を電解プロセス中に導入する。これら
のプロセス原理から以下の問題が起きる:一方では、ク
ロム酸結晶に付着していてそしてほとんど濃い二クロム
酸ナトリウム溶液から成る母液を注意深く洗浄して純粋
な生成物を得なければならない;他方では、二クロム酸
ナトリウム溶液と共に導入されたすべての不純物はシス
テム内に集まりそして究極的にはクロム酸結晶と共に及
びクロム酸結晶内に排出される。何故ならば、電解ガ
ス、水素及び酸素だけがプロセスを去り、そしてアノー
ド隔室を分離する膜は陰イオンそしてまた多価陽イオン
には大体不透過性であるからである。従って、その方法
によって高純度クロム酸を得ることは可能ではない。加
えて、導入された二クロム酸ナトリウム溶液中の陽イオ
ン不純物、特に多価陽イオンは、多分これらの陽イオン
の不溶性水酸化物及び塩の沈殿が膜内の非常に薄い層中
で起きる大きなpH変化の結果として発生するので、アノ
ード及びカソード隔室を分離する膜の早過ぎる消耗及び
破損をもたらす。
DE−A 3 020 261は、高い電流効率でのクロム酸の製
造が実施されることを可能にすることそして二クロム酸
塩と共に導入される不純物を除去することを目的とし
た、二クロム酸塩からのクロム酸の前記化学的製造の方
法を述べている。
DE−A 3 020 261による方法は、三つの隔室槽の使用
によって本質的に特徴付けられ、二クロム酸塩溶液が真
ん中の隔室に入りそして二クロム酸塩が減った形で再び
それを去りそして、それが通って流れる時に、陽イオン
選択膜によって分離されたカソード隔室にナトリウムイ
オンをそして隔膜または陰イオン選択膜によって分離た
れたアノード隔室に二クロム酸塩イオンを放出する。こ
のようにして実質的に不純物を含まないクロム酸溶液を
製造することが可能であるけれども、真ん中の隔室によ
って余儀なくされる大きな電極間隔のために、電解プロ
セスに高電圧が要求される。従って、この方法は、複雑
で害を被り易い三つの隔室構造のために不満足である。
DE−A 3 020 260は、クロム酸の電気化学的製造のた
めのクロム酸ナトリウム溶液の精製を述べている。この
精製方法においては、クロム酸ナトリウム溶液を陽イオ
ン選択区切を有する二隔室槽のアノード隔室中の電解に
かけ、そしてそれ自体はUS3,305,463から知られている
ように、アノード隔室における二クロム酸ナトリウムの
そしてカソード隔室におけるナトリウムイオンを含むア
ルカリ性溶液の同時の生成と共に陽イオン不純物を膜中
に沈殿させる。かくして精製されたクロム酸ナトリウム
/二クロム酸ナトリウム溶液を上で述べた方法で電気化
学的にクロム酸に転換する。二つの大きな欠点、即ち、
汚染した陽イオンが溜まった非常に高価な膜をしばしば
の交換または精製しなければならないこと、及びかな安
価な無機酸、硫酸または二酸化炭素ではなく電流によっ
てだけ、使用されるクロム酸ナトリウムを二クロム酸ナ
トリウムに転換しなければならない必要性が、提案され
た方法を経済的に魅力のないものにする。
従って、本発明の目的は、クロム酸の電気化学的製造
の利点を維持しながら、高純度の結晶性のクロム酸を経
済的な条件下で製造することを可能にする方法を提供す
ることである。
従って、本発明は、アノード及びカソード隔室が陽イ
オン交換膜によって分離されている二隔室電解槽中で、
50〜90℃の範囲の温度で、クロム鉱石の温浸及び浸出に
よって得られる二クロム酸塩及び/または一クロム酸塩
溶液を多段電解することによってクロム酸を製造する方
法であって、随時アルミニウム、バナジウム及びその他
の不純物を除去した後で、浸出の後で得られる一クロム
酸塩溶液を20〜110℃で0.01〜0.18モル/の量(300〜
500g/Na2CrO4に対して)の炭酸塩の添加及び/または
その場での生成によって8〜12のpH値に調節し、沈殿し
た炭酸塩または水酸化物を分離し、この溶液を750〜100
0g/Na2CrO4の含量に濃縮し、圧力下でCO2によって二
クロム酸塩含有溶液に転換し、この二クロム酸塩含有溶
液を電解槽のアノード隔室中に導入し、Naイオンとクロ
ム酸のモル比が0.45:0.55〜0.30:0.70であるクロム酸含
有溶液を電気化学的に生成し、そして結晶化、洗浄及び
乾燥によってこのクロム酸を後処理することを特徴とす
る方法に関する。
一つの好ましい実施態様においては、本方法は以下の
ように実施される: 1.低硫黄燃料を用いて製造されそしてクロム鉱石温浸炉
を水と共に去る炉のクリンカーを浸出し、そして二クロ
ム酸塩溶液及び/または他の鉱酸によってpH値を7〜9.
5に調節することによって、約300〜500g/のクロム酸
ナトリウム含有を有する二クロム酸ナトリウム溶液を製
造しそしてpH10〜13での沈殿によって公知の方法で共に
溶解したバナジン酸塩を随時除去する。
2.次に、この溶液を、約0.03〜0.1モル/の炭素酸塩
に対応する量の水酸化ナトリウム及び二酸化炭素の添加
によってあるいは炭酸ナトリウムの添加によって20℃〜
110℃そして好ましくは60〜90℃8〜12そして好ましく
は9〜11の範囲のpH値に調節して、僅かしか溶けない炭
酸塩及び/または水酸化物として多価陽イオンを沈殿さ
せる;この沈殿は、クロム酸ナトリウムの含量を増加さ
せながら数段で実施してもよい。多価陽イオンが全部で
5mg/以下に除去されたクロム酸ナトリウム溶液が得ら
れる。
3.次に、もし所望ならば、ステップ2.において製造され
た溶液中の多価陽イオンの含量をいわゆる選択陽イオン
交換体によってさらに減少させる。
4.次に、ステップ2.そして、随時ステップ3.の後で得ら
れた溶液を一段または多段蒸発によって750〜1000g/
のNa2CrO4含量に濃縮する。
5.この濃縮された溶液において、50℃を越えない最終温
度で4〜15barの最終圧力まで一またはそれ以上の段数
で二酸化炭素の導入によって6.5以下のpH値が調節さ
れ、このようにして少なくとも80%のクロム酸ナトリウ
ムから二クロム酸ナトリウムへの転換が重炭酸ナトリウ
ムの沈殿と共に達成される。
6.継続する二酸化炭素の圧力下であるいは膨張の後でこ
の懸濁液から重炭酸ナトリウムを分離する;膨張の後で
の場合には、重炭酸ナトリウムをそれが二クロム酸ナト
リウムとの逆反応に入る前に分離する。
7.ステップ1.におけるpH調節のための側流の除去の後で
そして、随時、二クロム酸ナトリウムの製造のために第
二の側流の除去の後でそして、随時水の添加の後で、次
に、重炭酸ナトリウムから分離されて生成するクロム酸
ナトリウム/二クロム酸ナトリウム溶液を、分割する壁
として陽イオン選択膜を有する二隔室槽のアノード隔室
に送りそして主に二クロム酸ナトリウムを含む溶液が生
成するようなやり方で50〜90℃で電解にかけそして低温
にしてその中に溶けた形で存在する硫酸ナトリウムを沈
殿させる。
8.次にステップ7からの主に二クロム酸ナトリウムを含
む溶液を、分割する壁として陽イオン選択膜を有する二
隔室電解槽中で50〜90℃で多段、好ましくは6〜15段の
電解にかける。これは、この溶液を第一段のアノード隔
室中に導入することによってなされる;二クロム酸塩の
クロム酸への部分的な転換の後で、次にの溶液は第二段
に流れ、そこで二クロム酸塩がさらにクロム酸に転換さ
れ、そしてこれが最終段までの各段において続く。最終
段においては二クロム酸塩のクロム酸への55〜70%の転
換が達成され、これは0.45:0.55〜0.30:0.70のナトリウ
ムイオンとクロム酸のモル比に対応し、段の数には制限
がない。
9.クロム酸及び二クロム酸ナトリウムの残査を含むこの
溶液を、55℃〜110℃の範囲の温度で約12〜15重量%の
水含量まで蒸発させると、クロム酸のほとんどは結晶化
する。
10.得られた懸濁液を50〜110℃で遠心分離によって、及
に結晶性クロム酸からなる固体と、溶液中に残る二クロ
ム酸ナトリウム及びクロム酸の未結晶化部分を含む、母
液として知られている、液相とに分離する。
11.得らてた母液を、はるかに大きな部分または、周期
的にはむしろ全量を、随時水で希釈した後で、適当な点
で、即ち二クロム酸塩の転換が同様な程度である段で電
解に戻し、一方母液の比較的小さな部分をクロム酸ナト
リウム及び二クロム酸ナトリウムをお互いに一緒に含む
がクロム酸の製造のためには使用されないステップ7.に
おいて述べられた溶液に添加するようなやり方で連続的
にまたは周期的にまたは不規則な間隔で分割して、かく
して一方では電解の巡回路から不純物を除去し、そして
他方では、述べられたクロム酸ナトリウム/二クロム酸
ナトリウム溶液中で二クロム酸ナトリウムへの酸性化を
完結する。
12.ステップ10.において得られた固体から、外部でまた
は水によってその場で製造された、固体の重量を基にし
て10〜50重量%の飽和したまたは実質的に飽和したクロ
ム酸溶液によって35℃以上の温度で単一の洗浄または繰
り返しの洗浄によってそして各々の洗浄の後の遠心分離
によって付着している母液を除去する。
13.集積する洗浄液をステップ9.において述べた蒸発に
戻し、固体の繰り返しの洗浄の場合における部分として
集積する洗浄液は最後の洗浄だけを純粋なクロム酸溶液
によって実施することによって次の遠心分離サイクルに
おける洗浄溶液として使用することができる。
14.次に、ステップ12.において製造された純粋な結晶性
クロム酸を、130℃〜190℃で間接加熱することによって
あるいは還元剤を含まないそしてスチームで飽和してい
ない加熱されたガスを用いて130℃〜190℃で直接加熱す
ることによって乾燥するかあるいは追加の処理なしで使
用するかまたはクロム酸溶液に加工する。
15.電解の間に生成するガス、酸素及び水素は、別々に
収集しそして随時精製しそして燃焼するかまたは別の用
途に供する。
16.ステップ7.におけるクロム酸塩/二クロム酸塩溶液
の展開の間にカソード隔室中で生成するナトリウムイオ
ンを含む溶液及びステップ8.におけるすべての電解の段
の中におけるカソード隔室中で生成するナトリウムイオ
ンを含む溶液を合わせてそして、随時ステップ7.及び8.
において発生する電解の熱を利用してそして消散を要求
して濃縮する。
クロム酸アルカリ金属、二クロム酸アルカリ金属そし
て、それらからの、クロム酸の工業的製造のために使用
される出発原料は、第一にアルカリ融解媒体として、炭
酸ナトリウムまたは炭酸ナトリウム/水酸化ナトリウム
または水酸化ナトリウムと混合して、随時アルカリ土金
属属酸化物及び/または炭酸塩、特に酸化カルシウム及
び/または炭酸カルシウムを添加してそして、第二に主
に酸化または水酸化鉄(III)の傾斜剤(leaning agen
t)、好ましくは本明細書中で後で述べる浸出ステップ
からのいわゆるバック(back)鉱石と混合して1000℃以
上の温度で酸素含有ガスの影響にもっぱらさらされる。
炉の内容物を、同時に大きさを減らしながら、一般に
向流で、数段で水によって浸出して約300〜500g/Na2C
rO4を含む溶液の形でクロム酸ナトリウムを得る。この
クロム酸ナトリウム溶液が無視できる含量の異種成分し
か持たないことを確実にするためにpH値を7.0〜9.5の範
囲に調節しなければならない。このpH調節は実際の浸出
プロセスの間にあるいは浸出された固体からの分離の後
で得られた溶液において実施してよい。システム中に何
ら新しい不純物を導入しないために、二クロム酸塩に関
してまたはクロム酸に関してまたはクロム酸/二クロム
酸ナトリウム混合物に関してまたはクロム酸ナトリウム
/二クロム酸ナトリウム溶液に関して、好ましくは圧力
下で二酸化炭素によって酸性化した後のプロセスの後で
段で集積するものに関して、または不純物の除去のため
にクロム酸電解結晶化巡回路から除去される二クロム酸
ナトリウム/クロム酸溶液と共に好ましくは使用される
クロム酸ナトリウム/二クロム酸ナトリウム溶液の混合
物に関して、必要なpH調節を実施する。pH調節の後で、
粉砕された炉の内容物の溶けずに留まった浸出された部
分そして、pH調節を浸出残査からの分離の後で実施する
場合には、pH調節の間の沈殿した不純物を、クロム酸ナ
トリウム溶液から濾別または遠心分離するかあるいは固
体を沈降せしめることによって分離しなければならな
い。炉の内容物の浸出された残渣、いわゆるバック鉱石
は、クロム鉱石の温浸に混合成分として部分的に戻す。
もしクロム鉱石の温浸をバナジウムが浸出の間に溶液
中に行くことができないようなやり方で実施しなかった
のであれば、pH7.0〜9.5で沈殿することができる不純物
を含まないクロム酸ナトリウム溶液は、バナジン酸カル
シウムとしてバナジウムを沈殿させるために水溶液また
は懸濁液中の酸化カルシウムまたは水酸化カルシウムの
形で公知の方法でそれに添加されたカルシウムを有す
る。炉のクリンカーの浸出の間に溶液に通過してしまっ
たカルシウムを考慮に入れて、カルシウムは化学量論的
に過剰に使用する。
pH調節にも拘わらず溶液中に残った多価イオン、特に
過剰に用いたカルシウムイオンを沈殿させるために、バ
ナジン酸カルシウムの分離の後で残るクロム酸ナトリウ
ム溶液を50〜100℃そして好ましくは70〜85℃にしそし
て水酸化ナトリウム及び二酸化炭素及び/または炭酸ナ
トリウム及び/または重炭酸ナトリウムによってpH8〜1
2そして好ましくはpH9.0〜11.0に調節する。二酸化炭素
及び/または重炭素ナトリウム及び/または炭酸ナトリ
ウムは、0.01〜0.18モル/そして好ましくは0.03〜0.
1モル/の溶液中の炭酸塩イオンの濃度を生じる量で
添加する。この沈殿は、クロム酸ナトリウムの含量を増
加させながら数段で実施してもよい。カルシウム、スト
ロンチウム及びその他の多価イオンそして、驚くべきこ
とにフッ化物の沈殿もまた5〜360分の熟成及び滞留時
間の間に起き、この時間の間pH値を維持して極端に低い
不純物の残留含量を有するクロム酸ナトリウム溶液を沈
殿の分離の後で得る。かくして製造されたクロム酸ナト
リウム溶液は、合わせて5mg/以下のカルシウム及びス
トロンチウムの残査を含み、一方その他の多価陽イオ
ン、例えばバリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などそし
てまたフッ素イオンは、もはや存在しないかあるいは0.
5と1mg/の間に入る検出限界である特定の検出限界以
下の量で存在するに過ぎない。炉別された沈殿は、溶液
中のフッ化物及びクロム酸塩イオンが炭酸塩及び水酸化
物イオンより明らかに多いにも拘わらず、驚くべきこと
に、ほとんどすべて炭酸塩としてそして水酸化物として
そしてほんの非常に僅かな程度でフッ化物及びクロム酸
塩として沈殿した陽イオン含む。
多価陽イオンの含量をまだ溶液中にある各々の多価陽
イオンに関して1mg/以下の値にまでさらに減らすこと
が、二クロム酸ナトリウム/クロム酸ナトリウム溶液の
二クロム酸ナトリウムへのそしてさらにクロム酸含有溶
液への電解である、後続するステップ、即ち下流のステ
ップにとって有利であることがここに見い出された。本
発明によれば、この目的は、先行するステップにおいて
得られたクロム酸ナトリウム溶液を、キレート基を有す
る橋かけされたポリスチレンを基にしたマクロポーラス
(macroporous)なビーズポリマーから成るいわゆる選
択的陽イオン交換体を通過されることによって達成さ
れ、このキレート基は から成る基からの置換基である。しかしながら、粉末の
形またはゲルの形もまた撹拌プロセスには効果的であ
る。置換基中の酸基のHイオンがナトリウムイオンによ
って置き換えられているビーズポリマーを使用すること
が有利である。
この交換体は、酸による処理によって再生してよくそ
して純水による洗浄によって再生する酸と共に導入され
た異質のイオンの残査を除去してよくそして次に水酸化
ナトリウムによってナトリウムの形に転換してこの選択
的陽イオン交換体を次に再使用に供してよい。陽イオン
交換体に溶液から除去されるべき陽イオンを取り込み、
直列または並列に種々の交換装置を配置及び運転しそし
て好ましくはそれらを交互に再生するための種々の技術
は文献から知られている。クロム酸ナトリウム溶液から
多価陽イオンを除去するための作業温度は20〜90℃の範
囲そして好ましくは60〜85℃の範囲であり、一方溶液/
交換体接触時間は少なくとも2分そして好ましくは6分
及びそれ以上である。
以後の処理の前に、このクロム酸ナトリウム溶液を75
0g/〜1000g/のNa2CrO4含量まで蒸発によってさらに
濃縮するのが有利である。
本発明による方法においては、クロム酸ナトリウムを
二クロム酸ナトリウムに転換するために二酸化炭素を使
用する。クロム酸ナトリウムのこのいわゆる酸性化は一
段でまたは数段で実施してよい;最初の段は圧力をかけ
ないで操作してよいが、クロム酸ナトリウムの二クロム
酸ナトリウムへの少なくとも80%の転換の所望の最終結
果のためには、最後の段は50℃以下そして好ましくは30
℃以下の最終温度で4〜15barそして好ましくは8〜15b
arの二酸化炭素圧力下で実施しなければならない。8bar
以上の圧力下での少なくとも90%のクロム酸ナトリウム
の転換が好ましい。転換を数段で実施する場合には、段
から段へと二酸化炭素圧力を増しそして各々の段の後
で、例えば圧力下での遠心分離によって沈殿した重炭酸
ナトリウムの分離をして液相の輸送を組み合わせること
が有利である。他方、膨張の後で沈殿した重炭酸ナトリ
ウムを濾過、遠心分離またはデカンテーションによって
速やかに分離することもまた可能であるが、この場合に
は、二クロム酸ナトリウムと重炭酸ナトリウムの起こり
得る逆反応のために膨張と相分離をお互いにほんとにす
ぐ後で実施すべきことが決定的に重要である。クロム酸
ナトリウムから二クロム酸ナトリウムへの部分的な転換
には、先行する段からのクロム酸ナトリウム溶液中に存
在する水酸化ナトリウム及び炭酸ナトリウムの混合物か
ら重炭酸ナトリウムへの転換が伴う。
得られた重炭酸ナトリウムは、熱処理及び/または水
酸化ナトリウムとの反応によって、クロム鉱石の温浸の
ために使用してよい炭酸ナトリウムに転換してよい。
その中に少なくとも80%そして好ましくは少なくとも
90%のクロム(IV)が二クロム酸塩として存在しそして
もはや検出できる量では多価陽イオンを含まない、クロ
ム酸の電気化学的製造のための、ここに存在する溶液か
ら側流を除去する。別の側流を炉の内容物の誘導(lead
ing)の間に/後で上述のpH調節のために使用する。も
し所望ならば、溶液のもっと別の部分を、硫酸の添加に
よるまたはクロム酸の添加によるまたはクロム酸/二ク
ロム酸ナトリウムの添加によるまたは例えばUS3,305,46
3中に述べられているようなまたはクロム酸の製造のた
めに使用される側流のために本明細書中で以下に述べら
れるような電気化学的酸性化による二クロム酸ナトリウ
ムの製造のために使用する;これらの手段は一つでそし
て同時に取られてもよい。例えば、電気化学的酸性化と
バッチのまたは連続的な二クロム酸塩/クロム酸溶液の
同時の投入との組み合わせは、クロム酸の製造のために
は使用されない側流中の残存するクロム酸ナトリウムを
二クロム酸ナトリウムに完全に転換する適当な方法であ
る。
クロム酸の製造のためには、アノードとカソード隔室
との間の分割する壁が陽イオン選択膜である二隔室電解
槽のアノード隔室中に対応する側流を導入し、そして主
に二クロム酸ナトリウム及びほんの小量のクロム酸ナト
リウム及び/またはクロム酸を含む溶液に電解的に転換
する。一般に、例えばフィルタープレスのやり方で合わ
されてよい比較的大きさ数のこのような電解槽を並列に
運転してよい。1〜5kA/m2そして好ましくは2.5〜3.0kA
/m2の電流密度を得るのに必要とされる電圧を、他から
電気的に絶縁された各々の槽(cell)に個々に付与して
もよくあるは、槽が伝導的に相互接続れている場合に
は、このように電気的に接続れた配列の端にいわゆる二
極回路で付与してもよい。付与されるべき電圧は、電極
間隔及び電極デザイン、溶液温度、溶液濃度及び電流の
関数でありそして電解槽あたり3.8と6.0Vの間になる。
各々の電解槽は、使用されるクロム酸ナトリウム/二
クロム酸ナトリウム溶液のためにアノード隔室中に入り
口をそして主に二クロム酸ナトリウムを含む電解された
溶液のために出口を有する。この入り口及び出口は、通
常は特定の電解槽の反対の端に位置付けられ、入り口は
好ましくは電解槽の下方部分にそして出口はその上方部
分に位置付けられている。カソード隔室にも同様に入り
口及び出口が備えられている。槽の枠中の別の開口を通
してあるいは、好ましくは、入り口及び出口のためと同
じ開口を通して、熱を消散する目的でアノード隔室から
とカソード隔室からの両方から外部の熱交換器を通して
液体をポンプ循環する。全体としてアノード隔室及びカ
ソード隔室からポンプ循環される流れは、好ましくは合
せてアノード液流れ及びカソード液流れとしそして各々
アノード液冷却器及びカソード液冷却器を通過させる。
これらの冷却器から、冷却されたアノード液及びカソー
ド液は、個々のアノード及びカソード隔室に再分配され
る。この冷却が、アノード隔室及びカソード隔室の温度
を50℃〜90℃そして好ましくは70〜80℃に維持する。
槽の上方部分における枠中に別の開口を通してそして
同時にまたは専ら出口と同じ開口を通して、電解生成
物、酸素及び水素をアノード隔室及びカソード隔室から
除去する。ガスの流れは、好ましくはガスに従って別々
に合わせそして、随時、同伴する溶液を除去しそして次
に、例えばクロム鉱石温浸炉において加熱材料及び燃料
として使用する。
水を、入り口を通して直接にあるいは冷却巡回路中
の、例えばカソード液冷却器の後でのカソード液への添
加によって、カソード隔室中に導入する。
いつでも、クロム酸ナトリウム、二クロム酸ナトリウ
ム及びクロム酸の和として与えられた時間内に除去され
るクロム(IV)のモル量が、クロム酸ナトリウム及び二
クロム酸ナトリウムの和として同じ時間内に導入される
クロム(IV)の量と等しいような量で、例えばオーバー
フローの制御の下で、アノード隔室から溶液を除去す
る。所望の濃度のカソード隔室液を、例えばオーバーフ
ローによって統制してそしてカソード隔室中に導入され
る水によって制御して、カソード隔室から除去する。カ
ソード液は一般に8〜30%そして好ましくは約12〜20%
の水酸化ナトリウムから成る。カソード隔室液は、もし
所望ならば生成されたアルカリを中和する薬剤、例えば
二酸化炭素及び/または二クロム酸ナトリウム溶液及び
/または上述の二酸化炭素による酸性化からの二クロム
酸ナトリウム/クロム酸ナトリウム溶液の導入によって
改質してよい。槽の連続操作においては、アノード隔室
から膜を通ってカソード隔室中へのナトリウムの移動に
よって単位時間内にカソード隔室中で製造される量と単
位時間あたり同じ量でアルカリを除去する。カソード隔
室液の濃度は、水の添加によって調節してよく、そして
好ましくは、主に使用される膜材料によって限定される
が、可能な限り高く選ばれる。
本発明による方法において使用される、二隔室電解槽
のアノード及びカソード隔室の間を分割する壁として使
用してよい陽イオン選択膜は、既に繰り返し述べられて
きてそして長い間商業的に入手できるものであった。繊
維及び布によって補強された高安定性膜が好ましい。単
層膜そしてまた、一つの上にもう一つが配置された二つ
の異なるタイプの膜から成る二層膜の両方を使用するこ
とが可能であり、二層膜は、膜を通しての水酸化イオン
のあり得る拡散に対してより大きな抵抗性を与え、即ち
より高い電流効率という利点を提供する。適当な膜は、
スルホン酸塩交換基を有するペルフルオロカーボンポリ
マー構造を持つ;適当な補強材料もまたフルオロカーボ
ンポリマー、好ましくは例えば ナフィオン(Nafion)
324、ナフィオン435、ナフィオン430及びナフィオン423
(デュポン、USAの製品)として商業的に入手できるポ
リテトラフルオロエチレンである。
カソード側に使用される電極は、種々の濃度での水酸
化ナトリウムの製造のためにアルカリ金属塩化物の電解
において既にうまく使用されてきた電極であり、そして
一般に銅、ステンレススチールまたはニッケルから成
り、そして水素過電圧を減らすために活性化してよい アノード側に使用される電極は、酸性及び酸化性媒体
による攻撃にそして電解的に製造させた酸素に耐えなけ
ればならない。それらは、基礎的(basic)チタン構造
から成りそして、随時酸化チタンまたは酸化タンタルま
たは酸化スズの中間層の付与の後で、湿式電着または溶
融電着によってあるいは焼き付けによって白金でまたは
イリジウム支配の白金/イリジウムで被覆されている。
適当なアノード形は、他のガス発生方法においてうまく
使用されてきたアノード、例えば穴のあいた板の形のア
ノード、伸長した(expanded)金属アノード、ナイフア
ノード、スパゲッティアノード及びルーバーアノードで
ある。電極の間の間隔は、出来る限り小さくそして好ま
しくは10mm以下である。
電解槽は、二クロム酸ナトリウムに耐える材料、さら
に特別にはチタン及び後塩素化したPVCで作ってよい。
主に二クロム酸ナトリウムそしてごく小量のクロム酸
ナトリウムまたはクロム酸を含む、このようにして製造
された非常に純粋な溶液を、次に、全部または一部多段
電解に送る。この目的のために、述べられた溶液を第一
段のアノード隔室中に導入し、そこでそれを部分的にク
ロム酸に転換し、そして次に第二段のアノード隔室中に
導入し、そこでそれを再び部分的にクロム酸に転換し、
そして第三、第四及び最終段までの以後の段において同
様にする。個々に段における二クロム酸ナトリウムから
クロム酸への転換の度合は、最終段において55〜70%そ
して好ましくは59〜65%の転換が起こりそれ故0.45:0.5
5〜0.30:0.70そして好ましくは0.41:0.59〜0.35:0.65の
ナトリウムイオンとクロム酸との比が得られるようなや
り方で割り付ける。
すべての段においてこの転換のために使用される電解
槽は、クロム酸ナトリウム/二クロム酸ナトリウム溶液
から主に二クロム酸ナトリウムを含む溶液への転換に関
して最後のパラグラフにおいて述べた電解槽と同じタイ
プであり、そして好ましくはそれらの電解槽と一緒に設
定しかつ運転してそれらの電流及び電圧供給そしてまた
それらの水素及び酸素精製及び廃棄そしてそれらのカソ
ード隔室液の処理、冷却、濃縮及び廃棄を合わせること
ができるようにする。特に、同じ一極または二極電流及
び電圧供給を選ぶ。この場合においてもまた、電流密度
は1〜5kA/m2そして好ましくは2.5〜3.0kA/m2であり、
一方電解槽あたり付与すべき電圧は3.8〜6.0ボルトであ
る。もっと高い電圧も可能であるが、経済的根拠と技術
的根拠の両方に基づいてそれらを避ける。先行する段の
生成物をアノード隔室の入り口を通して電解槽に供給
し、一方この生成物を出口を通して次の段に導入する。
各々の段において、アノード液を集めそして熱の消散の
目的のために熱交換器を通して流しそしてアノード隔室
の下方部分におけるアノード隔室の反対の側に冷却して
戻す。従って、アノード液のための熱交換器の全部の数
は、電解の段の数と等しい。カソード液は、すべての段
に関して合わせてよくそして次に、好ましくはクロム酸
ナトリウム/二クロム酸ナトリウムから二クロム酸ナト
リウム溶液への転換の上で述べたステップからのカソー
ド液とも合わせて、一緒に冷却し、そして次に個々のカ
ソード隔室に再分配する。カソード隔室へのまたはカソ
ード隔室に分配する冷却されたカソード隔室液への水の
導入と釣り合わせて、カソード隔室液を巡回路から除去
してそしてさらに、例えば濃縮によって処理する。以後
の処理の一つの好ましい形は、電解の間に放出された熱
を利用した一ないし三段の蒸発器における真空中での蒸
発による濃縮であり、そして電解の熱がそれによってカ
ソード液から消散させられる熱交換器の少なくともいく
つかは、除去されたカソード隔室液の蒸発のために使用
される熱交換器のいくつかと同一である。カソード隔室
液の組成は、クロム酸ナトリウム/二クロム酸ナトリウ
ム溶液をクロム酸ナトリウム溶液に転換する先行する段
の組成と同じである。すべての段において、電解槽中に
溶液の温度は、50〜90℃の範囲そして好ましくは70〜80
℃の範囲である。使用される膜、アノード及びカソード
並びにそれらの作成のために使用される材料は、上で述
べたものと同じである。
本方法に含まれるすべての電解槽並びにそれらの構成
要素、例えば膜、電極及び枠に対してその中で取り扱わ
れる媒体によって均一な負担がかかるようにするため
に、アノード隔室液の流れの方向を変えることによって
槽が別の二クロム酸ナトリウム/クロム酸転換段を創造
する程度まで、一定の時間間隔で槽をそれらの機能にお
いて改変してよい。かくして、アノード液の流れの方向
が完全に逆転することによって、クロム酸への最も高い
転換をこれまで取り扱ってきた電解の段が、最も低い転
換の段の機能を取ることができそして逆もまた同じであ
る。
従って、全部に対して、部分的にアノード隔室液の流
れの方法を変えることによって、各々の槽配列は、各々
の電解の段の機能を順次取ることができる。
多段電解プロセスの最後の段から取り出されたアノー
ド隔室液を、その最後の段が蒸発結晶缶によって構成さ
れている一段ないし三段の蒸発プロセスに送る。溶解度
限界を越えることによってクロム酸の結晶化が起きる程
度まで液体を蒸発させる。この液体は、好ましくは9〜
20重量%の混合物中の水含量までそして、さらに好まし
くは12〜15重量%の水含量まで蒸発させる。結晶缶中で
確立すべき温度は、50〜110℃の範囲、好ましくは55〜8
0℃の範囲そしてさらに好ましくは60℃の程度である。
内部加熱隔室を有するまたは外部加熱巡回路を有する種
々のタイプの結晶缶または結晶蒸発器が、好ましくは連
続の結晶化プロセスのために適当である。蒸発が上で述
べた温度で実施できるように、それらはいつでも減圧で
運転されなければならない。細かい粒を含まない結晶
(crystallizate)が生成するのを可能にするチタンの
結晶缶、即ち操作の間に結晶のサイズに従って結晶の懸
濁液が少なくとともに部分的に類別される結晶缶を使用
することが好ましい。問題の結晶缶は、例えばハイドロ
サイクロンまたは沈降タンクと組み合わせたFC(強制循
環)結晶缶そしてまたドラフトチューブ結晶缶である:
透明化ゾーンを有するドラフトチューブ結晶缶、例えば
DP(二重プロペラ)結晶缶及び流動床結晶缶がより適当
である(W.ベールク(woehlk)、G.ホフマン(Hofman
n)、インターナショナル ケム.エンジニアリング(I
nternational Chem.Engineering)27、197(1987);R.
C.ベネット(Bennet)、ケミカル エンジニアリング
(Chemical Engineering)1988、119頁以降参照)。
結晶缶から取り出された結晶スラッジは、液体サイク
ロン(ハイドロサイクロン)または沈降タンク内でさら
に濃縮してよくそして直接にまたは濃縮の後で、液体と
接触する部分がチタンで作られている遠心分離機に送ら
れる。液体を出来る限り結晶ケークから遠心分離し、そ
の後で結晶ケークを、飽和したまたは実質的に飽和した
クロム酸溶液で一度または数度、好ましくは一度ないし
三度洗浄する。飽和したまたは実質的に飽和したクロム
酸溶液は、遠心分離機の外でクロム酸の溶解によって、
好ましくは湿った洗浄された濾過ケークの形の精製され
たクロム酸の一部の溶解によって及び/または本方法の
最後の段において製造された結晶性クロム酸からふるい
分けられた細かな粒の成分の溶解によって製造してもよ
いが、それはまた、遠心分離機それ自体の中で濾過ケー
ク上に水または薄いクロム酸溶液を噴射することによっ
て製造してもよい。洗浄のために使用する水の総量は、
湿った遠心分離ケーク(濾過ケーク)を基にして3〜25
重量%、そして好ましくは4〜10重量%である。この量
の水は、そのまままたはクロム酸溶液の形で全部一度に
またはいくつかに分けて洗浄される濾過ケークに添加さ
れる。洗浄溶液を数個に分けて添加する場合には、濾過
ケークから流れ去って生成する溶液を一緒にあるいは別
々に集めてもよい。それらを別々に集める場合には、異
なったそして一つの洗浄ステップから次に次第に増加し
て汚染された流出液を、次の遠心分離サイクルにおえる
先行する洗浄段階のための洗浄溶液として再使用する。
遠心分離によって母液を除去した後の第一の洗浄ステッ
プから流出液あるいは、ケークを単一の段で洗浄する場
合には、流れ去る全部の洗浄液体を蒸発結晶缶に送り、
溶液の温度は維持するかまたは途中で増加させる。
クロム酸で飽和したまたは少し過飽和の、遠心分離機
から流れ去るクロム酸結晶化の母液は大部分、さらに冷
却することなく二クロム酸ナトリウムからクロム酸への
多電解のアノード側に送る。種々の電解の段の中で、流
れ込む母液の転換の程度にもっとも対応する段を、その
二クロム酸ナトリウム及びクロム酸の組成が二クロム酸
ナトリウムから約50%のクロム酸への転換に対応する母
液の導入のために選ばれる。特定の電解の段は、計算に
よって及び/または実験によって決定されてよい。それ
が好ましいケースなのであるが、もしすべての電解の段
が同じまたは実質的に同じ電解及び膜面積を有しそして
同じ電流密度で運転されるのであれば、例えば八段プラ
ントの4番目の電解の段が母液を受け取るのに適当であ
り一方、11段電解プラントにおいては、5番目の電解の
段が母液を受け取るのに適当である。伝導性を増すため
に、母液が選ばれた電解の段に入る前に母液に水を添加
してよく、あるいは対応する量の水をアノード隔室中に
またはアノード液に連携した冷却巡回路中に直接導入す
る。添加されるすべての水は、生成する溶液の水含量が
50重量%を越えないような、即ち25〜50重量%であるよ
うな量に制限される。
電解の巡回路中に導入された不純物の除去のために、
遠心分離機から流れ去る母液の比較的小部分を、上流の
酸性化段階中に、即ちステップ1におえるpH調節のため
にプロセスステップ7において除去された側流中にある
いは、好ましいものとして、二クロム酸ナトリウムの製
造のためにステップ7において除去された側流中に流
す。第一の場合においては、除去された溶液は、再び集
まった不純物の除去のために述べられたすべての精製段
階を通過する;第二の場合においては、除去された溶液
は、クロム酸製造プロセスを完全に去る。遠心分離機か
ら流れ去る母液の比較的小部分について言及される時に
はいつでも、問題の部分は長い期間の時間平均として比
較的小部分なのである。短い期間においては、もちろん
非常に少ない、ほとんど測定できない量の不純物しか、
ステップ7におけるクロム酸ナトリウム/二クロム酸ナ
トリウム溶液と共に電解システム中に導入されないの
で、このようにして不純物を除去する必要はない。等し
く、もし経済的理由のために必要であれば、母液の非常
に大きい割合を、その高い酸含量の理由でpH制御のため
にそしてクロム酸塩/二クロム酸塩転換のためにどこか
外で使用するために限られた期間の間除去してもよい。
本明細書中では、短い期間とは、多段電解のステップ7
から流れ込む二クロム酸ナトリウム溶液の平均容量が、
冷却巡回路及び結晶缶及びこのアノード液流れに組み込
まれたすべての貯える容器を含む多段電解の総アノード
液容量に達する期間の約30倍を越えない期間であると理
解される。しかしながら、規則的な間隔で小部分の母液
を、二クロム酸ナトリウムの製造のためにまたはステッ
プ1におけるpH調節のために使用される、ステップ7か
らの二クロム酸ナトリウム溶液の流れ中に除去すること
は、不規則な間隔での母液の除去より好ましい。
母液の小部分とは、ステップ7から多段電解中に導入
されるクロム(IV)のモル量の2〜20%そして好ましく
は5〜10%を含む部分を意味すると理解される。
遠心分離機からの取り出しまたは排出の後で、ステッ
プ12において製造された純粋な結晶性の水分を含むクロ
ム酸を、種々のやり方でひとまとまりの(batchable)
生成物に転化してよい。ステップ12においてクロム酸結
晶を洗浄するために遠心分離機の外で製造されたクロム
酸溶液を使用する場合には、この湿ったクロム酸結晶ケ
ークはその目的のために適当でありそして対応する量が
除去される、市販できる高純度クロム酸溶液もまた、こ
の湿った結晶ケークから何ら追加の処理なしで製造する
ことができる。乾燥した結晶性の生成物を得るために
は、クロム酸の分解温度以下で、即ち195℃以下の温度
でそして好ましくは165〜185℃の範囲の温度で水を除去
しなければならない。これは、一方ではスチームによる
または循環する液体による間接加熱によってなされてよ
い;もし所望ならば、乾燥すべき材料を減圧下で保持し
てもよく、あるいは195℃以下で還元効果を有する留分
を含まずそして明らかに水で飽和されていない熱いガス
によって直接加熱してもよい。接触乾燥または伝導乾燥
の公知の原理によってその中でクロム酸を乾燥すること
ができる装置は、なかんずくウルマン(Ullmanns)、工
業化学百科事典、第4版、2巻、698頁以降(さらに特
別には707〜717頁)、バインハイム(Weinheim)1972中
に述べられている。結晶の機械的摩耗を避けるまたは最
少にする装置、即ちその中でクロム酸の結晶がもしあっ
てもゆっくりとそして最少の程度にしか動かされない、
のろく回転する外部加熱回転チューブを含む装置を使用
することが好ましい。
乾燥の後には、ダスト状または細かな結晶性部分の除
去のためのふるいまたは粒度分け(grading)によるダ
スト除去が続いてよい。分離された細かな物質は、遠心
分離によって除去されたクロム酸結晶の−ステップ12に
おける遠心分離機における−洗浄のためのクロム酸溶液
の製造のために使用してよい。
電解の間に生成したガス、即ちアノード隔室における
酸素及びカソード隔室における水素は、電解隔室から、
通常は電解槽の上部部分からそして特定のアノード隔室
液及びカソード隔室液と一緒に、別々に取り出す。アノ
ード隔室液及びカソード隔室液の随伴する細かな小滴を
除去するために、このガス流れを、例えば、水で洗浄し
あるいはいわゆる液滴除外装置またはミスト除外装置を
通過させてよい。使用されるクロム酸ナトリウム及び二
クロム酸ナトリウム溶液中の小含量の塩化物から生成し
得る痕跡の塩素をなかんずく安全に除去するために、酸
素流と塩素反応性吸収剤、例えば水性水酸化ナトリウム
及び湿った活性炭素との接触が推奨される。
別の使用が好ましくなければ、酸素も水素も、別のパ
イプを通してクロム鉱石温浸炉に送り、そこでそれらを
各々酸化剤として及び燃料として使用する。しかしなが
ら、水素を燃焼しそして酸素を大気中に排出することも
可能である。
クロム酸ナトリウム/二クロム酸ナトリウム溶液の二
クロム酸ナトリウム溶液への電解においてそしてそれの
クロム酸/二クロム酸ナトリウム溶液への以後の多段電
解の間に、カソードで生成する水酸化イオン及び既に上
で述べたように陽イオン選択膜を通ってアノード隔室か
ら泳動してきたナトリウムイオンからナトリウムアルカ
リ生成物が、カソード隔室中の水素に加えて生成する。
カソード液冷却巡回路から取り出された溶液から溶解
したまたは細かく分割された水素を除去するために、こ
の溶液を、以後の処理、好ましくは真空中の蒸発の前
に、例えば常圧で加熱することによって処理してよい。
カソード隔室からのナトリウムアルカリ生成物は、好ま
しくはクロム鉱石の温浸のための固体の炭酸ナトリウム
の製造のためにそしてクロム鉱石残査のため及びクロム
酸ナトリウム溶液のための調節媒体として使用する。溶
液の炭酸ナトリウムへの途中の中間段階は、薄いそして
濃い水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム溶液、重炭酸ナ
トリウムでよい。
本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
1)アノード及びカソード隔室が陽イオン交換膜によっ
て分離されている二隔室電解槽中で、50〜90℃の範囲の
温度で、クロム鉱石の温浸及び浸出によって得られる二
クロム酸塩及び/または一クロム酸塩溶液を多段電解す
ることによってクロム酸を製造する改良方法において、
この改良が、20〜110℃での浸出の後で得られる一クロ
ム酸塩溶液のpHを0.1〜0.18モル/の量(300〜500g/
Na2CrO4に対して)の炭酸塩の添加及び/またはその
場での生成によって8〜12のpH値に調節すること、沈殿
した炭酸塩または水酸化物を分離すること、この溶液を
750〜1000g/Na2CrO4の含量に濃縮すること、圧力下で
CO2によって二クロム酸塩含有溶液に転換すること、こ
の二クロム酸塩含有溶液を電解の電解槽のアノード隔室
中に導入すること、Naイオンとクロム酸のモル比が0.4
5:0.55〜0.30:0.70であるクロム酸含有溶液を生成する
こと、そして結晶化、洗浄及び乾燥によってこのクロム
酸を後処理をすることを有して成る方法。
2)該電解温度が70〜80℃の範囲である、上記1に記載
の方法。
3)該電解を6〜15段で実施する、上記1に記載の方
法。
4)Naイオンとクロム酸の比を0.4:0.6に調節する、上
記1に記載の方法。
5)出発の該一クロム酸塩溶液を陽イオン交換体で処理
する、上記1に記載の方法。
6)該電解を1〜5kA/m2のアノード表面の電流密度で実
施する、上記1に記載の方法。
7)クロム酸の後処理の間に得られる母液を全部または
部分的に電解プロセス中にリサイクルする、上記1に記
載の方法。
8)該結晶化を60〜80℃の範囲の温度で水の蒸発によっ
て実施する、上記1に記載の方法。
9)クロム酸の結晶化の間に集積する母液の一部を電解
の巡回路から除去する、上記1に記載の方法。
10)該pH調節をアルミニウム、バナジウム及びその他の
不純物の除去の後で実施する、上記1に記載の方法。
フロントページの続き (72)発明者 ベルント・マコウカ ドイツ連邦共和国デー5060ベルギツシユ グラート バツハ2・ロイヒターゲマル ク 1 (72)発明者 ヘルムート・クロツツ ドイツ連邦共和国デー5060ベルギツシユ グラート バツハ2・パペルベーク 1 (72)発明者 ライナー・ベーバー ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン1・ハイマンシユトラーセ 36 (72)発明者 ベルンハルト・シユプレケルマイヤー ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン1・インデアハルトマンスビーゼ 9 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C25B 1/00 - 9/04 C25B 13/00 - 15/08 C01G 37/033

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アノード及びカソード隔室が陽イオン交換
    膜によって分離されている二隔室電解槽中で、50〜90℃
    の範囲の温度で、クロム鉱石の温浸及び浸出によって得
    られる二クロク酸塩及び/または一クロム酸塩溶液を多
    段電解することによってクロム酸を製造する改良方法に
    おいて、この改良が、20〜110℃での浸出の後で得られ
    る一クロム酸塩溶液のpHを0.1〜0.18モル/の量(300
    〜500g/Na2CrO4に対して)の炭酸塩の添加及び/また
    はその場での生成によって8〜12のpH値に調節するこ
    と、沈殿した炭酸塩または水酸化物を分離すること、こ
    の溶液を750〜1000g/Na2CrO4の含量に濃縮すること、
    圧力下でCO2によって二クロム酸塩含有溶液に転換する
    こと、この二クロム酸塩含有溶液を電解の電解槽のアノ
    ード隔室中に導入すること、Naイオンとクロム酸のモル
    比が0.45:0.55〜0.30:0.70であるクロム酸含有溶液を生
    成すること、そして結晶化、洗浄及び乾燥によってこの
    クロム酸を後処理することを特徴とする方法。
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