JP2812423B2 - 6段圧延機のロール組替装置 - Google Patents
6段圧延機のロール組替装置Info
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- moving
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/08—Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts
- B21B31/10—Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts by horizontally displacing, i.e. horizontal roll changing
- B21B31/103—Manipulators or carriages therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/02—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally
- B21B2013/028—Sixto, six-high stands
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は6段圧延機のロール組替
装置に関し、特に上下作業ロールおよび上下中間ロール
を迅速に組替えることができる6段圧延機のロール組替
装置に関する。
装置に関し、特に上下作業ロールおよび上下中間ロール
を迅速に組替えることができる6段圧延機のロール組替
装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】まず
初めに、本発明の理解を容易ならしめるために、図1に
基づいて6段圧延機及びそのロール組替装置の概略構成
について簡単に説明する。同図において、圧延機のハウ
ジング1には上補強ロール2、下補強ロール3のみが存
在し、上作業ロール4、下作業ロール5、上中間ロール
6、下中間ロール7は組替台車8上に待機した状態でセ
ットされている。9は移動機構であり、この移動機構9
により、上下の作業ロール4、5と上下の中間ロール
6、7の4本を一体として、あるいは上下の作業ロール
4、5のみを圧延機1と組替台車8との間を移動させる
ことができる。
初めに、本発明の理解を容易ならしめるために、図1に
基づいて6段圧延機及びそのロール組替装置の概略構成
について簡単に説明する。同図において、圧延機のハウ
ジング1には上補強ロール2、下補強ロール3のみが存
在し、上作業ロール4、下作業ロール5、上中間ロール
6、下中間ロール7は組替台車8上に待機した状態でセ
ットされている。9は移動機構であり、この移動機構9
により、上下の作業ロール4、5と上下の中間ロール
6、7の4本を一体として、あるいは上下の作業ロール
4、5のみを圧延機1と組替台車8との間を移動させる
ことができる。
【0003】この移動機構に関して、特公平3−222
43号公報には、図5に示す構成のものが開示されてい
る。同図によるロールの移動機構を簡単に説明すると、
上作業ロール4は上作業ロールフック40と係合し、下
作業ロール5は下作業ロールフック41と係合し、プッ
シュプラー42によって押し引きされる。上記両フック
40、41はフックシリンダ43により開閉される。ま
た、上中間ロール6はプッシュプラー42に形成された
穴に上ピン44を挿入してプッシュプラー42に連結さ
れ、下中間ロール7とダミー45は下ピン46で連結さ
れ、さらにプッシュプラー42に形成した凹部にダミー
45の突起47を差し込んで固定し、これら上下中間ロ
ール6、7はプッシュプラー42によって押し引きされ
る(以下「従来技術I」という)。しかし、この従来技
術Iのものは、上下の中間ロール6、7とプッシュプラ
ー42とは上ピン44あるいは下ピン46で連結する構
造であるため、ピンの抜き差しを伴う連結作業が非常に
煩雑であり、しかも重量構造物に囲まれた中でピンの抜
き差しを行うのは大変に困難な作業となる。
43号公報には、図5に示す構成のものが開示されてい
る。同図によるロールの移動機構を簡単に説明すると、
上作業ロール4は上作業ロールフック40と係合し、下
作業ロール5は下作業ロールフック41と係合し、プッ
シュプラー42によって押し引きされる。上記両フック
40、41はフックシリンダ43により開閉される。ま
た、上中間ロール6はプッシュプラー42に形成された
穴に上ピン44を挿入してプッシュプラー42に連結さ
れ、下中間ロール7とダミー45は下ピン46で連結さ
れ、さらにプッシュプラー42に形成した凹部にダミー
45の突起47を差し込んで固定し、これら上下中間ロ
ール6、7はプッシュプラー42によって押し引きされ
る(以下「従来技術I」という)。しかし、この従来技
術Iのものは、上下の中間ロール6、7とプッシュプラ
ー42とは上ピン44あるいは下ピン46で連結する構
造であるため、ピンの抜き差しを伴う連結作業が非常に
煩雑であり、しかも重量構造物に囲まれた中でピンの抜
き差しを行うのは大変に困難な作業となる。
【0004】また、特開平1−148407号公報に
は、図6に示す構成のロール組替装置が開示されている
が、この装置は、上記した移動機構そのものではなく、
移動機構によって押し引きされるロールを搭載した組替
キャリッジの改良に関するもので、同装置によれば、キ
ャリッジが固定キャリッジ48、スライドキャリッジ4
9、回転キャリッジ50に3分割されているので、キャ
リッジへのロールの搭載およびロールの吊り出しが支障
なく行えるという効果は期待できるが、スライド機構等
が存在するためにロールの移動機構としてのプッシュプ
ラーの移動をガイドする部材を設けることが困難とな
る。
は、図6に示す構成のロール組替装置が開示されている
が、この装置は、上記した移動機構そのものではなく、
移動機構によって押し引きされるロールを搭載した組替
キャリッジの改良に関するもので、同装置によれば、キ
ャリッジが固定キャリッジ48、スライドキャリッジ4
9、回転キャリッジ50に3分割されているので、キャ
リッジへのロールの搭載およびロールの吊り出しが支障
なく行えるという効果は期待できるが、スライド機構等
が存在するためにロールの移動機構としてのプッシュプ
ラーの移動をガイドする部材を設けることが困難とな
る。
【0005】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、安全
且つ容易にロール組替を行うことができる6段圧延機の
ロール組替装置を提供することにある。また、本発明の
目的は、必要なロール組替パターンに迅速に対応し、ス
ムーズにロール組替を行うことができる6段圧延機のロ
ール組替装置を提供することにある。
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、安全
且つ容易にロール組替を行うことができる6段圧延機の
ロール組替装置を提供することにある。また、本発明の
目的は、必要なロール組替パターンに迅速に対応し、ス
ムーズにロール組替を行うことができる6段圧延機のロ
ール組替装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の6段圧延機のロール組替装置は、圧延機のハ
ウジングおよび組替台車に設けられたレール上でロール
をその長手方向に沿って移動させることでロール組替を
行う6段圧延機のロール組替装置において、上中間ロー
ルおよび上下作業ロールを上記圧延機のハウジングと組
替台車の間を移動させることが可能な第一の移動機構
と、下中間ロールを上記圧延機のハウジングと組替台車
の間を移動させることが可能な第二の移動機構とを上記
組替台車上に設けたものである。
に本発明の6段圧延機のロール組替装置は、圧延機のハ
ウジングおよび組替台車に設けられたレール上でロール
をその長手方向に沿って移動させることでロール組替を
行う6段圧延機のロール組替装置において、上中間ロー
ルおよび上下作業ロールを上記圧延機のハウジングと組
替台車の間を移動させることが可能な第一の移動機構
と、下中間ロールを上記圧延機のハウジングと組替台車
の間を移動させることが可能な第二の移動機構とを上記
組替台車上に設けたものである。
【0007】第一の移動機構を、上中間ロールを圧延機
のハウジングと組替台車の間を移動させることが可能な
第三の移動機構と、上下作業ロールを圧延機のハウジン
グと組替台車の間を移動させることが可能な第四の移動
機構とで構成することができる。
のハウジングと組替台車の間を移動させることが可能な
第三の移動機構と、上下作業ロールを圧延機のハウジン
グと組替台車の間を移動させることが可能な第四の移動
機構とで構成することができる。
【0008】また、第一の移動機構と第二の移動機構ま
たは第三の移動機構と第四の移動機構を係脱自在に係合
する係合機構を備えることができる。そして、この係合
機構をリンク機構とすることができる。
たは第三の移動機構と第四の移動機構を係脱自在に係合
する係合機構を備えることができる。そして、この係合
機構をリンク機構とすることができる。
【0009】さらに、移動機構をプッシュプラー方式と
することができる。
することができる。
【0010】そして、移動機構にロールと係脱自在に係
合する係合部材を備えることができる。この係合部材の
係脱は流体圧シリンダまたは電動シリンダにより行うこ
とができる。
合する係合部材を備えることができる。この係合部材の
係脱は流体圧シリンダまたは電動シリンダにより行うこ
とができる。
【0011】
【作用】本発明の6段圧延機のロール組替装置によるロ
ール組替は各組替パターンに対応して以下のように行う
ことができる。 (1) 上下作業ロールおよび上下中間ロールの4本を同時
に組替える場合 第一の移動機構と第二の移動機構により、圧延機内の上
記4本のロールを圧延機のハウジングから組替台車まで
移動させて取り外す。そして、組替台車上に待機してい
る新しい4本のロールを第一ならびに第二の移動機構に
より、組替台車から圧延機のハウジングまで移動させて
ロール組替を行う。 (2) 上下作業ロールのみを組替える場合 第一の移動機構と第二の移動機構の係合を解除し、第一
の移動機構により、圧延機内の上下作業ロールを圧延機
のハウジングから組替台車まで移動させて取り外す。そ
して、組替台車上に待機している新しい上下の作業ロー
ルを、第一の移動機構により組替台車から圧延機のハウ
ジングまで移動させてロール組替を行う。しかし、組替
台車には圧延中のロール損傷などの事故に備えて、上下
作業ロールおよび上下中間ロールの4本が準備されてい
ることが多い。この場合は、組替台車上に待機している
4本のロールから上中間ロールのみを取り外し、第一の
移動機構と第二の移動機構の係合を解除し、以後は第一
の移動機構により同上方法で上下作業ロールを組替える
ことができる。なお、第一の移動機構が第三の移動機構
と第四の移動機構より構成される場合、第三の移動機構
と第四の移動機構の係合を解除すれば、この第四の移動
機構により、上中間ロールを組替台車上に搭載したまま
で、上下作業ロールのみの組替を行うことができる。
ール組替は各組替パターンに対応して以下のように行う
ことができる。 (1) 上下作業ロールおよび上下中間ロールの4本を同時
に組替える場合 第一の移動機構と第二の移動機構により、圧延機内の上
記4本のロールを圧延機のハウジングから組替台車まで
移動させて取り外す。そして、組替台車上に待機してい
る新しい4本のロールを第一ならびに第二の移動機構に
より、組替台車から圧延機のハウジングまで移動させて
ロール組替を行う。 (2) 上下作業ロールのみを組替える場合 第一の移動機構と第二の移動機構の係合を解除し、第一
の移動機構により、圧延機内の上下作業ロールを圧延機
のハウジングから組替台車まで移動させて取り外す。そ
して、組替台車上に待機している新しい上下の作業ロー
ルを、第一の移動機構により組替台車から圧延機のハウ
ジングまで移動させてロール組替を行う。しかし、組替
台車には圧延中のロール損傷などの事故に備えて、上下
作業ロールおよび上下中間ロールの4本が準備されてい
ることが多い。この場合は、組替台車上に待機している
4本のロールから上中間ロールのみを取り外し、第一の
移動機構と第二の移動機構の係合を解除し、以後は第一
の移動機構により同上方法で上下作業ロールを組替える
ことができる。なお、第一の移動機構が第三の移動機構
と第四の移動機構より構成される場合、第三の移動機構
と第四の移動機構の係合を解除すれば、この第四の移動
機構により、上中間ロールを組替台車上に搭載したまま
で、上下作業ロールのみの組替を行うことができる。
【0012】
【実施例】本発明の全体構成を示す一例は既に説明した
図1に示すとおりであり、本発明の重要な特徴である移
動機構の細部を示す実施例について、図面を参照しなが
ら順次説明する。図2に示すように、本発明の移動機構
としてのプッシュプラーは、第一の移動機構10と第二
の移動機構11よりなり、第一の移動機構10は油圧シ
リンダ12のロッド12aに連結されている。第一の移
動機構10と第二の移動機構11は係脱自在の係合機構
により係合されており、この係合機構の構成を次に説明
する。
図1に示すとおりであり、本発明の重要な特徴である移
動機構の細部を示す実施例について、図面を参照しなが
ら順次説明する。図2に示すように、本発明の移動機構
としてのプッシュプラーは、第一の移動機構10と第二
の移動機構11よりなり、第一の移動機構10は油圧シ
リンダ12のロッド12aに連結されている。第一の移
動機構10と第二の移動機構11は係脱自在の係合機構
により係合されており、この係合機構の構成を次に説明
する。
【0013】『係合機構の構成』図2において、アーム
13は支点14を中心として旋回可能であり、アーム1
3は第二の移動機構11内に固定された油圧シリンダ1
5のロッド16に接続されている。17は第二の移動機
構11に固着された金具である。アーム13の旋回は、
ロッド16の伸縮に対応しており、ロッド16が伸張す
れば支点14を中心として図において右方向に旋回し、
一方ロッド16が収縮すれば支点14を中心として図に
おいて左方向に旋回する。さらに、ロッド16はアーム
13を介してロッド18に接続されており、ロッド18
はロッド16と連動して左右方向に移動可能である。そ
して、ロッド18は接合片19を介してピン20に接続
されており、接合片19は支点21を中心として旋回可
能である。本発明に係る移動機構の係合は、上記したよ
うなリンク機構で行われることを特徴としており、次に
係るリンク機構による第一の移動機構10と第二の移動
機構11の係合・離脱の方法について説明する。
13は支点14を中心として旋回可能であり、アーム1
3は第二の移動機構11内に固定された油圧シリンダ1
5のロッド16に接続されている。17は第二の移動機
構11に固着された金具である。アーム13の旋回は、
ロッド16の伸縮に対応しており、ロッド16が伸張す
れば支点14を中心として図において右方向に旋回し、
一方ロッド16が収縮すれば支点14を中心として図に
おいて左方向に旋回する。さらに、ロッド16はアーム
13を介してロッド18に接続されており、ロッド18
はロッド16と連動して左右方向に移動可能である。そ
して、ロッド18は接合片19を介してピン20に接続
されており、接合片19は支点21を中心として旋回可
能である。本発明に係る移動機構の係合は、上記したよ
うなリンク機構で行われることを特徴としており、次に
係るリンク機構による第一の移動機構10と第二の移動
機構11の係合・離脱の方法について説明する。
【0014】『係合機構の係合・離脱方法』ロッド16
を伸張させて支点14を中心としてアーム13を右方向
に旋回させて、このアーム13と金具17とで第一の移
動機構10の挟持部10aを挟持・固定することによ
り、第一の移動機構10と第二の移動機構11を連結す
る。次に、第一の移動機構10と第二の移動機構11の
係合を解除する場合には、ロッド16を収縮させること
でアーム13が支点14を中心として左方向に旋回し、
一方ロッド16と連動してロッド18は右方に移動し、
その結果接合片19が支点21を中心として左方向に旋
回しようとすることで、ピン20が突き上げられ、ピン
20はフレーム22に固着された嵌合片23の空所に収
納され、第二の移動機構11は第一の移動機構10との
係合を解除され、固定フレーム22に固定される。
を伸張させて支点14を中心としてアーム13を右方向
に旋回させて、このアーム13と金具17とで第一の移
動機構10の挟持部10aを挟持・固定することによ
り、第一の移動機構10と第二の移動機構11を連結す
る。次に、第一の移動機構10と第二の移動機構11の
係合を解除する場合には、ロッド16を収縮させること
でアーム13が支点14を中心として左方向に旋回し、
一方ロッド16と連動してロッド18は右方に移動し、
その結果接合片19が支点21を中心として左方向に旋
回しようとすることで、ピン20が突き上げられ、ピン
20はフレーム22に固着された嵌合片23の空所に収
納され、第二の移動機構11は第一の移動機構10との
係合を解除され、固定フレーム22に固定される。
【0015】次に、第一の移動機構10と第二の移動機
構11の移動をガイドする部材について図2に基づいて
説明する。第一、第二の移動機構10、11のそれぞれ
の枠体24、25の進行方向の前後左右にはガイドロー
ラ26が連結され、このガイドローラ26がレール27
の上下面27a、27bまたはレール28の上下面28
a、28bに沿ってガイドされつつ、図2の左右方向に
移動することができる。
構11の移動をガイドする部材について図2に基づいて
説明する。第一、第二の移動機構10、11のそれぞれ
の枠体24、25の進行方向の前後左右にはガイドロー
ラ26が連結され、このガイドローラ26がレール27
の上下面27a、27bまたはレール28の上下面28
a、28bに沿ってガイドされつつ、図2の左右方向に
移動することができる。
【0016】図3は、第一の移動機構10と第二の移動
機構11の係合を解除し、第一の移動機構10をやや左
方に移動させた状態を示す図である。
機構11の係合を解除し、第一の移動機構10をやや左
方に移動させた状態を示す図である。
【0017】図4は第一の移動機構10が第三の移動機
構29および第四の移動機構30より構成される場合を
示す図である。第三の移動機構29と第四の移動機構3
0との係合機構ならびに移動機構は、基本的に上記した
とおりであり、重複説明は避けるが、ただ本実施例にお
いては、第四の移動機構30が単独で移動可能なよう
に、レール31がさらに追加されている点が異なる。
構29および第四の移動機構30より構成される場合を
示す図である。第三の移動機構29と第四の移動機構3
0との係合機構ならびに移動機構は、基本的に上記した
とおりであり、重複説明は避けるが、ただ本実施例にお
いては、第四の移動機構30が単独で移動可能なよう
に、レール31がさらに追加されている点が異なる。
【0018】図2〜図4において、32はロールと係脱
自在に係合する係合部材としてのフックであり、このフ
ック32は油圧シリンダ33によって開閉される。
自在に係合する係合部材としてのフックであり、このフ
ック32は油圧シリンダ33によって開閉される。
【0019】次に、ロール組替手順について主として図
1を参照しながら説明する。いま、図1において、上下
の作業ロール4、5のみの組替を行う組替パターンにな
ったとすると、第一の移動機構10と第二の移動機構1
1との係合を上記方法で解除し、油圧シリンダ12のロ
ッド12aを伸張し(図3参照)、第一の移動機構10
のみを圧延機のハウジング1まで移動させ、フック32
により作業ロール4、5のネックを掴んで圧延機内のレ
ール34、35および組替台車上のレール36、37に
沿って圧延機から引き出し、これら上下の作業ロール
4、5を取り外す。そして、組替台車8上に待機してい
る新しい上下の作業ロール4、5のネックをフック32
で掴んで油圧シリンダ12のロッド12aを伸張させ
て、これらのロール4、5をレール36、37およびレ
ール34、35に沿って組替台車8から圧延機のハウジ
ング1まで移動させてロール組替を行う。この後、フッ
ク32を作業ロールネックから外し、ロッド12aを収
縮させて第一の移動機構を元の位置に戻して組替完了と
なる。
1を参照しながら説明する。いま、図1において、上下
の作業ロール4、5のみの組替を行う組替パターンにな
ったとすると、第一の移動機構10と第二の移動機構1
1との係合を上記方法で解除し、油圧シリンダ12のロ
ッド12aを伸張し(図3参照)、第一の移動機構10
のみを圧延機のハウジング1まで移動させ、フック32
により作業ロール4、5のネックを掴んで圧延機内のレ
ール34、35および組替台車上のレール36、37に
沿って圧延機から引き出し、これら上下の作業ロール
4、5を取り外す。そして、組替台車8上に待機してい
る新しい上下の作業ロール4、5のネックをフック32
で掴んで油圧シリンダ12のロッド12aを伸張させ
て、これらのロール4、5をレール36、37およびレ
ール34、35に沿って組替台車8から圧延機のハウジ
ング1まで移動させてロール組替を行う。この後、フッ
ク32を作業ロールネックから外し、ロッド12aを収
縮させて第一の移動機構を元の位置に戻して組替完了と
なる。
【0020】なお、組替台車8に圧延中のロール損傷な
どの事故に備えて、上下作業ロールおよび上下中間ロー
ルの4本の新品ロールが準備されている場合は、組替台
車上に待機している4本の新品ロールから上中間ロール
のみ6を取り外し、第一の移動機構10と第二の移動機
構11の係合を解除し、以後は第一の移動機構10によ
り同上方法で上下作業ロールを組替えることができる。
どの事故に備えて、上下作業ロールおよび上下中間ロー
ルの4本の新品ロールが準備されている場合は、組替台
車上に待機している4本の新品ロールから上中間ロール
のみ6を取り外し、第一の移動機構10と第二の移動機
構11の係合を解除し、以後は第一の移動機構10によ
り同上方法で上下作業ロールを組替えることができる。
【0021】また、上下の作業ロール4、5および上下
の中間ロール6、7の4本を同時に組替える場合は、第
一の移動機構10と第二の移動機構11を上記方法で係
合すれば、あとの組替作業は上下の作業ロール4、5の
組替作業と同様の方法で行うことができるので、その説
明は省略する。なお、上下の作業ロールと上下の中間ロ
ールの4本を同時に組替える準備をしているときにおい
て、何らかの事情により上下の作業ロールのみを組替え
る必要が生じた場合は、組替台車8上の上中間ロールを
取り外し、以後は第一の移動機構により同上方法で上下
作業ロールを組替えることができる。
の中間ロール6、7の4本を同時に組替える場合は、第
一の移動機構10と第二の移動機構11を上記方法で係
合すれば、あとの組替作業は上下の作業ロール4、5の
組替作業と同様の方法で行うことができるので、その説
明は省略する。なお、上下の作業ロールと上下の中間ロ
ールの4本を同時に組替える準備をしているときにおい
て、何らかの事情により上下の作業ロールのみを組替え
る必要が生じた場合は、組替台車8上の上中間ロールを
取り外し、以後は第一の移動機構により同上方法で上下
作業ロールを組替えることができる。
【0022】上記組替作業において、移動機構が3分割
部分、すなわち、第二の移動機構11、第三の移動機構
29、第四の移動機構30よりなる場合、組替台車8上
に待機している4本のロールから上中間ロール6を取り
外すことなく、第四の移動機構30の押し引きにより、
上下の作業ロール4、5の組替が可能である。
部分、すなわち、第二の移動機構11、第三の移動機構
29、第四の移動機構30よりなる場合、組替台車8上
に待機している4本のロールから上中間ロール6を取り
外すことなく、第四の移動機構30の押し引きにより、
上下の作業ロール4、5の組替が可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記のとおり構成されているの
で、以下の効果を奏する。 ロールの移動機構が第一の移動機構と第二の移動機
構の2部分よりなるので、ロールの組替パターンの急な
変更にも迅速に対応することができる。すなわち、上下
作業ロールおよび上下中間ロールの4本を同時に組替え
得る状態から上下作業ロールのみの組替を行おうとする
場合にも、組替台車上で待機している4本のロールから
上中間ロールのみを取り外すだけで、第一の移動機構に
より通常の作業ロールの組替と略同じ時間でロール組替
を行うことができる。
で、以下の効果を奏する。 ロールの移動機構が第一の移動機構と第二の移動機
構の2部分よりなるので、ロールの組替パターンの急な
変更にも迅速に対応することができる。すなわち、上下
作業ロールおよび上下中間ロールの4本を同時に組替え
得る状態から上下作業ロールのみの組替を行おうとする
場合にも、組替台車上で待機している4本のロールから
上中間ロールのみを取り外すだけで、第一の移動機構に
より通常の作業ロールの組替と略同じ時間でロール組替
を行うことができる。
【0024】 第一の移動機構が第三の移動機構と第
四の移動機構より構成されることで、組替台車上に待機
している4本のロールから上中間ロールを取り外すこと
なく、第四の移動機構単独の押し引きにより、上下作業
ロールのみを組替えることができる。
四の移動機構より構成されることで、組替台車上に待機
している4本のロールから上中間ロールを取り外すこと
なく、第四の移動機構単独の押し引きにより、上下作業
ロールのみを組替えることができる。
【0025】 第一の移動機構と第二の移動機構また
は第三の移動機構と第四の移動機構を係脱自在に係合す
る係合機構を備えることで、簡単・容易且つ迅速にロー
ルを組替えることができる。
は第三の移動機構と第四の移動機構を係脱自在に係合す
る係合機構を備えることで、簡単・容易且つ迅速にロー
ルを組替えることができる。
【0026】 第一、第二、第三、第四の各移動機構
がロールと係脱自在に係合する係合部材を備えること
で、種々の組替パターンに対応した、安全・迅速なロー
ル組替が可能となる。
がロールと係脱自在に係合する係合部材を備えること
で、種々の組替パターンに対応した、安全・迅速なロー
ル組替が可能となる。
【図1】圧延機のハウジングおよび6段圧延機のロール
組替装置の概略構成図である。
組替装置の概略構成図である。
【図2】本発明に係る6段圧延機のロール組替装置の第
一の移動機構および第二の移動機構の側面図である。
一の移動機構および第二の移動機構の側面図である。
【図3】第一の移動機構と第二の移動機構の係合を解除
し、第一の移動機構をやや左方に移動させた状態を示す
図である。
し、第一の移動機構をやや左方に移動させた状態を示す
図である。
【図4】本発明に係る6段圧延機のロール組替装置の第
一の移動機構が第三の移動機構および第四の移動機構よ
り構成される場合の側面図である。
一の移動機構が第三の移動機構および第四の移動機構よ
り構成される場合の側面図である。
【図5】従来の6段圧延機のロール組替装置の移動機構
の側面図である。
の側面図である。
【図6】従来の6段圧延機のロール組替装置の組替キャ
リッジの正面図である。
リッジの正面図である。
1…圧延機のハウジング 2…上補強ロール 3…下補強ロール 4…上作業ロール 5…下作業ロール 6…上中間ロール 7…下中間ロール 8…組替台車 9…移動機構 10…第一の移動機構 10a…挟持部 11…第二の移動機構 12…油圧シリンダ 12a…ロッド 13…アーム 14…支点 15…油圧シリンダ 16…ロッド 17…金具 18…ロッド 19…接合片 20…ピン 21…支点 22…フレーム 23…嵌合片 24…枠体 25…枠体 26…ガイドローラ 27…レール 28…レール 29…第三の移動機構 30…第四の移動機構 31…レール 32…フック 33…油圧シリンダ 34…レール 35…レール 36…レール 37…レール 40…上作業ロールフック 41…下作業ロールフック 42…プッシュプラー 43…フックシリンダ 44…上ピン 45…ダミー 46…下ピン 47…突起 48…固定キャリッジ 49…スライドキャリッジ 50…回転キャリッジ
フロントページの続き (72)発明者 高座 幸彦 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社 神戸工場内 (56)参考文献 特開 平1−309707(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 31/08,31/10
Claims (8)
- 【請求項1】 圧延機のハウジングおよび組替台車に設
けられたレール上でロールをその長手方向に沿って移動
させることでロール組替を行う6段圧延機のロール組替
装置において、上中間ロールおよび上下作業ロールを上
記圧延機のハウジングと組替台車の間を移動させること
が可能な第一の移動機構と、下中間ロールを上記圧延機
のハウジングと組替台車の間を移動させることが可能な
第二の移動機構とを上記組替台車上に設けたことを特徴
とする6段圧延機のロール組替装置。 - 【請求項2】 第一の移動機構が、上中間ロールを圧延
機のハウジングと組替台車の間を移動させることが可能
な第三の移動機構と、上下作業ロールを圧延機のハウジ
ングと組替台車の間を移動させることが可能な第四の移
動機構からなることを特徴とする請求項1記載の6段圧
延機のロール組替装置。 - 【請求項3】 第一の移動機構と第二の移動機構を係脱
自在に係合する係合機構を備えたことを特徴とする請求
項1記載の6段圧延機のロール組替装置。 - 【請求項4】 第三の移動機構と第四の移動機構を係脱
自在に係合する係合機構を備えたことを特徴とする請求
項2記載の6段圧延機のロール組替装置。 - 【請求項5】 移動機構がプッシュプラー方式であるこ
とを特徴とする請求項1、2、3または4記載の6段圧
延機のロール組替装置。 - 【請求項6】 係合機構がリンク機構であることを特徴
とする請求項3または4記載の6段圧延機のロール組替
装置。 - 【請求項7】 移動機構がロールと係脱自在に係合する
係合部材を有することを特徴とする請求項1、2、3、
4または5記載の6段圧延機のロール組替装置。 - 【請求項8】 係合部材の係脱を流体圧シリンダまたは
電動シリンダにより行うことを特徴とする請求項7記載
の6段圧延機のロール組替装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6069637A JP2812423B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 6段圧延機のロール組替装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6069637A JP2812423B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 6段圧延機のロール組替装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07275910A JPH07275910A (ja) | 1995-10-24 |
JP2812423B2 true JP2812423B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=13408587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6069637A Expired - Fee Related JP2812423B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 6段圧延機のロール組替装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2812423B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19747013A1 (de) * | 1997-10-24 | 1999-04-29 | Schloemann Siemag Ag | Vorrichtung und Verfahren für schnellen Walzenwechsel an einem Sechswalzen-Walzgerüst |
DE20004856U1 (de) * | 2000-03-16 | 2000-05-25 | Achenbach Buschhuetten Gmbh | Walzenwechselvorrichtung für Walzgerüste, insbesondere Sextowalzgerüste |
DE10223000A1 (de) * | 2002-05-24 | 2003-12-04 | Sms Demag Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Wechseln von Arbeitswalzenpaaren und/oder Stützwalzenpaaren an Walzgerüsten |
US8201431B2 (en) * | 2006-01-09 | 2012-06-19 | Sms Siemag Aktiengesellschaft | Method and device for handling/transporting working rolls and/or support rolls |
CN102078880B (zh) * | 2010-11-24 | 2013-05-29 | 佛山市高明基业冷轧钢板有限公司 | 一种冷轧机组系统及其实现方法 |
-
1994
- 1994-04-07 JP JP6069637A patent/JP2812423B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07275910A (ja) | 1995-10-24 |
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