JP2812144B2 - カラーブラウン管の内部磁気シールド取付構造 - Google Patents
カラーブラウン管の内部磁気シールド取付構造Info
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- JP2812144B2 JP2812144B2 JP5143520A JP14352093A JP2812144B2 JP 2812144 B2 JP2812144 B2 JP 2812144B2 JP 5143520 A JP5143520 A JP 5143520A JP 14352093 A JP14352093 A JP 14352093A JP 2812144 B2 JP2812144 B2 JP 2812144B2
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- magnetic shield
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- internal magnetic
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- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラーブラウン管中
の色選別電極構体,内部磁気シールド,及び両者を固定
するために使用される環状スプリングの構造に関するも
のである。
の色選別電極構体,内部磁気シールド,及び両者を固定
するために使用される環状スプリングの構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般的にカラーブラウン管においては、
電子銃から発射された電子ビームを所定の蛍光体にのみ
到達させるように、電子銃と蛍光体との間に色選別電極
構体を配置している。この色選別電極構体にはいくつか
のタイプの構造があり、そのひとつとしてスリット状細
孔を多数形成したアパーチャグリルと称されるものを弾
性フレームにて架張した構造のものがある。
電子銃から発射された電子ビームを所定の蛍光体にのみ
到達させるように、電子銃と蛍光体との間に色選別電極
構体を配置している。この色選別電極構体にはいくつか
のタイプの構造があり、そのひとつとしてスリット状細
孔を多数形成したアパーチャグリルと称されるものを弾
性フレームにて架張した構造のものがある。
【0003】この架張式色選別電極構体は、図14,図
15に示すように相対向する一対の例えば断面L字形状
の支持棒2aと、これら一対の支持棒2a間に差し渡っ
て取り付けられる一対の例えば断面四角形状の弾性支持
体2bとから成るフレーム2を有し、前記相対向する一
対の支持棒2aの蛍光面と相対向する側の端面上に差し
渡ってアパーチャグリル1が架張配置されている。フレ
ーム2にはクリップ3とスプリング4より成る支持構体
及び内部磁気シールド5が取り付けられており、スプリ
ング4に設けられた嵌合孔4aにてパネル内側面に埋め
込まれているパネルピン(図示せず)に取り付けられて
いる。
15に示すように相対向する一対の例えば断面L字形状
の支持棒2aと、これら一対の支持棒2a間に差し渡っ
て取り付けられる一対の例えば断面四角形状の弾性支持
体2bとから成るフレーム2を有し、前記相対向する一
対の支持棒2aの蛍光面と相対向する側の端面上に差し
渡ってアパーチャグリル1が架張配置されている。フレ
ーム2にはクリップ3とスプリング4より成る支持構体
及び内部磁気シールド5が取り付けられており、スプリ
ング4に設けられた嵌合孔4aにてパネル内側面に埋め
込まれているパネルピン(図示せず)に取り付けられて
いる。
【0004】このアパーチャグリル1は、例えば化学エ
ッチングにて金属薄板に一方向に所定の間隔で配列され
た多数のスリットを形成し、スリットの延長方向の両端
縁がフレーム2の支持棒2aに溶接される。その際、フ
レーム2は支持棒2aを内方にたわませた状態で保持さ
れており、アパーチャグリル1の溶接後フレーム2の保
持を解放することによって発生する反力にてアパーチャ
グリル1に所定の張力を発生させる。
ッチングにて金属薄板に一方向に所定の間隔で配列され
た多数のスリットを形成し、スリットの延長方向の両端
縁がフレーム2の支持棒2aに溶接される。その際、フ
レーム2は支持棒2aを内方にたわませた状態で保持さ
れており、アパーチャグリル1の溶接後フレーム2の保
持を解放することによって発生する反力にてアパーチャ
グリル1に所定の張力を発生させる。
【0005】フレーム2の支持棒2aと弾性支持体2b
とは溶接にて固定されており、支持棒2aのベッセル点
近傍で固定したものや,端部で固定したもの,両者の間
で固定したものがある。ベッセル点近傍で固定したもの
及びベッセル点と端部との間で固定したものは、弾性支
持体2bが電子ビームの軌道を遮らないように支持棒2
aの端部から中央に向かってコ字形状に曲げられた構造
となっている。フレーム2と内部磁気シールド5とは溶
接にて固定されており、フレーム2と内部磁気シールド
5との接触している任意の箇所を数カ所溶接して固定し
ている。
とは溶接にて固定されており、支持棒2aのベッセル点
近傍で固定したものや,端部で固定したもの,両者の間
で固定したものがある。ベッセル点近傍で固定したもの
及びベッセル点と端部との間で固定したものは、弾性支
持体2bが電子ビームの軌道を遮らないように支持棒2
aの端部から中央に向かってコ字形状に曲げられた構造
となっている。フレーム2と内部磁気シールド5とは溶
接にて固定されており、フレーム2と内部磁気シールド
5との接触している任意の箇所を数カ所溶接して固定し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の内部磁気シール
ド5はフレーム2に溶接にて固定されているため、溶接
時に発生するスプラッシュがアパーチャグリル1に当た
り、アパーチャグリル1が変形,切断してしまった。ま
た、このように溶接にて固定する場合、溶接電極を操作
しなければならず、作業性も悪く取り付けに時間がかか
っていた。さらに抵抗溶接にて固定する場合、電極を任
意の加圧力にて押し付けなければならないため、スプリ
ング4に設けられた嵌合孔4aとパネル内側面に埋め込
まれているパネルピンとの嵌合部に力がかかり変形を生
じてしまうという問題点があった。
ド5はフレーム2に溶接にて固定されているため、溶接
時に発生するスプラッシュがアパーチャグリル1に当た
り、アパーチャグリル1が変形,切断してしまった。ま
た、このように溶接にて固定する場合、溶接電極を操作
しなければならず、作業性も悪く取り付けに時間がかか
っていた。さらに抵抗溶接にて固定する場合、電極を任
意の加圧力にて押し付けなければならないため、スプリ
ング4に設けられた嵌合孔4aとパネル内側面に埋め込
まれているパネルピンとの嵌合部に力がかかり変形を生
じてしまうという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、フレームと内部磁気シールドと
を溶接にて固定する場合に生じるアパーチャグリルの変
形及び切断,スプリングに設けられた嵌合孔とパネル内
側面に埋め込まれているパネルピンとの嵌合部の変形を
防ぎ作業性良くフレームと内部磁気シールドとを固定す
ることのできるカラーブラウン管の内部磁気シールド取
付構造を得ることを目的とする。
ためになされたもので、フレームと内部磁気シールドと
を溶接にて固定する場合に生じるアパーチャグリルの変
形及び切断,スプリングに設けられた嵌合孔とパネル内
側面に埋め込まれているパネルピンとの嵌合部の変形を
防ぎ作業性良くフレームと内部磁気シールドとを固定す
ることのできるカラーブラウン管の内部磁気シールド取
付構造を得ることを目的とする。
【0008】また、この発明はフレームと内部磁気シー
ルドを環状スプリングにて固定する場合に生じる位置決
めの不具合,内部磁気シールドのずれなどを防ぎ作業性
良くフレームと内部磁気シールドを固定することを目的
とする。
ルドを環状スプリングにて固定する場合に生じる位置決
めの不具合,内部磁気シールドのずれなどを防ぎ作業性
良くフレームと内部磁気シールドを固定することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカラーブラ
ウン管の内部磁気シールド取付構造は、内部磁気シール
ドの一部に開口部を形成し、環状スプリングを前記開口
部を通してフレームに嵌合させることによって、前記色
選別電極構体に前記内部磁気シールドを固定するように
したものである。
ウン管の内部磁気シールド取付構造は、内部磁気シール
ドの一部に開口部を形成し、環状スプリングを前記開口
部を通してフレームに嵌合させることによって、前記色
選別電極構体に前記内部磁気シールドを固定するように
したものである。
【0010】更に本発明に係るカラーブラウン管の内部
磁気シールド取付構造は、色選別電極構体のフレームの
一部に切り欠き部を設け、この切り欠き部でフレームの
断面形状とほぼ同形状の環状スプリングを内部磁気シー
ルドの開口部を通してフレームに嵌合させることによっ
て、色選別電極構体に内部磁気シールドを固定するよう
にしたものである。また、その際角型フレームの場合、
加わる応力の少ない二つの対角部のいずれかまたは両方
に切り欠き部を設けることにより、フレーム剛性を下げ
ることなく切り欠き部を設けることができる。
磁気シールド取付構造は、色選別電極構体のフレームの
一部に切り欠き部を設け、この切り欠き部でフレームの
断面形状とほぼ同形状の環状スプリングを内部磁気シー
ルドの開口部を通してフレームに嵌合させることによっ
て、色選別電極構体に内部磁気シールドを固定するよう
にしたものである。また、その際角型フレームの場合、
加わる応力の少ない二つの対角部のいずれかまたは両方
に切り欠き部を設けることにより、フレーム剛性を下げ
ることなく切り欠き部を設けることができる。
【0011】
【作用】本発明においては、色選別電極構体に内部磁気
シールドを溶接せずに固定するために、内部磁気シール
ドの一部に開口部を形成し、環状スプリングを前記開口
部を通してフレームに嵌合させる構造とすることによ
り、フレームと内部磁気シールドとを溶接にて固定する
場合に生じるアパーチャグリルの変形及び切断,スプリ
ングに設けられた嵌合孔とパネル内側面に埋め込まれて
いるパネルピンとの嵌合部の変形を防止する。
シールドを溶接せずに固定するために、内部磁気シール
ドの一部に開口部を形成し、環状スプリングを前記開口
部を通してフレームに嵌合させる構造とすることによ
り、フレームと内部磁気シールドとを溶接にて固定する
場合に生じるアパーチャグリルの変形及び切断,スプリ
ングに設けられた嵌合孔とパネル内側面に埋め込まれて
いるパネルピンとの嵌合部の変形を防止する。
【0012】また、色選別電極構体のフレームの一部に
切り欠き部を設けたので、フレームに内部磁気シールド
を環状スプリングで取り付ける際に、作業性良く,また
取り付け後の内部磁気シールドのずれを防止できる。ま
た、その際角型フレームの場合、加わる応力の少ない二
つの対角部のいずれかまたは両方に切り欠き部をつける
ことにより、フレーム強度を下げることがない。
切り欠き部を設けたので、フレームに内部磁気シールド
を環状スプリングで取り付ける際に、作業性良く,また
取り付け後の内部磁気シールドのずれを防止できる。ま
た、その際角型フレームの場合、加わる応力の少ない二
つの対角部のいずれかまたは両方に切り欠き部をつける
ことにより、フレーム強度を下げることがない。
【0013】
【実施例】参考例1.本発明のための参考 例を図1〜図3について説明する。
図1は色選別電極構体を示す図、図2は図1の環状スプ
リングを示す部分図、図3は図2の断面図であり、前記
従来のものと同一または相当部分には同一符号を付して
説明する。図において、6は内部磁気シールド5の一部
に形成した開口部、7は内部磁気シールド5とフレーム
2の弾性支持体2bとを取り付けるものでフレーム2の
断面形状とほぼ同形状をした環状スプリングである。
図1は色選別電極構体を示す図、図2は図1の環状スプ
リングを示す部分図、図3は図2の断面図であり、前記
従来のものと同一または相当部分には同一符号を付して
説明する。図において、6は内部磁気シールド5の一部
に形成した開口部、7は内部磁気シールド5とフレーム
2の弾性支持体2bとを取り付けるものでフレーム2の
断面形状とほぼ同形状をした環状スプリングである。
【0014】このように内部磁気シールド5の一部に開
口部6を形成し、色選別電極構体のフレーム2の弾性支
持体2bの断面形状とほぼ同形状の環状スプリング7を
内部磁気シールド5の開口部6を通してフレーム2に嵌
合させることにより、内部磁気シールド5を色選別電極
構体のフレーム2に固定する。
口部6を形成し、色選別電極構体のフレーム2の弾性支
持体2bの断面形状とほぼ同形状の環状スプリング7を
内部磁気シールド5の開口部6を通してフレーム2に嵌
合させることにより、内部磁気シールド5を色選別電極
構体のフレーム2に固定する。
【0015】参考例2. 上記参考例1では弾性支持体2bの断面形状が図3に示
すように4角形状をしているが、図4に示すように円形
状でも、環状スプリング7の形状を弾性支持体2bの断
面形状とほぼ同形状の円形状とすれば同様の効果を奏す
る。
すように4角形状をしているが、図4に示すように円形
状でも、環状スプリング7の形状を弾性支持体2bの断
面形状とほぼ同形状の円形状とすれば同様の効果を奏す
る。
【0016】参考例3. また、図5に示すように環状スプリング7の先端に湾曲
部7a,7aを設けると、環状スプリング7の弾性支持
体2bへの嵌合がしやすくなる。
部7a,7aを設けると、環状スプリング7の弾性支持
体2bへの嵌合がしやすくなる。
【0017】参考例4. また、図6に示すように環状スプリング7に突起部7b
を設けると、作業性がよくなる。
を設けると、作業性がよくなる。
【0018】参考例5. 以上の参考例1〜4では色選別電極構体のフレーム2の
弾性支持体2bに内部磁気シールド5を固定している
が、色選別電極構体のフレーム2の支持棒2aに内部磁
気シールド5を固定してもよい。その場合、環状スプリ
ング7の形状を支持棒2aの断面形状とほぼ同形状とす
る。
弾性支持体2bに内部磁気シールド5を固定している
が、色選別電極構体のフレーム2の支持棒2aに内部磁
気シールド5を固定してもよい。その場合、環状スプリ
ング7の形状を支持棒2aの断面形状とほぼ同形状とす
る。
【0019】参考例6.また別の参考 例を図7〜図9について説明する。図7は
色選別電極構体を示す図、図8は図7の環状スプリング
を示す部分図、図9は図8の断面図であり、前記参考例
1のものと同一または相当部分には同一符号を付して説
明する。図において、8は弾性支持体2bに設けた切り
欠き部で、環状スプリング7をはめ込む。このようにフ
レーム2に切り欠き部8を設けてこれに環状スプリング
7を嵌合しておくと、環状スプリング7のずれなどを防
止できる。また、切り欠き部8はフレーム2を削ること
により成形してもよいし、プレスなどにより成形しても
良い。
色選別電極構体を示す図、図8は図7の環状スプリング
を示す部分図、図9は図8の断面図であり、前記参考例
1のものと同一または相当部分には同一符号を付して説
明する。図において、8は弾性支持体2bに設けた切り
欠き部で、環状スプリング7をはめ込む。このようにフ
レーム2に切り欠き部8を設けてこれに環状スプリング
7を嵌合しておくと、環状スプリング7のずれなどを防
止できる。また、切り欠き部8はフレーム2を削ること
により成形してもよいし、プレスなどにより成形しても
良い。
【0020】参考例7. 上記参考例6では弾性支持体2bの断面形状が図9に示
すように4角形状をしているが、図10に示すような円
形状でも,同様に弾性支持体2bに切り欠き部8を設け
てもよい。
すように4角形状をしているが、図10に示すような円
形状でも,同様に弾性支持体2bに切り欠き部8を設け
てもよい。
【0021】参考例8. また、図11に示すように弾性支持体2bの一つの対角
部だけに切り欠き部8を設けてもよい。
部だけに切り欠き部8を設けてもよい。
【0022】実施例1.さて本発明 の一実施例を図12,図13について説明す
る。前記参考例1と同一または相当部分には同一符号を
付して説明を省略する。この選別電極構体は架張式であ
り、図13に示すように相対向する一対の例えば断面L
字形状の支持棒2aと、これら一対の支持棒間に差し渡
って取り付けられる一対の例えば断面四角形状の弾性支
持体2bとから成るフレーム2を有し、前記相対向する
一対の支持棒2aの蛍光面と相対向する側の端面上に差
し渡ってアパーチャグリル1が架張配置されている。
る。前記参考例1と同一または相当部分には同一符号を
付して説明を省略する。この選別電極構体は架張式であ
り、図13に示すように相対向する一対の例えば断面L
字形状の支持棒2aと、これら一対の支持棒間に差し渡
って取り付けられる一対の例えば断面四角形状の弾性支
持体2bとから成るフレーム2を有し、前記相対向する
一対の支持棒2aの蛍光面と相対向する側の端面上に差
し渡ってアパーチャグリル1が架張配置されている。
【0023】この構造のために弾性支持体2bには応力
が加わる。この応力は弾性支持体2bの断面でみると場
所により加わる応力が異なる。アパーチャグリル1側の
管軸に近い側のフレーム対角部22aには圧縮応力が加
わり、アパーチャグリル1に遠い側の管軸から遠い側の
フレーム対角部22cには引っ張り応力が加わり、他の
二つのフレーム対角部22b,22dには、前記フレー
ム対角部22a,22cより小さい応力しか加わらな
い。従って、図12に示すように応力のあまり加わらな
いフレーム対角部22b,22dに切り欠き部8を設け
ることによって、フレーム剛性を落とすことなく切り欠
き部8を設けることができる。また切り欠き部8はフレ
ーム対角部22b,22dのどちらか一方でも良い。
が加わる。この応力は弾性支持体2bの断面でみると場
所により加わる応力が異なる。アパーチャグリル1側の
管軸に近い側のフレーム対角部22aには圧縮応力が加
わり、アパーチャグリル1に遠い側の管軸から遠い側の
フレーム対角部22cには引っ張り応力が加わり、他の
二つのフレーム対角部22b,22dには、前記フレー
ム対角部22a,22cより小さい応力しか加わらな
い。従って、図12に示すように応力のあまり加わらな
いフレーム対角部22b,22dに切り欠き部8を設け
ることによって、フレーム剛性を落とすことなく切り欠
き部8を設けることができる。また切り欠き部8はフレ
ーム対角部22b,22dのどちらか一方でも良い。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば内部磁気
シールドの一部に開口部を形成し、環状スプリングを前
記開口部を通してフレームに嵌合させる構造とすること
により、アパーチャグリルの変形及び切断,スプリング
に設けられた嵌合孔とパネル内側面に埋め込まれている
パネルピンとの嵌合部の変形を防ぎ作業性良くフレーム
と内部磁気シールドとを固定することができるという効
果が得られる。
シールドの一部に開口部を形成し、環状スプリングを前
記開口部を通してフレームに嵌合させる構造とすること
により、アパーチャグリルの変形及び切断,スプリング
に設けられた嵌合孔とパネル内側面に埋め込まれている
パネルピンとの嵌合部の変形を防ぎ作業性良くフレーム
と内部磁気シールドとを固定することができるという効
果が得られる。
【0025】また、色選別電極構体のフレームの一部に
切り欠き部を設け、この切り欠き部でフレームの断面形
状とほぼ同形状の環状スプリングを内部磁気シールドの
開口部を通してフレームに嵌合させることによって色選
別電極構体に内部磁気シールドを固定するように構成し
たので、フレームに内部磁気シールドを環状スプリング
で取り付ける際に作業性良く、また取り付け後の内部磁
気シールドのずれを防止できるという効果が得られる。
また、その際角形フレームの場合、加わる応力の少ない
二つの対角部のいずれかまたは両方に切り欠き部を設け
ることにより、フレーム強度を下げることがない。
切り欠き部を設け、この切り欠き部でフレームの断面形
状とほぼ同形状の環状スプリングを内部磁気シールドの
開口部を通してフレームに嵌合させることによって色選
別電極構体に内部磁気シールドを固定するように構成し
たので、フレームに内部磁気シールドを環状スプリング
で取り付ける際に作業性良く、また取り付け後の内部磁
気シールドのずれを防止できるという効果が得られる。
また、その際角形フレームの場合、加わる応力の少ない
二つの対角部のいずれかまたは両方に切り欠き部を設け
ることにより、フレーム強度を下げることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のための参考例1による色選別電極
構体を示す図である。
構体を示す図である。
【図2】 図1の環状スプリングを示す部分図である。
【図3】 図2の断面図である。
【図4】 この発明の参考例2による環状スプリングを
示す図である。
示す図である。
【図5】 この発明の参考例3による環状スプリングを
示す図である。
示す図である。
【図6】 この発明の参考例4による環状スプリングを
示す図である。
示す図である。
【図7】 この発明の参考例6による色選別電極構体を
示す図である。
示す図である。
【図8】 図7の環状スプリングを示す部分図である。
【図9】 図8の断面図である。
【図10】 この発明のための参考例7による環状スプ
リングを示す図である。
リングを示す図である。
【図11】 この発明のための参考例8による環状スプ
リングを示す図である。
リングを示す図である。
【図12】 この発明の実施例1による環状スプリング
を示す図である。
を示す図である。
【図13】 図12における応力分布説明のための色選
別電極構体を示す図である。
別電極構体を示す図である。
【図14】 従来の色選別電極構体を示す図である。
【図15】 図14を下からみた図である。
1 アパーチャグリル 2 フレーム 2a 支持棒 2b 弾性支持体 3 クリップ 4 スプリング 4a 嵌合孔 5 内部磁気シールド 6 開口部 7 環状スプリング 8 切り欠き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 29/02
Claims (2)
- 【請求項1】 所定ピッチで配列された多数のグリッド
素体からなる色選別電極を、この色選別電極が取り付け
られる相対向する一対の支持棒とこの両支持棒間に取り
付けられた一対の弾性支持体とからなるフレーム上に架
張してなる色選別電極構体と、 この色選別電極構体に取り付けられて電子ビームの走行
路を覆う内部磁気シールドと、前記色選別電極構体に前
記内部磁気シールドを固定する環状スプリングと、前記
内部磁気シールドの一部に形成した開口部とを備え、 かつ前記色選別電極構体の角形フレームの加わる応力の
少ない二つの対角部のいずれかまたは両方に切り欠き部
を設け、この切り欠き部で前記フレームの断面形状とほ
ぼ同形状の環状スプリングを前記内部磁気シールドの開
口部を通して前記フレームに嵌合させることによって、
前記色選別電極構体に前記内部磁気シールドを固定する
ようにしたことを特徴とするカラーブラウン管の内部磁
気シールド取付構造。 - 【請求項2】 グリッド素体に近い側でかつ管軸に近い
側のフレーム対角部に圧縮応力が加わり、グリッド素体
から遠い側でかつ管軸から遠い側のフレーム対角部に引
っ張り応力が加わり、他の二つのフレーム対角部にはよ
り小さい応力しか加わらないように前記支持棒の中央部
と端部との間の中間部に前記弾性支持体2bが前記支持
棒に結合され、前記の応力のあまり加わらないフレーム
対角部に切り欠き部を設けた請求項1記載のカラーブラ
ウン管の内部磁気シールド取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143520A JP2812144B2 (ja) | 1992-08-05 | 1993-06-15 | カラーブラウン管の内部磁気シールド取付構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-208997 | 1992-08-05 | ||
JP20899792 | 1992-08-05 | ||
JP5143520A JP2812144B2 (ja) | 1992-08-05 | 1993-06-15 | カラーブラウン管の内部磁気シールド取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06103913A JPH06103913A (ja) | 1994-04-15 |
JP2812144B2 true JP2812144B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=26475223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5143520A Expired - Fee Related JP2812144B2 (ja) | 1992-08-05 | 1993-06-15 | カラーブラウン管の内部磁気シールド取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2812144B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030013891A (ko) * | 2001-08-10 | 2003-02-15 | 엘지.필립스디스플레이(주) | 평면 브라운관 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5198063U (ja) * | 1975-02-03 | 1976-08-06 | ||
JPS6039555U (ja) * | 1983-08-25 | 1985-03-19 | ソニー株式会社 | 陰極線管 |
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1993
- 1993-06-15 JP JP5143520A patent/JP2812144B2/ja not_active Expired - Fee Related
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