JPH06243794A - 陰極線管の内部磁気シールド - Google Patents

陰極線管の内部磁気シールド

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JPH06243794A
JPH06243794A JP2558293A JP2558293A JPH06243794A JP H06243794 A JPH06243794 A JP H06243794A JP 2558293 A JP2558293 A JP 2558293A JP 2558293 A JP2558293 A JP 2558293A JP H06243794 A JPH06243794 A JP H06243794A
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JP
Japan
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shield
magnetic shield
internal magnetic
cathode ray
ray tube
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Application number
JP2558293A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Suehiro
勉 末広
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造設備の削減及び工程の簡素化によるコス
トダウンを図るとともにコーナー部分における地磁気の
ドリフト特性を向上しうる陰極線管の内部磁気シールド
を提供する。 【構成】 同一形状の金属板を折り曲げて4つのシール
ド部材13を形成する。シールド部材13の折り曲げ方
向は2枚ずつ対称となるようにする。異なる方向に折り
曲げたシールド部材13A,13Bの両端部をそれぞれ
溶接して内部磁気シールドを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカラー受像管等
に用いられる陰極線管の内部磁気シールドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、地磁気による電子ビームのミ
スランディングを防止するため、例えば図5に示すよう
に、管体内に内部磁気シールド20を備えた陰極線管2
1が知られている。すなわち、この陰極線管21にあっ
ては、ガラスからなるパネル22とファンネル23とに
よって管体が構成され、この管体内に色選別機構24及
び内部磁気シールド20が配される。この場合、色選別
機構24は支持部材25aと弾性部材25bとからなる
フレーム25の支持部材25a上にマスク26が架張さ
れたもので、パネル22のスカート部22a内面に支持
される。そして、色選別機構24のフレーム25の支持
部材25aに内部磁気シールド20が固定される。図6
に示すように、内部磁気シールド20は3種類の金属製
のシールド部材27,28及び29から構成される。す
なわち、色選別機構24を構成するフレーム25の支持
部材25aと平行に配された一対のフレーム部材27
と、フレーム25の弾性部材25bと平行に配された一
対のフレーム部材28とを溶接によって固定し、さらに
フレーム部材28にそれぞれフレーム部材29を溶接に
よって取り付けることにより内部磁気シールド20を構
成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来例の場合、3種類の形状の金属板を用いているため
金型も3種類必要になり、その結果、製造設備が多く且
つ工程が複雑化することから製造コストが高くなってし
まうという問題がある。また、溶接個所も全部で6個所
あるため、製造工程が複雑になり、コストアップにつな
がってしまう。さらに、内部磁気シールド20のコーナ
ー部において溶接を行っているので、コーナー部分にお
ける地磁気のドリフト特性が悪いという問題もある。
【0004】本発明は従来例のかかる点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、製造設備の削減及
び工程の簡素化によるコストダウンを達成するとともに
コーナー部分における地磁気のドリフト特性を向上しう
る陰極線管の内部磁気シールドを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1〜
図4に示すように、複数の金属製のシールド部材13か
ら構成される陰極線管の内部磁気シールド5において、
同一形状の金属部材を折り曲げてコーナー部を形成した
シールド部材13の両端部を溶接してなるものである。
この場合、シールド部材13の折り曲げ方向を逆にした
2種類のシールド部材13A,13Bを用いることもで
きる。
【0006】
【作用】かかる構成を有する本発明にあっては、同一形
状の金属部材を折曲形成したシールド部材13によって
内部磁気シールド5が構成されるので、金属部材を打ち
抜くための金型は1種類で済み、これにより製造設備の
削減及び工程の簡素化が達成される。また、従来例に比
べシールド部材13同士の溶接個所が減るので、製造工
程が簡素になる。
【0007】さらに、金属部材を折り曲げて内部磁気シ
ールド5のコーナー部を形成することから、従来例のよ
うなコーナー部分における地磁気のドリフト特性の劣化
が回避される。
【0008】尚、金属部材の折り曲げ方向を逆にした2
種類のシールド部材13A,13Bを用いた場合、計4
つのシールド部材13A,13Bによって内部磁気シー
ルド5が構成される。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る陰極線管の内部磁気シー
ルドの実施例について図1〜図4を参照して説明する。
【0010】図4は本発明が適用されるカラー陰極線管
の全体構成を示すものである。同図に示すように、この
陰極線管1は、それぞれガラスからなるファンネル2と
パネル3によって管体が構成され、この管体内に色選別
機構4と後述する内部磁気シールド5が配置される。
【0011】パネル3の内面には蛍光体層6が形成され
る。また、パネル3のスカート部3aに設けた支持ピン
7に色選別機構4が支持される。一方、ファンネル2の
ネック部2a内には、図示はしないが所定の映像信号に
従って電子を放出、加速するための電子銃が配される。
また、内部磁気シールド5は上述の色選別機構4に固定
される。
【0012】本実施例の色選別機構4はいわゆるアパー
チャグリルであって、1対の相対向する支持部材8とそ
の両端を支持するコ字状の弾性部材9からなる金属製の
フレーム10を有し、これらの支持部材8間上にマスク
として金属薄板からなるアパーチャグリル板11が架張
されて構成される。このアパーチャグリル板11には、
多数の細い帯状のグリッド素体11aが多数のスリット
(ビーム透過孔)11bを形成するように所定ピッチを
もって設けられる。尚、12は不要な電子ビームを遮蔽
するためのビームシールドである。
【0013】図1は本実施例の内部磁気シールド5を示
すものである。同図に示すように、本実施例の内部磁気
シールド5は、4つの金属製のシールド部材13(13
A,13B)が互いに溶接されて構成される。内部磁気
シールド5の全体的な形状は、従来例と同様にほぼ山形
の形状である。
【0014】図2はシールド部材13の展開形状を示す
ものである。同図に示すように、各シールド部材13
は、フレーム10の支持部材8側の磁気遮蔽を行うシー
ルド部14と弾性部材9側の磁気遮蔽を行うシールド部
15とからなる。各シールド部材13は、1枚のステン
レス等の金属板から金型によって打ち抜かれることによ
り形成される。
【0015】シールド部14の一方の縁部(図中下側)
には切込部が設けられ、これにより内部磁気シールド5
をフレーム10の支持部材8に固定するための取付部1
4aが形成される。一方、シールド部15の上記取付部
14a側には、フレーム10の弾性部材9近傍の磁気遮
蔽を行うためのシールド部16が形成される。
【0016】各シールド部材13は、各折り曲げ線Aに
沿ってそれぞれ折り曲げられている。この場合、4枚の
金属板のうち、2枚を所定の方向に折り曲げ(図3A参
照)、他の2枚をこれと反対方向であって対称に折り曲
げる(図3B参照)ことにより、2種類のシールド部材
13A,13Bが形成される。そして、図1に示すよう
に対称に折り曲げたシールド部材13A,13Bの両端
部を溶接して内部磁気シールド5を組み立てる。同図か
ら理解されるように、本実施例においては、内部磁気シ
ールド5のコーナー部5aではなく、側壁部中央5bに
おいて溶接がなされることになる。
【0017】かかる構成を有する本実施例においては、
1種類の金属板によって内部磁気シールド5が構成され
るので、金属板を打ち抜くための金型は1種類で済み、
これにより製造工程の簡素化及び設備の削減によるコス
トダウンを図ることができる。また、フレーム10の弾
性部材9側の磁気遮蔽を行う部分が一体化されているの
で、溶接工程を省略することができ、製造工程の簡素化
によるコストダウンを図ることができる。さらに、本実
施例の場合には、コーナー部5aで溶接を行っていない
ので、コーナー部分における地磁気のドリフト特性を向
上させることができる。
【0018】尚、上述の実施例においては、折り曲げ方
向を逆にした2種類の計4つのシールド部材を用いて内
部磁気シールドを構成するようにしたが、本発明はこれ
に限られることなく、例えば折り曲げ方向を同一にした
2つのシールド部材を用いて内部磁気シールドを構成す
ることもできる。
【0019】また、上記実施例においては、色選別機構
がアパーチャグリルである場合に例をとって説明した
が、本発明はこれに限られることなく、例えば色選別機
構がドット状のビーム透過孔を有するシャドウマスクで
ある陰極線管にも適用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明にあっては、同
一形状の金属部材を用い、特に折り曲げ方向を逆にした
2種類のシールド部材で内部磁気シールドを構成するこ
とにより、製造設備の削減及び工程の簡素化を図ること
ができ、この結果、生産効率の向上及びコストダウンを
達成することができる。また、金属部材を折り曲げてコ
ーナー部を形成することから、コーナー部において溶接
を行う従来例に比べ、コーナー部分における地磁気のド
リフト特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る陰極線管の内部磁気シールドの実
施例の全体構成を示す斜視図である。
【図2】同実施例のシールド部材の展開図である。
【図3】同実施例のシールド部材の斜視図である。
【図4】同実施例の内部磁気シールドを組み込んだ陰極
線管を示す分解斜視図である。
【図5】従来の内部磁気シールドを組み込んだ陰極線管
を示す分解斜視図である。
【図6】従来の内部磁気シールドの全体構成を示す斜視
図である。
【図7】従来のシールド部材の展開図である。
【符号の説明】
4 色選別機構 5 内部磁気シールド 5a コーナー部 13(13A,13B) シールド部材 14,15,16 シールド部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の金属製のシールド部材から構成さ
    れる陰極線管の内部磁気シールドにおいて、 同一形状の金属部材を折り曲げてコーナー部を形成した
    シールド部材の両端部を溶接してなることを特徴とする
    陰極線管の内部磁気シールド。
  2. 【請求項2】 シールド部材の折り曲げ方向を逆にした
    2種類のシールド部材を用いることを特徴とする請求項
    1記載の陰極線管の内部磁気シールド。
JP2558293A 1993-02-15 1993-02-15 陰極線管の内部磁気シールド Pending JPH06243794A (ja)

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