JP2810187B2 - 液体噴射記録ヘッドおよび該ヘッドを具備する液体噴射記録装置 - Google Patents
液体噴射記録ヘッドおよび該ヘッドを具備する液体噴射記録装置Info
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- JP2810187B2 JP2810187B2 JP2029402A JP2940290A JP2810187B2 JP 2810187 B2 JP2810187 B2 JP 2810187B2 JP 2029402 A JP2029402 A JP 2029402A JP 2940290 A JP2940290 A JP 2940290A JP 2810187 B2 JP2810187 B2 JP 2810187B2
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- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
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- B41J2/14032—Structure of the pressure chamber
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- B41J2002/14379—Edge shooter
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液体噴射記録ヘッドおよび該ヘッドを具備
する液体噴射記録装置に関し、詳しくは、配列された複
数のインク吐出口、液路およびこれらの液路にインクを
供給する共通液室を有し、各液路に配設された吐出エネ
ルギー発生素子がブロック別に駆動されるようにした液
体噴射記録ヘッドおよび該ヘッドを具備する液体噴射記
録装置に関する。
する液体噴射記録装置に関し、詳しくは、配列された複
数のインク吐出口、液路およびこれらの液路にインクを
供給する共通液室を有し、各液路に配設された吐出エネ
ルギー発生素子がブロック別に駆動されるようにした液
体噴射記録ヘッドおよび該ヘッドを具備する液体噴射記
録装置に関する。
液体噴射記録装置(インクジェット記録装置)は記録
ヘッドから被記録材に向けてインクを吐出させ記録を行
うもので、ノンインパクト型の記録装置として、騒音が
少なく、また、多色のインクを使用してカラー画像記録
が容易であることなどの特色を有していることから近年
急速に普及されつつある。ところで、かかる記録装置は
インクを記録ヘッドの微細なインク吐出口から直接吐出
させて記録を行うものであるので、常に安定したインク
滴の吐出が得られるようにするために他の方式の記録装
置では見られないような特別の配慮が必要とされる。
ヘッドから被記録材に向けてインクを吐出させ記録を行
うもので、ノンインパクト型の記録装置として、騒音が
少なく、また、多色のインクを使用してカラー画像記録
が容易であることなどの特色を有していることから近年
急速に普及されつつある。ところで、かかる記録装置は
インクを記録ヘッドの微細なインク吐出口から直接吐出
させて記録を行うものであるので、常に安定したインク
滴の吐出が得られるようにするために他の方式の記録装
置では見られないような特別の配慮が必要とされる。
特に高密度のマルチオリフィス化した記録ヘッドで
は、例えば約2000以上の吐出口およびこれらに対応する
吐出エネルギー発生素子としての電気熱変換体が配列順
に641ずつの単位で駆動ブロックに分けられており、ブ
ロックごとに電気熱変換体を同時駆動させる方式が採用
されてきた。また、かかる記録ヘッドでは、電気熱変換
体が配設される液路に対して、共通液室が設けられてい
るが、構成の関係上、共通液室を無条件に大きくするわ
けにいかず、ヘッドのサイズに応じて大きさも自ずと制
限される。
は、例えば約2000以上の吐出口およびこれらに対応する
吐出エネルギー発生素子としての電気熱変換体が配列順
に641ずつの単位で駆動ブロックに分けられており、ブ
ロックごとに電気熱変換体を同時駆動させる方式が採用
されてきた。また、かかる記録ヘッドでは、電気熱変換
体が配設される液路に対して、共通液室が設けられてい
るが、構成の関係上、共通液室を無条件に大きくするわ
けにいかず、ヘッドのサイズに応じて大きさも自ずと制
限される。
ところで、このように構成された記録ヘッドにおい
て、更にその高速記録を実現するためには、各駆動ブロ
ックごとの駆動時間を極力短くすると共に、1つのブロ
ックと次のブロックとの間の駆動時間間隔の短縮を図る
必要があった。
て、更にその高速記録を実現するためには、各駆動ブロ
ックごとの駆動時間を極力短くすると共に、1つのブロ
ックと次のブロックとの間の駆動時間間隔の短縮を図る
必要があった。
しかしながら、このような記録ヘッドを用いて、高速
記録実現のために上述したようなブロック駆動方式によ
り画像を形成すると駆動ブロックに対応した濃度むらが
生じることがある。しかして、このことは、第4図に模
式的に示すように、例えば駆動ブロックAで複数のイン
ク吐出口1から同時にインク2を吐出させて記録を行う
際、吐出口1でメニスカス3が後退することによって生
じる圧力波が共通液室4を通じて伝播し、次のブロック
Bに属する液路5のインク2に振動を与えるためであっ
て、その振動中に次のブロックBが駆動されることによ
るものであると想像される。なお、第4図において、6
は共通液室4におけるインク循環用を兼ねたインク供給
口、7は各液路5に設けられた電気熱変換体である。
記録実現のために上述したようなブロック駆動方式によ
り画像を形成すると駆動ブロックに対応した濃度むらが
生じることがある。しかして、このことは、第4図に模
式的に示すように、例えば駆動ブロックAで複数のイン
ク吐出口1から同時にインク2を吐出させて記録を行う
際、吐出口1でメニスカス3が後退することによって生
じる圧力波が共通液室4を通じて伝播し、次のブロック
Bに属する液路5のインク2に振動を与えるためであっ
て、その振動中に次のブロックBが駆動されることによ
るものであると想像される。なお、第4図において、6
は共通液室4におけるインク循環用を兼ねたインク供給
口、7は各液路5に設けられた電気熱変換体である。
そこで、本発明の目的は、上述した問題点に着目し、
その解決を図るべく、圧力波の伝播を抑制することによ
って濃度むらの発生を防止できるようにした液体噴射記
録ヘッドおよび該ヘッドを具備する液体噴射記録装置を
提供することにある。
その解決を図るべく、圧力波の伝播を抑制することによ
って濃度むらの発生を防止できるようにした液体噴射記
録ヘッドおよび該ヘッドを具備する液体噴射記録装置を
提供することにある。
かかる目的を達成するために、本発明の液体噴射記録
ヘッドは、液路壁で仕切られた個々の液路に共通液室か
らインクを導くようになし、前記個々の液路に配設され
た前記インクを吐出させるために利用されるエネルギー
を発生する吐出エネルギー発生素子をその配列順にした
がって複数の吐出エネルギー発生素子群からなる複数の
駆動ブロックに分割し、該駆動ブロックごとに前記吐出
エネルギー発生素子を順次駆動してインクを吐出させて
記録を行う液体噴射記録ヘッドであって、前記駆動ブロ
ック間の境界となる液路壁を他の液路壁よりも前記共通
液室側に延在させて設けたことを特徴とするものであ
る。
ヘッドは、液路壁で仕切られた個々の液路に共通液室か
らインクを導くようになし、前記個々の液路に配設され
た前記インクを吐出させるために利用されるエネルギー
を発生する吐出エネルギー発生素子をその配列順にした
がって複数の吐出エネルギー発生素子群からなる複数の
駆動ブロックに分割し、該駆動ブロックごとに前記吐出
エネルギー発生素子を順次駆動してインクを吐出させて
記録を行う液体噴射記録ヘッドであって、前記駆動ブロ
ック間の境界となる液路壁を他の液路壁よりも前記共通
液室側に延在させて設けたことを特徴とするものであ
る。
更に本発明の液体噴射記録装置は、液路壁で仕切られ
た個々の液路に共通液室からインクを導くようになし、
前記個々の液路に配設された前記インクを吐出させるた
めに利用されるエネルギーを発生する吐出エネルギー発
生素子をその配列順に従って複数の吐出エネルギー発生
素子群からなる複数の駆動ブロックに分割し、該駆動ブ
ロックごとに前記吐出エネルギー発生素子を順次駆動し
てインクを吐出させて記録を行う液体噴射記録ヘッド
と、前記吐出エネルギー発生素子に信号を付与する手段
と、を具備する液体噴射記録装置であって、前記駆動ブ
ロック間の境界となる液路壁を他の液路壁よりも前記共
通液室側に延在させて、該共通液室の少なくとも一部を
前記駆動ブロック別に分界させるようにしたことを特徴
とするものである。
た個々の液路に共通液室からインクを導くようになし、
前記個々の液路に配設された前記インクを吐出させるた
めに利用されるエネルギーを発生する吐出エネルギー発
生素子をその配列順に従って複数の吐出エネルギー発生
素子群からなる複数の駆動ブロックに分割し、該駆動ブ
ロックごとに前記吐出エネルギー発生素子を順次駆動し
てインクを吐出させて記録を行う液体噴射記録ヘッド
と、前記吐出エネルギー発生素子に信号を付与する手段
と、を具備する液体噴射記録装置であって、前記駆動ブ
ロック間の境界となる液路壁を他の液路壁よりも前記共
通液室側に延在させて、該共通液室の少なくとも一部を
前記駆動ブロック別に分界させるようにしたことを特徴
とするものである。
本発明によれば、駆動ブロック間の境界となる液路壁
を他の液路壁よりも共通液室側に延在させて、共通液室
の少なくとも一部を駆動ブロック別に分界させるように
したことによって、駆動ブロックごとの駆動時に発生す
る圧力波が共通液室を介して隣接する駆動ブロックに属
する液路に伝播するのを防止することができる。
を他の液路壁よりも共通液室側に延在させて、共通液室
の少なくとも一部を駆動ブロック別に分界させるように
したことによって、駆動ブロックごとの駆動時に発生す
る圧力波が共通液室を介して隣接する駆動ブロックに属
する液路に伝播するのを防止することができる。
以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具
立的に説明する。
立的に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す。本例はその構成を
模式的に示しているが、実際の吐出口1,液路5および電
気熱変換体7は400dpiの密度で1mmに16素子の割合で配
合されている。A、B、C、…はその駆動ブロック別
(ここでは4個ずつが1ブロックとして表わされてい
る)を示し、本例ではそのブロックの境界となる位置で
の液路側壁8Aが共通液室4の側に他の側壁8よりも長く
延在されている。また9は記録ヘッド10の後壁すなわ
ち、共通液室4の後壁を示し、本例では液路側壁8の位
置が共通液室4の途中で打切られているが、共通液室4
が個々の駆動ブロックA、B、C、…別に画成されるよ
うな位置、9Aや9B、あるいは画成されない自在な位置9C
であってもよい。ただし、後壁を9Aや9Bの位置とする場
合には、画成された共通液室ごとにインクが供給される
ように不図示のインク供給路または供給口を設ける必要
があることはいうまでもない。
模式的に示しているが、実際の吐出口1,液路5および電
気熱変換体7は400dpiの密度で1mmに16素子の割合で配
合されている。A、B、C、…はその駆動ブロック別
(ここでは4個ずつが1ブロックとして表わされてい
る)を示し、本例ではそのブロックの境界となる位置で
の液路側壁8Aが共通液室4の側に他の側壁8よりも長く
延在されている。また9は記録ヘッド10の後壁すなわ
ち、共通液室4の後壁を示し、本例では液路側壁8の位
置が共通液室4の途中で打切られているが、共通液室4
が個々の駆動ブロックA、B、C、…別に画成されるよ
うな位置、9Aや9B、あるいは画成されない自在な位置9C
であってもよい。ただし、後壁を9Aや9Bの位置とする場
合には、画成された共通液室ごとにインクが供給される
ように不図示のインク供給路または供給口を設ける必要
があることはいうまでもない。
このように構成したインクジェット記録ヘッド10で
は、不図示の駆動回路構成により記録画像信号が16ビッ
トの信号として1ライン分記録ヘッドに入力され、ラッ
チ信号によりそのラッチ回路でラッチされた後、順次駆
動ブロックA、B、C、…別に駆動されて、1ライン分
の記録が次々と行われていく。しかして、この場合、先
に述べたブロックの境界の延在された側壁8A(以下で第
4図に矢印で示したような圧力波の伝播経路をしゃ断す
るという意味で、しゃ断壁という)がその圧力波伝播を
しゃ断するために前述したような濃度むらの発生を防止
することができた。
は、不図示の駆動回路構成により記録画像信号が16ビッ
トの信号として1ライン分記録ヘッドに入力され、ラッ
チ信号によりそのラッチ回路でラッチされた後、順次駆
動ブロックA、B、C、…別に駆動されて、1ライン分
の記録が次々と行われていく。しかして、この場合、先
に述べたブロックの境界の延在された側壁8A(以下で第
4図に矢印で示したような圧力波の伝播経路をしゃ断す
るという意味で、しゃ断壁という)がその圧力波伝播を
しゃ断するために前述したような濃度むらの発生を防止
することができた。
第2図は本発明の第2実施例を示す。本例は、各駆動
ブロックA、B、C、…のそれぞれに圧力波の伝播を幾
分でも弱めるための補助しゃ断壁8Bを他の側壁8よりは
長く、また上述のしゃ断壁8Aよりは短い形で形成したも
のである。なお、ここで、補助しゃ断壁8Bの端末は、他
の側壁8の端末と同様に第2A図2の(A)のような形状
としてもよいが、あるいは(B)またはこれに類似の特
殊形状としてもよい。このように構成した記録ヘッド10
においても、第1実施例のところで述べたと同様の駆動
動作において、その圧力波の影響を抑制して濃度むらを
防止することができる。
ブロックA、B、C、…のそれぞれに圧力波の伝播を幾
分でも弱めるための補助しゃ断壁8Bを他の側壁8よりは
長く、また上述のしゃ断壁8Aよりは短い形で形成したも
のである。なお、ここで、補助しゃ断壁8Bの端末は、他
の側壁8の端末と同様に第2A図2の(A)のような形状
としてもよいが、あるいは(B)またはこれに類似の特
殊形状としてもよい。このように構成した記録ヘッド10
においても、第1実施例のところで述べたと同様の駆動
動作において、その圧力波の影響を抑制して濃度むらを
防止することができる。
第3図は、本発明の第3実施例を示す。本例は、各駆
動ブロックA、B、C、…別に共通液室4を4A、4B、4
C、…に分けて設けるようにしたもので、8Cがそのしゃ
段壁であり、それぞれの共通室4A、4B、4C、…にはイン
ク供給口6Aおよび6Bに連通する共通液路11Aおよび11Bが
設けられていて、インクを循環させる場合、本例ではイ
ンク供給口6Aの側から各共通液室4A、4B、4C、…にイン
クが供給され、インク供給口6Bの方から不図示のインク
貯留室に戻される。
動ブロックA、B、C、…別に共通液室4を4A、4B、4
C、…に分けて設けるようにしたもので、8Cがそのしゃ
段壁であり、それぞれの共通室4A、4B、4C、…にはイン
ク供給口6Aおよび6Bに連通する共通液路11Aおよび11Bが
設けられていて、インクを循環させる場合、本例ではイ
ンク供給口6Aの側から各共通液室4A、4B、4C、…にイン
クが供給され、インク供給口6Bの方から不図示のインク
貯留室に戻される。
以上のような記録ヘッドおよびその駆動系を用いて、
例えば第5図に示すようなフルカラー記録が可能な液体
噴射記録装置を構成することができる。
例えば第5図に示すようなフルカラー記録が可能な液体
噴射記録装置を構成することができる。
第5図において、201Aおよび201Bは、記録媒体Rを副
走査方向VSに挟持搬送するために設けたローラ対であ
る。202BK,202Y,202Mおよび202Cは、それぞれ、記録媒
体Rの前幅にわたってノズルを配列したブラック,イエ
ロー,マゼンタおよびシアンの記録を行うフルマルチタ
イプの記録ヘッドであり、その順に記録媒体搬送方向上
流側より配置してある。
走査方向VSに挟持搬送するために設けたローラ対であ
る。202BK,202Y,202Mおよび202Cは、それぞれ、記録媒
体Rの前幅にわたってノズルを配列したブラック,イエ
ロー,マゼンタおよびシアンの記録を行うフルマルチタ
イプの記録ヘッドであり、その順に記録媒体搬送方向上
流側より配置してある。
200は回復系であり、吐出回復処理にあたっては記録
媒体Rに代わって記録ヘッド202BK〜202Cに対向する。
媒体Rに代わって記録ヘッド202BK〜202Cに対向する。
なお、本発明は、特にインクジェット記録方式の中で
もバルブジェット方式の記録ヘッド、記録装置において
優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば
記録の高密度化,高精細化が達成できるからである。
もバルブジェット方式の記録ヘッド、記録装置において
優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば
記録の高密度化,高精細化が達成できるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特
許第4723129号明細書,同第4740796号明細書に開示され
ている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この
方式は所謂オンデマンド型,コンティニュアス型のいず
れにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合
には、液体(インク)が保持されているシートや液路に
対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対
応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少な
くとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱
変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用
面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対
一で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので
有効である。この気泡の成長,収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
液を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答成に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第44
63359号明細書,同第4345262号明細書に記載されている
ようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上
昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載
されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行う
ことができる。
許第4723129号明細書,同第4740796号明細書に開示され
ている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この
方式は所謂オンデマンド型,コンティニュアス型のいず
れにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合
には、液体(インク)が保持されているシートや液路に
対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対
応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少な
くとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱
変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用
面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対
一で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので
有効である。この気泡の成長,収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
液を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答成に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第44
63359号明細書,同第4345262号明細書に記載されている
ようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上
昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載
されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行う
ことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の明細書に開示され
ているような吐出口,液路,電気熱変換体の組合せ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に複数の電気熱
変換体に対して、共通するスリットを電気熱変換体の吐
出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公報や熱
エネルギの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる
構成を開示する特開昭59−138461号公報に基いた構成と
しても本発明の効果は有効である。
ているような吐出口,液路,電気熱変換体の組合せ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に複数の電気熱
変換体に対して、共通するスリットを電気熱変換体の吐
出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公報や熱
エネルギの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる
構成を開示する特開昭59−138461号公報に基いた構成と
しても本発明の効果は有効である。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対
応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対
しても本発明は特に有効に適用できる。そのような記録
ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによってその
長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘ
ッドとしての構成のいずれでもよい。加えて、上例のよ
うなシリアルタイプのものでも装置本体に装着されるこ
とで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのイン
クの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘ
ッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカ
ートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明
は有効である。
応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対
しても本発明は特に有効に適用できる。そのような記録
ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによってその
長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘ
ッドとしての構成のいずれでもよい。加えて、上例のよ
うなシリアルタイプのものでも装置本体に装着されるこ
とで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのイン
クの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘ
ッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカ
ートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明
は有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数につい
ても、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けら
れたものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに
対応して複数個数設けられるものであってもよい。
ても、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けら
れたものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに
対応して複数個数設けられるものであってもよい。
さらに加えて、本発明インクジェット記録装置の形態
としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端
末として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写
装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の
形態を採るものであってもよい。
としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端
末として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写
装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の
形態を採るものであってもよい。
以上説明してきたように、本発明によれば、駆動ブロ
ック間の境界となる液路壁を他の液路壁よりも共通液室
側に延在させて、共通液室の少なくとも一部を駆動ブロ
ック別に分界させるようにしたので、ブロック別に吐出
エネルギー発生素子を駆動するときに発生する圧力波が
共通液室を介して次のブロックの液路に影響を及ぼし、
記録画像に濃度むらが発生するのを防止することができ
る。また、駆動ブロック間の境界となる液路壁を他の液
路壁よりも共通液室側に延在させて設けたので個々の液
路のインピーダンスの増大によるリフィル速度の低下
(インク供給の遅延)を伴うことなく良好なインク供給
特性を維持することができるという利点を有する。
ック間の境界となる液路壁を他の液路壁よりも共通液室
側に延在させて、共通液室の少なくとも一部を駆動ブロ
ック別に分界させるようにしたので、ブロック別に吐出
エネルギー発生素子を駆動するときに発生する圧力波が
共通液室を介して次のブロックの液路に影響を及ぼし、
記録画像に濃度むらが発生するのを防止することができ
る。また、駆動ブロック間の境界となる液路壁を他の液
路壁よりも共通液室側に延在させて設けたので個々の液
路のインピーダンスの増大によるリフィル速度の低下
(インク供給の遅延)を伴うことなく良好なインク供給
特性を維持することができるという利点を有する。
第1図、第2図および第3図は本発明液体噴射記録ヘッ
ドの第1,第2および第3実施例をそれぞれ示す模式的断
面図、 第2A図は本発明にかかるしゃ段壁の端部の構成を示す模
式的上面図、 第4図は背景技術に係る液体噴射記録ヘッドの模式的断
面図、 第5図は本発明の適用が可能な液体噴射記録装置の斜視
図である。 1……吐出口、 3……メニスカス、 4……共通液室、 5……液路、 A,B,C……駆動ブロック、 7……電気熱変換体、 8……液路側壁、 8A,8B,8C……しゃ断壁。
ドの第1,第2および第3実施例をそれぞれ示す模式的断
面図、 第2A図は本発明にかかるしゃ段壁の端部の構成を示す模
式的上面図、 第4図は背景技術に係る液体噴射記録ヘッドの模式的断
面図、 第5図は本発明の適用が可能な液体噴射記録装置の斜視
図である。 1……吐出口、 3……メニスカス、 4……共通液室、 5……液路、 A,B,C……駆動ブロック、 7……電気熱変換体、 8……液路側壁、 8A,8B,8C……しゃ断壁。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/045 B41J 2/055
Claims (3)
- 【請求項1】液路壁で仕切られた個々の液路に共通液室
からインクを導くようになし、前記個々の液路に配設さ
れた前記インクを吐出させるために利用されるエネルギ
ーを発生する吐出エネルギー発生素子をその配列順にし
たがって複数の吐出エネルギー発生素子群からなる複数
の駆動ブロックに分割し、該駆動ブロックごとに前記吐
出エネルギー発生素子を順次駆動してインクを吐出させ
て記録を行う液体噴射記録ヘッドであって、 前記駆動ブロック間の境界となる液路壁を他の液路壁よ
りも前記共通液室側に延在させて設けたことを特徴とす
る液体噴射記録ヘッド。 - 【請求項2】前記吐出エネルギー発生素子は、前記エネ
ルギーとして熱エネルギーを発生する電気熱変換体であ
ることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射記録ヘッ
ド。 - 【請求項3】液路壁で仕切られた個々の液路に共通液室
からインクを導くようになし、前記個々の液路に配設さ
れた前記インクを吐出させるために利用されるエネルギ
ーを発生する吐出エネルギー発生素子をその配列順にし
たがって複数の吐出エネルギー発生素子群からなる複数
の駆動ブロックに分割し、該駆動ブロックごとに前記吐
出エネルギー発生素子を順次駆動してインクを吐出させ
て記録を行う液体噴射記録ヘッドと、前記吐出エネルギ
ー発生素子に信号を付与する手段と、を具備する液体噴
射記録装置であって、 前記駆動ブロック間の境界となる液路壁を他の液路壁よ
りも前記共通液室側に延在させて、該共通液室の少なく
とも一部を前記駆動ブロック別に分界させるようにした
ことを特徴とする液体噴射記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2029402A JP2810187B2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 液体噴射記録ヘッドおよび該ヘッドを具備する液体噴射記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2029402A JP2810187B2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 液体噴射記録ヘッドおよび該ヘッドを具備する液体噴射記録装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=12275147
Family Applications (1)
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-
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