JP2809865B2 - 形鋼のローラ矯正機 - Google Patents

形鋼のローラ矯正機

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JP2809865B2
JP2809865B2 JP2303812A JP30381290A JP2809865B2 JP 2809865 B2 JP2809865 B2 JP 2809865B2 JP 2303812 A JP2303812 A JP 2303812A JP 30381290 A JP30381290 A JP 30381290A JP 2809865 B2 JP2809865 B2 JP 2809865B2
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JP
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roller
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JP2303812A
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和郎 大森
恒雄 瀬戸
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川崎製鉄株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、H形鋼など形鋼の形状を矯正するローラ矯
正機に関するものである。
<従来の技術> 代表的な形鋼である圧延H形鋼は一般に同軸上に上下
水平ローラと垂直ローラを備えたユニバーサルミルによ
り熱間成形される。熱間成形されたH形鋼は圧延後に冷
却されるが、圧延時の歪あるいは断面内温度差等に起因
した反りや曲がりが生じ、これらの反りや曲がりはロー
ラ矯正機によって矯正される。第3図および第4図は、
ローラ矯正機を説明する正面図及び断面図である。第3
図および第4図に示すようにH形鋼1のウエブ1aを長手
方向上下に交互に配置された一対のローラ2、3で押し
込むことによりフランジ1bに繰り返し曲げを与え反りを
矯正する。この時、一対のローラ2、3はウエブ1aとフ
ランジ1bの付け根部近傍を押し込み、ウエブ1aのたわみ
が生じないように配慮される。一対のローラ2、3の間
隔は第4図に示すようにスペーサ4によって保持され、
スペーサ4はフランジ1bの内寸法に応じてオフラインで
セットされる。したがってH形鋼1の断面サイズの変更
に応じて、ローラ矯正機のローラセットも駆動軸5に取
り付けられたスリーブ6とともに組替するのが一般的で
ある。
<発明が解決しようとする課題> H形鋼1の矯正は第4図に示したように、フランジ1b
の内寸法に応じてローラ2、3の間隔をセットする必要
があるため、断面サイズ毎にローラセットを交換するの
が一般的で、このためH形鋼の矯正における作業負荷の
増大、生産性の低下をもたらしている。
また、従来のH形鋼1では同一シリーズ内ではフラン
ジ1bの内法寸法が一定で、ローラセットの交換が不要だ
ったのに対し、最近フランジ1bの厚みによらずウエブ高
さが一定のいわゆる外法一定H形鋼が生産されるように
なって同一シリーズ内でも内法寸法が変化するようにな
り、サイズ毎にすべてローラセットを交換する必要が生
じてきており、ますますローラセット交換の負担が増大
するようになってきた。
本発明は、前記問題点に鑑み、ローラ矯正機のローラ
の間隔をオンラインで迅速に変更することができる、形
鋼のローラ矯正機を提供することを目的とするものであ
る。
<課題を解決するための手段> 前記目的を達成するための本発明は、駆動軸の外周に
取付けたスリーブに一対のローラを、その間にスペーサ
を介在させて所定の間隔にセットした形鋼のローラ矯正
機であって、前記一対のローラの間にスリーブに固定し
て取付けた多段のテーパ爪を有するリングスペーサと、
スリーブに回転可能に取付けた多段のテーパ爪を有する
爪車スペーサとを、前記両テーパ爪の爪面を互いに接触
するように介在させ、前記爪車スペーサを回転して互い
に接触する爪面をずらせることによって前記爪車スペー
サとリングスペーサとで形成されるスペーサ幅を変更可
能にしたことを特徴とする形鋼のローラ矯正機である。
<実施例> 以下、本発明の構成および作用を好適な一実施例に基
づいて説明する。
第1図は本発明の実施例を示す断面図であり、2、3
は一対の矯正ローラで駆動軸5にセットされたスリーブ
6にキー9で取り付けられている。7は爪車スペーサ
で、片面に大きな鋸歯状部のテーパ上に形成した複数の
小さな鋸歯状段差部、すなわち多段のテーパ爪7aを有し
スリーブ6に対して自由に回転する構造になっている。
8は片面に大きな鋸歯状部のテーパ上に形成した複数の
小さな鋸歯状段差部、すなわち多段のテーパ爪8aを有す
るリングスペーサでキー9によりスリーブ6に固定され
ている。また10はローラ2、3の間隔を大きく変更する
ためのスペーサ、11はナット12とローラ2間のスペーサ
である。ローラ2、3を所定の位置にセットした後ナッ
ト12を締め付けてロックされる。13、14はそれぞれスリ
ーブ6を軸5にセットするための押し輪およびナットで
ある。
ローラ2、3間隔を変更するためには、ローラ2、3
を軸方向に移動させる機能とセットしたローラ2、3の
間隔を保持することが必要である。本発明の場合、第2
図のテーパ爪展開図に示すように、ローラ2、3の間隔
を広げる場合には、爪車スペーサ7を矢印の方向に回転
させテーパ7aを利用することによって容易に行うことが
でき、ローラ2、3の間隔を保持するためには爪車スペ
ーサ7のテーパ爪7aの段差部とリングスペーサ8のテー
パ爪8aの段差部を噛合せることにより強固に保持するこ
とが可能である。また、ローラ2、3の間隔は爪車スペ
ーサ7とリングスペーサ8のテーパ爪7aと8aとの噛み合
わせ位置を変更することによって任意に設定可能であ
る。
本発明は前記の構成であるので、ローラ2、3の間隔
を変更する場合はナット12を緩め、爪車スペーサ7を矢
印の方向に回し、爪車スペーサ7とリングスペーサ8の
テーパ爪7a、8aを所定の組み合わせ位置にセットした
後、ナット12を締め込んでローラ2、3の間隔を固定す
ればローラ2、3の間隔調整が終了する。
本発明の実施例はローラ間隔調整の基本構造を示すも
ので、駆動装置は設けていないが、爪車スペーサ7を回
すための駆動装置を設けることも可能である。この時の
必要動力はテーパ爪7aを利用して回転させるため非常に
小さいものでよく、コンパクトな駆動部となる。また、
本発明の実施例はテーパ爪7a、8aの組み合わせを1段と
したが、同様な構造を2段あるいは3段以上にすること
も可能で、広範囲のフランジ内法寸法の変化に対応可能
とすることができる。
<発明の効果> H形鋼用のローラ矯正機のローラ間隔をオンラインで
迅速かつ容易に変更可能で従来のローラ組替作業負荷を
大幅に低減可能である。
また、爪車スペーサの採用によりローラの幅方向移動
を爪車のテーパおよびナットの締付力を利用して行うこ
とができ、幅調整時のローラのスライドのための動力が
大幅に低減される。さらに、ローラセット後の保持力を
高めることができるため、ローラの幅可変化によるロー
ラ間隔のズレ等の不安定さを排除できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を一部断面で示す側面図、第2
図は第1図のスペーサを展開して示した展開図、第3図
はローラ矯正機のローラ装置を示す側面図、第4図は従
来例を示す断面図である。 1……H形鋼、1a……ウエブ、 1b……フランジ、2……矯正ローラ、 3……矯正ローラ、4……スペーサ、 5……駆動軸、6……スリーブ、 7……爪車、8……リング、 9……キー、10……スペーサ、 11……スペーサ、12……ナット、 13……押し輪、14……ナット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21D 3/05,3/02 B21B 27/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸の外周に取付けたスリーブに一対の
    ローラを、その間にスペーサを介在させて所定の間隔に
    セットした形鋼のローラ矯正機であって、前記一対のロ
    ーラの間にスリーブに固定して取付けた多段のテーパ爪
    を有するリングスペーサと、スリーブに回転可能に取付
    けた多段のテーパ爪を有する爪車スペーサとを、前記両
    テーパ爪の爪面を互いに接触するように介在させ、前記
    爪車スペーサを回転して互いに接触する爪面をずらせる
    ことによって前記爪車スペーサとリングスペーサとで形
    成されるスペーサ幅を変更可能にしたことを特徴とする
    形鋼のローラ矯正機。
JP2303812A 1990-11-13 1990-11-13 形鋼のローラ矯正機 Expired - Lifetime JP2809865B2 (ja)

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CN101791639A (zh) * 2010-04-08 2010-08-04 莱芜钢铁集团有限公司 一种型钢矫直辊装置及其装配方法

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JPS60127010A (ja) * 1983-12-15 1985-07-06 Kawasaki Steel Corp 圧延幅可変型ロ−ル

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