JP2809133B2 - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JP2809133B2
JP2809133B2 JP7142152A JP14215295A JP2809133B2 JP 2809133 B2 JP2809133 B2 JP 2809133B2 JP 7142152 A JP7142152 A JP 7142152A JP 14215295 A JP14215295 A JP 14215295A JP 2809133 B2 JP2809133 B2 JP 2809133B2
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知由己 桑田
健 歌川
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  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種カメラ、光学測定
器等の光学機器に用いる像検出用光電変換素子を樹脂で
パッケージ化した固体撮像素子に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】焦点検出装置に用いる従来
の固体撮像素子として、光電変換素子を透明な合成樹脂
材で封止し、その光入射面をガラス板で覆ったものが知
られている。ガラス板を用いずに透明樹脂材をそのまま
素子表面とすると、樹脂は一般に静電気を帯びやすく、
素子表面である光入射面に塵埃が付着し、正しい像情報
の検出を妨げ焦点検出誤差を招くという問題点がある。
そこで、防塵対策として素子表面にガラス板が貼着され
ている。静電気を帯びにくくする添加物を樹脂に添加す
ることも考えられるが、光の透過率が低下してしまい、
この種の封止パッケージには使用できない。
【0003】このため、素子表面にガラス板を備えた従
来の固体撮像素子においては、ガラスの材料費、ならび
にガラスを貼る工作費のため製造費が高くなるという問
題点があった。
【0004】本発明の目的は、樹脂パッケージ表面にガ
ラス板を設けることなく光入射面に付着する塵埃の影響
を抑制するようにした固体撮像素子を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による固体撮像素
子は、光透過性の樹脂で光電変換素子をパッケージ封止
してパッケージの光入射表面は樹脂面のままとし、光電
変換素子の受光面と樹脂パッケージ入射面との距離を次
式のように定めるものである。 15p≦{e/( l−e)}g
【0006】ここで、gは、光電変換素子の画素並び方
向における焦点検出光学系の射出瞳寸法、lは、射出瞳
と上記受光面との空気換算光路長、pは、光電変換素子
の画素ピッチ、eは、パッケージ入射表面と光電変換素
子の受光面との空気換算光路長である。
【0007】
【作用】パッケージの光入射面に塵埃が付着しても、そ
の像は光電変換素子の受光面上でボケるから、焦点検出
精度に影響を与えない。
【0008】
【実施例】図1は、本発明をいわゆる位相差検出方式の
焦点検出装置に適用した場合の一例を示している。ここ
で、焦点検出装置AFDは、コンデンサレンズ11と、
分割瞳マスク12と、セパレータレンズ13a,13b
とから成る周知の焦点検出光学系を有し、この光学系に
より固体撮像素子14内に樹脂で封止された光電変換素
子15a,15b(例えばCCDラインセンサ)の受光
面上に一対の被写体2次像が形成される。そして、予定
した焦点検出面10と実際の結像面との変位を光電変換
素子15a,15b上の一対の像のずれ量から求める。
【0009】本発明に係る固体撮像素子においては、光
電変換素子15a,15bを封止する樹脂パッケージの
光入射面は樹脂面とされている。
【0010】次に、図1と共通の記号を配して模式的に
表した図2を用いて検出原理を説明する。
【0011】焦点検出装置ADFは対物レンズ21の後
方でCCDラインセンサ15a,15bの受光面が焦点
検出面10と共役になるように配置される。対物レンズ
21を通った光は次にコンデンサレンズ11を通り、さ
らにその中の分割瞳マスク12にあいた二つの開口を透
過した部分が各々セパレータレンズ13aまたは13b
を介して固体撮像素子14のラインセンサ15a又は1
5bに達する。
【0012】対物レンズ21による像が正しく焦点検出
面10に結んでいる場合は、すなわち合焦している場合
はラインセンサ15aと15bの受光面上にも2次像が
正しく結像する。このとき、ラインセンサ15aと15
b上の一対の2次像の間隔は所定の値となる。
【0013】一方、対物レンズ21による焦点検出面1
0上の像がぼやけている場合は2次像もぼけるととも
に、ラインセンサ15aと15b上の一対の2次像の間
隔も変化する。すなわち、図3(a)〜(c)はライン
センサ15a,15bからそれぞれ得られる光電変換信
号をA,Bで表しており、合焦時は(a)に示すよう
に、A,Bの信号波形はほぼ一致し、前ピン時および後
ピン時には信号A,Bの波形の間隔が同図上において狭
くなったり広くなったりする方向にずれる。したがっ
て、このようなラインセンサ15a,15bからの一対
の光電変換信号をマイクロコンピュータに取り込んで演
算することにより2次像間隔を求め、焦点ずれ量を検出
することができる。
【0014】ここで固体撮像素子14の光入射面に小さ
な埃が付着してラインセンサ15aに注ぐ光束が遮られ
た場合を考える。埃の位置がラインセンサ15aの受光
面に近いと、すなわち固体撮像素子14の光入射面とラ
インセンサ受光面との距離が小さいとその影響は大きく
図4(a)〜(c)のような出力となり、2次像間隔を
正しく求めるのは困難となる。しかし、もし埃の位置が
遠ければ埃の影はぼけるのでその影響は小さくなる。こ
の間の事情を図5を用いて説明する。
【0015】同図において、22は分割瞳マスク12の
セパレータレンズ13aによる虚像であり、ラインセン
サ15aは周囲のパッケージを取り除き光学的に等価な
位置に表してある。今、微小な埃がラインセンサ15a
の受光面から距離eだけ離れた所にあると、分割瞳の虚
像22の開口幅(ラインセンサ15aの画素並び方向に
おける開口幅)をg、虚像22と光電変換素子15aの
受光面との距離をl、埃のぼけた影の大きさをmとする
と、以下の関係がある。 m={e/( l−e)}g …(1)
【0016】この(1)式からわかるとおり、eが大き
いほど埃の影は大きくぼけ、その分薄くなるので、ライ
ンセンサ上の像に及ぼす影響は小さくなる。(1)式の
mをラインセンサ画素ピッチpの15〜20倍以上にな
るように定めると、樹脂によく付着するいわゆるケバゴ
ミ程度の大きさの物の影響はほとんど受けない。
【0017】ここで、ラインセンサの画素のピッチは、
ラインセンサの一画素に注ぐ光量、分解能、装置の大き
さなどの兼ね合いで決まるが、例えばp=20μm,g
=1.5mm,l=6mmとすると、m>20pにするに
は、e>1.3mmにすればよく、同様にm>15pにす
るには、e>1mmにすればよい。なお、パッケージの樹
脂の屈折率をC、ラインセンサの受光面から固体撮像素
子の表面までの距離をd、その空気換算路長をeとする
と、 d=Ce …(2) と表せるから、e>1.3mmにするときは、d>1.3C
mmとすればよい。
【0018】〈変形例〉図6は本発明に係る固体撮像素
子24の変形実施例であり、固体撮像素子24は、CC
Dラインセンサ25a、25bを透明樹脂材で封止する
とともに、素子表面にセパレータレンズ23a,23b
を樹脂材と一体に形成したものである。
【0019】この実施例によれば、セパレータレンズと
固体撮像素子24との位置調整作業が不要となり、組立
性が格段に改善される。
【0020】なお以上述べた実施例は位相差検出方式で
あったが、コントラス法等他の焦点検出方式であって
も、固体撮像素子により検出した像信号に基づいて焦点
検出を行う装置であれば、いずれにも適用できる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、透明な樹脂でパッケー
ジ封止されているCCDラインセンサなどの光電変換素
子受光面とパッケージ光入射表面との距離を、パッケー
ジ表面に付着した塵埃の影が固体撮像素子受光面上で焦
点検出に影響がないほどにぼけるような長さに設定した
ので、パッケージ表面に静電気による塵埃の付着防止用
ガラス板を設ける必要がなく、焦点検出装置をコストダ
ウンできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像素子を用いた焦点検出装
置の一実施例の構成を示す図。
【図2】実施例の焦点検出原理を説明する模式図。
【図3】実施例の固体撮像素子の出力例を表す図。
【図4】図3の出力例で塵埃の影響を説明する図。
【図5】塵埃の位置による出力への影響を説明する図。
【図6】変形例を示す図。
【符号の説明】
10:焦点検出面 11:コンデンサーレンズ 12:分割瞳マスク 13a,13b,23a,23b:セパレータレンズ 14,24:固体撮像素子 15a,15b,25a,25b:ラインセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/30 - 5/335 H01L 27/14 H01L 29/76 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点検出光学系により被写体像が受光面
    上で結像する光電変換素子を有し、結像した光像を電気
    信号に変換して出力し、該出力を焦点検出に利用する固
    体撮像素子において、 光透過性の樹脂で前記光電変換素子を封止したパッケー
    ジの光入射表面は樹脂面のままとし、 前記光電変換素子の画素並び方向における前記焦点検出
    光学系の射出瞳寸法をg,前記射出瞳と前記受光面との
    空気換算光路長をl、前記光電変換素子の画素ピッチを
    p、前記パッケージ入射表面と前記受光面との空気換算
    光路長をeとしたとき、15p≦{e/( l−e)}
    gが満足するように前記光電変換素子の受光面と前記樹
    脂パッケージ入射面との距離d=Ce(但し、Cはパッ
    ケージの樹脂の屈折率)を決定することを特徴とする固
    体撮像素子。
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