JP2808526B2 - モータの駆動制御装置 - Google Patents

モータの駆動制御装置

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JP2808526B2
JP2808526B2 JP7063948A JP6394895A JP2808526B2 JP 2808526 B2 JP2808526 B2 JP 2808526B2 JP 7063948 A JP7063948 A JP 7063948A JP 6394895 A JP6394895 A JP 6394895A JP 2808526 B2 JP2808526 B2 JP 2808526B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの電源の過電圧
を検出する過電圧検出回路、並びにその検出回路により
過電圧が検出されたときに電源の過電圧を放電する回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これらの回路は例えば特開平4−916
88号公報、実開昭56−30535号公報、特開昭6
1−98187号公報、特開平4−46590号公報な
どに開示されている。
【0003】図12は特開平4−91688号公報に開
示された回路であり、この回路に示す過電圧検出回路の
電圧比較器CPは、直流中間回路電圧Viの検出電圧V
idと、前記電圧Viの過電圧状態検出用設定電圧Vs
u或いはその電圧Vsuより電圧幅ΔVだけ低くかつ前
記電圧Viの定格近辺値となされた設定電圧Vsdとの
両電圧を比較し、Vid≧Vsu状態のときレベルH、
Vid≦Vsd状態のときレベルLの論理信号を出力す
るもので、Vid≦Vsd状態のときは、前述のごとく
出力がレベルLになるため、ゲートICのGIC1,G
IC2の出力レベルはH、GIC3の出力レベルはLと
なり、FET1は遮断状態に、FET2は導通状態とな
り、トランジスタTは遮断状態となって放電抵抗Rへの
通電を阻止する。また逆に、Vid≧Vsuのときは、
電圧比較器CPの出力がレベルHになるため、ゲートI
CのGIC1,GIC2の出力レベルはL、GIC3の
出力レベルはHとなり、FET1は導通状態に、FET
2は遮断状態となり、トランジスタTはダイオードDを
介して導通状態となって放電抵抗Rに通電する。これに
より、直流中間回路電圧Viの上昇は解消される。
【0004】また、図13は実開昭56−30535号
公報に開示された回路であり、この回路は、交流電源1
が供給されると、コンデンサ5aの両端に直流電圧が発
生し、このとき定電圧素子7aのツェナー電圧を直流電
圧以上に設定しておけば、通常は抵抗6を介してサイリ
スタ4のゲートにゲート電流が流れるので、サイリスタ
4がオン状態となって負荷3に電流が流れる。ここで、
交流電源1の電圧が上昇して過電圧状態になると、コン
デンサ5aの直流電圧が上昇し、この直流電圧が定電圧
素子7aのツェナー電圧に達すると、抵抗7cを介して
トランジスタ7bのベースにベース電流が流れるのでト
ランジスタ7bがオンする。従って、直流電源5より抵
抗6を介して供給されているゲート電流は側路されてサ
イリスタ4はオフ状態になり、負荷3の電流は遮断され
る。
【0005】さらに、特開昭61−98187号公報に
開示された先行技術は、過電圧になるとインバータを遮
断し、放電用抵抗による放電で過電圧が解消されたとき
インバータの遮断を解除する。また、特開平4−465
90号公報のものは、過電圧になると放電用抵抗で放電
し、その過電圧が所定時間経過しても解消しないときは
その放電用抵抗を切り離して、その時点の通電相に継続
して通電し放電させるようになっている。
【0006】次に、前述した図12の過電圧検出回路を
具体的な数値を以て説明する。図14はその過電圧検出
回路の回路図であり、図15はその回路の動作電圧を説
明するためのグラフである。
【0007】図において、V1は商用電源のAC100
Vを倍電圧整流したDC280Vの直流電源で、この回
路においては直流電源V1が115%(322V)を越
えたとき過電圧と判定し、その電源V1が110%(3
08V)以下のときは過電圧でないと判定するようにな
っている。10,11は直流電源V1を分圧して比較器
16の反転入力端子に検出電圧V2を印加するための抵
抗で、470KΩと6.8KΩの値からなり1/70で
分圧する。直流電源V1が322Vのときはその検出電
圧V2が4.59Vになり、直流電源V1が308Vの
ときは検出電圧V2が4.39Vになる。
【0008】12,13,14,15は比較器16の出
力V5(HiまたはLo)に基づいて制御電源V4を分
圧して基準電圧V3を作る抵抗で、4.59Vと4.3
9Vが得られるようにそれぞれの抵抗値が選定されてい
る。比較器16の出力がHiのときは抵抗12,13,
14,15の分圧によって基準電圧V3が4.59Vに
なり、比較器16の出力V5がLoのときはその出力値
がほぼ零Vであるため、抵抗12,13,14の分圧に
よって基準電圧V3が4.39Vになり、ヒステリシス
幅が0.2Vとなっている。比較器16は、検出電圧V
2が基準電圧V3を越えたとき出力V5をLoにし(過
電圧検出信号)、検出電圧V2が基準電圧V3以下のと
きは出力V5をHiに反転する(過電圧未検出信号)。
【0009】次に図15のグラフを参照しながら動作を
説明する。なお、このグラフは、直流電源V1に対する
検出電圧V2(第1象限)、検出電圧V2に対する比較
器16の出力V5(第2象限)の順に参照する。直流電
源V1が322V以下のときは、検出電圧V2が直流電
源V1に比例して基準電圧V3の4.59Vより低くな
るため、比較器16は出力V5をHiにして過電圧の未
検出を知らせる。直流電源V1が322Vを越えたとき
は、検出電圧V2も4.59Vを越えて基準電圧V3
(4.59V)以上になるので、比較器16は出力V5
をLoに反転して過電圧を検出する。このとき、基準電
圧V3は抵抗12,13,14の分圧によって4.39
Vに切り替わる。また、図示せぬ過電圧放電回路などに
より直流電源V1が308V以下になると、その検出電
圧V2も4.39V以下になって基準電圧V3の4.3
9V以下になるので、比較器16は出力V5をHiにし
て過電圧の解消を知らせる。このとき、基準電圧V3は
抵抗12,13,14,15による分圧によって4.5
9Vに戻る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記先
行技術のうち図14に示す特開平4−91688号公報
においては、比較器16に設定されている基準電圧V2
のヒステリシス幅が小さいために、回路設計がしにくく
検出精度も下がり、しかもノイズにも弱かった。
【0011】図13に示す実開昭56−30535号公
報においては、スイッチング回路7の定電圧素子7aと
トランジスタ7bとのオンで交流電源1の過電圧を検出
するが、それらの素子7a,7bのオン・オフする特性
が比較器に対しなまっているのと、温度特性が大きいた
めに検出精度が低かった。
【0012】特開平4−46590号公報においては、
過電圧をその時点の通電相で継続通電して放電させたと
き、コイルの通電パターンの中に直流電源を全体に通電
しないパターンが含まれる場合は、過電圧発生時点のコ
イル通電パターンが直流電源を全体に通電しないパター
ンがあれば、接続していない部分で発生している過電圧
を解消することができない。また、コイル通電パターン
の中に直流電源を全体に通電するパターンがない場合も
同様に、通電しない部分で発生している過電圧は解消さ
れない。
【0013】さらに、特開平4−91688号公報、特
開平4−46590号公報および特開昭61−9818
7号公報の先行技術の場合、過電圧を検出した際、放電
手段として放電用抵抗とそれをスイッチングするトラン
ジスタとで行っているが、その分、回路が複雑で、しか
も高価になっていた。
【0014】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、過電圧検出レベル付近の検出電圧の変化
量とヒステリシス幅を大きくして、回路設計の容易化、
検出精度やノイズマージンの向上を図ると共に、放電用
抵抗などを使用することなく過電圧を放電でき、しかも
コイルに発生している過電圧を完全に放電できるモータ
の駆動制御装置を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るモータの駆
動制御装置は、交流を直流に変換する直流電源回路と、
直流電源回路の直流電圧が予め設定された第1基準電圧
を越えたとき過電圧検出信号を出力すると共に、その第
1基準電圧より低い第2基準電圧を基準として設定し、
直流電圧が第2基準電圧より低くなったときは過電圧未
検出信号を出力すると共に、その基準を前記第1基準電
圧とする過電圧検出回路と、複数のスイッチング素子か
らなり、入力側が前記直流電源回路に接続されたスイッ
チング回路と、該スイッチング回路の出力側に接続され
たモータと、前記過電圧未検出信号が入力されていると
きは前記スイッチング回路を制御して前記モータを駆動
し、前記過電圧検出信号が入力されたときは前記直流電
源回路の直流電圧を放電させる通電制御回路とを備えて
なり、前記過電圧検出回路は、前記直流電源回路の直流
電圧が予め設定された定電圧を越えたときその越えた分
の電圧を出力する定電圧素子と、該定電圧素子の出力電
圧を分圧して直流電圧の検出電圧とする電圧分圧部と、
前記検出電圧が予め設定された第1基準電圧を越えたと
きは前記過電圧検出信号を前記通電制御回路に出力する
と共に、その過電圧検出信号の出力に基づいて第1基準
電圧より低い第2基準電圧を基準値として設定し、前記
検出電圧が第2基準電圧以下になったときは前記過電圧
未検出信号を前記通電制御回路に出力すると共に、その
過電圧未検出信号の出力に基づいて前記第1基準電圧を
基準値とする電圧比較部とからなっている。
【0016】また、モータの駆動制御装置は、交流を直
流に変換する直流電源回路と、直流電源回路の直流電圧
が予め設定された第1基準電圧を越えたとき過電圧検出
信号を出力すると共に、その第1基準電圧より低い第2
基準電圧を基準として設定し、直流電圧が第2基準電圧
より低くなったときは過電圧未検出信号を出力すると共
に、その基準を前記第1基準電圧とする過電圧検出回路
と、複数のスイッチング素子からなり、入力側が前記直
流電源回路に接続されたスイッチング回路と、該スイッ
チング回路の出力側に接続されたモータと、前記過電圧
未検出信号が入力されているときは前記スイッチング回
路を制御して前記モータを駆動し、前記過電圧検出信号
が入力されたときは前記直流電源回路の直流電圧を放電
させる通電制御回路とを備えてなり、前記過電圧検出回
路は、前記直流電源回路の直流電圧を分圧する電圧分圧
部と、該電圧分圧部の電圧と予め設定された基準値とを
比較し、その基準値を越えた分の電圧を増幅する非反転
増幅部と、該非反転増幅部の増幅電圧を直流電圧の検出
電圧として入力し、その検出電圧が予め設定された第1
基準電圧を越えたとき前記過電圧検出信号を前記通電制
御回路に出力すると共に、その過電圧検出信号の出力に
基づいて第1基準電圧より低い第2基準電圧を基準値と
して設定し、前記検出電圧が第2基準電圧以下になった
ときは前記過電圧未検出信号を前記通電制御回路に出力
すると共に、その過電圧未検出信号の出力に基づいて前
記第1基準電圧を基準値とする電圧比較部とからなって
いる。
【0017】前記直流電源回路は、交流電圧を整流・平
滑して所定の直流電圧を生成すると共にその直流電圧の
中点電圧を生成するダイオードと平滑コンデンサとから
なり、前記スイッチング回路は4つのスイッチング素子
をブリッジ状に接続してなり、前記モータは、一方が前
記スイッチング回路の出力側に接続され、他方が前記中
点電圧側に接続された複数相のステータコイルを有する
ブラシレスモータからなり、前記通電制御回路は、前記
過電圧未検出信号が入力されているときは前記4つのス
イッチング素子を順次に駆動して複数相のステータコイ
ルにそれぞれ前記直流電圧と前記中点電圧を交互に印加
し、前記過電圧検出信号が入力されたときは、対向する
一対のスイッチング素子を駆動して、前記直流電圧を複
数相のステータコイルを介してアース側に放電させるも
のである。
【0018】また、前記通電制御回路は、前記過電圧検
出信号が入力されたとき、それぞれに対向する一対のス
イッチング素子を交互に駆動して、前記直流電圧を複数
相のステータコイルを介してアース側に放電させるもの
である。
【0019】また、前記通電制御回路は、前記過電圧検
出信号が入力されたとき、対向する一対のスイッチング
素子を交互に駆動して、前記直流電圧を複数相のステー
タコイルを介してアース側に放電させるものである。
【0020】さらに、前記通電制御回路は、前記過電圧
検出信号が入力されたとき、4つのスイッチング素子を
順次に駆動して、前記直流電圧を複数相のステータコイ
ルを介してアース側に放電させるものである。
【0021】さらにまた、前記通電制御回路は、前記過
電圧検出信号の入力によってスイッチング素子を交互に
駆動する際、あるいはスイッチング素子を順次に駆動す
る際、切り換え時に所定のオフ時間を挿入するようにな
っている。
【0022】
【作用】本発明においては、過電圧検出回路は、直流電
源回路の直流電圧が定電圧素子の定電圧を越えると、そ
の越えた分の電圧を電圧分圧部で分圧して直流電圧の検
出電圧とし、電圧比較部に設定されている第1基準電圧
と比較する。検出電圧が第1基準電圧を越えているとき
は過電圧検出信号を通電制御回路に出力すると共に、そ
の過電圧検出信号の出力に基づいて第1基準電圧より低
い第2基準電圧を基準値として設定する。また、前記検
出電圧が第2基準電圧以下になったときは過電圧未検出
信号を通電制御回路に出力すると共に、その過電圧未検
出信号の出力に基づいて前記第1基準電圧を基準値とす
る。一方、通電制御回路は、過電圧未検出信号が入力さ
れているときはスイッチング回路の複数のスイッチング
素子を順次に駆動してモータを駆動する。また、過電圧
検出信号が入力されたときは直流電源回路の直流電圧を
放電する。
【0023】また、本発明においては、過電圧検出回路
は、直流電源回路の直流電圧を電圧分圧部で分圧し、非
反転増幅部で電圧分圧部の出力電圧と予め設定された基
準値とを比較してその基準値を越えた分の電圧を増幅
し、増幅された電圧を直流電圧の検出電圧として電圧比
較部に入力し、基準値の第1基準電圧と比較する。比較
の結果、検出電圧が第1基準電圧を越えたときは過電圧
検出信号を通電制御回路に出力すると共に、その過電圧
検出信号の出力に基づいて第1基準電圧より低い第2基
準電圧を基準値として設定する。また、前記検出電圧が
第2基準電圧以下になったときには過電圧未検出信号を
通電制御回路に出力すると共に、その過電圧未検出信号
の出力に基づいて前記第1基準電圧を基準値とする。一
方、通電制御回路は、過電圧未検出信号が入力されてい
るときはスイッチング回路の複数のスイッチング素子を
順次に駆動してモータを駆動する。また、過電圧検出信
号が入力されたときは直流電源回路の直流電圧を放電す
る。
【0024】通電制御回路は、過電圧検出回路の過電圧
未検出信号が入力されているときは、スイッチング回路
の4つのスイッチング素子を順次に駆動して、ブラシレ
スモータの複数相のステータコイルにそれぞれ直流電源
回路の直流電圧と中点電圧とを交互に印加して駆動し、
過電圧検出信号が入力されたときは、対向する一対のス
イッチング素子を駆動して、前記直流電圧を複数相のス
テータコイルを介してアース側に放電させる。
【0025】また、通電制御回路は、過電圧検出回路の
過電圧検出信号が入力されたときは、それぞれに対向す
る一対のスイッチング素子を交互に駆動して、直流電源
回路の直流電圧を複数相のステータコイルを介してアー
ス側に放電させる。
【0026】また、通電制御回路は、過電圧検出信号が
入力されたときは、対向する一対のスイッチング素子を
交互に駆動して、直流電源回路の直流電圧を複数相のス
テータコイルを介してアース側に放電させる。
【0027】さらに、通電制御回路は、過電圧検出信号
が入力されたときは、スイッチング回路の4つのスイッ
チング素子を順次に駆動して、直流電源回路の直流電圧
を複数相のステータコイルを介してアース側に放電させ
る。
【0028】さらにまた、通電制御回路は、過電圧検出
回路からの過電圧検出信号の入力により、スイッチング
素子を交互に駆動する際、あるいはスイッチング素子を
順次に駆動する際、切り換え時に所定時間オフする。
【0029】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の一実施例を示す過電圧検出回
路の回路図、図2はその回路の動作電圧を説明するため
のグラフである。なお、図14で説明した従来例と同一
または相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
【0030】図において、20は例えばツェナー電圧が
270Vのツェナーダイオードで、カソードが直流電源
V1側に接続され、アノードが抵抗21に接続され、ツ
ェナー電圧を越えた電圧分を直列接続の抵抗21,22
に加える。例えばこの抵抗21の値は100KΩ、抵抗
22の値は6.8KΩであり、比較器16の反転入力端
子に印加する検出電圧V2を生成する。この場合、ツェ
ナー電圧を越えた直流電源V1の電圧を1/15.7で
分圧するようになっている。直流電源V1(DC280
V)の115%(322V)のときは検出電圧V2が
3.31Vになり、直流電源V1の110%(308
V)のときは検出電圧V2が2.42Vになる。
【0031】抵抗23,24,25,26は、比較器1
6の出力V5(HiまたはLo)に基づいて制御電源V
4(12V)を分圧して基準電圧V3を生成するもの
で、3.31Vと2.42Vが得られるように抵抗値が
それぞれ選定されている。比較器16の出力V5がHi
(過電圧未検出信号)のときは抵抗23,24,25,
26で制御電源V4を分圧して基準電圧V3を3.31
Vとし、比較器16の出力V5がLo(過電圧検出信
号)のときはその出力値がほぼ零Vであるため、抵抗2
3,24,25で分圧して基準電圧V3を2.42Vと
している。
【0032】なお、前述したツェナーダイオード20は
定電圧素子に相当し、抵抗21,22で電圧分圧部が構
成され、抵抗23,24,25,26と比較器16とで
電圧比較部が構成され、これらの部材によって本発明の
過電圧検出回路48aが構成されている。
【0033】次に図2のグラフを参照しながら動作を説
明する。なお、このグラフは直流電源V1に対する検出
電圧V2(第1象限)、検出電圧V2に対する比較器1
6の出力V5(第2象限)の順に参照する。基準電源V
1が322V以下のときは、検出電圧V2がそれに比例
して比較器16の基準電圧V3(3.31V)より低く
なるので、比較器16は出力V5をHiにする(過電圧
未検出)。直流電源V1が322Vを越えたときは、検
出電圧V2も3.31Vより大きくなって基準電圧V3
(3.31V)以上になるので、比較器16は出力V5
をLoに反転して出力する(過電圧検出)。このとき、
基準電圧V3は、抵抗23,24,25の分圧によって
2.42Vになる。また、図示せぬ過電圧放電回路など
により直流電源V1が308V以下になると、検出電圧
V2は2.42V以下になって基準電圧V3の2.42
V以下になるので、比較器16は出力V5をHiにして
過電圧の解消を知らせる。このとき、基準電圧V3は、
抵抗23,24,25,26の分圧によって3.31V
に戻る。このように、比較器16の基準電圧V3を図1
3の従来の0.2Vに比べ0.89V(図2参照)と大
きくとっているので、ノイズに影響されることなく、し
かも検出精度が向上し回路設計が容易になるという効果
がある。
【0034】なお、図1には図示していないが、この過
電圧検出回路48aを備えたモータの駆動制御回路にお
いては、通電制御回路が、過電圧検出回路48aの過電
圧検出信号を検知したときにはインバータ回路のスイッ
チング素子を制御してモータの駆動を停止し、過電圧未
検出信号を検知したときはそのモータの駆動を再開す
る。
【0035】実施例2.図3は本発明の他の実施例を示
す過電圧検出回路の回路図、図4はその回路の動作電圧
を説明するためのグラフである。なお、図14で説明し
た従来例と同一または相当部分には同じ符号を付し説明
を省略する。
【0036】図において、抵抗31,32は、470K
Ωと6.8KΩの値からなり、直流電源V1を1/70
で分圧して検出電圧V2を生成する。その検出電圧V2
は直流電源V1が322V(DC280Vの115%)
のとき4.59Vになり、直流電源V1が308V(D
C280Vの110%)のときは4.39Vになる。
【0037】オペアンプOPは、予め設定された基準電
圧V6(4.25V:直流電源V1の298Vを分圧し
た値)以上の検出電圧V2を増幅するもので、検出電圧
V2が4.59Vのとき出力V7が4.21Vになり、
検出電圧V2が4.39Vのときは出力V7が1.73
Vになる。この基準電圧V6は、抵抗37(7.5K
Ω)、抵抗38(4.7KΩ)および抵抗39(33K
Ω)で制御電源V4を分圧して得られたものである。
【0038】抵抗33,34,35,36は比較器16
の出力V5(HiまたはLo)に基づいて制御電源V4
を分圧して基準電圧V3を生成するもので、4.21V
と1.73Vが得られるようにそれぞれの抵抗値が選定
されている。なお、これらの部材で本発明の過電圧検出
回路48bの電圧比較部が構成されている。
【0039】なお、前記抵抗31,32で電圧分圧部が
構成され、オペアンプOPと抵抗37,38,39とで
非反転増幅部が構成され、抵抗33,34,35,36
と比較器16とで電圧比較部が構成され、これらの部材
によって本発明の過電圧検出回路48bが構成されてい
る。
【0040】次に図4のグラフを参照しながら動作を説
明する。なお、このグラフは直流電源V1に対する検出
電圧V2(第1象限)、検出電圧V2に対するオペアン
プOPの出力V7(第2象限)、その出力V7に対する
比較器16の出力V5(第3象限)の順に参照する。い
ま、直流電源V1が322Vで、比較器16の基準電圧
V3が4,21Vのとき、すなわち比較器16の出力V
5がHiのときで過電圧の未検出のときの状態とする。
ここから直流電源V1が昇圧して322Vを越え、検出
電圧V2がそれに比例して4.59Vを越え、そして、
オペアンプOPの出力V7が4,21Vを越えると、比
較器16は出力V5をLoに反転して出力する(過電圧
検出)。このとき、基準電圧V3は抵抗33,34,3
5の分圧により1.73Vに下がる。直流電源V1が過
電圧放電回路(図示せず)などにより308V以下にな
ると、検出電圧V2が4.39V以下になり、これに伴
ってオペアンプOPの出力V7が1.73V以下になる
ので、比較器16は出力V5を再びHiにして出力する
(過電圧の解消)。このとき、基準電圧V3は抵抗3
3,34,35,36の分圧により4.21Vに戻る。
【0041】実施例3.図5は本発明の過電圧検出回路
を備えたブラシレスモータの駆動制御回路を示す回路
図、図6はモータの定常回転時の動作を説明するための
タイムチャート、図7は過電圧検出時の動作を説明する
ためのタイムチャートである。
【0042】図において、41はAC100Vの交流電
源、42〜45はAC100Vを倍電圧整流するダイオ
ード、46,47は平滑用の電解コンデンサ、V1はダ
イオード42〜45と電解コンデンサ46,47とで倍
電圧整流平滑された直流電源で、この場合、約DC28
0Vである。V10はその直流電源V1の中点電圧で、
約DC140Vである。48a,48bは前述した過電
圧検出回路で、その出力V5は図1および図3で説明し
た比較器16の出力である。49は起動用信号発生回路
で、位置センサレスの場合の起動を行うためのもので強
制同期起動用信号を出力する。
【0043】50は入力を比較してパルスを出力する位
置信号整形回路で、後述する抵抗分圧フィルタ回路65
の出力電圧A62とAV10とを、またその出力電圧A
63とAV10とをそれぞれ比較し、かつ波形整形して
パルス信号B62、B63を生成する(図6(a)
(b)参照)。51は信号選択回路で、位置信号整形回
路50の出力信号B62、B63に変化がなく、しかも
ブラシレスモータが回転していないときは起動用信号発
生回路49の出力信号を信号C62、C63として出力
し、その後は位置信号整形回路50の出力信号B62、
B63をそれぞれ信号C62、C63として出力する。
52は論理処理回路で、信号選択回路51の出力信号C
62、C63を論理処理して各相の駆動信号D1,D
2,D3,D4を出力する。
【0044】53はその駆動信号D1,D2,D3,D
4の入力に基づいてPNPトランジスタ54,55,N
PNトランジスタ56,57を順次に駆動するプリドラ
イバ回路で、例えば、トランジスタ54をオンすると直
流電源V1から中点電圧V10にステータコイル62を
介して電流が流れ(62+)、トランジスタ55をオン
すると直流電源V1から中点電圧V10にステータコイ
ル63を介して電流が流れ(63+)、また、トランジ
スタ56をオンすると中点電圧V10からアース側にス
テータコイル62を介して電流が流れ(62−)、トラ
ンジスタ57をオンすると中点電圧V10からアース側
にステータコイル63を介して電流が流れ(63−)、
これが繰り返し行われる(図6(c)(d)参照)。こ
の通電が繰り返し行われることにより、回転磁界が発生
してマグネットロータ64が回転する。
【0045】58〜61はコイル通電遮断時のスパイク
電圧を回生するダイオード、65は抵抗分圧フィルタ回
路で、コイル62,63の各相電圧と中点電圧V10と
を抵抗分圧で降圧すると共に、一次遅れフィルタを通し
て電圧A62,A63,AV10を生成する。なお、ダ
イオード42〜45と電解コンデンサ46,47とで直
流電源回路が構成され、トランジスタ54〜57でイン
バータ回路が構成され、ステータコイル62,63とマ
グネットロータ64とでブラシレスモータが構成され、
起動用信号発生回路49、位置信号整形回路50、信号
選択回路51および論理処理回路52で通電制御回路が
構成されている。
【0046】次に図7のタイミングチャートに基づいて
過電圧の場合の動作を説明する。なお、図5に示す回路
は駆動信号D2がHi、ステータコイル63への通電方
向が63+で定常回転中とする。この状態において、交
流電源41の一時的な変動により、直流電源V1が過電
圧レベルVref1を越えると((a)参照)、過電圧
検出回路48a(又は48b)は出力V5をLoに反転
する((b)参照)。このとき、論理処理回路52は、
信号選択回路51の出力信号C62,C63を無視し
て、駆動信号D1,D2,D3,D4のレベルを予め設
定されているHi,Lo,Lo,Hiにする((c)参
照)。この信号レベルの切換により、トランジスタ5
4,57がオンして、ステータコイル62,63への通
電方向が62+から63−へとなる((d)(e)参
照)。このとき、過電圧中はその通電状態が維持され、
直流電源V1が通電することになるが、その電源V1は
放電されて次第に電圧が低減していく。そして、直流電
源V1が過電圧未検出レベルVref2以下になると
((a)参照)、過電圧検出回路48a(又は48b)
が出力V5の極性をHiに反転する((b)参照)。た
だし、そのときブラシレスモータの回転状態が不明のた
め、一旦、コイル62,63への通電をオフにして逆起
電圧をみて、回転していなければ起動用信号発生回路4
9から開始し、ブラシレスモータが回転していれば位置
信号B62,B63に基づき定常回転時と同じ動作に入
る。
【0047】これによると、過電圧判定時の処理によ
り、コイル63への通電方向が図5に示すように63+
から63−へ反転するため貫通電流が流れるという問題
点や、貫通電流防止のためのオフ時間を入れる必要があ
るという問題点を解消するという効果がある。ただし、
定常時から過電圧放電に切り換えるときに、貫通電流が
流れないように必要最小限のオフ時間をその切換時に入
れる。
【0048】なお、本実施例では、過電圧を検出したと
きトランジスタ54,57をオンしてコイル62,63
への通電方向を62+から63ーへとしたが、例えばト
ランジスタ55がオンのときに過電圧を検出した場合、
そのトランジスタ55のオン状態を保持すると共に、ト
ランジスタ56をオンにして通電方向が63+から62
−へと変化するようにしてもよい。また、本実施例で
は、定常回転時のコイル62,63への通電パターン
に、直流電源V1のみを通電しない例を説明したが、そ
れを含むようにしてもよい。つまり、過電圧判定時に通
電していたパターンが直流電源V1全体との通電でない
場合は、直流電源V1全体との通電パターンに切り換え
ることによって、直流電源V1の過電圧を放電できる。
従って、直流電源V1が直列2電源でコイル駆動方式が
2相全波であることに限定されるものではない。
【0049】実施例4.また、過電圧発生時、コイル6
2,63に流れる電流の方向を交互に切り換えて過電圧
を放電させるようにしてもよい。図8はその実施例を説
明するためのタイムチャートで、通電制御回路の一部材
である論理処理回路52が、過電圧検出回路48aの出
力V5のLoを検知すると、信号選択回路51からの出
力信号C62,C63を無視して、図8(b)に示す波
形の駆動信号D1〜D4をプリドライバ回路53に出力
する。その出力パターンは、まず駆動信号D1,D4の
レベルをHiにすると同時に、駆動信号D2,D3のレ
ベルをLoにし、次いで駆動信号D1,D4のレベルを
Loに反転すると同時に、駆動信号D2,D3のレベル
をHiに反転し、これを繰り返し出力する。プリドライ
バ回路53は、前記駆動信号D1〜D4に入力に基づい
てトランジスタ54〜57を駆動する。この場合、まず
トランジスタ54,57をオンしてコイル62,63へ
の通電方向を62+から63−へとし、次いでそのトラ
ンジスタ54,57をオフすると同時に、トランジスタ
55,56をオンして前記通電方向を63+から62−
へと切り換えて過電圧を交互に放電させる。なお、前述
したように定常時から過電圧放電に切り換えるときに、
貫通電流が流れないように必要最小限のオフ時間をその
切換時に入れる。実施例4によれば、トランジスタ5
4,57とトランジスタ55,56とを交互に駆動して
過電圧を放電するようにしたので、トランジスタ54〜
57を発熱から保護でき劣化を防止することができると
いう効果が得られている。
【0050】実施例5.実施例4では、実施例3の他の
実施例としてコイル62,63に流れる電流の方向を交
互に切り換えて放電させることについて例示したが、図
9に示すようにトランジスタ54,57を交互にオンし
て過電圧を放電させるようにしてもよい。この場合、ト
ランジスタ54がオンしたとき、電流は直流電源V1か
らコイル62を介して中点電圧V10側に流れ(42
+)、トランジスタ57がオンしたときは、中点電圧V
10側からコイル63を介してアースに流れ(43
ー)、過電圧の間、この通電パターンが繰り返し行われ
る。このように、過電圧を放電するとき各コイル62,
63に交互に通電するようにしたので、コイル62,6
3の発熱を抑えることができる。また、コイル電流を検
出して電流制限を行う回路においては、放電の際、各コ
イル62,63に電流が流れるので、その電流が制限レ
ベルを越えていた場合には電流を抑えることができ、ト
ランジスタ54,57の破損ということがなくなる。
【0051】実施例6,また、トランジスタ54〜57
を図10に示すように順にオンして過電圧を放電させる
ようにしてもよい。この場合、まずトランジスタ54を
オンして電流の通電方向を42+とし、次いでトランジ
スタ57をオンして電流の通電方向を43ーとし、さら
にトランジスタ56をオンして通電方向を43+とし、
そしてトランジスタ56をオンして電流の通電方向を4
2ーとし、これを1サイクルとして繰り返し行う。この
トランジスタ54〜57の順次の駆動により、トランジ
スタ54〜57の発熱が分散されて温度上昇が抑えられ
るという効果が得られている。なお、通電方向を43ー
から43+に切り換えるときと、42ーから42+に切
り換えるときに、貫通電流が流れないように必要最小限
のオフ時間を入れる。
【0052】実施例7.なお、実施例4,5、6では、
トランジスタ54〜57の駆動順序が異なるもののほぼ
連続的に駆動して過電圧を放電させるようにしたが、ト
ランジスタの駆動を切り換えるときに所定のオフ時間を
入れて次のトランジスタを駆動するようにしてよい。例
えば実施例4において、図11に示すようにトランジス
タ54,57をオンした後、所定時間オフ状態にしてト
ランジスタ55,56をオンする。この場合、過電圧の
放電に要する時間は長くなるがコイル62,63とトラ
ンジスタ54,55,56,57の温度上昇を低下させ
る効果があり、また、トランジスタ54,55,56,
57のスイッチング回数も減るので、スイッチング損失
も少なくなるという効果が得られている。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電圧分圧
部と直流電源側との間に定電圧素子を接続して過電圧検
出レベル付近の電圧変化量を大きくとるようにしたの
で、過電圧の検出精度が向上すると共にヒステリシス幅
を大きくとれ、しかも回路設計が容易になると共に電圧
比較部にノイズが乗ってもノイズ耐力が向上するという
効果が得られている。
【0054】また、定電圧素子の代わりに電圧分圧部で
分圧した電圧を非反転増幅部で増幅するようにしたの
で、前記の効果に加え高耐圧な定電圧素子を不要にでき
るという効果が得られている。
【0055】通電制御回路は、過電圧検出回路から過電
圧検出信号が入力されたとき、対向する一対のスイッチ
ング素子を駆動して、直流電源回路の直流電圧を複数相
のステータコイルを介してアース側に放電させるように
したので、専用の過電圧放電用抵抗とスイッチング素子
とが不要になり、しかもその分の回路が簡素化になると
共に安価になるという効果が得られている。
【0056】また、通電制御回路は、過電圧検出回路の
過電圧検出信号が入力されたとき、それぞれに対向する
一対のスイッチング素子を交互に駆動して、直流電源回
路の直流電圧を複数相のステータコイルを介してアース
側に放電させるようにしたので、スイッチング素子の発
熱が分散されて温度上昇を抑えられるという効果が得ら
れている。
【0057】また、通電制御回路は、過電圧検出信号が
入力されたとき、対向する一対のスイッチング素子を交
互に駆動して、直流電源回路の直流電圧を複数相のステ
ータコイルを介してアース側に放電させるようにしたの
で、ステータコイルの発熱を低減できるという効果が得
られている。
【0058】さらに、通電制御回路は、過電圧検出信号
が入力されたとき、スイッチング回路の4つのスイッチ
ング素子を順次に駆動して、直流電源回路の直流電圧を
複数相のステータコイルを介してアース側に放電させる
ようにしたので、スイッチング素子の発熱が分散されて
温度上昇を抑えられるという効果が得られている。
【0059】さらにまた、通電制御回路は、過電圧検出
回路からの過電圧検出信号の入力により、スイッチング
素子を交互に駆動する際、あるいはスイッチング素子を
順次に駆動する際、切り換え時に所定時間オフするよう
にしたので、スイッチングの回数が減り、しかもスイッ
チング損失も少なくなり、ステータスコイルとスイッチ
ング素子の温度上昇を低減できるという効果が得られて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す過電圧検出回路の回
路図である。
【図2】 図1に示す過電圧検出回路の動作電圧を説明
するためのグラフである。
【図3】 本発明の他の実施例を示す過電圧検出回路の
回路図である。
【図4】 図3に示す過電圧検出回路の動作電圧を説明
するためのグラフである。
【図5】 本発明の過電圧検出回路を備えたブラシレス
モータの駆動制御回路を示す回路図である。
【図6】 モータの定常回転時の動作を説明するための
タイムチャートである。
【図7】 過電圧検出時の動作を説明するためのタイム
チャートである。
【図8】 実施例4における過電圧検出時の動作を説明
するためのタイムチャートである。
【図9】 実施例5における過電圧検出時の動作を説明
するためのタイムチャートである。
【図10】 実施例6における過電圧検出時の動作を説
明するためのタイムチャートである。
【図11】 実施例7における過電圧検出時の動作を説
明するためのタイムチャートである。
【図12】 特開平4−91688号公報に開示された
回路図である。
【図13】 実開昭56−30535号公報に開示され
た回路図である。
【図14】 従来の過電圧検出回路の回路図である。
【図15】 図14に示す過電圧検出回路の動作電圧を
説明するためのグラフである。
【符号の説明】
48a 過電圧検出回路、48b 過電圧検出回路、4
9 起動用信号発生回路、50 位置信号整形回路、5
1 信号選択回路、52 論理処理回路、53 プリド
ライバ回路、62 ステータコイル、63 ステータコ
イル、64 マグネットロータ、65 抵抗分圧フィル
タ回路。
フロントページの続き (72)発明者 深瀬 雄一 中津川市駒場町1番3号 三菱電機株式 会社 中津川製作所内 (72)発明者 元木 和茂 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 早川 高広 中津川市手賀野字下巾3番40号 三菱電 機エンジニアリング株式会社 名古屋事 業所中津川支所内 (56)参考文献 特開 平6−153570(JP,A) 特開 平5−91654(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02P 6/00 - 6/24 H02P 7/63 H02P 3/18

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流を直流に変換する直流電源回路と、
    該直流電源回路の直流電圧が予め設定された第1基準電
    圧を越えたとき過電圧検出信号を出力すると共に、その
    第1基準電圧より低い第2基準電圧を基準として設定
    し、直流電圧が第2基準電圧より低くなったときは過電
    圧未検出信号を出力すると共に、その基準を前記第1基
    準電圧とする過電圧検出回路と、複数のスイッチング素
    子からなり、入力側が前記直流電源回路に接続されたス
    イッチング回路と、該スイッチング回路の出力側に接続
    されたモータと、前記過電圧未検出信号が入力されてい
    るときは前記スイッチング回路を制御して前記モータを
    駆動し、前記過電圧検出信号が入力されたときは前記直
    流電源回路の直流電圧を放電させる通電制御回路とを備
    え、 前記過電圧検出回路は、前記直流電源回路の直流電圧が
    予め設定された定電圧を越えたときその越えた分の電圧
    を出力する定電圧素子と、該定電圧素子の出力電圧を分
    圧して直流電圧の検出電圧とする電圧分圧部と、前記検
    出電圧が予め設定された第1基準電圧を越えたときは前
    記過電圧検出信号を前記通電制御回路に出力すると共
    に、その過電圧検出信号の出力に基づいて第1基準電圧
    より低い第2基準電圧を基準値として設定し、前記検出
    電圧が第2基準電圧以下になったときは前記過電圧未検
    出信号を前記通電制御回路に出力すると共に、その過電
    圧未検出信号の出力に基づいて前記第1基準電圧を基準
    値とする電圧比較部とからなることを特徴とするモータ
    の駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 交流を直流に変換する直流電源回路と、
    該直流電源回路の直流電圧が予め設定された第1基準電
    圧を越えたとき過電圧検出信号を出力すると共に、その
    第1基準電圧より低い第2基準電圧を基準として設定
    し、直流電圧が第2基準電圧より低くなったときは過電
    圧未検出信号を出力すると共に、その基準を前記第1基
    準電圧とする過電圧検出回路と、複数のスイッチング素
    子からなり、入力側が前記直流電源回路に接続されたス
    イッチング回路と、該スイッチング回路の出力側に接続
    されたモータと、前記過電圧未検出信号が入力されてい
    るときは前記スイッチング回路を制御して前記モータを
    駆動し、前記過電圧検出信号が入力されたときは前記直
    流電源回路の直流電圧を放電させる通電制御回路とを備
    え、 前記過電圧検出回路は、前記直流電源回路の直流電圧を
    分圧する電圧分圧部と、該電圧分圧部の電圧と予め設定
    された基準値とを比較し、その基準値を越えた分の電圧
    を増幅する非反転増幅部と、該非反転増幅部の増幅電圧
    を直流電圧の検出電圧として入力し、その検出電圧が予
    め設定された第1基準電圧を越えたとき前記過電圧検出
    信号を前記通電制御回路に出力すると共に、その過電圧
    検出信号の出力に基づいて第1基準電圧より低い第2基
    準電圧を基準値として設定し、前記検出電圧が第2基準
    電圧以下になったときは前記過電圧未検出信号を前記通
    電制御回路に出力すると共に、その過電圧未検出信号の
    出力に基づいて前記第1基準電圧を基準値とする電圧比
    較部とからなることを特徴とするモータの駆動制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記直流電源回路は、交流電圧を整流・
    平滑して所定の直流電圧を生成すると共にその直流電圧
    の中点電圧を生成するダイオードと平滑コンデンサとか
    らなり、前記スイッチング回路は4つのスイッチング素
    子をブリッジ状に接続してなり、前記モータは、一方が
    前記スイッチング回路の出力側に接続され、他方が前記
    中点電圧側に接続された複数相のステータコイルを有す
    るブラシレスモータからなり、前記通電制御回路は、前
    記過電圧未検出信号が入力されているときは前記4つの
    スイッチング素子を順次に駆動して複数相のステータコ
    イルにそれぞれ前記直流電圧と前記中点電圧を交互に印
    加し、前記過電圧検出信号が入力されたときは、対向す
    る一対のスイッチング素子を駆動して、前記直流電圧を
    複数相のステータコイルを介してアース側に放電させる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のモータの駆動制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記通電制御回路は、前記過電圧検出信
    号が入力されたとき、それぞれに対向する一対のスイッ
    チング素子を交互に駆動して、前記直流電圧を複数相の
    ステータコイルを介してアース側に放電させることを特
    徴とする請求項3記載のモータの駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記通電制御回路は、前記過電圧検出信
    号が入力されたとき、対向する一対のスイッチング素子
    を交互に駆動して、前記直流電圧を複数相のステータコ
    イルを介してアース側に放電させることを特徴とする請
    求項3記載のモータの駆動制御装置。
  6. 【請求項6】 前記通電制御回路は、前記過電圧検出信
    号が入力されたとき、4つのスイッチング素子を順次に
    駆動して、前記直流電圧を複数相のステータコイルを介
    してアース側に放電させることを特徴とする請求項3記
    載のモータの駆動制御装置。
  7. 【請求項7】 前記通電制御回路は、前記過電圧検出信
    号の入力によってスイッチング素子を交互に駆動する
    際、あるいはスイッチング素子を順次に駆動する際、切
    り換え時に所定のオフ時間を挿入することを特徴とする
    請求項4、5又は6記載のモータの駆動制御装置。
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