JP2807716B2 - 車両の空間伝送式信号処理装置 - Google Patents

車両の空間伝送式信号処理装置

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば窓ガラスに付着した雨滴による雨滴
信号の検出や前部窓ガラス近傍に取付けられる防眩ミラ
ーの反射率の制御等に用いられる車両の空間伝送式信号
処理装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、例えば特開昭59−29539号公報、実開昭63−135
272号公報等に記載されるように、車載のオートワイパ
装置においては、前部窓ガラスに付着した雨滴を検出す
るべく、該前部窓ガラス近傍に取付けられるルームミラ
ーやサンバイザ等の支持部と該窓ガラスとの間に雨滴セ
ンサを配設し、該雨滴センサの出力を窓ガラス面に沿わ
せたワイヤハーネスを介して信号処理回路に入力してい
る。
また、例えば車載の自動防眩装置においては、前部窓
ガラスに取付けたルームミラーの取付部にミラーの反射
率の制御用のセンサや該センサの出力処理回路を取付
け、電源のワイヤハーネスを前部窓ガラスに沿わせて該
センサや出力処理回路に接続するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来技術の構成によると、ワイヤ
ハーネスが窓ガラス面に沿って配線されるので、見栄え
が悪く、視界の妨げとなったり、窓ガラスの内面払拭時
に邪魔となったり、場合によってはワイヤハーネスの切
断やコネクタの離間等を招来させるという不具合があ
る。
本発明はかかる従来の問題を解決すべくなされたもの
であり、センサおよび制御装置の一方をガラス面に配置
し、他方をこれと離間して配置し、この間で制御信号を
伝送する際、ハーネスを用いたのでは見栄え、視界、耐
久性において劣るため、光または電波による無線信号で
行うことでこれらを改善することができる車両の空間伝
送式信号処理装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本発明の車両の空間伝送式信
号処理装置は、車両に関する情報を検出するセンサと、
該検出結果に応じて作動する制御装置とを有し、検出さ
れた前記車両に関する情報に基づく制御信号を送信する
送信部を前記センサに接続して検出送信部を構成し、該
送信部から送信された前記制御信号を受信する受信部を
前記制御装置に接続して受信制御装置部を構成し、前記
検出送信部および前記受信制御装置部のいずれか一方を
前記車両の窓ガラスの端部から離間したガラス面に一体
的に配置すると共に、他方を一方から離間した車両部位
に配置し、前記送信部および前記受信部間で送受信され
る前記制御信号を、光または電波による無線信号で伝送
することを特徴とする。
(作用) 送信部と受信部との間には、光、電波等の無体物が介
在しているに過ぎないので、接続線のような有体物が介
在する場合に比べて体裁が良くなり、窓ガラスの視界の
障害物がなくなる等好都合となる。
(実施例) 第1図は、本発明の第1実施例を示すものであり、送
信部1は電池2を内蔵しており、車室のフロントウィン
ドガラス3に接着されている一方、該送信部1から離間
して車内には受信部4が設けられている。ここで、送信
部1は例えば雨滴センサのようなものであり、受信部4
は該雨滴センサの出力を受けてウィンドガラス3の払拭
を行うワイパを駆動制御を図るための制御部のようなも
のである。そして、送信部1からの車体情報信号は光や
電波などの空間伝送手段を媒介として受信部4に送られ
る。
第2図は第1図の構成をより具体化したものであり、
フロントウィンドガラス3の内側面に接着された取付ス
テー5と該ウィンドガラス3との間には電池内蔵型の雨
滴センサ6が設けられている。この取付ステー5は固定
継手7、可動継手8を介してルームミラー9を支持して
いる。また、雨滴センサ6はその出力を空間伝送手段を
媒介としてルーフ板10内に設けられた受信回路11に送
り、該受信回路11の出力は図示しないワイパ(窓ガラス
3を払拭するもの)を駆動させるべくワイパ駆動回路に
供給される。
第3図は第2図の実施例に適用される信号処理回路の
一例を示すものである。送信回路31(検出送信部)は、
例えばウィンドガラス3に付着した水滴を光学的に検出
する雨滴センサ6と、該雨滴センサ6の出力を受けて所
定の雨滴信号を取り出す送信コントロール回路12と、所
定周波数の搬送信号を出力する発振回路13と、該発振回
路13及び前記送信コントロール回路12の両出力を入力す
るアンドゲート14と、該アンドゲート14の出力を光信号
に変換する発光素子15とから成る。
そして、受信回路11は、前記発光素子15からの光信号
を受けて電気信号に変換する受光素子16と、該受光素子
16の出力から所定の信号を抽出するためのバンドパスフ
ィルタ17と、該バンドパスフィルタ17の出力を増幅する
増幅回路18と、該増幅回路18の出力を微分する微分回路
19と、該微分回路19の出力を所定の基準信号と比較する
比較回路20と、該比較回路20の出力を演算処理する制御
回路21とから成り、該制御回路21の出力は図示しないワ
イパ駆動回路に接続される。受信回路11およびワイパ駆
動回路は受信制御装置部に相当する。
したがって、雨滴センサ6により検出された雨滴信号
に基づきワイパの駆動が行われるが、空間伝送手段たる
光信号を媒介としていることから、雨滴センサ6の取付
部近傍の障害物が可及的に少なくなる。
第4図は第2図の実施例に適用される信号処理回路の
他の例を示すものである。送信部たる送信回路33は、第
3図の場合と同様に雨滴センサ6と、アンドゲート14と
を有し、該アンドゲート14の出力は送信アンテナ回路22
に供給される。そして、受信部たる受信回路34は、前記
送信アンテナ回路22からの電波を受けて電気信号に変換
する受信アンテナ回路23と、該受信アンテナ回路23の出
力を検波する検波回路24と、該検波回路24の出力を増幅
する増幅回路25と、該増幅回路25の出力を演算処理する
制御回路26とから成り、該制御回路26の出力は図示しな
いワイパ駆動回路に接続される。
したがって、雨滴センサ6により検出された雨滴信号
に基づきワイパの駆動が行われるが、空間伝送手段たる
電波を媒介としていることから、前述したと同様に雨滴
センサ6の取付部近傍の障害物が可及的に少なくなる。
第5図は本発明の第2実施例を示すものであり、車内
に設けられた送信部1から離間してフロントウィンドガ
ラス3に接着された受信部4が設けられている。ここ
で、送信部1は車体情報信号を発するもの、例えば車体
の外部光の検出回路のようなものであり、受信部4は該
検出回路の出力を受けて作動するアクチュエータ、例え
ば、反射率が変化する防眩ミラーのようなものである。
そして、送信部1からの信号は光や電波などの空間伝送
手段を媒介として受信部4に送られる。なお、この場
合、受信部4は例えば液晶ミラーで構成される防眩ミラ
ー(ルームミラー)を駆動するもので、その駆動回路は
フロントウィンドガラス3に対向して接着された太陽電
池2′を電源として作動する。
第6図は第5図の構成の一具体例として車載の自動防
眩装置に適用した構成を示す。
防眩ミラーであるルームミラー40は、ミラーステー5
の下端5bに取り付けられており、このミラーステー5の
上端のミラーステーベース5aはフロントウィンドガラス
3の内側面に取り付けられている。ミラーステーベース
5aの内部には受信部4が配されている。該受信部4はル
ーフ板10内に設けられた送信部1の発信回路1aに対向す
る受信回路42と、該受信回路42と電気的に接続されたミ
ラー駆動回路41とから成る。該駆動回路41にはミラース
テーベース5aにウィンドガラス3に対向して貼着された
電源である太陽電池2′が電気的に接続され該回路に給
電するようにされている。一方、ミラーステー5の下端
5bに設けられたルームミラー40は相対向する透明導電板
40a及び導電鏡板40bと、該両板40a、40b間に介装され、
前記ミラー駆動回路41に電気的に接続された液晶層40c
とから成る。
この構成において、送信部1の図示しない検出回路が
例えば後続車のヘッドランプ等の車外の照度を検出し、
発信回路1aを介して受信部4の受信回路42に送る。ミラ
ー駆動回路41は受信回路42からの受信信号に応じて液晶
層40cの2つの電極間に流れる電流を変化し、反射率を
制御する。
したがって、第2実施例に依れば、送信部の外部光の
検出回路により検出された検出信号に基づき液晶ミラー
の反射率制御が行われるが、空間伝送手段たる光等を媒
介としていることから、第1図の場合と同様に受信部た
る防眩ミラーの取付部近傍の障害物が可及的に少なくな
る。なお、受信部4は、窓ガラス3を通過する太陽光を
受けて作動する太陽電池2′を電源とするから常時有効
に作動する。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、車両に関する情報を検
出するセンサと、該検出結果に応じて作動する制御装置
とを有し、検出された前記車両に関する情報に基づく制
御信号を送信する送信部を前記センサに接続して検出送
信部を構成し、該送信部から送信された前記制御信号を
受信する受信部を前記制御装置に接続して受信制御装置
部を構成し、前記検出送信部および前記受信制御装置部
のいずれか一方を前記車両の窓ガラスの端部から離間し
たガラス面に一体的に配置すると共に、他方を一方から
離間した車両部位に配置し、前記送信部および前記受信
部間で送受信される前記制御信号を、光または電波によ
る無線信号で伝送するように構成したので、車両の窓ガ
ラスに取り付けた送信部および受信部の一方と離間して
配置された他方との間にハーネスなどの有体物が介在し
なくなり、見栄えが良く、視界の障害物がなくなり、窓
ガラスの内面払拭が容易に行える。また、送・受信部間
のハーネスが不要であることから、窓ガラスへの配置を
自由に設定でき(端にする必要がない)、しかも耐久性
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1一実施例を示すブロック図、第2
図は第1図に示す構成をより具体化した実施例を示す断
面図、第3図は第2図に示す実施例の信号処理回路の一
例を示すブロック図、第4図は第2図に示す実施例の信
号処理回路の他の例を示すブロック図、第5図は本発明
の第2実施例を示すブロック図、第6図は第5図の構成
の一具体例を示す断面図である。 1……送信部、3……窓ガラス、4……受信部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−186556(JP,A) 特開 昭61−98640(JP,A) 実開 昭58−29552(JP,U) 実開 昭60−89063(JP,U) 実開 昭60−173922(JP,U) 実開 昭60−173431(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60S 1/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に関する情報を検出するセンサと、該
    検出結果に応じて作動する制御装置とを有し、 検出された前記車両に関する情報に基づく制御信号を送
    信する送信部を前記センサに接続して検出送信部を構成
    し、 該送信部から送信された前記制御信号を受信する受信部
    を前記制御装置に接続して受信制御装置部を構成し、 前記検出送信部および前記受信制御装置部のいずれか一
    方を前記車両の窓ガラスの端部から離間したガラス面に
    一体的に配置すると共に、他方を一方から離間した車両
    部位に配置し、 前記送信部および前記受信部間で送受信される前記制御
    信号を、光または電波による無線信号で伝送することを
    特徴とする車両の空間伝送式信号処理装置。
  2. 【請求項2】前記センサは水滴センサであって、前記車
    両に関する情報として雨滴付着量または雨量を検出し、 前記車両の制御装置はワイパであり、 前記センサを含む検出送信部がガラス面上に配置される
    ことを特徴とする請求項1記載の車両の空間伝送式信号
    処理装置。
  3. 【請求項3】前記センサは光センサであって、前記車両
    に関する情報として外部光の光量または照度を検出し、 前記車両の制御装置は防眩ミラーであり、 前記制御装置を含む受信制御装置部がガラス面上に配置
    されることを特徴とする請求項1記載の車両の空間伝送
    式信号処理装置。
  4. 【請求項4】前記窓ガラスに取付けられる前記送信部及
    び受信部のいずれか一方は、電源用電池を内蔵している
    請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載の車両の空間
    伝送式信号処理装置。
  5. 【請求項5】前記電源用電池は、前記窓ガラスを通過す
    る太陽光を受けて作動する太陽電池である請求項4に記
    載の車両の空間伝送式信号処理装置。
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