JP2807378B2 - コードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話機

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JP2807378B2
JP2807378B2 JP4233747A JP23374792A JP2807378B2 JP 2807378 B2 JP2807378 B2 JP 2807378B2 JP 4233747 A JP4233747 A JP 4233747A JP 23374792 A JP23374792 A JP 23374792A JP 2807378 B2 JP2807378 B2 JP 2807378B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、親機及び所定台数の子
機から構成されるコードレス電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】使用者が取り扱うハンドセットを本体と
分離可能なコードレス電話機は、近年家庭に広範に普及
し、その使用性の向上が著しく要請されている。このた
め、親子電話の機能を有するコードレス電話が既に製品
化・販売されている。この種のコードレス電話機は、電
話回線に接続された親機と、これに無線接続された複数
台の子機と、を有するのが一般的である。
【0003】図11には、一従来例に係る子機の外観構
成が概略的に示されている。この図に示されるように、
子機10は、把持部12にキーパッド14を、キーパッ
ド14の下方に送話器16を、キーパッド14の上方に
受話器18を、底部に充電端子20を、そして頂部には
アンテナ22を、それぞれ設けた構成である。
【0004】使用者は、把持部12を把持しつつキーパ
ッド14を操作して親機、又は親機を介して他の子機も
しくは外線を発呼する。キーパッド14の操作に応じて
生じる信号はアンテナ22から親機に無線送信される。
使用者の音声は送話器16から取り込まれ所定の処理が
施された上でアンテナ22から親機に送信される。親機
から送信された電波はアンテナ22により受信され所定
の処理を受けた後に受話器18から音声出力される。充
電端子20は、内蔵する電池に外部電源アダプタにより
充電するための端子である。
【0005】この図に示される子機10の概略回路構成
は図12のようなものである。この図に示されるよう
に、子機10はCPU24、モデム26、送受信器28
を備えている。CPU24は、キーパッド14からの4
乃至8ビットの入力に係るインタフェース、すなわちキ
ー入力I/F30と、キー入力I/F30を介してキー
パッド14からの入力を取り込みモデム26に適した信
号に変換して出力するシステムコントロール回路32
と、を内蔵している。なお、システムコントロール回路
32は、キーパッド14に関連する処理のほか、子機1
0の各部の制御を司っている。
【0006】子機10から発呼する場合等キーパッド1
4が操作されたとき、これに応じてシステムコントロー
ル回路32から信号が出力され、モデム26により変調
され、送受信器28に与えられる。送受信器28は、こ
れに所定の処理を施してアンテナ22に供給する。これ
により、子機10におけるキー入力内容が親機に送信さ
れる。
【0007】通話成立後は、送話器16及び受話器18
が、モデム26を介して送受信器28と接続され、送受
信器28及びアンテナ22による親機との通信が行われ
る。このとき、送話器16により取り込まれた音声は、
電気信号としてモデム26に供給され、変調される。変
調された信号は送受信器28及びアンテナ22により親
機に送信される。逆に、親機からの送信に係る電波はア
ンテナ22及び送受信器28により受信され、モデム2
6に供給される。モデム26はこれを復調して受話器1
8、及び場合によってはシステムコントロール回路32
に出力する。これにより、使用者は音声を聴取でき、シ
ステムコントロール回路32は対応する処理を実行でき
る。
【0008】図13には、親機の一例の外観が概略図示
されている。この図に示される親機34は、ハンドセッ
ト36、キーパッド38、機能ボタン40、表示窓4
2、アンテナ44及びリモコン用LED46を備えてい
る。ハンドセット36は使用者が把持する部材、キーパ
ッド38は親機34の使用者が操作してキー入力するた
めの部分、機能ボタン40はこの親機34が有する機能
を実行するためのボタン、表示窓42は使用者に種々の
メッセージを提示する手段である。アンテナ44は、子
機10との無線通信のためのアンテナである。
【0009】この図に示される親機34は、いわゆるテ
レコントロール機能を有している。テレコントロール機
能とは、外線を介して宅内機器を制御する機能であり、
図13においては特にリモコン用LED46がこれに関
わる。例えば、外部の電話機のキーパッドの操作によっ
て使用者がDTMF(Dual Tone Multi Frequency )信
号を回線に送出し、親機34がこれを受信した場合、親
機34は受信したDTMF信号の内容に応じてリモコン
用LED46を駆動し、赤外線を周囲に放射する。宅内
機器、例えば照明等の電気機器はこの赤外線を受光し、
対応する動作、例えば消灯を実行する。
【0010】図14には、親機34の概略回路構成が示
されている。この図に示される回路は、図12に示され
る構成の他、回線とのI/F48、スピーチネットワー
ク50、DTMFレシーバ52、CPU54、ドライバ
56、モデム58及び送受信器60を含んでいる。
【0011】回線から発呼があった場合、発呼に係る信
号は、スピーチネットワーク50を介してDTMF信号
としてDTMFレシーバ52に入力され、CPU54は
DTMF信号の内容に応じてモデム58あるいはドライ
バ56に信号を出力する。DTMF信号がテレコントロ
ールに係る内容であった場合に、ドライバ56によって
リモコン用LED46が駆動される。なお、モデム5
8、送受信器60の動作に関しては子機10におけるそ
れと同様であるので説明を省略している。
【0012】このように、従来、親機34及び複数の子
機10A〜10Zから構成されるコードレス電話機にお
いて、テレコントロール機能により宅内機器のリモート
コントロールを行うことが可能であった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコード
レス電話機においては、子機から宅内機器をリモコン制
御できない。この問題を解決するため、子機にリモート
コントロール機能を付加し、使用性を向上させることも
できる。しかし、その場合、子機が電話に係る機能を担
当する回路と、リモコン機能を担当する回路と、を併せ
持たねばならないこととなり、装置規模が大きくなり装
置構成が複雑化してしまう。
【0014】一方、テレコントロール機能は回線を介し
て外部の電話機等から宅内機器を制御する機能であり、
この機能は外部からの着呼機能を有する親機によって専
ら担われていた。しかし、親機はコードレス電話機にお
いて1台しかなく、電話回線との接続やACアダプタと
の接続等のため、可搬性も良くない。このため、テレコ
ントロールの対象となる宅内機器は親機のリモコン用L
EDから見通せる範囲内にある比較的少数のものに限ら
れる。
【0015】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、回路を複雑化させ
ること無く、子機による宅内機器のリモートコントロー
ルを可能とすること、及びテレコントロール機能をさら
に充実させその利用可能範囲を拡大することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、親機が、宅内機器の制御を要求す
る信号を電話回線又は子機から受信する手段と、この受
信に応じ該当する宅内機器に制御信号を送信する一方で
宅内機器の制御を要求する信号を子機に送信する手段と
を有し、子機が、宅内機器の制御を要求する信号を親機
から受信する手段と、この受信又は使用者の操作に応じ
て該当する宅内機器に制御信号を送信する手段と、使用
者の操作に応じて宅内機器の制御を要求する信号を親機
に送信する手段とを有し、親機による宅内機器の遠隔制
御、子機による宅内機器の遠隔制御、親機からの要求に
応じた子機による宅内機器の遠隔制御、子機からの要求
に応じた親機による宅内機器の遠隔制御、子機からの要
求に応じて親機が発する要求に応じた他の子機による宅
内機器の遠隔制御、電話回線からの要求に応じた親機に
よる宅内機器の遠隔制御、及び電話回線からの要求に応
じて親機が発する要求に応じた子機による宅内機器の遠
隔制御を、選択的に実行することを特徴とする。
【0017】また、本発明は、上記親機及び所定台数の
子機の中から宅内機器への制御信号の送信元となるべき
ものを選択する手段を、子機に設けたことを特徴とす
る。本発明は、電話モードかリモコンモードかを切り換
えるための切換スイッチと、切換スイッチが電話モード
側に投入されている状態で使用者が通話に係るダイアル
乃至ボタン操作を行ったとき及び親機から又は親機を介
して電話回線若しくは他の子機から通話が要求されたと
きに、電話に係る無線通信を親機との間で行う手段と、
切換スイッチがリモコンモードに投入されている状態で
使用者が宅内機器の制御に係るダイアル乃至ボタン操作
を行ったとき及び親機から又は親機を介して電話回線若
しくは他の子機から宅内機器の制御が要求されたとき
に、宅内機器の遠隔制御を行う手段とを、子機に設けた
ことを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明においては、宅内機器の制御を要求する
信号を電話回線又は子機から受信すると、親機が、この
受信に応じ該当する宅内機器に制御信号を送信し、その
一方で、宅内機器の制御を要求する信号を子機に送信す
る。子機は、宅内機器の制御を要求する信号を親機から
受信すると、この受信に応じて該当する宅内機器に制御
信号を送信する。また、子機は、使用者の操作に応じて
宅内機器の制御を要求する信号を親機に送信し、また該
当する宅内機器に制御信号を送信する。従って、本発明
においては、親機による宅内機器の遠隔制御、子機によ
る宅内機器の遠隔制御、親機からの要求に応じた子機に
よる宅内機器の遠隔制御、子機からの要求に応じた親機
による宅内機器の遠隔制御、子機からの要求に応じて親
機が発する要求に応じた他の子機による宅内機器の遠隔
制御、電話回線からの要求に応じた親機による宅内機器
の遠隔制御、及び電話回線からの要求に応じて親機が発
する要求に応じた子機による宅内機器の遠隔制御を、使
用者による操作や電話回線からの信号に応じて実行でき
る。これにより、いわゆるテレコントロールの範囲が拡
大する。
【0019】また、本発明においては、上記親機及び所
定台数の子機の中から宅内機器への制御信号の送信元と
なるべきものが、子機において選択される。従って、親
機及び所定台数の子機のうち特定のものを動作させるこ
とができ、使用性が高まる。また、本発明においては、
子機に設けられている切換スイッチの操作にて電話モー
ドが選択されている状態で使用者が通話に係るダイアル
乃至ボタン操作を行ったときや、親機から、或いは親機
を介して電話回線若しくは他の子機から通話が要求され
たときには、この操作が行われた子機乃至要求を受けた
子機が、電話に係る無線通信を親機との間で行う。ま
た、切換スイッチがリモコンモードに投入されている状
態で使用者が宅内機器の制御に係るダイアル乃至ボタン
操作を行ったときや、親機から、或いは親機を介して電
話回線若しくは他の子機から宅内機器の制御が要求され
たときには、この操作が行われた子機乃至要求を受けた
子機が、宅内機器の遠隔制御を行う。従って、本発明に
おいては、使用性を損なうことなく宅内機器の遠隔制御
やテレコントロールが行われる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。なお、図11乃至14に示される従来
例と同様の構成には同一の符号を付し説明を省略する。
【0021】図1には、本発明の第1実施例に係るコー
ドレス電話機の子機62の外観が示されている。この図
に示される子機62は、図11に示される従来例の子機
10に、リモコン用LED64及びTEL/RCモード
切換スイッチ66を付加した外観を有している。リモコ
ン用LED64は赤外線を発する素子であり、子機62
において比較的見晴らしの良い箇所である頂部に設けら
れている。これは、本実施例の特徴とするところの宅内
機器のリモコンのためである。また、TEL/RCモー
ド切換スイッチ66は、表1に示されるように子機62
の機能を切り換えるためのスイッチである。
【0022】
【表1】 図2には、子機62の回路構成が示されている。この図
に示されるように、子機62は、従来例の子機10に前
掲のリモコン用LED64及びTEL/RCモード切換
スイッチ66の他、ドライバ68を付加した装置構成で
あり、さらに、CPU24の機能として新たにリモコン
デコーダ70を付加した構成である。
【0023】この実施例において、子機62を用いて通
話を行おうとする場合、まずTEL/RCモード切換ス
イッチ66を“TEL”側に入れる必要がある。する
と、CPU24のシステムコントロール回路32は、T
EL/RCモード切換スイッチ66の設定をパラメタと
して読み、読み込んだ内容に応じて従来の子機10と同
様の機能を動作させ、モデム26に信号を出力する。
【0024】また、本実施例の特徴に係るリモコン操作
を行う場合には、まずTEL/RCモード切換スイッチ
66を“RC”側に入れる必要がある。すると、CPU
24のシステムコントロール回路32は、処理内容をリ
モコン制御用のものに切り換える。リモコン制御用プロ
グラムにし基づいて出力されたデータは、リモコンデコ
ーダ70によってデコードされ、ドライバ68はデコー
ド出力に基づきリモコン用LED64を駆動する。この
結果、リモコン用LED64から赤外線の信号が発せら
れ、制御対象たる宅内機器がこの信号により制御され
る。
【0025】図3には、子機62をリモコンとして使用
した場合にリモコン用LED64から発せられる信号の
フォーマットが示されている。この図に示されるフォー
マットにおいては、まずヘッダ100が送信された後、
カスタムコード(1)110及び(2)120が続いて
送信される。カスタムコード(1)110は、メーカ
名、機種名等の判別のための情報であり、データ長は例
えば8bitである。カスタムコード(2)120はこ
れのリバース(“1”と“0”を全て反転させた)であ
る。これらの後に送信されるデータコード(1)130
及び(2)140は例えば8bitで表現されるデータ
であり、“再生”、“録画”等、宅内機器への指令であ
る。データコード(2)140はデータコード(1)1
30のリバースである。なお、信号形態は、例えばPP
M(パルス位置変調)されたバースト信号である。
【0026】このように、本実施例においては、リモコ
ン機能がCPU24の処理プログラムの切換えのみで実
現され、子機62の装置規模は何等増大しない。したが
って、小型簡素な構成で使用性の高いコードレス電話機
が実現される。
【0027】図4には、本発明の第2実施例に係るコー
ドレス電話機の子機72の構成が示されている。この図
に示される子機72は、第1実施例の子機62にさらに
modeスイッチ74を付加した構成である。
【0028】図5には、子機72の回路構成が示されて
いる。modeスイッチ74は、CPU24に接続され
ており、“1”に設定されているか“2”に設定されて
いるかでシステムコントロール回路32の処理内容を切
り換える。すなわち、modeスイッチ74は、複数の
宅内機器をリモコン制御可能とするため設けられたスイ
ッチである。システムコントロール回路32は、mod
eスイッチ74の設定をパラメタとして読み込み、読み
込んだ内容が例えば“1”の状態ではVTRの制御用
の、“2”の状態ではTVの制御用の、データを発生さ
せる。
【0029】したがって、この実施例によれば、複数の
宅内機器をリモコンの制御対象に切り換え設定すること
ができる。
【0030】図6には、本発明の第3実施例に係るコー
ドレス電話機の子機76の構成が示されている。この図
に示される子機76は、第1実施例におけるリモコン用
LED64の設置箇所をアンテナ22の先端に移した構
成である。このようにすると、子機76の頂部に配置し
た第1実施例と比べ、制御対象たる宅内機器に赤外線が
到達し易くなる。
【0031】図7には、第3実施例におけるアンテナ2
2の構成が示されている。この図に示されるように、ア
ンテナ22は、中空管78の内部にアンテナ線80及び
LED駆動用配線82を収納し、さらに中空管78の先
端に赤外線を透過可能な材料から形成されたキャップ8
4を冠せてリモコン用LED64を収納した構成であ
る。なお、アンテナ線80をコイル状に巻いた場合には
LED駆動用配線82をより収納し易くなる。
【0032】
【0033】図8には、本発明の実施例におけるコー
ドレス電話機の親機86の構成が示されている。この親
機86は、図12に示される親機34と異なりリモコン
用LED46をアンテナ22の先端に配置している。ア
ンテナ22の内部構造は例えば図7に示したものと同様
である。したがって、本発明の実施例においては、頂部
に配置した従来例と比べ、制御対象たる宅内機器に赤外
線が到達し易くなる。特に親機の場合、慣習的に、壁に
頂部を向けて使用されることが多いため、従来例のよう
なリモコン用LED46配置では宅内機器に赤外線が到
達しにくかった。本実施例では、このような壁向きの配
置でも赤外線が到達し易くなる。
【0034】図9には、親機86の回路構成が示されて
いる。この図に示されるように、親機86の回路構成は
従来例のそれと異ならない。この実施例が従来例と異な
るのは、リモコン用LED46配置の他、CPU54の
処理内容である。なお、子機88A〜88Zとしては
1〜第3実施例のいずれかの子機を用いる
【0035】本発明の実施例におけるテレコントロール
時のCPU54の処理内容は、次のようなものである。
回線を介して外部の電話機等から着信があり、その後テ
レコントロールに係るDTMF信号が回線を介して受信
されると、CPU54は、その内容に応じて子機88A
〜88Zにテレコントロールの内容を転送する。すなわ
ち、CPU54は、テレコントロールに係るデータをモ
デム58に出力し、モデム58はこれを変調して送受信
器60に出力する。送受信器60は、モデム58の変調
出力を電波としてアンテナ44から子機88A〜88Z
に送信する。子機88A〜88Zは、これを受信し復調
する。子機88A〜88ZのCPUは復調結果に基づき
それぞれリモコン用LED64A〜64Zを駆動し、宅
内機器をリモートコントロールする
【0036】図10には、この実施例におけるテレコン
トロール操作手順の一例が示されている。この図の例
は、VTRの録画予約の手順である。この場合、まずリ
モコンモード設定を表す“**”(ただし実際には*を
90°回転させた記号)を入力する。次に、チャンネル
の入力を行う。これは、まずチャンネルの番号“10”
を入力し続いてエンターを示す“#”を入力することで
行う。さらに、録画開始時刻を“0700”及び“#”
の入力で設定する。次に、録画終了時刻を“0830”
及び“#”の入力で設定する。そして、“*”で終了を
入力する。このように操作すると、10チャンネルで7
時から8時30分に放映される番組がVTRで録画され
る。
【0037】この様に、本発明の実施例によれば、テレ
コントロール可能な範囲が著しく広くなり、親機86の
設置場所等に関係なく、宅内機器を制御可能になる。
【0038】さらに、親機86のキーパッド38からの
キー入力で子機88A〜88Zにより宅内機器をリモー
トコントロールすることも可能である。この場合は、ま
ず使用者がキーパッド38を操作すると、CPU54が
これに応じてドライバ56に制御信号を出力するととも
に、テレコントロールの際と同様にリモコンに係るデー
タをモデム58に出力し、モデム58はこれを変調して
送受信器60に出力する。送受信器60は、モデム58
の変調出力を電波としてアンテナ44から子機88A〜
88Zに送信する。子機88A〜88Zは、これを受信
し復調する。子機88A〜88ZのCPUは復調結果に
基づきそれぞれリモコン用LED64A〜64Zを駆動
し、宅内機器をリモートコントロールする。
【0039】また、以上の動作において、リモコン機能
を動作させる装置を親機86及び複数の子機88A〜8
8Zのいずれかに指定することもできる。このために
は、リモコン機能デバイスを特定する情報を入力可能に
すれば良い。
【0040】さらに、このデバイス特定の機能を利用し
て、ある子機88から他の子機88にリモコン機能の動
作を求める動作を実現することもできる。例えば、子機
88Aのキーパッドの操作に応じて当該子機88Aのシ
ステムコントロール回路がリモコン用制御信号を発生さ
せ、これを行き先(例えば子機88B)を示す情報とと
もにモデムに与えるようにする。子機88Aから送信さ
れる電波は親機86により受信され、親機86のCPU
54は子機88Aからの送信内容を解読し、子機88B
に無線送信させる。子機88Bはこれを受信し、テレコ
ントロール時と同様にしてリモコン機能を動作させる。
【0041】このようにすると、著しくリモートコント
ロールの可能範囲が広くなる。すなわち、親機86から
子機88A〜88Zのすべて又はそのいずれかにリモコ
ン機能の動作を求めることができ、あるいは子機88A
〜88Zのいずれかから親機86又は子機88A〜88
Zのすべてもしくはそのいずれかにリモコン機能の動作
を求めることができる。
【0042】なお、以上の実施例では、宅内機器の制御
信号を無線出力する手段として赤外線LEDを示した
が、これ以外の手段でも良い。すなわち、無線で制御信
号を送信できれば良い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
親機による宅内機器の遠隔制御、子機による宅内機器の
遠隔制御、親機からの要求に応じた子機による宅内機器
の遠隔制御、子機からの要求に応じた親機による宅内機
器の遠隔制御、子機からの要求に応じて親機が発する要
求に応じた他の子機による宅内機器の遠隔制御、電話回
線からの要求に応じた親機による宅内機器の遠隔制御、
及び電話回線からの要求に応じて親機が発する要求に応
じた子機による宅内機器の遠隔制御を、使用者による操
作や電話回線からの信号に応じて実行できる。これによ
り、いわゆるテレコントロールの範囲が拡大する。
【0044】また、本発明によれば、上記親機及び所定
台数の子機の中から宅内機器への制御信号の送信元とな
るべきものを、子機において選択するようにしたため、
親機及び所定台数の子機のうち特定のものを動作させる
ことができ、使用性が高まる。また、本発明によれば、
子機に設けられている切換スイッチの状態、使用者によ
るダイアル乃至ボタン操作、及び親機から或いは親機を
介した電話回線若しくは他の子機からの要求の内容に応
じ、電話に係る無線通信及び宅内機器の制御のうちいず
れかを各子機が行うようにしたため、使用性を損なうこ
となく宅内機器の遠隔制御やテレコントロールを行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係るコードレス電話機
の子機の外観の概略を示す斜視図である。
【図2】 第1実施例における子機の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 リモコンモードでの信号フォーマットを示す
図である。
【図4】 本発明の第2実施例に係るコードレス電話機
の子機の外観の概略を示す斜視図である。
【図5】 第2実施例における子機の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図6】 本発明の第3実施例に係るコードレス電話機
の子機の外観の概略を示す斜視図である。
【図7】 第3実施例におけるアンテナの概略構成を示
す断面図である。
【図8】 本発明の実施例に係るコードレス電話機の
親機の外観の概略を示す斜視図である。
【図9】 実施例における親機の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図10】 実施例におけるテレコントロール操作手
順を示す図である。
【図11】 一従来例に係るコードレス電話機の子機の
外観の概略を示す斜視図である。
【図12】 従来例における子機の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図13】 従来例における親機の外観の概略を示す斜
視図である。
【図14】 従来例における親機の回路構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
22,44 アンテナ 24,54 CPU 28,60 送受信器 46,64 リモコン用LED 62,72,76,88 子機 66 TEL/RCモード切換スイッチ 86 親機

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線に接続された親機と、親機と無
    線接続される所定台数の子機と、を有するコードレス電
    話機において、親機が、宅内機器の制御を要求する信号を電話回線又は
    子機から受信する手段と、この受信に応じ該当する宅内
    機器に制御信号を送信する一方で宅内機器の制御を要求
    する信号を子機に送信する手段とを有し、 子機が、宅内機器の制御を要求する信号を親機から受信
    する手段と、この受信又は使用者の操作に応じて該当す
    る宅内機器に制御信号を送信する手段と、使用者の操作
    に応じて宅内機器の制御を要求する信号を親機に送信す
    る手段とを有し、 親機による宅内機器の遠隔制御、子機による宅内機器の
    遠隔制御、親機からの要求に応じた子機による宅内機器
    の遠隔制御、子機からの要求に応じた親機による宅内機
    器の遠隔制御、子機からの要求に応じて親機が発する要
    求に応じた他の子機による宅内機器の遠隔制御、電話回
    線からの要求に応じた親機による宅内機器の遠隔制御、
    及び電話回線からの要求に応じて親機が発する要求に応
    じた子機による宅内機器の遠隔制御を、選択的に実行す
    ことを特徴とするコードレス電話機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコードレス電話機におい
    て、上記親機及び所定台数の子機の中から宅内機器への制御
    信号の送信元となるべきものを選択する手段を、子機に
    設けた ことを特徴とするコードレス電話機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のコードレス電話機
    において、 電話モードかリモコンモードかを切り換えるための切換
    スイッチと、 切換スイッチが電話モード側に投入されている状態で使
    用者が通話に係るダイアル乃至ボタン操作を行ったとき
    及び親機から又は親機を介して電話回線若しくは他の子
    機から通話が要求されたときに、電話に係る無線通信を
    親機との間で行う手段と、 切換スイッチがリモコンモードに投入されている状態で
    使用者が宅内機器の制御に係るダイアル乃至ボタン操作
    を行ったとき及び親機から又は親機を介して電話回線若
    しくは他の子機から宅内機器の制御が要求されたとき
    に、宅内機器の遠 隔制御を行う手段とを、 子機に設けたことを特徴とするコードレス電話機。
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