JP2807084B2 - 新規ビタミンd類似体 - Google Patents

新規ビタミンd類似体

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JP2807084B2 JP2504127A JP50412790A JP2807084B2 JP 2807084 B2 JP2807084 B2 JP 2807084B2 JP 2504127 A JP2504127 A JP 2504127A JP 50412790 A JP50412790 A JP 50412790A JP 2807084 B2 JP2807084 B2 JP 2807084B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、免疫調節作用を示し、癌細胞および皮膚細
胞を含む細胞の分化の誘導および望ましくない増殖の抑
制において強い活性を示す未知の種類の化合物、該化合
物を含有する薬剤製剤、該製剤の用量単位、並びに自己
免疫疾患、例えば真性糖尿病、高血圧症、炎症性疾患、
例えばリューマチ様関節炎および喘息並びに異常な細胞
分化および/または細胞増殖および/または免疫系の平
衡失調により特徴付けられる疾患の治療および予防にお
けるそれらの用途に関する。
本発明の化合物は、一般式I [式中、Rは、要すれば水酸基で置換した炭素原子数7
〜12のアルキル基を表わす。] で示される。
好ましくは、Rは式II [式中、nは1〜7の整数であり:R1およびR2は、同一
または異なって、水素、低級アルキル、低級シクロアル
キルを表わすか、またはR1およびR2は、基Xを有する炭
素原子(式II中、星印)と共にC3−C8炭素環を形成し
得;Xはヒドロキシまたは水素を表わす。]で示される基
である。
本発明において、「低級アルキル」なる表現は、炭素
原子1〜5個を有する直鎖または分枝状の飽和または不
飽和炭素鎖を示し、「低級シクロ−アルキル」なる表現
は、飽和または不飽和のC3−C7炭素環を示す。
式IおよびIIからわかるように、R、X、R1およびR2
の意義によっては、本発明の化合物は、複数のジアステ
レオマーの形態(例えば、星印を付した炭素原子上のR
またはS配置)を包含し得る。本発明は、純粋な形態の
これらすべてのジアステレオマーおよびジアステレオマ
ー混合物を包含する。更に、1個またはそれ以上の水酸
基が、インビボで水酸基に再生し得る基としてマスクさ
れているIの誘導体も、本発明の範囲に含まれる(「I
の生可逆誘導体またはプロドラッグ」)。
「Iの生可逆誘導体またはプロドラッグ」なる用語
は、1個またはそれ以上の水酸基が、−O−アシルもし
くは−O−グリコシル基、またはリン酸エステル基に変
換されている式Iの化合物の誘導体(マスクされた基
は、インビボで加水分解され得る)を包含するが、それ
らに限定されるものではない。
別の種類のプロドラッグは、Rがヒドロキシで置換さ
れていない化合物Iである。このような化合物は、イン
ビトロでは比較的不活性であるが、患者に投与後、酵素
的ヒドロキシル化によって、式Iで示される活性化合物
に変換される。
近年、1α,25−ジヒドロキシビタミンD3(1,25(O
H)2D3)が、インターロイキンの作用および/または生
成に影響することがわかったが、このことは、この化合
物を、免疫系の機能障害によって特徴付けられる疾患、
例えば自己免疫疾患および移植組織拒絶の治療において
使用することの可能性を示唆するものである。更に、イ
ンターロイキン−1の異常生成によって特徴付けられる
他の病態、例えばリューマチ様関節炎のような炎症性疾
患も、1,25(OH)2D3で処置し得る。
1,25(OH)2D3は、細胞分化を促進し、過度の細胞増
殖を阻止することができることも示され、この化合物
は、異常な細胞増殖および/または細胞分化によって特
徴付けられる疾患、例えば癌および乾癬の治療に有用で
あり得ると提案されている。
また、1,25(OH)2D3を高血圧症および真性糖尿病の
治療に使用することも提案されている。
しかし、1,25(OH)2D3のそのような指摘における治
療的可能性は、このホルモンはカルシウム代謝に強力に
作用することが知られており、血中濃度が高いと、急速
に高カルシウム血症を起こすであろうことから、極度に
制限されている。すなわち、この化合物およびその有効
な合成類似体は、例えば乾癬、癌または免疫疾患のよう
な、薬物を比較的高用量で連続的に投与する必要のあり
得る疾患の治療において使用する薬物として充分満足で
きるものではない。
1α−ヒドロキシビタミンD3および1α,25−ジヒド
ロキシビタミンD3の22−オキサ−類似体が、イー・ムラ
ヤマ(E.Murayama)ら、ケミカル・アンド・ファーマシ
ューティカル・ブリティン(Chem.Pharm.Bull.)、34
4410(1986)、ジェイ・アベ(J.Abe)ら、フェブス・
レター(FEBS LETTER)、226、58(1987)および欧州特
許出願、公告第184112号に記載されている。
インビトロの実験によると、22−オキサ類似体は、有
利な性質を有し得る。すなわち、1α,25−ジヒドロキ
シ−22−オキサビタミンD3は、ヒヨコ腸サイトゾルレセ
プターに対する親和性が、1α,25(OH)2D3のわずか14
分の1であり、ヒト骨髄性白血病セルライン(HL−60)
中のレセプターに対する親和性が1,25(OH)2D3よりも
小さいが、HL−60細胞の分化の誘発物質として高活性を
有すると報告されている。
前記指摘におけるビタミンD類似体の有用性は、腸レ
セプターに比べての関連レセプターへの結合親和性の好
ましい比だけでなく、生体内の化合物の運命によっても
異なる。
前記のような既知の22−オキサ化合物は、側鎖(C−
17上の置換基、式I参照)の大きさ(全炭素原子数)が
1,25−(OH)2D3自体における側鎖の大きさ(すなわち
炭素原子数8)を越えないことによって特徴付けられ
る。我々は、驚くべきことに、基R中に少なくとも7個
の炭素原子を有する(すなわち、側鎖中の全炭素原子数
少なくとも9の)タイプIの類自体が、代謝安定性、種
々のレセプターへの結合親和性に関する好ましい選択
性、および低いカルシウム血症作用を併せ持ち、それ
故、既知の22−オキサ化合物よりも顕著に優れているこ
とを見出した。
本発明の化合物の選択性は、本発明の化合物は、腫瘍
細胞中のレセプターに対して高い親和性を有し[1,25
(OH)2D3の親和性と同等またはより高い]、ヒト単球
腫瘍セルラインにおいて細胞分化を誘導するのに要する
濃度は、同じ効果を得るのに要する1,25(OH)2D3の濃
度と同じであるか、またはそれよりも低いが、腸のレセ
プターへの結合親和性は1,25(OH)2D3のそれよりも著
しく小さいという事実により説明される。ラットにおい
て、本発明の化合物は、インビボで、高カルシウム尿症
および高カルシウム血症の誘発活性が、1,25(OH)2D3
よりも顕著に小さい。
例えば、実施例1の化合物Iと、22−オキサ−1,25
(OH)2D3との直接の比較[バイオケミカル・ファーマ
コロジー(Biochem.Pharmacol.)1988、37、889参照]
によると、前者は、より強いU937細胞増殖抑制剤であ
り、くる病のヒヨコ腸レセプターへの結合の強さはより
小さく、正常なラットの血清カルシウム濃度の上昇に要
する濃度に反映されるように、カルシウム血症作用がよ
り弱いことがわかった。
このことにより、本発明の化合物は、ヒトおよび動物
の、異常細胞増殖および/または細胞分化によって特徴
付けられる疾病、例えば乾癬を含むある種の皮膚病およ
びある種の癌(例えば白血病および骨髄線維症)、およ
び免疫系の平衡失調により特徴付けられる疾患、例えば
自己免疫疾患、またはエイズを局所的および全身的に治
療および予防するために、例えば移植時に所望の免疫抑
制を達成するために、並びにアクネ、真性糖尿病、高血
圧症および炎症性疾患、例えばリューマチ様関節炎およ
び喘息を治療するために特に適当である。本発明の化合
物は、毛嚢細胞の分化を促進し得るので、本発明の化合
物を、脱毛症の治療に使用し得る。
式Iの化合物は、図式1に示す経路により、ビタミン
D誘導体(またはその20R異性体)[テトラヘドロン
(Tetrahedron)、43、4609(1987)]から好都合に合
成し得る。例えばファン・レーネン(van Rheenen)法
[テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Letter
s)、1969、985]を用いてを酸化してケトンを得、
これを還元して20S−アルコールとする。適当なキラ
ル還元剤(例えば有機ホウ素試薬)を使用すると、
立体選択的に製造し得る[エス・マサムネ(S.Masamun
e)、「ステレオケミストリー・オブ・オーガニック・
アンド・バイオオーガニック・トランスフォーメーショ
ンズ(Stereochemistry of Organic and Bioorganic Tr
ansformations)」、ダブリュ・バートマン(W.Bartman
n)およびケー・ビー・シャープレス(K.B.Sharpless)
編、VCH、ヴァインハイム(Weinheim)、1987、60頁参
照]。しかし、をNaBH4で還元し、同時に生成する多
量の対応する20R−アルコールをクロマトグラフィーに
より分離することによってを製造するのが好都合であ
る。をO−アルキル化してIIIを得るには、一般式Z
−R3[式中、Zは脱離基、例えばハロゲン(Cl、Brまた
はI)またはp−トルエンスルホニルオキシもしくはメ
タンスルホニルオキシであり、R3は(式Iの)R、また
は要すれば後の好都合な段階(または複数の段階)でR
に変換し得る基である。]で示される側鎖形成ブロック
で塩基性条件下に処理する。すなわち、化合物III、I
V、VおよびVI中のR3は、合成経路によって、同じであ
る必要はない。R3のRへの変換には複数の工程を要し
得、分子の感受性のトリエン系を一時的に保護する必要
があり得る。側鎖(R3)の必要な変更以外に、IIIから
Iへの変換には、他のビタミンD類自体の合成の最終段
階において用いる工程(欧州特許第0227826号参照)と
同様の光異性化工程および脱シリル化工程が必要であ
る。
側鎖形成ブロックR3Zは、既知の化合物であるか(い
くつかは、国際特許出願PCT/DK89/00079に記載されてい
る)、またはPCT/DK89/00079に記載のものと同様に合成
し得る。R3は通例、Xが保護されたOH基、例えばテトラ
ヒドロピラニルオキシまたはトリアルキルシリルオキシ
である式IIと同じである。(PCT/DK89/00079に記載され
ていない、そのようないずれのTHPエステルR3Zも、対応
するアルコールから容易に合成する。) 以下の標準的な略号を、本発明の開示を通して使用す
る:Me=メチル;Et=エチル;Prn=n−プロピル;But
t−ブチル;THP=テトラヒドロ−4H−ピラン−2−イ
ル;THF=テトラヒドロフラン;Ts=p−トルエンスルホ
ニル;TBA=テトラ−(n−ブチル)−アンモニウム。
図式Iの化合物IV経由の化合物Iの合成の別法を、図
式2に示す。その図式において、アルデヒド[ヴォフ
クリッヒ(Wovkulich)ら、テトラヘドロン1984、40、2
283]を立体選択的に分解して、図示する中間体を経
て、アルコールとする。からVIIを得るためのアル
キル化は、図示1の→IIIの反応と同様である。R3
適当に変更すると共に(R3の意義を反応式に従って変化
して、特定の化合物Iを得ることができる)、VIIからV
IIIへの変換、IXから誘導したアニオンとのヴィッティ
ッヒ(Wittig)カップリング(ヴォフクリッヒ、前掲書
参照)および脱保護により、目的化合物Iを得る。
化合物およびは、非常に多目的な中間体であり、
本発明の化合物Iの製造用の中間体であるばかりではな
く、基Rが本発明のもの以外である式Iの他の類似体、
例えば既知の22−オキサ−1,25−(OH)2D3の中間体で
もある。実際、本発明の化合物と直接生物学的に比較す
るための22−オキサ−1,25−(OH)2D3の対照サンプル
の合成のために、図式1および2の両方の反応を適宜使
用した。
図式1および2の注釈 a)例えばCu(AcO)2、2,2′−ビピリジルおよび1,4−
ジアザビシクロ[2.2.2]オクタンを触媒とするO2によ
る酸化。
b)還元(例えばNaBH4による)。
c)溶媒(例えばTHF)中、触媒[例えば18−クラウン
(Crown)−6]を用いて、または用いずに、塩基(例
えばKOH、KOButまたはKH)の存在下に行う側鎖形成ブロ
ックR3−Zによるアルキル化。
d)側鎖中の官能基の任意の変更。
e)hν−三重項増感剤、例えばアントラセンを用いる
異性化。
f)脱保護(例えばTBA+F-またはHFによる)。
g)MeMgIまたはMeLi。
h)酸化(例えば二クロム酸ピリジニウムによる) i)バイヤー−ビリガー(Baeyer−Villiger)酸化(例
えばm−クロロ過安息香酸による) j)加水分解またはアルコール分解(例えばMeOH中のKO
H)。
k)(i)脱シリル化(例えばHF);(ii)酸化(例え
ば二クロム酸ピリジニウム)。
l)IXを当量の塩基(例えばn−BuLi)で処理すること
によって誘導したアニオン(例えばリチオ誘導体)との
反応。
示した中間体は、t−ブチルジメチルシリルエーテル
として保護された水酸基を有し得るが、本発明の範囲
は、当業者によく知られた他のヒドロキシル保護基[例
えばティー・ダブリュ・グリーン(T.W.Greene)、「プ
ロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シン
セシス(Protective groups in organic synthesi
s)」、ワイリー(Wiley)、ニューヨーク、1981に記載
のもの]並びに他の保護反応の使用を排除するものでは
ないことに注意すべきである。
本発明の化合物は、前記のようなヒトおよび動物の疾
病の治療に有用な薬剤組成物中で使用することが意図さ
れている。
式Iで示される化合物(以下、活性成分と称する)の
治療効果に必要な量は、もちろん、その化合物、投与方
法および処置するホ乳動物のいずれによっても変化す
る。本発明の化合物は、非経口的、関節内、経腸的また
は局所的に投与することができる。本発明の化合物は、
経腸投与された場合によく吸収され、これは全身的疾病
の治療に好ましい投与経路である。乾癬のような皮膚病
の治療においては、局所または経腸の形態が好ましい。
喘息のような呼吸器疾患の治療においては、エアロゾ
ルが好ましい。
活性成分を原料化合物として単独で投与することが可
能であるが、薬剤製剤として投与することが好ましい。
好ましくは、活性成分含量は、製剤の1ppm〜0.1重量%
である。
「用量単位」とは、単位量、すなわち扱いおよび包装
が簡単な、患者に投与し得る単一用量であって、活性物
質そのもの、または固体もしくは液体薬剤希釈剤もしく
は担体とその混合物から成る物理的および化学的に安定
な単位用量を意味する。
動物およびヒトの医療に使用する本発明の製剤は、活
性成分と共に、薬学的に許容し得る担体、および要すれ
ば他の治療成分を含有する。担体は、製剤中の他の成分
と適合し、被投与体に有害でないという意味において
「許容し得る」ものでなくてはならない。
製剤には、例えば、経口、直腸、非経口(皮下、筋肉
内および静脈内を含む)、関節内および局所投与に適当
な形態の製剤が含まれる。
製剤は、用量単位形態で提供されることが好ましく、
薬学分野でよく知られているいずれの方法で調製しても
よい。いずれの方法も、活性成分を1種またはそれ以上
の補助成分である担体と組み合わせる工程を含んで成
る。通例、製剤は、活性成分を液体担体もしくは微粉固
体担体またはその両方と均一かつ密に混合し、次いで要
すれば、生成物を所望の剤形に成型することによって調
製される。
経口投与に適当な本発明の製剤は、それぞれ所定量の
活性成分を含んで成るカプセル剤、サシェ剤、錠剤もし
くはロゼンジのような個々の単位の剤形;散剤もしくは
顆粒剤の剤形;水性液体もしくは非水性液体中の溶液剤
もしくは懸濁剤の剤形;または水中油型乳剤もしくは油
中水型乳剤の剤形であり得る。活性成分を、巨丸薬、舐
剤またはペーストの形態で投与してもよい。
錠剤は、活性成分を、要すれば1種またはそれ以上の
補助成分と共に圧縮または成形することによって製造し
得る。圧縮錠剤は、適当な機械中で、粉末または顆粒の
ような流動形態の活性成分を、要すれば結合剤、滑沢
剤、不活性希釈剤、表面活性剤または分散剤と混合して
圧縮することによって製造し得る。成形錠剤は、適当な
機械中で、粉末活性成分および適当な担体の混合物を不
活性液体希釈剤で湿潤させて成形することによって製造
し得る。
直腸投与用製剤は、活性成分および担体(例えばカカ
オ脂)を組み合わせた坐剤の形態、または浣腸の形態で
あってよい。
非経口投与に適当な製剤は、好ましくは活性成分の滅
菌油性または水性製剤(好ましくは、被投与体の血液と
等張である)から成る。
関節内投与に適当な製剤は、微結晶の形態であり得る
活性成分の滅菌水性製剤の形態、例えば水性微結晶懸濁
液の形態であってよい。活性成分を関節内および眼のい
ずれに投与するのにも、リポソーム製剤または生分解性
ポリマー系を使用してもよい。
局所投与に適当な製剤は、液体もしくは半液体製剤、
例えばリニメント剤、ローション剤、アプリカント剤、
水中油型もしくは油中水型乳剤、例えばクリーム、軟膏
剤またはペースト;または溶液剤もしくは懸濁剤、例え
ばドロップ剤を含む。
喘息の治療には、スプレー缶、ネブライザーまたはア
トマイザーから投与される粉末のセルフ−プロペリング
剤または噴霧剤の吸入を使用し得る。分散時の製剤の粒
子サイズは、10〜100μであることが好ましい。
このような製剤は、粉末吸入装置から肺に投与する細
かく粉砕した粉末またはセルフ−プロペリング・パウダ
ー−ディスペンシング剤の形態であることが最も好まし
い。セルフ−プロペリング溶液および噴霧製剤の場合
は、所望の噴霧性を有する(すなわち、所望の粒子サイ
ズの霧を形成し得る)バルブを選択するか、または活性
成分の粒子サイズを調製して懸濁粉末として組み合わせ
ることによって効果を達成することができる。これらの
セルフ−プロペリング剤は、パウダー−ディスペンシン
グ剤または活性成分を溶液または懸濁液の飛沫として投
与する製剤であってよい。
セルフ−プロペリング・パウダー−ディスペンシング
剤は、好ましくは、固体活性成分の分散粒子、および大
気圧における沸点が18℃以下の液体プロペラントを含ん
で成る。液体プロペラントは、医薬投与に適することが
知られているいずれのプロペラントであってもよく、1
種またはそれ以上のC1−C6−アルキル炭化水素もしくは
ハロゲン化C1−C6−アルキル炭化水素またはその混合
物、特に好ましくは塩素化およびフッ素化C1−C6アルキ
ル炭化水素を含んで成っていてよい。通例、プロペラン
トは製剤の45〜99.9w/w%を占め、活性成分は製剤の1pp
m〜0.1w/w%を占める。
前記成分に加えて、本発明の製剤は、1種またはそれ
以上の追加の成分、例えば賦形剤、緩衝剤、香料、結合
剤、表面活性剤、増粘剤、滑沢剤、メチルヒドロキシベ
ンゾエートのような保存剤(抗酸化剤を含む)、乳化剤
などを含有し得る。
本発明の組成物は、前記病態の処置に通例適用される
他の治療活性化合物を更に含有し得る。
本発明は更に、前記病態の1種に罹患している患者を
治療する方法にも関し、該方法は、治療を要する患者
に、式Iで示される化合物の1種またはそれ以上の有効
量を、単独で、または前記病態の治療において通例適用
される他の治療活性化合物の1種またはそれ以上と組み
合わせて投与することから成る。本発明の化合物および
/または他の治療活性化合物による治療は、同時に、ま
たは間隔をおいて行い得る。
全身的疾患の治療において、式Iの化合物を1日当た
り1〜1000μg、好ましくは2〜250μgの用量で投与
する。皮膚病の局所治療においては、式Iの化合物を1
〜1000μg/g、好ましくは10〜500μg/g含有する軟膏、
クリームまたはローションを投与する。経口組成物は、
式Iの化合物を用量単位当たり0.5〜500μg、好ましく
は1〜250μg含有する錠剤、カプセル剤またはドロッ
プとして調製することが好ましい。
本発明を以下の製造例および実施例によってさらに説
明するが、本発明はそれらに制限されるものではない: 製造例および実施例 一般 例示の化合物Iを第1表に挙げる。製造例に記載の図
式1および2の中間体は、第2表中の番号および対応す
る式によって識別される。
核磁気共鳴スペクトル(300MHz)では、化学シフト値
(δ)は、内部テトラメチルシラン(δ=0)またはク
ロロホルム(δ=7.25)に対して、ジュウテリオクロロ
ホルム溶液について示す。特定されるか(二重線
(d)、三重線(t)、四重線(q))、またはされて
いない(m)多重線の値は、範囲を示してしない場合に
は、およその中心点を記載する(s=一重線、b=ブロ
ード)。結合定数()は、ヘルツで示し、しばしば最
も近い単位に近似する。
エーテルはジエチルエーテルであり、ナトリウムで乾
燥した。THFは、ナトリウム−ベンゾフェノンで乾燥し
た。石油エーテルは、ペンタンフラクションをさす。反
応は、特記しない限り室温で行った。処理方法は、特定
の溶媒(または有機反応溶媒)による希釈、水および次
いで塩水による抽出、無水MgSO4による乾燥並びに減圧
濃縮を行って残渣を得ることを含む。
製造例1:化合物2 N,N−ジメチルホルムアミド(150ml)中の1(S),3
(R)−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20
(S)−ホルミル−9,10−セコプレグナ−5(E),7
(E),10(19)−トリエン(化合物)(3.44g、6ミ
リモル)の溶液に、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オク
タン(600mg、5.3ミリモル)、酢酸第二銅1水和物(90
mg、0.45ミリモル)および2,2′−ビピリジル(72mg、
0.45ミリモル)を加えた。よく撹拌した溶液に、40℃で
6日間、空気を通した。
反応混合物を酢酸エチル(500ml)で希釈し、水(2
×100ml)および塩化ナトリウム飽和水溶液(3×50m
l)で抽出し、MgSO4で乾燥した。酢酸エチルを留去し、
固体残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、溶出剤は
石油エーテル中の10%エーテル)により精製して、標記
化合物を得た。
NMR:δ=0.037(s、3H)、0.043(s、3H)、0.056
(s、6H)、0.49(s、3H)、0.84(s、9H)、0.89
(s、9H)、1.5−2.30(m、13H)、2.13(s、3H)、
2.55(dd、1H)、2.70(t、1H)、2.89(bd、1H)、4.
21(m、1H)、4.52(m、1H)、4.94(m、1H)、4.98
(m、1H)、5.83(d、1H)、6.43(d、1H)ppm。
製造例2:化合物3およびその20R−異性体 化合物2(製造例1)(3.10g、5.5ミリモル)をテト
ラヒドロフラン(140ml)に溶解し、水素化ホウ素ナト
リウム(0.35g、3.3ミリモル)を加えた。次いで、メタ
ノールを15分間にわたって滴下した。反応混合物を20分
間撹拌後、酢酸エチル(560ml)で希釈した。溶液を、
水(5×150ml)および塩化ナトリウム飽和水溶液(150
ml)で抽出し、MgSO4で乾燥し、蒸発させて、無色油状
物を得た。この油状残渣を、クロマトグラフィー(シリ
カゲル、溶出剤は石油エーテル中の15%酢酸エチル)に
より精製した。最初に20R−異性体が溶出した。
NMR:δ=0.05(m、12H)、0.62(s、3H)、0.86
(s、9H)、0.89(s、9H)、1.10−2.10(m、14
H)、1.15(d、3H)、2.30(bd、1H)、2.53(dd、1
H)、2.89(m、1H)、2.89(m、1H)、3.71(m、1
H)、4.21(m、1H)、4.52(m、1H)、4.93(m、1
H)、4.98(m、1H)、5.81(d、1H)、6.45(d、1
H)ppm。
極性の大きい方の異性体()を含有するフラクショ
ンを蒸発させて無色の残渣を得、これをメタノールから
結晶化した: MNR、δ=0.052(bd、12H)、0.54(s、3H)、0.85
(s、9H)、0.89(s、9H)、1.22(d、3H)、1.20−
2.10(m、14H)、2.30(bd、1H)、2.55(dd、1H)、
2.87(m、1H)、3.72(m、1H)、4.21(m、1H)、4.
52(m、1H)、4.94(bs、1H)、4.98(m、1H)、5.82
(d、1H)、6.44(d、1H)ppm。
製造例3:化合物5、6および7経由の化合物8 乾燥THF(30ml)中の化合物4(3.1g)の溶液に、−4
0℃で撹拌しながら、MeLi(エーテル中1.5M、7ml)を滴
下した。10分後、反応混合物を処理(エーテル)して、
を、ジアステレオマーの薬2:3の混合物として得た
[NMR:δ0.99(少量の異性体)および1.13(多量の異性
体)、(2d、全部で3H、J=6.5)]。
これをジクロロメタン(75ml)に溶解し、二クロム酸
ピリジニウム(7g)およびTsOH(0.05g)を加えた。混
合物を一晩撹拌後、エーテル(200ml)で希釈し、セラ
イトで濾過した。濾液を減圧下に濃縮し、クロマトグラ
フィー(シリカゲル、溶出剤は石油エーテル中の5%エ
ーテル)により精製して、を得た[NMR:δ就中1.07
(d、3H、J=7)、2.08(s、3H)、2.48(m、1H)
および3.99(m、1H)]。
ジクロロメタン(40ml)中の(1g)、m−クロロ過
安息香酸(1.2g)およびTsOH(0.05g)の溶液を、24時
間加熱還流した。冷却後、混合物をエーテルで希釈し、
5%炭酸水素ナトリウム溶液、10%亜硫酸ナトリウム溶
液、5%炭酸水素ナトリウムおよび塩水で連続して抽出
した。乾燥および減圧濃縮してを含有する残渣を得、
THF(5ml)およびメタノール(20ml)中の溶液をKOH溶
液(4N水溶液、5ml)で50℃で1時間処理することによ
り、直接加水分解した。処理(ジクロロメタン)し、ク
ロマトグラフィー(シリカゲル;溶出剤は石油エーテル
中の40%エーテル)により精製し、を油状物として得
た。これは、放置すると結晶化した(m.p.78−80℃)。
NMR:δ=−0.02および0.00(それぞれs、3H)、0.88
(s、9H)、1.0〜1.9(m、16H)、1.19(d、3H、J
=6)、3.67および4.00(それぞれm、1H)。
製造例4:化合物9 乾燥テトラヒドロフラン(5ml)中の化合物3(169m
g、0.3ミリモル)の溶液に、水酸化カリウム(0.70g、1
0ミリモル)、18−クラウン−6(40mg)および2−
(6−ブロモ−2−メチル−2−ヘキシルオキシ)−テ
トラヒドロ−4H−ピラン(製造例5)(1,7g、6ミリモ
ル)を加えた。混合物を一晩激しく撹拌した。反応混合
物を濾過し、濾液を減圧下に蒸発させた。
残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、溶出剤は石
油エーテル中の5%〜10%エーテル)により精製して、
標記化合物を得た。
NMR:δ=0.055(bs、12H)、0.51(s、3H)、0.86
(s、9H)、0.89(s、9H)、1.14(d、3H)、1.17
(s、3H)、1.19(s、3H)、0.90〜2.05(m、25
H)、2.31(bd、1H)、2.54(dd、1H)、2.85(m、1
H)、3.20(m、2H)、3.41(m、1H)、3.56(m、1
H)、3.95(m、1H)、4.21(m、1H)、4.52(m、1
H)、4.71(m、1H)、4.93(bs、1H)、4.98(bs、1
H)、5.82(d、1H)、6.44(d、1H)ppm。
製造例5:2−(6−ブロモ−2−メチル−2−ヘキシル
オキシ)−テトラヒドロ−4H−ピラン 乾燥エーテル(100ml)中のエチル5−ブロモペンタ
ノエート(18.7ml)の撹拌した氷冷溶液に、乾燥エーテ
ル(200ml)中のマグネシウム(10g)およびヨウ化メチ
ル(25ml)から調製したグリニヤール試薬の濾過した溶
液を、1時間にわたって滴下した。氷浴上で更に30分
後、反応混合物を30分間にわたって室温に昇温させた
後、水(200ml)中の塩化アンモニウム(30g)の撹拌し
た氷冷溶液に注いだ。激しい反応が鎮まった後、エーテ
ル相を分離し、水相を更にエーテルで抽出した。合した
エーテル相を、水および塩化ナトリウム飽和水溶液で連
続して洗い、乾燥し、減圧下に濃縮して、粗中間体(6
−ブロモ−2−メチル−2−ヘキサノール)を淡黄色油
状物として得た。これをジクロロメタン(100ml)に溶
解した後、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(8.9ml)および
ピリジニウムp−トルエンスルホネート(0.8g)を室温
で加えた。1時間後、反応溶液をエーテル(250ml)で
希釈し、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液(150ml)、水
(100ml)および塩化ナトリウム飽和水溶液(100ml)で
連続して抽出した。乾燥し、溶媒を減圧除去後、生成物
をクロマトグラフィー(150gシリカゲル、溶出剤は石油
エーテル中の10%エーテル)により精製し、所望の化合
物を無色油状物として得た。
NMR:δ=1.20(s、3H)、1.22(s、3H)、1.40〜1.
95(m、12H)、3.42(t、2H)、3.45(m、1H)、4.7
2(m、1H)ppm。
製造例6:化合物10 2−(6−ブロモ−2−メチル−2−ヘキシルオキ
シ)テトラヒドロ−4H−ピランを当量の6−ブロモ−3
−エチル−3−(トリメチルシリルオキシ)ヘキサンに
置き換え、製造例4の方法を用いて化合物を製造した。
NMRは式に一致。
製造例7:化合物11 2−(6−ブロモ−2−メチル−2−ヘキシルオキ
シ)−テトラヒドロ−4H−ピランを当量の7−ブロモ−
2−メチル−2−(トリメチルシリルオキシ)ヘプタン
に置き換え、製造例4の方法を用いて化合物を製造し
た。
NMRは式に一致。
製造例8:化合物15 化合物3を化合物8(150mg)に置き換え、製造例7
の方法を用いて化合物を製造した。
NMRは式に一致。
製造例9:化合物12 パイレックス(Pyrex)フラスコ内のジクロロメタン
(10ml)中の化合物(88mg)、アントラセン(60mg)
およびトリエチルアミン(2滴)の溶液に、N2雰囲気
中、高圧紫外線ランプ、タイプTQ150Z2[ハナウ(Hana
u)]の光を、室温で55分間照射した。溶液を濾過し、
減圧下に濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲ
ル、溶出剤は石油エーテル中の10%エーテル)により精
製して、標記化合物を得た。
NMR:δ=0.056(m、12H)、0.50(s、3H)、0.86
(s、9H)、0.87(s、9H)、1.14(d、3H)、1.17
(s、3H)、1.19(s、3H)、1.0〜2.0(m、25H)、
2.21(dd、1H)、2.43(m、1H)、2.82(m、1H)、3.
20(m、2H)、3.42(m、1H)、3.55(m、1H)、3.93
(m、1H)、4.18(m、1H)、4.36(m、1H)、4.70
(m、1H)、4.85(bd、1H)、5.17(bd、1H)、6.01
(d、1H)、6.21(d、1H)ppm。
製造例10:化合物13 化合物9を化合物10に置き換え、製造例9の方法を用
いて化合物を製造した。
NMRは構造に一致。
製造例11:化合物14 化合物9を化合物11に置き換え、製造例9の方法を用
いて化合物を製造した。
NMRは構造に一致。
製造例12:化合物14(別法) 酢酸エチル(0.5ml)中の化合物15(90mg)の撹拌し
た溶液を、アセトニトリル(3.5ml)および40%フッ化
水素酸水溶液(0.5ml)の混合物で処理した。3時間
後、混合物を2N水酸化ナトリウム溶液で塩基性とし、処
理(酢酸エチル)して、粗中間体脱シリル化生成物を油
状物として得た。これをジクロロメタン(4ml)に溶解
し、ピリジニウムクロロメート(0.2g)を加えた。混合
物を90分間撹拌後、エーテルで希釈し、セライトで濾過
した。濾液を減圧濃縮して、粗中間体VIII(R3=6−メ
チル−6−ヒドロキシ−1−ヘプチル)を油状物として
得た。これを乾燥THFに溶解し、トリメチルシリルイミ
ダゾール(150mg)で処理した。3時間撹拌後、混合物
を減圧下に部分的に濃縮し、残渣をクロマトグラフィー
(シリカゲル、溶出剤は石油エーテル中の20%エーテ
ル)により精製して、中間体VIII(R3=6−メチル−6
−(トリメチルシリルオキシ)−1−ヘプチル)を油状
物として得た。乾燥THF(2ml)中のその中間体VIII(60
mg)の溶液を、IXのリチオ誘導体の予め形成した溶液
[これは、乾燥THF(2ml)中の化合物IX(110mg)の溶
液に、n−BuLi(ヘキサン中1.3M、0.15ml)を、N2雰囲
気中−70℃で加え、その温度で15分間撹拌することによ
って調製した。]に、N2雰囲気中−70℃で加えた。1時
間後、反応混合物を処理(エーテル)し、残渣をクロマ
トグラフィー(シリカゲル、溶出剤は石油エーテル中の
5%エーテル)により精製して、製造例11において製造
したものと同じ標記化合物を得た。
実施例1:1(S),3(R)−ジヒドロキシ−20(S)−
(5−ヒドロキシ−5−メチル−1−ヘキシルオキシ)
−9,10−セコ−プレグナ−5(Z),7(E),10(19)
−トリエン(化合物101) アセトニトリル(5ml)および酢酸エチル(1ml)の混
合物に、化合物12(50mg)を溶解した。アセトニトリル
/水8:1(2ml)中のHFの5%溶液を加え、溶液をN2雰囲
気中で40分間撹拌した。酢酸エチル(50ml)を加え、混
合物を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液(10ml)および水
(10ml)で抽出し、乾燥し、減圧下に濃縮した残渣をク
ロマトグラフィー(シリカゲル、溶出剤は酢酸エチル)
により精製して、標記化合物を得た。
NMR:δ=0.53(s、3H)、1.15(d、3H)、1.21
(s、6H)、1.2〜2.1(m、22H)、2.32(dd、1H)、
2.60(dd、1H)、2.82(dd、1H)、3.21(m、2H)、3.
56(m、1H)、4.22(m、1H)、4.43(m、1H)、4.99
(bs、1H)、5.33(m、1H)、6.02(d、1H)、6.37
(d、1H)ppm。
実施例2:1(S),3(R)−ジヒドロキシ−20(S)−
(4−ヒドロキシ−4−エチル−1−ヘキシルオキシ)
−9,10−セコ−プレグナ−5(Z),7(E),10(19)
−トリエン(化合物102) 化合物12を化合物13に置き換え、実施例1の方法を用
いて化合物を製造した。
NMRは構造に一致。
実施例3:1(S),3(R)−ジヒドロキシ−20(S)−
(6′−ヒドロキシ−6′−メチル−1′−ヘプチルオ
キシ−9,10−セコ−プレグナ−5(Z),7(E),10(1
9)−トリエン(化合物103) 化合物12を化合物14に置き換え、実施例1の方法を用
いて化合物を製造した。
NMRは構造に一致。
実施例4 化合物101を含有するカプセル 101をピーナツ油に溶解して、101の最終濃度10μg/ml
油とした。ゼラチン10重量部、グリセリン5重量部、ソ
ルビン酸カリウム0.08重量部および蒸留水14重量部を加
熱しながら混合し、軟ゼラチンカプセルを形成した。こ
れに、各カプセルが101を1.0μg含有するように、101
の油溶液を100μlずつ充填した。
実施例5 化合物101を含有する皮膚用クリーム アーモンド油1g中に、0.5mgの101を溶解した。この溶
液に、鉱油40gおよび自己乳化性蜜蝋20gを加えた。混合
物を加熱して液化した。熱水40mlを加えた後、混合物を
よく混合した。得られたクリームは、クリーム1g当たり
101を約5μg含有する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/59 ADZ A61K 31/59 ADZ (72)発明者 ビネルップ、リセ デンマーク国 デェ・カー―2630 トス トルップ、ルーズビイ・ヘグナース・ア レ 8アー番 (56)参考文献 Chem,Pharm.Bull., Vol.34,No.10 (1986)P. 4410−P.4413 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 401/00 A61K 31/59 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN) EPAT(QUESTEL) WPIDS(STN)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式I [式中、Rは、炭素原子数7〜12のアルキルまたはヒド
    ロキシ置換アルキル基を表わす。] で示される化合物;および1個またはそれ以上の水酸基
    が−O−アシルまたは−O−グリコシルまたはリン酸エ
    ステル基に変換されており、そのようなマスクされた基
    はインビボで加水分解可能である式Iの化合物の誘導
    体。
  2. 【請求項2】Rが式II [式中、nは1〜7の整数であり;R1およびR2は、同一
    または異なって、水素、C1−C5−アルキル、C3−C7−シ
    クロアルキルを表わすか、またはR1およびR2は、基Xを
    有する炭素原子(式II中、星印)と共にC3−C8炭素環を
    形成し得;Xはヒドロキシまたは水素を表わす。] で示される基である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】純粋な形態の請求項1もしくは2記載の化
    合物のジアステレオマー;または請求項1もしくは2記
    載の化合物のジアステレオマーの混合物。
  4. 【請求項4】1(S),3(R)−ジヒドロキシ−20
    (S)−(5′−ヒドロキシ−5′−メチル−1′−ヘ
    キシルオキシ)−9,10−セコピレグナー5(Z),7
    (E),10(19)−トリエンである請求項1記載の化合
    物。
  5. 【請求項5】下記工程を用いて、請求項1の式Iの化合
    物を製造する方法: a)1(S),3(R)−ビス−(t−ブチルジメチルシ
    リルオキシ)−20(S)ホルミル−9,10−セコ−プレグ
    ナ−5(E),7(E),10(19)−トリエンを塩基性触
    媒の存在下に酸素で酸化して、1(S),3(R)−ビス
    (t−ブチルジメチルシリルオキシ)−9,10−セコ−プ
    レグナ−5(E),7(E),10(19)−トリエン−20−
    オンを生成し; b)1(S),3(R)−ビス−(t−ブチルジメチルシ
    リルオキシ)−9,10−セコ−プレグナ−5(E),7
    (E),10(19)−トリエン−20−オンを還元して、1
    (S),3(R)−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキ
    シ)−9,10−セコ−プレグナ−5(E),7(E),10(1
    9)−トリエン−20(S)−オールを生成し; c)1(S),3(R)−ビス(t−ブチルジメチルシリ
    ルオキシ)−9,10−セコ−プレグナ−5(E),7
    (E),10(19)−トリエン−20(S)−オールを、式
    Z−R3[式中、Zは脱離基である。]で示される側鎖形
    式ブロックで塩基性条件下にアルキル化して、式III [式中、R3はR(Rは前記と同意義である)、またはR
    に変換し得る基である。]で示される化合物を生成し; d)上記式IIIの化合物を三重項増感光異性化並びに要
    すればR3からRへの変換および脱保護に付して、請求項
    1の所望の式Iの化合物を生成する。
  6. 【請求項6】下記工程を用いて、請求項1の式Iの化合
    物を製造する方法: a)1(S)−[1′(S)−ホルミルエチル]−7a
    (S)−メチル−3a(R)−オクタヒドロ−4(R)−
    [(t−ブチルメチルシリル)オキシ]−1H−インデン
    または同様のアルコール保護類似体を、MeMgIまたはMeL
    iとの反応、酸化、バイヤー−ビリガー反応、およびケ
    ン化の手順により、1(S)−[1′(S)−ヒドロキ
    シ−エチル]−7a(S)−メチル−3a(R)−オクタヒ
    ドロ−4(R)−[(t−ブチルメチルシリル)オキ
    シ]−1H−インデンまたは同様のアルコール保護類似体
    に変換すること b)1(S)−[1′(S)−ヒドロキシ−エチル]−
    7a(S)−メチル−3a(R)−オクタヒドロ−4(R)
    −[(t−ブチルメチルシリル)オキシ]−1H−インデ
    ンまたは同様のアルコール保護類似体を、式Z−R3[式
    中、Zは脱離基であり、R3はR(Rは前記と同意義であ
    る)、またはRに変換し得る基である。]で示される側
    鎖形成ブロックで塩基性条件下にアルキル化して、式VI
    I で示される化合物を生成し、次いで、保護されたアルコ
    ール基を、脱保護および酸化によりケト基に変換して、
    式VIII で示される化合物を得る c)式VIIIの化合物と、[2−[3(S),5(R)−ビ
    ス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−2−メチレン
    −シクロヘキシル(Z)−イデン]エチル]ジフェニル
    ホスフィンオキシドから誘導したアニオンとの反応、次
    いでアルコール基の脱保護、および要すればR3からRへ
    の変換による、請求項1の所望の式Iの化合物の生成。
  7. 【請求項7】式Iの化合物の合成のための中間体であっ
    て、 1(S),3(R)−ビス(t−ブチルジメチルシリルオ
    キシ)−9,10−セコ−プレグナ−5(E),7(E),10
    (19)−トリエン−20−(S)−オール または1(S)−[1′(S)−ヒドロキシエチル]−
    7a(S)−メチル−3a(R)−オクタヒドロ−4(R)
    −[(t−ブチルジメチルシリル)オキシ]−1H−イン
    デンである中間体。
  8. 【請求項8】自己免疫疾患、高血圧症、炎症疾患および
    喘息並びに異常な細胞分化および/または細胞増殖およ
    び/または免疫系の平衡失調により特徴付けられる疾患
    を治療および予防するための薬剤組成物であって、請求
    項1の化合物1種またはそれ以上の有効量を、薬学的に
    許容し得る無毒性担体および/または助剤と共に含有す
    る薬剤組成物。
  9. 【請求項9】用量単位の形態である請求項8記載の薬剤
    組成物。
  10. 【請求項10】式Iで示される化合物を、0.5〜500μg
    含有する用量単位の形態である請求項9記載の薬剤組成
    物。
  11. 【請求項11】癌を治療または予防するための請求項8
    記載の薬剤組成物。
  12. 【請求項12】乾癬を治療するための請求項8記載の薬
    剤組成物。
  13. 【請求項13】ヒト以外の哺乳動物の、自己免疫疾患、
    高血圧症、炎症疾患および喘息並びに異常な細胞分化お
    よび/または細胞増殖および/または免疫系の平衡失調
    により特徴付けられる疾患を治療および予防する方法で
    あって、請求項1の化合物1種またはそれ以上の有効量
    を投与することを含んで成る方法。
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