JP3256223B2 - 新規ビタミンd類似体 - Google Patents

新規ビタミンd類似体

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JP3256223B2 JP50220091A JP50220091A JP3256223B2 JP 3256223 B2 JP3256223 B2 JP 3256223B2 JP 50220091 A JP50220091 A JP 50220091A JP 50220091 A JP50220091 A JP 50220091A JP 3256223 B2 JP3256223 B2 JP 3256223B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、免疫調節作用を示し、癌細胞および皮膚細
胞を含む細胞の分化の誘導および望ましくない増殖の抑
制において強い活性を示す未知の種類の化合物、該化合
物を含有する薬剤製剤、該製剤の用量単位、並びに自己
免疫疾患、例えば真性糖尿病、高血圧症、炎症疾患、例
えばリューマチ様関節炎および喘息並びに異常な細胞分
化および/または細胞増殖および/または免疫系の平衡
失調により特徴付けられる疾患の治療および予防におけ
るそれらの用途に関する。
本発明の化合物は、一般式I [式中、R1およびR2は、同一または異なって、水素、低
級アルキル、低級シクロアルキルを表わすか、または基
X、R1およびR2を有する炭素原子(式I中、星印)と共
にC3−C8炭素環を形成し得;Xは水素またはヒドロキシを
表わし、R3およびR4は、同一または異なって、水素、低
級アルキルまたはハロゲンを表わし、nは0、1または
2であり、mは0、1または2である。] で示される。
本発明において、「低級アルキル」なる表現は、炭素
原子1〜5個を有する直鎖または分枝状の飽和または不
飽和炭素鎖を示し、「低級シクロ−アルキル」なる表現
は、飽和または不飽和のC3−C7炭素環を示す。
式Iからわかるように、X、R1およびR2の意義によっ
ては、本発明の化合物は、複数のジアステレオマーの形
態(例えば、星印を付した炭素原子上のRまたはS配
置)を包含し得る。本発明は、純粋な形態のこれらすべ
てのジアステレオマーおよびジアステレオマー混合物を
包含する。更に、1個またはそれ以上の水酸基が、イン
ビボで水酸基に再生し得る基としてマスクされているI
の誘導体も、本発明の範囲に含まれる(「Iの生可逆誘
導体またはプロドラッグ」)。
「Iの生可逆誘導体またはプロドラッグ」なる用語
は、1個またはそれ以上の水酸基が、−O−アシルもし
くは−O−グリコシル基、またはリン酸エステル基に変
換されている式Iの化合物の誘導体(マスクされた基
は、インビボで加水分解され得る)を包含するが、それ
らに限定されるものではない。
別の種類のプロドラッグは、Xが水素である式Iの化
合物である。このような化合物は、インビトロでは比較
的不活性であるが、患者に投与後、酵素的ヒドロキシル
化によって、式I(X=OH)で示される活性化合物に変
換される。
近年、1α,25−ジヒドロキシビタミンD3(1,25(O
H)2D3)が、インターロイキンの作用および/または生
成に影響することがわかったが、このことは、この化合
物を、免疫系の機能障害によって特徴付けられる疾患、
例えば自己免疫疾患および移植組織拒絶の治療において
使用することの可能性を示唆するものである。更に、イ
ンターロイキン−1の異常生成によって特徴付けられる
他の病態、例えばリューマチ様関節炎のような炎症性疾
患も、1,25(OH)2D3で処置し得る。
1,25(OH)2D3は、細胞分化を促進し、過度の細胞増
殖を阻止することができることも示され、この化合物
は、異常な細胞増殖および/または細胞分化によって特
徴付けられる疾患、例えば癌および乾癬の治療に有用で
あり得ると提案されている。
また、1,25(OH)2D3を高血圧症および真性糖尿病の
治療に使用することも提案されている。
しかし、1,25(OH)2D3のような指摘における治療的
可能性は、このホルモンはカルシウム代謝に強力に作用
する(血中濃度が高いと、急速に高カルシウム血症を起
こす)ことがよく知られていることから、極度に制限さ
れている。すなわち、この化合物およびその有効な合成
類似体は、例えば乾癬、癌または免疫疾患のような、薬
物を比較的高用量で連続的に投与する必要のあり得る疾
患の治療において使用する薬物として充分満足できるも
のではない。
ビタミンD3の多数のオキサ類似体が知られている。1
α,25−ジヒドロキシ−20−オキサ−21−ノルビタミンD
3および1α−ヒドロキシ−20−オキサ−21−ノルビタ
ミンD3が、エヌ・クボデラ(N.Kubodera)ら、ケミカル
・アンド・ファーマシューティカル・ブリティン(Che
m.Pharm.Bull.)、34、2286(1986)に記載され、1α,
25−ジヒドロキシ−22−オキサビタミンD3および25−ヒ
ドロキシ−22−オキサビタミンD3が、イー・ムラヤマ
(E.Murayama)ら、ケミカル・アンド・ファーマシュー
ティカル・ブリティン、34、4410(1986)、ジェイ・ア
ベ(J.Abe)ら、フェブス・レター(FEBS LETTER)、2
26、58(1987)および欧州特許出願、公告第184112号に
記載され、1α,25−ジヒドロキシ−23−オキサビタミ
ンD3が欧州特許出願、公告第78704号に記載され、ビタ
ミンD3の多数の22−オキサ類似体が、国際特許出願番号
PCT/DK90/00037およびPCT/DK90/00036(いずれも1990年
2月13日出願)に記載されている。
インビトロの実験によると、そのような化合物のいく
つかは、1,25(OH)2D3に勝る利点を有し得る。すなわ
ち、1α,25−ジヒドロキシ−22−オキサビタミンD
3は、ヒヨコ腸サイトゾルレセプターに対する親和性
が、1α,25(OH)2D3のわずか14分の1であり、ヒト骨
髄性白血病セルライン(HL−60)中のレセプターに対す
る親和性が1,25(OH)2D3よりも小さく、HL−60細胞の
分化の誘発物質として高活性を有する。
本発明の化合物とは対照的に、前記22−オキサ化合物
は芳香環を持たない。
前記指摘におけるビタミンD類似体の有用性は、腸レ
セプターに比べての関連レセプターへの結合親和性の好
ましい比だけでなく、生体内の化合物の運命によっても
異なる。
本発明の化合物は、レセプター結合に関して好ましい
選択性を示し、同時に、高いバイオアベイラビリティー
並びに化学および代謝安定性を示すことがわかった。
本発明の化合物の選択性は、本発明の化合物は、腫瘍
細胞中のレセプターに対して高い親和性を有し[1,25
(OH)2D3の親和性と同等またはより高い]、ヒト単球
腫瘍セルラインにおいて細胞分化を誘導するのに要する
濃度は、同じ効果を得るのに要する1,25(OH)2D3の濃
度と同じであるか、またはそれよりも著しく低いが、腸
のレセプターへの結合親和性は1,25(OH)2D3のそれよ
りも小さいという事実により説明される。ラットにおい
て、本発明の化合物は、インビボで、高カルシウム尿症
および高カルシウム血症の誘発活性が、1,25(OH)2D3
よりも小さい。
このことにより、本発明の化合物は、ヒトおよび動物
の、異常細胞増殖および/または細胞分化によって特徴
付けられる疾病、例えば乾癬およびアクネを含むある種
の皮膚病およびある種の癌(例えば白血病および骨髄線
維症)、および免疫系の平衡失調により特徴付けられる
疾患、例えば自己免疫疾患またはエイズを局所的および
全身的に治療および予防するために、例えば移植時に所
望の免疫抑制を達成するために、並びに真性糖尿病、高
血圧症および炎症性疾患、例えばリューマチ様関節炎お
よび喘息を治療するために特に適当である。本発明の化
合物は、毛嚢細胞の分化を促進し得るので、本発明の化
合物を、脱毛症の治療に使用し得る。予備的な研究によ
ると、本発明の化合物は、例えば光老化した皮膚におい
て、見苦しい皮膚の老化を回復し得る。
式Iの化合物は、図式1に示す経路により、ビタミン
D誘導体1(またはその20R異性体)[テトラヘドロン
(Tetrahedron)43、4609(1987)]から好都合に合成
し得る。例えばファン・レーネン(van Rheenen)法
[テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Letter
s)、1969、985]を用いて1を酸化してケトン2を得、
これを還元して20R−アルコール3とする。適当なキラ
ル還元剤を使用すると、3を非常に高度に立体選択的に
製造し得るが、2をNaBH4で還元し、少量の対応する20S
−アルコールをクロマトグラフィーにより分離すること
によって3を製造するのが好都合である。3をO−アル
キル化してIIIを得るには、一般式Z−Rで示される側
鎖形成ブロックで塩基性条件下に処理する。式Z−R
中、Zは脱離基、例えばハロゲン(Cl、BrまたはI)ま
たはp−トルエンスルホニルオキシもしくはメタンスル
ホニルオキシであり、Rは図式1の注釈において定義す
る通りである。すなわち、化合物III、IV、VおよびVI
中のRは、合成経路の進行につれて、同じである必要は
なく、RのI中の側鎖への変換には複数の工程を要し得
る。側鎖(R)中の必要な変更以外に、IIIからIへの
変換には、他のビタミンD類似体の合成の最終段階にお
いて用いる工程(欧州特許第0227826号参照)と同様の
光異性化工程および脱シリル化工程が必要である。
側鎖形成ブロックRZは、既知の化合物であるか、また
はPCT/DK89/00079に記載のものと同様に合成し得る。そ
れは通例、図式2に示す経路によって合成し得る。
以下の標準的な略号を、本発明の開示を通して使用す
る:Me=メチル;Et=エチル;Prn=n−プロピル;Pri=イ
ソプロピル;But=t−ブチル;THP=テトラヒドロ−4H−
ピラン−2−イル;THF=テトラヒドロフラン;Ts=p−
トルエンスルホニル;TBA=テトラ−(n−ブチル)アン
モニウム。
図式1の注釈 式中、Yは水素または水酸基であり、水酸基は要すれ
ば、トリアルキルシリルまたはTHPのような保護基で保
護してよい。n、m、R1、R2、R3およびR4は前記と同意
義である。
a)例えばCu(AcO)、2,2'−ビピリジルおよび1,4−
ジアザビシクロ[2.2.2]オクタンを触媒とするO2によ
る酸化。
b)還元(例えばNaBH4による)。
c)溶媒、例えばTHF中、触媒[例えば18−クラウン(C
rown)−6]を用いて、または用いずに、塩基(例えば
KOH、KOButまたはKH)の存在下に行う側鎖フラグメント
R−Zによるアルキル化。
d)側鎖中の官能基の任意の変更。
e)hν−三重項増感剤、例えばアントラセンを用いる
異性化。
f)TBA+F-またはHFによる脱保護。
示した中間体は、t−ブチルジメチルシリルエーテル
として保護された水酸基を有し得るが、本発明の範囲
は、当業者によく知られた他のヒドロキシル保護基[例
えばティー・ダブリュ・グリーン(T.W.Greene)、「プ
ロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シン
セシス(Protective groups in organic synthesi
s)」、ワイリー(Wiley)、ニューヨーク、1981に記載
のもの]並びに他の脱保護反応の使用を排除するもので
はないことに注意すべきである。
図式2の注釈 a)R2MgBrまたはR2MgIとのグリニヤール反応 b)Me3SiCl+塩基によるシリル化 c)ジヒドロピランとの反応 d)酸加水分解 本発明の化合物は、前記のようなヒトおよび動物の疾
病の治療に有用な薬剤組成物中で使用することが意図さ
れている。
式Iで示される化合物(以下、活性成分と称する)の
治療効果に必要な量は、もちろん、その化合物、投与方
法および処置するホ乳動物のいずれによっても変化す
る。本発明の化合物は、非経口的、関節内、経腸的また
は局所的に投与することができる。本発明の化合物は、
経腸投与された場合によく吸収され、これは全身的疾病
の治療に好ましい投与経路である。乾癬のような皮膚病
の治療においては、局所または経腸の形態が好ましい。
喘息のような呼吸器疾患の治療においては、エアロゾ
ルが好ましい。
活性成分を原料化合物として単独で投与することが可
能であるが、薬剤製剤として投与することが好ましい。
好ましくは、活性成分含量は、製剤の1ppm〜0.1重量%
である。
「用量単位」とは、単位量、すなわち扱いおよび包装
が簡単な、患者に投与し得る単一用量であって、活性物
質そのもの、または固体もしくは液体薬剤希釈剤もしく
は担体とのその混合物から成る物理的および化学的に安
定な単位用量を意味する。
動物およびヒトの医療に使用する本発明の製剤は、活
性成分と共に、薬学的に許容し得る担体、および要すれ
ば他の治療成分を含有する。担体は、製剤中の他の成分
と適合し、被投与体に有害でないという意味において
「許容し得る」ものでなくてはならない。
製剤には、例えば、経口、直腸、非経口(皮下、筋肉
内および静脈内を含む)、関節内および局所投与に適当
な形態の製剤が含まれる。
製剤は、用量単位形態で提供されることが好ましく、
薬学分野でよく知られているいずれの方法で調製しても
よい。いずれの方法も、活性成分を1種またはそれ以上
の補助成分である担体と組み合わせる工程を含んで成
る。通例、製剤は、活性成分を液体担体もしくは微粉固
体担体またはその両方と均一かつ密に混合し、次いで要
すれば、生成物を所望の剤形に成型することによって調
製される。
経口投与に適当な本発明の製剤は、それぞれ所定量の
活性成分を含んで成るカプセル剤、サシェ剤、錠剤もし
くはロゼンジのような個々の単位の剤形;散剤もしくは
顆粒剤の剤形;水性液体もしくは非水性液体中の溶液剤
もしくは懸濁剤の剤形;または水中油型乳剤もしくは油
中水型乳剤の剤形であり得る。活性成分を、巨丸薬、舐
剤またはペーストの形態で投与してもよい。
錠剤は、活性成分を、要すれば1種またはそれ以上の
補助成分と共に圧縮または成形することによって製造し
得る。圧縮錠剤は、適当な機械中で、粉末または顆粒の
ような流動形態の活性成分を、要すれば結合剤、滑沢
剤、不活性希釈剤、表面活性剤または分散剤と混合して
圧縮することによって製造し得る。成形錠剤は、適当な
機械中で、粉末活性成分および適当な担体の混合物を不
活性液体希釈剤で湿潤させて成形することによって製造
し得る。
直腸投与用製剤は、活性成分および担体(例えばカカ
オ脂)を組み合わせた坐剤の形態、または浣腸の形態で
あってよい。
非経口投与に適当な製剤は、好ましくは活性成分の滅
菌油性または水性製剤(好ましくは、被投与体の血液と
等張である)から成る。
関節内投与に適当な製剤は、微結晶の形態であり得る
活性成分の滅菌水性製剤の形態、例えば水性微結晶懸濁
液の形態であってよい。活性成分を関節内および眼のい
ずれに投与するのにも、リポソーム製剤または生分解性
ポリマー系を使用してもよい。
局所投与に適当な製剤(眼用製剤を含む)は、液体も
しくは半液体製剤、例えばリニメント剤、ローション
剤、アプリカント剤、水中油型もしくは油中水型乳剤、
例えばクリーム、軟膏剤(眼軟膏を含む)またはペース
ト;または溶液剤もしくは懸濁剤、例えばドロップ剤
(点眼剤を含む)を含む。
喘息の治療には、スプレー缶、ネブライザーまたはア
トマイザーから投与される粉末、セルフ−プロペリング
または噴霧製剤の吸入を使用し得る。分散時の製剤の粒
子サイズは、10〜100μであることが好ましい。
このような製剤は、粉末吸入装置から肺に投与する細
かく粉砕した粉末またはセルフ−プロペリング・パウダ
ー−ディスペンシング剤の形態であることが最も好まし
い。セルフ−プロペリング溶液および噴霧製剤の場合
は、所望の噴霧性を有する(すなわち、所望の粒子サイ
ズの霧を形成し得る)バルブを選択するか、または活性
成分の粒子サイズを調節して懸濁粉末として組み合わせ
ることによって効果を達成することができる。これらの
セルフ−プロペリング剤は、パウダー−ディスペンシン
グ剤または活性成分を溶液または懸濁液の飛沫として投
与する製剤であってよい。
セルフ−プロペリング・パウダー−ディスペンシング
剤は、好ましくは、固体活性成分の分散粒子、および大
気圧における沸点が18℃未満の液体プロペラントを含ん
で成る。液体プロペラントは、医薬投与に適することが
知られているいずれのプロペラントであってもよく、1
種またはそれ以上のC1−C6−アルキル炭化水素もしくは
ハロゲン化C1−C6−アルキル炭化水素またはその混合
物、特に好ましくは塩素化およびフッ素化C1−C6−アル
キル炭化水素を含んで成っていてよい。通例、プロペラ
ントは製剤の45〜99.9w/w%を占め、活性成分は製剤の1
ppm〜0.1w/w%を占める。
前記成分に加えて、本発明の製剤は、1種またはそれ
以上の追加の成分、例えば賦形剤、緩衝剤、香料、結合
剤、表面活性剤、増粘剤、滑沢剤、メチルヒドロキシベ
ンゾエートのような保存剤(抗酸化剤を含む)、乳化剤
などを含有し得る。
本発明の組成物は、前記病態の処置に通例適用される
他の治療活性化合物を更に含有し得る。
本発明は更に、前記病態の1種に罹患している患者を
治療する方法にも関し、該方法は、治療を要する患者
に、式Iで示される化合物の1種またはそれ以上の有効
量を、単独で、または前記病態の治療において通例適用
される他の治療活性化合物の1種またはそれ以上と組み
合わせて投与することから成る。本発明の化合物および
/または他の治療活性化合物による治療は、同時に、ま
たは間隔をおいて行い得る。
全身的疾患の治療において、式Iの化合物を1日当た
り0.1〜100μg、好ましくは0.2〜25μgの用量で投与
する。皮膚病の局所治療においては、式Iの化合物を1
〜1000μg/g、好ましくは10〜500μg/g含有する軟膏、
クリームまたはローションを投与する。経口組成物は、
式Iの化合物を用量単位当たり0.1〜50μg、好ましく
は0.2〜25μg含有する錠剤、カプセル剤またはドロッ
プとして調製することが好ましい。
本発明を以下の製造例および実施例によってさらに説
明するが、本発明はそれらに制限されるものではない: 製造例および実施例 一般 例示の化合物Iを第1表に挙げる。製造例に記載の図
式Iの中間体は、第2表中の番号および対応する式によ
って識別される。
核磁気共鳴スペクトル(300MHz)では、化学シフト値
(δ)は、内部テトラメチルシラン(δ=0)またはク
ロロホルム(δ=7.25)に対して、ジュウテリオクロロ
ホルム溶液について示す。特定し(二重線(d)、三重
線(t)、四重線(q))、またはしていない(m)多
重線の値は、範囲を示していない場合には、およその中
心点を示す(s=一重線、b=ブロード)。結合定数
(J)は、ヘルツで示し、しばしば最も近い単位に近似
する。
エーテルはジエチルエーテルであり、ナトリウムで乾
燥した。THFは、ナトリウム−ベンゾフェノンで乾燥し
た。石油エーテルは、ペンタンフラクションをさす。反
応は、特記しない限り室温で行った。処理方法は、特定
の溶媒(または有機反応溶媒)による希釈、水および次
いで塩水による抽出、無水MgSO4による乾燥並びに減圧
濃縮を行って残渣を得ることを含む。
製造例1:化合物2 N,N−ジメチルホルムアミド(150m)中の1(S),
3(R)−ビス−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)
−20(S)−ホルミル−9,10−セコプレグナ−5
(E),(7E),10(19)−トリエン(3.44g、6ミリモ
ル)の溶液に、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン
(600mg、5.3ミリモル)、酢酸第二銅1水和物(90mg、
0.45ミリモル)および2,2'−ビピリジル(72mg、0.45ミ
リモル)を加えた。よく撹拌した溶液に、40℃で6日
間、空気を通した。
反応混合物を酢酸エチル(500m)で希釈し、水(2
×100m)および塩化ナトリウム飽和水溶液(3×50m
)で抽出し、MgSO4で乾燥した。酢酸エチルを留去
し、固体残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、溶出
剤は石油エーテル中の10%エーテル)により精製して、
標記化合物を得た。
NMR:δ=0.037(s、3H)、0.043(s、3H)、0.056
(s、6H)、0.49(s、3H)、0.84(s、9H)、0.89
(s、9H)、1.5−2.30(m、13H)、2.13(s、3H)、
2.55(dd、1H)、2.70(t、1H)、2.89(bd、1H)、4.
21(m、1H)、4.52(m、1H)、4.94(m、1H)、4.98
(m、1H)、5.83(d、1H)、6.43(d、1H)ppm。
製造例2:化合物3およびその20S−異性体 化合物2(製造例1)(3.10g、5.5ミリモル)をテト
ラヒドロフラン(140m)に溶解し、水素化ホウ素ナト
リウム(0.35g、3.3ミリモル)を加えた。次いで、メタ
ノール(100m)を15分間にわたって滴下した。反応混
合物を20分間撹拌後、酢酸エチル(560m)で希釈し
た。溶液を、水(5×150m)および塩化ナトリウム飽
和水溶液(150m)で抽出し、MgSO4で乾燥し、蒸発さ
せて、無色油状物を得た。この油状残渣を、クロマトグ
ラフィー(シリカゲル、溶出剤は石油エーテル中の15%
酢酸エチル)により精製した。最初に溶出した異性体
(3A)をメタノール(3m)に溶解した。スクラッチに
より、結晶生成物が沈澱した。この懸濁液を、室温で1
時間、および氷浴上で1時間撹拌した。結晶を濾取し、
週末にわたってデシケーター内で乾燥した。
mp.131−146℃ NMR:δ=0.05(m、12H)、0.62(s、3H)、0.86
(s、9H)、0.89(s、9H)、1.10−2.10(m、14
H)、1.15(d、3H)、2.30(bd、1H)、2.53(dd、1
H)、2.89(m、1H)、2.89(m、1H)、3.71(m、1
H)、4.21(m、1H)、4.52(m、1H)、4.93(m、1
H)、4.98(m、1H)、5.81(d、1H)、6.45(d、1
H)ppm。
極性の大きい方の20S−異性体を含有するフラクショ
ンを蒸発させて無色の残渣を得た。
NMR:δ=0.052(bd、12H)、0.54(s、3H)、0.85
(s、9H)、0.89(s、9H)、1.22(d、3H)、1.20−
2.10(m、14H)、2.30(bd、1H)、2.55(dd、1H)、
2.87(m、1H)、3.72(m、1H)、4.21(m、1H)、4.
52(m、1H)、4.94(bs、1H)、4.98(m、1H)、5.82
(d、1H)、6.44(d、1H)ppm。
残渣のサンプルをメタノールに溶解した。スクラッチ
により、結晶生成物が生成した。この懸濁液を、週末の
間冷蔵庫に入れた。結晶を濾取し、デシケーター内で乾
燥した。
mp.58−63℃。
製造例3:2−[2−(3−ブロモメチルフェニル)−2
−プロピル−オキシ]−テトラヒドロ−4H−ピラン 乾燥エーテル(20m)中のメチル3−ブロモメチル
ベンゾエート(6.12g、27ミリモル)の撹拌した氷冷溶
液に、乾燥エーテル(40m)中のマグネシウム(1.47
g、60ミリモル)およびヨウ化メチル(4.0m、64ミリ
モル)から調製したグリニヤール試薬の濾過した溶液を
30分間にわたって滴下した。氷浴上で更に20分後、反応
混合物に水(40m)をゆっくりと注いだ。相を分離
し、水相をエーテル(3×50m)で抽出した。合した
エーテル相を、水(3×50m)および塩化ナトリウム
飽和水溶液(50m)で連続して抽出し、MgSO4で乾燥
し、減圧下に濃縮して暗色の油状物を得た。
この粗油状物を、クロマトグラフィー(シリカゲル、
溶出剤は石油エーテル中の25%エーテル)により精製し
て、中間体2−(3−ブロモメチルフェニル)−プロパ
ン−2−オールを黄色油状物として得た。
この中間体を塩化メチレン(100m)に溶解し、3,4
−ジヒドロ−2H−ピラン(2.4m、26ミリモル)および
ピリジニウムp−トルエンスルホネート(0.43g、1.7ミ
リモル)を加え、混合物を室温で4時間撹拌した。反応
混合物をエーテル(150m)で希釈し、水(3×50m
)および塩化ナトリウム飽和水溶液(50m)で抽出
し、乾燥し、減圧下に濃縮した。次いで、生成物をクロ
マトグラフィー(シリカゲル、溶出剤は石油エーテル中
の10%エーテル)により精製して、無色油状物を得た。
NMR:δ=1.52(s、3H)、1.67(s、3H)、1.35−1.
75(m、5H)、1.85(m、1H)、3.39(m、1H)、3.95
(m、1H)、4.43(dd、1H)、4.51(AB quartet、2
H)、7.28(m、2H)、7.38(m、1H)、7.49(m、1
H)ppm。
製造例4:化合物4(R=3−[2−(テトラヒドロ−4H
−ピラン−2−イル)−オキシ−プロピル−2]−フェ
ニル−メチル) 乾燥テトラヒドロフラン(10m)中の化合物3(841
mg、1.5ミリモル)の溶液に、水素化カリウム(1.0m
、油中の20%懸濁液)および2−[2−(3−ブロモ
メチルフェニル)−2−プロピルオキシ]テトラヒドロ
−4H−ピラン(2.01m、6.75ミリモル)を加え、この
反応混合物を激しく撹拌した。18−クラウン−6(650m
g、5.8ミリモル)を乾燥テトラヒドロフラン(5m)に
溶解し、20分間にわたって滴下した。更に90分間撹拌
後、反応混合物に水(40m)を注意深く加えた。反応
が鎮まった後、反応混合物をエーテル(100m)で希釈
し、有機相を、水(3×50m)および塩化ナトリウム
飽和水溶液(50m)で連続して抽出した。乾燥し、溶
媒を減圧除去後、生成物をクロマトグラフィー(シリカ
ゲル、溶出剤は石油エーテル中の10%エーテル)により
精製して、所望の化合物を無色油状物として得た。
NMR:δ=0.06(bs、12H)、0.52および0.54(2s、3
H)、0.85(s、9H)、0.89(s、9H)、1.17(d、3
H)、1.49(bs、3H)、1.65(bs、3H)、1.10−1.98
(m、17H)、2.04(m、1H)、2.22(m、1H)、2.31
(bd、1H)、2.54(dd、1H)、2.86(bd、1H)、3.37
(m、1H)、3.45(m、1H)、3.94(m、1H)、4.21
(m、1H)、4.34(d、J=11.3、1H)、4.39(m、1
H)、4.53(m、1H)、4.60(d、J=11.3、1H)、4.9
3(m、1H)、4.98(m、1H)、5.80(d、J=11.4、1
H)、6.45(d、J=11.4、1H)、7.20(bd、1H)、7.2
8(t、1H)、7.36(bd、1H)、7.44(bs、1H)ppm。
製造例5:化合物5(R=3−[2−(テトラヒドロ−4H
−ピラン−2−イル)−オキシ−プロピル−2]−フェ
ニル−メチル] 窒素雰囲気中、パイレックス(Pyrex)フラスコ内の
ジクロロメタン(60m)中の化合物4(製造例4)(8
00mg、1.0ミリモル)、アントラセン(800mg、4.5ミリ
モル)およびトリエチルアミン(1滴)の溶液に、高圧
紫外線ランプ、タイプTQ718Z2[ハナウ(Hanau)]の光
を、室温で35分間照射した。溶液を濾過し、減圧濃縮し
た。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、溶出剤は
石油エーテル中の10%エーテル)により精製して、所望
の化合物を無色油状物として得た。
NMR:δ=0.05(bs、12H)、0.50および0.53(2s、3
H)、0.87(s、18H)、1.16(d、3H)、1.48(bs、3
H)、1.65(bs、3H)、1.10−1.93(m、17H)、2.00
(t、1H)、2.20(m、2H)、2.44(m、1H)、2.81
(bd、1H)、3.38(m、1H)、3.45(m、1H)、3.95
(m、1H)、4.18(m、1H)、4.34(d、J=11.4、1
H)、4.40(m、2H)、4.59(d、J=11.4、1H)、4.8
5(m、1H)、5.16(m、1H)、5.99(d、J=11.1、1
H)、6.23(d、J=11.1、1H)、7.19(bd、1H)、7.2
8(t、1H)、7.36(bd、1H)、7.44(bd、1H)ppm。
製造例6:2−[2−(4−ブロモメチルフェニル)−2
−プロピル−オキシ]−テトラヒドロ−4H−ピラン メチル3−ブロモメチル−ベンゾエートの代わりにメ
チル4−ブロモメチル−ベンゾエートを用い、製造例3
の手順に従って標記化合物を製造した。
NMR:δ=1.50(s、3H)、1.66(s、3H)、1.35−1.
70(m、5H)、1.85(m、1H)、3.40(m、1H)、3.95
(m、1H)、4.44(m、1H)、4.50(s、2H)、7.37
(m、4H)。
製造例7:化合物6(R=4−[2−(テトラヒドロ−4H
−ピラン−2−イル)−オキシ−プロピル−2]−フェ
ニル−メチル) 2−[2−(3−ブロモメチルフェニル)−2−プロ
ピルオキシ]−テトラヒドロ−4H−ピランの代わりに2
−[2−(4−ブロモメチルフェニル)−2−プロピル
オキシ]−テトラヒドロ−4H−ピランを用い、製造例4
の手順に従って標記化合物を製造した。
NMR:δ=0.06(bs、12H)、0.52および0.53(2s、3
H)、0.86(s、9H)、0.89(s、9H)、1.17(d、3
H)、1.49(bs、3H)、1.66(bs、3H)、1.10−1.97
(m、17H)、2.05(m、1H)、2.16(m、1H)、2.31
(bd、1H)、2.54(dd、1H)、2.87(bd、1H)、3.37
(m、1H)、3.45(m、1H)、3.95(m、1H)、4.21
(m、1H)、4.36(d、J=11.2、1H)、4.40(m、1
H)、4.52(m、1H)、4.57(d、J=11.2、1H)、4.9
3(m、1H)、4.98(m、1H)、5.80(d、J=11.4、1
H)、6.46(d、J=11.4、1H)、7.30(d、2H)、7.4
0(bs、2H)ppm。
製造例8:化合物7(R=4−[2−(テトラヒドロ−4H
−ピラン−2−イル)−オキシ−プロピル−2]−フェ
ニル−メチル) 化合物5(製造例5)の代わりに化合物6(製造例
7)を用い、製造例5の手順に従って標記化合物を製造
した。
NMR:δ=0.06(bs、12H)、0.50および0.52(2s、3
H)、0.87(bs、18H)、1.16(d、3H)、1.49(bs、3
H)、1.66(bs、3H)、1.00−1.92(m、17H)、2.00
(bt、1H)、2.20(m、2H)、2.45(dd、1H)、2.82
(bd、1H)、3.40(m、2H)、3.95(m、1H)、4.18
(m、1H)、4.37(m、1H)、4.56(d、J=11.3、1
H)、4.86(m、1H)、5.17(m、1H)、5.99(d、J
=11.0、1H)、6.23(d、J=11.0、1H)、7.30(d、
2H)、7.41(d、2H)ppm。
製造例9:2−[3−(3−ブロモメチルフェニル)−3
−ペンチル−オキシ]−テトラヒドロ−4H−ピラン メチルマグネシウムヨーダイドの代わりにエチルマグ
ネシウムブロミドを用いたことを除いては、製造例3に
記載の手順に従って標記化合物を製造した。
NMR:δ=0.63(t、3H)、0.77(t、3H)、1.42−1.
75(m、5H)、1.77−2.15(m、5H)、3.43(m、1
H)、4.00(m、1H)、4.52(AB q、2H)、4.58(m、1
H)、7.20−7.38(m、3H)、7.45(bs、1H)ppm。
製造例10:化合物8(R=3−[3−(テトラヒドロ−4
H−ピラン−2−イル)−オキシ−ペンチル−3]−フ
ェニル−メチル) 2−[2−(3−ブロモメチルフェニル)−2−プロ
ピル−オキシ]−テトラヒドロ−4H−ピランの代わりに
2−[3−(3−ブロモメチルフェニル)−3−ペンチ
ル−オキシ]−テトラヒドロ−4H−ピランを用いたこと
を除いては、製造例4に記載の手順に従って標記化合物
を製造した。
NMR:δ=0.06(m、12H)、0.53(s、0.5x3H)、0.5
4(s、0.5x3H)、0.59(t、3H)、0.76(dt、3H)、
0.86(s、9H)、0.89(s、9H)、1.17(d、3H)、1.
10−2.12(m、22H)、2.19(bd、1H)、2.30(bd、1
H)、2.54(dd、1H)、2.85(bd、1H)、3.44(m、2
H)、3.97(m、1H)、4.21(m、1H)、4.33(d、1
H)、4.57(m、3H)、4.93(m、1H)、4.98(m、1
H)、5.80(d、1H)、6.45(d、1H)、7.10−7.45
(m、4H)ppm。
製造例11:化合物9(R=3−[3−(テトラヒドロ−4
H−ピラン−2−イル)−オキシ−ペンチル−3]−フ
ェニル−メチル) 製造例4において製造した化合物4の代わりに、製造
例10において製造した化合物8を用いたことを除いて
は、製造例5に記載の手順に従って標記化合物を製造し
た。
NMR:δ=0.05(m、12H)、0.51(s、0.5x3H)、0.5
2(s、0.5x3H)、0.59(t、3H)、0.76(dt、3H)、
0.87(s、18H)、1.16(d、3H)、1.05−2.10(m、2
2H)、2.20(m、2H)、2.44(dd、1H)、2.80(bd、1
H)、3.43(m、2H)、3.97(m、1H)、4.18(m、1
H)、4.32(d、1H)、4.36(m、1H)、4.56(m、2
H)、4.85(m、1H)、5.17(m、1H)、5.98(d、1
H)、6.23(d、1H)、7.18(d、1H)、7.27(t、1
H)、7.34(d、1H)、7.39(bd、1H)ppm。
製造例12:2−[1−(2−クロロメチルフェニル)−2
−メチル−2−プロピル−オキシ]−テトラヒドロ−4H
−ピラン メチル3−ブロモメチル−ベンゾエートの代わりに、
メチル2−クロロメチルフェニルアセテートを用いるこ
とを除いては、製造例3に記載の手順に従って標記化合
物を製造する。
製造例13:化合物10(R=2−[2−(テトラヒドロ−4
H−ピラン−2−イル)−オキシ−2−メチル−プロピ
ル]−フェニルメチル) 2−[2−(3−ブロモメチル−フェニル)−2−プ
ロピル−オキシ]−テトラヒドロ−4H−ピランの代わり
に、2−[1−(2−クロロメチルフェニル)−2−メ
チル−2−プロピル−オキシ]−テトラヒドロ−4H−ピ
ランを用いることを除いては、製造例4に記載の手順に
従って標記化合物を製造する。
製造例14:化合物11(R=2−[2−(テトラヒドロ−4
H−ピラン−2−イル)−オキシ−2−メチル−プロピ
ル]−フェニルメチル) 製造例4において製造した化合物4の代わりに、製造
例13において製造した化合物10を用いることを除いて
は、製造例5に記載の手順に従って標記化合物を製造す
る。
製造例15:2−[2−(3−クロロメチル−4−メチル−
フェニル)−2−プロピル−オキシ]−テトラヒドロ−
4H−ピラン メチル3−ブロモメチル−ベンゾエートの代わりに、
メチル3−クロロメチル−4−メチル−ベンゾエートを
用いることを除いては、製造例3に記載の手順に従って
標記化合物を製造する。
製造例16:化合物12(R=3−[2−(テトラヒドロ−4
H−ピラン−2−イル)−オキシ−プロピル−2]−6
−メチル−フェニルメチル) 2−[2−(3−ブロモメチルフェニル)−2−プロ
ピル−オキシ]−テトラヒドロ−4H−ピランの代わり
に、2−[2−(3−クロロメチル−4−メチル−フェ
ニル)−2−プロピル−オキシ]−テトラヒドロ−4H−
ピランを用いることを除いては、製造例4に記載の手順
に従って標記化合物を製造する。
製造例17:化合物13(R=3−[2−(テトラヒドロ−4
H−ピラン−2−イル)−オキシ−プロピル−2]−6
−メチル−フェニルメチル) 製造例4において製造した化合物4の代わりに、製造
例16において製造した化合物12を用いることを除いて
は、製造例5に記載の手順に従って標記化合物を製造す
る。
製造例18:2−[4−(2−(2−ブロモエチル)−フェ
ニル)−4−ヘプチル−オキシ]−テトラヒドロ−4H−
ピラン メチル3−ブロモメチル−ベンゾエートの代わりにメ
チル2−(2−ブロモエチル)−ベンゾエートを用い、
メチルマグネシウムヨーダイドの代わりにn−プロピル
マグネシウムブロミドを用いることを除いては、製造例
3に記載の手順に従って標記化合物を製造する。
製造例19:化合物14(R=2−[2−[4−テトラヒド
ロ−4H−ピラン−2−イル)−オキシ−4−ヘプチル]
−フェニル)−エチル 2−[2−(3−ブロモメチルフェニル)−2−プロ
ピル−オキシ]−テトラヒドロ−4H−ピランの代わり
に、2−[4−(2−(2−ブロモエチル)−フェニ
ル)−4−ヘプチル−オキシ]−テトラヒドロ−4H−ピ
ランを用いることを除いては、製造例4に記載の手順に
従って標記化合物を製造する。
製造例20:化合物15(R=2−(2−[4−テトラヒド
ロ−4H−ピラン−2−イル)−オキシ−4−ヘプチル]
−フェニル)−エチル 製造例4において製造した化合物4の代わりに、製造
例19において製造した化合物14を用いることを除いて
は、製造例5に記載の手順に従って標記化合物を製造す
る。
製造例21:メチル2−(2−ブロモエチル)−ベンゾエ
ート 0℃のエーテル中のジアゾメタンの溶液に、2−(2
−ブロモエチル)−安息香酸(11.4g、50ミリモル)を
加える。反応混合物を減圧下に濃縮し、残渣をクロマト
グラフィーにより精製して、所望の化合物を無色油状物
として得る。
製造例22:2−[2−(4−ブロモメチル−3−フルオロ
−フェニル)−2−プロピル−オキシ]−テトラヒドロ
−4H−ピラン メチル3−ブロモメチル−ベンゾエートの代わりに、
エチル4−ブロモメチル−3−フルオロ−ベンゾエート
を用いることを除いては、製造例3に記載の手順に従っ
て標記化合物を製造する。
製造例23:化合物16(R=4−[2−(テトラヒドロ−4
H−ピラン−2−イル)−オキシ−プロピル−2]−2
−フルオロ−フェニルメチル 2−[2−(3−ブロモメチルフェニル)−2−プロ
ピル−オキシ]−テトラヒドロ−4H−ピランの代わり
に、2−[2−(4−ブロモメチル−3−フルオロ−フ
ェニル)−2−プロピル−オキシ]−テトラヒドロ−4H
−ピランを用いることを除いては、製造例4に記載の手
順に従って標記化合物を製造する。
製造例24:化合物17(R=4−[2−(テトラヒドロ−4
H−ピラン−2−イル)−オキシ−プロピル−2]−2
−フルオロ−フェニルメチル 製造例4において製造した化合物4の代わりに、製造
例23において製造した化合物16を用いることを除いて
は、製造例5に記載の手順に従って標記化合物を製造す
る。
実施例1:1(S),3(R)−ジヒドロキシ−20(R)−
(3−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)−フェニルメ
チルオキシ)−9,10−セコ−プレグナ−5(Z),7
(E),10(19)−トリエン(化合物101) 製造例5において製造した化合物(700mg、0.88ミリ
モル)を酢酸エチル(1.0m)に溶解した。激しい撹拌
下に、アセトニトリル(24m)を加えた。アセトニト
リル/水8:1中のフッ化水素酸の5%溶液(10.6m)を
加え、反応混合物を窒素雰囲気中、室温で45分間撹拌し
た。酢酸エチル(150m)を加え、反応混合物を、炭酸
水素ナトリウム飽和水溶液(60m)、水(3×60m)
および塩化ナトリウム飽和水溶液(50m)で連続して
抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮し
た。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、溶出剤は
酢酸エチル中の20%ペンタン)により精製して、標記化
合物を得た。
NMR:δ=0.54(s、3H)、1.18(d、3H)、1.57
(s、6H)、1.12−2.06(m、15H)、2.22(bd、1
H)、2.30(dd、1H)、2.59(dd、1H)、2.82(m、1
H)、3.45(m、1H)、4.22(bm、1H)、4.35(d、J
=11.3、1H)、4.42(bm、1H)、4.61(d、J=11.3、
1H)、4.99(m、1H)、5.32(m、1H)、5.99(d、J
=11.3、1H)、6.38(d、J=11.3、1H)、7.20(bd、
1H)、7.30(t、1H)、7.40(bd、1H)、7.50(bd、1
H)ppm。
実施例2:1(S),3(R)−ジヒドロキシ−20(R)−
(4−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)−フェニルメ
チルオキシ)−9,10−セコ−プレグナ−5(Z),7
(E),10(19)−トリエン(化合物102) 製造例5において製造した化合物の代わりに、製造例
8において製造した化合物を用い、実施例1の手順に従
って標記化合物を製造した。
NMR:δ=0.54(s、3H)、1.16(d、3H)、1.58
(s、6H)、1.10−2.10(m、15H)、2.17(m、1
H)、2.32(dd、1H)、2.60(m、1H)、2.83(m、1
H)、3.43(m、1H)、4.23(m、1H)、4.35(d、J
=11.3、1H)、4.43(m、1H)、4.57(d、J=11.3、
1H)、5.00(m、1H)、5.32(m、1H)、6.00(d、J
=11.2、1H)、6.39(d、J=11.2、1H)、7.32(d、
2H)、7.45(d、2H)ppm。
実施例3:1(S),3(R)−ジヒドロキシ−20(R)−
(3−(3−ヒドロキシ−3−ペンチル)−フェニルメ
チルオキシ−9,10−セコ−プレグナ−5(Z),7
(E),10(19)−トリエン(化合物103) 製造例5において製造した化合物5の代わりに、製造
例11において製造した化合物9を用い、実施例1の手順
に従って標記化合物を製造した。
NMR:δ=0.54(s、3H)、0.74(t、6H)、1.17
(d、3H)、1.10−2.10(m、19H)、2.19(bd、1
H)、2.31(dd、1H)、2.59(dd、1H)、2.81(bd、1
H)、3.45(m、1H)、4.22(m、1H)、4.33(d、1
H)、4.42(m、1H)、4.62(d、1H)、5.00(m、1
H)、5.32(m、1H)、5.99(d、1H)、6.38(d、1
H)、7.18(m、1H)、7.27(m、2H)、7.38(bs、1
H)ppm。
実施例4:1(S),3(R)−ジヒドロキシ−20(R)−
(2−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−フ
ェニルメチル−オキシ)−9,10−セコ−プレグナ−5
(Z),7(E),10(19)−トリエン(化合物104) 製造例5において製造した化合物5の代わりに、製造
例14において製造した化合物11を用い、実施例1の手順
に従って標記化合物を製造する。
実施例5:1(S),3(R)−ジヒドロキシ−20(R)−
(3−(2−ヒドロキシ−プロピル−2)−6−メチル
−フェニルメチルオキシ)−9,10−セコ−プレグナ−5
(Z),7(E),10(19)−トリエン(化合物105) 製造例5において製造した化合物5の代わりに、製造
例17において製造した化合物13を用い、実施例1の手順
に従って標記化合物を製造する。
実施例6:1(S),3(R)−ジヒドロキシ−20(R)−
(2−(2−(4−ヒドロキシ−4−ヘプチル)−フェ
ニル−エチルオキシ)−9,10−セコ−プレグナ−5
(Z),7(E),10(19)−トリエン(化合物106) 製造例5において製造した化合物5の代わりに、製造
例20において製造した化合物15を用い、実施例1の手順
に従って標記化合物を製造する。
実施例7:1(S),3(R)−ジヒドロキシ−20(R)−
(4−(2−ヒドロキシ−プロピル−2)−2−フルオ
ロ−フェニルメチルオキシ−9,10−セコ−プレグナ−5
(Z),7(E),10(19)−トリエン(化合物107) 製造例5において製造した化合物5の代わりに、製造
例24において製造した化合物17を用い、実施例1の手順
に従って標記化合物を製造する。
実施例8:化合物101を含有するカプセル 101をピーナツ油に溶解して、101の最終濃度1μg/m
油とする。ゼラチン10重量部、グリセリン5重量部、
ソルビン酸カリウム0.08重量部および蒸留水14重量部を
加熱しながら混合し、軟ゼラチンカプセルを形成する。
これに、各カプセルが101を0.1μg含有するように、10
1の油溶液を100μずつ充填する。
実施例9:化合物101を含有する皮膚用クリーム アーモンド油1g中に、0.05mgの101を溶解する。この
溶液に、鉱油40gおよび自己乳化性蜜蝋20gを加える。混
合物を加熱して液化する。熱水40mを加えた後、混合
物をよく混合する。得られるクリームは、クリーム1g当
たり101を約0.5μg含有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61P 29/00 A61P 29/00 35/00 35/00 37/02 37/02 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 401/00 A61K 31/00 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式I [式中、R1およびR2は、同一または異なって、水素、C1
    −C5−アルキル、C3−C7−シクロアルキルを表わすか、
    または基X、R1およびR2を有する炭素原子(式I中、星
    印)と共にC3−C8炭素環を形成し得;Xは水素またはヒド
    ロキシを表わし、R3およびR4は、同一または異なって、
    水素、C1−C5−アルキルまたはハロゲンを表わし、nは
    0、1または2であり、mは0、1または2である。] で示される化合物。
  2. 【請求項2】純粋な形態の請求項1記載の化合物のジア
    ステレオマー;または請求項1記載の化合物のジアステ
    レオマーの混合物。
  3. 【請求項3】a)1(S),3(R)−ジヒドロキシ−20
    (R)−(3−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)−フ
    ェニルメトキシ)−9,10−セコ−プレグナ−5(Z),7
    (E),10(19)−トリエン b)1(S),3(R)−ジヒドロキシ−20(R)−(3
    −(3−ヒドロキシ−3−ペンチル)−フェニルメトキ
    シ)−9,10−セコ−プレグナ−5(Z),7(E),10(1
    9)−トリエン から成る群から選択する請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】下記工程を用いて、請求項1の式Iの化合
    物を製造する方法 a)1(S),3(R)−ビス−(t−ブチルジメチルシ
    リルオキシ)−9,10−セコ−プレグナ−5(E),7
    (E),10(19)−トリエン−20(R)−オールを、式
    Z−R[式中、Zは脱離基である。]で示される側鎖形
    成ブロックで塩基性条件下にアルキル化して、式III [式中、 Yは水素または水酸基もしくは保護水酸基であり;n、
    m、R1、R2、R3およびR4は前記と同意義である。] で示される化合物を生成し; b)上記式IIIの化合物を三重項増感光異性化および脱
    保護に付して、請求項1の所望の式Iの化合物を生成す
    る。
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