JP2806842B2 - ブースター付きアンテナ切替ダイバーシティ方式用ｔｄｍａ携帯電話機 - Google Patents
ブースター付きアンテナ切替ダイバーシティ方式用ｔｄｍａ携帯電話機Info
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- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はブースター付きアン
テナ切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機に関
する。
テナ切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のブースター付きアンテナ
切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機（以下、
ＴＤＭＡ電話機と略称する）について、図３のブロック
図および図２に示す本発明に関わるタイミング図を参照
して説明する。
切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機（以下、
ＴＤＭＡ電話機と略称する）について、図３のブロック
図および図２に示す本発明に関わるタイミング図を参照
して説明する。
【０００３】このＴＤＭＡ電話機は、基地局が送信する
受信ＴＤＭＡ信号が８１０ＭＨｚないし８２６ＭＨｚに
複数の無線チャンネルを有し，自身が上記基地局に送信
する送信ＴＤＭＡ信号が９４０ＭＨｚないし９５６ＭＨ
ｚに複数の無線チャンネルを有する，ＴＤＭＡ方式の移
動通信システムに用いられる携帯電話機である。一つの
無線チャンネルは＃０，＃１および＃３の３タイムスロ
ット構成であり、このＴＤＭＡ電話機は送信チャンネル
（ＴＸチャンネル）および受信チャンネル（ＲＸチャン
ネル）とも同じ＃のタイムスロットを用いて基地局と通
信する。図２を参照すると、このＴＤＭＡ電話機は、＃
０スロットを通信に用いている。このＴＤＭＡ電話機で
は、送信ＴＤＭＡ信号のスロット（ＴＸ）と受信ＴＤＭ
Ａ信号のスロット（ＲＸ）とが重ならないように，ま
た、ＲＸスロットの前にはＴＤＭＡスロットより短かい
ΔＴ期間の受信レベル測定スロット（Ｍスロット）を生
じるように携帯電話機１Ａの制御回路１８Ａで制御して
いる。
受信ＴＤＭＡ信号が８１０ＭＨｚないし８２６ＭＨｚに
複数の無線チャンネルを有し，自身が上記基地局に送信
する送信ＴＤＭＡ信号が９４０ＭＨｚないし９５６ＭＨ
ｚに複数の無線チャンネルを有する，ＴＤＭＡ方式の移
動通信システムに用いられる携帯電話機である。一つの
無線チャンネルは＃０，＃１および＃３の３タイムスロ
ット構成であり、このＴＤＭＡ電話機は送信チャンネル
（ＴＸチャンネル）および受信チャンネル（ＲＸチャン
ネル）とも同じ＃のタイムスロットを用いて基地局と通
信する。図２を参照すると、このＴＤＭＡ電話機は、＃
０スロットを通信に用いている。このＴＤＭＡ電話機で
は、送信ＴＤＭＡ信号のスロット（ＴＸ）と受信ＴＤＭ
Ａ信号のスロット（ＲＸ）とが重ならないように，ま
た、ＲＸスロットの前にはＴＤＭＡスロットより短かい
ΔＴ期間の受信レベル測定スロット（Ｍスロット）を生
じるように携帯電話機１Ａの制御回路１８Ａで制御して
いる。
【０００４】このＴＤＭＡ電話機は本体である携帯電話
機１Ａと自動車搭載用等のオプション使用のための車載
ブースター４Ａとで構成されている。このＴＤＭＡ電話
機を基地局の近くで使う場合には携帯電話機１Ａのみを
使用すればよく、基地局から遠い場所で使う場合は送信
ＴＤＭＡ信号のレベルを増大させ，受信ＴＤＭＡ信号を
Ｓ／Ｎよく受信するために車載ブースター４Ａを携帯電
話機１Ａに接続して使用する。このＴＤＭＡ電話機は、
受信ＴＤＭＡ信号がフェージングを受ける場合に備え、
１系アンテナ２４または５２を２系アンテナ２５または
５３に切替え、レベルの高い方の受信ＴＤＭＡ信号を受
けるアンテナ切替ダイバーシティ受信方式をとってい
る。
機１Ａと自動車搭載用等のオプション使用のための車載
ブースター４Ａとで構成されている。このＴＤＭＡ電話
機を基地局の近くで使う場合には携帯電話機１Ａのみを
使用すればよく、基地局から遠い場所で使う場合は送信
ＴＤＭＡ信号のレベルを増大させ，受信ＴＤＭＡ信号を
Ｓ／Ｎよく受信するために車載ブースター４Ａを携帯電
話機１Ａに接続して使用する。このＴＤＭＡ電話機は、
受信ＴＤＭＡ信号がフェージングを受ける場合に備え、
１系アンテナ２４または５２を２系アンテナ２５または
５３に切替え、レベルの高い方の受信ＴＤＭＡ信号を受
けるアンテナ切替ダイバーシティ受信方式をとってい
る。
【０００５】まず、携帯電話機１Ａを単独使用する場合
について説明する。携帯電話機１Ａの単独使用時には、
送信回路１１が生成した送信ＴＤＭＡ信号Ｓ１を１系ア
ンテナ２４から送信するとともに，基地局からの受信Ｔ
ＤＭＡ信号Ｓ２ａをこの１系アンテナ２４に受ける。同
じ条件で、２系アンテナ２５は基地局からの受信ＴＤＭ
Ａ信号Ｓ２ｂを受ける。なお、説明を簡単にするため
に、送信ＴＤＭＡ信号および受信ＴＤＭＡ信号について
は、送受共用器，スイッチ，フィルタ等の受動回路でレ
ベル，帯域等に影響を受けないものとする。
について説明する。携帯電話機１Ａの単独使用時には、
送信回路１１が生成した送信ＴＤＭＡ信号Ｓ１を１系ア
ンテナ２４から送信するとともに，基地局からの受信Ｔ
ＤＭＡ信号Ｓ２ａをこの１系アンテナ２４に受ける。同
じ条件で、２系アンテナ２５は基地局からの受信ＴＤＭ
Ａ信号Ｓ２ｂを受ける。なお、説明を簡単にするため
に、送信ＴＤＭＡ信号および受信ＴＤＭＡ信号について
は、送受共用器，スイッチ，フィルタ等の受動回路でレ
ベル，帯域等に影響を受けないものとする。
【０００６】１系アンテナ２４はスイッチ２１の第１選
択端子に接続され、携帯電話機１Ａの単独使用時には、
受信ＴＤＭＡ信号Ｓ２ａは、スイッチ２１の共通端子お
よび送受共用器１２を介して受信ＴＤＭＡ信号Ｓ３とし
て受信増幅部１４に送られて増幅され、増幅された受信
ＴＤＭＡ信号Ｓ４になる。なお、スイッチ２１の第２選
択端子は、携帯電話機１Ａとブースター２との接続時に
は共通端子に接続される。送信回路１１は、制御回路１
８Ａの制御により、送信ＴＤＭＡ信号の送信タイミング
時に送信ＴＤＭＡ信号Ｓ１を生じ、この信号Ｓ１を送受
共用器１２およびスイッチ２１を介して１系アンテナ２
４に送る。
択端子に接続され、携帯電話機１Ａの単独使用時には、
受信ＴＤＭＡ信号Ｓ２ａは、スイッチ２１の共通端子お
よび送受共用器１２を介して受信ＴＤＭＡ信号Ｓ３とし
て受信増幅部１４に送られて増幅され、増幅された受信
ＴＤＭＡ信号Ｓ４になる。なお、スイッチ２１の第２選
択端子は、携帯電話機１Ａとブースター２との接続時に
は共通端子に接続される。送信回路１１は、制御回路１
８Ａの制御により、送信ＴＤＭＡ信号の送信タイミング
時に送信ＴＤＭＡ信号Ｓ１を生じ、この信号Ｓ１を送受
共用器１２およびスイッチ２１を介して１系アンテナ２
４に送る。
【０００７】２系アンテナ２５は、携帯電話機１Ａの単
独使用時にはスイッチ２２の第１選択端子に接続され、
スイッチ２２のと共通端子に受信ＴＤＭＡ信号Ｓ２ｂを
送る。この受信ＴＤＭＡ信号Ｓ２ｂは、帯域通過ろ波器
（ＢＰＦ）１７で不要波を除去されたあと、２系受信増
幅部１６で増幅され、増幅された受信ＴＤＭＡ信号Ｓ５
になる。
独使用時にはスイッチ２２の第１選択端子に接続され、
スイッチ２２のと共通端子に受信ＴＤＭＡ信号Ｓ２ｂを
送る。この受信ＴＤＭＡ信号Ｓ２ｂは、帯域通過ろ波器
（ＢＰＦ）１７で不要波を除去されたあと、２系受信増
幅部１６で増幅され、増幅された受信ＴＤＭＡ信号Ｓ５
になる。
【０００８】受信増幅部１４からの受信ＴＤＭＡ信号Ｓ
４はスイッチ１５の第１選択端子に，２系受信増幅部１
６からの受信ＴＤＭＡ信号Ｓ５はスイッチ１５の第２選
択端子にそれぞれ供給される。図１でのスイッチＳ５
は、アンテナ切替ダイバーシティにおけるアンテナ切替
スイッチであり、受信ＴＤＭＡ信号Ｓ４とＳ５のうちか
らレベルの高い方を選択して共通端子から受信回路１３
に送る。受信回路１３はスイッチ１３から供給された受
信ＴＤＭＡ信号を復調してディジタル信号を再生し、こ
のディジタル信号を制御回路１８Ａに送る。
４はスイッチ１５の第１選択端子に，２系受信増幅部１
６からの受信ＴＤＭＡ信号Ｓ５はスイッチ１５の第２選
択端子にそれぞれ供給される。図１でのスイッチＳ５
は、アンテナ切替ダイバーシティにおけるアンテナ切替
スイッチであり、受信ＴＤＭＡ信号Ｓ４とＳ５のうちか
らレベルの高い方を選択して共通端子から受信回路１３
に送る。受信回路１３はスイッチ１３から供給された受
信ＴＤＭＡ信号を復調してディジタル信号を再生し、こ
のディジタル信号を制御回路１８Ａに送る。
【０００９】ここで、上記アンテナ切替の手順について
説明する。受信回路１３には供給された受信ＴＤＭＡ信
号のレベル測定回路を内蔵している。制御回路１８Ａ
は、ＴＤＭＡ信号のＲＸスロットになる前，Ｍスロット
において、スイッチ１５を第１選択端子および第２選択
端子に時分割切り替えし、受信ＴＤＭＡ信号Ｓ４および
Ｓ５を受信回路１３に時分割で供給する。受信回路１３
は受信ＴＤＭＡ信号Ｓ４およびＳ５のレベルをそれぞれ
測定して制御回路１８Ａにこの測定結果を送る。制御回
路１８Ａは、スイッチ１５の選択端子をＴＤＭＡ信号Ｓ
４およびＳ５のうちのレベルの高い方に選択し、選択し
た方を受信ＴＤＭＡ信号の受信系回路とする。
説明する。受信回路１３には供給された受信ＴＤＭＡ信
号のレベル測定回路を内蔵している。制御回路１８Ａ
は、ＴＤＭＡ信号のＲＸスロットになる前，Ｍスロット
において、スイッチ１５を第１選択端子および第２選択
端子に時分割切り替えし、受信ＴＤＭＡ信号Ｓ４および
Ｓ５を受信回路１３に時分割で供給する。受信回路１３
は受信ＴＤＭＡ信号Ｓ４およびＳ５のレベルをそれぞれ
測定して制御回路１８Ａにこの測定結果を送る。制御回
路１８Ａは、スイッチ１５の選択端子をＴＤＭＡ信号Ｓ
４およびＳ５のうちのレベルの高い方に選択し、選択し
た方を受信ＴＤＭＡ信号の受信系回路とする。
【００１０】制御回路１８Ａは、上記制御機能に加えて
操作部および表示部を含み、発着信制御を行う。また、
通話時には、制御回路１８Ａは、この携帯電話機１Ａの
使用者が発する音声に基づく送話器２０からの音声信号
をディジタル信号に変換し、送信ＴＤＭＡ信号Ｓ１の送
信タイミングで上記ディジタル信号を送信回路１１に送
る。一方、受信ＴＤＭＡ信号Ｓ２（Ｓ２ａまたはＳ２ｂ
のいずれか）の受信タイミングには、制御回路１８Ａ
は、受信ＴＤＭＡ信号Ｓ４またはＳ５から再生したディ
ジタル信号を音声信号に変換して受話器１９に送る。従
って、この携帯電話機１Ａの使用者は、アンテナ切替ダ
イバーシティ方式によって、受話器２０から高Ｓ／Ｎの
受信ＴＤＭＡ信号による音声を受けることができる。
操作部および表示部を含み、発着信制御を行う。また、
通話時には、制御回路１８Ａは、この携帯電話機１Ａの
使用者が発する音声に基づく送話器２０からの音声信号
をディジタル信号に変換し、送信ＴＤＭＡ信号Ｓ１の送
信タイミングで上記ディジタル信号を送信回路１１に送
る。一方、受信ＴＤＭＡ信号Ｓ２（Ｓ２ａまたはＳ２ｂ
のいずれか）の受信タイミングには、制御回路１８Ａ
は、受信ＴＤＭＡ信号Ｓ４またはＳ５から再生したディ
ジタル信号を音声信号に変換して受話器１９に送る。従
って、この携帯電話機１Ａの使用者は、アンテナ切替ダ
イバーシティ方式によって、受話器２０から高Ｓ／Ｎの
受信ＴＤＭＡ信号による音声を受けることができる。
【００１１】次に携帯電話機１Ａに車載ブースター４Ａ
を接続した場合について説明する。車載ブースター４Ａ
と携帯電話機１Ａとは、二つの同軸ケーブル２および５
で接続される。即ち、同軸ケーブル２は携帯電話機１Ａ
のスイッチ２１の第２選択端子と車載ブースター４Ａの
端子４１とを接続し、同軸ケーブル５は携帯電話機１Ａ
のスイッチ２２の第２選択端子と車載ブースター４Ａの
端子４３とを接続する。一方、１系アンテナ２４および
２系アンテナ２５は、車載ブースター４Ａを接続するこ
とにより、スイッチ２１およびスイッチ２２以降の回路
において携帯電話機１Ａとの電気的接続がなくなる。車
載ブースター４Ａは携帯電話機１Ａと接続されることで
全ての回路が活性化する。
を接続した場合について説明する。車載ブースター４Ａ
と携帯電話機１Ａとは、二つの同軸ケーブル２および５
で接続される。即ち、同軸ケーブル２は携帯電話機１Ａ
のスイッチ２１の第２選択端子と車載ブースター４Ａの
端子４１とを接続し、同軸ケーブル５は携帯電話機１Ａ
のスイッチ２２の第２選択端子と車載ブースター４Ａの
端子４３とを接続する。一方、１系アンテナ２４および
２系アンテナ２５は、車載ブースター４Ａを接続するこ
とにより、スイッチ２１およびスイッチ２２以降の回路
において携帯電話機１Ａとの電気的接続がなくなる。車
載ブースター４Ａは携帯電話機１Ａと接続されることで
全ての回路が活性化する。
【００１２】車載ブースター４Ａは、携帯電話機１Ａか
らの送信ＴＤＭＡ信号Ｓ２を同軸ケーブル２を介して端
子４１に受ける。送信ＴＤＭＡ信号Ｓ２は送受共用器４
４の共通端子および分波端子の一つを介して送信増幅部
４５に供給され、送信増幅部４５はこの信号を増幅して
送信ＴＤＭＡ信号Ｓ６を生じる。送信ＴＤＭＡ信号Ｓ６
は送受共用器４７の分波端子の一つ，この共通端子およ
び端子５０を介して１系アンテナ５２に送られる。１系
アンテナ５２はこの送信ＴＤＭＡ信号Ｓ６を上記基地局
に向けて送信する。また、１系アンテナ５２は上記基地
局からの受信ＴＤＭＡ信号Ｓ７ａを受け、受信ＴＤＭＡ
信号Ｓ７ａは端子５０および送信ＴＤＭＡ信号Ｓ６との
送受分波器である送受共用器４７の共通端子および分波
端子の別の一つを介して１系受信増幅部４６に供給され
る。１系受信増幅部４６は受信ＴＤＭＡ信号Ｓ７ａを増
幅して受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ａを生じ、この受信ＴＤＭ
Ａ信号Ｓ８ａが送信ＴＤＭＡ信号Ｓ１との送受分波器で
ある送受共用器４４の分波端子の別の一つおよび共通端
子，端子４１および同軸ケーブル２を介して携帯電話機
１Ａのスイッチ２１に供給される。携帯電話機１Ａは、
車載ブースター４Ａとの接続時には、受信ＴＤＭＡ信号
Ｓ８ａを１系の受信ＴＤＭＡ信号として処理する。
らの送信ＴＤＭＡ信号Ｓ２を同軸ケーブル２を介して端
子４１に受ける。送信ＴＤＭＡ信号Ｓ２は送受共用器４
４の共通端子および分波端子の一つを介して送信増幅部
４５に供給され、送信増幅部４５はこの信号を増幅して
送信ＴＤＭＡ信号Ｓ６を生じる。送信ＴＤＭＡ信号Ｓ６
は送受共用器４７の分波端子の一つ，この共通端子およ
び端子５０を介して１系アンテナ５２に送られる。１系
アンテナ５２はこの送信ＴＤＭＡ信号Ｓ６を上記基地局
に向けて送信する。また、１系アンテナ５２は上記基地
局からの受信ＴＤＭＡ信号Ｓ７ａを受け、受信ＴＤＭＡ
信号Ｓ７ａは端子５０および送信ＴＤＭＡ信号Ｓ６との
送受分波器である送受共用器４７の共通端子および分波
端子の別の一つを介して１系受信増幅部４６に供給され
る。１系受信増幅部４６は受信ＴＤＭＡ信号Ｓ７ａを増
幅して受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ａを生じ、この受信ＴＤＭ
Ａ信号Ｓ８ａが送信ＴＤＭＡ信号Ｓ１との送受分波器で
ある送受共用器４４の分波端子の別の一つおよび共通端
子，端子４１および同軸ケーブル２を介して携帯電話機
１Ａのスイッチ２１に供給される。携帯電話機１Ａは、
車載ブースター４Ａとの接続時には、受信ＴＤＭＡ信号
Ｓ８ａを１系の受信ＴＤＭＡ信号として処理する。
【００１３】また、車載ブースター４Ａは、上記基地局
から受信ＴＤＭＡ信号Ｓ７ｂを２系アンテナ５３にも受
ける。受信ＴＤＭＡ信号Ｓ７ｂは端子５１，不要波を除
去する帯域通過ろ波器（ＢＰＦ）４９を介して２系受信
増幅部４８に供給される。２系受信増幅部４８は受信Ｔ
ＤＭＡ信号Ｓ７ｂを増幅して受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ｂを
生じる。この受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ｂは端子４３および
同軸ケーブル５を介して携帯電話機１Ａのスイッチ２２
に供給される。携帯電話機１Ａは、車載ブースター４Ａ
との接続時には、受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ｂを２系の受信
ＴＤＭＡ信号として処理する。
から受信ＴＤＭＡ信号Ｓ７ｂを２系アンテナ５３にも受
ける。受信ＴＤＭＡ信号Ｓ７ｂは端子５１，不要波を除
去する帯域通過ろ波器（ＢＰＦ）４９を介して２系受信
増幅部４８に供給される。２系受信増幅部４８は受信Ｔ
ＤＭＡ信号Ｓ７ｂを増幅して受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ｂを
生じる。この受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ｂは端子４３および
同軸ケーブル５を介して携帯電話機１Ａのスイッチ２２
に供給される。携帯電話機１Ａは、車載ブースター４Ａ
との接続時には、受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ｂを２系の受信
ＴＤＭＡ信号として処理する。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のブース
ター付きアンテナ切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ携
帯電話機では、ブースターとの接続時にも、アンテナ切
替ダイバーシティにおける１系の受信ＴＤＭＡ信号と２
系の受信ＴＤＭＡ信号との切り替えを携帯電話機側で行
うので、携帯電話機とブースターとの間で送信ＴＤＭＡ
信号および受信ＴＤＭＡ信号を伝送するため、高価でし
かもスイッチとの接続方法が複雑な同軸ケーブルを２本
必要とするという問題があった。
ター付きアンテナ切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ携
帯電話機では、ブースターとの接続時にも、アンテナ切
替ダイバーシティにおける１系の受信ＴＤＭＡ信号と２
系の受信ＴＤＭＡ信号との切り替えを携帯電話機側で行
うので、携帯電話機とブースターとの間で送信ＴＤＭＡ
信号および受信ＴＤＭＡ信号を伝送するため、高価でし
かもスイッチとの接続方法が複雑な同軸ケーブルを２本
必要とするという問題があった。
【００１５】また、上記ＴＤＭＡ携帯電話機では、ブー
スターとの接続時に、１系および２系受信増幅部を二つ
とも活性状態にしているので、消費電流が多いという欠
点があった。
スターとの接続時に、１系および２系受信増幅部を二つ
とも活性状態にしているので、消費電流が多いという欠
点があった。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明によるブースター
付きアンテナ切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ携帯電
話機は、単独使用時には第１の送信ＴＤＭＡ信号を送信
するとともに基地局からの受信ＴＤＭＡ信号を受ける第
１の１系アンテナと，単独使用時には前記基地局からの
前記受信ＴＤＭＡ信号を受ける第１の２系アンテナを少
くとも有するアンテナ切替ダイバーシティ方式用のＴＤ
ＭＡ携帯電話機と、前記ＴＤＭＡ携帯電話機との接続時
には、前記ＴＤＭＡ携帯電話機から受けた前記第１の送
信ＴＤＭＡ信号を増幅した第２の送信ＴＤＭＡ信号を送
信するとともに前記基地局からの前記受信ＴＤＭＡ信号
を受ける第２の１系アンテナと，前記基地局からの前記
受信ＴＤＭＡ信号を受ける第２の２系アンテナを少くと
も有するブースターとを備えるブースター付きアンテナ
切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機におい
て、前記ＴＤＭＡ携帯電話機が、単独使用時には前記第
１の１系アンテナからの受信ＴＤＭＡ信号と前記第１の
２系アンテナからの受信ＴＤＭＡ信号のうちのレベルの
高い方の受信ＴＤＭＡ信号を第１の制御信号の制御に従
って選択し前記ブースターとの接続時には前記ブースタ
ーからの受信ＴＤＭＡ信号を第２の制御信号の制御に従
って選択する受信ＴＤＭＡ信号選択手段と、前記第１の
送信ＴＤＭＡ信号を生じる送信回路と、選択された前記
受信ＴＤＭＡ信号からディジタル信号を再生するととも
にこの受信ＴＤＭＡ信号のレベルを測定する受信回路
と、前記ブースターとの接続状態と測定された前記受信
ＴＤＭＡ信号のレベルと前記ディジタル信号とに応答し
て前記第１の制御信号および前記第２の制御信号のいず
れかを生じる制御回路とを備え、前記ブースターが、前
記第２の制御信号に従い，前記受信ＴＤＭＡ信号の受信
タイミングでは前記第２の１系アンテナから受けた前記
受信ＴＤＭＡ信号と前記第２の２系アンテナから受けた
前記受信ＴＤＭＡ信号のうちのレベルの高い方を選択出
力し前記送信ＴＤＭＡ信号の送信タイミングでは前記Ｔ
ＤＭＡ携帯電話機からの前記第１の送信ＴＤＭＡ信号の
入力を活性化せしめるＴＤＭＡ信号選択手段と、前記Ｔ
ＤＭＡ信号選択手段からの前記第１の送信ＴＤＭＡ信号
を増幅して前記第２の送信ＴＤＭＡ信号を生じる送信増
幅部とを備え、前記ＴＤＭＡ携帯電話機と前記ブースタ
ーとの接続時に、前記第１の送信ＴＤＭＡ信号を前記Ｔ
ＤＭＡ携帯電話機から前記ブースターに伝送するととも
に選択出力された前記受信ＴＤＭＡ信号を前記ブースタ
ーから前記ＴＤＭＡ携帯電話機に伝送する同軸ケーブル
と、前記第２の制御信号を前記ＴＤＭＡ携帯電話機から
前記ブースターに伝送する制御線とをさらに備える。
付きアンテナ切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ携帯電
話機は、単独使用時には第１の送信ＴＤＭＡ信号を送信
するとともに基地局からの受信ＴＤＭＡ信号を受ける第
１の１系アンテナと，単独使用時には前記基地局からの
前記受信ＴＤＭＡ信号を受ける第１の２系アンテナを少
くとも有するアンテナ切替ダイバーシティ方式用のＴＤ
ＭＡ携帯電話機と、前記ＴＤＭＡ携帯電話機との接続時
には、前記ＴＤＭＡ携帯電話機から受けた前記第１の送
信ＴＤＭＡ信号を増幅した第２の送信ＴＤＭＡ信号を送
信するとともに前記基地局からの前記受信ＴＤＭＡ信号
を受ける第２の１系アンテナと，前記基地局からの前記
受信ＴＤＭＡ信号を受ける第２の２系アンテナを少くと
も有するブースターとを備えるブースター付きアンテナ
切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機におい
て、前記ＴＤＭＡ携帯電話機が、単独使用時には前記第
１の１系アンテナからの受信ＴＤＭＡ信号と前記第１の
２系アンテナからの受信ＴＤＭＡ信号のうちのレベルの
高い方の受信ＴＤＭＡ信号を第１の制御信号の制御に従
って選択し前記ブースターとの接続時には前記ブースタ
ーからの受信ＴＤＭＡ信号を第２の制御信号の制御に従
って選択する受信ＴＤＭＡ信号選択手段と、前記第１の
送信ＴＤＭＡ信号を生じる送信回路と、選択された前記
受信ＴＤＭＡ信号からディジタル信号を再生するととも
にこの受信ＴＤＭＡ信号のレベルを測定する受信回路
と、前記ブースターとの接続状態と測定された前記受信
ＴＤＭＡ信号のレベルと前記ディジタル信号とに応答し
て前記第１の制御信号および前記第２の制御信号のいず
れかを生じる制御回路とを備え、前記ブースターが、前
記第２の制御信号に従い，前記受信ＴＤＭＡ信号の受信
タイミングでは前記第２の１系アンテナから受けた前記
受信ＴＤＭＡ信号と前記第２の２系アンテナから受けた
前記受信ＴＤＭＡ信号のうちのレベルの高い方を選択出
力し前記送信ＴＤＭＡ信号の送信タイミングでは前記Ｔ
ＤＭＡ携帯電話機からの前記第１の送信ＴＤＭＡ信号の
入力を活性化せしめるＴＤＭＡ信号選択手段と、前記Ｔ
ＤＭＡ信号選択手段からの前記第１の送信ＴＤＭＡ信号
を増幅して前記第２の送信ＴＤＭＡ信号を生じる送信増
幅部とを備え、前記ＴＤＭＡ携帯電話機と前記ブースタ
ーとの接続時に、前記第１の送信ＴＤＭＡ信号を前記Ｔ
ＤＭＡ携帯電話機から前記ブースターに伝送するととも
に選択出力された前記受信ＴＤＭＡ信号を前記ブースタ
ーから前記ＴＤＭＡ携帯電話機に伝送する同軸ケーブル
と、前記第２の制御信号を前記ＴＤＭＡ携帯電話機から
前記ブースターに伝送する制御線とをさらに備える。
【００１７】前記ブースター付きアンテナ切替ダイバー
シティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機は、前記受信ＴＤＭＡ
信号選択手段が、前記ＴＤＭＡ携帯電話機の単独使用時
には共通端子と前記第１の１系アンテナ接続の第１選択
端子とを接続し，前記ブースターとの接続時には前記共
通端子と第２選択端子とを接続する第１のスイッチと、
前記単独使用時には共通端子と前記第１の２系アンテナ
接続の第１選択端子とを接続する第２のスイッチと、前
記第１のスイッチの共通端子からの受信ＴＤＭＡ信号お
よび前記２のスイッチの共通端子からの受信ＴＤＭＡ信
号のうちレベルの高い方を前記第１の制御信号に従って
選択する第３のスイッチとを備え、前記ＴＤＭＡ信号選
択手段が、前記送信ＴＤＭＡ信号の送信タイミングでは
共通端子と第１選択端子とを接続し，前記受信ＴＤＭＡ
信号の受信タイミングでは前記記共通端子と前記第１選
択端子および第２選択端子のうちの前記受信ＴＤＭＡ信
号のレベルの高い方に接続の選択端子とを前記第２の制
御信号に従って接続する第４のスイッチであり、前記送
信増幅部が、前記第４のスイッチの第１選択端子からの
前記第１の送信ＴＤＭＡ信号から前記第２の１系アンテ
ナに送る前記第２の送信ＴＤＭＡ信号を生じ、前記ブー
スターが、前記第２の１系アンテナからの前記受信ＴＤ
ＭＡ信号を増幅し，この増幅された受信ＴＤＭＡ信号を
前記第４のスイッチの第１選択端子に送る１系受信増幅
部と、前記第２の２系アンテナからの前記受信ＴＤＭＡ
信号を増幅し，この増幅された受信ＴＤＭＡ信号を前記
第４のスイッチの第２選択端子に送る第１の２系受信増
幅部とをさらに備える構成をとることができる。
シティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機は、前記受信ＴＤＭＡ
信号選択手段が、前記ＴＤＭＡ携帯電話機の単独使用時
には共通端子と前記第１の１系アンテナ接続の第１選択
端子とを接続し，前記ブースターとの接続時には前記共
通端子と第２選択端子とを接続する第１のスイッチと、
前記単独使用時には共通端子と前記第１の２系アンテナ
接続の第１選択端子とを接続する第２のスイッチと、前
記第１のスイッチの共通端子からの受信ＴＤＭＡ信号お
よび前記２のスイッチの共通端子からの受信ＴＤＭＡ信
号のうちレベルの高い方を前記第１の制御信号に従って
選択する第３のスイッチとを備え、前記ＴＤＭＡ信号選
択手段が、前記送信ＴＤＭＡ信号の送信タイミングでは
共通端子と第１選択端子とを接続し，前記受信ＴＤＭＡ
信号の受信タイミングでは前記記共通端子と前記第１選
択端子および第２選択端子のうちの前記受信ＴＤＭＡ信
号のレベルの高い方に接続の選択端子とを前記第２の制
御信号に従って接続する第４のスイッチであり、前記送
信増幅部が、前記第４のスイッチの第１選択端子からの
前記第１の送信ＴＤＭＡ信号から前記第２の１系アンテ
ナに送る前記第２の送信ＴＤＭＡ信号を生じ、前記ブー
スターが、前記第２の１系アンテナからの前記受信ＴＤ
ＭＡ信号を増幅し，この増幅された受信ＴＤＭＡ信号を
前記第４のスイッチの第１選択端子に送る１系受信増幅
部と、前記第２の２系アンテナからの前記受信ＴＤＭＡ
信号を増幅し，この増幅された受信ＴＤＭＡ信号を前記
第４のスイッチの第２選択端子に送る第１の２系受信増
幅部とをさらに備える構成をとることができる。
【００１８】前記ブースター付きアンテナ切替ダイバー
シティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機の一つは、前記送信増
幅部の出力端と前記１系受信増幅部の入力端とが、前記
第２の１系アンテナに共通端子が接続されたアンテナ端
送受共用器の互いに異なる分波端子にそれぞれ接続さ
れ、前記送信増幅部の入力端と前記１系受信増幅部の出
力端とが、前記第４のスイッチの第１選択端子に共通端
子が接続されたスイッチ端送受共用器の互いに異なる分
波端子にそれぞれ接続されている構成をとることができ
る。
シティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機の一つは、前記送信増
幅部の出力端と前記１系受信増幅部の入力端とが、前記
第２の１系アンテナに共通端子が接続されたアンテナ端
送受共用器の互いに異なる分波端子にそれぞれ接続さ
れ、前記送信増幅部の入力端と前記１系受信増幅部の出
力端とが、前記第４のスイッチの第１選択端子に共通端
子が接続されたスイッチ端送受共用器の互いに異なる分
波端子にそれぞれ接続されている構成をとることができ
る。
【００１９】前記ブースター付きアンテナ切替ダイバー
シティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機の別の一つは、前記制
御回路が、前記受信回路からの前記ディジタル信号に基
づいて前記第１の送信ＴＤＭＡ信号の送信タイミングを
決定するとともに，前記ＴＤＭＡ携帯電話機と前記ブー
スターとの接続時には前記送信タイミングに同期する前
記第２の制御信号を生じ、前記制御線が、前記ＴＤＭＡ
携帯電話機と前記ブースターとの接続時に，前記第２の
制御信号を前記制御回路と前記第４のスイッチの制御端
子との間で伝送する構成をとることができる。
シティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機の別の一つは、前記制
御回路が、前記受信回路からの前記ディジタル信号に基
づいて前記第１の送信ＴＤＭＡ信号の送信タイミングを
決定するとともに，前記ＴＤＭＡ携帯電話機と前記ブー
スターとの接続時には前記送信タイミングに同期する前
記第２の制御信号を生じ、前記制御線が、前記ＴＤＭＡ
携帯電話機と前記ブースターとの接続時に，前記第２の
制御信号を前記制御回路と前記第４のスイッチの制御端
子との間で伝送する構成をとることができる。
【００２０】該ブースター付きアンテナ切替ダイバーシ
ティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機は、前記ＴＤＭＡ携帯電
話機が、前記第１のスイッチの共通端子からの前記受信
ＴＤＭＡ信号を増幅して前記第３のスイッチに送る受信
増幅部と、前記第２のスイッチの共通端子からの前記受
信ＴＤＭＡ信号を増幅して前記第３のスイッチに送る第
２の２系受信増幅部とをさらに備え、前記制御回路が、
このＴＤＭＡ携帯電話機と前記ブースターとの接続時に
は前記第２の２系受信増幅部の電源をオフにする構成を
とることができる。
ティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機は、前記ＴＤＭＡ携帯電
話機が、前記第１のスイッチの共通端子からの前記受信
ＴＤＭＡ信号を増幅して前記第３のスイッチに送る受信
増幅部と、前記第２のスイッチの共通端子からの前記受
信ＴＤＭＡ信号を増幅して前記第３のスイッチに送る第
２の２系受信増幅部とをさらに備え、前記制御回路が、
このＴＤＭＡ携帯電話機と前記ブースターとの接続時に
は前記第２の２系受信増幅部の電源をオフにする構成を
とることができる。
【００２１】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図１は本発明の一実施の形態によるブー
スター付きアンテナ切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ
携帯電話機のブロック図である。
して説明する。図１は本発明の一実施の形態によるブー
スター付きアンテナ切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ
携帯電話機のブロック図である。
【００２２】図１を参照すると、このＴＤＭＡ電話機
は、図３の携帯電話機１Ａと類似の携帯電話機１，車載
ブースター４Ａと類似の車載ブースター４，図３と同じ
同軸ケーブル２，および新たに設けた携帯電話機１の端
子２３と車載ブースター４の端子４２とを接続する制御
線３とで構成される。なお、図１において図３と同じ符
号を付与した構成要素は、図３と同じ機能を有するので
詳細な説明を省くものとする。携帯電話機１の制御回路
１８は、制御回路１８Ａに類似の機能および後述の機能
を有する。車載ブースター４にはスイッチ４３が新たに
設けられている。スイッチ４３の共通端子は端子４１
に，第１選択端子は送受共用器４３の共通端子に，第２
選択端子は２系受信増幅部４８の出力端にそれぞれ接続
される。スイッチ４３の制御端子は、携帯電話機１と車
載ブースター４との接続時に、携帯電話機１の端子２
３，制御線３および端子４２を介して制御回路１８から
の制御信号を受ける。
は、図３の携帯電話機１Ａと類似の携帯電話機１，車載
ブースター４Ａと類似の車載ブースター４，図３と同じ
同軸ケーブル２，および新たに設けた携帯電話機１の端
子２３と車載ブースター４の端子４２とを接続する制御
線３とで構成される。なお、図１において図３と同じ符
号を付与した構成要素は、図３と同じ機能を有するので
詳細な説明を省くものとする。携帯電話機１の制御回路
１８は、制御回路１８Ａに類似の機能および後述の機能
を有する。車載ブースター４にはスイッチ４３が新たに
設けられている。スイッチ４３の共通端子は端子４１
に，第１選択端子は送受共用器４３の共通端子に，第２
選択端子は２系受信増幅部４８の出力端にそれぞれ接続
される。スイッチ４３の制御端子は、携帯電話機１と車
載ブースター４との接続時に、携帯電話機１の端子２
３，制御線３および端子４２を介して制御回路１８から
の制御信号を受ける。
【００２３】まず、携帯電話機１は、単独使用時には、
制御回路１８も含めて，図３の携帯電話機１Ａと同じ動
作をする。
制御回路１８も含めて，図３の携帯電話機１Ａと同じ動
作をする。
【００２４】次に、携帯電話機１に車載ブースター４を
接続した場合について図２を併せ参照して説明する。携
帯電話機１と車載ブースター４とを同軸ケーブル２およ
び制御線３によって接続すると、制御回路１８は端子２
３が制御線３，車載ブースター４の端子４２およびスイ
ッチ４３の制御端子に接続されたことを検出する。する
と、制御回路１８はスイッチ１５の共通端子との接続を
第１選択端子に固定するとともに、２系受信増幅部１６
の電源をオフにする。同時に制御回路１８は、受信ＴＤ
ＭＡ信号の受信タイミング（ＲＸスロット）には、１系
受信増幅部４６からの受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ａまたは２
系受信増幅部４８からの受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ｂのどち
らかをスイッチ４３の共通端子から出力するように制御
する。なお、制御回路１８は受信回路１３から受けるデ
ィジタル信号に基づいて、受信ＴＤＭＡ信号Ｓ２等，受
信ＴＤＭＡ信号の受信タイミング，送信ＴＤＭＡ信号Ｓ
１の送信タイミング（ＴＸスロット）およびＭスロット
を認識している。
接続した場合について図２を併せ参照して説明する。携
帯電話機１と車載ブースター４とを同軸ケーブル２およ
び制御線３によって接続すると、制御回路１８は端子２
３が制御線３，車載ブースター４の端子４２およびスイ
ッチ４３の制御端子に接続されたことを検出する。する
と、制御回路１８はスイッチ１５の共通端子との接続を
第１選択端子に固定するとともに、２系受信増幅部１６
の電源をオフにする。同時に制御回路１８は、受信ＴＤ
ＭＡ信号の受信タイミング（ＲＸスロット）には、１系
受信増幅部４６からの受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ａまたは２
系受信増幅部４８からの受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ｂのどち
らかをスイッチ４３の共通端子から出力するように制御
する。なお、制御回路１８は受信回路１３から受けるデ
ィジタル信号に基づいて、受信ＴＤＭＡ信号Ｓ２等，受
信ＴＤＭＡ信号の受信タイミング，送信ＴＤＭＡ信号Ｓ
１の送信タイミング（ＴＸスロット）およびＭスロット
を認識している。
【００２５】制御回路１８による上述の制御により、受
信ＴＤＭＡ信号の受信タイミングにはスイッチ１５の共
通端子から受信ＴＤＭＡ信号が生じ、受信回路１３から
ディジタル信号が制御回路１８に供給される。制御回路
１８は、この受信ＴＤＭＡ信号を受けることによって生
じるディジタル信号に基づいて、送信ＴＤＭＡ信号Ｓ１
の送信タイミングを決定し、この送信タイミングに従っ
てスイッチ４３を切り替える。つまり、制御回路１８
は、車載ブースター４から送信ＴＤＭＡ信号Ｓ６を送信
するときにはスイッチ４３の共通端子を第１選択端子に
接続し、受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ａまたはＳ８ｂを受ける
ときにはスイッチ４３の共通端子を第１選択端子または
第２選択端子の該当する選択端子に接続する（図２のス
イッチ４３の切替参照）。なお、スイッチ１５および４
３は、送信ＴＤＭＡ信号と受信ＴＤＭＡ信号とを高速で
切り替える必要があるので、トランジスタスイッチを用
いるとよい。
信ＴＤＭＡ信号の受信タイミングにはスイッチ１５の共
通端子から受信ＴＤＭＡ信号が生じ、受信回路１３から
ディジタル信号が制御回路１８に供給される。制御回路
１８は、この受信ＴＤＭＡ信号を受けることによって生
じるディジタル信号に基づいて、送信ＴＤＭＡ信号Ｓ１
の送信タイミングを決定し、この送信タイミングに従っ
てスイッチ４３を切り替える。つまり、制御回路１８
は、車載ブースター４から送信ＴＤＭＡ信号Ｓ６を送信
するときにはスイッチ４３の共通端子を第１選択端子に
接続し、受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ａまたはＳ８ｂを受ける
ときにはスイッチ４３の共通端子を第１選択端子または
第２選択端子の該当する選択端子に接続する（図２のス
イッチ４３の切替参照）。なお、スイッチ１５および４
３は、送信ＴＤＭＡ信号と受信ＴＤＭＡ信号とを高速で
切り替える必要があるので、トランジスタスイッチを用
いるとよい。
【００２６】受信ＴＤＭＡ信号の受信タイミングに、制
御回路１８がスイッチ４３の選択端子を選択する制御手
順について以下に説明する。スイッチ１５の共通端子を
第１選択端子に固定接続し，送信ＴＤＭＡ信号Ｓ１の送
信タイミングを決定したあと、制御回路１８は、最初の
Ｍスロットにおいてスイッチ４３の第１選択端子と第２
選択端子とを交互に接続する（図２のスイッチ４３の切
替（拡大）参照）。すると、受信回路１３は受信ＴＤＭ
Ａ信号Ｓ４のレベルＬ１および受信ＴＤＭＡ信号Ｓ５の
レベルＬ２を交互に測定する（図２の受信レベルＬ１，
Ｌ２参照）。この例では、レベルＬ１が大きいので、制
御回路１８は受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ａが携帯電話機１に
供給されるように、スイッチ４３の共通端子と第１選択
端子とを接続する。逆に、レベルＬ２が大きいと、制御
回路１８は受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ｂが携帯電話機１に供
給されるように、スイッチ４３の共通端子と第２選択端
子とを接続する。
御回路１８がスイッチ４３の選択端子を選択する制御手
順について以下に説明する。スイッチ１５の共通端子を
第１選択端子に固定接続し，送信ＴＤＭＡ信号Ｓ１の送
信タイミングを決定したあと、制御回路１８は、最初の
Ｍスロットにおいてスイッチ４３の第１選択端子と第２
選択端子とを交互に接続する（図２のスイッチ４３の切
替（拡大）参照）。すると、受信回路１３は受信ＴＤＭ
Ａ信号Ｓ４のレベルＬ１および受信ＴＤＭＡ信号Ｓ５の
レベルＬ２を交互に測定する（図２の受信レベルＬ１，
Ｌ２参照）。この例では、レベルＬ１が大きいので、制
御回路１８は受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ａが携帯電話機１に
供給されるように、スイッチ４３の共通端子と第１選択
端子とを接続する。逆に、レベルＬ２が大きいと、制御
回路１８は受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ｂが携帯電話機１に供
給されるように、スイッチ４３の共通端子と第２選択端
子とを接続する。
【００２７】上述のとおり、受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８ａお
よびＳ８ｂのうちのレベルの高い方がスイッチ４３によ
って選択されたあと、受信ＴＤＭＡ信号の受信タイミン
グとなり（図２の携帯電話機およびスイッチ４３の切替
え参照）、このＴＤＭＡ電話機は、１系アンテナ５２ま
たは２系アンテナ５３のうちの受信レベルの高い受信Ｔ
ＤＭＡ信号を車載ブースター４のスイッチ４３によって
切替受信するアンテナ切替ダイバーシティ方式を成立さ
せている。
よびＳ８ｂのうちのレベルの高い方がスイッチ４３によ
って選択されたあと、受信ＴＤＭＡ信号の受信タイミン
グとなり（図２の携帯電話機およびスイッチ４３の切替
え参照）、このＴＤＭＡ電話機は、１系アンテナ５２ま
たは２系アンテナ５３のうちの受信レベルの高い受信Ｔ
ＤＭＡ信号を車載ブースター４のスイッチ４３によって
切替受信するアンテナ切替ダイバーシティ方式を成立さ
せている。
【００２８】ここで、携帯電話機１と車載ブースター４
との接続を詳細に説明すると、同軸ケーブル２と制御線
３とは、携帯電話機１側をＩＯコネクタに接続し、車載
ブースター４側を任意の位置に設けた端子４１および４
２にそれぞれ接続している。ＩＯコネクタは同軸ケーブ
ル２本と複数の接続線をセットで接続するコネクタであ
る。このＩＯコネクタを携帯電話機１のスイッチ２１，
２２および端子２３の位置に差し込むと、スイッチ２１
および２２は、共通端子への接続が第１選択端子から第
２選択端子に切り替わる。また、制御回路１８による端
子２３と制御線３との接続検出は、ＩＯコネクタの接続
線の２つの端子を接続し、制御回路１８に接続された２
つの端子（図示せず）とＩＯコネクタの上記２つの接続
線用端子との接続完了を検出することによって行う。
との接続を詳細に説明すると、同軸ケーブル２と制御線
３とは、携帯電話機１側をＩＯコネクタに接続し、車載
ブースター４側を任意の位置に設けた端子４１および４
２にそれぞれ接続している。ＩＯコネクタは同軸ケーブ
ル２本と複数の接続線をセットで接続するコネクタであ
る。このＩＯコネクタを携帯電話機１のスイッチ２１，
２２および端子２３の位置に差し込むと、スイッチ２１
および２２は、共通端子への接続が第１選択端子から第
２選択端子に切り替わる。また、制御回路１８による端
子２３と制御線３との接続検出は、ＩＯコネクタの接続
線の２つの端子を接続し、制御回路１８に接続された２
つの端子（図示せず）とＩＯコネクタの上記２つの接続
線用端子との接続完了を検出することによって行う。
【００２９】上述のとおり本実施の形態によるＴＤＭＡ
携帯電話機では、携帯電話機１と車載ブースター４との
間の送信ＴＤＭＡ信号Ｓ１および受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８
を同軸ケーブル２一本だけを用いて伝送するので、高価
でしかもスイッチ２１等との接続方法が複雑な同軸ケー
ブルを少なくできるという効果がある。
携帯電話機では、携帯電話機１と車載ブースター４との
間の送信ＴＤＭＡ信号Ｓ１および受信ＴＤＭＡ信号Ｓ８
を同軸ケーブル２一本だけを用いて伝送するので、高価
でしかもスイッチ２１等との接続方法が複雑な同軸ケー
ブルを少なくできるという効果がある。
【００３０】また、携帯電話機１では、車載ブースター
４との接続時に、制御回路１８が２系受信増幅部１６の
電源をオフにしているので、消費電流が少くてすむとい
う効果がある。
４との接続時に、制御回路１８が２系受信増幅部１６の
電源をオフにしているので、消費電流が少くてすむとい
う効果がある。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ＴＤＭＡ
携帯電話機が、単独使用時には第１の１系アンテナから
の受信ＴＤＭＡ信号と第１の２系アンテナからの受信Ｔ
ＤＭＡ信号のうちのレベルの高い方の受信ＴＤＭＡ信号
を第１の制御信号の制御に従って選択しブースターとの
接続時には前記ブースターからの受信ＴＤＭＡ信号を第
２の制御信号の制御に従って選択する受信ＴＤＭＡ信号
選択手段と、選択された前記受信ＴＤＭＡ信号からディ
ジタル信号を再生するとともにこの受信ＴＤＭＡ信号の
レベルを測定する受信回路と、前記ブースターとの接続
状態と測定された前記受信ＴＤＭＡ信号のレベルと前記
ディジタル信号とに応答して前記第１の制御信号および
前記第２の制御信号のいずれかを生じる制御回路とを備
え、前記ブースターが、前記第２の制御信号に従い，前
記受信ＴＤＭＡ信号の受信タイミングでは前記第２の１
系アンテナから受けた前記受信ＴＤＭＡ信号と前記第２
の２系アンテナから受けた前記受信ＴＤＭＡ信号のうち
のレベルの高い方を選択出力し前記送信ＴＤＭＡ信号の
送信タイミングでは前記ＴＤＭＡ携帯電話機からの前記
第１の送信ＴＤＭＡ信号の入力を活性化せしめるＴＤＭ
Ａ信号選択手段を備えるので、前記ＴＤＭＡ携帯電話機
と前記ブースターとを接続する高価でしかも前記スイッ
チ等との接続方法が複雑な同軸ケーブルを前記受信信号
選択手段のスイッチと前記ブースターとを接続する１本
だけに削減できるという効果がある。
携帯電話機が、単独使用時には第１の１系アンテナから
の受信ＴＤＭＡ信号と第１の２系アンテナからの受信Ｔ
ＤＭＡ信号のうちのレベルの高い方の受信ＴＤＭＡ信号
を第１の制御信号の制御に従って選択しブースターとの
接続時には前記ブースターからの受信ＴＤＭＡ信号を第
２の制御信号の制御に従って選択する受信ＴＤＭＡ信号
選択手段と、選択された前記受信ＴＤＭＡ信号からディ
ジタル信号を再生するとともにこの受信ＴＤＭＡ信号の
レベルを測定する受信回路と、前記ブースターとの接続
状態と測定された前記受信ＴＤＭＡ信号のレベルと前記
ディジタル信号とに応答して前記第１の制御信号および
前記第２の制御信号のいずれかを生じる制御回路とを備
え、前記ブースターが、前記第２の制御信号に従い，前
記受信ＴＤＭＡ信号の受信タイミングでは前記第２の１
系アンテナから受けた前記受信ＴＤＭＡ信号と前記第２
の２系アンテナから受けた前記受信ＴＤＭＡ信号のうち
のレベルの高い方を選択出力し前記送信ＴＤＭＡ信号の
送信タイミングでは前記ＴＤＭＡ携帯電話機からの前記
第１の送信ＴＤＭＡ信号の入力を活性化せしめるＴＤＭ
Ａ信号選択手段を備えるので、前記ＴＤＭＡ携帯電話機
と前記ブースターとを接続する高価でしかも前記スイッ
チ等との接続方法が複雑な同軸ケーブルを前記受信信号
選択手段のスイッチと前記ブースターとを接続する１本
だけに削減できるという効果がある。
【００３２】また、本発明は、前記ＴＤＭＡ携帯電話機
が前記受信ＴＤＭＡ信号選択手段からの受信ＴＤＭＡ信
号を増幅する受信増幅部と単独使用時に前記第１の２系
アンテナからの受信ＴＤＭＡ信号を増幅する２系受信増
幅部とを備え，これら受信増幅部からの受信ＴＤＭＡ信
号のうちレベルの高い方を前記受信回路に送る場合に
は、前記ＴＤＭＡ携帯電話機と前記ブースターとの接続
時には、前記制御回路が前記２系受信増幅部の電源をオ
フにするので、このＴＤＭＡ携帯電話機の消費電流を減
少できるという効果がある。
が前記受信ＴＤＭＡ信号選択手段からの受信ＴＤＭＡ信
号を増幅する受信増幅部と単独使用時に前記第１の２系
アンテナからの受信ＴＤＭＡ信号を増幅する２系受信増
幅部とを備え，これら受信増幅部からの受信ＴＤＭＡ信
号のうちレベルの高い方を前記受信回路に送る場合に
は、前記ＴＤＭＡ携帯電話機と前記ブースターとの接続
時には、前記制御回路が前記２系受信増幅部の電源をオ
フにするので、このＴＤＭＡ携帯電話機の消費電流を減
少できるという効果がある。
【図１】本発明の一実施の形態によるブースター付きア
ンテナ切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機の
ブロック図である。
ンテナ切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機の
ブロック図である。
【図２】本発明に関わるタイミング図である。
【図３】従来技術によるブースター付きアンテナ切替ダ
イバーシティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機のブロック図で
ある。
イバーシティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機のブロック図で
ある。
１ 携帯電話機 ２，５ 同軸ケーブル ３ 制御線 ４ 車載ブースター １１ 送信回路 １２，４４，４７ 送受共用器 １３ 受信回路 １４ 受信増幅部（ＲＸ） １５，２１，２２，４３ スイッチ １６，４８ ２系受信増幅部（２系ＲＸ） １７，４９ 帯域通過ろ波器（ＢＰＦ） １８ 制御回路 １９ 受話器 ２０ 送話器 ２３，４１，４２，５０，５１ 端子 ２４，５２ １系アンテナ ２５，５３ ２系アンテナ ４５ 送信増幅部 ４６ １系受信増幅部（１系ＲＸ）
Claims (5)
- 【請求項１】 単独使用時には第１の送信ＴＤＭＡ信号
を送信するとともに基地局からの受信ＴＤＭＡ信号を受
ける第１の１系アンテナと，単独使用時には前記基地局
からの前記受信ＴＤＭＡ信号を受ける第１の２系アンテ
ナを少くとも有するアンテナ切替ダイバーシティ方式用
のＴＤＭＡ携帯電話機と、前記ＴＤＭＡ携帯電話機との
接続時には、前記ＴＤＭＡ携帯電話機から受けた前記第
１の送信ＴＤＭＡ信号を増幅した第２の送信ＴＤＭＡ信
号を送信するとともに前記基地局からの前記受信ＴＤＭ
Ａ信号を受ける第２の１系アンテナと，前記基地局から
の前記受信ＴＤＭＡ信号を受ける第２の２系アンテナを
少くとも有するブースターとを備えるブースター付きア
ンテナ切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機に
おいて、 前記ＴＤＭＡ携帯電話機が、単独使用時には前記第１の
１系アンテナからの受信ＴＤＭＡ信号と前記第１の２系
アンテナからの受信ＴＤＭＡ信号のうちのレベルの高い
方の受信ＴＤＭＡ信号を第１の制御信号の制御に従って
選択し前記ブースターとの接続時には前記ブースターか
らの受信ＴＤＭＡ信号を第２の制御信号の制御に従って
選択する受信ＴＤＭＡ信号選択手段と、前記第１の送信
ＴＤＭＡ信号を生じる送信回路と、選択された前記受信
ＴＤＭＡ信号からディジタル信号を再生するとともにこ
の受信ＴＤＭＡ信号のレベルを測定する受信回路と、前
記ブースターとの接続状態と測定された前記受信ＴＤＭ
Ａ信号のレベルと前記ディジタル信号とに応答して前記
第１の制御信号および前記第２の制御信号のいずれかを
生じる制御回路とを備え、 前記ブースターが、前記第２の制御信号に従い，前記受
信ＴＤＭＡ信号の受信タイミングでは前記第２の１系ア
ンテナから受けた前記受信ＴＤＭＡ信号と前記第２の２
系アンテナから受けた前記受信ＴＤＭＡ信号のうちのレ
ベルの高い方を選択出力し前記送信ＴＤＭＡ信号の送信
タイミングでは前記ＴＤＭＡ携帯電話機からの前記第１
の送信ＴＤＭＡ信号の入力を活性化せしめるＴＤＭＡ信
号選択手段と、前記ＴＤＭＡ信号選択手段からの前記第
１の送信ＴＤＭＡ信号を増幅して前記第２の送信ＴＤＭ
Ａ信号を生じる送信増幅部とを備え、 前記ＴＤＭＡ携帯電話機と前記ブースターとの接続時
に、前記第１の送信ＴＤＭＡ信号を前記ＴＤＭＡ携帯電
話機から前記ブースターに伝送するとともに選択出力さ
れた前記受信ＴＤＭＡ信号を前記ブースターから前記Ｔ
ＤＭＡ携帯電話機に伝送する同軸ケーブルと、前記第２
の制御信号を前記ＴＤＭＡ携帯電話機から前記ブースタ
ーに伝送する制御線とをさらに備えることを特徴とする
ブースター付きアンテナ切替ダイバーシティ方式用ＴＤ
ＭＡ携帯電話機。 - 【請求項２】 前記受信ＴＤＭＡ信号選択手段が、前記
ＴＤＭＡ携帯電話機の単独使用時には共通端子と前記第
１の１系アンテナ接続の第１選択端子とを接続し，前記
ブースターとの接続時には前記共通端子と第２選択端子
とを接続する第１のスイッチと、前記単独使用時には共
通端子と前記第１の２系アンテナ接続の第１選択端子と
を接続する第２のスイッチと、前記第１のスイッチの共
通端子からの受信ＴＤＭＡ信号および前記２のスイッチ
の共通端子からの受信ＴＤＭＡ信号のうちレベルの高い
方を前記第１の制御信号に従って選択する第３のスイッ
チとを備え、 前記ＴＤＭＡ信号選択手段が、前記送信ＴＤＭＡ信号の
送信タイミングでは共通端子と第１選択端子とを接続
し，前記受信ＴＤＭＡ信号の受信タイミングでは前記記
共通端子と前記第１選択端子および第２選択端子のうち
の前記受信ＴＤＭＡ信号のレベルの高い方に接続の選択
端子とを前記第２の制御信号に従って接続する第４のス
イッチであり、 前記送信増幅部が、前記第４のスイッチの第１選択端子
からの前記第１の送信ＴＤＭＡ信号から前記第２の１系
アンテナに送る前記第２の送信ＴＤＭＡ信号を生じ、 前記ブースターが、前記第２の１系アンテナからの前記
受信ＴＤＭＡ信号を増幅し，この増幅された受信ＴＤＭ
Ａ信号を前記第４のスイッチの第１選択端子に送る１系
受信増幅部と、前記第２の２系アンテナからの前記受信
ＴＤＭＡ信号を増幅し，この増幅された受信ＴＤＭＡ信
号を前記第４のスイッチの第２選択端子に送る第１の２
系受信増幅部とをさらに備えることを特徴とする請求項
１記載のブースター付きアンテナ切替ダイバーシティ方
式用ＴＤＭＡ携帯電話機。 - 【請求項３】 前記送信増幅部の出力端と前記１系受信
増幅部の入力端とが、前記第２の１系アンテナに共通端
子が接続されたアンテナ端送受共用器の互いに異なる分
波端子にそれぞれ接続され、 前記送信増幅部の入力端と前記１系受信増幅部の出力端
とが、前記第４のスイッチの第１選択端子に共通端子が
接続されたスイッチ端送受共用器の互いに異なる分波端
子にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項２
記載のブースター付きアンテナ切替ダイバーシティ方式
用ＴＤＭＡ携帯電話機。 - 【請求項４】 前記制御回路が、前記受信回路からの前
記ディジタル信号に基づいて前記第１の送信ＴＤＭＡ信
号の送信タイミングを決定するとともに，前記ＴＤＭＡ
携帯電話機と前記ブースターとの接続時には前記送信タ
イミングに同期する前記第２の制御信号を生じ、 前記制御線が、前記ＴＤＭＡ携帯電話機と前記ブースタ
ーとの接続時に，前記第２の制御信号を前記制御回路と
前記第４のスイッチの制御端子との間で伝送することを
特徴とする請求項２記載のブースター付きアンテナ切替
ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ携帯電話機。 - 【請求項５】 前記ＴＤＭＡ携帯電話機が、前記第１の
スイッチの共通端子からの前記受信ＴＤＭＡ信号を増幅
して前記第３のスイッチに送る受信増幅部と、前記第２
のスイッチの共通端子からの前記受信ＴＤＭＡ信号を増
幅して前記第３のスイッチに送る第２の２系受信増幅部
とをさらに備え、 前記制御回路が、このＴＤＭＡ携帯電話機と前記ブース
ターとの接続時には前記第２の２系受信増幅部の電源を
オフにすることを特徴とする請求項４記載のブースター
付きアンテナ切替ダイバーシティ方式用ＴＤＭＡ携帯電
話機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7301136A JP2806842B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | ブースター付きアンテナ切替ダイバーシティ方式用ｔｄｍａ携帯電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7301136A JP2806842B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | ブースター付きアンテナ切替ダイバーシティ方式用ｔｄｍａ携帯電話機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09148972A JPH09148972A (ja) | 1997-06-06 |
| JP2806842B2 true JP2806842B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=17893249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7301136A Expired - Fee Related JP2806842B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | ブースター付きアンテナ切替ダイバーシティ方式用ｔｄｍａ携帯電話機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2806842B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101313474B (zh) * | 2005-11-21 | 2012-07-04 | 富士通天株式会社 | 接收机设备 |
| DE102015004721A1 (de) | 2015-04-09 | 2016-10-13 | Kathrein-Werke Kg | Kompensator |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP7301136A patent/JP2806842B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09148972A (ja) | 1997-06-06 |
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