JP2806292B2 - 磁気ヘッド組立体、これを用いたハードディスク装置 - Google Patents
磁気ヘッド組立体、これを用いたハードディスク装置Info
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Description
使用される磁気ヘッド組立体とその製造方法に関する。
ィスク装置の磁気ヘッド組立体は、スライダとジンバル
スプリングとを含む。スライダは、極めて固い、耐摩耗
性を有する部材である。スライダの典型的な材料は、セ
ラミック、フェライトなどの金属酸化物焼結体である。
スライダには、磁気媒体上の磁気を電気信号に変換する
電磁変換素子が取り付けられる。また、スライダそのも
のが電磁変換器の一部を兼ねる場合もある。スライダ
は、接着剤により、ジンバルスプリングに取り付けられ
る。ジンバルスプリングは、弾性を有する金属の部材で
ある。典型的なジンバルスプリングの材料はステンレス
である。ジンバルスプリングは、スライダを磁気記録媒
体上に、弾性的に保持する。
媒体上に押圧する。したがって、磁気記録媒体が静止し
ているとき、スライダは磁気記録媒体に接触している。
磁気記録媒体が回転を始めると、スライダに浮揚力が生
じる。この浮揚力によって、スライダは浮上する。磁気
記録媒体が回転しているときは、スライダと磁気記録媒
体の間には、微小な間隙が生じる。そして、磁気記録媒
体が回転を停止すると、スライダは再び磁気記録媒体に
接触する。スライダのこのような動作をコンククト・ス
タート・ストップという。
ている。図8を参照すると、スライダ10はジンバルス
プリング20に取り付けられている。スライダ10は、
浮上面11および12を有する。
は、僅かに凸状に湾曲した形状に形成される。この湾曲
した部分は、クラウンと呼ばれる。またクラウンの高さ
Cを、以後、クラウン量Cと呼ぶ。ここで、クラウンの
高さCとは、浮上面11および12の端点XおよびYを
結ぶ直線と、浮上面11および12上でこの直線からの
距離が最大となる点Zまでの距離Cを指す。縦2mm、
横幅0.3mmの浮上面の場合、クラウン量Cは0.0
5μm程度である。クラウンを設けることにより、媒体
とスライダが吸着するのを防止することができる。ま
た、クラウンはヘッドの浮上を早める働きがある。すな
わち媒体のスピードが低くてもヘッドを媒体から早く浮
上させることができる。これは、媒体の耐久性の向上に
役立つ。また、浮上面11および12のディスク進行方
向端部には、角度約30分の面取り部が形成されてい
る。面とり部によって、スライダに浮揚力が発生する。
は、浮上中のスライダ10の運動および姿勢を一定に保
たなくてはならない。浮上中のスライダ10の運動およ
び姿勢は、スライダ10の浮上面11および12の形状
に影響される。スライダ10の運動および姿勢を一定に
保つには、浮上面11および12の形状、すなわちクラ
ウンの形状を一定に保たねばならない。
く変形することが知られている。このクラウン変形は、
クラウン量Cの変化でとらえることができる。熱変化に
伴うクラウン量Cの変化率は、50%を越えることもあ
る。
めの技術の一例(以下「従来技術」という)は、実開平
1−133362号に記載されている。この従来技術
は、磁気ヘッドをジンバルスプリングに接着したとき
に、この磁気ヘッドが変形する現象を解消することを目
的としている。この場合、磁気ヘッドの変形の原因は、
接着前後の温度差にある。なお、従来技術で磁気ヘッド
と呼ばれるものは、スライダに相当する部材である。
リングの間の熱膨張係数の相違に、磁気ヘッドの変形の
原因があると推定している。そして、磁気ヘッドとジン
バルスプリングの熱膨張係数を一致させることにより、
磁気ヘッドの変形を防止しようとしている。すなわち従
来技術では、磁気ヘッドの材料としてアルミナチタン酸
カーバイト(Al2O3TiC)を、ジンバルスプリン
グの材料として43w%Niを、それぞれ採用してい
る。この場合、磁気ヘッドおよびジンバルスプリングの
熱膨張係数は、7.9×10-6でほぼ一致する。
構成では磁気ヘッドの変形が防止できないことが、発明
者による実験によって明らかになった。以下この実験を
実験0と呼ぶ。実験0では、スライダの材料はアルミナ
チタン酸カーバイト、ジンバルスプリングの材料はNi
を42wt%含む42合金である。
イトの熱膨張係数が測定された。この結果が図10に記
載されている。この測定では、6つの試料について熱膨
張係数が測定された。測定は10℃毎に行われた。この
測定結果を平均したところ、アルミナチタン酸カーバイ
トの熱膨張係数は、0℃〜80℃の範囲で、約5.7×
10-6であることが判明した。
0-6であった。熱膨張係数差Dという量を((E1/E
2)−1)×100で定義すると、Dは約5%である。
ただし、E1はジンバルスプリングの熱膨張係数、E2
はスライダの熱膨張係数である。熱膨張係数差が5%と
いうことは、スライダの熱膨張係数とジンバルスプリン
グの熱膨張係数とがほぼ一致していることを示す。
いる。
縦軸はクラウン量Cを、それぞれ示す。図中、黒丸は温
度上昇時の測定値を、白丸は温度下降時の測定値を、そ
れぞれ示す。すなわち、この実験では、温度を20℃〜
40℃へ上昇させながらクラウン量Cを測定した後、温
度を再び20℃へ下降させながらクラウン量Cを測定し
た。この一連の測定により1回の試行としている。1回
の試行の測定値は曲線で結ばれている。実験では、クラ
ウン量Cの異なる3つのスライダ10について、3回の
試行が行われた。図11には、3回の試行の結果が示さ
れている。
クラウン量Cの変化量の平均は8nmであった。つま
り、従来技術の構成によるクラウンの変形防止効果は、
十分でないことがわかる。
み、従来のものよりも、よりクラウンの変形が少ない磁
気ヘッド組立体を提供することを目的とする。この目的
を達成するため、実験を実施した結果、ジンバルスプリ
ングの熱膨張係数をスライダの熱膨張係数よりも大きく
設定したときに、クラウンの変形がより防止できるとい
う現象を発見した。これは従来の技術常識では、予想外
の結果であった。
するため、本発明の以下の実施態様では、スライダおよ
びジンバルスプンリグの熱膨張係数が、特定の関係を満
たすように設定される。つまり、ジンバルスプリングの
変形がスライダの変形を相殺するように、両者の熱膨張
係数が設定される。より具体的には、ジンバルスプリン
グの熱膨張係数が、スライダの熱膨張係数よりも、所定
割合だけ大きく設定される。
と、このスライダが取り付けられ20℃〜80℃の熱膨
張係数が前記スライダの熱膨張係数よりも10%乃至6
0%大きい熱膨張係数を有するジンバルスプリングとを
含むように、磁気ヘッド組立体が構成される。本発明の
他の実施態様では、上述の構成の効果をより顕著にする
ために、ジンバルスプリングの熱膨張係数は、スライダ
のものよりも30%乃至50%大きく設定される。本発
明の他の実施態様では、上述の構成の効果をより顕著に
するために、ジンバルスプリングの熱膨張係数は、スラ
イダのものよりも約46%大きく設定される。
効果をより顕著なものとするために、スライダおよびジ
ンバルスプリングの材料および特性を特定するものであ
る。すなわち、本発明の他の実施態様では、以上の構成
に加え、スライダがアルミナチタン酸カーバイトを含
み、ジンバルスプリングが重量比25%乃至30%のコ
バルトと重量比8%乃至12%のクロムと重量比15%
乃至30%のニッケルとを含むように、磁気ヘッド組立
体が構成される。本発明の他の実施態様では、以上の構
成に加え、ジンバルスプリングの20℃乃至80℃にお
ける熱膨張係数が6.3×10-6乃至9.1×10-6で
あるように磁気ヘッド組立体が構成される。本発明の他
の実施態様では、上述の構成の効果をより顕著にするた
めに、ジンバルスプリングの20℃乃至50℃における
熱膨張係数が約8.3×10-6に設定される。
形が特に問題となることに鑑み、以上の構成が、浮上面
にクラウンが形成されたスライダに適用される。すなわ
ち、本発明の他の実施態様では、浮上面にクラウンが形
成されたスライダと、このスライダが取り付けられ前記
スライダの熱膨張係数よりも10%乃至60%大きい熱
膨張係数を有するジンバルスプリングとを含むように、
磁気ヘッド組立体が構成される。
に加えて、クラウンの形成方法が特定される。スライダ
の変形の原因の1つとして、クラウン形成時の問題が推
定されるためである。すなわち、本発明の他の実施態様
では、一部に凹曲面を有する治具の凹曲面に材料部材の
下面を押しつけ治具の凹曲面と材料部材の下面とを接着
する第1の工程と、材料部材の上面を平面状に形成する
第2の工程と、材料部材を治具から取り外す第3の工程
とによってクラウンが形成されたスライダが、上述の構
成に適用される。
磁気ディスク装置に適用した構造を示している。すなわ
ち、本発明の他の実施態様では、スライダと、このスラ
イダが取り付けられ、前記スライダの熱膨張係数よりも
10%乃至60%大きい熱膨張係数を有するジンバルス
プリングとを含むように、ハードディスク装置が構成さ
れる。本発明の実施態様では、磁気ヘッドと、この磁気
ヘッドが取り付けられ、前記磁気ヘッドの熱膨張係数よ
りも30%乃至50%大きい熱膨張係数を有する金属弾
性部材とを含むように、ハードディスク装置が構成され
る。
ついて説明する。
立体は、スライダ10とジンバルスプリング20とを含
む。
じ構成である。スライダ10の外径は、縦約2mm、横
約1.5mm、高さ約0.5nmである。また、クラウ
ン量Cは50μmである。スライダ10の材料は、アル
ミナチタン酸カーバイトである。アルミナチタン酸カー
バイトは、硬質セラミックである。
酸カーバイトの熱膨張係数は、公称で7.9×10-6で
ある。しかしながら、実験0に際して実施した測定で
は、本実施例のスライダ10の熱膨張係数は、20℃〜
80℃の範囲で、約5.7×10-6であった。
5mm、横幅約1.0mm、厚さ約0.05mmであ
る。ジンバルスプリング20は、CoCrNi系のバネ
材料で構成される。より具体的には、ジンバルスプリン
グ20は、コバルト20〜30wt%、クロム8〜12
wt%、およびニッケル15〜30wt%を主成分とす
る金属である。ジンバルスプリング20を構成するその
他の組成物は、主に鉄である。セイコー電子部品株式会
社製造のスプロン#200という製品は、以上の組成を
満たす恒弾性合金である。後述する比較実験では、スプ
ロン#200が、ジンバルスプリング20の材料に使用
された。
グ20の熱膨張係数は、約8.3×10-6である。した
がって、スライダ10とジンバルスプリング20の熱膨
張係数差は約46%であった。参考までに、0℃から5
0℃におけるジンバルスプリング20の熱膨張係数は、
7.3×10-6であった。
スプリング20に接着された。接着剤はエポキシ系の熱
硬化型接着剤が使用された。具体的には、東レ株式会社
製のハイゾールEA9430が使用された。
ラウンは、以下の方法で形成された。
面に形成された治具40が用いられる。また、部材30
はアルミナチタン酸カーバイトからなる。加工の後、部
材30はスライダ10になる。
において、接着剤42によって、部材30の下面が、治
具40の上面41に接着される。湾曲した上面41に接
着されることにより、部材30は湾曲する。湾曲した部
材30内には、応力が存在する。
において、部材30の上面31が平坦に加工される。
において、部材30が治具40から取り外される。この
とき、部材30内部の応力が解放される。これによっ
て、部材30の下面の湾曲は解消される。一方、これに
伴って、部材30の上面が湾曲する。この湾曲がクラウ
ンとなる。
本実施例の効果を検証するための比較実験の結果につい
て説明する。
の温度変化が測定される。実験は、熱膨張係数が異なる
3つのジンバルスプリング20に対して行われた。
と同じである。すなわち、温度を20℃から40℃へ上
昇させながらクラウン量Cを測定した後、温度を再び2
0℃へ下降させながら更にクラウン量Cを測定した。こ
の一連の測定が1回の試行となる。実験では、クラウン
量Cが異なる複数のスライダ10について、1回ずつの
試行が行われた。
されている。各図において、横軸は温度を、縦軸はクラ
ウン量Cを、それぞれ示す。図中、黒丸は温度上昇時の
測定値を、白丸は温度下降時の測定値をそれぞれ示す。
する実験結果は図4に示されている。この実験を実験1
という。実験1では、スライダ10とジンバルスプリン
グ20の熱膨張係数差は46%である。図4を参照する
と、この場合、3回の試行の全てにおいて、クラウン量
Cがほとんど変化していないことがわかる。3回の試行
の結果得られたクラウン量Cの変化量の平均は、2nm
であった。
グ20の熱膨張係数差が110%である場合の実験結果
を示す。すなわち、ジンバルスプリング20の熱膨張係
数は、12.0×10-6である。この実験を実験2とい
う。ジンバルスプリング20の材料としては、セイコー
電子部品株式会社製のスプロン#100を用いた。図5
を参照すると、4回の試行の全てにおいて、クラウン量
Cが大きく変化していることがわかる。4回の試行の結
果得られたクラウン量Cの変化量の平均は24nmであ
った。
グ20の熱膨張係数差が198%である場合の実験結果
を示す。すなわち、ジンバルスプリング20の熱膨張係
数は、17.0×10-6である。この実験を実験3とい
う。ジンバルスプリング20の材料としては、ステンレ
スを用いた。図6を参照すると、2回の試行の全てにお
いて、クラウン量Cが大きく変化していることがわか
る。2回の試行の結果得られたクラウン量Cの変化量の
平均は46nmであった。
解析結果について説明する。
ン量Cの変化量の平均を示すものである。図7におい
て、横軸は熱膨張係数差を、縦軸はクラウン量Cの変化
量の平均を、それぞれ示す。測定結果は黒丸で示されて
いる。黒丸に付された番号は、実験番号を示す。
を直線で結んだ場合、少なくとも熱膨張係数差が10%
から60%の範囲Rでは、熱膨張係数差が5%の場合よ
りも、クラウン量Cの変化が少ないことがわかる。つま
り、スライダ10とジンバルスプリング20の熱膨張係
数差を範囲Rに設定することにより、従来技術よりも有
効に、クラウンの変形を防止できることがわかる。これ
は、本発明前の技術常識に反する結果であり、予想外の
結果であった。
には、熱膨張係数差の範囲を30%から50%の範囲
R′に限定すればよい。また、さらに効果を顕著にする
ためには、熱膨張係数差を約46%に設定すればよい。
が防止できる理由について考察する。この点に関し、確
実な理由はわかっていない。しかしながら、スライダ1
0単体の変形という現象が、理由の有力な候補となると
考えられる。すなわち、スライダ10には、上述した製
造方法によりクラウンが形成される。このとき、湾曲さ
れたスライダ10内部には、応力が生じる。この応力は
治具40から分離された後も残存する。そして、温度の
上昇に伴い、この応力の影響が顕著となり、スライダ1
0が変形する。つまり、ジンバルスプリング20との熱
膨張係数の差異による影響を除いても、スライダ10は
単独で変形する。そして、ジンバルスプリング20の熱
膨張係数をスライダ10のものよりも10〜60%高く
設定することにより、スライダ10単独の変形が解消さ
れると考えられる。つまり、ジンバルスプリング20の
変形が、スライダ10単独の変形を相殺すると考えられ
る。
明する。
プリング20の材料は、熱膨張係数差が10〜60%と
なるものであれば何でも良く、上述の実施例で挙げた材
料には限定されない。例えば、スライダ10の材料とし
てチタン酸カルシウム系セラミックスを、ジンバルスプ
リング20の材料としてSUS304ステンレスを、そ
れぞれ採用した場合も、同様の効果が得られる。
置だけでなく、フロッピーディスク装置にも適用可能で
ある。本発明の構成が適用された磁気ディスク装置で
は、従来のものよりも正確に情報の読出/書込を行うこ
とができる。
バルスプリング20の熱膨張係数がスライダ10の熱膨
張係数よりも10〜60%高くなるように、磁気ヘッド
組立体が構成される。そして、このような構成を採用し
たことによって、本発明は、従来技術よりも有効に、ス
ライダ10の変形を防止することができる、という効果
を達成することができる。この結果、本発明の磁気ヘッ
ド組立体が適用される磁気ディスク装置では、従来のも
のよりも正確に情報の読出/書込を行うことができる。
観を示す斜視図。
法を示す図。
法を示す図。
結果を示す図。
結果を示す図。
結果を示す図。
結果を示す図。
測定結果を示す図。
る実験の結果を示す図。
Claims (8)
- 【請求項1】 スライダと、このスライダが接着され、
20℃乃至80℃における熱膨張係数が前記スライダの
熱膨張係数よりも10%乃至60%大きい熱膨張係数を
有するジンバルスプリングとを含み、前記スライダの浮
上面にクラウンが形成されている磁気ヘッド組立体であ
り、 前記スライダはアルミナチタン酸カーバイトを含み、 前記ジンバルスプリングは重量比25%乃至30%のコ
バルトと重量比8%乃至12%のクロムと重量比15%
乃至30%のニッケルとを含み、その他の主成分は鉄で
あることを特徴とする磁気ヘッド組立体。 - 【請求項2】 前記ジンバルスプリングの20℃乃至8
0℃における熱膨張係数が6.3×10-6乃至9.1×
10-6であることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッ
ド組立体。 - 【請求項3】 アルミナチタン酸カーバイトを含むスラ
イダと、 このスライダが接着され、20℃乃至80℃における熱
膨張係数が前記スライダの熱膨張係数よりも10%乃至
60%大きい熱膨張係数を有し、重量比25%乃至30
%のコバルトと重量比8%乃至12%のクロムと重量比
15%乃至30%のニッケルとを含み、その他の主成分
は鉄であるジンバルスプリングとを含み、前記スライダ
の浮上面にクラウンが形成されている磁気ヘッド組立体
の製造方法であり、 前記スライダの前記クラウンが、 一部に凹曲面を有する治具の前記凹曲面に材料部材の下
面を押しつけ前記治具の前記凹曲面と前記材料部材の前
記下面とを接着する第1の工程と、 前記材料部材の上面を平面状に形成する第2の工程と、 前記材料部材を前記治具から取り外す第3の工程とによ
って形成されたものであることを特徴とする磁気ヘッド
組立体の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の磁気ヘッド組立体を含む
ことを特徴とするハードディスク装置。 - 【請求項5】 前記スライダと前記ジンバルスプリング
とを接着する接着剤がエポキシ系の接着剤であることを
特徴とする請求項1記載の磁気ヘッ ド組立体。 - 【請求項6】 前記接着剤が熱硬化型の接着剤であるこ
とを特徴とする請求項5記載の磁気ヘッド組立体。 - 【請求項7】 スライダと、 このスライダが接着され、20℃乃至80℃における熱
膨張係数が前記スライダの熱膨張係数よりも10%乃至
60%大きい熱膨張係数を有するジンバルスプリングと
を含み、 前記スライダがアルミナチタン酸カーバイトを含み、 前記ジンバルスプリングが重量比25%乃至30%のコ
バルトと重量比8%乃至12%のクロムと重量比15%
乃至30%のニッケルとを含み、その他の組成物は主に
鉄であり、 前記スライダの浮上面にクラウンが形成されている磁気
ヘッド組立体であり、前記スライダの前記クラウンが、 一部に凹曲面を有する治具の前記凹曲面に材料部材の下
面を押しつけ前記治具の前記凹曲面と前記材料部材の前
記下面とを接着する第1の工程と、 前記材料部材の上面を平面状に形成する第2の工程と、 前記材料部材を前記治具から取り外す第3の工程とによ
って形成されたものであることを特徴とする磁気ヘッド
組立体 。 - 【請求項8】 前記ジンバルスプリングの20℃乃至8
0℃における熱膨張係数が6.3×10-6乃至9.1×
10-6であることを特徴とする請求項7記載の磁気ヘッ
ド組立体。
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JP7063757A JP2806292B2 (ja) | 1994-03-31 | 1995-03-23 | 磁気ヘッド組立体、これを用いたハードディスク装置 |
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JPH07320435A JPH07320435A (ja) | 1995-12-08 |
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JP7063757A Expired - Fee Related JP2806292B2 (ja) | 1994-03-31 | 1995-03-23 | 磁気ヘッド組立体、これを用いたハードディスク装置 |
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- 1995-03-23 JP JP7063757A patent/JP2806292B2/ja not_active Expired - Fee Related
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