JP2805872B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2805872B2 JP1203185A JP20318589A JP2805872B2 JP 2805872 B2 JP2805872 B2 JP 2805872B2 JP 1203185 A JP1203185 A JP 1203185A JP 20318589 A JP20318589 A JP 20318589A JP 2805872 B2 JP2805872 B2 JP 2805872B2
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豪 鎌田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ツイステッド液晶を用いた白黒表示の単純マトリクス
型の液晶表示装置に関し、 駆動パネルを通過する光の分散角度のバラツキを45°
以下として、延伸フィルム内における各波長成分の光学
軸が共通となるようにすることを目的とし、 一対の透光性の絶縁基板間にツイステッド液晶層を挟
持し、前記一対の絶縁基板の一方の外側の面に延伸フィ
ルムと偏光板を配設し、他方の外側の面に偏光板を配設
したパネル構成において、前記ツイステッド液晶層の屈
折率異方性Δnと厚さdとの積を、0.7μm以下とした
構成とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、OA機器等に多く使用されつつある液晶表示
装置、特にツイステッド液晶を用いた白黒表示の単純マ
トリクス型液晶表示装置に関する。
〔従来の技術〕
近年延伸プラスチックフィルムを液晶パネルに貼り付
けた白黒液晶表示装置が開発されている。この構成の液
晶表示パネルは、延伸プラスチックフィルム中で光を回
転させ、フィルムを出る時の光の偏光方向を一致させる
ことにより、黒を得ようとするものである。
ところが従来の液晶パネルでは、Δn・dが約1.0μ
mと大きいため、液晶パネルの光の出口でR,G,Bの分散
が大きく、そのため、延伸フィルム中での光学軸が、波
長成分により異なってしまう。即ち図示の例では、フィ
ルムのなかでの光学軸が、赤(R)はフィルムの延伸方
向に一致する方向となり、青(B)と緑(G)はフィル
ムの延伸方向と90°の方向となる。
光の回転範囲は光学軸の周りの±45°の範囲であるた
め、このようにフィルムの光学軸が2つに別れてしまう
と、すべての波長成分の偏光方向が一致することは起こ
り得ず、従って、完全な黒を得ることはできない。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のように延伸フィルム中で光の回転軸となる光学
軸が、波長成分によって異なってしまうのは、光が延伸
フィルムに入射した時の偏光方向が、フィルムの延伸方
向に対し±45°の方向に分裂するためである。
つまり、フィルムの延伸方向±45°の範囲に入射した
光は、その延伸方向を光学軸とし、上記延伸方向に対し
90°の方向±45°の範囲に入射した光は、延伸方向に対
し90°の方向を光学軸として回転する。
従来の駆動パネルでは、光が駆動パネルを出る時の分
散角度が、90°以上の範囲にばらついてしまうため、延
伸フィルム中の光学軸が波長成分により異なり、そのた
め、光の偏光角度を一致させることができない。
完全な黒を得るには、偏光板の吸収軸の方向と、延伸
フィルムを出るときのRGBの光成分の偏光角度が一致す
ることが必要である。しかし、上述したように、延伸フ
ィルムを出る時の偏光角度がRGBそれぞれで異なって
は、全ての波長成分を吸収することができない。
このような問題があるため、従来の駆動パネルに延伸
フィルムを積層した構造の液晶パネルは、完全な黒を得
ることができず、コントラストが約7と低かった。
本発明は、駆動パネルを通過する光の分散角度のバラ
ツキを45°以下として、延伸フィルム内における各波長
成分の光学軸が共通となるようにすることを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ツイステッド液晶を用いた液晶パネルを駆
動パネルとし、この駆動パネルの光の出射面に延伸フィ
ルムを貼り付け、且つ、その上と駆動パネルの光の入射
側に偏光板を配設した構成において、上記液晶の屈折率
異方性Δnと、液晶層の厚さ即ちセル厚dとの積Δn・
dを、0.7μm以下とした。
〔作用〕
第1図に、電圧をオフとした時の、駆動パネルを光が
通過する時のRGBの光の分散角度と、駆動パネルの複屈
折Δn・dとの関係を示す。
RGBの光の偏光角度はΔn・dの値が小さくなるにつ
れてばらつきも小さくなり、同図に見られるように、Δ
n・dが約0.7μm以下の範囲ではRGBの光の分散角度が
45°以下となる。
従来の液晶パネルでは、赤,緑,青の光はΔn・dが
上記0.7μmより大きいため、偏光の主軸方向は大きく
回転していた。そのため光の分散が大きく、延伸フィル
ムに入射したRGBの光学軸は単一でなく、2つ以上とな
るため、延伸フィルムにより分散を収束する作用を受け
ても収束し切れなかった。
本発明では、Δn・dを上記分散を収束し得る値の0.
7μm以下としたことにより、延伸フィルムの延伸方向
を望ましい方向に向けることにより、延伸フィルムに入
射した光の分散を収束することが可能となり、真の黒色
を得ることができ、コントラストが大幅に向上する。
なお、上記分散角度は理論上は90°以下であればよい
のであるが、分散角度が大きいと各波長成分の光学軸を
一致させることが困難である。分散角度が45°以下であ
れば、各波長成分の光学軸を共通とすることが容易であ
る。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面により説明する。第2図
は本実施例の構造を示す断面図、第3図は本実施例にお
いて、駆動パネルと延伸フィルム中でRGBの各光成分が
それぞれどのように偏光されるかを示す図である。
本実施例では、ツイステッド液晶としてスーパー・ツ
イステッド・ネマティック(STN型)液晶を用い、その
液晶層4の複屈折Δn・dを凡そ0.6μmとした。
延伸フィルム5は光の分散の補正用なので、そのΔn
・dは液晶層4のΔn・dより小さい値、即ち、0.2μ
mから0.6μmの間で選択することが望ましく、第3図
に示す例では約0.3μmとした。
本実施例の液晶パネル内の光伝播は、第3図に見られ
る如く、RGB各光成分の偏光角のバラツキは小さく、駆
動パネルを出る時の光の分散角度は、約20°である。そ
こで、この分散角度の中央付近に延伸フィルム5の延伸
方向を略一致させておく。このようにした本実施例で
は、延伸フィルム5内でRGB各光成分は、延伸フィルム
5の延伸方向を共通の光学軸として偏光され、延伸フィ
ルム5を出る時のRGB各光成分の偏光方向は、延伸方向
とほぼ一致し、光の分散はほぼ吸収される。
従って、偏光板(アナライザ)6′の吸収軸方向を上
記延伸方向と一致させておくことにより、各光成分とも
偏光板6′で吸収されて、光の透過量が非常に小さい状
態を実現でき、ほぼ真の黒が実現される。
なお上記説明中の、延伸方向と偏光板の吸収軸の方向
は、勿論完全に一致することが望ましいが、実用上は凡
そ±20°の範囲で一致していればよいであろう。
このように本実施例では、電圧オフ時の光の透過量を
非常に小さくできるので、コントラストが大きくなり、
本発明を用いて作製した液晶パネルにおいては、コント
ラストが20以上の白黒表示を実現することができた。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明によれば、コントラストが増
大し、液晶表示装置の品質向上に寄与するところが大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、 第2図は本発明一実施例の構造を示す断面図、 第3図は上記一実施例における非選択電圧がかかってい
る時の光の伝播状態を示す図、 第4図は従来の液晶パネルにおける非選択電圧がかかっ
ている時の光の伝播状態を示す図である。 図において、1,1′は透光性を有する絶縁基板(ガラス
基板)、4はツイステッド液晶、5は延伸フィルム、6,
6′は偏光板、Δnは屈折率異方性、dはセル厚を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 誠 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−14118(JP,A) 特開 平3−28823(JP,A) 特開 平2−176628(JP,A) 特開 平2−37321(JP,A) 特開 平2−37319(JP,A) 特開 平2−37318(JP,A) 特開 平2−19835(JP,A) 特開 平2−19834(JP,A) 特開 平2−19833(JP,A) 特開 平2−19830(JP,A) 特開 平2−19829(JP,A) 特開 平2−19828(JP,A) 特開 平2−10318(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/1335

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の透光性の絶縁基板間にツイステッド
    液晶層を挟持し、前記一対の絶縁基板の一方の外側の面
    に延伸フイルムと偏光板を配設し、他方の外側の面に偏
    光板を配設したパネル構成において、 前記ツイステッド液晶層の屈折率異方性Δnと厚さdと
    の積を0.7μm以下とするとともに、前記延伸フイルム
    の延伸方向とその上に配設された前記偏光板の吸収軸方
    向とを略一致させた ことを特徴とする液晶表示装置。
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