JP2805350B2 - 自動ゲート - Google Patents

自動ゲート

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JP2805350B2
JP2805350B2 JP20646489A JP20646489A JP2805350B2 JP 2805350 B2 JP2805350 B2 JP 2805350B2 JP 20646489 A JP20646489 A JP 20646489A JP 20646489 A JP20646489 A JP 20646489A JP 2805350 B2 JP2805350 B2 JP 2805350B2
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史直 谷富
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動ゲートに係り、水流から受ける負荷によ
り扉体に振動が発生した場合には、これを検知して扉体
を作動させ、振動を停止させるようにしたものである。
(従来の技術) 自動ゲートとして、水路に制水用扉体を設置し、水位
が計画水位に達したならば、扉体を自動的に作動させて
水路を開閉するようにしたものが広く実施されている。
(発明が解決しようとする課題) ところでこの種自動ゲートにあっては、水流から受け
る負荷によって扉体が異常振動し、これにともなって異
常振動音を発生する場合があり、単に環境騒音上の問題
だけでなく、装置の耐久性上からも問題があった。
そこで本発明は、上記のような異常振動や異常振動音
の発生を防止できる手段を備えた自動ゲートを提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) このために本発明は、水路に設けられた制水用扉体
と、この扉体を作動させて水路を開閉する駆動装置とを
備えた自動ゲートにおいて、上記扉体が水流から受ける
負荷により振動するのを検出する振動検出器を設け、こ
の振動検出器からの信号により、上記駆動装置を駆動し
て、上記扉体を作動させるようにしたものである。
(作用) 上記構成において、水流から受ける負荷により扉体1
に振動が発生した場合には、これを振動検出器24により
検知し、駆動装置11〜19を駆動して扉体1を転倒させる
などして振動モードを変え、振動を停止させる。
(実施例1) 次に、図面を参照しながら本発明の実施例を説明す
る。
第1図は転倒式自動ゲートの側面図、第2図は正面図
であって、1は制水用扉体であり、ヒンジ部2を介し
て、水路の床上に回転自在に立設されている。3は扉体
1の上部に設けられた補強用ドラムであって、その側部
にプーリ4が連結されている。5は水路の内壁面に設け
られた戸当りであって、プーリ4は戸当り5の内方に位
置している。10は水路壁上に設けられたボックスであっ
て、その内部には、以下に述べる扉体1の駆動装置11〜
19が収納されている。
11は回転軸であって、その先端部にはドラム12が、ま
た後端部にはハンドル13が取り付けられている。ドラム
12には巻上げ用ワイヤ14が巻装されている。このワイヤ
14は上記プーリ4を周回し、その先端部は止具15に取着
されている。16は回転軸11に取り付けられた爪車であっ
て、第3図に示すように、ストッパー17が係脱自在に係
合している。18はストッパー17の支点、19はストッパー
17を時計方向、すなわち爪車16に係合する方向に付勢す
るばねである。
このストッパー17は、爪車16がワイヤ14の巻上げ方
向、すなわち扉体1の起立方向aに回転するのは許容す
るが、ワイヤ14の巻き戻し方向、すなわち扉体1の転倒
方向bに回転するのは阻止する。したがって扉体1の起
立状態において、ストッパー17は爪車16に係合してロッ
クし、扉体1が自重や背水圧によりヒンジ部2を中心に
回転して転倒するのを阻止している。また転倒した扉体
1を起立させるときは、ハンドル13を操作して、爪車16
を矢印a方向に回転させれば、ワイヤ14は巻き上げら
れ、扉体1は起立する。このように上記各構成要素11〜
19は、扉体1の起伏させるための駆動装置を構成してい
る。
20は戸当り5の内方に設けられたフロート室、21はそ
の内部に設けられた水位検知器としてのフロートであ
る。フロート21には細杆22が立設されており、細杆22
は、ワイヤ23により上記ストッパー17と連結されてい
る。扉体1の上流側の水位が計画水位に達すると、水は
フロート室20に流入してフロート21は浮上する。すると
ストッパー17は細杆22により引き上げられて爪車16から
離脱し(第3図鎖線参照)、爪車16のロック状態は解除
されて、扉体1は転倒する。
24は、戸当り5の内面に装着された振動検出器であっ
て、扉体1は振動すると、その振動は戸当り5を介して
この振動検出器24に伝達される。25はこの振動検出器24
が接続され電気回路部、26はこの電気回路部25に制御さ
れる上記ストッパー17の駆動手段としてのソレノイドで
あり、このソレノイド26の突没子26aは、ストッパー17
の後端部に連結されている。したがってこの突没子26a
が退去すると、ストッパー17は第3図鎖線に示すように
上方へ回転して爪車16から離脱し、爪車16のロック状態
は解除される。
本装置は上記のような構成より成り、扉体1の上流側
の水位が計画水位に達すると、フロート21は上昇し、ス
トッパー17は爪車16から離脱して、扉体1は床上に転倒
する。またハンドル13を操作して、爪車16を矢印a方向
に回転させると、ワイヤ14はドラム12に巻き上げられ、
扉体1は起立する。
ところでこの種自動ゲートにあっては、例えば越流水
深がある一定の所で、扉体が異常振動し、これにともな
って異常振動音を発生する場合がある。このような場
合、扉体1の振動は振動検出器24により検知され、ソレ
ノイド26の突没子26aは退去する。するとストッパー17
は上方に回転して、爪車16から離脱し、扉体1が転倒す
ることにより振動モードが変り、振動は停止する。この
場合、扉体の転倒量は自由であって、床上まで完全に転
倒させてもよく、あるいは第1図鎖線にて示すように、
若干転倒させてもよい。この転倒量の設定は、電気回路
部25によるソレノイド26の作動時間を調整するなどし
て、簡単に行うことができる。
(実施例2) 第4図は自動ゲートとしてのフラップ付ゲートであっ
て、31はローラゲート、32はローラゲート32上にヒンジ
部33を介して回転自在に立設された制水用扉体である。
34は扉体32の巻上げ用ワイヤ、35はワイヤ34の巻取り用
ドラム、36はドラム35の駆動用モータであり、これらの
構成要素34〜36は、扉体33を起伏させる駆動装置を構成
している。24は上部戸当り37装着された振動検出器であ
る。
したがってこのものも、扉体32が越流水から受ける負
荷により異常振動すると、振動検出器24がこれを検出
し、その出力信号により、モータ36が駆動して扉体33を
転倒させることにより駆動モードを変え、振動を停止さ
せる。
(実施例3) 第5図は昇降式自動ゲートであって、41は床上に立設
された支柱、42はこの支柱41に配設された制水用扉体、
43は扉体42に立設されたピンラック、44は支柱41上に配
設されて、このピンラック43に係合するギヤを有するギ
ヤボックス、45は駆動用モータであり、これらの構成要
素43〜45は、扉体42を昇降させる駆動装置を構成してい
る。
支柱41上には、振動検出器24が設けられており、扉体
42の下方を流れる水流の負荷により、扉体42が異常振動
すると、これを検出し、その出力信号によりモータ45を
作動させて、扉体42を上昇させ、振動を停止させる。こ
のように本発明は、種々の形式の自動ゲートに適用する
ことができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、水路に設けられた制水
用扉体と、この扉体を作動させて水路を開閉する作動装
置とを備えた自動ゲートにおいて、上記扉体が水流から
受ける負荷により振動するのを検出する振動検出器を設
け、この振動検出器からの信号により、上記駆動装置を
駆動して、上記扉体を作動させるようにしているので、
水流から受ける負荷によって扉体1が異常振動した場合
には、これを振動検出器24により検出して扉体1を作動
させることにより振動モードを変え、この異常振動を速
かに停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すものであって、第1図は転倒
式自動ゲートの側面図、第2図は同正面図、第3図は要
部の側面図、第4図はフラップ付ゲートの側面図、第5
図は昇降式自動ゲートの側面図である。 1,33,42……扉体 11〜19、34〜36,43〜45……駆動装置 24……振動検出器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水路に設けられた制水用扉体と、この扉体
    を作動させて水路を開閉する駆動装置とを備えた自動ゲ
    ートにおいて、上記扉体が水流から受ける負荷により振
    動するのを検出する振動検出器を設け、この振動検出器
    からの信号により、上記駆動装置を駆動して、上記扉体
    を作動させるようにしたことを特徴とする自動ゲート。
JP20646489A 1989-08-08 1989-08-08 自動ゲート Expired - Fee Related JP2805350B2 (ja)

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GB2424043A (en) * 2005-03-12 2006-09-13 Siemens Ind Turbomachinery Ltd A tilting pad bearing assembly

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