JP2964046B2 - 転倒ゲート - Google Patents
転倒ゲートInfo
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- JP2964046B2 JP2964046B2 JP23860890A JP23860890A JP2964046B2 JP 2964046 B2 JP2964046 B2 JP 2964046B2 JP 23860890 A JP23860890 A JP 23860890A JP 23860890 A JP23860890 A JP 23860890A JP 2964046 B2 JP2964046 B2 JP 2964046B2
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- door
- door body
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は転倒ゲートに係り、扉体巻き上げるワイヤに
テンションを付与する重錘を設けることにより、ワイヤ
が水中で不要に揺遊しないようにしたものである。
テンションを付与する重錘を設けることにより、ワイヤ
が水中で不要に揺遊しないようにしたものである。
(従来の技術) 水路に設置される制水装置として、転倒堰が広く実施
されている。転倒ゲートは、扉体をヒンジ部に中心に回
転自在に河床上に設置されており、上流側水位が高くな
ると、自動的若しくは手動的に扉体を転倒させて、上流
の水を下流へ放流する。また水位が下がれば、巻上げ機
によりワイヤを巻き上げて、扉体を起立させるようにな
っている。
されている。転倒ゲートは、扉体をヒンジ部に中心に回
転自在に河床上に設置されており、上流側水位が高くな
ると、自動的若しくは手動的に扉体を転倒させて、上流
の水を下流へ放流する。また水位が下がれば、巻上げ機
によりワイヤを巻き上げて、扉体を起立させるようにな
っている。
この種転倒ゲートとして、扉体を浮力を付与するフロ
ートを設けることにより、上記のように扉体が転倒した
後、水位が上昇すると、扉体が自動的に起立して、下流
側の水が上流側へ逆流しないようにしたものが知られて
いる。このような自力浮上式ゲートは、防潮ゲートなど
として、農地と潮遊池の境界付近に設置されることが多
い。
ートを設けることにより、上記のように扉体が転倒した
後、水位が上昇すると、扉体が自動的に起立して、下流
側の水が上流側へ逆流しないようにしたものが知られて
いる。このような自力浮上式ゲートは、防潮ゲートなど
として、農地と潮遊池の境界付近に設置されることが多
い。
(発明が解決しようとする課題) ところが上記のように、一旦転倒した扉体が、浮力に
より浮上すると、ワイヤが緩み、このワイヤが水中に揺
遊して、扉体の巻き上げ作業の障害物になりやすい問題
があった。
より浮上すると、ワイヤが緩み、このワイヤが水中に揺
遊して、扉体の巻き上げ作業の障害物になりやすい問題
があった。
そこで本発明は、このようなワイヤの緩みを防止でき
る手段を備えた転倒ゲートを提供することを目的とす
る。
る手段を備えた転倒ゲートを提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は、河床にヒンジ部2を中心に回転自在に設置
された扉体1と、この扉体1に浮力を付与するフロート
3と、水路の側壁部7に設置されて、扉体1に取り付け
られたワイヤ11を巻き上げる巻上げ機10とから成る転倒
ゲートにおいて、 上記ワイヤ11にテンションを付与する重錘としてのア
ーム4をピン部5を介して上記扉体1に回転自在に軸着
し、このアーム4の先端部に上記ワイヤ11を取り付けた
ものである。
された扉体1と、この扉体1に浮力を付与するフロート
3と、水路の側壁部7に設置されて、扉体1に取り付け
られたワイヤ11を巻き上げる巻上げ機10とから成る転倒
ゲートにおいて、 上記ワイヤ11にテンションを付与する重錘としてのア
ーム4をピン部5を介して上記扉体1に回転自在に軸着
し、このアーム4の先端部に上記ワイヤ11を取り付けた
ものである。
(作用) 上記構成において、一旦転倒した扉体1が、水位の上
昇とともに起立した状態で、ワイヤ11には重錘としての
アーム4によりテンションが付与されるので、ワイヤ11
が水中を揺遊することはなく、巻き上げ機10を操作し
て、ワイヤ11を確実に巻き上げて、扉体1を起立させる
ことができる。
昇とともに起立した状態で、ワイヤ11には重錘としての
アーム4によりテンションが付与されるので、ワイヤ11
が水中を揺遊することはなく、巻き上げ機10を操作し
て、ワイヤ11を確実に巻き上げて、扉体1を起立させる
ことができる。
(実施例) 次に、図面を参照しながら本発明の実施例を説明す
る。
る。
第1図は転倒ゲートの側面図、第2図は正面図であ
る。1は扉体であり、河床上にヒンジ部2を中心に回転
自在に設置されている。扉体1の上部には、ドラム状の
フロート3が装着されている。またこのフロート3上に
は、重錘としてのアーム4がピン部5を介して回転自在
に軸着されている。6は水切りである。7は側壁部であ
り、その上部には巻上げ機10が設置されている。11はこ
の巻上げ機10から導出するワイヤであり、上記ワイヤ4
の先端部に取り付けられている。
る。1は扉体であり、河床上にヒンジ部2を中心に回転
自在に設置されている。扉体1の上部には、ドラム状の
フロート3が装着されている。またこのフロート3上に
は、重錘としてのアーム4がピン部5を介して回転自在
に軸着されている。6は水切りである。7は側壁部であ
り、その上部には巻上げ機10が設置されている。11はこ
の巻上げ機10から導出するワイヤであり、上記ワイヤ4
の先端部に取り付けられている。
この転倒ゲートは上記のような構成より成り、扉体1
が起立している状態で、アーム4は、第1図(イ)に示
すようにワイヤ11に引っ張られて起立している。さて、
扉体1の上流側の水位が計画水位まで上昇するのと、扉
体1はワイヤ11を導出させながら、河床上に転倒する。
この転倒状態で、アーム4はワイヤ11に引っ張られて、
起立状態を保持している(同図(ロ)参照)。
が起立している状態で、アーム4は、第1図(イ)に示
すようにワイヤ11に引っ張られて起立している。さて、
扉体1の上流側の水位が計画水位まで上昇するのと、扉
体1はワイヤ11を導出させながら、河床上に転倒する。
この転倒状態で、アーム4はワイヤ11に引っ張られて、
起立状態を保持している(同図(ロ)参照)。
このようにして扉体1が転倒すると、上流側の水は下
流側へ放流される。さて、水路の水位が高くなると、扉
体1はフロート3が受ける浮力により浮上して半起立
し、下流側の水が上流へ逆流するのを防止する。またこ
のように扉体1が浮上すると、ワイヤ11は緩むが、ワイ
ヤ11の緩みに応じてアーム4は下方に回転し、ワイヤ11
にはテンションが付与され、ワイヤ11は緩むことなく水
中にまっすぐに張られる(同図(ハ)参照)。第1図に
おいて、破線は、上記アーム4が無い場合のワイヤ11を
示している。アーム4が無いと、図示するようにワイヤ
11は緩んで水中を揺遊し、巻上げ機10を操作して扉体1
を起立させる際に、扉体1の起立動作の障害物になる。
流側へ放流される。さて、水路の水位が高くなると、扉
体1はフロート3が受ける浮力により浮上して半起立
し、下流側の水が上流へ逆流するのを防止する。またこ
のように扉体1が浮上すると、ワイヤ11は緩むが、ワイ
ヤ11の緩みに応じてアーム4は下方に回転し、ワイヤ11
にはテンションが付与され、ワイヤ11は緩むことなく水
中にまっすぐに張られる(同図(ハ)参照)。第1図に
おいて、破線は、上記アーム4が無い場合のワイヤ11を
示している。アーム4が無いと、図示するようにワイヤ
11は緩んで水中を揺遊し、巻上げ機10を操作して扉体1
を起立させる際に、扉体1の起立動作の障害物になる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、河床にヒンジ部を中心
に回転自在に設置された扉体と、この扉体に浮力を付与
するフロートと、水路の側壁部に設置されて、扉体に取
り付けられたワイヤを巻き上げる巻上げ機とから成る転
倒ゲートにおいて、 上記ワイヤにテンションを付与する重錘としてのアーム
をピン部を介して上記扉体に回転自在に軸着し、このア
ームの先端部に上記ワイヤを取り付けているので、フロ
ートを有する扉体が浮上した状態で、ワイヤが不要に揺
遊して、扉体の起立動作の障害物になることはない。
に回転自在に設置された扉体と、この扉体に浮力を付与
するフロートと、水路の側壁部に設置されて、扉体に取
り付けられたワイヤを巻き上げる巻上げ機とから成る転
倒ゲートにおいて、 上記ワイヤにテンションを付与する重錘としてのアーム
をピン部を介して上記扉体に回転自在に軸着し、このア
ームの先端部に上記ワイヤを取り付けているので、フロ
ートを有する扉体が浮上した状態で、ワイヤが不要に揺
遊して、扉体の起立動作の障害物になることはない。
図は本発明の実施例を示すものであって、第1図は転倒
ゲートの側面図、第2図は正面図である。 1……扉体 2……ヒンジ部 3……フロート 4……重錘としてのアーム 7……側壁部 10……巻上げ機 11……ワイヤ
ゲートの側面図、第2図は正面図である。 1……扉体 2……ヒンジ部 3……フロート 4……重錘としてのアーム 7……側壁部 10……巻上げ機 11……ワイヤ
Claims (1)
- 【請求項1】河床にヒンジ部を中心に回転自在に設置さ
れた扉体と、この扉体に浮力を付与するフロートと、水
路の側壁部に設置されて、扉体に取り付けられたワイヤ
を巻き上げる巻上げ機とから成る転倒ゲートにおいて、 上記ワイヤにテンションを付与する重錘としてのアーム
をピン部を介して上記扉体に回転自在に軸着し、このア
ームの先端部に上記ワイヤを取り付けたことを特徴とす
る転倒ゲート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23860890A JP2964046B2 (ja) | 1990-09-08 | 1990-09-08 | 転倒ゲート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23860890A JP2964046B2 (ja) | 1990-09-08 | 1990-09-08 | 転倒ゲート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04118412A JPH04118412A (ja) | 1992-04-20 |
JP2964046B2 true JP2964046B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=17032706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23860890A Expired - Fee Related JP2964046B2 (ja) | 1990-09-08 | 1990-09-08 | 転倒ゲート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2964046B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011246990A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Kyowa Seisakusho:Kk | 浮体式起伏型ゲートの扉体起立・倒伏作動装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101106281B1 (ko) * | 2008-03-11 | 2012-01-18 | 주식회사 이산 | 다단 전도식 수문장치 |
JP5393403B2 (ja) * | 2009-11-05 | 2014-01-22 | 開成工業株式会社 | 逆流防止ゲート |
JP5699888B2 (ja) * | 2011-09-30 | 2015-04-15 | 株式会社協和製作所 | 浮体式起伏型ゲート設備 |
-
1990
- 1990-09-08 JP JP23860890A patent/JP2964046B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011246990A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Kyowa Seisakusho:Kk | 浮体式起伏型ゲートの扉体起立・倒伏作動装置 |
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---|---|
JPH04118412A (ja) | 1992-04-20 |
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