JP2001123434A - 跳ね上げ式ポンプゲート - Google Patents

跳ね上げ式ポンプゲート

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JP2001123434A
JP2001123434A JP30242899A JP30242899A JP2001123434A JP 2001123434 A JP2001123434 A JP 2001123434A JP 30242899 A JP30242899 A JP 30242899A JP 30242899 A JP30242899 A JP 30242899A JP 2001123434 A JP2001123434 A JP 2001123434A
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JP
Japan
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pump gate
pump
gate
flip
semi
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JP30242899A
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English (en)
Inventor
Katsushi Izeki
克司 伊関
Tsuneo Asanagi
常男 麻薙
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンスや設置工事が容易で、周辺の景
観も損なわず、コストの低減化も図れる跳ね上げ式ポン
プゲートを提供する。 【解決手段】 ポンプゲート10による水路80の開閉
方式を跳ね上げ方式とした。ポンプゲート10を跳ね上
げる跳ね上げ開閉機構として例えばポンプゲート10を
回動自在に支持するヒンジ機構21とポンプゲート10
を回動せしめる回転駆動手段27とを設置する。回転駆
動手段27は減速機25を介してポンプゲート10を回
転駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、跳ね上げ式ポンプ
ゲートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば河川 (本川)に支川が流れ
込むような場所には、支川側にこれを開閉するゲートを
設置し、大雨などの河川増水時に前記ゲートを閉じるこ
とで本川側の水が支川に逆流するのを防止する。一方ゲ
ートを閉じたときに支川の上流から流れてくる水はポン
プによって本川側に強制的に排水する。
【0003】そしてこの種のゲートの中には、省スペー
ス化のため、ゲート自体に排水用のポンプを取り付けた
構造のポンプゲートがあり、利用されてきた。
【0004】図5はこの種の従来のポンプゲート設備を
示す概略側断面図である。このポンプゲート設備は、水
路80を開閉するポンプゲート81と、ポンプゲート8
1に取り付けた吊り上げ部材83を上下動することでポ
ンプゲート81を上下動する引き上げ開閉機(スピンド
ルやラック開閉機で構成される)85と、引き上げ開閉
機85をポンプゲート81の上部に据え付けるためのコ
ンクリート製構造物又は鋼製架台87とを具備して構成
されている。
【0005】そして本川増水時は引き上げ開閉機85を
駆動してポンプゲート81を下降して水路80を閉じ、
ポンプゲート81の内部に設置したポンプPを駆動する
ことで水路80の上流側の水を下流側に排水する。
【0006】しかしながら上記従来のポンプゲートにお
いては以下のような問題点があった。 上記従来例のようにポンプゲート81を引き上げ開閉
式とした場合、ポンプゲート81内に設置したポンプ部
のメンテナンスは、ポンプゲート81を水路80から引
き上げた位置で行う必要があるので、特に大型のポンプ
ゲート81ではポンプ部(特にその上部)のメンテナン
スは高所で行うこととなり困難な作業を伴う。
【0007】この種ポンプゲート設備は、その性質か
ら住宅に隣接するような狭い場所に設置されることが多
い。しかしながら上記引き上げ開閉式の場合、ポンプゲ
ート81上部に引き上げ開閉機85を据え付けるための
大掛かりなコンクリート製構造物又は鋼製架台87が必
要になり、これを前記のような狭い場所に設置するに
は、困難な工事が必要になり、工事費がかかる。また前
記コンクリート製構造物又は鋼製架台87が、周辺の景
観を著しく損ねていた。
【0008】上記引き上げ開閉式ポンプゲートは、メ
ンテナンスの際、高所での作業が必要となるため、図5
に示すように危険防止のための手摺88等の防護設備や
梯子89等を設置することが必要になり、費用がかか
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、メンテナンスや設
置工事が容易で、周辺の景観も損なわず、コストの低減
化も図れる跳ね上げ式ポンプゲートを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、水路を開閉するゲートにポンプを組み合わ
せて排水機能を持たせたポンプゲートにおいて、前記ポ
ンプゲートによる水路の開閉方式を跳ね上げ方式とし
た。
【0011】ここで前記ポンプゲートを跳ね上げる跳ね
上げ開閉機構は、ポンプゲートを回動自在に支持するヒ
ンジ機構と、前記ポンプゲートを回動せしめる手段(回
転駆動手段又はワイヤとワイヤ巻上げ装置又はパワーシ
リンダ)とによって構成するのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る跳ね上げ式ポンプゲートを示す概略側断面図であ
る。同図に示すようにこの跳ね上げ式ポンプゲートは、
水路(支川)80を開閉するポンプゲート10の上部に
これを回動自在に軸支するヒンジ機構21を設け、ヒン
ジ機構21の軸23を減速機(例えば平歯車の組み合わ
せ、チェーン機構、ベルト巻き掛け機構など)25を介
して回転駆動手段(モータ又はエンジン)27に連結し
て構成されている。なおこれらヒンジ機構21と減速機
25と回転駆動手段27によって跳ね上げ開閉機構20
が構成される。
【0013】そして通常の自然流下時は、回転駆動手段
27を駆動することで軸23を中心にポンプゲート10
を回動して跳ね上げ、図1に点線で示すように水路80
の上部に移動しておく。一方本川増水時は回転駆動手段
27を駆動することでポンプゲート10を図1の実線で
示す位置に下降して水路80を閉じ、次にポンプゲート
10の内部に設置したポンプPを駆動することで水路8
0の上流側の水を下流側に排水する。
【0014】ポンプゲート10用のポンプとしては、ポ
ンプゲート10内に収納してもその薄型化・軽量化が図
れるボルテックスポンプやノンクロッグ型ポンプやスク
リュー式渦巻型ポンプが好適であるが、もちろんそれ以
外のポンプであっても良い。またポンプはポンプゲート
10内に内蔵できるものの方が重量バランスが良く、こ
れを揺動するのに小型の回転駆動手段27で良くて好適
であるが、本発明に用いるポンプゲート10はこれに限
られず、ポンプをゲートに外付けする構造のポンプゲー
トであっても良い。また前記実施形態では減速機25を
用いたが、回転駆動手段27を直結する場合は不用であ
る。
【0015】図2は本発明の他の実施形態に係る跳ね上
げ式ポンプゲートを示す概略側断面図である。同図にお
いて前記図1に示す実施形態と同一部分には同一符号を
付してその詳細な説明は省略する。この実施形態におい
て前記図1に示す実施形態と相違する点は、減速機25
と回転駆動手段27を用いる代わりに、地上に設置した
ワイヤ巻上げ装置31のワイヤ29をポンプゲート10
の下部に取り付けた点である。即ちこの実施形態の場
合、ヒンジ機構21とワイヤ巻上げ装置31とワイヤ2
9によって跳ね上げ開閉機構20が構成されている。
【0016】そしてワイヤ巻上げ装置31を駆動するこ
とでワイヤ29を巻き上げれば、ポンプゲート10が回
動して跳ね上げられ、水路80の上部に移動する。一方
ワイヤ巻上げ装置31を逆回転すれば、ポンプゲート1
0は下降して水路80を閉じる。水路80の開閉は主と
してポンプゲート10の自重によって行うが、補助的に
図1に示すような回転駆動手段27を取り付けたり、以
下の図3に示すようなパワーシリンダ33を取り付けた
りしても良い。
【0017】図3は本発明の他の実施形態に係る跳ね上
げ式ポンプゲートを示す概略側断面図である。同図にお
いて前記図1,図2に示す実施形態と同一部分には同一
符号を付してその詳細な説明は省略する。この実施形態
において前記図2に示す実施形態と相違する点は、ワイ
ヤ29とワイヤ巻上げ装置31の代わりに、パワーシリ
ンダ33を用いた点である。
【0018】パワーシリンダ33はそのシリンダ外筒3
5を地上に回動自在に固定し、ピストンロッド37の先
端をポンプゲート10の下部に回動自在に取り付けてい
る。即ちこの実施形態の場合、ヒンジ機構21とパワー
シリンダ33によって跳ね上げ開閉機構20が構成され
ている。そしてパワーシリンダ33を駆動してピストン
ロッド37を引き上げればポンプゲート10が回動して
跳ね上げられる。一方ピストンロッド37を押し出せば
ポンプゲート10は下降して水路80を閉じる。
【0019】図4は本発明の他の実施形態に係る跳ね上
げ式ポンプゲートを示す概略側断面図である。同図にお
いて前記各実施形態と同一部分には同一符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。この実施形態において前記図
3に示す実施形態と相違する点は、ポンプゲート10を
水の流れに対して逆向きにヒンジ機構21によって取り
付けた点である。このためパワーシリンダ33の設置位
置も逆側になる。
【0020】即ち図1乃至図3に示す実施形態ではポン
プゲート10を閉じたときに水圧がかかる方向に向けて
跳ね上げているが、図4に示す実施形態ではポンプゲー
ト10に水圧がかかる方向と逆方向に跳ね上げるように
構成している。図1〜図3に示すようなポンプゲート1
0の設置状態とするか、図4に示すようなポンプゲート
10の設置状態にするかは、水路周辺の状態等によって
適宜選択すれば良い。
【0021】以上本発明の実施形態を説明したが、本発
明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範
囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書
及び図面に記載がない何れの形状や材質であっても、本
願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思
想の範囲内である。
【0022】例えばポンプゲートを跳ね上げる機構は、
上記各機構に限定されず他の種々の機構であっても良
い。要はポンプゲートによる水路の開閉方式を跳ね上げ
方式とする機構であればどのような機構であっても良
い。
【0023】また上記各実施形態では水路80を閉じた
状態でポンプゲート10が傾斜しているが、水路80を
閉じた状態でポンプゲート10が直立する構造としても
良い。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、ポンプゲートによる水路の開閉方式を跳ね上げ開閉
方式としたので、以下のような優れた効果を有する。 跳ね上げたポンプゲートのポンプ部分を地面近くに位
置せしめることができるので、例え大型のポンプゲート
であってもポンプゲートに取り付けたポンプ部分のメン
テナンスを、容易且つ安全に行うことができる。
【0025】ポンプゲート上部に大掛かりなコンクリ
ート製構造物又は鋼製架台を設置する必要がないので、
住宅に隣接するような狭い場所に設置する場合でも据え
付け工事が容易で、据え付け工事費の削減が図れる。ま
た周辺の景観を損なわない。
【0026】跳ね上げ機構のメンテナンスや手動操作
を高所で行う必要がなく安全に行える。
【0027】危険防止のための手摺等の防護設備や梯
子等の設置が不要になり、据え付け工事費や材料費を削
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る跳ね上げ式ポンプゲ
ートを示す概略側断面図である。
【図2】他の実施形態に係る跳ね上げ式ポンプゲートを
示す概略側断面図である。
【図3】他の実施形態に係る跳ね上げ式ポンプゲートを
示す概略側断面図である。
【図4】他の実施形態に係る跳ね上げ式ポンプゲートを
示す概略側断面図である。
【図5】従来のポンプゲート設備を示す概略側断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ポンプゲート 20 跳ね上げ開閉機構 21 ヒンジ機構 23 軸 25 減速機 27 回転駆動手段 29 ワイヤ 31 ワイヤ巻上げ装置 33 パワーシリンダ 35 シリンダ外筒 37 ピストンロッド 80 水路(支川)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路を開閉するゲートにポンプを組み合
    わせて排水機能を持たせたポンプゲートにおいて、 前記ポンプゲートによる水路の開閉方式を跳ね上げ方式
    としたことを特徴とする跳ね上げ式ポンプゲート。
  2. 【請求項2】 ポンプゲートを跳ね上げる跳ね上げ開閉
    機構は、ポンプゲートを回動自在に支持するヒンジ機構
    と、前記ポンプゲートを回動せしめる回転駆動手段又は
    ワイヤとワイヤ巻上げ装置又はパワーシリンダとによっ
    て構成されていることを特徴とする請求項1記載の跳ね
    上げ式ポンプゲート。
JP30242899A 1999-10-25 1999-10-25 跳ね上げ式ポンプゲート Pending JP2001123434A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103215930A (zh) * 2013-04-17 2013-07-24 河海大学 一种具有适应双向水头功能的人字形闸门
CN108442338A (zh) * 2018-04-02 2018-08-24 黄河勘测规划设计有限公司 水电站地下式厂房机组出口闸门的布置结构
CN109594526A (zh) * 2017-09-30 2019-04-09 格兰富控股联合股份公司 闸门泵站系统

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