JP2002275868A - ポンプゲート - Google Patents
ポンプゲートInfo
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- JP2002275868A JP2002275868A JP2001074820A JP2001074820A JP2002275868A JP 2002275868 A JP2002275868 A JP 2002275868A JP 2001074820 A JP2001074820 A JP 2001074820A JP 2001074820 A JP2001074820 A JP 2001074820A JP 2002275868 A JP2002275868 A JP 2002275868A
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- pump
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- closing
- closing machine
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 平野地のポンプゲート排水機場に採用して
も、ゲート開閉機等が突起物とならないようにして、美
観環境を確保できるようにする。 【解決手段】 水路1の途中に設置した樋管2の一端側
開口部に、ポンプ5を一体化させたゲート扉体6を上下
方向へ開閉可能に配置する。樋管2の一端部の天井部2
aの上面を基礎面15とし、基礎面15上にゲート開閉
機10を設置する。ゲート扉体6の幅端面の下端部にブ
ラケット20を張り出させ、ブラケット20に下端を固
定したラック棒9の上端部側に、ゲート開閉機10に有
する開閉用ピニオンを噛合させる。地表レベルG.L付
近の低位置で、ゲート開閉機10によりゲート扉体6を
開閉させる。
も、ゲート開閉機等が突起物とならないようにして、美
観環境を確保できるようにする。 【解決手段】 水路1の途中に設置した樋管2の一端側
開口部に、ポンプ5を一体化させたゲート扉体6を上下
方向へ開閉可能に配置する。樋管2の一端部の天井部2
aの上面を基礎面15とし、基礎面15上にゲート開閉
機10を設置する。ゲート扉体6の幅端面の下端部にブ
ラケット20を張り出させ、ブラケット20に下端を固
定したラック棒9の上端部側に、ゲート開閉機10に有
する開閉用ピニオンを噛合させる。地表レベルG.L付
近の低位置で、ゲート開閉機10によりゲート扉体6を
開閉させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水路(小河川を含
む)の途中に設置されるポンプゲート排水機場で用いる
ポンプゲートに関するものである。
む)の途中に設置されるポンプゲート排水機場で用いる
ポンプゲートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、河川につながっている雨水排
水路や農業用水路の如き比較的小規模な水路には、河川
への排水量を調節するために、通常、排水ゲートが設置
されているが、台風又は集中豪雨時には、河川及び水路
への水の流入量が一時的に増大して水位が急激に上昇す
るため、排水ゲートを全開にしても水路の水(内水)を
充分に排出できなくなるだけでなく、河川から水路に水
(外水)が逆流すると、水路から水が溢れることにより
周囲が冠水して大きな災害が起ることになる。
水路や農業用水路の如き比較的小規模な水路には、河川
への排水量を調節するために、通常、排水ゲートが設置
されているが、台風又は集中豪雨時には、河川及び水路
への水の流入量が一時的に増大して水位が急激に上昇す
るため、排水ゲートを全開にしても水路の水(内水)を
充分に排出できなくなるだけでなく、河川から水路に水
(外水)が逆流すると、水路から水が溢れることにより
周囲が冠水して大きな災害が起ることになる。
【0003】このような災害を防ぐための一手段とし
て、河川の水位が上昇しても排水を行うことができるよ
うに、近年、排水設備としてのポンプをゲートに一体的
に取り付けてなるポンプゲートを用いるようにしたポン
プゲート排水機場が水路の途中に設置されるようになっ
ている。
て、河川の水位が上昇しても排水を行うことができるよ
うに、近年、排水設備としてのポンプをゲートに一体的
に取り付けてなるポンプゲートを用いるようにしたポン
プゲート排水機場が水路の途中に設置されるようになっ
ている。
【0004】上記ポンプゲート排水機場は、図3(イ)
(ロ)に川裏タイプの一例の概略を示す如く、水路1の
途中の所要個所に、樋管2を設置して、該樋管2の上流
側端部に呑口3を形成すると共に、該呑口3を境界とし
て、上記水路1を上流側(支川側)水路1aと下流側
(本川側)水路1bとに区画し、且つ上記呑口3の部分
にポンプゲート4を設置し、更に、該ポンプゲート4よ
りも上流側の位置に、除塵機13を引き上げ、下降可能
に装備させるようにしてある。
(ロ)に川裏タイプの一例の概略を示す如く、水路1の
途中の所要個所に、樋管2を設置して、該樋管2の上流
側端部に呑口3を形成すると共に、該呑口3を境界とし
て、上記水路1を上流側(支川側)水路1aと下流側
(本川側)水路1bとに区画し、且つ上記呑口3の部分
にポンプゲート4を設置し、更に、該ポンプゲート4よ
りも上流側の位置に、除塵機13を引き上げ、下降可能
に装備させるようにしてある。
【0005】上記ポンプゲート4は、上流側面部に立型
水中ポンプの如きポンプ5を一体に組み付けたローラゲ
ート扉体の如きゲート扉体6を、上記呑口3部に昇降可
能に配置し、且つ上記呑口3の上方部に、樋管2の天井
部2a上に立設した垂直支持壁7を介し水平に張り出す
ように操作台8を設けて、該操作台8上に、上記ゲート
扉体6の上端部から上方へ延ばしたラック棒9に対して
開閉用ピニオンを噛合させるようにしたゲート開閉機1
0を設置し、開閉用ピニオンを回転させることによりラ
ック棒9を昇降させて、該ラック棒9と一体にゲート扉
体6を上下方向に開閉させるようにしてある。
水中ポンプの如きポンプ5を一体に組み付けたローラゲ
ート扉体の如きゲート扉体6を、上記呑口3部に昇降可
能に配置し、且つ上記呑口3の上方部に、樋管2の天井
部2a上に立設した垂直支持壁7を介し水平に張り出す
ように操作台8を設けて、該操作台8上に、上記ゲート
扉体6の上端部から上方へ延ばしたラック棒9に対して
開閉用ピニオンを噛合させるようにしたゲート開閉機1
0を設置し、開閉用ピニオンを回転させることによりラ
ック棒9を昇降させて、該ラック棒9と一体にゲート扉
体6を上下方向に開閉させるようにしてある。
【0006】11はポンプ5への給電ケーブル12を巻
き取るための巻取リール、14は樋管2の下流側端部位
置の上方に設けた排水ゲートを示す。
き取るための巻取リール、14は樋管2の下流側端部位
置の上方に設けた排水ゲートを示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ポンプ
ゲート排水機場は平野地に建設されることが多いが、従
来のポンプゲート4の場合、ゲート扉体6を開閉させる
ゲート開閉機10が地表レベルG.Lよりも上方の高位
置に設けられた操作台8上に設置されているため、これ
ら操作台8及びゲート開閉機10が平野地の突起物とな
って全体の高さを高くすると共に美観環境を著しく損う
問題があり、又、操作台8を施工してからでなければゲ
ート開閉機10を設置できないので、施工待ち工程が必
要となって工期が長く掛かると共に施工費が高くなる問
題があり、しかも操作台8の施工は高所作業となる問題
もあり、更に、従来では、操作台8の床面積が十分に広
くない場合は幅方向側方に配電盤(図示せず)を設置す
るようになるため、配電盤設置用地も必要となり、排水
機場全体としての建設費が嵩む問題がある。
ゲート排水機場は平野地に建設されることが多いが、従
来のポンプゲート4の場合、ゲート扉体6を開閉させる
ゲート開閉機10が地表レベルG.Lよりも上方の高位
置に設けられた操作台8上に設置されているため、これ
ら操作台8及びゲート開閉機10が平野地の突起物とな
って全体の高さを高くすると共に美観環境を著しく損う
問題があり、又、操作台8を施工してからでなければゲ
ート開閉機10を設置できないので、施工待ち工程が必
要となって工期が長く掛かると共に施工費が高くなる問
題があり、しかも操作台8の施工は高所作業となる問題
もあり、更に、従来では、操作台8の床面積が十分に広
くない場合は幅方向側方に配電盤(図示せず)を設置す
るようになるため、配電盤設置用地も必要となり、排水
機場全体としての建設費が嵩む問題がある。
【0008】そこで、本発明は、平野地に建設されるポ
ンプゲート排水機場に採用しても、全体の高さを高くす
ることがないようにすると共に、高所作業をなくして施
工工期の短縮化及び低コスト化を図ることができるよう
なポンプゲートを提供しようとするものである。
ンプゲート排水機場に採用しても、全体の高さを高くす
ることがないようにすると共に、高所作業をなくして施
工工期の短縮化及び低コスト化を図ることができるよう
なポンプゲートを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、水路の途中の位置に、ポンプを一体に組
み付けたゲート扉体を上下方向へ開閉可能に配置し、且
つ該ゲート扉体を開閉させるゲート開閉機を、水路上の
地表レベル付近の低位置に設定した基礎面上に設置して
なる構成とする。
決するために、水路の途中の位置に、ポンプを一体に組
み付けたゲート扉体を上下方向へ開閉可能に配置し、且
つ該ゲート扉体を開閉させるゲート開閉機を、水路上の
地表レベル付近の低位置に設定した基礎面上に設置して
なる構成とする。
【0010】ゲート開閉機を設置する基礎面を地表レベ
ル付近の低位置に設けたことから、上方への突起物がな
くなり、美観環境を良好なものとすることができるよう
になる。
ル付近の低位置に設けたことから、上方への突起物がな
くなり、美観環境を良好なものとすることができるよう
になる。
【0011】又、低位置に設定した基礎面上に、ゲート
開閉機と共に配電盤を設置した構成とすることにより、
配電盤設置用地を別途に確保する必要がなくなる。
開閉機と共に配電盤を設置した構成とすることにより、
配電盤設置用地を別途に確保する必要がなくなる。
【0012】更に、ゲート扉体の開閉位置及び配電盤の
周囲を建屋で覆うようにした構成とすることによって、
美観保護、メンテナンス性を向上できる。
周囲を建屋で覆うようにした構成とすることによって、
美観保護、メンテナンス性を向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0014】図1及び図2は本発明の実施の一形態を示
すもので、図3(イ)(ロ)に示したポンプゲート排水
機場で用いるポンプゲート4と同様な構成において、地
表レベルG.Lよりも上方の高位置に設けた操作台8上
にゲート開閉機10を設置することに代えて、水路1上
の位置で且つ地表レベルG.L付近の低位置に基礎面1
5を設定して、該基礎面15上に、ゲート扉体6を上下
方向に開閉させるためのゲート開閉機10を設置してな
る構成を有するポンプゲート16とする。
すもので、図3(イ)(ロ)に示したポンプゲート排水
機場で用いるポンプゲート4と同様な構成において、地
表レベルG.Lよりも上方の高位置に設けた操作台8上
にゲート開閉機10を設置することに代えて、水路1上
の位置で且つ地表レベルG.L付近の低位置に基礎面1
5を設定して、該基礎面15上に、ゲート扉体6を上下
方向に開閉させるためのゲート開閉機10を設置してな
る構成を有するポンプゲート16とする。
【0015】詳述すると、上記ゲート扉体6は、上流側
面部にポンプ5を一体に組み付け且つ左右両幅端面部に
上下の主ローラ17を取り付けた構造として、樋管2の
上流側端部に形成された呑口3部に配置すると共に、樋
管2の内側の左右の戸溝18部に設けた戸当りレール1
9に上記主ローラ17が沿わされることにより昇降させ
られるようにしてあり、かかる構成としてあるゲート扉
体6の左右両幅端面の下端部に、上記戸溝18内に張り
出すようにブラケット20をそれぞれ固設し、該各ブラ
ケット20上に、ピンラック構造としてゲート扉体6の
高さよりも所要量上方へ突出する長さとしたラック棒9
の下端を取り付ける。
面部にポンプ5を一体に組み付け且つ左右両幅端面部に
上下の主ローラ17を取り付けた構造として、樋管2の
上流側端部に形成された呑口3部に配置すると共に、樋
管2の内側の左右の戸溝18部に設けた戸当りレール1
9に上記主ローラ17が沿わされることにより昇降させ
られるようにしてあり、かかる構成としてあるゲート扉
体6の左右両幅端面の下端部に、上記戸溝18内に張り
出すようにブラケット20をそれぞれ固設し、該各ブラ
ケット20上に、ピンラック構造としてゲート扉体6の
高さよりも所要量上方へ突出する長さとしたラック棒9
の下端を取り付ける。
【0016】又、上記樋管2の呑口3側付近の天井部2
aの上面を基礎面15とし、該基礎面15上に、ゲート
開閉機10を設置する。該ゲート開閉機10は、電動機
21及び手動操作ハンドル22を備えた駆動ユニット2
3と、該駆動ユニット23から連結軸25を介して回転
力を受けるようにした従動ユニット24とを有し、これ
ら駆動ユニット23と従動ユニット24を、基礎面15
上のゲート扉体6を左右で挟む位置に設置して、それぞ
れ内蔵する開閉用ピニオン26を上記ラック棒9に噛合
させ、基礎面15上の位置で、上記ピニオン26を回転
させることにより、ラック棒9を昇降させてゲート扉体
6を開閉させるようにしてある。
aの上面を基礎面15とし、該基礎面15上に、ゲート
開閉機10を設置する。該ゲート開閉機10は、電動機
21及び手動操作ハンドル22を備えた駆動ユニット2
3と、該駆動ユニット23から連結軸25を介して回転
力を受けるようにした従動ユニット24とを有し、これ
ら駆動ユニット23と従動ユニット24を、基礎面15
上のゲート扉体6を左右で挟む位置に設置して、それぞ
れ内蔵する開閉用ピニオン26を上記ラック棒9に噛合
させ、基礎面15上の位置で、上記ピニオン26を回転
させることにより、ラック棒9を昇降させてゲート扉体
6を開閉させるようにしてある。
【0017】更に、上記基礎面15上の位置でゲート開
閉機10を設置した位置よりも下流位置に、配電盤27
を設置し、且つこれら配電盤27やゲート扉体6の開閉
位置を取り囲むように、基礎面15上に建屋28を構築
する。
閉機10を設置した位置よりも下流位置に、配電盤27
を設置し、且つこれら配電盤27やゲート扉体6の開閉
位置を取り囲むように、基礎面15上に建屋28を構築
する。
【0018】なお、29はポンプ5への給電ケーブル1
2を支持する支柱で、従来のケーブル巻取リールを省略
可能としている。その他の構成については、図3(イ)
(ロ)に示したものと同じであり、同一部分には同一符
号が付してある。
2を支持する支柱で、従来のケーブル巻取リールを省略
可能としている。その他の構成については、図3(イ)
(ロ)に示したものと同じであり、同一部分には同一符
号が付してある。
【0019】上記構成としてある本発明のポンプゲート
16の場合、ゲート扉体6を、図1において実線で示す
如き下降状態から上昇させて呑口3を開くようにすると
きには、ゲート開閉機10の駆動ユニット23の開閉用
ピニオン26を回転させ、その回転力を連結軸25によ
り従動ユニット24の開閉用ピニオン26に伝えて、ラ
ック棒9を上昇させることにより行うが、この際、ラッ
ク棒9の下端はゲート扉体6の幅端面の下端部にブラケ
ット20を介して取り付けてあるため、二点鎖線で示す
如く、呑口3を充分に開放できる位置までゲート扉体6
を引き上げることができる。したがって、ポンプゲート
排水機場の必要機能を損うことはない。
16の場合、ゲート扉体6を、図1において実線で示す
如き下降状態から上昇させて呑口3を開くようにすると
きには、ゲート開閉機10の駆動ユニット23の開閉用
ピニオン26を回転させ、その回転力を連結軸25によ
り従動ユニット24の開閉用ピニオン26に伝えて、ラ
ック棒9を上昇させることにより行うが、この際、ラッ
ク棒9の下端はゲート扉体6の幅端面の下端部にブラケ
ット20を介して取り付けてあるため、二点鎖線で示す
如く、呑口3を充分に開放できる位置までゲート扉体6
を引き上げることができる。したがって、ポンプゲート
排水機場の必要機能を損うことはない。
【0020】上記において、ゲート開閉機10を設置す
る基礎面15は、樋管2の天井部2aを利用して地表レ
ベルG.L付近の低い位置に設定してあるため、平野地
に建設されるポンプゲート排水機場に採用しても、上記
基礎面15及びゲート開閉機10が平野地の突起物とな
ることは少なく、したがって、コンパクト化を図ること
ができると共に、美観環境を著しく損うことは少なく、
又、上記のように、基礎面15の位置を地表レベルG.
L付近の低位置に設定したことから、従来のように高位
置に操作台8を設ける場合に比して、高所作業がなくて
有利であり、しかも、ゲート扉体6及びポンプ5の設置
を、樋管2のコンクリート施工完了後に上部から挿入す
ることで実施できるので、工期の短縮化とコストの低減
化を図ることができる。
る基礎面15は、樋管2の天井部2aを利用して地表レ
ベルG.L付近の低い位置に設定してあるため、平野地
に建設されるポンプゲート排水機場に採用しても、上記
基礎面15及びゲート開閉機10が平野地の突起物とな
ることは少なく、したがって、コンパクト化を図ること
ができると共に、美観環境を著しく損うことは少なく、
又、上記のように、基礎面15の位置を地表レベルG.
L付近の低位置に設定したことから、従来のように高位
置に操作台8を設ける場合に比して、高所作業がなくて
有利であり、しかも、ゲート扉体6及びポンプ5の設置
を、樋管2のコンクリート施工完了後に上部から挿入す
ることで実施できるので、工期の短縮化とコストの低減
化を図ることができる。
【0021】更に、地表レベルG.L付近に設けた基礎
面15上に、ゲート開閉機10と共に配電盤27を設置
するようにしたことから、別途配電盤設置用地を確保す
る必要がなく、排水機場全体をよりコンパクトに設計す
ることができ、又、建屋28を構築する場合も、図1に
示す如く、高さを低くすることができるので、外観を良
好なものとすることができ、且つ建屋28の存在によ
り、配電盤27の各機器類をこれまでの防水仕様から防
滴仕様に変更することも可能となり、雨天時の機器調整
環境等、メンテナンス性を向上することができる。
面15上に、ゲート開閉機10と共に配電盤27を設置
するようにしたことから、別途配電盤設置用地を確保す
る必要がなく、排水機場全体をよりコンパクトに設計す
ることができ、又、建屋28を構築する場合も、図1に
示す如く、高さを低くすることができるので、外観を良
好なものとすることができ、且つ建屋28の存在によ
り、配電盤27の各機器類をこれまでの防水仕様から防
滴仕様に変更することも可能となり、雨天時の機器調整
環境等、メンテナンス性を向上することができる。
【0022】なお、上記実施の形態では、樋管2の天井
部2a部分を基礎面15として用いるようにした場合を
示したが、天井部2aの上面等に別途取付台を設けて、
取付台を基礎面とするようにしてもよいこと、又、実施
の形態では、ポンプ5を上流側面部に組み付けたゲート
扉体6を樋管2の上流側端部に配置する所謂川裏タイプ
について示したが、ポンプ5を下流側面部に組み付けた
ゲート扉体6を、樋管2の下流側端部に配置する川表タ
イプについても同様に実施できること、ゲート扉体6と
してはスライドゲート方式のものを用いたり、ポンプ5
としては横軸型のものを用いたりしてもよいこと、更
に、ゲート開閉機10としては、油圧シリンダーによる
直動式、ワイヤロープによる巻取式、スピンドル上下動
式等を採用し得ること、更に又、実施の形態では、主ロ
ーラ17の外側にラック棒9を立てた場合を示したが、
主ローラ17の内側(河川側)にラック棒9を立てるよ
うにしてもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない
範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
部2a部分を基礎面15として用いるようにした場合を
示したが、天井部2aの上面等に別途取付台を設けて、
取付台を基礎面とするようにしてもよいこと、又、実施
の形態では、ポンプ5を上流側面部に組み付けたゲート
扉体6を樋管2の上流側端部に配置する所謂川裏タイプ
について示したが、ポンプ5を下流側面部に組み付けた
ゲート扉体6を、樋管2の下流側端部に配置する川表タ
イプについても同様に実施できること、ゲート扉体6と
してはスライドゲート方式のものを用いたり、ポンプ5
としては横軸型のものを用いたりしてもよいこと、更
に、ゲート開閉機10としては、油圧シリンダーによる
直動式、ワイヤロープによる巻取式、スピンドル上下動
式等を採用し得ること、更に又、実施の形態では、主ロ
ーラ17の外側にラック棒9を立てた場合を示したが、
主ローラ17の内側(河川側)にラック棒9を立てるよ
うにしてもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない
範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のポンプゲート
によれば、水路の途中の位置に、ポンプを一体に組み付
けたゲート扉体を上下方向へ開閉可能に配置し、且つ該
ゲート扉体を開閉させるゲート開閉機を、水路上の地表
レベル付近の低位置に設定した基礎面上に設置してなる
構成としてあるので、平野地のポンプゲート排水機場に
採用しても、ゲート開閉機やゲート開閉機を設置する基
礎面等が平野地の突起物となることが少なくて、コンパ
クト化を図ることができると共に、全体の高さを低くす
ることができて美観環境を良好に保つことができ、しか
も、高位置に操作台を設けることがないことから、高所
作業が不要で施工が容易となり、工期の短縮化及びコス
トの低減化に寄与することができ、又、低位置に設定し
た基礎面上に、ゲート開閉機と共に配電盤を設置した構
成とすることにより、別途に配電盤設置用地を確保する
必要がなくて、コンパクト化の面でより有利であり、更
に、ゲート扉体の開閉位置及び配電盤の周囲を建屋で覆
うようにした構成とすることにより、外観を更に良好な
ものとすることができると共に、機器類のメンテナンス
面及びコスト面でも有利となる、等の優れた効果を発揮
する。
によれば、水路の途中の位置に、ポンプを一体に組み付
けたゲート扉体を上下方向へ開閉可能に配置し、且つ該
ゲート扉体を開閉させるゲート開閉機を、水路上の地表
レベル付近の低位置に設定した基礎面上に設置してなる
構成としてあるので、平野地のポンプゲート排水機場に
採用しても、ゲート開閉機やゲート開閉機を設置する基
礎面等が平野地の突起物となることが少なくて、コンパ
クト化を図ることができると共に、全体の高さを低くす
ることができて美観環境を良好に保つことができ、しか
も、高位置に操作台を設けることがないことから、高所
作業が不要で施工が容易となり、工期の短縮化及びコス
トの低減化に寄与することができ、又、低位置に設定し
た基礎面上に、ゲート開閉機と共に配電盤を設置した構
成とすることにより、別途に配電盤設置用地を確保する
必要がなくて、コンパクト化の面でより有利であり、更
に、ゲート扉体の開閉位置及び配電盤の周囲を建屋で覆
うようにした構成とすることにより、外観を更に良好な
ものとすることができると共に、機器類のメンテナンス
面及びコスト面でも有利となる、等の優れた効果を発揮
する。
【図1】本発明のポンプゲートの実施の一形態を示す側
面図である。
面図である。
【図2】図1のA−A方向矢視図である。
【図3】従来のポンプゲート排水機場の一例を示すもの
で、(イ)は内水位よりも外水位が低いときのポンプゲ
ートの作動状態を示す概略図、(ロ)は内水位よりも外
水位が高いときのポンプゲートの作動状態を示す概略図
である。
で、(イ)は内水位よりも外水位が低いときのポンプゲ
ートの作動状態を示す概略図、(ロ)は内水位よりも外
水位が高いときのポンプゲートの作動状態を示す概略図
である。
1 水路 5 ポンプ 6 ゲート扉体 10 ゲート開閉機 15 基礎面 16 ポンプゲート 27 配電盤 28 建屋
Claims (3)
- 【請求項1】 水路の途中の位置に、ポンプを一体に組
み付けたゲート扉体を上下方向へ開閉可能に配置し、且
つ該ゲート扉体を開閉させるゲート開閉機を、水路上の
地表レベル付近の低位置に設定した基礎面上に設置して
なる構成を有することを特徴とするポンプゲート。 - 【請求項2】 低位置に設定した基礎面上に、ゲート開
閉機と共に配電盤を設置した請求項1記載のポンプゲー
ト。 - 【請求項3】 ゲート扉体の開閉位置及び配電盤の周囲
を建屋で覆うようにした請求項2記載のポンプゲート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001074820A JP2002275868A (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | ポンプゲート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001074820A JP2002275868A (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | ポンプゲート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002275868A true JP2002275868A (ja) | 2002-09-25 |
Family
ID=18932013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001074820A Pending JP2002275868A (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | ポンプゲート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102163908B1 (ko) * | 2020-04-28 | 2020-10-12 | 주식회사 신정기공 | 게이트펌프 |
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2001
- 2001-03-15 JP JP2001074820A patent/JP2002275868A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102163908B1 (ko) * | 2020-04-28 | 2020-10-12 | 주식회사 신정기공 | 게이트펌프 |
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