JP3219232U - 地下施設の換気口用止水装置 - Google Patents

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智明 吉信
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【課題】 止水装置の剛性を高めて換気口を水密に閉鎖可能な地下施設の換気口用止水装置を提供する。【解決手段】 止水板7の軸着部8側の開口部内周壁に沿って備えた略矩形状のベース部材9と、このベース部材9の左右方向略中央部に垂直方向へ軸支した螺子軸10と、ベース部材9の左右両端部に固着した一対のガイド部材11と、螺子軸10を回動駆動するギヤードモータ13と、螺子軸10に中央部を螺合し、かつ一対のガイド部材11に左右両端部をそれぞれ遊嵌して螺子軸10の回動に伴って上下方向に昇降するスライド部材14と、このスライド部材14の左右側縁部と止水板7の裏面とをそれぞれ連結した一対の平行なリンク部材15とを備える。そして、スライド部材14の昇降に伴ってリンク部材15を介して止水板7が連動して起伏動作し、換気口開口部を開閉する構成とする。【選択図】 図3

Description

本考案は、地下鉄や地下街等の地下施設に設置される換気口からの雨水の流入を抑えて地下施設への浸水を防止する地下施設の換気口用止水装置に関する。
地下鉄及び地下街等の地下施設には地上と連通する吸排気用の換気口が設置されており、例えば歩道等の路面に前記換気口の開口部を設けることも多く、開口部上端は通気及び通行の妨げにならないように格子蓋等で被覆している。前記換気口内には排水処理用の排水ポンプが設置されており、雨天時に歩道等に降った雨水が前記格子蓋を通過して換気口内に流入しても、前記排水ポンプを適宜駆動させて排水処理を行うことにより地下施設への浸水を防止するように図っている。
一方、台風や集中豪雨時のように路面が冠水するほどの大雨が降ると、非常に多量の雨水が換気口内に流入することになり、前記排水ポンプによる排水処理が間に合わず地下施設が浸水するなどの甚大な被害を被るおそれがある。そのため、このような事態に備えて、例えば、特許文献1(実公昭38−24459号公報)に記載されているように、換気口の開口部を防水蓋にて開閉可能としておき、必要に応じて前記防水蓋にて換気口を閉鎖して雨水の流入を抑えることにより、地下施設への浸水を回避可能とした換気口用の止水装置の提案もなされている。
実公昭38−24459号公報
しかしながら、上記従来装置では、換気口の側壁に垂直方向へスクリュー杆を軸支し、該スクリュー杆に螺合した螺子体と防水蓋の裏面とを略V字形状に配した一対の連杆にて連結し、前記スクリュー杆の回動に伴って前記防水蓋を開閉動作するようにしており、比較的シンプルな構成ではあるものの前記螺子体の一点に防水蓋等の全荷重が集中する上、該螺子体自体もスクリュー杆と螺合しているだけに過ぎないためやや剛性に欠ける懸念がある。そのため、換気口内に流入する雨水に抗して防水蓋を閉鎖する際には、防水蓋が水流に押されて左右にぐらつくなどして姿勢を水平に維持できず換気口を水密に閉鎖できない可能性もある。
本考案は上記の点に鑑み、止水装置の剛性を高めて換気口を水密に閉鎖可能な地下施設の換気口用止水装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本考案に係る請求項1記載の地下施設の換気口用止水装置では、地下施設と地上とを連通する換気口の開口部内周壁に沿って周設した枠体と、該枠体の裏面に一端部を回動自在に軸着した止水板とを備えた地下施設の換気口用止水装置において、前記止水板の軸着部側の開口部内周壁に沿って備えた略矩形状のベース部材と、該ベース部材の左右方向の略中央部に垂直方向へ軸支した螺子軸と、前記ベース部材の左右両端部に前記螺子軸と平行に固着した一対のガイド部材と、前記螺子軸を回動駆動する駆動手段と、前記螺子軸に中央部を螺合し、かつ前記一対のガイド部材に左右両端部をそれぞれ遊嵌して前記螺子軸の回動に伴って上下方向に昇降するスライド部材と、該スライド部材の左右側縁部と前記止水板の裏面とをそれぞれ連結した一対の平行なリンク部材とを備え、前記スライド部材の昇降に伴ってリンク部材を介して前記止水板が連動して起伏動作して換気口開口部を開閉する構成としたことを特徴としている。
本考案に係る請求項1記載の換気口用止水装置によれば、止水板の軸着部側の開口部内周壁に沿って備えた略矩形状のベース部材と、該ベース部材の左右方向の略中央部に垂直方向へ軸支した螺子軸と、前記ベース部材の左右両端部に前記螺子軸と平行に固着した一対のガイド部材と、前記螺子軸を回動駆動する駆動手段と、前記螺子軸に中央部を螺合し、かつ前記一対のガイド部材に左右両端部をそれぞれ遊嵌して前記螺子軸の回動に伴って上下方向に昇降するスライド部材と、該スライド部材の左右側縁部と前記止水板の裏面とをそれぞれ連結した一対の平行なリンク部材とを備え、前記スライド部材の昇降に伴ってリンク部材を介して前記止水板が連動して起伏動作して換気口開口部を開閉する構成としたので、止水板の荷重は一対の平行なリンク部材を介してスライド部材の左右側縁部の二点で分散して支持できると共に、前記スライド部材もその中央部を螺子軸に螺合し、かつ左右両端部をガイド部材にそれぞれ遊嵌することにより剛性を高められ、例え多量の雨水が流入している状況下でも止水板を左右にぐらつかせずに押し上げられて換気口を水密に閉鎖できる。
本考案に係る地下施設の換気口用止水装置の一実施例の一部切り欠き正面図であって、止水板を開放した状態を示す図である。 図1のA−A矢視断面図である。 止水板を閉鎖した状態を示す図1に相当する図である。 図3のB−B矢視断面図である。
本考案の地下施設の換気口用止水装置にあっては、地下施設と地上とを連通する換気口の開口部内周壁に沿って枠体を周設し、該枠体の裏面に前記開口部を開閉する止水板の一端部を回動自在に軸着する。また、前記枠体の裏面の全周に沿ってシール部材を貼着し、前記止水板を水平位置に回動させたときには止水板上面側の端縁部と前記シール部材とが当接して換気口開口部を水密に閉鎖可能とする。
前記止水板の軸着部側の開口部内周壁に沿って略矩形状のベース部材を備えると共に、該ベース部材の左右方向の略中央部に垂直方向へ螺子軸を軸支する一方、前記ベース部材の左右両端部には前記螺子軸と平行に一対のガイド部材を固着する。また、前記ベース部材の上部に前記螺子軸を正転・逆転自在に回動駆動するモーター等の駆動手段を備える。
また、前記螺子軸に中央部を螺合し、かつ前記一対のガイド部材に左右両端部をそれぞれ遊嵌した略矩形状のスライド部材を備え、該スライド部材は前記螺子軸の回動に伴って上下方向に昇降可能とする。また、前記スライド部材の左右側縁部と前記止水板の裏面とを一対の平行なリンク部材にてそれぞれ連結し、前記スライド部材の昇降に伴ってリンク部材を介して前記止水板が連動して起伏動作し、前記換気口開口部を開閉する構成とする。
また、好ましくは、前記一対のリンク部材の略中央部同士を棒鋼等の補強部材にて結合して一体化させてもよく、これにより止水板を支持するリンク部材の剛性を一層高められる。更に好ましくは、前記ベース部材の上端部を前記枠体の裏面と結合して一体構造としてもよく、これにより止水装置全体の剛性を効果的に高めることができる。
このように、上記地下施設の換気口用止水装置によれば、止水板の荷重は一対の平行に配したリンク部材を介してスライド部材の左右側縁部の二点で分散支持できると共に、前記スライド部材もその中央部を螺子軸に螺合し、かつ左右両端部をガイド部材にそれぞれ遊嵌することにより剛性を高められ、例え多量の雨水が流入しているような状況下でも止水板を左右にぐらつかせることなく姿勢を水平に安定維持しながら押し上げられ、換気口を水密に閉鎖することができる。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図中の1は地下鉄、地下街等の地下施設への雨水の浸入を防止する止水装置であって、歩道等の路面2に開口した前記地下施設と地上とを連通する換気口3に設置しており、該換気口3の上端部には通気及び通行の妨げにならないように路面2と同レベルにて格子蓋4を載置している。また、前記換気口3の開口部の内周壁に沿って平面視略ロ字形状の枠体5を周設し、該枠体5の裏面の全周に沿ってシール部材である水密ゴム6を貼着している。
図中の7は前記換気口3の開口部を閉鎖して路面2から換気口3内への雨水の浸入を防止する金属製の止水板であって、該止水板7の一端部を前記枠体5の裏面に固着した軸着部8にて回動自在に軸着している。前記止水板7を図1、図2に示すように垂直位置に伏したときには換気口3の開口部を開放(全開)可能とする一方、図3、図4に示すように水平位置に立ち上げたときには止水板7上面側の周縁部が前記枠体5裏面側の水密ゴム6に当接して換気口3の開口部を水密に閉鎖可能としている。
前記止水板7の軸着側(枠体5の軸着部8側)の換気口3内周壁に沿って略矩形状のベース部材9を備え、該ベース部材9の上端部を前記枠体5一端部の裏面と結合して一体構造として剛性を高めている。また、前記ベース部材9の左右方向略中央部に垂直方向へ所定長さの螺子軸10を軸支している一方、前記ベース部材9の左右両端部には前記螺子軸10と平行に一対のガイド部材11を固着し、図1、図3に示すように、前記一対のガイド部材11は前記螺子軸10を中心に左右対称位置に配置している。また、前記螺子軸10の下端部は軸支部12にて回動自在に軸支している一方、上端部は螺子軸10を正転・逆転自在に回動駆動する駆動手段であるギヤードモータ13に連結している。
また、前記螺子軸10に中央部を螺合し、かつ前記一対のガイド部材11に左右両端部をそれぞれ遊嵌した略矩形状のスライド部材14を備え、該スライド部材14は前記螺子軸10の回動に伴って上下方向に昇降可能としている。また、前記スライド部材14の左右側縁部と前記止水板7の裏面とを一対の平行なリンク部材15にてそれぞれ連結し、かつこれら一対のリンク部材15の略中央部同士を水平に配した棒鋼16にて結合して一体化することで剛性を高めており、図4に示すように、前記スライド部材14の昇降に伴ってリンク部材15を介して前記止水板7が連動して起伏動作し、換気口3の開口部を開閉する構成としている。
なお、前記ギヤードモータ13は、換気口3内の各種設備を遠隔にて管理制御する集中管理室等の遠隔操作盤(図示せず)まで配線しており、通常は、前記止水装置1から離間した集中管理室の遠隔操作盤より前記ギヤードモータ13を正転または逆転させ、止水板7の開閉操作を行うようにしている。
図中の17は、前記螺子軸10を手動にて回動操作する操作ハンドル(図示せず)の装着部であって、例えば停電等で前記ギヤードモータ13を駆動操作できない場合でも、格子蓋4を開放後、操作ハンドルを前記装着部17に装着した上で手動で操作すれば前記螺子軸10を自在に正転・逆転操作でき、それに連動して前記止水板7を開閉操作可能としている。また、前記止水板7の上面には、作業者がメンテナンス等で開口部より換気口3内に降下する際に足掛け用に使用するステップ18を固着している。
そして、天候が良好な平常時には、集中管理室の遠隔操作盤にて止水装置1のギヤードモータ13を遠隔操作し、螺子軸10を正転させてスライド部材14を下降させ、図1及び図2に示すように、リンク部材15を介して止水板7を連動させて換気口3内周壁に沿うように垂直位置に倒伏させ、換気口開口部を開放(全開)状態とし、換気口3内に別途設置される排風機等を駆動させて地下施設の換気を行うようにする。
一方、台風や集中豪雨時には、前記同様に集中管理室の遠隔操作盤にてギヤードモータ13を遠隔操作し、螺子軸10を逆転させてスライド部材14を上昇させ、図3及び図4に示すように、リンク部材15を介して止水板7を連動させて水平位置まで立ち上げ、止水板7上面側の端縁部を枠体5裏面の水密ゴム6に圧着させて換気口3の開口部を水密に閉鎖する。
このとき、止水板7の荷重は一対の平行に配したリンク部材15を介してスライド部材14の左右側縁部の二点で分散支持されると共に、前記スライド部材14もその中央部を螺子軸10に螺合し、かつ左右両端部をガイド部材11にそれぞれ遊嵌することで剛性を高められ、例え換気口3内に多量の雨水が流入している状況下でも止水板7を左右にぐらつかせずに押し上げられ、換気口開口部を水密に閉鎖できて地下施設への浸水を防止できる。
1…止水装置 3…換気口
5…枠体 7…止水板
8…軸着部 9…ベース部材
10…螺子軸 11…ガイド部材
13…ギヤードモータ(駆動手段) 14…スライド部材
15…リンク部材

Claims (1)

  1. 地下施設と地上とを連通する換気口の開口部内周壁に沿って周設した枠体と、該枠体の裏面に一端部を回動自在に軸着した止水板とを備えた地下施設の換気口用止水装置において、前記止水板の軸着部側の開口部内周壁に沿って備えた略矩形状のベース部材と、該ベース部材の左右方向の略中央部に垂直方向へ軸支した螺子軸と、前記ベース部材の左右両端部に前記螺子軸と平行に固着した一対のガイド部材と、前記螺子軸を回動駆動する駆動手段と、前記螺子軸に中央部を螺合し、かつ前記一対のガイド部材に左右両端部をそれぞれ遊嵌して前記螺子軸の回動に伴って上下方向に昇降するスライド部材と、該スライド部材の左右側縁部と前記止水板の裏面とをそれぞれ連結した一対の平行なリンク部材とを備え、前記スライド部材の昇降に伴ってリンク部材を介して前記止水板が連動して起伏動作して換気口開口部を開閉する構成としたことを特徴とする地下施設の換気口用止水装置。
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