JPH0641937A - 2段ゲート装置 - Google Patents
2段ゲート装置Info
- Publication number
- JPH0641937A JPH0641937A JP21642792A JP21642792A JPH0641937A JP H0641937 A JPH0641937 A JP H0641937A JP 21642792 A JP21642792 A JP 21642792A JP 21642792 A JP21642792 A JP 21642792A JP H0641937 A JPH0641937 A JP H0641937A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- string
- elevating
- pipes
- hinge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 昇降扉上に回転扉を設置した2段ゲート装置
において、昇降扉の上昇時に、回転扉を支持する紐状体
が緩んで水中を浮遊するのを防止できる手段。 【構成】 昇降扉1の上昇にともなうこの紐状体9の緩
みを回避するべくこの紐状体9にテンションを付与する
テンション付与手段26、27を設けた。
において、昇降扉の上昇時に、回転扉を支持する紐状体
が緩んで水中を浮遊するのを防止できる手段。 【構成】 昇降扉1の上昇にともなうこの紐状体9の緩
みを回避するべくこの紐状体9にテンションを付与する
テンション付与手段26、27を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2段ゲート装置に係り、
詳しくは、昇降扉上に起伏自在な回転扉を設置した2段
ゲート装置において、昇降扉を上昇させる際に、回転扉
を支持するワイヤのような紐状体が不要に緩むのを防止
できる2段ゲート装置に関する。
詳しくは、昇降扉上に起伏自在な回転扉を設置した2段
ゲート装置において、昇降扉を上昇させる際に、回転扉
を支持するワイヤのような紐状体が不要に緩むのを防止
できる2段ゲート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】農業用水路などの水路の水位を調整する
ゲート装置として、2段ゲート装置が知られている。2
段ゲート装置は、一般に、昇降扉と、この昇降扉上に起
伏自在に設置された回転扉から成っており、昇降扉の昇
降操作と回転扉の起伏操作を個別に行うことにより、水
路の水位を調整するようになっている。
ゲート装置として、2段ゲート装置が知られている。2
段ゲート装置は、一般に、昇降扉と、この昇降扉上に起
伏自在に設置された回転扉から成っており、昇降扉の昇
降操作と回転扉の起伏操作を個別に行うことにより、水
路の水位を調整するようになっている。
【0003】一般に昇降扉の昇降手段としてはピニヨン
ラックが使用され、また回転扉の引上げ手段としてはワ
イヤの巻上げ手段が使用される。ところが従来装置で
は、昇降扉を上昇させると、ワイヤが緩み、緩んだワイ
ヤがふらついて水中のごみ類が付着するなどの問題点が
あった。したがって本発明は、昇降扉を上昇させた際
に、回転扉の引上げ用紐状体が不要に緩むのを解消でき
る2段ゲート装置を提供することを目的とする。
ラックが使用され、また回転扉の引上げ手段としてはワ
イヤの巻上げ手段が使用される。ところが従来装置で
は、昇降扉を上昇させると、ワイヤが緩み、緩んだワイ
ヤがふらついて水中のごみ類が付着するなどの問題点が
あった。したがって本発明は、昇降扉を上昇させた際
に、回転扉の引上げ用紐状体が不要に緩むのを解消でき
る2段ゲート装置を提供することを目的とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このために本発明は、
昇降扉1の上昇にともなうこの紐状体9の緩みを回避す
るべくこの紐状体9にテンションを付与するテンション
付与手段26、27を設けたものである。
昇降扉1の上昇にともなうこの紐状体9の緩みを回避す
るべくこの紐状体9にテンションを付与するテンション
付与手段26、27を設けたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記構成によれば、昇降
扉1を上昇させると、紐状体9にはテンションが付与さ
れて、不要な緩みが解消される。
扉1を上昇させると、紐状体9にはテンションが付与さ
れて、不要な緩みが解消される。
【0006】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は2段ゲート装置の正面図、図2は側面
図である。水路には昇降扉1が昇降自在に設置されてお
り、またこの昇降扉1上にはヒンジ6を介して回転扉2
が起伏自在に設置されている。回転扉2に上部には補強
用ドラム3が設けられ、このドラム3上には水切り4が
立設されている。なお図2において、鎖線は昇降扉1や
回転扉2の上昇位置を示している。
説明する。図1は2段ゲート装置の正面図、図2は側面
図である。水路には昇降扉1が昇降自在に設置されてお
り、またこの昇降扉1上にはヒンジ6を介して回転扉2
が起伏自在に設置されている。回転扉2に上部には補強
用ドラム3が設けられ、このドラム3上には水切り4が
立設されている。なお図2において、鎖線は昇降扉1や
回転扉2の上昇位置を示している。
【0007】昇降扉1の両側部には立柱1aが設けられ
ている。この立柱1a上にはラック7が立設されてい
る。水路の上方には天台10が構築されている。この天
台10上には軸受け11が配設されており、この軸受け
11に水平に軸受けされた回転軸12にはラック7に係
合するピニヨン8が装着されている。回転軸12の端部
に設けられたハンドル13を回転操作すると、昇降扉1
は昇降する。
ている。この立柱1a上にはラック7が立設されてい
る。水路の上方には天台10が構築されている。この天
台10上には軸受け11が配設されており、この軸受け
11に水平に軸受けされた回転軸12にはラック7に係
合するピニヨン8が装着されている。回転軸12の端部
に設けられたハンドル13を回転操作すると、昇降扉1
は昇降する。
【0008】前記ドラム3の側部には金具5が固着され
ており、この金具5には、ワイヤやチェンなどの紐状体
9の下端部が取着されている。また前記天台10上に
は、この紐状体9が巻回されたドラム21が設けられて
おり、ハンドル22を回転操作すると、紐状体9はドラ
ム21に巻上げられ、倒伏していた回転扉2を起立させ
る。すなわちドラム21やハンドル22は紐状体9の巻
上げ手段を構成している。20は紐状体9が周回するプ
ーリである。なお各ハンドル13、22にかえて、モー
タなどの動力手段を設け、動力手段により昇降扉1の昇
降や回転扉2の起立を行わせてもよい。なお、図1にお
いて、ドラム21の軸受け手段は省略している。
ており、この金具5には、ワイヤやチェンなどの紐状体
9の下端部が取着されている。また前記天台10上に
は、この紐状体9が巻回されたドラム21が設けられて
おり、ハンドル22を回転操作すると、紐状体9はドラ
ム21に巻上げられ、倒伏していた回転扉2を起立させ
る。すなわちドラム21やハンドル22は紐状体9の巻
上げ手段を構成している。20は紐状体9が周回するプ
ーリである。なお各ハンドル13、22にかえて、モー
タなどの動力手段を設け、動力手段により昇降扉1の昇
降や回転扉2の起立を行わせてもよい。なお、図1にお
いて、ドラム21の軸受け手段は省略している。
【0009】図1において、立柱1aの内側にはシーブ
23が軸着されている。図3及び図4に示すように、こ
のシーブ23の回転軸24には板体25が軸着されてい
る。またこの板体25上には、第1のパイプ26が溶接
部29により固着されている。このパイプ26はやや傾
斜して立設されており、この第1のパイプ26の上部に
は、ヒンジ28を介して第2のパイプ27が結合されて
いる。前記紐状体9は、シーブ23を周回し、パイプ2
6、27内に挿通されている。
23が軸着されている。図3及び図4に示すように、こ
のシーブ23の回転軸24には板体25が軸着されてい
る。またこの板体25上には、第1のパイプ26が溶接
部29により固着されている。このパイプ26はやや傾
斜して立設されており、この第1のパイプ26の上部に
は、ヒンジ28を介して第2のパイプ27が結合されて
いる。前記紐状体9は、シーブ23を周回し、パイプ2
6、27内に挿通されている。
【0010】この2段ゲート装置は上記のような構成よ
り成り、次に動作の説明を行う。図1及び図2実線で示
すように、常時は、昇降扉1と回転扉2は下降位置にあ
る。上流側の水を下流側へ放流するためにハンドル13
を回転操作すると、昇降扉1は上昇する。すると、この
昇降扉1上に設置された回転扉2も、これと一体的に上
昇する。図2鎖線は、両扉1、2を完全に上昇させた状
態を示している。すなわち、両扉1、2の上昇にともな
って、パイプ26は回転軸24を中心に図2および図3
において時計方向に回動し、またパイプ27もヒンジ部
28を中心に時計方向に回転し、回転扉2は水平状態に
倒伏するとともに、両パイプ26、27はヒンジ28を
中心に直交する姿勢となり、このパイプ26、27内に
挿通された紐状体9は同図鎖線で示すように、パイプ2
6、27内を迂回したうえで前記ローラ20へ延出す
る。したがって紐状体9には両パイプ26、27により
テンションが付与されて、緊張状態を保持することとな
る。なおテンション付与手段であるパイプ26、27が
ない場合には、紐状体9は図2において2点鎖線で示す
ように大きく緩み、水中を不要に浮遊することとなる。
り成り、次に動作の説明を行う。図1及び図2実線で示
すように、常時は、昇降扉1と回転扉2は下降位置にあ
る。上流側の水を下流側へ放流するためにハンドル13
を回転操作すると、昇降扉1は上昇する。すると、この
昇降扉1上に設置された回転扉2も、これと一体的に上
昇する。図2鎖線は、両扉1、2を完全に上昇させた状
態を示している。すなわち、両扉1、2の上昇にともな
って、パイプ26は回転軸24を中心に図2および図3
において時計方向に回動し、またパイプ27もヒンジ部
28を中心に時計方向に回転し、回転扉2は水平状態に
倒伏するとともに、両パイプ26、27はヒンジ28を
中心に直交する姿勢となり、このパイプ26、27内に
挿通された紐状体9は同図鎖線で示すように、パイプ2
6、27内を迂回したうえで前記ローラ20へ延出す
る。したがって紐状体9には両パイプ26、27により
テンションが付与されて、緊張状態を保持することとな
る。なおテンション付与手段であるパイプ26、27が
ない場合には、紐状体9は図2において2点鎖線で示す
ように大きく緩み、水中を不要に浮遊することとなる。
【0011】図5は他の実施例を示している。このもの
は、ワイヤ9には重錘31が装着されている。この重錘
31の内部には滑車33が設けられている。この滑車3
3は、ワイヤ9に滑動自在に載荷されており、この滑車
33がワイヤ9上を転動することにより、重錘31はワ
イヤ9に沿って摺動する。32はワイヤ9が調帯された
ローラである。
は、ワイヤ9には重錘31が装着されている。この重錘
31の内部には滑車33が設けられている。この滑車3
3は、ワイヤ9に滑動自在に載荷されており、この滑車
33がワイヤ9上を転動することにより、重錘31はワ
イヤ9に沿って摺動する。32はワイヤ9が調帯された
ローラである。
【0012】ハンドル13を回転操作すると、実施例1
の場合と同様に昇降扉1と回転扉2は鎖線位置まで上昇
し、ワイヤ9は弛むが、ワイヤ9には重錘31の荷重に
よるテンションが付与され、ワイヤ9は緊張状態を維持
する。なお、2点鎖線で示すワイヤ9は、この重錘31
が存在しない場合を示しており、この場合、ワイヤ9は
弛んで不要にふらつく。
の場合と同様に昇降扉1と回転扉2は鎖線位置まで上昇
し、ワイヤ9は弛むが、ワイヤ9には重錘31の荷重に
よるテンションが付与され、ワイヤ9は緊張状態を維持
する。なお、2点鎖線で示すワイヤ9は、この重錘31
が存在しない場合を示しており、この場合、ワイヤ9は
弛んで不要にふらつく。
【0013】
【発明の効果】本発明は、回転扉を支持する紐状体にテ
ンションを付与するテンション付与手段を構成したの
で、昇降扉を上昇させた際に、紐状体が不要に緩んで水
中を浮遊し、ごみ類が付着するのを防止できる。
ンションを付与するテンション付与手段を構成したの
で、昇降扉を上昇させた際に、紐状体が不要に緩んで水
中を浮遊し、ごみ類が付着するのを防止できる。
【図1】本発明の一実施例に係る2段ゲート装置の正面
図
図
【図2】本発明の一実施例に係る2段ゲート装置の側面
図
図
【図3】本発明の一実施例に係る2段ゲート装置の部分
正面図
正面図
【図4】本発明の一実施例に係る2段ゲート装置の部分
側面図
側面図
【図5】本発明の他の実施例に係る2段ゲート装置の側
面図
面図
1 昇降扉 2 回転扉 7 昇降手段 8 昇降手段 9 紐状体 21 巻上げ手段 22 巻上げ手段 26 テンション付与手段 27 テンション付与手段 31 テンション付与手段
Claims (1)
- 【請求項1】 水路に昇降自在に配設された昇降扉1
と、この昇降扉1上に起伏自在に設置された回転扉2
と、前記昇降扉1を昇降させる昇降手段7、8と、前記
回転扉2を引上げる引上げ手段とを備え前記引上げ手段
が、前記回転扉2に結合された紐状体9と、この回転扉
2の上方に設置されてこの紐状体9を巻上げる巻上げ手
段21、22とから成り、前記昇降扉1の上昇にともな
うこの紐状体9の緩みを回避するべくこの紐状体9にテ
ンションを付与するテンション付与手段26、27を設
けたことを特徴とする2段ゲート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21642792A JPH0641937A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 2段ゲート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21642792A JPH0641937A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 2段ゲート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0641937A true JPH0641937A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16688397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21642792A Pending JPH0641937A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 2段ゲート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641937A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7500660B2 (en) | 2003-08-26 | 2009-03-10 | Mitsubishi Steel Mfg. Co., Ltd. | Vehicle stabilizer for high stress |
KR101329232B1 (ko) * | 2011-05-27 | 2013-11-14 | 주식회사 파워텍 | 도르래 방식 수문 개폐 장치 |
CN110106839A (zh) * | 2019-05-15 | 2019-08-09 | 吴庆林 | 一种便于开启且抗压的防腐式闸门 |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP21642792A patent/JPH0641937A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7500660B2 (en) | 2003-08-26 | 2009-03-10 | Mitsubishi Steel Mfg. Co., Ltd. | Vehicle stabilizer for high stress |
KR101329232B1 (ko) * | 2011-05-27 | 2013-11-14 | 주식회사 파워텍 | 도르래 방식 수문 개폐 장치 |
CN110106839A (zh) * | 2019-05-15 | 2019-08-09 | 吴庆林 | 一种便于开启且抗压的防腐式闸门 |
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