JP2805002B2 - 水性接着剤組成物 - Google Patents

水性接着剤組成物

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JP2805002B2
JP2805002B2 JP8093165A JP9316596A JP2805002B2 JP 2805002 B2 JP2805002 B2 JP 2805002B2 JP 8093165 A JP8093165 A JP 8093165A JP 9316596 A JP9316596 A JP 9316596A JP 2805002 B2 JP2805002 B2 JP 2805002B2
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正 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水性接着剤組成物に
関する。さらに詳しくは、初期接着性および耐熱クリー
プ性が求められる建材、家具、自動車内装材用等に特に
適した接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐熱クリープ性が要求される用途
において用いられる水性接着剤としては、カルボキシル
基含有ウレタン樹脂エマルションとアジリジン系架橋剤
とを併用してなるもの(例えば特公昭63−33518
号公報)が知られている。また、初期接着性を向上させ
るため低分子量の樹脂を添加したもの(例えば特開平5
−222288号公報)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者のものは初期接着性が不十分であるという問題点があ
り、後者のものは初期接着性は改善されるものの耐熱ク
リープ性の低下が起こる問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点に鑑み、初期接着性と耐熱クリープ性とを兼ね備えた
接着剤を得るべく鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。すなわち本発明は、分子内に、スルホン酸塩基およ
び/またはスルファミン酸塩基と一個以上の1級および
/または2級アミノ基とを含有し、樹脂分当りの1級お
よび2級の合計アミン価が少なくとも3mgKOH/g
である水性ウレタン樹脂(A)と、水溶性または水分散
性の架橋剤(B)とからなることを特徴とする水性接着
剤組成物;ならびに、分子内に、スルホン酸塩基および
/またはスルファミン酸塩基と一個以上の1級および/
または2級アミノ基とを含有し、樹脂分当りの1級およ
び2級の合計アミン価が3mgKOH/g以上である水
性ウレタン樹脂(A)と、イソシアネート水分散体(B
1)とからなることを特徴とする水性接着剤組成物に関
するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明における水性ウレタン樹脂
(A)は、有機ポリイソシアネート(a1)、高分子ポ
リオール(a2)、スルホン酸塩基含有ポリオール(a
3)および/またはスルファミン酸塩基含有ポリオール
(a4)および必要により鎖伸長剤(a5)を反応させ
てなる末端イソシアネート基プレポリマーと、該プレポ
リマーのイソシアネート基に対して過剰等量の1級およ
び/または2級ポリアミン(a6)とを反応させて得ら
れる、アミノ基含有水性ポリウレタン樹脂である。該
(A)を構成する有機ポリイソシアネート(a1)とし
ては、例えば、炭素数(イソシアネート基中の炭素を除
く)2〜12の脂肪族ポリイソシアネート[エチレンジ
イソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート(HDI)、ドデカメチ
レンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサ
メチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、
1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネートな
ど];炭素数(イソシアネート基中の炭素を除く)4〜
15の脂環族ポリイソシアネート[イソホロンジイソシ
アネート(IPDI)、ジシクロヘキシルメタン−4,
4’ージイソシアネート(水添MDI)、1,4−シク
ロヘキサンジイソシアネート、メチルシクロヘキサン−
2,4−ジイソシアネート(水添TDI)、1,4−ビ
ス(2−イソシアネートエチル)シクロヘキサンな
ど];炭素数(イソシアネート基中の炭素を除く)8〜
12の芳香脂肪族ポリイソシアネート[キシリレンジイ
ソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイ
ソシアネート(TMXDI)など];炭素数8〜20の
芳香族ポリイソシアネート[1,4−フェニレンジイソ
シアネート、2,4−または2,6−トルエンジイソシ
アネート(TDI)、ジフェニルメタン−2,4’−ま
たは4,4’−ジイソシアネート(MDI)、ナフタレ
ン−1,5−ジイソシアネート、3,3’−ジメチルジ
フェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、o−ト
リジンジイソシアネート、粗製TDI、ポリフェニルメ
タンポリイソシアネート(粗製MDI)など];および
これらの二種以上の混合物が挙げられる。これらのうち
好ましいものはTDI、MDI、HDI、IPDI、水
添MDIおよびTMXDIであり、特に好ましいものは
TDIおよびMDIである。
【0006】高分子ポリオール(a2)としては、ポリ
エーテルポリオール{[低分子ポリオール(エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,3ーまたは1,
4ーブタンジオール、ネオペンチルグチコール、ジエチ
レングリコールなどの二官能ポリオール;グリセリン、
トリメチロールプロパン、ソルビトールなどの三官能以
上のポリオール)、多価フェノール類(ビスフェノール
Aなどのビスフェノール類)]およびアミン類(アルカ
ノールアミンたとえばモノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン;脂肪族ポリアミン
たとえばエチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、
ジエチレントリアミン;脂環族ポリアミンたとえばイソ
ホロンジアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン;芳
香族ジアミンたとえばトリレンジアミン、ジフェニルメ
タンジアミンなど)のアルキレンオキサイド[炭素数2
〜4のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)の一種
または二種以上(ランダムおよび/またはブロック)]
付加物、アルキレンオキサイドの開環重合物(ポリテト
ラメチレンエーテルグリコールなど)など}、ポリエス
テルポリオール{ポリカルボン酸[脂肪族ポリカルボン
酸(たとえばアジピン酸、コハク酸、フマル酸、セバチ
ン酸、マレイン酸および二量化リノレイン酸)および/
または芳香族ポリカルボン酸(たとえばフタル酸、イソ
フタル酸およびテレフタル酸)]と低分子ポリオール
(前記低分子ポリオール)またはポリエーテルポリオー
ル(ポリエチレングリコールなど)との重縮合反応で得
られる末端がヒドロキシル基のポリエステルポリオー
ル、ポリラクトンポリオール(ポリカプロラクトンジオ
ールなど)、ポリカーボネートジオールなど]など、お
よびこれらの二種以上の混合物が挙げられる。これらの
うち好ましいものはポリエステルポリオールである。該
(a2)のOH当量(水酸基1個当りの分子量)は通常
150〜3000、好ましくは200〜2500であ
る。
【0007】スルホン酸塩基含有ポリオール(a3)と
しては、たとえば特公平6−72176号公報明細書に
記載のものが挙げられる。これらのうち特に好ましいも
のは3−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−1−プ
ロパンスルホン酸ナトリウム塩である。
【0008】スルファミン酸塩基含有ポリオール(a
4)としては、たとえばN,N−ビス(2−ヒドロキシ
アルキル)スルファミン酸ナトリウム塩およびこれらの
アルキレンオキサイド付加物が挙げられる。これらのう
ち好ましいものはN,N−ビス(2−ヒドロキシアルキ
ル)スルファミン酸ナトリウム塩のアルキレンオキサイ
ド付加物であり、特に好ましいものはN,N−ビス(2
−ヒドロキシエチル)スルファミン酸ナトリウム塩のプ
ロピレンオキサイド付加物である。該(a4)の製造方
法は特に限定されないが、例えばアミノ基含有ポリオー
ルをアルカリ水溶液中、0〜40℃でピリジン・三酸化
硫黄錯体を反応させた後、反応物をエタノール、アセト
ン等で精製する方法および該精製物にさらにアルキレン
オキサイドを付加させる方法が挙げられる。
【0009】伸長剤(a5)としては、低分子ポリオー
ルおよびポリアミンが挙げられる。低分子ポリオールと
しては、たとえば前記ポリエーテルポリオールの原料と
して例示したうちの二官能または三官能低分子ポリオー
ルが挙げられる。ポリアミンとしては、たとえば前記ポ
リエーテルポリオールの原料として挙げたアミン類が挙
げられる。これらのうち好ましいものは低分子ポリオー
ルであり、特に好ましいものは1,4−ブタンジオール
である。
【0010】ポリアミン(a6)としては、上記ポリエ
ーテルポリオールの原料として挙げたポリアミン類、ヒ
ドラジンヒドラートおよびジヒドラジン誘導体が挙げら
れる。これらのうち好ましいものは脂肪族または脂環族
ジアミン、ヒドラジンヒドラードおよびジヒドラジン誘
導体(アジピン酸ジヒドラジドなど)であり、特に好ま
しいものは脂肪族または脂環族ジアミンおよびヒドラジ
ンヒドラートである。
【0011】(A)の製造方法は特に限定されないが、
分子内に活性水素基を含まない親水性有機溶剤(例えば
アセトン、ジオキサン、N−メチルピロリドンなど)の
存在下または非存在下で、有機ポリイソシアネート(a
1)と活性水素基含有化合物成分[(a2)、(a
3)、(a4)および(a5)]とを、イソシアネート
(以下、NCOと略記)基と活性水素基との当量比が通
常(1.05〜2):1、好ましくは(1.05〜1.
5):1の範囲でワンショット法または多段法により、
通常20〜150℃、好ましくは60〜120℃で2〜
10時間反応させて末端NCOプレポリマーとし、次い
で通常10〜60℃、好ましくは20〜40℃で、該プ
レポリマーのNCO基に対して過剰当量(NCO基1当
量当り、通常1.03〜2当量、好ましくは1.05〜
1.8当量)のポリアミン(a6)を含む水溶液と混合
して、反応させる方法が挙げられる。本発明において
は、該(A)のアミン価(mgKOH/g)が重要であ
り、該(A)の樹脂分当たりの1級および2級の合計ア
ミン価が通常3以上、好ましくは3.5以上であること
が必要である。該合計アミン価が3未満の場合は、初期
接着性が不十分となる。
【0012】本発明で用いられる架橋剤(B)として
は、水溶性または水分散性の、ポリエポキシ化合物、ア
ミノ樹脂、ポリイソシアネート化合物、およびイソシア
ネート水分散体(B1)が挙げられる。
【0013】水溶性または水分散性のポリエポキシ化合
物としては、たとえば親水基(水酸基またはポリオキシ
エチレン鎖)を分子内に有するポリエポキシ化合物、乳
化剤を添加し水分散性が付与されたポリエポキシ化合物
等が挙げられる。これらのうち好ましいものはソルビト
ールポリグリシジルエーテルおよびグリセロールポリグ
リシジルエーテルである。
【0014】水溶性または水分散性のアミノ樹脂として
は、たとえば(アルコキシ)メチロール基および/また
はイミノ基を含有するメラミン樹脂または尿素樹脂が挙
げられる。これらのうち好ましいものはメチロール基お
よび/またはイミノ基を含有するメラミン樹脂である。
【0015】水溶性または水分散性のポリイソシアネー
ト化合物としては、たとえば分子中にポリオキシエチレ
ン鎖等の親水性基を導入したポリイソシアネートが挙げ
られる。具体例としては「コロネート3062」、「コ
ロネート3725」(以上、日本ポリウレタン工業製)
などが挙げられる。
【0016】イソシアネート水分散体(B1)は、有機
ポリイソシアネート(b1)、疎水性高分子化合物(b
2)および/または疎水性低分子化合物(b3)および
乳化剤(b4)とからなる組成物を、水性媒体中に安定
に分散させてなる分散体である。架橋剤として該(B
1)を用いた接着剤組成物は、貯蔵安定性が長期にわた
り良好であるので、接着剤を一液性にすることができ、
使用の度に架橋剤を配合する必要がないという大きな利
点がある。
【0017】該(B1)を構成する有機ポリイソシアネ
−ト(b1)としては、例えばイソシアネートモノマ
ー〔芳香族イソシアネート(トリレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネートなど)、芳香族
脂肪族イソシアネート(キシリレンジイソシアネート、
α、α、α'、α'−テトラメチルキシリレンジイソシア
ネートなど)、脂環式イソシアネート(イソホロンジイ
ソシネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート
など)、脂肪族イソシアネート(ヘキサメチレンジイソ
シアネート、ドデカメチレンジイソシアネートな
ど)〕;これらイソシアネートモノマーの変性体(イ
ソシアヌレート体、ビューレット体、ウレトジオン体、
トリメチロールプロパン付加体など);イソシアネー
トプレポリマー(たとえば疎水性ポリオールと過剰のイ
ソシアネート化合物との反応物);およびこれらの二種
以上の混合物が挙げられる。これらのうち好ましいもの
は残基のSP値の小さい脂環式イソシアネート、脂肪族
イソシアネート、芳香族脂肪族イソシアネートおよびこ
れらの変性体であり、特に好ましいものは脂環式イソシ
アネートのイソシアヌレート変性体である。
【0018】疎水性高分子化合物(b2)としては、例
えばオレフィン系〔エチレン、プロピレン、ブテン、
イソブチレン、ブタジエン、イソプテンなどの(共)重
合体もしくはその水素化体など〕;(メタ)アクリル
系(炭素数4〜20の長鎖アルキル(メタ)アクリレー
ト重合体など);芳香族ビニル系(スチレン、α−メ
チルスチレン重合体など)およびこれらの共重合系もし
くは混合物が挙げられる。これらのうち好ましいものは
SP値の大きい、およびこれらの共重合系である。
【0019】疎水性低分子化合物(b3)としては、
脂肪族炭化水素(n−ヘプタン、ミネラルスピリットな
ど);脂環式炭化水素(シクロヘキサン、デカリンな
ど);芳香族炭化水素(キシレン、ジエチルベンゼン
など);塩素化炭化水素(テトラクロルエチレン、ク
ロルベンゼンなど);フタル酸エステル類(ジオクチ
ルフタレート、ジイソデシルフタレートなど);脂肪
族二塩基酸エステル類(アジピン酸エステル、セバチン
エステルなど);高級脂肪酸エステル類(ヒマシ油な
ど);およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
これらのうち好ましいものはSP値の大きい、およ
びこれらの混合物である。
【0020】乳化剤(b4)としては、その親水基につ
いてはアニオン性および/または非イオン性のものが使
用される。疎水基については、(B1)の乳化分散性を
より向上させるために使用できるものとして、炭素数
10〜20のアルキル基;炭素数8〜12のアルキル
基を有するアルキルフェニール基;スチレン1〜4モ
ル付加スチリル化フェニール基;炭素数4〜20のア
ルキル基を有する(メタ)アクリレート(共)重合体構
造;芳香族ビニル(共)重合体構造;前記との
共重合体構造などが挙げられる。これらの疎水基のうち
好ましいものはSP値の大きい、およびである。
【0021】また、(B1)中の(b2)、(b3)お
よび(b4)の疎水基の平均SP値は(b1)のイソシ
アネート残基の平均SP値と等しいか大であり、且つ、
その差が通常0〜1.5、好ましくは0.1〜1.2で
ある。該平均SP値の差が0未満では分散体粒子内に水
が浸透し易くなり(B1)の十分な安定性が保持でき
ず、1.5を超えるとイソシアネートとの相溶性が低下
するため安定性が悪くなる。ここにいうSP値は、Fe
dors法〔Polym.Eng.Sci.14(2)
152,(1974)〕によって計算される値である。
【0022】(B1)中の(b2)および/または(b
3)の合計量は、(b1)の重量に対して通常10〜5
0重量%、好ましくは20〜40重量%である。(b
2)および/または(b3)の量が10重量%未満では
(B1)の安定性が不十分となり、50重量%を超えて
も安定性のさらなる向上効果はない。とくに(b2)が
50重量%を超えると分散時の粘度が高くなり水中への
分散が困難となるので好ましくない。また、(b4)の
量は(b1)の重量に対して通常1〜30重量%、好ま
しくは5〜20重量%である。(b4)の量が1重量%
未満では乳化性が不十分であり、30重量%を超えると
接着剤硬化物の耐水性が低下する。
【0023】該(B1)の製造方法については特に限定
されないが、例えば、(b1)、(b2)、(b3)
および(b4)を予め混合し、その中へ水性媒体を加え
て分散させる方法;(b1)、(b2)および(b
3)を予め混合し、その中へ(b4)を含ませた水性媒
体を加えて分散させる方法;(b1)、(b2)およ
び(b3)を予め混合し、(b4)を含ませた水性媒体
の中へ該混合物を加えて分散させる方法;(b1)、
(b2)、(b3)、(b4)および水性媒体を一括混
合して分散させる方法等が挙げられる。これらの方法の
うち〜の方法が、水と(b1)の直接接触を避けら
れる点で好ましい。
【0024】(B1)の製造にあたりその分散装置につ
いては特に限定はされないが、例えば錨型攪拌方式、
羽車式攪拌方式、固定子、回転子方式、高圧衝撃
方式、超音波衝撃方式等が挙げられる。これら分散装
置のうちまたはは予備混合装置として、、また
はは乳化分散装置として使用するのが好ましい。
【0025】例えば、予備混合を前記の錨型攪拌方式
で行い、乳化分散を前記の固定子、回転子方式で行う
場合の好ましい分散条件としては、分散温度は通常10
〜60℃、回転数は通常5000〜20000rpm、
分散時間は通常1〜10分である。
【0026】該(B1)はコロイダルまたはエマルショ
ン状の水性分散体であって、かつイソシアネート基は長
期間にわたって安定に保持される。すなわち、水性媒体
に分散した状態では疎水性のイソシアネート基はミセル
内にあり、水と遮断されて安定に保持されるが、乾燥時
には水性媒体が揮散してミセルが破壊され、イソシアネ
ート基と、水性ウレタン樹脂(A)もしくは被着体表面
の活性水素あるいは水分との反応が起こり架橋する。
【0027】本発明の組成物における(A)と(B)ま
たは(B1)の固形分重量比は、通常(50〜99):
(1〜50)、好ましくは(70〜97):(3〜3
0)である。(B)または(B1)の比率が1未満では
十分な接着強度および耐久性が得られず、50を超える
と接着剤硬化物の柔軟性が低下するので好ましくない。
【0028】(A)と(B)または(B1)の混合方法
は特に限定されず、例えば(A)と(B)または(B
1)とを、通常の攪拌による混合や混合装置(ペイント
コンデイショナー、ボールミル、ニーダー、サンドグラ
インダー、フラットストンミルなど)を用いて混合する
方法が挙げられる。
【0029】本発明の水性接着剤組成物には、必要に応
じて他の水性樹脂、無機充填剤、安定剤、分散剤、界面
活性剤、増粘剤、防腐剤および凍結防止剤などの添加剤
を加えることができる。これらの具体例としては下記の
ものが挙げられる。 水性樹脂:アクリル系、酢酸ビニル系、塩化ビニル系ま
たはウレタン系エマルション、SBR系またはNBR系
ラテックスなど。 無機充填剤:炭酸カルシウム、シリカまたはタルクな
ど。 安定剤:ヒンダードフェノール系、ヒドラジン系、燐
系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、アキザ
リックアシッドアニリド系、ヒンダードアミン系などの
安定剤。 分散剤:ポリアクリル酸(塩)など。 界面活性剤:ノニルフェノールのエチレンオキサイド付
加物などのノニオン界面活性剤。 増粘剤:ポリアクリル酸(塩)、セルロース誘導体、で
んぷん誘導体、ポリビニルアルコールなど。 防腐剤:有機窒素硫黄化合物系または有機硫黄ハロゲン
化合物系防腐剤など。 凍結防止剤:エチレングリコール、プロピレングリコー
ルなど。
【0030】本発明の水性接着剤組成物を使用するとき
の、被着体への塗布方法としては、刷毛塗り、ロール塗
り、スプレー塗り、流し塗りまたは浸漬法等の方法が挙
げられる。塗布した接着剤を乾燥後、もう一方の被着体
と張り合わせ(ドライ接着)、常温で養生すれば架橋が
進行し接着剤層は硬化する。また、必要により60〜8
0℃程度に加熱して硬化を促進させることもできる。さ
らに、塗布した接着剤をもう一方の被着体と張り合わせ
(ウエット接着)、常温で乾燥および養生することも可
能である。
【0031】本発明の水性接着剤組成物は、とくに初期
接着性および耐熱クリープ性にすぐれるので自動車内装
材、建材、家具等の接着剤として好適に使用される。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて、部は重量部、%は重量%を示す。
【0033】なお、実施例および比較例における性能試
験方法は下記のとおりである。 初期接着性:ウレタン樹脂エマルションと水性架橋剤ま
たはイソシアネート水分散体の配合物を、粘度が200
0〜5000cPになるよう増粘剤(サンノプコ製「S
NシックナーA−803」)で調整し、半硬質塩ビシー
ト(25mm×120mm)に塗布量が100g/m2
になるよう塗布し、100℃で2分間乾燥後、合板を2
Kgの荷重で10秒間圧着し、ただちに直ちに剥離強度
を測定した。100g/25mm以上を初期接着性良好
とした。 耐熱クリーク性:ウレタン樹脂エマルションと水性架橋
剤またはイソシアネート水分散体の配合物を、粘度が2
000〜5000cPになるように増粘剤(サンノプコ
製「SNシックナーA−803」)で調整し、半硬質塩
ビシート(200mm×120mm)に塗布量が100
g/m2になるよう塗布し、合板(200mm×120
mm)を貼合わせ、2Kgの荷重で1日圧着後、室温で
6日間養生した。養生した試験片を25mm幅(長さ1
20mm)にカットし、半硬質塩化シートの先端に50
0gの静荷重をかけ、90℃雰囲気下で2時間後の剥離
長さを測定した。剥離長さ5mm以下を耐熱クリープ性
良好とした。 配合安定性:ウレタン樹脂エマルションと、水性架橋剤
またはイソシアネート水分散体の配合物を、密閉下30
℃で30日間保存し、沈降物が発生するまでの日数を調
べた。30日間沈降物が発生しないものを良好と判定し
た。
【0034】製造例1 温度計および攪拌機を付けた反応器に、重亜硫酸ナトリ
ウム109部、亜硫酸ナトリウム63部および水350
部を仕込み溶解後、グリセリンモノアリルエーテル13
2部を仕込み、60℃で4時間反応後、減圧下で水を留
去し、イソプロピルアルコール300部加え、不溶解物
をろ過し、イソプロピルアルコールを留去して、3−
(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−1−プロパンス
ルホン酸ナトリウム塩(a3−1)213部を得た。
【0035】製造例2 温度計および攪拌機を付けた反応器に、ジエタノールア
ミン105部および水1250部を仕込み溶解後、室温
でピリジン・三酸化イオウ錯体159部を2時間かけて
滴下した。この時、系内のpHを10%水酸化ナトリウ
ム水溶液400部で約9〜10に保った。反応混合物を
1000部まで濃縮し、塩化ナトリウム10部を加えた
後、エタノール5000lm加えて生成した白色の結晶
沈降物をろ過で除去した。ろ液に4000lmのアセト
ンを加えて白色結晶の沈降物をろ過後、乾燥して白色結
晶200部を得た。この白色結晶104部、キシレン1
00部および水酸化カリウム2部を温度計および攪拌機
を付けた密閉反応槽に仕込み、130℃で2時間かけて
酸化プロピレン174部を滴下した。滴下終了後、同温
度で2時間熟成して反応を終了した。得られた反応物に
硫酸を加えて中和し、減圧下150℃でキシレンを留去
して、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)スルファ
ミン酸ナトリウム塩のプロピレンオキサイド3モル付加
物(a4−1)278部を得た。
【0036】製造例3 温度計および攪拌機を付けた密閉反応槽に、ポリブチレ
ンアジペート(数平均分子量2000)219.8部、
1,4−ブタンジオール7.5部、製造例1で得た(a
3−1)10.6部、トルエンジイソシアネート62.
1部およびアセトン300部を仕込み、反応系を窒素ガ
スで置換したのち、攪拌下80℃で7時間反応してイソ
シアネート基含量(以下NCO%と略記)1.21%の
NCO末端ウレタンプレポリマーを得た。つぎにイソホ
ロンジアミン17.0部を水739.7部に溶解したも
のを、30℃に冷却した該プレポリマー溶液に加え、乳
化・鎖伸長反応を行った後、減圧下50〜60℃でアセ
トンを留去し、固形分30%、粘度25cP/25℃、
アミン価4.8(樹脂分当り)のウレタン樹脂エマルシ
ョン(A−1)1056部を得た。
【0037】製造例4 温度計および攪拌機を付けた密閉反応槽に、ポリカプロ
ラクトンジオール(数平均分子量2000)200.7
部、1,4−ブタンジオール7.6部、製造例2で得た
(a4−1)29.7部、トルエンジイソシアネート6
2.1部およびアセトン300部を仕込み、反応系を窒
素ガスで置換したのち、攪拌下80℃で7時間反応して
NCO%が1.23%のNCO末端ウレタンプレポリマ
ーを得た。次いで80%ヒドラジンヒドラード水溶液1
1.0部を水713.1部に溶解したものを30℃に冷
却した該プレポリマー溶液に加え、乳化・鎖伸長反応を
行った後、減圧下50〜60℃でアセトンを留去し、固
形分30%、粘度10cP/25℃、アミン価32.3
(樹脂分当り)のウレタン樹脂エマルション(A−2)
1020部を得た。
【0038】比較製造例1 温度計および攪拌機を付けた密閉反応槽に、ポリブチレ
ンアジペート(数平均分子量2000)219.8部、
1,4−ブタンジオール7.5部、製造例1で得た(a
3ー1)10.6部、トルエンジイソシアネート62.
1部およびアセトン300部を仕込み、反応系を窒素ガ
スで置換したのち、攪拌下80℃で7時間反応してNC
O%が1.21%のNCO末端ウレタンプレポリマーを
得た。次いでイソホロンジアミン14.8部を水73
4.6部に溶解したものを30℃に冷却した該プレポリ
マー溶液に加え、乳化・鎖伸長反応を行った後、減圧下
50〜60℃でアセトンを留去し、固形分30%、粘度
25cP/25℃、アミン価0.3(樹脂分当り)のウ
レタン樹脂エマルション(A−3)1049部を得た。
【0039】比較製造例2 温度計および攪拌機を付けた密閉反応槽に、ポリブチレ
ンアジペート(数平均分子量2000)222.1部、
1,4ーブタンジオール2.4部、ジメチロールプロピ
オン酸13.4部、トルエンジイソシアネート62.1
部、およびアセトン300部を仕込み、反応系を窒素ガ
スで置換したのち、攪拌下80℃で7時間反応してNC
O%が1.20%のNCO末端ウレタンプレポリマーを
得た。該プレポリマーを30℃に冷却してトリエチルア
ミン10.1部を加えた後、水700.0部を加え、乳
化・鎖伸長反応を行った後、減圧下50〜60℃でアセ
トンを留去し、固形分30%、粘度35cP/25℃の
ウレタン樹脂エマルション(A−4)1000部を得
た。
【0040】製造例5 イソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体
(NCO残基のSP値8.7)33.0部、ポリスチレ
ン(SP値10.6)6部およびジエチルベンゼン(S
P値9.0)6.0部を300mlのビーカーに入れ錨
型攪拌装置を用いて60℃で30分間混合し均一溶液と
した。次いでこの溶液を30℃まで冷却し、ポリオキシ
エチレンスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム
(三洋化成工業製、疎水基のSP値10.1)1.1部
を水53.9部に溶解したものを投入し、回転子固定子
型分散機〔ウルトラデイスパーザーLK−22型(株)
YAMATO製〕を使用し、30℃にて回転数1350
0rpmで5分間分散し、SP値の差(疎水性高分子化
合物、疎水性低分子化合物および乳化剤の疎水基の平均
SP値と有機ポリイソシアネートのイソシアネート残基
のSP値の差)1.1、NCO%が6.2%のイソシア
ネート水分散体(B1−1)を得た。
【0041】製造例6 イソホロンジイソシアネート(NCO残基のSP値8.
7)33.0部、スチレン/ブチルメタアクリレート
(4/6)コポリマー(SP値9.9)6部およびジエ
チルベンゼン(SP値9.0)6.0部を300mlの
ビーカーに入れ錨型攪拌装置を用いて60℃で30分間
混合し均一溶液とした。次いでこの溶液を30℃まで冷
却し、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸
ナトリウム(三洋化成工業製、疎水基SP値9.2)
1.1部を水53.9部に溶解したものを投入し、回転
子固定子型分散機〔ウルトラデイスパーザーLK−22
型(株)YAMATO製〕を使用し、30℃にて回転数
13500rpmで5分間分散し、SP値の差0.8、
NCO%が12.4%のイソシアネート水分散体(B1
−2)を得た。
【0042】実施例1〜4 製造例3または4で得られたウレタン樹脂エマルション
(A−1)または(A−2)と、架橋剤(B−1、B−
2またはB−3)とを、表1に示す配合割合でそれぞれ
配合し、本発明の接着剤組成物を得た。これらについ
て、前記の性能試験方法に従い初期接着性および耐熱ク
リープ性の試験を行った。その結果を表3に示す。な
お、架橋剤(B−1、B−2およびB−3)はそれぞれ
下記のとおりである。 B−1:「デナコールEX−313」(ナガセ化成工業
製、水溶性ポリエポキシ化合物) B−2:「スミマールM−30W」(住友化学工業製、
メチロール化メラミン樹脂) B−3:「コロネート3062」(日本ポリウレタン工
業製、水分散性ポリイソシアネート化合物)
【0043】
【表1】
【0044】比較例1〜4 比較製造例1または2で得られたウレタン樹脂エマルシ
ョン(A−3)または(A−4)と、架橋剤(B−1、
B−2またはB−3)とを、表2に示す配合割合でそれ
ぞれ配合し、比較の接着剤組成物を得た。これらについ
て、前記の性能試験方法に従い初期接着性および耐熱ク
リープ性の試験を行った。その結果を表3に示す。
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】実施例5〜8 製造例3または4で得られたウレタン樹脂エマルション
(A−1)または(A−2)と、製造例5または6で得
たイソシアネート水分散体(B1−1)または(B1−
2)とを、表4に示す配合割合でそれぞれ配合し、本発
明の接着剤組成物を得た。これらについて、前記の性能
試験方法に従い配合安定性、初期接着性および耐熱クリ
ープ性の試験を行った。その結果を表6に示す。
【0048】
【表4】
【0049】比較例5〜7 製造例3、比較製造例1または2で得られたウレタン樹
脂エマルション(A−1)、(A−3)または(A−
4)と、製造例5および6で得られたイソシアネート水
分散体(B−1)、(B−2)または水分散性ポリイソ
シアネート化合物「コロネート3062」(日本ポリウ
レタン工業製)とを、表5に示す配合割合でそれぞれ配
合し、比較の接着剤組成物を得た。これらについて、前
記の性能試験方法に従って配合安定性、初期接着性およ
び耐熱クリープ性の試験を行った。その結果を表6に示
す。
【0050】
【表5】
【0051】
【表6】
【0052】
【発明の効果】本発明の水性接着剤組成物は、従来技術
では達し得なかった下記の効果を有する。 (1)良好な初期接着性および耐熱クリープ性を併せ有
する。 (2)塗布面を乾燥して貼合わせても十分な初期接着性
が得られる。 (3)常温養生でも十分な耐熱クリープ性が得られる。 (4)架橋剤としてイソシアネート水分散体を用いるこ
とにより、遊離のイソシアネート基を含有していながら
配合物の長期保存安定性が良好であり、接着剤の一液化
が可能である。 上記効果を奏することから本発明の水性接着組成物は、
とくに良好な初期接着性および高い耐熱クリープ性が求
められる建材、家具、自動車内装材などの接着剤として
極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−297375(JP,A) 特開 平6−157698(JP,A) 特開 平6−256749(JP,A) 特表 平6−506007(JP,A) 特開 平6−65552(JP,A) 特開 昭63−12767(JP,A) 特表 平5−502902(JP,A) 特表 平5−505840(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09J 175/00 - 175/16 C08G 18/00 - 18/87

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子内に、スルホン酸塩基および/また
    はスルファミン酸塩基と一個以上の1級および/または
    2級アミノ基とを含有し、樹脂分当りの1級および2級
    の合計アミン価が少なくとも3mgKOH/gである水
    性ウレタン樹脂(A)と、水溶性または水分散性の架橋
    剤(B)とからなることを特徴とする水性接着剤組成
    物。
  2. 【請求項2】 (B)が、水溶性または水分散性の、ポ
    リエポキシ化合物、アミノ樹脂およびポリイソシアネー
    ト化合物から選ばれる少なくとも一種である請求項1記
    載の組成物。
  3. 【請求項3】 分子内に、スルホン酸塩基および/また
    はスルファミン酸塩基と一個以上の1級および/または
    2級アミノ基とを含有し、樹脂分当りの1級および2級
    の合計アミン価が少なくとも3mgKOH/gである水
    性ウレタン樹脂(A)と、イソシアネート水分散体(B
    1)とからなることを特徴とする水性接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 (B1)が、有機ポリイソシアネート
    (b1)、疎水性高分子化合物(b2)および/または
    疎水性低分子化合物(b3)および乳化剤(b4)とか
    らなる水分散体である請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 (B1)における(b2)、(b3)お
    よび(b4)の疎水基の平均SP値が、(b1)のイソ
    シアネート残基の平均SP値と等しいか大であり、か
    つ、その差が0〜1.5である請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】 (B1)における(b2)および(b
    3)の合計重量が、(b1)の重量に対して10〜50
    重量%である請求項4または5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 (B1)における(b4)の量が、(b
    1)の重量に対して1〜30重量%である請求項4〜6
    いずれか記載の組成物。
  8. 【請求項8】 (A)が、有機ポリイソシアネート(a
    1)、高分子ポリオール(a2)、スルホン酸塩基含有
    ポリオール(a3)および/またはスルファミン酸塩基
    含有ポリオール(a4)および必要により鎖伸長剤(a
    5)を反応させてなる末端イソシアネート基プレポリマ
    ーと、該プレポリマーのイソシアネート基に対して過剰
    当量の1級および/または2級ポリアミン(a6)との
    反応物である請求項1〜7いずれか記載の組成物。
  9. 【請求項9】 (a3)が、3−(2,3−ジヒドロキ
    シプロポキシ)−1−プロパンスルホン酸ナトリウム塩
    であり、(a4)が、N,N−ビス(2−ヒドロキシア
    ルキル)スルファミン酸ナトリウム塩のアルキレンオキ
    サイド付加物である請求項8記載の組成物。
  10. 【請求項10】(A):(B)または(B1)の固形分
    重量比が(50〜99):(1〜50)である請求項1
    〜9いずれか記載の組成物。
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