JP2802302B2 - チェーンソー - Google Patents

チェーンソー

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JP2802302B2
JP2802302B2 JP63198752A JP19875288A JP2802302B2 JP 2802302 B2 JP2802302 B2 JP 2802302B2 JP 63198752 A JP63198752 A JP 63198752A JP 19875288 A JP19875288 A JP 19875288A JP 2802302 B2 JP2802302 B2 JP 2802302B2
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秀雄 杉原
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    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27BSAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
    • B27B17/00Chain saws; Equipment therefor
    • B27B17/02Chain saws equipped with guide bar

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Sawing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はガイド部材の周囲に沿って周回可能な無端
状のソーチェーンと、駆動源によって回転されると共に
前記ソーチェーンに噛合う駆動ホイールと、駆動源の回
転を駆動ホイールに伝達する動力伝達機構とを本体フレ
ームに装着したチェーンソーに係り、特に携帯用のチェ
ーンソーに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のチェーンソーでは、第19図に示す本体
フレーム1に装着された駆動源の回転が動力伝達機構に
よって駆動ホイールに伝達され、その駆動ホイールが回
転されることにより、切断作動部2における無端状のソ
ーチェーンがガイド部材の周囲に沿って周回移動される
ようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記のチェーンソーでは、本体フレーム1
に対して、ソーチェーンを備えた切断作動部2の配置位
置を調節するための機構が何ら設けられていないため、
例えば、第19図に示すように、台所等天井付近における
狭い作業空間S内で、側壁Wに換気扇取付け用の開口Wa
を作成する場合、作業空間Sがチェーンソー全体に占有
されて、チェーンソーの取り扱いが極めて不便になるば
かりでなく、作業者に無理な姿勢が強いられて、疲労を
増大させるという問題がある。
又、作業者に無理な姿勢が強いられると、特に、切断
作動部2にも過大な負荷が加わることになり、チェーン
ソーが破損したりするおそれもある。更に、ガス,水道
の配管工事に際して、土中に埋設された水道管を切断す
る際、従来のチェーンソーを使用する場合には、チェー
ンソーの全長よりも広い作業杭を形成する必要が生じる
ばかりでなく、水道管に隣接するガス管に対して細大の
注意をはらう必要が生じ、この場合にも作業者の負担が
増加する。
一方、狭い作業空間内におけるチェーンソーの取り扱
いを容易にするため、チェーンソー全体の小型化を図る
ことが考えられるが、その場合には、ソーチェーンの長
さが減少して、切断能力が低下すると共に製品寿命が短
くなり、更には、駆動源の出力が低下して作業効率の低
下を招くという新たな問題を生じる。
この発明は上述した幾多の問題を一挙に解決するため
になされたものであって、その目的は、チェーンソーの
出力低下を招くことなく、狭い作業空間内においても、
容易に取り扱うことができ、よって作業者の負担を軽減
することが可能なチェーンソーを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本願発明における第一
のソーチェーンでは、ガイド部材と本体フレームとの間
に、駆動ホイールの回転軸線を中心としてソーチェーン
の配置位置を所定角度範囲にわたって無段階に回動調節
するための調節機構を設けている。この調節機構と動力
伝達機構との間には、動力伝達機構の作動に伴って調節
機構を自動的に作動させる作動機構を設けることが望ま
しい。或いは、前記調節機構と駆動源の出力軸との間に
調節機構を自動的に作動させる作動機構を設けても良
い。更に、前記調節機構には専用の調節駆動源を連結し
ても良い。
又、第二のチェーンソーでは、ソーチェーン及び駆動
ホイールを支持する回動フレームを設けると共に、その
回動フレームを前記駆動ホイールの回転軸線と交叉する
軸線の周りに回動可能に支持し、回動フレームと本体フ
レームとの間には回動フレームの配置位置を回動調節可
能な調節機構を設けると共に、駆動ホイールと前記動力
伝達機構との間には本体フレームに対する回動フレーム
の調節位置とは無関係に両者間の動力伝達を確保する連
繋機構を設けている。
そして、第二のチェーンソーにおける調節機構と動力
伝達機構との間にも、動力伝達機構の作動に伴って調節
機構を自動的に作動させる作動機構を設けたり、調節機
構と駆動源の出力軸との間に調節機構を自動的に作動さ
せるための作動機構を設けたり、調節機構に専用の調節
駆動源を連結したりすることが望ましい。
〔作用〕
前記各チェーンソーにおいて、駆動源が回転される
と、その回転が動力伝達機構によって駆動ホイールに伝
達され、その駆動ホイールに噛合うソーチェーンがガイ
ド部材に沿って周回される。そして、第一のチェーンソ
ーでは、ガイド部材と本体フレームとの間に設けた調節
機構により、駆動ホイールの回転軸線を中心としてソー
チェーンの配置位置が所定角度範囲にわたって無段階に
回動調節される。又、調節機構と動力伝達機構との間に
作動機構を設ければ、動力伝達機構の作動に伴ってソー
チェーンの配置位置が自動的に調節される。更に、調節
機構と駆動源の出力軸との間に作動機構を設ければ、出
力軸の回転に伴ってソーチェーンの配置位置が自動的に
調節される。
第二のチェーンソーでは、回動フレームと本体フレー
ムとの間の調節機構により、回動フレームの配置位置を
調節すると、メインフレームに対する回動フレーム上の
ソーチェーンの配置位置が調節される。そして、ソーチ
ェーンの配置位置とは無関係に、連繋機構により、駆動
ホイールと動力伝達機構との間の動力伝達が確保され
る。又、調節機構と動力伝達機構との間に作動機構を設
ければ、動力伝達機構の作動に伴ってソーチェーンの配
置位置が自動的に調節される。駆動源の出力軸と調節機
構との間に作動機構を設ければ、出力軸の回転に伴って
ソーチェーンの配置位置が自動調節され、調節機構に専
用の調節駆動源を連結しても、ソーチェーンの配置位置
を自動調節できる。
〔実施例〕
以下、この発明を具体化したチェーンソーの第一実施
例を、第1図〜第9図に従って詳細に説明する。
第1図に示すように、チェーンソーの本体フレーム11
は互いに対向する端部においてそれぞれ開口する略筒状
のメインフレーム12及び枠状のサブフレーム13によって
構成され、メインフレーム12の外面には把手11aが装着
されている。そして、メインフレーム12の開口部外周に
設けた雄ネジ部14に、サブフレーム13の外周に回動可能
に装着した固定リング15が螺合されることにより、両フ
レーム12,13が連結固定されている。
第7図及び第8図に示すように前記サブフレーム13内
には、支持板部16aとその支持板部16aの一側に固着され
た円盤部16bとを有する回動フレーム16が配設され、そ
の円盤部16bが両フレーム12,13の連結方向と直交する方
向に延びる支軸16cによって回動可能に支持されてい
る。前記支持板部16aには円盤部16bの回動軸線と直交す
る回動軸17が回動可能に挿通支持され、その外端には駆
動ホイール18が取着されている。この駆動ホイール18と
してはスプロケットホイールやソーチェーン22に係脱可
能な複数のピンを備えたピンホイールを適用できる。
前記支持板部16a上には回動軸17と同一軸線上におい
て回動可能な回動部材19がその基端にてリング20により
保持されている。前記回動部材19には外縁に潤滑油のた
めの案内溝21aを備えたガイドプレート21がその一端に
て固着され、そのガイドプレート21の外周には外側に刃
部を備えた無端状のソーチェーン22が周回移動可能に装
着されると共に、そのソーチェーン22の一部が前記駆動
ホイール18に噛み合わされている。そして、駆動ホイー
ル18の回転に伴って、ソーチェーン22がガイドプレート
21の外周に沿って周回される。
前記回動部材19の周縁には前記回動軸17を中心とする
調節用ウォームホイール部23が形成されると共に、回動
フレーム16の支持板部16a上には第一調節軸24が回動操
作可能に支持され、その一端には前記ウォームホイール
部23に噛合うウォーム25が装着されると共に、他端には
操作つまみ26が装着されている。そして、操作つまみ26
によって調節軸24が回動されることにより、ウォーム25
とウォームホイール部23との噛合いを介して、回動部材
19,ガイドプレート21及びソーチェーン22が回動軸17を
中心に一体回動され、サブフレーム13に対するソーチェ
ーン22の配置位置が第1図に示すX方向に所定角度範囲
にわたって調節される。尚、前記ウォームホイール部2
3,第一調節軸24,ウォーム25及び操作つまみ26によって
第一調節機構A1が構成されている。
又、前記回動部材19上には前記ガイドプレート21の固
定側端部及び駆動ホイール18を覆うカバー27が固着さ
れ、そのカバー27の外面にはソーチェーン22の回動調節
角度を表す目盛り28が付設されると共に、サブフレーム
13上には目盛り28を指示する指標29が付設されている。
第6図〜第8図に示すように、前記回動フレーム16の
円盤部16b外周には調節用ウォームホイール部31が形成
されると共に、サブフレーム13には前記回動軸17と平行
に延びる第二調節軸32が回動操作可能に支持され、その
一端には前記ウォームホイール部31に噛合うウォーム33
が装着されると共に、他端にはサブフレーム13の外方に
位置する操作つまみ34が取着され、その操作つまみ34に
よって第二調節軸32が回動されることにより、ウォーム
33がウォームホイール部31との噛合いを介して回動フレ
ーム16がその回動軸線の周りに回動され、回動フレーム
16上のソーチェーン22の配置位置が第5図のY方向に所
定角度範囲にわたって調節される。
又、第5図に示すように、サブフレーム13の外面には
目盛り37が付設されると共に、回動フレーム16には指標
38が付設され、回動フレーム16の回動時には、両者37,3
8によって回動調節角度が表示される。尚、前記ウォー
ムホイール部31,第二調節軸32,ウォーム33及び操作つま
み34によって第二調節機構A2が構成されている。
一方、第3図に示す前記メインフレーム12には、その
開口12aの中央に向かうように、等角度間隔をおいて突
出する突起35が形成されると共に、サブフレーム13の開
口13a内縁には各突起35に対応する凹所36が形成され、
メインフレーム12の各突起35をサブフレーム13の各凹所
36に選択的に嵌合させることにより、両フレーム12,13
の結合位置が変更されて、メインフレーム12に対するソ
ーチェーン22の配置位置がメインフレーム12の中心軸線
を中心として第1図に示すZ方向へ調節される。
次に、ソーチェーン22を駆動するための機構について
説明すると、第1図及び第3図(a)に示すメインフレ
ーム12にはその中心軸線上に位置する出力軸41を備えた
駆動源としての電動モータ(図示略)が内蔵され、その
出力軸41に取着された駆動ギア42がメインフレーム12の
開口12aより外方へ突出している。第3図(b),第6
図及び第7図に示すように、サブフレーム13内には一端
に前記駆動ギア42に噛合う被動ギア43aを備えると共に
他端にベベルギア43bを備えた伝達軸43が軸受け44によ
って回転可能に支持されている。そして、前記駆動ギア
42及び被動ギア43aによって連動機構Cが構成されてい
る。
又、サブフレーム13内において、前記回動フレーム16
の回動軸線上には大径ベベルギア45a及び小径ベベルギ
ア45bを備えた中間軸45が軸受け46によって回転可能に
支持され、前記伝達軸43のベベルギア43bが大径ベベル
ギア45aに噛み合わされている。更に、前記回動軸17の
下端には小径ベベルギア45bに噛合う小径ベベルギア47
が装着されている。
そして、出力軸41回転された時には、その回転が駆動
ギア42,被動ギア43a,ベベルギア43b、大径ベベルギア45
a,小径ベベルギア45b及び小径ベベルギア47を介して回
動軸17上の駆動ホイール18に伝達される。又、各フレー
ム12,13の結合位置の変更時には、駆動ギア42に対する
被動ギア43aの噛合い位置が変更されることにより、両
ギア42,43a間の動力伝達が確保される。尚、前記各ギア
42,43a,43b,45a,45b,47等によって動力伝達機構Tが構
成され、小径ベベルギア45b,47によって連繋機構Dが構
成されている。
又、第4図及び第8図に示すように、前記支持板部16
aには回動軸17を中心とする円弧状の潤滑油収容溝48が
形成されると共に、その潤滑油収容溝48の略中央にはサ
ブフレーム13に連通する潤滑油供給孔49が形成され、サ
ブフレーム13内の潤滑油が前記供給孔49を通って収容溝
48に収容される。一方、回動部材19には潤滑油通過溝50
が形成され、回動部材19の配置位置とは無関係に潤滑油
通過溝50の一端が潤滑油収容溝48に重ね合わされること
により、潤滑油収容溝48内の潤滑油が潤滑油通過溝50を
通ってソーチェーン22に供給されるようになっている。
さて、上記のように構成されたチェーンソーを使用し
て、例えば、第9図(a),(b)に示すように台所の
側壁Wに換気扇取付け用の開口Waを形成したり、第9図
(c)に示すように、水道やガスの配管工事現場におい
て、水道管Mやガス管Gの切断作業を行う場合には、作
業空間Sにおける作業を円滑に行うため、必要に応じ
て、メインフレーム12に対するソーチェーン22の配置位
置を調節することができる。
即ち、第1図及び第2図に示す固定リング15を緩め
て、サブフレーム13をメインフレーム12から取り外した
後、第3図(a)に示す各突起35を同図(b)に示す所
望の各凹所36に嵌合させた後、固定リング15を締めつけ
れば、メインフレーム12に対するソーチェーン22の配置
位置を第1図のZ方向に容易に調節することができる。
そして、この時、連動機構Cにおける被動ギア43aと駆
動ギア42との噛合い位置が変更され、出力軸41と伝達軸
43との間の動力伝達が確保される。
又、第5図に示す目盛り37及び指標38を目安にして、
第5図及び第6図に示す操作つまみ34を回動操作すれ
ば、第二調節軸32上のウォーム33と回動フレーム16のウ
ォームホイール部31との噛合いを介して、回動フレーム
16を第5図のY方向へ回動させることができ、メインフ
レーム12に対するソーチェーン22の配置位置をY方向に
容易に無段階に調節することができる。そして、この
時、連繋機構Dにおける各ベベルギア45b,47の噛合い位
置が変更され、動力伝達機構Tと駆動ホイール18との間
の動力伝達が確保される。
更に、第1図に示す目盛り28及び指標29を目安にし
て、操作つまみ26を回動操作すれば、第一調節軸24上の
ウォーム25と回動部材19のウォームホイール部23との噛
合いを介して、回動部材19及びガイドプレート21等を第
1図のX方向へ回動させることができ、メインフレーム
12に対するソーチェーン22の配置位置をX方向に容易に
無段階に調節することができる。
そして、上記の操作により、ソーチェーン22の配置位
置を調節した後、駆動源の出力軸41を回転させれば、そ
の回転が連動機構C,動力伝達機構T及び連繋機構Dの各
ギアを介して駆動ホイール18に伝達され、それによって
ソーチェーン22に確実に周回駆動される。従って、狭い
作業空間S内においても、無理な作業姿勢を作業者に強
いることなく、チェーンソーを安全かつ確実に取り扱う
ことができ、よって所要の切断作業を確実に行うことが
できる。又、狭い作業空間S内で使用するために、チェ
ーンソー全体を小型化する必要がなく、よって小型化に
起因する切断能力の低下を未然に防止できる。
次に、この発明を具体化した第二実施例を、前記第一
実施例との相違点を中心に、第10図及び第11図に従って
説明する。一端に駆動ホイール18を備えた回動軸17の他
端には、ウォーム51が設けられると共に、サブフレーム
13にはこのウォーム51に噛合うウォームホイール52を備
えた作動軸53が回動可能に支持されている。作動軸53の
外端を囲むように、サブフレーム13にはカバー54が装着
されている。そのカバー54には作動軸53に直交する連動
軸55が往復動可能及び回動可能に配設され、その連動軸
55には作動軸53の両側に位置すると共に、作動軸53の回
転を連動軸55に伝達可能な一対の回転伝達体56,57が一
体回動可能に装着されている。尚、この回転伝達体56,5
7としては、円柱状,円錐状等の摩擦盤や、各種の歯車
を採用することができる。
又、前記カバー54には両回転伝達体56,57の外側面に
係合するスライド片58が連動軸55の軸線に沿って摺動可
能に装着され、その操作つまみ59の操作により、第10図
に示すように、一方の回転伝達体57が連動軸55に当接す
る一方の切替え作動位置と、他方の回転伝達体57が連動
軸55に当接する他方の切替え作動位置と、両回転伝達体
56,57が連動軸55から離間する中立位置とに切替え配置
され、図示しない係止手段により、スライド片58が前記
各位置に係止保持される。更に、カバー54内には両回転
伝達体56,57を連動軸55から離間させる方向へ付勢する
一対の係合片を備えたバネ60が配設されている。
一方、前記第二調節軸32の一端にはウォームホイール
61が装着され、前記連動軸55の外端には連結ワイヤ62が
その基端にて取着されている。連結ワイヤ62の先端には
前記第二調節軸32上のウォームホイール61に噛合うウォ
ーム63が装着されている。そして、前記各部材51〜53,5
5〜57及び61〜63によって作動機構B2が構成されてい
る。
従って、この第二実施例においては、スライド片58を
いずれか一方の切替え作動位置に配置すると、いずれか
一方の回転伝達体56,57が連動軸55に当接する。その状
態で、出力軸41が回転され、それに伴って、前記第一実
施例と同様に回転軸17が回転されると、ウォーム51とウ
ォームホイール52との噛合いを介して作動軸53が回転さ
れ、その作動軸53に当接するいずれか一方の回転伝達体
56,57を介して連動軸55が所定方向へ回転される。そに
れより、連結ワイヤ62,ウォーム63及びウォームホイー
ル61を介して第二調節軸32が回動される。
そのため、この第二実施例では、前記第一実施例と同
様の効果を奏すると共に、出力軸41を回転させることに
よって、回動フレーム16と共にソーチェーン22の配置位
置をY方向へ自動的に変更できるという別の効果も発揮
する。
次に、この発明を具体化した第三実施例を第12図に従
って説明すると、この実施例では、連結ワイヤ62の先端
に設けたウォーム63が第一調節軸24に設けたウォームホ
イール71に噛み合っている点において、前記第二実施例
と異なっている。そして、前記各部材51〜53,55〜57,6
2,63及び71によって作動機構B1が構成されている。
従って、この第三実施例では、前記第一実施例と同様
の効果を奏すると共に、出力軸41の回転に伴う回動軸17
の回転により、作動機構B1の作動軸53,連結ワイヤ62,ウ
ォーム63及びウォームホイール71を介して第一調節軸24
を回動させることができ、ソーチェーン22の配置位置を
X方向(第1図参照)へ自動的に調節することができ
る。
第13図〜第15図に示す第四実施例では、サブフレーム
13に筒状部81が延長形成されている。筒状部81内におい
て、電動モータの出力軸41には、その高速回転時に出力
軸41の回転を駆動ギア42に伝達すると共に、低速回転時
には両者41,42間の動力伝達を遮断する遠心クラッチ機
構82が装着されている。
前記筒状部81内には前記出力軸41と直交する回転軸83
が回転可能及び軸線方向へ移動可能に支持され、その回
転軸83には回転軸83の軸線方向への移動に伴って前記出
力軸41上のウォーム41aに係脱可能な一対の回転伝達体8
4,85が装着されている。この回転伝達体84,85として
は、前記回転伝達体56,57と同様のものを利用すること
ができる。又、筒状部81には操作レバー86が回動可能に
支持され、その筒状部81から突出する操作部86aを3つ
の切替え位置に選択配置することにより、一方の回転伝
達体84がバネ85aの付勢力に抗してウォーム41aに噛合う
位置と、他方の回転伝達体85がバネ84aの付勢力に抗し
てウォーム41aに噛合う位置と、両回転伝達体84,85がウ
ォーム41aに噛み合わない中立位置とに切替えられる。
回転軸83にはスプライン軸部83aが形成されると共
に、その回転軸83と同一軸線上に位置する中間軸87には
スプライン軸部83aに噛合うスプライン軸受け部87aが形
成されている。一方、ウォーム25に連結された連結ワイ
ヤ62は伝達軸部88を備え、その伝達軸部88に設けたベベ
ルギア88aが前記中間軸87のベベルギア87bに噛み合わさ
れている。
そして、前記回転軸83,回転伝達体84,85,連結ワイヤ6
2及びウォーム25等によって作動機構B3が構成されてい
る。
従って、この実施例では、操作レバー86の操作によ
り、作動機構B3における何れか一方の回転伝達体84,85
をウォーム41aに噛み合わせた状態で、出力軸41を低速
で回転させると、回転軸83,中間軸87及び連結ワイヤ62
を介してウォーム25が回転される。よって、ソーチェー
ン22をX方向へ自動的に位置調節することができる。こ
の時、出力軸41の低速回転により、その出力軸41と駆動
ギア42との間の動力伝達は遠心クラッチ機構82によって
遮断されている。そのため、ソーチェーン22の配置位置
変更中にソーチェーン22が周回変動されることはない。
又、操作レバー86の操作により、両回転伝達体84,85
をウォーム41aから離間させた状態で、出力軸41を高速
で回転させると、遠心クラッチ機構82の作用により、出
力軸41の回転が駆動ギア42に伝達され、よってソーチェ
ーン22が周回移動される。
第16図に示すように、第五実施例におけるチェーンソ
ーは前記第四実施例と、下記の点において相違してい
る。即ち、調節機構A2における第二調節軸32の端部にベ
ベルギア91が取着されると共に、中間軸87と第二調節軸
32との間には両軸87,32のベベルギア87b,91にそれぞれ
噛合うベベルギア92a,92bを備えた伝達軸92が回転可能
に支持されている。そして、前記回転軸83,回転伝達体8
4,85,及び伝達軸92等によって作動機構B4が構成されて
いる。
従って、この実施例では、前記第四実施例と同様に、
操作レバー86の操作に基づいて回転伝達体84,85の配置
位置が変更され、各配置位置に応じて出力軸41の回転が
低速又は高速に切り替えられることにより、ソーチェー
ン22をY方向へ自動的に位置調節できると共に、ソーチ
ェーン22を確実に周回駆動できる。
第17図に示す第六実施例では、サブフレーム13の外面
に調節駆動源としての小型モータ101が装着され、その
出力軸102に装着されたベベルギア102aが、調節機構A1
における第一調節軸24のベベルギア103に噛合わされて
いる。又、メインフレーム12には前記小型モータ101の
オンオフ及び回転方向を制御するための切替えスイッチ
104が設けられている。
従って、この実施例では、切替えスイッチ104の操作
により、小型モータ101を回転させれば、各ベベルギア1
02a,103の噛合いを介して、ソーチェーン22の配置位置
をX方向へ自動調節することができる。
第18図に示す第七実施例では、サブフレーム13の外面
に調節駆動源としての小型モータ111が装着され、その
出力軸112が第二調節機構A2における第二調節軸32を兼
用している。又、メインフレーム12には前記小型モータ
111のオンオフ及び回転方向を制御するための切替えス
イッチ113が設けられている。
従って、この実施例では、切替えスイッチ113の操作
により、小型モータ111を回転させれば、回動フレーム1
6を回動させて、ソーチェーン22をY方向へ自動的に位
置調節することができる。
尚、この発明は前記各実施例に限定されるものではな
く、ソーチェーン22をX方向に位置調節するための構成
を次に述べるように変更することができる。即ち、 第1図及び第12図における連結ワイヤ62を各ウォーム
63に対して離脱可能に構成し、両図に示すウォーム63に
対して選択的に連結するようにしたり、駆動源として電
動モータ以外に、小型ガソリンエンジン等を使用するこ
とも可能である。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明はメインフレームに対
するソーチェーンの配置位置を所定角度範囲にわたって
無段階に回動調節可能な構成としたことにより、チェー
ンソーの切断能力の低下を招くことなく、狭い作業空間
内においても、所望の姿勢で容易に取り扱うことがで
き、よって作業者の負担を軽減することができるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図はこの発明を具体化したチェーンソーの
第一実施例を示すものであって、第1図は平面図、第2
図はメインフレーム及びサブフレームの分解状態を示す
平面図、第3図(a)はメインフレームの側面図、第3
図(b)はサブフレームの側面図、第4図はカバー取外
し状態におけるサブフレームの平面図、第5図はチェー
ンソーの正面図、第6図はチェーンソーの一部を破断し
て示す正面図、第7図は同じく平面図、第8図は部分分
解斜視図、第9図(a),(b),(c)はチェーンソ
ーの使用状態を示す説明図である。 第10図及び第11図は第二実施例におけるチェーンソーを
示すものであって、第10図は一部を破断して示す正面
図、第11図はサブフレームの内部機構を示す正面図であ
る。 第12図は第三実施例におけるチェーンソーの一部を破断
して示す正面図である。 第13図〜第15図は第四実施例におけるチェーンソーを示
すものであって、第13図は一部を破断して示す正面図、
第14図は部分平面図、第15図は部分断面図である。 第16図は第五実施例におけるチェーンソーの正面図、第
17図は第六実施例におけるチェーンソーの平面図、第18
図は第七実施例におけるチェーンソーの正面図である。 第19図は従来のチェーンソーの使用状態を示す説明図で
ある。 11……本体フレーム、12……メインフレーム、13……サ
ブフレーム、16……回動フレーム、18……駆動ホイー
ル、19……回動部材、21……ガイド部材としてのガイド
プレート、41……出力軸、42……駆動ギア、43……入力
軸としての伝達軸、101,111……調節駆動源としての小
型モータ、T……動力伝達機構、A1,A2……調節機構、B
1,B2,B3,B4……作動機構、C……連動機構、D……連繋
機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−105301(JP,U) 実開 平1−131501(JP,U) 特公 昭56−43017(JP,B2) 特公 昭57−5682(JP,B2) 実公 昭47−9754(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23D 57/02 B27B 17/00 - 17/08 B27B 33/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイド部材(21)の周囲に沿って周回可能
    な無端状のソーチェーン(22)と、駆動源によって回転
    されると共に前記ソーチェーン(22)に噛合う駆動ホイ
    ール(18)と、駆動源の回転を駆動ホイール(18)に伝
    達する動力伝達機構(T)とを本体フレーム(11)に装
    着したチェーンソーにおいて、 前記ガイド部材(21)と本体フレーム(11)との間に、
    前記駆動ホイール(18)の回転軸線を中心としてソーチ
    ェーン(22)の配置位置を所定角度範囲にわたって無段
    階に回動調節可能な調節機構(A1)を設けたことを特徴
    とするチェーンソー。
  2. 【請求項2】前記調節機構(A1)と動力伝達機構(T)
    との間に、動力伝達機構(T)の作動に伴って調節機構
    (A1)を自動的に作動させる作動機構(B1)を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のチェーンソー。
  3. 【請求項3】前記調節機構(A1)と駆動源の出力軸(A
    1)との間に、出力軸(41)の回転に伴って調節機構(A
    1)を自動的に作動させる作動機構(B3)を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載のチェーンソー。
  4. 【請求項4】前記調節機構(A1)には専用の調節駆動源
    (101)を連結したことを特徴とする請求項1に記載の
    チェーンソー。
  5. 【請求項5】ガイド部材(21)の周囲に沿って周回可能
    な無端状のソーチェーン(22)と、駆動源によって回転
    されると共に前記ソーチェーン(22)に噛合う駆動ホイ
    ール(18)と、駆動源の回転を駆動ホイール(18)に伝
    達する動力伝達機構(T)とを本体フレーム(11)に装
    着したチェーンソーにおいて、 前記ソーチェーン(22)及び駆動ホイール(18)を支持
    する回動フレーム(16)を設けると共に、その回動フレ
    ーム(16)を前記駆動ホイール(18)の回転軸線と交叉
    する軸線を中心に回動可能に支持し、回動フレーム(1
    6)と本体フレーム(11)との間には回動フレーム(1
    6)の配置位置を回動調節可能な調節機構(A2)を設け
    ると共に、駆動ホイール(18)と前記動力伝達機構
    (T)との間には本体フレーム(11)に対する回動フレ
    ーム(16)の調節位置とは無関係に両者間の動力伝達を
    確保する連繋機構(D)を設けたことを特徴とするチェ
    ーンソー。
  6. 【請求項6】前記調節機構(A2)と動力伝達機構(T)
    との間に、動力伝達機構(T)の作動に伴って調節機構
    (A2)を自動的に作動させる作動機構(B2)を設けたこ
    とを特徴とする請求項5に記載のチェーンソー。
  7. 【請求項7】前記調節機構(A2)と駆動源の出力軸(4
    1)との間に、出力軸(41)の回転に伴って調節機構(A
    2)を自動的に作動させる作動機構(B4)を設けたこと
    を特徴とする請求項5に記載のチェーンソー。
  8. 【請求項8】前記調節機構(A2)には専用の調節駆動源
    (111)を連結したことを特徴とする請求項5に記載の
    チェーンソー。
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