JP4998182B2 - 切粉排出機構を備えた電動工具 - Google Patents

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Description

本願発明は、切断等の作業中に発生する切り粉を、電動工具に連結された集塵機等の集塵ホース又はダストバックにより集塵する電動工具に関するものである。
従来電動工具の一例として携帯用丸鋸を図5、図6、図7を用いて説明する。
携帯用丸鋸は、図7に示すように本体1及びベース3を有するものである。本体1はベース3に対して回転中心23を中心に回転可能に設けられいる。ベース3に固着された深さ調整板21に設けられた穴部21aに係合する回転調整ツマミ22は、穴部21aの任意の位置でベース3に対する本体1の位置を固定可能である。携帯用丸鋸は、給電されると、差豪奢がスイッチを操作すると、図示しない電動機が回転し、その回転を鋸刃2に伝えて被切断材を切断するものである。
図5に示すように、図示しない被切断材の上で、ベース3を図5中の前方(前)へ滑らせると、ベース3より突出している鋸刃2により、図示しない被切断材を切断する。被切断材を切断する際には、鋸刃2により切断された被切断材の一部である切り粉が発生する。
切り粉を集塵する機構として、図5に示すように、ソーカバー5の上部にダストノズル6を連結し、そのダストノズル6に図示しない集塵機の集塵ホース9である切り粉回収手段を装着するものがある。切り粉は、図示しない集塵機に吸引されながら、ソーカバー5からダストノズル6へと移動し、集塵ホース9を介して集じん機に集塵される。
図6には、ダストノズル6にダストバッグ10を装着している。この場合は、鋸刃2により、ソーカバーの取付け軸方向Xに向って切り粉の飛散される力が切り粉にかかるため、切り粉は、自らの飛散力によりソーカバー5からダストノズル6へと入り、その後、ダストバッグ10に入ることにより集塵される。
図5及び図6に示すダストノズル6は、ソーカバー5に設けられた周方向の溝に沿ってダストノズル6の取付け軸でもあるソーカバーの取付け軸Xに対して周方向に回転可能に設けられており、携帯用丸鋸による切断の際に、使用者が任意の方向に集塵ホース9やダストバック10をダストノズル6と共に回転させることが可能になっている。
なお、図5又は図6に示すように、ソーカバー5の取付け軸の軸Xと集塵ホース9又はダストバッグ10と取付け軸Yの間の角度αは常に一定であり、45度程度となっていあるものがあった。また、図示しないが、ダストバッグ10又は集塵ホース9の取付け軸Yが、ソーカバー5の取付け軸Xと同じものであり、0度であるものもあった。
従来の構造だと、図6に示すように、切り粉回収手段としてダストバック10を装着すると、ソーカバー5の取付け軸の軸Xと集塵ホース9又はダストバッグ10と取付け軸Yの間の角度αが45度程度であった。
図6に示すように、ダストバッグ10の内部の切り粉が貯蔵できる部分10aは、点線とダストバッグ10とにより囲まれる部分としてあらわされる。図6に示されるように、切り粉はダストバッグ10の6,7割しか入らないため、鋸刃2により切断などされた切り粉がダストバック10内に十分に溜めることができないものである。というのは、ダストバッグ10に一旦、貯蔵された切り粉は、鉛直方向にかかる重力によりダストバッグ10内からダストノズル6を通ってソーカバー5に入るからである。
そのため、切り粉はダストバッグ10からソーカバー5内に戻り、ソーカバー5内部に堆積し、作業性の低下を招く状況があった。
また、図5に示すように、集塵ホース9を用いる場合には集塵ホースの取付け軸Yとソーカバー取付け軸Xの角度αを45度程度保っている必要があった。というのは、集塵ホース9が切断の邪魔にならないためには、45度程度で集塵ホースをある程度携帯用丸鋸から遠ざける必要があるからである。
また、図示しないがダストバッグ10又は集塵ホース9の取付け軸Yが鉛直軸Xと同一のものもあった。その場合には、ダストバッグ10による集塵を行った場合には、ほとんど切り粉は貯蔵することができないものであった。また、集塵ホース9による集塵を行った場合には、集塵ホースが邪魔になるものであった。
また、携帯用丸鋸には、図7に示すように、回転支点23を中心に本体1を回転させ、ベース3からの鋸刃2の突出量を小さく調整することが可能なものある。その場合には、鉛直方向の軸Zからダストバッグの取付け軸Yまでの間の角度βになってしまうものであった。この場合には、図7に示すように、ダストバッグ10に一旦、貯蔵された切り粉は、鉛直方向にかかる重力によりダストバッグ10内からダストノズル6を通ってソーカバー5により入るために、切り粉が貯蔵できる部分10aは、図6に示すより小さくなり、更に切り粉はダストバッグ10に多く貯蔵することができないものであった。
本願発明は、ダストバッグを取付けた際にその内部に多く切り粉を集塵することができる電動工具を提供することを目的とする。
また、ダストノズル6からダストバッグ10又は集塵ホース9へと、切り粉が案内されることをより促進することができる電動工具を提供することを目的とする。
また、ダストバッグ10又は集塵ホース9のどちらにおいても好適に用いることができる電動工具を提供することを目的とする。
また、電動工具が先端工具を有する本体及びベースを有し、本体はベースに対して切断方向に回転可能である場合には、本体がベースに対して回転した際に、鉛直方向の軸Zとダストバッグ取付け軸Yとの間の角度が小さくなる場合に、集塵バッグに貯蔵できる切り粉の量が減らない電動工具を提供することを目的とする。
上記目的は、電動機と、該電動機により駆動される先端工具と、前記電動機及び前記先端工具を支持する本体とを有する電動工具であって、前記本体は、前記先端工具を覆うカバーと、前記カバーに設けられた集塵用のダストノズルを有し、前記ダストノズルは、一端が前記カバーに取り付けられ、他端にはダストバッグ又は集塵ホースが取り付け可能であり、前記カバーとの取り付け軸に対して回転可能であると共に、回転方向における所定の位置で第1の位置から第2の位置に傾斜動作可能であり、前記傾斜動作によって、前記ダストノズルの回転が規制されることを特徴とする電動工具により達成される。
本発明によれば、ダストノズルは第1の位置であるから第2の位置へ傾斜可能であるために、ダストバッグ10への切り粉の貯蔵を多くすることが可能である。
また、ダストノズル6が、ダストノズル6の取付け軸でもあるソーカバー5の取付け軸Xに対して回転可能であるために、作業者がダストバッグ10及び集塵ホース9を好みの位置に取付け方向の周方向に対して回転することが可能になる。これによって作業性を良くすることが可能である。
また、ダストノズルの回転を規制することができるために、被切断材の切断時にダストノズルが不意に動くことを抑制することが可能である。
また、ダストノズルの傾斜により、回転を規制することができるために、ダストバッグ10に切り粉を多く貯蔵することができる状態で不意に動くことを抑制することが可能である。
また、電動工具が、先端工具が回転可能に支持された鋸刃であり、本体が鋸刃の一部外周を覆う形状をしたソーカバーを有し、ダストノズルはソーカバーに設けられているため、鉛直方向からのダストバッグ取付け軸との間の角度が0度であるときには、集塵の際に作業者がダストバッグ取付け軸を傾斜することができ、ダストバッグ10に多く切り粉を貯蔵することができる。ダストホース9が切断時に邪魔になることがない。
また、第1の位置から第2の位置への傾斜の方向は、鋸刃の側面と平行であるために、ダストバッグ10又は集塵ホースは、切断により切り粉が飛散する方向である後方に傾斜させることができる。これにより、切り粉がダストバッグ10又は集塵ホース9に入りやすくすることが可能である。
また、ダストバッグ10を集塵に用いる際に用いる場合には、前記第1の位置から前記第2の位置への傾斜の方向は鋸刃の側面に略平行であるために、ダストバッグの取付け軸をY第1の位置から第2の位置Y’へと傾斜させることにより、ダストバッグ10に切り粉をより多く貯蔵することが可能になるものである。
また、前記電動工具は先端工具を有する本体及びベースを有し、前記本体は前記ベースに対して切断方向に回転可能であるために、本体がベースに対して回転した際に、鉛直方向からダストバッグ取付け軸との間の角度が図7に示すように、角度αから角度βへと小さくなるものであるが、ダストノズルを傾斜させることにより、鉛直方向の軸とダストバッグ取付け軸との間の角度を大きくすることが可能になるものである。これにより、ダストバッグ10内により多くの切り粉を貯蔵することができる。
図1から図7までに示すように全ての図において切断方向である方向を前方(前)、切断方向後方を後方(後)と定義する。なお、図面上では、右側が前方(前)であり、左側が後方(後)である。また、図1〜図3及び図5〜図7において、上側を上方(上)、下側を下方(下)と定義する。なお、前と後とを結んだ方向が前後方向であり、上と下とを結んだ方向が鉛直方向である。
ここで、図2に示すように、A−A断面図と垂直な軸がソーカバー5の取付け軸Xである。
また、図5に示すように、集塵ホース9の取付け軸が取付け軸Yである。または、図6に示すように、ダストバッグ10又は集塵ホース9の取付け軸が取付け軸Yである。また、ダストバッグ10又は集塵ホース9の取付け軸を傾けた状態をY’とする。ここで、ダストノズルを傾斜させない際のダストバッグ10又は集塵ホース9の取付け軸の第1の位置がYである。また、ダストノズル6を傾斜させた際の、ダストバッグ10又は集塵ホース9の取付け軸の第2の位置がY’である。
また、図7に示すように、ソーカバー5の取付け軸Xと鉛直方向の軸が同一でない場合に、鉛直方向の軸をZとした。
なお、図1〜図3及び図5、図6においては、X=Zである。
図1は、本発明の一実施形態の携帯用集塵丸鋸である。携帯用集塵丸鋸は、ベース3及びベース3に対して回転可能に設けられた本体1を有している。
本体1は、本体内部に内蔵した図示しない電動機と、該電動機により本体1下方に回転可能に取付けられた鋸刃2と、該鋸刃2を一部外周を覆う形状をしたソーカバー5と、本体1に設けられベース3上方の鋸刃2の本体側面を覆うギヤカバー4とを有する。また、ギアカバー4にはハンドル14が設けられ、ハンドル14にはスイッチ15が設けられる。また、ソーカバー5にはダストノズル6が設けられている。ダストノズル6は、ソーカバー内部とソーカバー外部とを連通するようにソーカバー5に設けられている。ダストノズル6は、鋸刃2により切削された切り粉8をソーカバー5外へと排出し集塵機などの集塵ホース9又はダストバッグ10と連結可能である。また、本体の一部としてセーフティカバー16があり、セーフティカバー16は、鋸刃2を部分的に覆いつつ、鋸刃2の鋸刃軸7を略回転中心として回転可能に設けられている。
図示しない給電装置により給電され、スイッチ15を作業者が操作すると、電動機が回転する。この回転は、図示しない回転伝達機構により鋸刃軸7に伝えられ、鋸刃軸7に回転不能に設けられた鋸刃2を回転駆動する。
図1に示すように、本体1は、本体1とベース3とを回転可能に支持する回転支点23により回転を行うことが可能である。深さ調整板21と回転調整ツマミ22との係合を外し固定を解除し、矢印Cの方向へ回転させ、深さ調整板21の長穴21aの任意の位置に回転調整ツマミ22を移動させ、係合し固定することにより鋸刃2のベース3からの突出量を調整することが可能である(回転状態については、図7参照)。なお、図7は、ベース3からの鋸刃2の突出量が最も小さい状態である。
また図1は、最も大きく鋸刃2が突出している状態である。図1の鋸刃2が最も大きく突出している状態と、図7の鋸刃2が最も小さく突出している状態とおいては、本体1がベース3に対して切断方向に対して20度程度回転することになる。
また、本体1は、傾動板24と傾動調整ツマミ25により、傾動板24には、図示しない長穴があり、傾動調整ツマミ25と傾動板24との係合を外し固定を解除し、長穴の任意の位置に傾動調整ツマミ25を移動させ、係合し固定することにより、前後方向と鉛直方向とに垂直な方向に傾斜することができる。
ダストノズル6について説明する。
図1に示すように、集塵ホース9又はダストバッグの取付け軸Yは、傾斜が可能となっている。
これによって、鉛直方向の軸とダストバッグ取付け軸との間の角度が0度である場合に、ダストバッグ10への切り粉の貯蔵を多くすることができる。
また、図1に示すように、ダストバッグ10の取付け軸を後方に傾斜させる場合には、ダストバッグ10の取付け軸と鉛直方向の軸との間の角度が大きくなるものであるために、ダストバッグ10内に貯蔵できる切り粉の量が増えるものである。
集塵ホース9は、ダストノズル6に連結され、鋸刃2により切削された切り粉8は、ソーカバー5からダストノズル6を通り集塵ホースを通って図示しない集塵機等により集塵される。また、図示しない集塵バッグの場合には、ダストノズル6に直接連結されることにより、切り粉8が、鋸刃により飛散させられる力によってダストバッグに入ることにより集塵される。
図1の傾斜については、図2に詳細を示す。図2に示すように、ダストノズル6のソーカバー5との係合部は共に球状に形成されている。ソーカバー5の内部にダストノズル6は係合する。また、ソーカバー5とダストノズル6との係合部付近には、ソーカバー5又はダストカバー6から切り粉8が出ることを防ぐために、係合部をカバーするようにダストノズルカバー6aが設けられている。
図2に示すように、ソーカバー5には円周状の溝部11が全周に渡って設けられている。また、ソーカバー5の後部には、縦状の溝12が設けられている。この縦状の溝12は、ソーカバーの内側面で上下方向にある幅を持って形成される。
図4は図2のA−A断面図であるが、図4に示すように、ソーカバー5の円周状の溝部11に嵌合する凸部13b1、13b2、13aが、ダストノズル6に設けられている。図4に示されるように、ダストノズル6の0度の位置に13b1、180度の位置に13b2、270度の位置に13aの3つの位置にそれぞれ凸部が設けられている。ダストノズル6の90度の位置には凸部は設けられていない。
図2のBの矢印方向へと作業者がダストノズル6に外力を加えるとダストノズルを傾斜させることができる。
凸部13b1、13b2、13aにおいて、13b1、13b2を2点の支軸として、ダストノズル6は傾斜をすることができる。すなわち、図2に示すように、円周状の溝部11が全周に渡って設けられている部分に凸部13b1、13b2が係合し、13aが縦状の溝部12係合し、13aが縦状の溝部12の内部を移動することによって、ダストノズル6の傾斜をすることができる。また、縦状の溝部12の上端及び下端に突き当たることで傾斜の上限及び下限となる。
縦状の溝部12には、凸部15が二つ設けられている。作業者がB方向へ外力を加えると、凸部15を越えることができるからである。これによって、傾斜が不意に元に戻ることを抑制することができる。すなわち、不意にダストノズル6に何らかの外力が加わっても、凸部15を越えるだけの外力で無ければ元に戻らないからである。また、突起15を越えるための外力を使用者が与えなければならならず、また、その突起15を越えたことが容易に使用者が判別することができるために、傾斜を行う際の操作性を向上させている。
本願発明においては、縦状の溝部12に凸部13aが係合しているために、ダストノズル6の傾斜時には回転することができないものである。縦状の溝部12は、後方のみに設けられているためである。そのため、ダストバッグ10又はダストノズル9に不意に力が掛かっても、ソーカバー5の取付け軸Xを略回転軸として回転ができないものである。
図3に示したのは、ダストノズル6を図2から180度回転させた図である。このように、図2及び図3の上及び下で表される鉛直方向の軸Xに対してダストノズル6は、ソーカバー5の取付け軸Xを略回転軸として回転可能である。これによって、作業者の好みの方向にダストノズル6を鉛直方向の軸Xに対して回転させることができる。
また、本実施例の携帯用集塵丸鋸においては、鋸刃2がベース3からの突出量を調整できる構成であり、鋸刃の突出量が小さいときには本体がベースに対して20度程度回転するものである(図7参照)。
これによって、ダストバッグ10又は集塵機の取付けられるダストバッグ10の取付け軸と集塵ホース9の鉛直方向である鉛直方向の軸との間の角度βと、A−A断面のと垂直な方向の軸とダストバッグ10の取付け軸との間の角度αとの間に差ができるものである。
これは、本体1が上下方向である鉛直方向から傾いたために、本来は、A−A断面のと垂直な方向と、鉛直方向が同一であったものが、ずれるために起こるものである。
これにより、図7に示すようにダストバッグ10内に貯めることができる切り粉8の量が少なくなってしまうものである。
ダストバッグ10及びその取付け軸Yを図2のようにB方向である後方へと傾斜することにより、小さくなった鉛直方向の軸とダストバッグ10の取付け方向の軸との間の角度βを大きくすることが可能である。これは、前述のようにダストノズル6を鉛直方向の軸とダストバッグ10とその取付け方向の軸との間の角度βを後方へと傾斜させれば、鉛直方向の軸Zとダストバッグ10との取付け方向の軸Yとの間の角度が大きくなるからである。これにより、ダストバッグ10内に貯めることができる切り粉8の量を増やすことが可能である。
また、携帯用集塵丸鋸におけるダストノズル6はソーカバー5の上部にあり、ダストバッグ10及びその取付け軸Yの傾斜方向と切り粉の飛散方向が同一であるために、鋸刃2により切り粉8が飛散する方向である後方へと回転により傾斜させることが可能であるために、より集塵効率を高めることができる。
なお、集塵用携帯丸鋸は、前述のように傾動板24と傾動用調節ツマミ25により、ベース3に対して本体1が鋸刃軸7に対して傾動可能であるために、ダストノズル6を図2におけるBと90度の方向且つ図3における90度の方向にへと回転をさせ、ダストノズル6を傾斜させると、ダストバッグへと切り粉8のダストバッグ内への貯蔵をより多くすることが可能である。
また、集塵ホース9の取付け軸Yと鉛直方向の軸とを作業者が好適に位置させることができるものである。すなわち、回転中心23を中心に本体1をベース3から回転させた際に、集塵ホース9の取付け軸と鉛直方向の軸との間の角度を45度程度に調整可能であるものである。
なお、本実施例においては、縦状の溝部を後方のみに設ける構成としたが、ソーカバー5の内部の全周にわたって設けても、同様の効果を奏するために良いものである。その場合には、傾斜を後方のみならず、全周方向に傾斜することが可能である。
また、本実施例においては、携帯用丸鋸を電動工具として用いたが、集塵用のダストノズルを有するものであれば、グラインダやカッターなどであっても同様の効果を奏するために良いものである。その場合には、ソーカバーを有し、ソーカバーの上部にダストノズル6が設けられ、本体がベースに対して回転可能なものである場合にも、同様の効果を奏するために良いものである。
また、本実施においては、ソーカバーの取付け軸とダストバッグ10又は集塵ホース9の取付け軸との間の角度は45度程度であったが、ソーカバーの取付け軸とダストバッグ10又は集塵ホース9の取付け軸との間の角度が0度であり、略同軸であっても同様の効果を奏するために良いものである。
また、本実施例においては、ダストノズル6の傾斜を、円周上のソーカバー5の円周状の溝部11に嵌合する凸部13b1、13b2、13aにより達成したが、傾斜する構成であれば、同様の効果を奏するものであるために、良いものである。例えば、本実施においては、図4のように0度、180度、270度に凸部をダストノズルに設けた構成としたが、その位置は、いずれにあっても良いものである。また、例えば、ソーカバー5に凸部があり、ダストノズルに縦状の溝があっても同様の効果を奏するために良いものである。
また、本実施例においては、本体と回転可能に接続され、作業時に被切断材上面を摺動可能な底面を持ち、前記回転によって前記底面からの前記鋸刃の突出量を調整可能なベースを有するものとしたが、鋸刃の突出量を調整可能で、本体と回転可能に接続されていれば、ベースを有していない構成であっても同様の効果を奏するために良いものである。
図8に第2の実施例の要部断面図を示す。図8は、第2の実施例のダストノズル6及びソーカバー5付近の断面図である。溝部11には、嵌込み部材100が嵌込まれている。
図9に図8のA’−A’断面図を示す。溝部11の0度の位置から180度の位置までの部分にほぼ嵌込まれる嵌込み部材100が設けられている。なお、嵌込み部材100は、凸部13b1と凸部13b2の間に設けられるように構成されている。また、嵌込み部材100は断面がO型をした金属製の線材によって形成され、溝部11との接触が線接触となり、嵌込み部材100の摺動時の抵抗が小さくなるようにしている。
ダストノズル6が回転する際には、凸部13b1あるいは凸部13b2に当接することにより嵌込み部材100は溝部11内を摺動する。
このような構成とすることによって、溝部11内に切り粉8が入り込んでしまうことを嵌込み部材100Aが抑制するため、上述の実施形態のようにダストノズル6が回転可能かつ所定の位置に傾斜可能な構成としながら、ダストノスル6が回転しにくくなることを抑制することができるものである。
図10に第3の実施例の要部断面図を示す。図9の嵌込み部材100に加えて、さらに溝11の180度から270度までの位置に嵌込み部材100Bが、溝部11の270度から360度までの位置に嵌込み部材100Aが設けられている。なお、嵌込み部材100Bは、凸部13B2と凸部13aの間に、嵌込み部材100Aは、凸部13aと凸部13b1の間に設けられている。
このような構成とすることにより、図9に示す実施例よりも更に溝部11内に切り粉8が入り込んでしまうことを抑制することができる。
なお、本発明の実施例においては嵌込み部材100を凸部13b1と13b2の間に設ける構成、嵌込み部材100Bを凸部13b2と凸部13aの間に、嵌込み部材100Aを凸部13aと凸部13b1の間に設ける構成としたが、凸部の間に設けられる構成であっても良い。また、嵌込み部材100、100A,100Bの何れか1つであっても上記実施形態と同様に溝部11内に切り粉8が入り込んでしまうことを抑制し、ダストノズル6の回転性を低下させないようにすることができるものである。
また、ソーカバー5に凸部、ダストノズル6に凸部が位置する溝部が設けられた構成であっても良く、このような構成の場合でダストノズル6の溝部内に嵌込み部材を設けた構成とすれば、上記実施形態と同様に、溝部11内に切り粉8が入り込んでしまうことを抑制し、ダストノズル6の回転性を低下させないようにすることができるものである。
本願発明の一実施例を示す携帯用集塵丸鋸の正面図である。 図1のダストノズル及びソーカバー付近の断面図である。 図2のダストノズルを、Xを回転軸として180度回転させた状態の図である。 図2のA−A断面を示す携帯用集塵丸鋸の断面図である。 従来の一実施例を示す携帯用丸鋸の正面図である。 従来の一実施例を示す携帯用丸鋸の正面図である。 図6の携帯用丸鋸において、回転支点を中心に本体を回転させた状態の図である。 他の実施例を構成するダストノズル及びソーカバー付近の断面図である。 図8のA’− A’断面を示す携帯用集塵丸鋸の断面図である。 他の実施例を構成する携帯用集塵丸鋸の断面図である。
符号の説明
1は本体、2は鋸刃、3はベース、4はギヤカバー、5はソーカバー、6はダストノズル、7は鋸刃軸、8は切り粉、9は集塵ホース、10はダストバック、11は円周状の溝部、12は縦状の溝部、13a及び13b1及び13b2は凸部、21は深さ調整板、22は回転調整ツマミ、23は回転中心、Xはソーカバーの取付け軸、Yはダストバッグの取付け軸又は集塵ホースの取付け軸、Zは鉛直方向の軸、100は嵌込み部材である。

Claims (6)

  1. 電動機と、
    該電動機により駆動される先端工具と、
    前記電動機及び前記先端工具を支持する本体とを有する電動工具であって、
    前記本体は、前記先端工具を覆うカバーと、前記カバーに設けられた集塵用のダストノズルを有し、
    前記ダストノズルは、一端が前記カバーに取り付けられ、他端にはダストバッグ又は集塵ホースが取り付け可能であり、前記カバーとの取り付け軸に対して回転可能であると共に、回転方向における所定の位置で第1の位置から第2の位置に傾斜動作可能であり、
    前記傾斜動作によって、前記ダストノズルの回転が規制されることを特徴とする電動工具。
  2. 前記先端工具は、回転可能に支持された鋸刃であり、前記カバーは、前記鋸刃の一部外周を覆う形状をしたソーカバーであり、前記ダストノズルは、前記ソーカバー内部と外部とを連通するように前記ソーカバーに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記ダストノズルの傾斜の方向は、鋸刃の側面に略平行あることを特徴とする請求項2記載の電動工具。
  4. 前記本体と回転可能に接続され、作業時に被切断材上面を摺動可能な底面を持ち、前記回転によって前記底面からの前記鋸刃の突出量を調整可能なベースを有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電動工具。
  5. 前記本体に円周上の溝を設けると共に、前記ダストノズルに該溝に嵌合する凸部を設け、更に、前記溝部内に嵌込み部材が嵌め込まれており、前記ダストノズルが回転する際には、前記溝部内で前記凸部と前記嵌込み部材が摺動することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電動工具。
  6. 前記凸部は複数設けられ、前記嵌め込み部材は少なくとも2つの凸部間に設けられていることを特徴とする請求項5記載の電動工具。
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