JP2802252B2 - 表面形状測定装置 - Google Patents
表面形状測定装置Info
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Description
表面形状を測定するための表面形状測定装置に係り、特
に超軽荷重の触針子を備えた触針式の表面形状測定装置
に関する。
式の表面形状測定装置の面分解能はせいぜい1μmであ
った。これに対して最近極めて先端の鋭い触針子を用い
て物体の表面を超軽荷重で走査する事により、最高のも
のでは原子レベルの分解能を有する高分解能のAFM
(Atomic Fource Microscope)が提案されている。
ys.Rev.Lett.56.930(1986)) このような超軽荷重で物体表面の走査を行なう触針式の
表面形状測定装置によれば、高精度の測定が可能とな
る。しかしその反面、広範囲な測定を行なう場合や測定
箇所を選んで特定箇所のみを測定するような場合には、
種々の困難が伴うという問題があった。例えば測定箇所
が測定物のどの位置に相当しているかを把握できないと
いった問題点があった。
る一手段として、触針子の変位を光学的変位検出手段で
検出するとともに、この変位検出手段で測定物を直接測
定することができるようにし、触針子にて、超軽荷重で
走査することにより測定を行なった測定領域を、光学式
の表面形状測定手段により確認することが考えられる。
しかるにかかる手段を講じた場合、次のような課題が新
たに生ずる。
より測定領域を確認できるようにした場合、触針子の交
換作業が困難になる。すなわち触針子は消耗品であり、
使用頻度に応じて交換する必要があることは知られてい
る。しかるに光学式の表面形状測定手段を設けると、そ
れによって触針子を交換するための作業スペースが狭く
なり、触針子の交換作業が非常に困難なものとなる。ま
た測定物の測定箇所と触針子とが重なり合ってしまい、
測定物の測定箇所を観察者が視覚的に確認できない場合
が生じる。
用されるレーザー光がばね部材に形成するレーザー光ス
ボットと、ばね部材との位置調整を、容易かつ的確にに
行なえる表面形状測定装置を提供することにある。
達成するために本発明では次のような手段を講じた。触
針子を有するばね部材で試料の表面を走査することによ
り前記試料の表面形状を測定する表面形状測定装置にお
いて、前記ばね部材にレーザー光を照射する光源と、前
記ばね部材で反射される前記レーザー光の反射光に基づ
いて前記試料の表面形状に伴う前記ばね部材の変位を検
出する光学的変位検出手段と、前記レーザー光が前記ば
ね部材に形成するレーザー光スボットと前記ばね部材と
を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により得られる画
像を表示する表示手段と、前記表示手段が表示する前記
画像に基づいて前記レーザー光スボットと前記ばね部材
との位置を調整可能な調整手段と、を備えたものとし
た。
施形態に係る表面形状測定装置の構成を一部破断して示
す正面図および側面図である。定盤1上には、Y粗動ス
テ−ジ2およびX粗動ステ−ジ3が定盤面に対して水平
方向にかつそれぞれ移動方向が直交する向き(Y方向お
よびX方向)に移動可能な如く重ねて載置されている。
Y粗動ステ−ジ2はY粗動ステ−ジ移動ハンドル4を手
で回すことにより手動で移動可能となっている。同様に
X粗動ステ−ジ3はX粗動ステ−ジ移動ハンドル5を手
で回すことにより手動で移動可能となっている。X粗動
ステ−ジ3の上には、Y方向に移動するY微動ステ−ジ
6およびX方向に移動するX微動ステ−ジ7が順次重ね
て載置されている。更にX微動ステ−ジ7の上には、
X,Y方向およびX−Y平面に垂直な方向(Z方向)に
移動可能な、トライポッドステ−ジ8が載置されてい
る。このトライポッドステ−ジ8の上面は観察材料をの
せるための試料台9となっている。
粗動ステ−ジ11が取付けられている。このZ粗動ステ
−ジ11は、Z粗動ハンドル12を手動で回すことによ
り、定盤面に対して垂直なZ方向に移動する。このZ粗
動ステ−ジ11には落射投光管13と、対物レンズ14
を備えた光学的触針子変位検出センサユニット15、が
試料台9の上面を観察できるような状態に取付けられて
いる。落射投光管13の上部にはTVカメラ16が載置
され、触針子変位検出センサユニット15の対物レンズ
14によって結像される光学像を撮影し得るものとなっ
ている。落射投光管13には光ファイバ−束17が接続
され、この光ファイバ−束17により、光学像観察のた
めの光を外部から導入するものとなっている。
センサユニット15に着脱自在に固定されている。この
機構18は、触針子X−Y−Z移動機構19,触針子微
動用Z軸アクチュエ−タ20,触針子支持用板バネ2
1,触針子22,からなる部分全体をX方向に手動で移
動させ、任意の位置で固定化できるものとなっている。
そのときの移動範囲は、触針子22の裏面が対物レンズ
14の視野内から視野外まで移動し得る範囲である。
くとも触針子22を、ばね部材を介して対物レンズ14
の視野内における第1の位置と、この第1の位置とは異
なる視野外の第2の位置(この第2の位置は後述するよ
うに必ずしも視野外でなくてもよい)との間で移動自在
に支持し得るものとなっている。
移動支持機構18に着脱自在に固定され、触針子微動用
Z軸アクチュエ−タ20,触針子支持用板バネ21,触
針子22全体を、対物レンズ14に対して、X,Y,Z
の任意の方向に手動で移動させ得るものとなっている。
かくして、触針子変位検出センサユニット15のレ−ザ
−光が触針子裏面に焦点を結ぶように位置調整し、かつ
その状態を保持できるようになっている。
21は、触針子微動用Z軸アクチュエ−タ20の下端に
一端を固定され、他端がZ軸方向へ変位可能な如く取付
けられている。触針子微動用Z軸アクチュエ−タ20
は、例えば積層型圧電アクチュエ−タから成っている。
そして上記アクチュエ−タ20は、上端を触針子X−Y
−Z移動機構19に固定され、下端に取り付けてある触
針子22および触針子支持用板バネ21を、対物レンズ
14に対してZ方向に移動させるものとなっている。
るすべての測定部を覆うように設けられている。ケ−ブ
ル類および測定部制御系は上記カバ−23の外側に配置
される。
詳細に説明する。図3はY微動ステ−ジ6およびX微動
ステ−ジ7の構成を詳細に示した斜視図である。図示の
ごとく、スライド板25上の両側縁に沿って一対のガイ
ドブロック26a,26bが平行に設けられ、かつねじ
止めされている。この一対のガイドブロック26a,2
6bの両端相互間には、矩形状の板ばね27A,27b
がそれぞれネジ止めされている。この矩形状の板バネ2
7a,27bの間に、Yテ−ブル28がその両端を挾持
されている。このYテ−ブル28の一部は、スライド板
25上に基端部を固定された圧電アクチュエ−タ29の
変位端と結合されており、Y方向へ変位駆動されるもの
となっている。Yテ−ブル28上の両側縁に沿って一対
のガイドブロック30a,30bが平行に設置され、か
つねじ止めされている。この一対のガイドブロック30
a,30bの両端相互間には、矩形状の板ばね31A,
31bがそれぞれネジ止めされている。この矩形状の板
バネ31a,31bの間に、Xテ−ブル32がその両端
を挾持されている。このXテ−ブル32の一部は、前記
Yテ−ブル28上に基端部を固定された圧電アクチュエ
−タ33の変位端と結合されており、X方向へ変位駆動
されるものとなっている。Y微動ステ−ジ6,X微動ス
テ−ジ7は、上記のようにそれぞれYテ−ブル28,X
テ−ブル32の内部に積層型圧電アクチュエ−タ29,
33を駆動源として持っているために、極めてコンパク
トな構成の微動ステ−ジとなっている。
31bは、図3の右上に板バネ31bに例をとって分解
表示したように、いずれもその外側面に押さえ部材34
a,34b,34cを当てがった状態でねじ止めされ
る。
詳細に示した図である。アクチュエ−タ支持ブロック3
5は互いに直角な3面を有する構造をしており、変形し
にくい材料で形成されている。X,Y,Z微動用圧電ア
クチュエ−タ36,37,38は、例えば数10μm程
度の伸縮能力を有するものである。そしてこれらの各ア
クチュエ−タ36,37,38は、アクチュエ−タ支持
ブロック35の互いに直角な3面のそれぞれの面に一端
を固定され、それぞれの他端が1つの変形しにくい材質
よりなる移動ブロック39に固定されている。試料台9
は、移動ブロック39の上面にZ微動用圧電アクチュエ
−タ38の移動方向に対して垂直な面が試料載置面とな
るように固定されている。
各微動用圧電アクチュエ−タ36,37,38に印加す
る電圧を変化させることにより、試料台9はX,Y,Z
の任意な方向に数10μm程度移動することになる。
出センサユニット15の構成を詳細に示す図である。図
5の(a)(b)は、ユニット化された高さ計測光学系
を備えた変位検出用センサユニット15の上面図および
側面図である。取付けベ−ス40上に水平方向に立設さ
れている支持板41には、後述する観測光学系と共用さ
れる対物レンズ14が取り付けられている。この対物レ
ンズ14の光軸K上の所定位置には1/4波長板42,
半透鏡43が配置されている。上記光軸Kと直交し、か
つ半透鏡43の中心を通る光軸L上にはビ−ムスプリッ
タ44が配置されている。このビ−ムスプリッタ44の
光入射端に対向するように、直線偏光ビ−ムを発する光
源45が配置されている。なお、光源45としては、本
装置のごとく振動を嫌い、高い感度および小形化を必要
とする装置においては、レ−ザダイオ−ドなどからなる
半導体レ−ザを使用することが望ましい。またビ−ムス
プリッタ44の二つの光出射端に対向するように、一対
の臨界角プリズム46,47をそれぞれ介して第1,第
2の二分割受光素子48,49が配置されている。なお
図中50は、光源45からの直線偏光ビ−ムを受けてビ
−ム形状を整形するシリンドリカルレンズ等の光学要素
である。なおベ−ス40には本ユニット15をステ−ジ
11に対して一体的に取付けるための取付孔40a,4
0bが設けられている。
観察光学系およびその周辺部と共に示した光学系全体の
構成を示す図である。図中、符号51はフィルタ,52
は半透鏡,53は結像レンズ,54はプリズム,55は
接眼レンズ,56は照明用ランプ,57は集光レンズ,
58は信号処理回路,59はCPUディスプレイ,60
はビデオモニタである。上記以外はすでに説明したとお
りのものである。
ち直線偏光ビ−ムは、ビ−ム形状整形要素50により円
形断面を有する平行光となってビ−ムスプリッタ44に
入射し、かつ反射されて光軸Lに沿った光となる。この
光は半透鏡43で反射されて光軸Kに沿った光となる。
成された観察照明用光源からの光は半透鏡52で反射さ
れ、フィルタ51を介して半透鏡43を通り、前記レ−
ザ光と一つになる。
1/4波長板42を通り、対物レンズ14に入射する。
なお1/4波長板42を通るとき、レ−ザ−光は直線偏
光から円偏光に変換される。そしてこのレ−ザ−光は、
対物レンズ14により集光され、試料台9上の試料に対
して微細表面形状計測用の微小スポットとして投光され
る。また照明光は対物レンズ14を通して視野全体を照
明する。
ズ14,1/4波長板42,半透鏡43,フィルタ5
1,半透鏡52を通り、結像レンズ53で結像され、プ
リズム54で屈折されて接眼レンズ55の視野絞り面に
達する。またプリズム54を透過した光は、CCD撮像
素子等を備えたTVカメラ16に入射し、撮像される。
その撮像信号はビデオモニタ60に送られて表示され
る。なお1/4波長板42は光軸に対する直角方向から
僅かに傾いた状態に設置されている。これにより観察照
明用光源からの照明光が直接反射されて観察光学系に入
射することがなく、フレア−のない鮮明な視野観察像が
得られる。
14,1/4波長板42を通る。このとき、レ−ザ−光
は振動面が入射時に比べ90゜回転した直線偏光とな
る。半透鏡43で反射したレ−ザ光は、ビ−ムスプリッ
タ44に入射して二分される。その一方は臨界角プリズ
ム46を介して二分割受光素子48上に投影され、他方
は臨界角プリズム47を介して二分割受光素子49上に
投影される。各二分割受光素子48,49の出力信号
は、信号処理回路58にて1次的な信号処理をされた
後、コンピュ−タ59で演算処理されてディスプレイ6
1に送られ、立体像として写し出される。
0007号公報,特開昭60−38606号公報等に開
示されているものと同様に、いわゆる焦点ずれ検出法を
応用したものである。以下その概略について説明する。
位置にあると、対物レンズ14を通過した反射光は平行
光束になる。試料の表面計測点が対物レンズ14の焦点
位置よりも近い位置にあると、対物レンズ14を通った
光は発散光束となり、逆に試料の表面計測点が対物レン
ズ14の焦点位置よりも遠い位置にあると、対物レンズ
を通った光は収束光束となる。つまり焦点位置からずれ
ている場合には、いずれも非平行光束となって臨界角プ
リズム46,47に入射する。臨界角プリズム46,4
7の反射面は、前記平行光束に対して臨界角をなすよう
に予め設定されている。したがって非平行光束が臨界角
プリズム46,47に入射する場合、その中心光線は臨
界角で入射するが、中心から一方にずれた光束は入射角
が臨界角より小さくなり、光の一部がプリズム外へ出て
しまい、残りの光が反射することになる。また中心から
他方へずれている光束は入射角が臨界角より大きくな
り、全反射することになる。このような動作が臨界角プ
リズム内で数回繰返されることにより、臨界角より小さ
な角度で入射した光と、臨界角以上の角度で入射した光
との検出光量差が拡大されることになる。
レンズ14の焦点位置より近い場合と遠い場合とでは、
大小の関係が逆になる。この様な光を二分割受光素子4
8,49にてそれぞれ受光し、その光電変換された信号
の差を検出すると、試料の表面の凹凸の高さに対し、ほ
ぼリニアな関係を有する出力信号が得られる。
移動機構19の構成を詳細に示した図である。移動機構
固定台61には4本の棒バネ62,63,64,65で
支えられた棒バネ上板66が設置されている。棒バネ上
板66は4本の棒バネ62〜65の撓みにより、図中の
XY方向に例えば数mm程度移動できるものとなってい
る。そして棒バネ上板66の二端面には、移動機構固定
台61に取り付けられたX移動つまみ67,Y移動つま
み68の各ネジ部先端が直交する向きに2か所で当接す
るように配置されている。
ネ70を介して棒バネ上板66の下面に保持されてい
る。そして上記固定部材69の中央部位に取付けたZ方
向移動ビス71の先端で棒バネ上板66の下面を突っ張
ることにより、棒バネ上板66の下面との距離を一定に
保つよう設けられている。アクチュエ−タ固定部材69
の基端部下端には触針子微動用Z軸アクチュエ−タ20
が取付けられている。
層型圧電素子を用いて構成されており、その下端部には
触針子支持用板バネ21および触針子22の取付け台7
5を保持するための保持部材72が固定されている。
移動つまみ67,68を回し、これらの各つまみ67,
68のネジ部先端で棒バネ上板66を押すことにより、
棒バネ上板66をそれぞれX方向,Y方向に移動させ、
任意の位置に保持することができる。またZ方向移動ビ
ス71を回し、このビス先端で棒バネ上板66の下面を
押すことにより、アクチュエ−タ固定部材69をZ方向
に変位させ、任意の位置に保持させることができる。
およびZ方向移動ビス71により、アクチュエ−タ固定
部材69に固定された触針子微動用Z軸アクチュエ−タ
20および触針子支持用板バネ21,触針子22の全体
をX,Y,Z方向の任意の位置に移動させ、かつその状
態を保持することができる構成となっている。
針子支持用板バネ21の構成例の詳細を示したものであ
る。触針子22は例えばダイヤモンドで作られており、
先端を約0.1μmRに加工されている。この触針子2
2は触針子支持用板バネ21の先端部付近に固定されて
いる。触針子支持用板バネ21は例えばステンレス鋼で
形成されており、長さ3mm,幅2mm,厚さ20μm
程度の寸法に加工されている。
しにくい材料で形成されている取付け台75に固定され
ている。取付け台75は、取り付け用ビス穴76を有
し、前記保持部材72に対してビス等で固定できるよう
になっている。
台75を固定した後、触針子22の先端を試料表面に軽
荷重で接触させ、面方向に走査すると、試料の表面形状
に応じて触針子22が上下動作し、これに伴い触針子支
持用板バネ21が撓むことになる。
制御を行なう制御部の構成を、三つに分割してそれぞれ
示すブロック図である。図9に示した測定部本体と、図
10に示したコントロール部と、図11に示したコンピ
ュータ部とは、各図に丸印で囲んだ対応する数字によっ
て標示した対応個所で互いに接続されている。
Y微動ステ−ジ6,X微動ステ−ジ7,トライポットス
テ−ジ8及び触針子微動用Z軸アクチュエ−タ20を駆
動するために設けられたものである。この高圧アンプ8
0には同アンプ80に対して制御信号を供給するための
D/Aボ−ド81,82,Z微動調整部83,Z軸フィ
−ドバックコントロ−ラ84が接続されている。
センサユニット15のレ−ザ光を制御すると共に、検出
した高さ情報信号を処理するために設けられたものであ
る。その出力信号はA/Dボ−ド86及び前記Z軸フィ
−ドバックコントロ−ラ84に入力されるように接続さ
れている。なお図示はしていないが、センサ−コントロ
−ラ85には検出した高さ情報に基づく出力信号のモニ
タが可能なメ−タが付設されている。
センサコントロ−ラ85の出力信号に基づいて、触針子
裏面と対物レンズ14との距離を一定に保つためのトラ
イポッドステ−ジZ軸制御信号を出力するような電気回
路からなり、上記制御信号を高圧アンプ80を介してト
ライポッドステ−ジ8のZ軸に供給するものとなってい
る。またトライポッドステ−ジZ軸制御信号をA/Dボ
−ド86に入力できるような接続もされている。
ド86は、コンピュ−タ87に接続されており、測定部
走査系及び駆動部のコントロ−ル、高さ情報信号の処理
等を行なうものとなっている。またコンピュ−タ87に
は測定部操作のためのメニュ−や、測定結果を表示する
ためのCRT88と、測定結果をハ−ドコピ−するため
のプロッタ89とが接続されている。
光源であり調光機能を備えている。このランプハウス調
光装置90は、ファイバ−束17によって落射投光管1
3と接続されており、落射投光管13に照明光を供給す
ることができる。
Vカメラコントロ−ラ91に接続されている。またTV
カメラ16によって得られた画像を表示するために、上
記コントロ−ラ91にはカラ−モニタ92(図6のビデ
オモニタ60に相当)が接続されている。
法及び作用について説明する。一般的な操作手順として
は次のとおりである。 (1) 触針子位置調整 (2) 測定位置設定 (3) 触針子と測定試料表面の接触 (4) 表面形状測定 (5) 測定デ−タ処理及び結果表示 (6) 結果出力 上記手順について、以下に詳細に説明する。 (1) 触針子位置調整 触針子22の裏面(触針子支持用板ばね21の該当部
位)が、触針子変位検出センサユニット15からのレ−
ザ光焦点位置にくるように触針子22(触針子支持用板
ばね21)の位置を調整する。すなわち図1,図2の触
針子移動支持機構18で、触針子X−Y−Z移動機構1
9全体を移動させ、触針子22を対物レンズ14の視野
内におく。
光ファイバ−束17を通して、落射投光管13に入射す
ることにより、触針子22の裏面(触針子支持用板ばね
21の該当部位)の光学像をTVカメラ16でとらえ、
TVカメラコントロ−ラ91を介して、カラ−モニタ9
2上に表示する。カラ−モニタ92上の画像を見なが
ら、触針子X−Y−Z移動機構19のX移動つまみ6
7,Y移動つまみ68及びZ方向移動ビス71を回し、
触針子裏面中央に、触針子変位検出センサユニット15
のレ−ザ光スポットが焦点を結ぶように、触針子22
(触針子支持用板ばね21)の位置を調整する。
Z微動調整部83の調整により、触針子微動用Z軸アク
チュエ−タ20の伸縮動作を使っても良い。上記した一
連の操作により、触針子22の上下動を、変位検出セン
サユニット15で検出することができるようになる。 (2) 測定位置設定 測定試料を試料台9の上面に載置する。手順 (1)の状態
から、触針子移動支持機構18により、触針子22を対
物レンズ14の視野外に出す。カラ−モニタ92上の光
学画像を見ながら、Z軸粗動ハンドル12によりZ粗動
ステ−ジ11を移動させ、測定試料の表面画像を得た
後、Y粗動ステ−ジ2およびX粗動ステ−ジ3を手動で
移動させ、測定したい位置を変位検出センサユニット1
5のレ−ザ光スポット位置に設定する。この時、位置の
微調を行う手段として、Y微動ステ−ジ6およびX微動
ステ−ジ7にコンピュ−タ87からの制御信号をD/A
ボ−ド81,高圧アンプ80を介して与えることによ
り、移動、保持するという手段を使用することもでき
る。
0μm程度に細くすれば、上記した操作を行なうことに
より、触針子22を対物レンズ14の視野外に出さずに
測定位置の設定を行なうこともできる。 (3) 触針子と測定試料表面の接触 手順(2) の状態から、Z粗動ステ−ジ11を上昇させ、
触針子移動支持機構18により触針子22を対物レンズ
14の視野内に入れる。この操作を行なうことにより、
手順(1) の操作で調整した位置に触針子22が位置設定
される。この状態でZ粗動ステ−ジ11を下降させ、目
測により触針子22の先端が測定試料と接触する直前ま
で移動させる。
を付属のメ−タでモニタしながら、Z微動調整部83を
操作して、触針子微動用Z軸アクチュエ−タ20を動作
させる。触針子22の先端と測定材料とが接触すると、
センサコントロ−ラ85のモニタメ−タが振れるので、
必要な位置に触針子22を設定する。この時モニタメ−
タの振れ量により、触針子22の試料への接触荷重を知
ることができる。
により制御できる構成とすれば、接触の操作はコンピュ
−タ操作により数値的に行なうことが可能となる。 (4) 表面形状測定 手順(3) の状態でセンサコントロ−ラ85の出力信号を
Z軸フィ−ドバックコントロ−ラ84に入力させ、Z軸
制御信号をA/Dボ−ド86に入力させる。こうするこ
とにより、センサコントロ−ラ85の出力信号が常に一
定となる様に、すなわち触針子裏面が常に触針子変位検
出用センサユニット15から一定の距離にあるように、
トライポッドステ−ジ8のZ軸が、Z軸フィ−ドバック
コントロ−ラ84によって、高圧アンプ80を介して制
御される。かくして試料表面位置の変化をZ軸制御信号
から検出することができる。
軸に、コンピュ−タ87からの制御信号をD/Aボ−ド
82,高圧アンプ80を介して与えて同ステ−ジ8を駆
動することにより、触針子22で試料表面の任意の範囲
を2次元的に走査すれば、試料表面の凹凸に応じて、ト
ライポッドステ−ジ8のZ軸は上下に駆動される。また
同駆動信号をA/Dボ−ド86を介してコンピュ−タ8
7に取り込むことにより、試料表面の凹凸がコンピュ−
タに格納されることになる。このとき試料表面の凹凸
は、トライポッドステ−ジ8のZ軸の移動量、例えば1
0μm程度の範囲まで測定することができる。
ィ−ドバックコントロ−ラ84によるトライポッドステ
−ジ8のZ軸制御を行なわずに、センサコントロ−ラ8
5の信号を試料表面の凹凸信号として、直接A/Dボ−
ド86に入力しても良い。この場合、触針子22は試料
の凹凸に応じて上下し、触針子変位検出センサユニット
15によりその変位が検出される。このとき試料表面の
凹凸は、触針子変位検出センサユニット15の検出範囲
である2μmまで測定できる。
め試料のX方向,Y方向のライン1本分のデ−タを測定
し、試料表面の2次元走査面に対する傾きをコンピュ−
タ87により計算し、測定のための走査のときにトライ
ポッドステ−ジ8で、試料表面の傾きを補正するように
Z軸を制御することもできる。この傾き補正の方法によ
り、表面が傾いている試料でも、触針子変位検出センサ
ユニット15の検出範囲内で測定することができる。
次元走査はトライポッドステ−ジ8のX,Y軸により行
なったが、これをY微動ステ−ジ6,X微動ステ−ジ7
により行なっても良い。ただしこの場合、手順(2) の位
置微調手段としてY微動ステ−ジ6,X微動ステ−ジ7
を使用することはできない。
面に触針子変位検出センサユニット15のレ−ザ光スポ
ットの焦点を直接合わせ、試料表面の凹凸を触針子変位
検出センサユニット15で、直接測定することもでき
る。この時、前記した表面形状測定におけるすべての測
定法を、同様に適用できる。 (5) 測定デ−タ処理および結果表示 手順(4) で測定が終了すると、コンピュ−タ87内に試
料表面上のX,Y位置と、その位置での高さ情報が測定
デ−タとして蓄えられる。
走査ごとに、予めコンピュ−タ87に記憶させておいた
校正デ−タに基づき、電圧値から高さの値に変換され、
かつ校正される。
に表示されるメニュ−にしたがっての操作を行なうこと
により、CRT上に鳥かん図,等高線図等の形態で表示
することができる。 (6) 結果出力 手順(5) でコンピュ−タCRT88上に表示された測定
デ−タは、上記CRT88上のメニュ−の操作により、
コンピュ−タ87に接続されたプロッタ89に出力する
ことができる。
(6) を通して説明したが、とくに手順 (4)〜(6) は、そ
の操作において、CRTメニュ−を見ながらのコンピュ
−タ操作ができるように構成されている。
光学的変位検出手段で使用されるレーザー光がばね部材
に形成するレーザー光スボヅトと、ばね部材との位置調
整を、画像上で容易かつ的確に行なうことができる。
の構成を一部破断して示す正面図。
の構成を一部破断して示す側面図。
よびY微動ステ−ジの構成を詳細に示す分解斜視図。
−ジの構成を示す斜視図。
ニットの構成を示す図で(a)は上面図、(b)は側面
図。
ニットを観察光学系等と共に示す光学系全体の構成を示
す図。
移動機構の構成を示す図で、(a)は上面図、(b)は
B−B矢視断面図。
子支持用板バネの構成を詳細に示す図で、(a)は側面
図、(b)は下面図。
を示すブロック図。
の構成を示すブロック図。
の構成を示すブロック図。
Claims (7)
- 【請求項1】触針子を有するばね部材で試料の表面を走
査することにより前記試料の表面形状を測定する表面形
状測定装置において、前記ばね部材にレーザー光を照射する光源と、 前記ばね部材で反射される前記レーザー光の反射光に基
づいて前記試料の表面形状に伴う前記ばね部材の変位を
検出する光学的変位検出手段と、 前記レーザー光が前記ばね部材に形成するレーザー光ス
ボットと前記ばね部材とを撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により得られる画像を表示する表示手段
と、 前記表示手段が表示する前記画像に基づいて前記レーザ
ー光スボットと前記ばね部材との位置を調整可能な調整
手段と、 を備えた ことを特徴とする表面形状測定装置。 - 【請求項2】前記表示手段が表示する前記画像内の第1
の位置と、この第1の位置とは異なる第2の位置との間
で前記触針子を移動させる移動手段を備え、 前記第1の位置は、試料測定箇所に対応した前記触針子
の位置であり、前記第2の位置は、前記試料測定箇所を
前記画像上で観察可能な前記触針子の位置である ことを
特徴とする請求項1に記載の表面形状測定装置。 - 【請求項3】前記第2の位置は、前記触針子を有するば
ね部材を前記表示手段の前記画像内で観察可能な位置で
あることを特徴とる請求項2に記載の表面形状測定装
置。 - 【請求項4】前記調整手段は、前記光学的変位検出手段
で前記ばね部材の変位を検出可能な如く、前記レーザー
光スポットと前記ばね部材との位置を調整することを特
徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の表面形
状測定装置。 - 【請求項5】前記光学的変位検出手段で検出されるばね
部材の変位は、前記表面形状に応じた前記触針子の動作
に伴うものであることを特徴とする請求項4に記載の表
面形 状測定装置。 - 【請求項6】前記調整手段は、前記触針子の裏面中央に
対応する前記ばね部材上の位置と、前記レーザー光スポ
ットとを位置調整するものであることを特徴とする請求
項1乃至5のいずれか一つに記載の表面形状測定装置。 - 【請求項7】前記試料と前記触針子との接触荷重を測定
する荷重測定手段を有することを特徴とする請求項1乃
至6のいずれか一つに記載の表面形状測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7341299A JP2802252B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 表面形状測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7341299A JP2802252B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 表面形状測定装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2289198A Division JPH06103177B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 表面形状測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0968422A JPH0968422A (ja) | 1997-03-11 |
JP2802252B2 true JP2802252B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=18344979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7341299A Expired - Lifetime JP2802252B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 表面形状測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2802252B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06103177A (ja) * | 1992-09-18 | 1994-04-15 | Sony Corp | 受信処理方法および装置ならびにバス監視方法 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP7341299A patent/JP2802252B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0968422A (ja) | 1997-03-11 |
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