JP2802030B2 - 供試体成形用型枠の洗浄装置 - Google Patents
供試体成形用型枠の洗浄装置Info
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- JP2802030B2 JP2802030B2 JP5328491A JP32849193A JP2802030B2 JP 2802030 B2 JP2802030 B2 JP 2802030B2 JP 5328491 A JP5328491 A JP 5328491A JP 32849193 A JP32849193 A JP 32849193A JP 2802030 B2 JP2802030 B2 JP 2802030B2
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- Japan
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- mold
- cleaning
- formwork
- frame body
- frame
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- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート供試体を
成形する場合に用いる型枠の洗浄装置に関するものであ
る。
成形する場合に用いる型枠の洗浄装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】円柱状のコンクリート供試体を成形する
ための型枠として、最近では、円筒形に一体化された枠
本体とその一端部を閉塞する閉塞盤とを組み合わせたも
のを用いる場合がある(特公昭60−56082号公報
等参照)。この種型枠からコンクリート供試体を脱型す
るには、枠本体内のコンクリート供試体をその軸心方向
に沿って押し出さなければならないが、この作業には強
い押出力が必要であるため、従来は、手動プレス又は機
械式プレスを利用したプッシャによりコンクリート供試
体の押し出しを行わせるようにした脱型装置が開発され
ている(実開昭63−178106号公報等参照)。
ための型枠として、最近では、円筒形に一体化された枠
本体とその一端部を閉塞する閉塞盤とを組み合わせたも
のを用いる場合がある(特公昭60−56082号公報
等参照)。この種型枠からコンクリート供試体を脱型す
るには、枠本体内のコンクリート供試体をその軸心方向
に沿って押し出さなければならないが、この作業には強
い押出力が必要であるため、従来は、手動プレス又は機
械式プレスを利用したプッシャによりコンクリート供試
体の押し出しを行わせるようにした脱型装置が開発され
ている(実開昭63−178106号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の脱型装置では、
コンクリート供試体を枠本体から押し出す機能しか有し
ていないので、脱型装置から枠本体を外した後は、この
枠本体を洗浄場所へ持ち運び、コンクリート注入時やキ
ャッピング時等に付着したコンクリート等の付着物を手
作業によって洗い落とす(場合によって削り落とす)必
要があった。このような作業は極めて面倒であると共
に、作業中に怪我をするおそれもあった。
コンクリート供試体を枠本体から押し出す機能しか有し
ていないので、脱型装置から枠本体を外した後は、この
枠本体を洗浄場所へ持ち運び、コンクリート注入時やキ
ャッピング時等に付着したコンクリート等の付着物を手
作業によって洗い落とす(場合によって削り落とす)必
要があった。このような作業は極めて面倒であると共
に、作業中に怪我をするおそれもあった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、コンクリート等の付着物を洗い落とす作業が
簡単且つ安全に行えるようにした供試体成形用型枠の洗
浄装置を提供することを目的とする。
であって、コンクリート等の付着物を洗い落とす作業が
簡単且つ安全に行えるようにした供試体成形用型枠の洗
浄装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、請求
項1記載の発明は、円筒状をした供試体成形用型枠の外
周面に当接して同型枠を横に寝かせた状態で回転自在に
保持する支承ローラと、型枠の内周面若しくは外周面に
当接させた伝動ローラ又は上記支承ローラを駆動させて
型枠を回転させる駆動装置と、型枠の軸心と平行な軸心
を中心に型枠の外周面に当接した状態で回転する洗浄ブ
ラシと、を備え、前記支承ローラは、大型及び小型の前
記型枠の双方を支承できるよう、径小と径大の部分を軸
方向に別れて有する段付きローラよりなることを特徴と
している。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、請求
項1記載の発明は、円筒状をした供試体成形用型枠の外
周面に当接して同型枠を横に寝かせた状態で回転自在に
保持する支承ローラと、型枠の内周面若しくは外周面に
当接させた伝動ローラ又は上記支承ローラを駆動させて
型枠を回転させる駆動装置と、型枠の軸心と平行な軸心
を中心に型枠の外周面に当接した状態で回転する洗浄ブ
ラシと、を備え、前記支承ローラは、大型及び小型の前
記型枠の双方を支承できるよう、径小と径大の部分を軸
方向に別れて有する段付きローラよりなることを特徴と
している。
【0006】また、請求項2記載の発明は、洗浄位置の
前方側に設定される型枠セット位置から洗浄位置までの
間で型枠を移送する型枠移送機構と、洗浄位置の型枠を
洗浄位置より低いレベルに設定される退避位置へ移載す
る受渡し機構と、退避位置へ移載された型枠を型枠セッ
ト位置下方に設定される取出位置へ転動移動させるシュ
ーターとを備えて成ることを特徴としている。
前方側に設定される型枠セット位置から洗浄位置までの
間で型枠を移送する型枠移送機構と、洗浄位置の型枠を
洗浄位置より低いレベルに設定される退避位置へ移載す
る受渡し機構と、退避位置へ移載された型枠を型枠セッ
ト位置下方に設定される取出位置へ転動移動させるシュ
ーターとを備えて成ることを特徴としている。
【0007】前記洗浄位置に対し、型枠の円環状端面へ
押圧可能な擦り部材を設けておくことも可能である。
押圧可能な擦り部材を設けておくことも可能である。
【0008】
【作用】請求項1の洗浄装置では、支承ローラに対して
型枠(上記枠本体:以下同じ)を横に寝かせた状態で載
置した後、型枠の内周面又は外周面に伝動ローラを当接
させてこの伝動ローラを回転駆動するか、又は上記支承
ローラを回転駆動するかにより、型枠を回転させるよう
にする。この型枠に対し、その外周面に洗浄ブラシを当
接させてこれを回転駆動するようになっているので、型
枠の外周面に付着しているコンクリート等の付着物は除
去される。また、支承ローラが径小と径大の部分を軸方
向に別れて有する段付きローラよりなるので、大型及び
小型の型枠の双方を自動的に適切な位置で支承すること
ができる。
型枠(上記枠本体:以下同じ)を横に寝かせた状態で載
置した後、型枠の内周面又は外周面に伝動ローラを当接
させてこの伝動ローラを回転駆動するか、又は上記支承
ローラを回転駆動するかにより、型枠を回転させるよう
にする。この型枠に対し、その外周面に洗浄ブラシを当
接させてこれを回転駆動するようになっているので、型
枠の外周面に付着しているコンクリート等の付着物は除
去される。また、支承ローラが径小と径大の部分を軸方
向に別れて有する段付きローラよりなるので、大型及び
小型の型枠の双方を自動的に適切な位置で支承すること
ができる。
【0009】請求項2の洗浄装置では、型枠セット位置
へ型枠をセットすると、型枠移送機構の作動によって型
枠が洗浄位置まで移送され、支承ローラ上に載せられる
ようになり、洗浄が開始される。また、洗浄が終了した
後には、受渡し機構の作動によって型枠が退避位置へ移
載され、この退避位置から型枠セット位置下方に設定さ
れる取出位置まで延びるように設けられたシューターに
より、型枠が転動移動されるようになる。
へ型枠をセットすると、型枠移送機構の作動によって型
枠が洗浄位置まで移送され、支承ローラ上に載せられる
ようになり、洗浄が開始される。また、洗浄が終了した
後には、受渡し機構の作動によって型枠が退避位置へ移
載され、この退避位置から型枠セット位置下方に設定さ
れる取出位置まで延びるように設けられたシューターに
より、型枠が転動移動されるようになる。
【0010】なお、洗浄位置で型枠が回転するようにな
っているので、この型枠の円環状端部に擦り部材を押し
付けるようにすれば、当該円環状端部に付着した付着物
をも除去できる。
っているので、この型枠の円環状端部に擦り部材を押し
付けるようにすれば、当該円環状端部に付着した付着物
をも除去できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1及び図2は、供試体成形用の型枠に対してコン
クリート供試体の脱型から洗浄及び離型剤の塗布まで一
連の処理を連続して行えるようにした処理装置を示して
おり、この処理装置は、本発明に係る洗浄装置の実施例
装置(以下、説明の便宜上「第3洗浄装置1」と言う)
の他、脱型装置2や第1及び第2洗浄装置3,4、閉塞
盤洗浄装置5、型枠分解作業台6等を備えて成る。両図
中の7は型枠を構成するうちの枠本体のみを示してい
る。
る。図1及び図2は、供試体成形用の型枠に対してコン
クリート供試体の脱型から洗浄及び離型剤の塗布まで一
連の処理を連続して行えるようにした処理装置を示して
おり、この処理装置は、本発明に係る洗浄装置の実施例
装置(以下、説明の便宜上「第3洗浄装置1」と言う)
の他、脱型装置2や第1及び第2洗浄装置3,4、閉塞
盤洗浄装置5、型枠分解作業台6等を備えて成る。両図
中の7は型枠を構成するうちの枠本体のみを示してい
る。
【0012】まず、この処理装置で処理する型枠を図1
0〜図12に基づいて説明する。この型枠は、両端が開
放した円筒状の枠本体7と、この枠本体7の下端側に嵌
合・離脱自在にされた円盤状の閉塞盤8とから成る。枠
本体7において、閉塞盤8を嵌める下端部分は径大な台
座部9とされて、コンクリート注入時等の立ち姿勢を安
定的に保持できるようになっており、また上端側にはフ
ランジ部10が周設されている。
0〜図12に基づいて説明する。この型枠は、両端が開
放した円筒状の枠本体7と、この枠本体7の下端側に嵌
合・離脱自在にされた円盤状の閉塞盤8とから成る。枠
本体7において、閉塞盤8を嵌める下端部分は径大な台
座部9とされて、コンクリート注入時等の立ち姿勢を安
定的に保持できるようになっており、また上端側にはフ
ランジ部10が周設されている。
【0013】枠本体7の台座部9内には、係合ピン11
が対向して突設されており、閉塞盤8には、これら各係
合ピン11を嵌めるL字状のカム溝12が形成されてい
る。また、閉塞盤8の裏側は凹部状となっており、その
凹部内に平面十字状の補強リブ13が設けられている。
この補強リブ13には、幅方向に突出する張出片14が
ネジ止めされている。
が対向して突設されており、閉塞盤8には、これら各係
合ピン11を嵌めるL字状のカム溝12が形成されてい
る。また、閉塞盤8の裏側は凹部状となっており、その
凹部内に平面十字状の補強リブ13が設けられている。
この補強リブ13には、幅方向に突出する張出片14が
ネジ止めされている。
【0014】従って、係合ピン11をカム溝12に沿わ
すようにしつつ閉塞盤8を台座部9内へ嵌め込み、且つ
図11のA方向へ回動させることで、その嵌合状態を保
持させることができる。反対に枠本体7から閉塞盤8を
分解するには、図13に示すように型枠分解作業台6
(図2参照)にボルトを植設すること等によって形成し
た引っ掛け具15に対し、閉塞盤8を被せた状態にした
うえで枠本体7を図11のA方向に回動させ、続けて枠
本体7をそのまま上方へ持ち上げる。閉塞盤8は、補強
リブ13及び張出片14と引っ掛け具15との当接によ
って回動及び浮き上がりが防止されているので、枠本体
7からの分解ができる。
すようにしつつ閉塞盤8を台座部9内へ嵌め込み、且つ
図11のA方向へ回動させることで、その嵌合状態を保
持させることができる。反対に枠本体7から閉塞盤8を
分解するには、図13に示すように型枠分解作業台6
(図2参照)にボルトを植設すること等によって形成し
た引っ掛け具15に対し、閉塞盤8を被せた状態にした
うえで枠本体7を図11のA方向に回動させ、続けて枠
本体7をそのまま上方へ持ち上げる。閉塞盤8は、補強
リブ13及び張出片14と引っ掛け具15との当接によ
って回動及び浮き上がりが防止されているので、枠本体
7からの分解ができる。
【0015】なお、このような型枠には、直径及び高さ
の異なる二種類のものが規格化されているが、本実施例
に示す処理装置は、両規格のものに対して容易に使い分
けができるようになっている。次に処理装置について説
明する。なお、以下では図1左側を「前」、同右側を
「後」、図2左側を「左」、同右側を「右」として説明
する。
の異なる二種類のものが規格化されているが、本実施例
に示す処理装置は、両規格のものに対して容易に使い分
けができるようになっている。次に処理装置について説
明する。なお、以下では図1左側を「前」、同右側を
「後」、図2左側を「左」、同右側を「右」として説明
する。
【0016】まず第3洗浄装置1について詳説する。図
1及び図3に示すようにこの第3洗浄装置1は、ベース
板16の後方寄り上面で前後及び左右に所定間隔をおく
ように配され、軸心を左右方向に向けて回転自在となる
ように保持された合計4個の支承ローラ17と、ベース
板16上を左右に跨ぐようなかたちで設けられたヤグラ
台18に対して各支承ローラ17の配置部上方で上下動
可能に設けられた昇降枠19と、この昇降枠19に軸心
を左右方向に向けて架設された駆動軸21に対して挿通
固定された2個の伝動ローラ20と、同じく昇降枠19
に架設され駆動軸21と平行して回転可能とされた洗浄
ブラシ22とから成る。
1及び図3に示すようにこの第3洗浄装置1は、ベース
板16の後方寄り上面で前後及び左右に所定間隔をおく
ように配され、軸心を左右方向に向けて回転自在となる
ように保持された合計4個の支承ローラ17と、ベース
板16上を左右に跨ぐようなかたちで設けられたヤグラ
台18に対して各支承ローラ17の配置部上方で上下動
可能に設けられた昇降枠19と、この昇降枠19に軸心
を左右方向に向けて架設された駆動軸21に対して挿通
固定された2個の伝動ローラ20と、同じく昇降枠19
に架設され駆動軸21と平行して回転可能とされた洗浄
ブラシ22とから成る。
【0017】各支承ローラ17は、互いに近接する側が
径大で、相反する側が径小となるように形成された段付
きローラよりなり、これにより、大型及び小型の枠本体
7ののいずれでも適切な位置で支承できるようになって
いる。昇降枠19はヤグラ台18上に設けられた油圧シ
リンダ23によって昇降するようになっている。24は
ガイドバーである。また25は昇降ストロークの調節バ
ーであって、図4に示すように調節バー25に噛み込ま
せる段付きスペーサ部材26を前後にスライドさせるこ
とで、昇降枠19の下降停止位置を、大型又は小型の枠
本体7に応じて切り換えられるようにしてある。この昇
降枠19にはブラケット27を介してモータ28が設け
られており、このモータ28がカップリング29を介し
て上記駆動軸21と接続されている。この駆動軸21に
は大ギヤ30が取り付けられ、洗浄ブラシ22の回転軸
31には上記大ギヤ30と噛合する小ギヤ32が取り付
けられているので、伝動ローラ20は比較的低速、洗浄
ブラシ22は比較的高速で図5に示すように互いに逆回
転する。
径大で、相反する側が径小となるように形成された段付
きローラよりなり、これにより、大型及び小型の枠本体
7ののいずれでも適切な位置で支承できるようになって
いる。昇降枠19はヤグラ台18上に設けられた油圧シ
リンダ23によって昇降するようになっている。24は
ガイドバーである。また25は昇降ストロークの調節バ
ーであって、図4に示すように調節バー25に噛み込ま
せる段付きスペーサ部材26を前後にスライドさせるこ
とで、昇降枠19の下降停止位置を、大型又は小型の枠
本体7に応じて切り換えられるようにしてある。この昇
降枠19にはブラケット27を介してモータ28が設け
られており、このモータ28がカップリング29を介し
て上記駆動軸21と接続されている。この駆動軸21に
は大ギヤ30が取り付けられ、洗浄ブラシ22の回転軸
31には上記大ギヤ30と噛合する小ギヤ32が取り付
けられているので、伝動ローラ20は比較的低速、洗浄
ブラシ22は比較的高速で図5に示すように互いに逆回
転する。
【0018】伝動ローラ20には硬質ゴムや樹脂等を用
いてあり、枠本体7に対するスリップや傷が発生しない
ようにしてある。洗浄ブラシ22は回転軸31まわりに
硬質繊維材が放射状に植設され、全体として横長の円柱
形を呈している。なお、図5に示すように洗浄ブラシ2
2に沿うように離型剤噴霧管33を設けておき、回転す
る洗浄ブラシ22を利用して枠本体7の外周面に離型剤
を塗布するようにしておくのが好ましい。
いてあり、枠本体7に対するスリップや傷が発生しない
ようにしてある。洗浄ブラシ22は回転軸31まわりに
硬質繊維材が放射状に植設され、全体として横長の円柱
形を呈している。なお、図5に示すように洗浄ブラシ2
2に沿うように離型剤噴霧管33を設けておき、回転す
る洗浄ブラシ22を利用して枠本体7の外周面に離型剤
を塗布するようにしておくのが好ましい。
【0019】図1に示すように枠本体7は当初、脱型装
置2に対してセットし、脱型が終わった後に、後述する
型枠移送機構34によって脱型装置2から第1及び第2
洗浄装置3,4の処理位置Gへと送り出され、またこの
処理位置Gでの洗浄が終わった後に、次に控える第3洗
浄装置1の洗浄位置H(上記した支承ローラ17の配置
部)へと送り出されるようになっている。このように、
脱型装置2に対して枠本体7をセットする位置が、第3
洗浄装置1に対しての、又は処理装置全体としての型枠
セット位置Fを兼ねていると言うことができる。
置2に対してセットし、脱型が終わった後に、後述する
型枠移送機構34によって脱型装置2から第1及び第2
洗浄装置3,4の処理位置Gへと送り出され、またこの
処理位置Gでの洗浄が終わった後に、次に控える第3洗
浄装置1の洗浄位置H(上記した支承ローラ17の配置
部)へと送り出されるようになっている。このように、
脱型装置2に対して枠本体7をセットする位置が、第3
洗浄装置1に対しての、又は処理装置全体としての型枠
セット位置Fを兼ねていると言うことができる。
【0020】上記型枠移送機構34は、型枠セット位置
F及び処理位置Gにおいて図6に示すように枠本体7を
横に寝かせた状態で保持できる左右一対の支持具35及
び36と、図1、図7、図8に示すようにこれら左右の
支持具35,36の相互間を前後方向に移動可能な移送
台39と、この移送台39の駆動機構40とから成る。
F及び処理位置Gにおいて図6に示すように枠本体7を
横に寝かせた状態で保持できる左右一対の支持具35及
び36と、図1、図7、図8に示すようにこれら左右の
支持具35,36の相互間を前後方向に移動可能な移送
台39と、この移送台39の駆動機構40とから成る。
【0021】上記したいずれの支持具35,36も、左
側のものは枠本体7(図10参照)のフランジ部10と
係合し、右側のものは台座部9と係合するようになって
いる。型枠セット位置Fの支持具35は、ベース板16
上で前後動自在に保持されたコ字状のスライド操作枠4
1に設けられており、処理位置Gの支持具36はベース
板16に固定されている。これら支持具35,36は、
大型の枠本体7用のものである。
側のものは枠本体7(図10参照)のフランジ部10と
係合し、右側のものは台座部9と係合するようになって
いる。型枠セット位置Fの支持具35は、ベース板16
上で前後動自在に保持されたコ字状のスライド操作枠4
1に設けられており、処理位置Gの支持具36はベース
板16に固定されている。これら支持具35,36は、
大型の枠本体7用のものである。
【0022】スライド操作枠41には、上記支持具35
の前部側と後部側とにそれぞれ所定間隔をおき、且つ若
干内側となる部分に、小型の枠本体7用の支持具37及
び38が設けられている。従って、スライド操作枠41
を図6の状態から後方へ押し込み、処理位置Gで支持具
36と38とを左右方向に一致させるようにすること
で、型枠セット位置F及び処理位置Gにおいて小型の枠
本体7を、大型の枠本体7と同心状態で保持できるよう
に切り換えることができる。
の前部側と後部側とにそれぞれ所定間隔をおき、且つ若
干内側となる部分に、小型の枠本体7用の支持具37及
び38が設けられている。従って、スライド操作枠41
を図6の状態から後方へ押し込み、処理位置Gで支持具
36と38とを左右方向に一致させるようにすること
で、型枠セット位置F及び処理位置Gにおいて小型の枠
本体7を、大型の枠本体7と同心状態で保持できるよう
に切り換えることができる。
【0023】上記移送台39は、図7に示すように前部
及び後部に左右で対を成す持上片42,43が設けられ
たもので、これら持上片42,43の前後間隔は、スラ
イド操作枠41が前位置にあるときの支持具35と36
との前後間隔、支持具37と38との前後間隔、前後の
支承ローラ17の中心と支持具36との前後間隔に、そ
れぞれ一致するようになっている。
及び後部に左右で対を成す持上片42,43が設けられ
たもので、これら持上片42,43の前後間隔は、スラ
イド操作枠41が前位置にあるときの支持具35と36
との前後間隔、支持具37と38との前後間隔、前後の
支承ローラ17の中心と支持具36との前後間隔に、そ
れぞれ一致するようになっている。
【0024】この移送台39の駆動機構40は、図1及
び図8に示すようにベース板16の下面に設けられてス
ライダー体44を前後動させる前後動シリンダ45と、
このスライダー体44に設けられて移送台39を上下動
させる上下動シリンダ46とを有しており、これら各シ
リンダ45,46の組み合わせ作動により、持上片4
2,43を支持具35〜38や支承ローラ17の下レベ
ルよりも上方へ上昇、そのまま後退、もとの下レベルへ
下降、そのまま前進という繰り返し長方形運動を行わせ
るようになっている。
び図8に示すようにベース板16の下面に設けられてス
ライダー体44を前後動させる前後動シリンダ45と、
このスライダー体44に設けられて移送台39を上下動
させる上下動シリンダ46とを有しており、これら各シ
リンダ45,46の組み合わせ作動により、持上片4
2,43を支持具35〜38や支承ローラ17の下レベ
ルよりも上方へ上昇、そのまま後退、もとの下レベルへ
下降、そのまま前進という繰り返し長方形運動を行わせ
るようになっている。
【0025】図1に示すように第3洗浄装置1の後方に
は、洗浄位置Hの枠本体7を、洗浄位置Hより低いレベ
ルに設定された退避位置Jへ移載する受渡し機構47が
設けられている。この受渡し機構47は、上記移送台3
9の後端部から後方へL字状に突出するように取り付け
られた蹴り出し片48と、ベース板16の後端部から後
方へ向けて下り勾配を有して突出する上部シューター4
9と、この上部シューター49の後部で油圧シリンダ5
0によって上下動する降下台51とから成る。降下台5
1上にはゴム製等の干渉材52が取り付けられている。
この降下台51が最も下降した位置には、ベース板16
(移送台39の駆動機構40等)の下方で枠本体7を転
動移動させることができる下部シューター53(図3参
照)が設けられており、この下部シューター53の前端
部は、型枠セット位置Fの下方を通過して処理装置正面
の取出位置Kへ達している。なお、下部シューター53
の左右中央部には離型剤の回収樋54が形成されてお
り、第1,第2洗浄装置3,4や第3洗浄装置1で使用
した離型剤を回収タンク55へ導くようになっている。
は、洗浄位置Hの枠本体7を、洗浄位置Hより低いレベ
ルに設定された退避位置Jへ移載する受渡し機構47が
設けられている。この受渡し機構47は、上記移送台3
9の後端部から後方へL字状に突出するように取り付け
られた蹴り出し片48と、ベース板16の後端部から後
方へ向けて下り勾配を有して突出する上部シューター4
9と、この上部シューター49の後部で油圧シリンダ5
0によって上下動する降下台51とから成る。降下台5
1上にはゴム製等の干渉材52が取り付けられている。
この降下台51が最も下降した位置には、ベース板16
(移送台39の駆動機構40等)の下方で枠本体7を転
動移動させることができる下部シューター53(図3参
照)が設けられており、この下部シューター53の前端
部は、型枠セット位置Fの下方を通過して処理装置正面
の取出位置Kへ達している。なお、下部シューター53
の左右中央部には離型剤の回収樋54が形成されてお
り、第1,第2洗浄装置3,4や第3洗浄装置1で使用
した離型剤を回収タンク55へ導くようになっている。
【0026】従ってこの受渡し機構47は、移送台39
が上昇したまま後退するときに、支承ローラ17上、即
ち洗浄位置Hにある枠本体7を蹴り出し片48によって
上部シューター49上へ蹴り出し、この枠本体7を、上
方位置で待機する降下台51上へ転動移動させる。そし
て、降下台51上に枠本体7が移載された時点で降下台
51を下降させ、枠本体7を退避位置Jから下部シュー
ター53上に乗り移らせるようになっている。枠本体7
は、下部シューター53上を転動して取出位置Kへと移
動する。
が上昇したまま後退するときに、支承ローラ17上、即
ち洗浄位置Hにある枠本体7を蹴り出し片48によって
上部シューター49上へ蹴り出し、この枠本体7を、上
方位置で待機する降下台51上へ転動移動させる。そし
て、降下台51上に枠本体7が移載された時点で降下台
51を下降させ、枠本体7を退避位置Jから下部シュー
ター53上に乗り移らせるようになっている。枠本体7
は、下部シューター53上を転動して取出位置Kへと移
動する。
【0027】次に、脱型装置2、第1洗浄装置3、第2
洗浄装置4、閉塞盤洗浄装置5についてそれぞれ概説す
る。脱型装置2は、図1及び図2に示すように支持具3
5又は37(図6参照)上に保持された枠本体7を押圧
ブロック56によって下向きに押圧して不動状態にする
押さえ機構57と、枠本体7内のコンクリート供試体を
押し出すプッシャー58と、押し出されたコンクリート
供試体を支持する受取台59とから成る。
洗浄装置4、閉塞盤洗浄装置5についてそれぞれ概説す
る。脱型装置2は、図1及び図2に示すように支持具3
5又は37(図6参照)上に保持された枠本体7を押圧
ブロック56によって下向きに押圧して不動状態にする
押さえ機構57と、枠本体7内のコンクリート供試体を
押し出すプッシャー58と、押し出されたコンクリート
供試体を支持する受取台59とから成る。
【0028】第1洗浄装置3は、図8に示すように支持
具36又は38上に保持された枠本体7の右側に配され
ており、ベース板16上で左右動自在に設けられた右テ
ーブル60に対して、左右方向に長い回転軸61を有す
る内周面洗浄用ブラシ62(植毛方向が放射状のもの)
が設けられて成る。63は回転軸61を駆動するモータ
であり、64はL型レバー65を介して右テーブル60
を左右動させる進退用シリンダである。
具36又は38上に保持された枠本体7の右側に配され
ており、ベース板16上で左右動自在に設けられた右テ
ーブル60に対して、左右方向に長い回転軸61を有す
る内周面洗浄用ブラシ62(植毛方向が放射状のもの)
が設けられて成る。63は回転軸61を駆動するモータ
であり、64はL型レバー65を介して右テーブル60
を左右動させる進退用シリンダである。
【0029】第2洗浄装置4は、支持具36又は38上
に保持された枠本体7の左側に配されており、ベース板
16上で左右動自在に設けられた左テーブル66に対し
て、枠本体7のフランジ部10(図10参照)に対応し
た円環状を呈する端面洗浄用ブラシ67(植毛方向が左
右方向を向いているもの)が設けられて成る。68はブ
ラシ67を保持するハウジング69にギヤ70を介して
接続されたモータであり、71は左テーブル66を左右
動させる進退用シリンダである。また、ハウジング69
の中心には離型剤噴霧ノズル72が貫通保持されてお
り、枠本体7の端面及び内周面へ向けて離型剤を塗布で
きるようになっている。
に保持された枠本体7の左側に配されており、ベース板
16上で左右動自在に設けられた左テーブル66に対し
て、枠本体7のフランジ部10(図10参照)に対応し
た円環状を呈する端面洗浄用ブラシ67(植毛方向が左
右方向を向いているもの)が設けられて成る。68はブ
ラシ67を保持するハウジング69にギヤ70を介して
接続されたモータであり、71は左テーブル66を左右
動させる進退用シリンダである。また、ハウジング69
の中心には離型剤噴霧ノズル72が貫通保持されてお
り、枠本体7の端面及び内周面へ向けて離型剤を塗布で
きるようになっている。
【0030】これら第1洗浄装置3及び第2洗浄装置4
には、図1に示すように上記した脱型装置2と同様に、
枠本体7を押圧ブロック73によって下向きに押圧して
不動状態にする押さえ機構74が付設されている。この
押さえ機構74では、押圧ブロック73と共に上下動す
る昇降板75を設け、この昇降板75に対して、押圧ブ
ロック73より前部で透明樹脂シートによるカーテン7
6を吊持させるようにしてあり、このカーテン76によ
って離型剤が前方の型枠セット位置F等へ飛散すること
がないようにしてある。カーテン76には、可撓性を高
めるために上下方向に沿った複数本の切り込み(図8参
照)が形成されている。
には、図1に示すように上記した脱型装置2と同様に、
枠本体7を押圧ブロック73によって下向きに押圧して
不動状態にする押さえ機構74が付設されている。この
押さえ機構74では、押圧ブロック73と共に上下動す
る昇降板75を設け、この昇降板75に対して、押圧ブ
ロック73より前部で透明樹脂シートによるカーテン7
6を吊持させるようにしてあり、このカーテン76によ
って離型剤が前方の型枠セット位置F等へ飛散すること
がないようにしてある。カーテン76には、可撓性を高
めるために上下方向に沿った複数本の切り込み(図8参
照)が形成されている。
【0031】閉塞盤洗浄装置5は、図1及び図2に示す
ように引っ掛け具15(図13参照)を有した閉塞盤8
(図10〜図12参照)用の載置台77がモータ78に
よって回転可能に設けられ、これにカバー79を被せら
れるようになっており、カバー79の内部天井面には、
載置台77上に載せられた閉塞盤8の上面を擦ることが
できるブラシ(図示略)が取り付けられている。モータ
78は、カバー79の開閉動作に連動して作動・停止が
切り換わるようになっている。
ように引っ掛け具15(図13参照)を有した閉塞盤8
(図10〜図12参照)用の載置台77がモータ78に
よって回転可能に設けられ、これにカバー79を被せら
れるようになっており、カバー79の内部天井面には、
載置台77上に載せられた閉塞盤8の上面を擦ることが
できるブラシ(図示略)が取り付けられている。モータ
78は、カバー79の開閉動作に連動して作動・停止が
切り換わるようになっている。
【0032】このようにして成る処理装置の動きを図1
及び図2に基づいて概説すると、コンクリート供試体が
詰まった型枠を、型枠分解作業台6で枠本体7と閉塞盤
8とに分解し、枠本体7を型枠セット位置Fに、また閉
塞盤8を閉塞盤洗浄装置5へ各々セットする。この状態
で制御盤80等に設けられたスタートスイッチを操作す
ると、型枠セット位置Fで枠本体7が押圧ブロック56
によって押圧保持された後、プッシャー58によってコ
ンクリート供試体が脱型され、続いて押圧ブロック56
による押圧保持が解放される。
及び図2に基づいて概説すると、コンクリート供試体が
詰まった型枠を、型枠分解作業台6で枠本体7と閉塞盤
8とに分解し、枠本体7を型枠セット位置Fに、また閉
塞盤8を閉塞盤洗浄装置5へ各々セットする。この状態
で制御盤80等に設けられたスタートスイッチを操作す
ると、型枠セット位置Fで枠本体7が押圧ブロック56
によって押圧保持された後、プッシャー58によってコ
ンクリート供試体が脱型され、続いて押圧ブロック56
による押圧保持が解放される。
【0033】次に型枠移送機構34が作動して枠本体7
を処理位置Gへ送り出すようになる。この時点で、再び
型枠セット位置Fに新たな枠本体7をセットする。再び
制御盤80のスタートスイッチを操作すると、型枠セッ
ト位置Fの枠本体7が押圧ブロック56によって押圧保
持されるのと同時に、処理位置Gの枠本体7も押圧ブロ
ック73によって押圧保持される。型枠セット位置Fの
枠本体7からコンクリート供試体が脱型されている間
に、第1洗浄装置3及び第2洗浄装置4が作動して、処
理位置Gの枠本体7に対してそのフランジ部10(図1
0参照)側の端面と内周面との洗浄が行われる。
を処理位置Gへ送り出すようになる。この時点で、再び
型枠セット位置Fに新たな枠本体7をセットする。再び
制御盤80のスタートスイッチを操作すると、型枠セッ
ト位置Fの枠本体7が押圧ブロック56によって押圧保
持されるのと同時に、処理位置Gの枠本体7も押圧ブロ
ック73によって押圧保持される。型枠セット位置Fの
枠本体7からコンクリート供試体が脱型されている間
に、第1洗浄装置3及び第2洗浄装置4が作動して、処
理位置Gの枠本体7に対してそのフランジ部10(図1
0参照)側の端面と内周面との洗浄が行われる。
【0034】これらの脱型及び洗浄が終わった後、押圧
ブロック56,73による押圧保持が解放されると、再
び型枠移送機構34が作動して、各位置F,Gの枠本体
7を歩進させる。そのため、第3洗浄装置1の洗浄位置
Hへ枠本体7が送り渡される。型枠セット位置F及び処
理位置Gにおいて上記と同様な動作が繰り返されている
うちに、第3洗浄装置1の作動により洗浄位置Hで枠本
体7の外周面が洗浄される。
ブロック56,73による押圧保持が解放されると、再
び型枠移送機構34が作動して、各位置F,Gの枠本体
7を歩進させる。そのため、第3洗浄装置1の洗浄位置
Hへ枠本体7が送り渡される。型枠セット位置F及び処
理位置Gにおいて上記と同様な動作が繰り返されている
うちに、第3洗浄装置1の作動により洗浄位置Hで枠本
体7の外周面が洗浄される。
【0035】受渡し機構47の降下台51が上昇して待
機状態になった後、次に型枠移送機構34が作動するこ
とによって洗浄位置Hの枠本体7が上部シューター49
を介して降下台51上に載せられ、降下台51が下降す
ることで、枠本体7が下部シューター53を介して取出
位置Kへと送られる。以下、これら一連の動作が繰り返
される。
機状態になった後、次に型枠移送機構34が作動するこ
とによって洗浄位置Hの枠本体7が上部シューター49
を介して降下台51上に載せられ、降下台51が下降す
ることで、枠本体7が下部シューター53を介して取出
位置Kへと送られる。以下、これら一連の動作が繰り返
される。
【0036】ところで、本発明の洗浄装置(第3洗浄装
置1)において、伝動ローラ20(図3参照)を枠本体
7の内部へ挿入させ、支承ローラ17と挟持関係が得ら
れるように枠本体7の内周面に当接させつつ回転させる
ことで、枠本体7に回転力を伝えるようにすることもで
きる。また、支承ローラ17自体を回転駆動させるよう
にすれば、伝動ローラ20を省略することも可能とな
る。
置1)において、伝動ローラ20(図3参照)を枠本体
7の内部へ挿入させ、支承ローラ17と挟持関係が得ら
れるように枠本体7の内周面に当接させつつ回転させる
ことで、枠本体7に回転力を伝えるようにすることもで
きる。また、支承ローラ17自体を回転駆動させるよう
にすれば、伝動ローラ20を省略することも可能とな
る。
【0037】本発明の洗浄装置では、枠本体7を回転さ
せるようにしているので、図9に示すように枠本体7の
両端面へ擦り部材81をシリンダ82等によって押し付
けるだけで、この部分にこびりついた頑固な付着物を削
り取ることが可能となる。本発明の洗浄装置を、脱型装
置2や第1及び第2洗浄装置3,4、閉塞盤洗浄装置
5、型枠分解作業台6等と組み合わせることは限定され
るものではなく、別個独立したものとして構成させるこ
とも可能である。
せるようにしているので、図9に示すように枠本体7の
両端面へ擦り部材81をシリンダ82等によって押し付
けるだけで、この部分にこびりついた頑固な付着物を削
り取ることが可能となる。本発明の洗浄装置を、脱型装
置2や第1及び第2洗浄装置3,4、閉塞盤洗浄装置
5、型枠分解作業台6等と組み合わせることは限定され
るものではなく、別個独立したものとして構成させるこ
とも可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を具備するもので
あって、コンクリート供試体を脱型後の供試体成形用型
枠(枠本体)につき、その外周面等に付着したコンクリ
ート等の付着物を、人の介入を必要とすることなく洗い
落とすことができるようになり、この作業が簡単且つ安
全となる。また、段付きローラよりなる支承ローラによ
って大型及び小型いずれのサイズの型枠も自動的に適切
な位置で支承できるので、型枠のサイズが変更されても
支承ローラの位置合わせをし直す必要がなく、洗浄対象
の変更を極めて容易に行うことができる。
あって、コンクリート供試体を脱型後の供試体成形用型
枠(枠本体)につき、その外周面等に付着したコンクリ
ート等の付着物を、人の介入を必要とすることなく洗い
落とすことができるようになり、この作業が簡単且つ安
全となる。また、段付きローラよりなる支承ローラによ
って大型及び小型いずれのサイズの型枠も自動的に適切
な位置で支承できるので、型枠のサイズが変更されても
支承ローラの位置合わせをし直す必要がなく、洗浄対象
の変更を極めて容易に行うことができる。
【0039】型枠移送機構、受渡し機構及びシューター
(下部シューター)を備えたものとすれば(請求項
2)、型枠セット位置へ型枠をセットした後、型枠が洗
浄位置、退避位置、型枠セット位置下方の取出位置へと
順次、自動移送されるようになるので、作業者による型
枠の取り扱い(本発明に係る洗浄装置に対する出入れ)
が容易且つ迅速化される。
(下部シューター)を備えたものとすれば(請求項
2)、型枠セット位置へ型枠をセットした後、型枠が洗
浄位置、退避位置、型枠セット位置下方の取出位置へと
順次、自動移送されるようになるので、作業者による型
枠の取り扱い(本発明に係る洗浄装置に対する出入れ)
が容易且つ迅速化される。
【0040】洗浄位置において型枠が回転するようにな
るので、型枠端面へ擦り部材を押し付けるという簡潔な
構成を備えるだけで(請求項3)、型枠端面に付着した
付着物をも除去できるようになる。
るので、型枠端面へ擦り部材を押し付けるという簡潔な
構成を備えるだけで(請求項3)、型枠端面に付着した
付着物をも除去できるようになる。
【図1】本発明に係る洗浄装置を備えた処理装置の側断
面図(図2のB−B線拡大断面図に相当)である。
面図(図2のB−B線拡大断面図に相当)である。
【図2】処理装置の正面図である。
【図3】図1のC−C線拡大断面図である。
【図4】図3のD−D線矢視図である。
【図5】本発明に係る洗浄装置の動作説明図である。
【図6】型枠セット位置及び処理位置に設けられる支持
具を示す斜視図である。
具を示す斜視図である。
【図7】移送台を示す斜視図である。
【図8】図1のE−E線拡大断面図である。
【図9】本発明に係る洗浄装置に対して擦り部材を設け
た態様を示す概略正面図である。
た態様を示す概略正面図である。
【図10】型枠の正面断面図である。
【図11】閉塞盤の斜視図である。
【図12】閉塞盤の底面図である。
【図13】型枠の分解状況を示す要部拡大図である。
1 第3洗浄装置(本発明に係る洗浄装置) 7 型枠の枠本体 8 型枠の閉塞盤 17 支承ローラ 20 伝動ローラ 22 洗浄ブラシ 34 型枠移送機構 47 受渡し機構 53 下部シューター 81 擦り部材 F 型枠セット位置 H 洗浄位置 J 退避位置 K 取出位置
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒状をした供試体成形用型枠の外周面
に当接して同型枠を横に寝かせた状態で回転自在に保持
する支承ローラと、 型枠の内周面若しくは外周面に当接させた伝動ローラ又
は上記支承ローラを駆動させて型枠を回転させる駆動装
置と、 型枠の軸心と平行な軸心を中心に型枠の外周面に当接し
た状態で回転する洗浄ブラシと、を備え、 前記支承ローラは、大型及び小型の前記型枠の双方を支
承できるよう、径小と径大の部分を軸方向に別れて有す
る段付きローラよりなる ことを特徴とする供試体成形用
型枠の洗浄装置。 - 【請求項2】 洗浄位置の前方側に設定される型枠セッ
ト位置から洗浄位置までの間で型枠を移送する型枠移送
機構と、洗浄位置の型枠を洗浄位置より低いレベルに設
定される退避位置へ移載する受渡し機構と、退避位置へ
移載された型枠を型枠セット位置下方に設定される取出
位置へ転動移動させるシューターとを備えて成る請求項
1に記載した供試体成形用型枠の洗浄装置。 - 【請求項3】 前記洗浄位置には、型枠の円環状端面へ
押圧可能な擦り部材が設けられていることを特徴とする
請求項1又は2に記載した供試体成形用型枠の洗浄装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5328491A JP2802030B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 供試体成形用型枠の洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5328491A JP2802030B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 供試体成形用型枠の洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07178718A JPH07178718A (ja) | 1995-07-18 |
JP2802030B2 true JP2802030B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=18210878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5328491A Expired - Lifetime JP2802030B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 供試体成形用型枠の洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2802030B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101669616B1 (ko) * | 2016-09-21 | 2016-10-27 | 주식회사 홍익기술단 | 코어공시체를 이용한 철근 콘크리트 구조물 안전진단용 탄산화 깊이 측정장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112917795B (zh) * | 2021-03-05 | 2023-06-20 | 深圳市成元科技有限公司 | 一种环绕式对塑料砖压制模具的清理装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5946687A (ja) * | 1982-09-09 | 1984-03-16 | 株式会社東芝 | 液晶駆動電圧発生回路 |
JPS6056082A (ja) * | 1983-09-07 | 1985-04-01 | Toyo Soda Mfg Co Ltd | 塩化アルカリ水溶液の電解方法 |
JPH01262103A (ja) * | 1988-04-13 | 1989-10-19 | Eiji Iwano | コンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・塗油方法及び装置 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP5328491A patent/JP2802030B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101669616B1 (ko) * | 2016-09-21 | 2016-10-27 | 주식회사 홍익기술단 | 코어공시체를 이용한 철근 콘크리트 구조물 안전진단용 탄산화 깊이 측정장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07178718A (ja) | 1995-07-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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