JP2802028B2 - 図面表示装置 - Google Patents

図面表示装置

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JP2802028B2
JP2802028B2 JP5317980A JP31798093A JP2802028B2 JP 2802028 B2 JP2802028 B2 JP 2802028B2 JP 5317980 A JP5317980 A JP 5317980A JP 31798093 A JP31798093 A JP 31798093A JP 2802028 B2 JP2802028 B2 JP 2802028B2
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明 金田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータグラフ
ィックを利用し表示装置の陰極線管(以下、CRTとい
う)画面に描画する装置であって、特にメモリから図面
データを読み出しながらCRT画面上の図面をスクロー
ル(移動)する図面表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の図面表示装置を示す構成
図である。この図11において、1はコンピュータの中
央処理装置(以下、CPUという)、2はバス、3はメ
モリである。このメモリ3にはシステムとしてのプログ
ラム3−1と図面データ3−2とがあらかじめ格納され
るとともに描画用図面データ3−3が必要に応じ格納さ
れる。4は表示装置であって、これはCRT画面4−1
を有する。5は入力装置であって、これはマウス5−1
とキーボード5−2と入力インターフェイス回路5−3
とで構成される。マウス5−1は確定釦5−11と取り
消し釦5−12とを有し、入力インターフェイス回路5
−3はマウス5−1やキーボード5−2とCPU1との
間でのデータをやり取りするための電気的なレベル合わ
せを行う。
【0003】図12は上記図面データ3−2の一例を示
す図である。この図12において、図面データ3−2は
実際の地番割りおよび設備などを含む地形図を縦横各々
1km単位に分割された1平方kmの面積を1単位(1
メッシュ)とし、符号M1〜M25を付した複数個のメ
ッシュで構成されている。1メッシュ分の図面データは
例えばCRT画面4−1の1画面分の図面データすなわ
ち描画用図面データ3−3に対応する。
【0004】図13は図12に斜線を施したメッシュM
13に対応する描画用図面データ3−3の一例を示す図
である。この図13において、描画用図面データ3−3
は道路や家ならびに畑などの地形図を表す地形図データ
M13−1と、地形図の上に電柱や電線などの設備を表
す設備図データM13−2とを有する。
【0005】図14はCRT画面4−1上の図面を移動
すなわちスクロールさせるために、描画用図面データ3
−3の生成過程を示す図である。この図14において、
図面データ3−2からCRT画面4−1上の図面移動方
向すなわちスクロール方向に、或る時間間隔すなわち描
画周期毎に距離ΔXだけ移動させたときの描画用図面デ
ータ3−3として符号M13,M13−1,M13−
2,……,M13−nで示す描画用図面データを生成
し、これら移動時の描画用図面データM13,M13−
1,M13−2,……,M13−nをCRT画面4−1
に順次描画し、図面の移動すなわちスクロールを行う。
このCRT画面4−1上の図面の移動速度すなわちスク
ロール速度は図面の描画周期毎の移動距離ΔXによって
決まる。
【0006】図15は上記スクロールの操作を行うため
のCRT画面4−1を示す図である。この図15におい
て、6は属性照会6−1や図面検索6−2および図面修
正6−3などの機能を選択するための機能釦、7はスク
ロールの起動およびスクロールの方向を決めるスクロー
ル起動・方向釦、8はスクロールの停止を指示するため
のスクロール停止釦、9はカーソルである。
【0007】次にこの従来の図面表示装置の動作を図1
6のフローチャートを用いて説明する。コンピュータが
起動されて図面表示処理を開始し、操作者が或る地域の
図面をCRT画面4−1に描画しようとしてマウス5−
1やキーボード5−2を用いてカーソル9をCRT画面
4−1上に表示された機能釦6中の例えば図面検索釦6
−2内に位置させて確実釦5−11のオン操作(押し下
げ)でクリックすると、CPU1がメモリ3にあらかじ
め格納された図面データ3−2から業務に対応する或る
地域の図面データを切出して、この切り出した図面デー
タを描画用図面データ3−3としてメモリ3に格納する
とともに、この描画用図面データ3−3を表示装置4の
CRT画面4−1に描画する。この状態において、操作
者がCRT画面4−1に描画された図面とそのCRT画
面4−1に描画されていない非描画図面とにおける設備
や設備のつながりまたは地形などを目標物とする検索を
必要としたとき、そのCRT画面4−1に描画された図
面をスクロールし目標物を検索する。このスクロールの
操作はCRT画面4−1上に表示されたスクロール起動
・方向釦7にカーソル9を合わせて確定釦5−11のオ
ン操作でクリックすると、CRT画面4−1上の図面が
選択した矢印方向(スクロール方向)にあらかじめ決め
られた一定のスクロール速度でスクロールを開始する。
このスクロールの終了はCRT画面4−1上に表示され
たスクロール停止釦8にカーソル9を合わせ確定釦5−
11のオン操作でクリックすることにより行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の図面表示装
置は以上のように構成されているので、CRT画面4−
1上の図面をスクロールする場合、スクロール起動・方
向選択釦7とスクロール停止釦8をマウス5−1でクリ
ック操作しなければならず、操作性が悪く、業務実行の
応答性の低下があった。またスクロール方向は希望する
任意の方向に随時に行えず、スクロール速度は固定して
いるため、目標物の検索など、スクロールの目的に合わ
せた緩急可変のスクロール速度で画面上の図面を移動さ
せることができないなどの問題点があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、第1の目的は表示装置の画面
上で目標物を画面上の図面とは異なる色で表示すること
によって目標物の検索を迅速正確で容易にできる図面表
示装置を得ることであり、第2の目的はカーソルが画面
の端検出エリアに存在することによってスクロール速度
を頁送り速度に切り替えて目標物の検索を高速化できる
図面表示装置を得ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記請求項1に記載した
第1の発明に係る図面表示装置は、図1に示すように、
図面を描画する表示装置Aの画面a上に表示されたカー
ソルBの位置を操作して、メモリCにあらかじめ格納さ
れた図面データDの一部を切り出した描画用図面データ
Daを上記メモリCに格納するとともに、図面データD
の切り出し位置を移動させながら描画用図面データDa
を順次生成し、この描画用図面データDaに応じた図面
を前記表示装置Aの画面a上に順次描画することによっ
て、図面を表示装置Aの画面a上で移動させるスクロー
ル機能を備えた図面表示装置において、検出手段Eと決
定手段Fと移動手段Gと設定手段Kと判定手段Lと色別
手段Mとを備え、検出手段Eが操作者からのスクロール
機能の起動と停止との指示を検出すると、決定手段Fが
検出手段Eからのスクロール機能の起動検出によって描
画用図面データDa生成時の表示装置Aの画面aでのカ
ーソルBと同画面aにあらかじめ定められた特定点Pと
の相対位置からスクロール方向を決定し、移動手段Gが
決定手段Fからのスクロール方向に表示装置Aの画面a
上での図面を移動させる一方、設定手段Kが操作者の操
作によって移動手段Gで移動される図面中で検索するた
めの目標物を指示すると、判定手段Lが設定手段Kから
の目標物が移動手段Gで移動される図面中に存在するか
否かを判断し、色別手段Mが判定手段Lからの目標物が
図面中に存在する判断結果によって移動手段Gで移動さ
れる図面のスクロール速度を停止または減速しつつ目標
物を画面a上の図面とは異なる色に色別表示するように
構成されている。
【0011】前記請求項2に記載した第2の発明に係る
図面表示装置は、図2に示すように、図面を描画する表
示装置Aの画面a上に表示されたカーソルBの位置を操
作して、メモリCにあらかじめ格納された図面データD
の一部を切り出した描画用図面データDaを上記メモリ
Cに格納するとともに、図面データDの切り出し位置を
移動させながら描画用図面データDaを順次生成し、こ
の描画用図面データDaに応じた図面を前記表示装置A
の画面a上に順次描画することによって、図面を表示装
置の画面a上で移動させるスクロール機能を備えた図面
表示装置において、検出手段Eと決定手段Fと移動手段
Gと検知手段Qと切り替え手段Rとを備え、検出手段E
が操作者からのスクロール機能の起動と停止との指示を
検出すると、決定手段Fが検出手段Eからのスクロール
機能の起動検出によって描画用図面データDa生成時の
表示装置Aの画面aでのカーソルBと同画面aにあらか
じめ定められた特定点Pとの相対位置からスクロール方
向を決定し、移動手段Gが決定手段Fからのスクロール
方向に表示装置Aの画面a上で図面を移動させる一方、
検知手段Qが検出手段Eからのスクロール機能の起動検
出によって描画用図面データDa生成時の表示装置Aの
画面aの端検出エリアSにカーソルBが一定時間以上停
止していることを検知すると、切り替え手段Rが検知手
段QからのカーソルBの端検出エリアSへの一定時間以
上停止検知によって移動手段Gで移動される図面のスク
ロール速度を図面データDのメモリCに格納される単位
ごとの頁送り速度に切り替えるように構成されている。
【0012】
【作用】第1の発明の図面表示装置は画面aに描画され
た図面をスクロールするに際し、検索のための目標物を
設定するとともに、画面aの例えば中心などのような特
定点Pに対し画面a上でカーソルBを移動して停止し、
スクロール操作を行うと、カーソルBと特定点Pとの相
対位置からスクロール方向が自動設定され、画面a上の
図面が自動的に設定されたスクロール方向に移動する一
方、そのスクロール後に目標物が画面a上に表れたと
き、スクロール速度が停止または減速されるとともに、
目標物が画面a上の図面とは異なる色に色別表示され
る。
【0013】第2の発明の図面表示装置は画面aに描画
された図面をスクロールするに際し、画面aの例えば中
心などのような特定点Pに対し画面a上でカーソルBを
移動して停止し、スクロール操作を行うと、カーソルB
と特定点Pとの相対位置からスクロール方向が自動設定
され、画面a上の図面が自動的に設定されたスクロール
方向に移動する一方、そのスクロール後にカーソルBが
画面a上の端検出エリアSに一定時間以上存在すると、
スクロール速度を頁送り速度に変更して画面aを早送り
する。
【0014】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図3乃至図10
を用い、前述の従来例と同一部分に同一符号を付して説
明する。
【0015】実施例1(請求項1に対応). 図3はこの発明の実施例1としての図面表示装置を示す
構成図、図4はこの実施例1の目標物検索処理を説明す
る図、図5はこの実施例1の検索用目標物データ処理の
CRT画面4−1(図3の画面aと同じ)を示す画面
図、図6はこの実施例1の検索用目標物色別処理のCR
T画面4−1を示す画面図、図7はこの実施例1のフロ
ーチャートである。
【0016】図3において、図面表示装置を構成するコ
ンピュータのCPU1にはメモリ3と表示装置4と入力
装置5とがバス2にて接続されている。メモリ3にはシ
ステムベースとしてのプログラム3−1と図面データ3
−2(図1の図面データDと同じ)と検索用目標物デー
タ3−5とがあらかじめ格納されているとともに、描画
処理の進行に応じて生成される描画用図面データ3−3
がその生成の都度格納される。検索用目標物データ3−
5はスクロール開始前にあらかじめ入力装置5から検索
するための目標物を表すデータとして入力される。入力
装置5はマウス5−1とキーボード5−2と入力インタ
ーフェイス回路5−3とを備え、マウス5−1は確定釦
5−11と取り消し釦5−12とスクロール起動・停止
釦5−13との3つの釦を備えている。
【0017】CPU1は前記図1に示した検出手段Eと
決定手段Fと移動手段Gと設定手段Kと判定手段Lと色
別手段Mとを備え、このCPU1がマウス5−1やキー
ボード5−2からの描画しようとする或る地域の指示に
よってメモリ3に格納された図面データ3−2から或る
地域の図面データを選択的に切り出し、この切り出され
た図面データを描画用図面データ3−3としてメモリ3
に格納するとともにこの描画用図面データ3−3に応じ
た図面を表示装置4のCRT画面4−1に描画する。ま
たCPU1は操作者によるマウス5−1やキーボード5
−2からのスクロール機能の起動と停止との指示を検出
し、そのスクロール機能の起動検出によって、描画用図
面データ3−3を生成したときのCRT画面4−1上で
のカーソル9と同CRT画面4−1上にあらかじめ定め
られた特定点Pとの相対位置からスクロール方向を決定
し、このスクロール方向に一定のスクロール速度でCR
T画面4−1の図面を移動させるとともに、スクロール
開始前にあらかじめ入力装置5から検索するための目標
物を表すデータとして入力された検索用目標物データ3
−5を検索し、スクロール中の図面中に目標物が存在す
ると、その目標物の描画色をCRT画面4−1に描画さ
れた図面の描画色と異なる色に切り替える。
【0018】図4において、検索用目標物データ3−5
には目標物(設備)名称と検索条件とX−Y座標データ
が入っている。目標物名称と検索条件はCRT画面4−
1と操作者が対話しながらマウス5−1やキーボード5
−2を操作することによって入力される。この目標物名
称と検索条件が入力されると、その入力された目標物名
称と検索条件とに合致する設備をメモリ3にあらかじめ
格納されている設備図データ3−21の中から抽出し、
その設備のX−Y座標データを得て検索用目標物データ
3−5に格納する。
【0019】図5において、上記X−Y座標データの原
点は格納している全領域データの基準点である。一方、
CRT画面4−1上の設備のX−Y座標はCRT画面4
−1の原点が全領域データのどの位置にあるかを常に記
憶しておき、CRT画面4−1の原点の座標と設備の座
標との相対位置からCRT画面4−1上の座標を算出
し、設備を表示している。
【0020】次に、この実施例1の図面表示装置の動作
を図7に示すフローチャートを用いて説明する。コンピ
ュータが起動されて図面表示処理を開始し、入力装置4
からのイベントすなわちマウス5−1やキーボード5−
2の釦操作による入力を監視し、イベントが入ると、マ
ウス5−1のスクロール起動・停止釦5−13の押し下
げの有無をチェックする(ステップ301,302)。
そして、スクロール起動・停止釦5−13の押し下げ無
しの場合は入力種別としてのマウス5−1やキーボード
5−2の操作による機能釦対応処理を行う。これとは逆
に、スクロール起動・停止釦5−13の押し下げ有りの
場合はCRT画面4−1上のカーソル9の位置を検出
し、CRT画面4−1の中心点たる特定点Pからカーソ
ル9の位置の方向にCRT画面4−1上の図面をΔXだ
け移動させた描画用図面データ3−3を図3に示す図面
データ3−2から切り出して生成する(ステップ303
〜305)。そして図6に示すように、スクロール前に
あらかじめ設定された検索用目標物データ3−5による
検索用目標物10が上記生成した描画用図面データ3−
2中に存在するか否かを判断し、この検索用目標物10
が存在するときはその検索用目標物10をCRT画面4
−1に描画されている図面の描画色と異なる色に替える
ための色替え設定を行い、この色替えされた検索用目標
物10とともに上記生成された描画用図面データ3−2
をCRT画面4−1に描画する(ステップ306〜30
8)。引き続き、検索用目標物10が図6に示すCRT
画面4−1上の検索エリア11内に存在するか否かをチ
ェックし、存在する場合、検索用目標物10がCRT画
面4−1に色別表示され、操作者がその検索用目標物1
0を視認し得る状態であることを意味する。よって、ス
クロール起動・停止釦5−13が押し下げ中、つまりス
クロール継続中は検索用目標物10の検索を終了してス
クロールを停止または減速する。その後、スクロール起
動・停止釦5−13の押し下げ解除を待ち、解除でメモ
リ3に格納した検索用目標物データ3−5から検索用の
データとしての目標物名称データと属性データとをクリ
アし、ステップ301に戻る(ステップ309〜31
2)。また、検索用目標物10がCRT画面4−1の検
索エリア11外のときは、検索用目標物10がCRT画
面4−1に色別表示されておらず、操作者がその検索用
目標物10を視認できない状態であるので、スクロール
起動・停止釦5−13が押し下げ中か否かを判断し、ス
クロール起動・停止釦5−13が押し下げ中はステップ
303に戻り、スクロール起動・停止釦5−13の押し
下げ解除の場合はステップ301に戻って次の描画用図
面データ3−3の生成に戻る。なお、この実施例1にお
いてメモリ3に距離をパラメータとするスクロール速度
関数データをあらかじめ格納しておき、検出手段Eから
のスクロール機能の起動検出によって描画用図面データ
3−3生成時のCRT画面4−1でのカーソル9と同C
RT画面4−1のあらかじめ定められた特定点Pとの距
離を求めこの距離をパラメータとするスクロール速度関
数データから得られた結果を用いて図面の移動速度たる
スクロール速度を決めることによって、スクロール速度
を可変にすることも可能である。
【0021】要するにこの実施例1によれば、或る地域
の図面がCRT画面4−1に描画された状態において、
検索用目標物データ3−5をあらかじめ入力し、スクロ
ール起動・停止釦5−13が押し下げられている間中、
CRT画面4−1に描画された図面が特定点Pからカー
ソル9の位置の方向に移動し続け、上記スクロール起動
・停止釦5−13の押し下げの開放によって図面のスク
ロールが停止し、その停止した図面がCRT画面4−1
に描画されるので、操作者がカーソル9をクリックする
ことなく、カーソル9の位置を動かすだけでスクロール
方向を変えることができる一方、スクロール中の図面に
検索用目標物10が表れると、図面のスクロール速度が
停止または減速し、検索用目標物10が図面とは異なる
色に色別表示されるので、図面がスクロールされるCR
T画面4−1を見ながら希望の検索用目標物10を容易
に視認できる。
【0022】実施例2(請求範囲2に対応). 図8はこの発明の実施例4としての図面表示装置を示す
構成図、図9はこの実施例4の端検出エリア4−11
(図2の端検出エリアSと同じ)を示すCRT画面4−
1(図2の画面aと同じ)の画面図、図10この実施例
4のフローチャートである。
【0023】図8において、図面表示装置を構成するコ
ンピュータのCPU1にはメモリ3と表示装置4と入力
装置5とがバス2にて接続されている。メモリ3にはシ
ステムとしてのプログラム3−1と図面データ3−2
(図2の図面データDと同じ)とタイマ3−6と端検出
エリアデータ3−7とがあらかじめ格納されているとと
もに、描画処理の進行に応じて生成される描画用図面デ
ータ3−3がその生成の都度格納される。この端検出エ
リアデータ3−7はカーソル9が図9に示すようなCR
T画面4−1の周辺端を構成する端検知エリア4−11
に存在することを検出するためのデータである。入力装
置5はマウス5−1とキーボード5−2と入力インター
フェイス回路5−3とを備え、マウス5−1は確定釦5
−11と取り消し釦5−12とスクロール起動・停止釦
5−13との3つの釦を備えている。
【0024】CPU1は前記図2に示した検出手段Eと
決定手段Fと移動手段Gと検知手段Qと切り替え手段R
とを備え、このCPU1がマウス5−1やキーボード5
−2からの描画しようとする或る地域の指示によってメ
モリ3に格納された図面データ3−2から或る地域の図
面データを選択的に切り出し、この切り出された図面デ
ータを描画用図面データ3−3としてメモリ3に格納す
るとともにこの描画用図面データ3−3に応じた図面を
表示装置4のCRT画面4−1に描画する。またCPU
1は操作者によるマウス5−1やキーボード5−2から
のスクロール機能の起動と停止との指示を検出し、その
スクロール機能の起動検出によって、描画用図面データ
3−3を生成したときのCRT画面4−1上でのカーソ
ル9と同CRT画面4−1上にあらかじめ定められた特
定点Pとの相対位置からスクロール方向を決定し、この
スクロール方向に一定のスクロール速度で移動させると
ともに、メモリ3に格納された端検出エリアデータ3−
7によってカーソル9が図9に示すようにCRT画面4
−1の端検知エリア4−11にタイマ3−6で設定され
る一定時間以上存在することを検索すると、スクロール
中の図面のスクロール速度を図面データ3−2のメモリ
3に格納された一画面ごとの頁送り速度に切り替える。
【0025】次に、この実施例2の図面表示装置の動作
を図10に示すフローチャートを用いて説明する。コン
ピュータが起動されて図面表示処理を開始し、入力装置
4からのイベントすなわちマウス5−1キーボード5−
2の釦操作による入力を監視し、イベントが入ると、マ
ウス5−1のスクロール起動・停止釦5−13の押し下
げの有無をチェックする(ステップ401,402)。
そして、スクロール起動・停止釦5−13の押し下げ無
しの場合は入力種別としてのマウス5−1やキーボード
5−2の釦操作による機能釦対応処理を行う。これとは
逆に、スクロール起動・停止釦5−13の押し下げ有り
の場合はCRT画面4−1上のカーソル9の位置を検出
し、CRT画面4−1の中心点たる特定点Pからカーソ
ル9の位置の方向つまりスクロール方向を算出し、カー
ソル9がCRT画面4−1の端検出エリア4−11に一
定時間停止しているかをタイマ3−6で検出する。つま
り、カーソル9がCRT画面4−1の端検出エリア4−
11に位置した経過時間をカウトし、このタイマ3−6
がタイムアップしているか否かをチェックする(ステッ
プ403〜405)。タイムアップをしていない場合は
カーソル9がCRT画面4−1の端検出エリア4−11
に一定時間停止し続けた状態でないことを意味するの
で、CRT画面4−1上の図面をΔXだけ移動させた描
画用図面データ3−3を図8に示す図面データ3−2か
ら切り出して生成し、この生成した描画図面データ3−
3をメモリ3に格納するとともにCRT画面4−1に描
画する(ステップ406,407)。その後、スクロー
ル起動・停止釦5−13の押し下げの有無をチェック
し、スクロール起動・停止釦5−13の押し下げが有り
の場合は、スクロール継続要求中を意味するので、CR
T画面4−1上のカーソル9の位置をチェックし、カー
ソル9が端検出エリア4−11外のときはタイマ3−6
をリセットし、カーソル9が端検出エリア4−11内の
ときはタイマ3−6を起動した後、ステップ403に戻
って再びCRT画面4−1上のカーソル9の位置検出を
開始して上記の処理を繰り返す(ステップ408〜41
1)。この処理の繰り返し動作中において、タイマ3−
6がタイムアップになると、カーソル9がCRT画面4
−1の端検出エリア4−11に一定時間停止し続けた状
態であることを意味するので、特定点Pとカーソル9と
の相対位置とから決まるスクロール方向に1画面分移動
させた描画用図面データ3−3を図面データ3−2より
切り出して生成し(ステップ412)、CRT画面4−
1に描画する。以上の動作はスクロール起動・停止釦5
−13の押し下げが解除されるまで繰り返し行われる
が、スクロール起動・停止釦5−13の押し下げが解除
されたときタイマ3−6をリセットし(ステップ41
3)、ステップ401に戻って次の描画用図面データ3
−3の生成に備えるべく次のイベント検出を行う。な
お、この実施例2においてメモリ3に距離をパラメータ
とするスクロール速度関数データをあらかじめ格納して
おき、検出手段Eからのスクロール機能の起動検出によ
って描画用図面データ3−3生成時のCRT画面4−1
でのカーソル9と同CRT画面4−1のあらかじめ定め
られた特定点Pとの距離を求めこの距離をパラメータと
するスクロール速度関数データから得られた結果を用い
て図面の移動速度たるスクロール速度を決めることによ
って、スクロール速度を可変することも可能である。
【0026】要するにこの実施例2によれば、或る地域
の図面がCRT画面4−1に描画された状態において、
タイマ3−6のタイムアップする時間と端検出エリアデ
ータ3−7とをあらかじめ入力し、スクロール起動・停
止釦5−13が押し下げられている間中、CRT画面4
−1に描画された図面が特定点Pからカーソル9の位置
の方向に移動し続け、上記スクロール起動・停止釦5−
13の押し下げの開放によって図面のスクロールが停止
し、その停止した図面がCRT画面4−1に描画される
ので、操作者がカーソル9をクリックすることなく、カ
ーソル9の位置を動かすだけでスクロール方向を変える
ことができる一方、図面のスクロール中において、カー
ソル9がCRT画面4−1の端検出エリア4−11に一
定時間以停止すると、CRT画面4−1の図面が特定点
Pとカーソル9との相対位置とから決まるスクロール方
向に一画面分入れ替わるので、スクロールされるCRT
画面4−1を見ながら希望する目標物を高速に検索でき
る。
【0027】なお前記各実施例は図面データ3−2と描
画用図面データ3−3とのデータの大きさの関係を1メ
ッシュ=1画面データとしたが、この関係に限定される
ものでなく本発明は適用できる。スクロール起動と停止
とをマウス5−1のスクロール起動・停止釦5−13に
割り付けたが、この発明ではCPU1への入力装置4と
してマウスの釦割り付けの変更あるいはマウス以外の入
力装置を用いてもよい。また特定点PとしてCRT画面
4−1上の中心点を用いたが、それ以外の点を用いても
本発明を適用できる。さらに表示装置4としてCRT画
面4−1を適用した例を示したが、CRT画面以外の画
面を有する表示装置を用いても本発明を適用できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、スクロールを行いながら目標物を検索する場合、そ
の目標物が画面上に表れたとき、その目標物が色替え表
示されるとともに、スクロール速度が減速或は停止する
ため、画面上で目標物を漏らさず確実容易に認識できる
という効果がある。
【0029】第2の発明によれば、カーソルが画面上の
端検出エリアに一定時間停止されたことにより、スクロ
ール速度が画面単位の頁送り速度に切り替わるため、検
索したい目標物をより高速に検索ができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明を示す構成図である。
【図2】第2の発明を示す構成図である。
【図3】実施例1としての図面表示装置を示す構成図で
ある。
【図4】実施例1の目標物検索処理を説明する図であ
る。
【図5】実施例1の検索用目標物データ処理のCRT画
面4−1を示す画面図である。
【図6】実施例1の検索用目標物色別処理のCRT画面
4−1を示す画面図である。
【図7】実施例1のフローチャートである。
【図8】実施例2としての図面表示装置を示す構成図で
ある。
【図9】実施例2の端検出エリアを示すCRT画面4−
1の画面図である。
【図10】実施例2のフローチャートである。
【図11】従来の図面表示装置を示す構成図である。
【図12】従来の図面データを示す図である。
【図13】従来の描画用図面データを示す図である。
【図14】従来のスクロール方向に対応した描画用図面
データ生成の説明図である。
【図15】従来のCRT画面を示す画面図である。
【図16】従来のフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 3,C メモリ 3−1 プログラム 3−2,D 図面データ 3−3,Da 描画用図面データ 3−4 スクロール速度関数データ 3−5 検索用目標物データ 3−6 タイマ 3−7 端検出エリアデータ 4,A 表示装置 4−1 CRT画面 4−11,S 端検出エリア 5 入力装置 5−1 マウス 5−2 キーボード 5−11 確定釦 5−12 取り消し釦 5−13 スクロール起動・停止釦 9,B カーソル a 画面 E 検出手段 F 決定手段 G 移動手段 K 設定手段 L 判定手段 M 色別手段 P 特定点 Q 検知手段 R 切り替え手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/14 360

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図面を描画する表示装置の画面上に表示
    されたカーソルの位置を操作して、メモリにあらかじめ
    格納された図面データの一部を切り出した描画用図面デ
    ータを上記メモリに格納するとともに、図面データの切
    り出し位置を移動させながら描画用図面データを順次生
    成し、この描画用図面データに応じた図面を前記表示装
    置の画面上に順次描画することによって、図面を表示装
    置の画面上で移動させるスクロール機能を備えた図面表
    示装置において、 前記スクロール機能の起動と停止との指示を検出する検
    出手段と、 この検出手段からのスクロール機能の起動検出によって
    前記描画用図面データ生成時の前記表示装置の画面での
    カーソルと同画面にあらかじめ定められた特定点との相
    対位置からスクロール方向を決定する決定手段と、 この決定手段からのスクロール方向に前記表示装置の画
    面上で図面を移動させる移動手段と、この移動手段で移動される図面中で検索するための目標
    物を指示する設定手段と、 この設定手段からの目標物が前記移動手段で移動される
    図面中に存在するか否かを判断する判定手段と、 この判定手段からの目標物が図面中に存在する判断結果
    によって前記移動手段で移動される図面のスクロール速
    度を停止または減速しつつ目標物を色別表示する色別手
    段と、 を備えたことを特徴とする図面表示装置。
  2. 【請求項2】 図面を描画する表示装置の画面上に表示
    されたカーソルの位置を操作して、メモリにあらかじめ
    格納された図面データの一部を切り出した描画用図面デ
    ータを上記メモリに格納するとともに、図面データの切
    り出し位置を移動させながら描画用図面データを順次生
    成し、この描画用図面データに応じた図面を前記表示装
    置の画面上に順次描画することによって、図面を表示装
    置の画面上で移動させるスクロール機能を備えた図面表
    示装置において、 前記スクロール機能の起動と停止との指示を検出する検
    出手段と、 この 検出手段からのスクロール機能の起動検出によって
    前記描画用図面データ生成時の前記表示装置の画面での
    カーソルと同画面にあらかじめ定められた特定点との相
    対位置からスクロール方向を決定する決定手段と、 この決定手段からのスクロール方向に前記表示装置の画
    面上で図面を移動させる移動手段と、前記検出手段からのスクロール機能の起動検出によって
    前記描画用図面データ生成時の前記表示装置の画面の端
    検出エリアにカーソルが一定時間以上停止していること
    を検知する検知手段と、 この検知手段からのカーソルの端検出エリアへの一定時
    間以上停止検知によって前記移動手段で移動される図面
    のスクロール速度を図面データのメモリに格納される単
    位ごとの頁送り速度に切り替える切り替え手段と、 を備えたことを特徴とする図面表示装置。
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