JP3144786B2 - 情報処理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、モーメンタリシフト状態や入力モードなど
の入力制御状態を切り替えるキー操作と同じ操作を、表
示装置上の入力制御情報の表示された位置を指定するこ
とにより行うことのできる情報処理装置に関するもので
ある。

従来の技術 従来の情報処理装置で機能を選択するための書き換え
可能なファンクションメニューを表示し、マウスなどの
位置指定装置を使って機能選択する場合に、キーボード
などの入力装置上のモーメンタリシフトキーを用いて機
能選択のモーメンタリシフト状態を切り替える時点で、
ファンクションメニューの書き換えを行っていた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような方法を用いると、位置指定
装置を使って作業しているときでも、モーメンタリシフ
ト状態などの入力制御状態の切り替えを行うために入力
装置に手や視点を移す動作が必要になり、作業の流れを
中断することになっていた。

本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、位置指定
装置の使用中でも入力制御状態の切り替え可能な情報処
理装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、複数の入力制御
状態を切り替える少なくとも１つのキーを有する入力手
段と、入力制御状態を示す入力制御情報を編集作業に基
づく情報と共に表示する表示手段と、前記表示手段上の
位置を指定する位置指定手段と、前記位置指定手段で指
定された位置の座標を検出する座標検出手段と、前記入
力制御状態を切り替えるキーの操作に応じて入力制御状
態を切替える切替手段と、前記表示手段上に前記入力制
御情報を表示し、入力制御状態に応じて前記入力制御情
報の表示を更新する更新手段とを備え、前記入力制御情
報の表示されている位置を前記位置指定手段により指定
したことを前記座標検出手段が検出すると、前記切替手
段は指定した前記入力制御情報に基づき入力制御状態を
切り替えることを特徴とする。

作用 本発明は上記した構成により、位置指定装置によって
表示装置上の位置を指定し、その指定された位置が示す
座標を座標検出装置によって検出し、検出した座標から
表示座標登録装置によってあらかじめ登録された入力制
御情報を得、入力制御状態切り替え装置により対応する
入力制御状態を切り替える。こうすることにより、位置
指定装置を使って編集作業を行っているときに、作業を
中断すること無く入力制御状態の切り替えを行うことが
できる。

実施例 第１図は本発明の実施例における情報処理装置の構成
を示すブロック図である。

第１図において、１はデータや入力制御情報を画面に
表示する表示装置、２は表示装置上の位置を指定する位
置指定装置、３は指定された位置の座標を検出する座標
検出装置、４は入力制御情報などの表示座標を登録する
表示座標登録装置、５は入力制御情報などの切り替えに
使用するキーを持つ入力装置、６は入力制御状態を切り
替える入力制御状態切り替え装置である。

以上のように構成された本実施例の情報処理装置につ
いて、第２図に示すフローチャートと表示装置１と入力
装置５の簡単な関係を表す第３図により以下その動作を
説明する。

最初、入力制御情報の１つで、例えばファンクション
メニューのモーメンタリシフト状態が「機能１」であ
り、「機能１」状態のファンクションメニューの第１番
目の機能はf1、第２番目の機能はf2であるとする。

この時、第３図（ａ）のように表示装置１上には、表
示座標登録装置４に登録されているモーメンタリシフト
状態表示位置７に「機能１」、ファンクションメニュー
表示位置８、９に「機能１」状態の選択機能f1,f2が表
示されている。

上記のような状態で位置指定装置２によって表示装置
１上のある位置が指定された場合、まずその指定された
位置について位置座標検出装置３により、その位置に相
当する座標を検出し、検出した座標が表示座標登録装置
４に登録済みのモーメンタリシフト状態表示位置７と重
なるかどうかを調べる。

調べた結果、モーメンタリシフト状態「機能１」だと
すると、これ以降、入力制御状態切り替え装置６は、入
力装置５上でモーメンタリシフト「機能１」状態を他の
状態に切り替えるためのキー、例えば第３図（ｃ）の
「機能２」キー７″の入力操作が行われたときと同様
に、モーメンタリシフト状態を「機能２」状態に切り替
える。

切り替え後の表示装置の例を第３図（ｂ）に示す。

同時に、「機能２」状態のファンクションメニューの
第１番目の機能がf1′、第２番目の機能がf2′であると
すると、入力制御状態切り替え装置６は、表示座標登録
装置４に登録されている座標により、モーメンタリシフ
ト状態表示位置７′に「機能２」、ファンクションメニ
ュー表示位置８′、９′にf1′、f2′の文字列を表示
し、表示位置登録装置４の登録情報を更新する。

なお、本実施例ではモーメンタリシフト状態を切り替
える場合の説明を行ったが、例えばデータ入力モードの
切り替えなど、他の入力制御情報についても同様にして
切り替えることができる。

以上のように本実施例によれば、位置指定装置の使用
を中断することなく、入力制御の状態を切り替えること
ができる。

発明の効果 以上説明したように、本発明によれば位置指定装置を
用いて編集作業を行っているときに、そのまま位置指定
装置を使って入力制御の状態を切り替えることができ
る。このように作業の流れを中断することなくスムーズ
に編集作業を行うことができるようになり、その実用的
効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における情報処理装置の構成を
示すブロック図、第２図は同実施例装置の動作を示すフ
ローチャート、第３図は表示装置と入力装置の関係を示
す図である。 １……表示装置 ２……位置指定装置 ３……座標検出装置 ４……表示座標登録装置 ５……入力装置 ６……入力制御状態切り替え装置

フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−62216（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−149725（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−187947（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−112434（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−39146（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭64−57524（ＪＰ，Ｕ)

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数の入力制御状態を切り替える少なくと
   も１つのキーを有する入力手段と、 入力制御状態を示す入力制御情報を編集作業に基づく情
   報と共に表示する表示手段と、 前記表示手段上の位置を指定する位置指定手段と、 前記位置指定手段で指定された位置の座標を検出する座
   標検出手段と、 前記入力制御状態を切り替えるキーの操作に応じて入力
   制御状態を切替える切替手段と、 前記表示手段上に前記入力制御情報を表示し、入力制御
   状態に応じて前記入力制御情報の表示を更新する更新手
   段とを備え、 前記入力制御情報の表示されている位置を前記位置指定
   手段により指定したことを前記座標検出手段が検出する
   と、前記切替手段は指定した前記入力制御情報に基づき
   入力制御状態を切り替えることを特徴とする情報処理装
   置。
2. 【請求項２】前記更新手段は更に前記入力制御情報に基
   づきファンクションメニューを表示することを特徴とす
   る請求項１記載の情報処理装置。