JP2626505B2 - 仮想空間ウィンドウ管理システム - Google Patents

仮想空間ウィンドウ管理システム

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JP2626505B2
JP2626505B2 JP5256493A JP25649393A JP2626505B2 JP 2626505 B2 JP2626505 B2 JP 2626505B2 JP 5256493 A JP5256493 A JP 5256493A JP 25649393 A JP25649393 A JP 25649393A JP 2626505 B2 JP2626505 B2 JP 2626505B2
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智明 小泉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は仮想空間ウィンドウ管理
システムに関し、特にオーバラッピング方式を採用する
マルチウィンドウシステムにおけるウィンドウの管理を
表示装置の画面(ルートウィンドウ)の座標系を仮想的
に拡張して得られる空間(以下、仮想空間という)上で
行う仮想空間ウィンドウ管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、Xウィンドウシステム(マサチュ
ーセッツ工科大学の登録商標)などのオーバラッピング
方式を採用するマルチウィンドウシステムでは、一般
に、表示装置の画面内に少なくとも一部がかかるウィン
ドウしか配置することができず、多数のウィンドウが開
いているときなどはウィンドウが重なってしまい、ウィ
ンドウを閉じたり移動したりする必要が生じ、操作が面
倒となっていた(例えば、X Windowハンドブッ
ク,Oliver Jones著,アスキー出版局,1
990年6月1日発行)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマルチ
ウィンドウシステムでは、多数のウィンドウが開いてい
るときなどはウィンドウが重なってしまうので、ウィン
ドウを閉じたり移動したりする必要が生じ、操作が面倒
であるという問題点があった。
【0004】本発明の目的は、上述の点に鑑み、ルート
ウィンドウの座標系を仮想的に拡張して得られる仮想空
間にウィンドウを任意に配置できるようにするとともに
仮想空間上でのウィンドウおよびルートウィンドウに対
応する枠(以下、表示枠という)の配置状態を縮小イメ
ージで表示するための仮想空間ウィンドウを設けるよう
にした仮想空間ウィンドウ管理システムを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の仮想空間ウィン
ドウ管理システムは、オーバラッピング方式を採用する
マルチウィンドウシステムにおいて、ルートウィンドウ
の座標系を仮想的に拡張して得られる仮想空間上でのウ
ィンドウの配置状態を縮小イメージで表示するためにル
ートウィンドウ上に生成表示される仮想空間ウィンドウ
と、仮想空間上のウィンドウの配置情報を記憶する配置
情報記憶部と、ルートウィンドウ上に表示されている仮
想空間上の座標範囲を示す表示枠の配置情報を記憶する
表示範囲記憶部と、前記配置情報記憶部および前記表示
範囲記憶部を参照して仮想空間上でのウィンドウおよび
表示枠の配置状態を前記仮想空間ウィンドウに縮小イメ
ージで表示する配置状態表示手段と、仮想空間ウィンド
ウ上の表示枠に対する移動指示に基づいて前記配置情報
記憶部および前記表示範囲記憶部を参照および更新して
ルートウィンドウ上でのウィンドウの移動を行うウィン
ドウ移動手段と、仮想空間ウィンドウ上の縮小イメージ
に対する移動指示に基づいて前記配置情報記憶部および
前記表示範囲記憶部を参照および更新してルートウィン
ドウ上でのウィンドウの配置変更を行う配置変更手段と
を有し、前記配置情報記憶部がルートウィンドウ上で移
動してはならないウィンドウであるかどうかを示す移動
不可情報を保持し、前記配置変更手段が移動不可情報を
各ウィンドウ毎に設定および変更することを特徴と
る。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0007】図1は、本発明の一実施例に係る仮想空間
ウィンドウ管理システムの構成を示すブロック図であ
る。本実施例の仮想空間ウィンドウ管理システムは、主
記憶装置9上に設けられ仮想空間上のウィンドウの配置
情報を記憶する配置情報記憶部1と、同じく主記憶装置
9上に設けられ表示装置6の画面であるルートウィンド
ウ61(図2参照)上に表示されている仮想空間上の座
標範囲を示す表示枠63(図3参照)の配置情報を記憶
する表示範囲記憶部2と、仮想空間ウィンドウ62(図
2参照)上の表示枠63に対する移動指示に基づいてル
ートウィンドウ61上でのウィンドウの移動を行うウィ
ンドウ移動手段3と、仮想空間ウィンドウ62上の縮小
イメージウィンドウに対する移動指示に基づいてルート
ウィンドウ61上でのウィンドウの配置変更を行う配置
変更手段4と、ウィンドウおよび表示枠63の配置状態
を仮想空間ウィンドウ62に縮小イメージで表示する配
置状態表示手段5と、CRT(Cathode Ray
Tube)等でなる表示装置6と、マウス等でなる入
力装置7と、上記各部,各手段および各装置を制御する
制御部8とから構成されている。
【0008】配置情報記憶部1は、例えば、次のような
構造体で表される。
【0009】
【0010】ここで、wは対象となっているウィンドウ
であり、swは配置変更手段4で必要になる縮小イメー
ジウィンドウである。x,yおよびwidth,hei
ghtは、それぞれウィンドウの座標(x,y)および
大きさ(width,height)を表している。例
えば、大きさ(200,400)のウィンドウが表示装
置6の画面の左上を原点とした座標(300,450)
に配置されている場合には、x,yおよびwidth,
heightの値は、300,450および200,4
00となる。not_move_flagは、表示枠6
3の移動によってウィンドウが移動してはならないこと
を示す移動不可情報を格納するためのフラグである。
【0011】表示範囲記憶部2は、例えば、次のような
構造体で表される。
【0012】
【0013】ここで、width,heightは、表
示装置6の画面の大きさ(表示座標範囲)に依存するの
で固定値となり、x,yが(0,0)で固定ならば従来
と同じになる。このx,yを変更することで表示枠63
の仮想空間上の位置を変更し、ウィンドウを表示させた
り、不表示としたりすることができる。
【0014】図2を参照すると、表示装置6の画面に
は、ルートウィンドウ61と、ルートウィンドウ61の
右下隅に配置された仮想空間ウィンドウ62とが表示さ
れている。なお、仮想空間ウィンドウ62の配置位置
は、ルートウィンドウ61の右下隅に限定されるもので
はない。
【0015】図3を参照すると、仮想空間ウィンドウ6
2には、ルートウィンドウ61に表示されている仮想空
間上の座標範囲を示す表示枠63が表示されているとと
もに、配置変更用メニューウィンドウ64および終了用
メニューウィンドウ65が生成表示されている。
【0016】図4を参照すると、制御部8の処理は、仮
想空間ウィンドウ生成および初期設定ステップS41
と、配置状態表示手段呼出しステップS42と、仮想空
間ウィンドウクリックイベント有無判定ステップS43
と、ウィンドウ移動手段呼出しステップS44と、配置
変更用メニューウィンドウクリックイベント有無判定ス
テップS45と、配置変更手段呼出しステップS46
と、他イベント有無判定ステップS47と、従来制御部
処理ステップS48と、終了用メニューウィンドウクリ
ックイベント有無判定ステップS49とからなる。
【0017】図5を参照すると、配置状態表示手段5の
処理は、仮想空間範囲取得ステップS51と、対象ウィ
ンドウ有無判定ステップS52と、ウィンドウ仮想空間
座標および大きさ取得ステップS53と、ウィンドウ縮
小イメージ描画ステップS54と、表示枠仮想空間座標
および大きさ取得ステップS55と、表示枠描画ステッ
プ56とからなる。
【0018】図6を参照すると、ウィンドウ移動手段3
の処理は、表示枠仮想空間座標計算および格納ステップ
S61と、対象ウィンドウ有無判定ステップS62と、
not_move_flag判定ステップS63と、ウ
ィンドウ仮想空間座標および大きさ取得ステップ64
と、表示枠内判断ステップS65と、ウィンドウ表示ル
ーチンS66と、ウィンドウ不表示ルーチンS67とか
らなる。
【0019】図7を参照すると、表示枠内判断ステップ
S65(およびステップS124)は、表示枠仮想空間
座標および大きさ取得ステップS71と、ウィンドウ仮
想空間座標および大きさ取得ステップS72と、表示枠
右下隅位置とウィンドウ左上隅位置との比較ステップS
73と、表示枠左上隅位置とウィンドウ右下隅位置との
比較ステップS74とからなる。
【0020】図8を参照すると、ウィンドウ表示ルーチ
ンS66(およびS125)は、表示座標計算ステップ
S81と、ウィンドウ移動ステップS82とからなる。
【0021】図9を参照すると、ウィンドウ不表示ルー
チンS67(およびS126)は、表示状態判定ステッ
プS91と、ウィンドウ表示枠外移動ステップS92と
からなる。
【0022】図10ないし図13を参照すると、配置変
更手段4の処理は、対象ウィンドウ有無判定ステップS
101と、仮想空間範囲取得ステップS102と、縮小
イメージウィンドウ未生成表示ウィンドウ有無判定ステ
ップS103と、ウィンドウ仮想空間座標および大きさ
取得ステップS104と、縮小イメージウィンドウ生成
表示ステップS105と、縮小イメージウィンドウのイ
ベント選択設定ステップS106と、縮小イメージウィ
ンドウでのマウスイベント有無判定ステップS111
と、配置変更モード切替え判断ステップS112と、左
ドラッグ判定ステップS113と、右クリック判定ステ
ップS114と、縮小イメージウィンドウ破壊ステップ
S115と、縮小イメージウィンドウ移動ステップS1
21と、ボタンリリース判定ステップS122と、移動
先決定ステップS123と、表示枠内判定ステップS1
24と、ウィンドウ表示ルーチンS125と、ウィンド
ウ不表示ルーチンS126と、not_move_fl
ag判定ステップS131と、not_move_fl
ag1設定ステップS132と、not_move_f
lag0設定ステップS133とからなる。
【0023】次に、このように構成された本実施例の仮
想空間ウィンドウ管理システムの動作について説明す
る。
【0024】仮想空間ウィンドウ62をルートウィンド
ウ61の子ウィンドウとして生成すると、制御部8は、
表示範囲記憶部2の表示枠63の座標(x,y)のクリ
ア,表示枠63の大きさ(width,height)
の取得および表示範囲記憶部2への表示枠63の大きさ
(width,height)の格納等の初期設定を行
うとともに、配置変更用メニューウィンドウ64および
終了用メニューウィンドウ65をそれぞれ生成表示する
(ステップS41)。なお、仮想空間ウィンドウ62の
配置情報記憶部1のnot_move_flagには1
が設定される(フラグが立てられる)。
【0025】次に、制御部8は、配置状態表示手段5を
呼び出す(ステップS42)。
【0026】配置状態表示手段5は、まず、システム固
定値である仮想空間範囲(−X,−Y)〜(X,Y)を
得(ステップS51)、配置情報記憶部1が存在してい
るかどうかに基づいて対象となるウィンドウがあるかど
うかを判断する(ステップ52)。
【0027】対象となるウィンドウがあれば、配置状態
表示手段5は、配置情報記憶部1から対象となるウィン
ドウの仮想空間座標(x,y)および大きさ(widt
h,height)を得(ステップS53)、仮想空間
ウィンドウ62の縮小表示座標((x−(−X))/1
0,(y−(−Y))/10)に大きさ(width/
10,height/10)の対象となるウィンドウの
縮小イメージ(配置変更モード以外ではウィンドウでは
ない)を表示するとともに、not_move_fla
gが立っているウィンドウの縮小イメージには移動不可
であることを示す色を付ける(ステップS54)。
【0028】続いて、配置状態表示手段5は、表示範囲
記憶部2から表示枠63の仮想空間座標(x,y)およ
び大きさ(width,height)を得(ステップ
S55)、仮想空間ウィンドウ62の縮小表示座標
((x−(−X))/10,(y−(−Y))/10)
に大きさ(width/10,height/10)の
表示枠63を表示する(ステップS56)。
【0029】配置状態表示手段5は、ステップS52で
対象となるウィンドウがなくなるまでステップ52〜5
6を繰り返し、対象ウィンドウがなくなれば、制御を制
御部8に戻す。
【0030】制御部8では、仮想空間ウィンドウ62に
クリックイベントがあったかどうかを判断しており(ス
テップS43)、仮想空間ウィンドウ62にクリックイ
ベントがあれば、表示枠63の現在位置からマウスカソ
ール位置への移動の指示を意味するので、表示枠63内
でのウィンドウの縮小イメージの表示位置を変更するた
めに、ウィンドウ移動手段3を呼び出す(ステップS4
4)。
【0031】ウィンドウ移動手段3は、まず、表示枠6
3の移動後の仮想空間座標(x,y)を計算し、その値
を表示範囲記憶部2に格納する(ステップS61)。
【0032】次に、ウィンドウ移動手段3は、配置情報
記憶部1が存在しているかどうかに基づいて対象となる
ウィンドウがあるかないかを判断し(ステップS6
2)、対象となるウィンドウがあればnot_move
_flagが立っていないかどうかを判定する(ステッ
プ63)。ウィンドウ移動手段3は、not_move
_flagが立っていればステップ62に制御を戻し、
not_move_flagが立っていなければ、配置
情報記憶部1からウィンドウの仮想空間座標(x,y)
および大きさ(width,height)を得る(ス
テップS64)。
【0033】続いて、ウィンドウ移動手段3は、対象と
なるウィンドウが表示枠63内にあるかどうかを判断し
(ステップS65)、表示枠63内にある場合は、対象
となるウィンドウを表示させるためにウィンドウ表示ル
ーチンを呼び出す(ステップS66)。
【0034】一方、表示枠63内にない場合には、ウィ
ンドウ移動手段3は、対象となるウィンドウを表示枠6
3外に移動して表示しないようにするためにウィンドウ
不表示ルーチンを呼び出す(ステップS67)。
【0035】ステップS65(およびステップS12
4)のウィンドウが表示枠63内にあるかどうかの判断
において、ウィンドウ移動手段3は、表示範囲記憶部2
から表示枠63の仮想空間座標(x,y)および大きさ
(width,height)を取得し(ステップS7
1)、配置情報記憶部1からウィンドウの仮想空間座標
(x,y)および大きさ(width,height)
を取得し(ステップS72)、表示枠63の右下隅位置
とウィンドウの左上隅位置との大小関係を比較し(ステ
ップS72)、表示枠63の左上隅位置とウィンドウの
右下隅位置との大小関係を比較して(ステップS7
3)、ウィンドウが表示枠63内にあるかどうかを判断
する。
【0036】ステップS66(およびステップS12
5)のウィンドウ表示ルーチンにおいて、ウィンドウ移
動手段3は、表示枠63の仮想空間座標(x,y)およ
びウィンドウの仮想空間座標(x=wx,y=wy)か
らウィンドウの表示座標(wx−x,wy−y)を計算
し(ステップS81)、ウィンドウを表示座標(wx−
x,wy−y)に移動させる(ステップS82)。
【0037】ステップS67(およびステップS12
6)のウィンドウ不表示ルーチンにおいて、ウィンドウ
移動手段3は、座標(x,y)を得てウィンドウがいま
までルートウィンドウ61上に表示状態であったかどう
かを判断し(ステップS91)、いままで表示状態であ
ればウィンドウを表示枠63外に移動させる(ステップ
S92)。
【0038】ウィンドウを表示可能範囲外に移動すると
きには、表示装置6の画面の表示可能範囲が(0,0)
〜(width,height)の範囲となり、それ以
外の位置にウィンドウを移動させても表示はされないこ
とを利用する。例えば、(0,0)〜(600,90
0)が表示可能範囲だとすると、ウィンドウを(120
0,1200)に移動させれば、ウィンドウは表示装置
6のルートウィンドウ61上には表示されないことにな
る。
【0039】また、制御部8では、配置変更用メニュー
ウィンドウ64にクリックイベントがあったかどうかを
判断しており(ステップS45)、配置変更用メニュー
ウィンドウ64にクリックイベントがあれば、ウィンド
ウの移動を行える配置変更モードの設定を意味するの
で、配置変更手段4を呼び出す(ステップS46)。
【0040】配置変更手段4は、まず、配置情報記憶部
1が存在するか否かに基づいて対象となるウィンドウが
あるかどうかを判断し(ステップS101)、対象とな
るウィンドウがあれば、システム固定値である仮想空間
範囲(−X,−Y)〜(X,Y)を得る(ステップS1
02)。
【0041】次に、配置変更手段4は、配置情報記憶部
1のswに値が入っているか否か(0か否か)に基づい
て縮小イメージウィンドウが生成表示されていないウィ
ンドウがあるかどうかを判断し(ステップ103)、縮
小イメージウィンドウが生成表示されていないウィンド
ウがあれば、配置情報記憶部1からウィンドウの仮想空
間座標(x,y)および大きさ(width,heig
ht)を得て(ステップS104)、仮想空間ウィンド
ウ62の縮小表示座標((x−(−X))/10,(y
−(−Y))/10)に大きさ(width/10,h
eight/10)の縮小イメージウィンドウを生成し
て表示するとともに、配置情報記憶部1のswに値(0
以外)を設定する(ステップS105)。このとき、n
ot_move_flagが立っているウィンドウであ
れば、配置変更手段4は、縮小イメージウィンドウに移
動不可であることを示す色を付ける。
【0042】続いて、配置変更手段4は、縮小イメージ
ウィンドウにイベント選択の設定を行う(ステップ10
6)。
【0043】ステップS103で縮小イメージウィンド
ウが生成表示されていないウィンドウがなくなるまでス
テップS103〜106を繰り返し、縮小イメージウィ
ンドウが生成表示されていないウィンドウがなくなれ
ば、配置変更手段4は、各縮小イメージウィンドウでマ
ウスイベントがあるかどうかを判断し(ステップS11
1)、マウスイベントがなければ配置変更用メニューウ
ィンドウ63にクリックイベントがあったかどうかに基
づいて配置変更モードの切替えがあったかどうかを判断
する(ステップS112)。配置変更手段4は、配置変
更モードの切替えがなければステップS111に制御を
戻し、配置変更モードの切替えがあれば配置変更モード
の解除のために生成した縮小イメージウィンドウをすべ
て破壊するとともに、配置情報記憶部1のswを0にす
る(ステップS115)。
【0044】ステップS111で縮小イメージウィンド
ウでのマウスイベントがあれば、配置変更手段4は、左
ドラッグかどうかを判断し(ステップS113)、左ド
ラッグでなければ右クリックかどうかを判断する(ステ
ップS114)。
【0045】ステップS113で左ドラッグであれば、
配置変更手段4は、縮小イメージウィンドウをマウスカ
ソールに追従させて移動させ(ステップS121)、ボ
タンリリースかどうかを判断する(ステップS12
2)。ボタンリリースであれば、配置変更手段4は、そ
の位置を移動先として決定し、縮小イメージウィンドウ
に対応するウィンドウの仮想空間座標(−X+x*1
0,−Y+y*10)を計算してウィンドウの配置情報
記憶部1の仮想空間座標(x,y)に代入する(ステッ
プS123)。
【0046】次に、配置変更手段4は、変更後の仮想空
間座標(x,y)に位置するウィンドウが表示枠63内
であるかどうかを判断し(ステップS124)、表示枠
63内であればウィンドウ表示ルーチンを呼び出す(ス
テップS125)。一方、表示枠63外であれば、配置
変更手段4は、ウィンドウ不表示ルーチンを呼び出す
(ステップS126)。
【0047】ステップ114で右クリックであれば、配
置変更手段4は、not_move_flagが立って
いるかどうかを判定し(ステップS131)、not_
move_flagが立っていなければ、not_mo
ve_flagを1にし、縮小イメージウィンドウに移
動不可であることを示す色を付ける(ステップS13
2)。一方、not_move_flagが立っていれ
ば、not_move_flagを0にし、縮小イメー
ジウィンドウの色を移動可能であることを示す元の色に
戻す(ステップS133)。
【0048】図14は、仮想空間ウィンドウ62の具体
的な表示例を示す図である。仮想空間ウィンドウ62内
にはウィンドウA,B,C,DおよびEの縮小イメージ
および表示枠63が表示されている。このとき、実際に
ルートウィンドウ61に表示されているウィンドウは、
表示枠63内に縮小イメージが含まれているウィンドウ
AおよびBだけである。いま、ウィンドウBおよびCを
ルートウィンドウ61に表示したいとする。そのとき、
利用者は仮想空間ウィンドウ62内のウィンドウBの縮
小イメージの左上方位置にマウスカソールを置き、マウ
スボタンをクリックする(ステップS43でイエス)。
すると、ウィンドウ移動手段3が呼び出されてルートウ
ィンドウ61上のウィンドウが移動された後(ステップ
S44)、配置状態表示手段5により仮想空間ウィンド
ウ62上のウィンドウの縮小イメージおよび表示枠63
が移動される(ステップS54およびS56)。この結
果、図15に示すように、ルートウィンドウ61上のウ
ィンドウAの表示が消え、ウィンドウBおよびCがルー
トウィンドウ61上に表示されるようになる(ステップ
S82)。
【0049】次に、仮想空間上のウィンドウの配置位置
を変更したいとする。例えば、図14に示すウィンドウ
Aの位置を図16に示すウィンドウAの位置に変更した
いとする。そのとき、利用者は、配置変更用メニューウ
ィンドウ64にマウスカソールを位置付けてマウスボタ
ンをクリックする(ステップS45でイエス)。する
と、配置変更手段4が呼び出されて(ステップS4
6)、縮小イメージウィンドウがイベント選択を行う配
置変更モードに変わり(ステップS106)、ウィンド
ウAの縮小イメージウィンドウにマウスカソールを位置
付けてクリックした後(ステップS111でイエス)、
左マウスボタンを押しながらマウスカソールを移動させ
るとウィンドウAの縮小イメージウィンドウはマウスカ
ソールに追従して移動するので(ステップS121)、
図16に示すウィンドウAの位置で左マウスボタンを離
せば(ステップS122でイエス)、そのときの位置が
ウィンドウAの位置となり(ステップS123)、図1
6に示す位置にウィンドウAが表示される(ステップS
82)。
【0050】仮想空間ウィンドウ管理システムを終了す
るときは、終了用メニューウィンドウ65にマウスカソ
ールを位置付けてマウスボタンをクリックすることによ
り行う(ステップS49)。すると、ルートウィンドウ
61上の仮想空間ウィンドウ62が破壊されて従来の制
御部によるマルチウィンドウシステムの処理に戻る。こ
のとき、表示枠63外にウィンドウが存在する場合には
警告を発してすべてのウィンドウが利用者により表示枠
63内に戻されるか、仮想空間ウィンドウ管理システム
より強制的にすべてのウィンドウを表示枠63内に戻し
た後に終了するようにするとよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、配置情報
記憶部,表示範囲記憶部,仮想空間ウィンドウ,配置状
態表示手段,ウィンドウ移動手段および配置変更手段を
設け、ルートウィンドウの座標系を仮想的に拡張して得
られる仮想空間にウィンドウを任意に配置できるように
するとともに、仮想空間ウィンドウに仮想空間上でのウ
ィンドウおよび表示枠の配置状態を縮小イメージで表示
するようにしたことにより、従来までのマルチウィンド
ウシステムで見られていた複数のウィンドウの重なりに
よる操作の不都合を一気に解消することができ、優れた
操作性を有するマルチウィンドウシステムを提供するこ
とができるという効果がある。また、ルートウィンドウ
上で移動してはならないウィンドウに移動不可情報を設
定できるようにしたことにより、所望のウィンドウに移
動不可情報を設定すれば、仮想空間ウィンドウ上で表示
枠を移動してもルートウィンドウ上でウィンドウが移動
しないように制御することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る仮想空間ウィンドウ管
理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の表示装置の画面を例示する図である。
【図3】図2中の仮想空間ウィンドウを拡大して例示す
る図である。
【図4】図1中の制御部の処理を示す流れ図である。
【図5】図1中の配置状態表示手段の処理を示す流れ図
である。
【図6】図1中のウィンドウ移動手段の処理を示す流れ
図である。
【図7】図6中の表示枠内の判断をさらに詳しく示す流
れ図である。
【図8】図6中のウィンドウ表示ルーチンをさらに詳し
く示す流れ図である。
【図9】図6中のウィンドウ不表示ルーチンをさらに詳
しく示す流れ図である。
【図10】図1中の配置変更手段の処理を示す流れ図で
ある。
【図11】図1中の配置変更手段の処理を示す流れ図で
ある。
【図12】図1中の配置変更手段の処理を示す流れ図で
ある。
【図13】図1中の配置変更手段の処理を示す流れ図で
ある。
【図14】図3の仮想空間ウィンドウの表示例を示す図
である。
【図15】図3の仮想空間ウィンドウの表示例を示す図
である。
【図16】図3の仮想空間ウィンドウの表示例を示す図
である。
【符号の説明】
1 配置情報記憶部 2 表示範囲記憶部 3 ウィンドウ移動手段 4 配置変更手段 5 配置状態表示手段 6 表示装置 7 入力装置 61 ルートウィンドウ 62 仮想空間ウィンドウ 63 表示枠 64 配置変更用メニューウィンドウ 65 終了用メニューウィンドウ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーバラッピング方式を採用するマルチ
    ウィンドウシステムにおいて、 ルートウィンドウの座標系を仮想的に拡張して得られる
    仮想空間上でのウィンドウの配置状態を縮小イメージで
    表示するためにルートウィンドウ上に生成表示される仮
    想空間ウィンドウと、 仮想空間上のウィンドウの配置情報を記憶する配置情報
    記憶部と、 ルートウィンドウ上に表示されている仮想空間上の座標
    範囲を示す表示枠の配置情報を記憶する表示範囲記憶部
    と、 前記配置情報記憶部および前記表示範囲記憶部を参照し
    て仮想空間上でのウィンドウおよび表示枠の配置状態を
    前記仮想空間ウィンドウに縮小イメージで表示する配置
    状態表示手段と、 仮想空間ウィンドウ上の表示枠に対する移動指示に基づ
    いて前記配置情報記憶部および前記表示範囲記憶部を参
    照および更新してルートウィンドウ上でのウィンドウの
    移動を行うウィンドウ移動手段と、 仮想空間ウィンドウ上の縮小イメージに対する移動指示
    に基づいて前記配置情報記憶部および前記表示範囲記憶
    部を参照および更新してルートウィンドウ上でのウィン
    ドウの配置変更を行う配置変更手段とを有し、前記配置
    情報記憶部がルートウィンドウ上で移動してはならない
    ウィンドウであるかどうかを示す移動不可情報を保持
    し、前記配置変更手段が移動不可情報を各ウィンドウ毎
    に設定および変更することを特徴とする仮想空間ウィン
    ドウ管理システム。
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