JP2801809B2 - 極低温冷凍機のメンテナンス装置 - Google Patents

極低温冷凍機のメンテナンス装置

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JP2801809B2
JP2801809B2 JP4022919A JP2291992A JP2801809B2 JP 2801809 B2 JP2801809 B2 JP 2801809B2 JP 4022919 A JP4022919 A JP 4022919A JP 2291992 A JP2291992 A JP 2291992A JP 2801809 B2 JP2801809 B2 JP 2801809B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は極低温冷凍機のメンテナ
ンス装置、詳しくは、断熱容器に装着された極低温冷凍
機のメンテナンス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、断熱容器に装着されている極低温
冷凍機のメンテナンスを行う場合、運転していた前記冷
凍機を前記断熱容器から取外して行うと、前記冷凍機の
シリンダに大気中の水分が結露して凍結すると共に、大
気中に浮遊する塵埃等の不純物が付着して凍結し、又、
前記断熱容器は開放されるから、該断熱容器や、前記冷
凍機のシリンダ内部が汚染されることになることから、
一般には前記断熱容器を常温又は常温近くに昇温させて
行っているが、昇温させなければならないため、先ず昇
温に長時間要するだけでなく、メンテナンス終了後再び
冷却する必要があって、メンテナンス時間が長くなり、
長時間にわたって前記断熱容器内での作業を中断しなけ
ればならない問題があったし、また、昇温して冷却する
必要があるため、エネルギーロスの問題もあった。
【0003】そこで、特開平1−200157号公報に
示されているように、前記冷凍機を断熱容器から取外す
ことなく装着したまゝでメンテナンスが行える方法が提
案された。
【0004】このメンテナンス方法は、図6に示したよ
うに、グローブGをもったメンテナンスボックスBを形
成して、このメンテナンスボックスBを断熱容器Cの冷
凍機装着部位に、ゴム状物質の取付口Dを介して気密状
に取付け、また、前記メンテナンスボックスBの内部を
真空ポンプPに接続して、該ポンプPで排気するように
し、排気弁V1 を閉じた状態で、ヘリウムガス弁V2
開いて前記メンテナンスボックスB内にヘリウムガスを
導入し、ヘリウムガス雰囲気とした状態で前記ヘリウム
ガス弁V2 を閉じ、前記グローブGに手を挿入して前記
メンテナンスボックスB内で前記冷凍機Rのメンテナン
スを行うようにしたものである。
【0005】即ち、前記メンテナンスボックスB内で冷
凍機Rを分解してスラツクピストンやディスプレーサー
などの冷却部Eを取出し、所定の部品の交換を行うので
あって、前記断熱器C及び前記冷凍機Rが直接大気に触
れることなくメンテナンスでき、従って、水分や不純物
の混入をなくし、また、昇温させることなく短い時間で
メンテナンスが行えるのである。
【0006】尚、図6においてV3 はヘリウムガスの排
気弁である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上のようにメ
ンテナンスボックスBを用いてメンテナンスを行う場
合、真空ポンプPで、前記メンテナンスボックスB内の
大気を排気した後ヘリウムガスを導入し、所定の圧力に
達した後前記排気弁V3 を僅かに開き、前記ヘリウムガ
スの導入を継続させて前記ボックスB内の残存の大気を
排気するようにしているのであるが、前記メンテナンス
ボックスBは剛性をもち、また、角部をもっているか
ら、前記ボックスB内の大気の有効な排気が行えないだ
けでなく、ヘリウムガスとの置換えに時間を要し、ま
た、大気が残存することから、水分及び不純物の混入が
依然として残り、メンテナンス後の断熱容器B及び冷凍
機Rの性能が維持できない問題があった。また、前記ボ
ックスB内の大気をより有効に排気するには、高性能な
真空ポンプPを用いる必要があったし、また、前記メン
テナンスボックスBはメンテナンス用交換部品や工具を
収容しておく必要があるため、その収容容積は所定大き
さをもっており、また、剛性ももっているから、その取
り扱いが煩雑となり、それだけ作業員数を多く要する問
題もあった本発明の目的は、大気の排気が高性能な真空
ポンプを用いなくとも有効に行え、メンテナンス作業に
おいて断熱容器や冷凍機内に大気中の水分や不純物が混
入するのを効率的に防止でき、また、取り扱いも容易
で、少ない作業員でメンテナンスが行えるようにする点
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、断熱容器1に装着した極低温冷凍機2
のメンテナンス装置において、膨張収縮可能な可撓性を
もち、一側に前記断熱容器1における前記冷凍機2の装
着部に取付可能な取付口11をもったメンテナンス袋1
0と、排気用ブロア14に接続され、前記メンテナンス
袋10内の大気を排気する排気管15と、前記メンテナ
ンス袋10に前記冷凍機2に用いる冷却用ガスと同一の
ガスを導入するガス導入管16とを備え、前記メンテナ
ンス袋10は、透明性をもち、かつ、前記排気用ブロア
14による排気で収縮する可撓性をもっていると共に、
前記排気管15及びガス導入管16は、それぞれ開閉弁
17,18を介装した短管から成り、かつ、前記メンテ
ナンス袋10の内外に配設するパッキング20,21に
より気密状に接続していることを特徴とする
【0009】また、メンテナンス袋10に開口するガス
導入管16に、開閉弁28を設けたガス吹込チューブ2
9を接続し、該チューブ29をメンテナンス袋10内に
内装するのが好ましい。
【0010】
【作用】前記メンテナンス袋10は可撓性をもち、前記
排気用ブロア14の排気で収縮するようにしているか
ら、大気の排気が有効に行えると共に、高性能な真空ポ
ンプを用いることなく掃除機などの排気用ブロア14で
排気できるから、ガスとの置換えも短時間で行えるので
ある。
【0011】その上、前記メンテナンス袋10は、透明
性を有するから目視して行うメンテナンス作業が行い易
いし、また、可撓性を有するから、メンテナンスが可能
となる容積をもつ大きさであってもその取り扱いが容易
となり、作業員数も少なくメンテナンスが可能となるの
である。しかも、排気管15及びガス導入管16は、そ
れぞれ開閉弁17,18を介装した短管から成り、か
つ、前記メンテナンス袋10の内外に配設するパッキン
グ20,21により気密状に接続しているから、膨張収
縮するメンテナンス袋10とこれに接続する管部分とを
一体に扱え、一層その取り扱いが容易になると共に、メ
ンテナンス袋10の膨張収縮の妨げになることもなく、
また、袋と管部との接続部において漏れ等が生じること
もなく、ガスの排気及び導入を良好確実に行えるのであ
る。
【0012】また、前記ガス導入管16に、開閉弁28
をもったガス吹込チューブ29を接続して、前記メンテ
ナンス袋10内に内装することにより、前記冷凍機2を
分解した状態で前記ガスをスラックピストンやディスプ
レーサーを内装するシリンダ内部に吹込んで、該シリン
ダ内部の掃除を行うことができるのである。
【0013】
【実施例】図4に示したものは、医療機器の断熱容器1
に極低温冷凍機2を装着したもので、前記断熱容器1
は、前記冷凍機2を装着するめたの装着部3を備え、こ
の装着部3に前記冷凍機2を、ヒートステージ42,4
3をもった該冷凍機2のシリンダ34が前記断熱容器1
内に突入するように装着している。
【0014】前記冷凍機2は、図5に示したように、バ
ルブモ−タ31及び切換バルブ32をもった本体ハウジ
ング33と、前記装着部3に取付ボルト50を介して固
定するフランジ34aをもつたシリンダ34とを備え、
このシリンダ34内にディスプレーサー35をシールリ
ング36を介して摺動可能に内装すると共にスラックピ
ストン37をシールリング38,39を介して摺動自由
に内装し、このスラツクピストン37を前記ディスプレ
ーサー35に所定のストロークを介して連結するように
構成しているもので、前記バルブモ−タ31の駆動によ
り前記切換バルブ32を動作させ、高圧ヘリウムガスを
前記シリンダ34に供給したり、前記ディスプレーサー
35の先端側に設ける膨張空間40,41で膨張した低
圧ヘリウムガスを排出したりして、前記膨張空間40,
41に隣接するヒートステージ42,43を極低温に保
持するようにしたものである。
【0015】しかして以上の如く構成する前記冷凍機2
において、前記ディスプレーサー35の周りや、前記ス
ラックピストン37の周りに用いる前記シールリング3
6及び38,39を交換するメンテナンスや、前記バル
ブモ−タ31及び切換バルブ32などの駆動部における
部品を交換するメンテナンスを行う必要があり、また、
前記シールリング36,38,39の交換は、前記本体
ハウジング33を前記シリンダ34から取外して該シリ
ンダ34を開口させ、この開口部から前記スラックピス
トン37やディスプレーサー35を引き出すことにより
行えるし、また、前記駆動部における部品の交換も行え
るようになっている。
【0016】次に、前記シールリング36,38,39
等を交換したりするメンテナンス装置の実施例を説明す
る。
【0017】図1に示した実施例は、厚さ1mm程度で膨
張・収縮可能な可撓性をもち、また、透明なポリエチレ
ン樹脂フィルムから成るメンテナンス袋10を用い、こ
のメンテナンス袋10の一側に前記断熱容器1の装着部
3、詳しくは、前記装着部3に固定する前記フランジ3
4aに取付ける取付口11を設けると共に、排気口12
とガス導入口13とを設け、排気用ブロア14に接続さ
れ、前記メンテナンス袋10内の大気を排気する排気管
15を前記排気口12に接続し、また、前記メンテナン
ス袋10に前記冷凍機2に用いるヘリウムガスと同じヘ
リウムガスを導入する導入管16を前記ガス導入口13
に接続し、前記排気管15には排気用開閉弁17を設
け、また、前記ガス導入管16にはガス導入用開閉弁1
8を設けたものである。前記メンテナンス袋10は、図
1に示したように前後に長さをもち、膨張時には、その
内部に前記シリンダ34から取外した前記本体ハウジン
グ33や前記ディスプレーサー35、スラックピストン
37及びメンテナンス工具を収納できる大きさとして、
その前後方向一側を絞って前記取付口11を形成すると
共に、前部に前記ガス導入口13を、後部に前記排気口
12を設け、中間部の前後には相対向する側壁から内方
に延びる一対のグローブ19を2組設けている。
【0018】前記取付口11は、前記フランジ34aの
厚さより長目の長さとして、前記フランジ34aに嵌合
し、例えばガムテープやゴムバンド又はこれら双方を用
いて締付け、前記フランジ34aに可撓性を利用して密
着状に取付けるようにするのである。
【0019】また、前記排気口12及びガス導入口13
への排気管15及びガス導入管16の接続は、前記メン
テナンス袋10の内外に配設する鍔付きパッキング2
0,21を用いて気密状に接続するのである。また、図
面に示した実施例の排気管15は、前記排気用開閉弁1
7を介装した短管から成り、この排気管15に、前記排
気用ブロア14に接続されている吸込管22を着脱可能
に取付けるようにしており、また、前記ガス導入管16
は、前記ガス導入用開閉弁18を介装した短管から成
り、このガス導入管16にヘリウムガスを充填したガス
ボンベ23に接続した連絡管24に、図3に示した接続
具25を介して着脱可能に接続するようにしている。
【0020】前記排気管15と吸込管22との接続は、
図2に示したように一方の端部に他方の端部を嵌合でき
るようにして、その嵌合により着脱可能に接続するので
あり、また、前記ガス導入管16と連絡管24とを着脱
可能に接続する前記接続具25は図3に示したように、
楔形リング26を用い、このリング26の先端部を、前
記ガス導入管16の接続側端部に設けるテーパー状受面
16aに前記接続側端部外周面に螺着する締付部材27
の締込みにより押し付けて前記連絡管24を前記ガス導
入管16に気密状に取付けられるようにしたものであ
る。
【0021】また、前記排気用ブロア14は、専用機を
用いてもよいが、大気圧付近の排気速度が大きい例えば
既存の掃除機を用いることもできるのであって、この掃
除機を用いる場合、その吸込管22を前記排気管15に
接続するのである。更に図1に示した実施例では、前記
ガス導入管16の袋内開口側を延長して、この延長部1
6bに開閉弁28を設け、この延長部16bに例えばビ
ニールチューブなどフレキシブルチューブから成るガス
吹込チューブ29を接続し、このガス吹込チューブ29
を前記メンテナンス袋10内に内装している。尚、図1
において30は前記ガスボンベに接続した前記連絡管2
4に介装する減圧弁であり、また、図4において51は
作業台である。
【0022】しかして、以上の如く構成するメンテナン
ス装置を用いてメンテナンス作業を行うには、先ず前記
本体ハウジング33に接続している前記バルブモ−タ3
1への電源ケーブルや、圧縮機ユニット(図示せず)に
接続するヘリウムガス供給管及び排出管を取外した後前
記メンテナンス袋10の取付口11を、前記装着部3に
気密状に取付けると共に、前記排気管15に吸込管22
を、また、ガス導入管16に連絡管24をそれぞれ接続
する。そして、この状態で前記排気用開閉弁17を開
き、前記排気用ブロア14を駆動して、前記メンテナン
ス袋10の大気を排気する。このとき、前記メンテナン
ス袋10は、膨張・収縮可能な可撓性を有するため、大
気の排気に伴い収縮し、メンテナンス工具が収納されて
いる状態で最小容積に萎むことになる。
【0023】このような排気が完了したら、前記排気用
開閉弁17を閉じ、前記ガス導入用開閉弁18を開き、
前記ガスボンベ23からヘリウムガスを例えば10Kg/c
m2・Gの圧力で前記メンテナンス袋10に導入する。
【0024】このヘリウムガスの導入により収縮してい
たメンテナンス袋10は膨らみ、所定圧力になったと
き、前記ガス導入用開閉弁18を閉じるのである。この
1回の排気とガス導入とにより前記メンテナンス袋10
は、大気からヘリウムガスに置換されるが、前記排気と
ガス導入とを複数回繰返すことにより残留する大気を零
にできる。
【0025】何れにしても、前記ブロア14により排気
し、この排気時、前記メンテナンス袋10は収縮して萎
むことになるから排気速度を早くでき、それだけ置換時
間を短縮できるし、また、残留大気を零又は零近くにで
きるのである。
【0026】そして、以上の如くヘリウムガスとの置換
が完了すると、前記排気用開閉弁17及びガス導入用開
閉弁18を何れも閉じ、前記グローブ19を用いて前記
冷凍機2を分解し、前記ディスプレーサー35及びスラ
ックピストン37を、ヘリウムガス雰囲気中の前記メン
テナンス袋10に取り出し、前記シールリング36,3
8,39や、他の部品の交換を行うのである。
【0027】この場合、前記シリンダ34は前記断熱容
器1に装着したまゝメンテナンスが行えるので、前記断
熱容器1内が大気に開放されることはないし、また、前
記シリンダ34の内部はメンテナンス袋10内に開放す
るので、該シリンダ34内が大気に開放されることもな
いのであって、メンテナンス作業時、前記シリンダ34
の内外面に水分が凍結したり、前記断熱容器1及びシリ
ンダ34内に不純物が混入して汚染されたりすることは
有効に防止できるのである。また、図1に示した実施例
では、前記メンテナンス袋10にガス吹込チューブ29
を内装しているから、前記開閉弁28を開き、前記ガス
ボンベ23からのヘリウムガスを、例えば15〜20Kg
/cm2・Gで、前記メンテナンス袋10に開放する前記シ
リンダ34の内部に吹込むことにより、該シリンダ34
の清掃を行うことができる。
【0028】以上のように部品交換などのメンテナンス
及びシリンダ34内部の清掃が完了した後には、分解し
た冷凍機2を再び組付け、前記メンテナンス袋10を取
外すのである。
【0029】以上のように、透明で可撓性を有するメン
テナンス袋10を用い、この袋10の収縮・膨張により
大気をヘリウムガスに置換するのであるから、従来のよ
うに真空ポンプを用いなくとも、掃除機などの排気用ブ
ロアー14を用いて排気でき、従って、排気速度を早く
して置換時間を短縮できるのであり、前記断熱容器1内
での例えば半導体製造作業を中断して行うメンテナンス
時間を短縮できるのである。しかも、前記ヘリウムガス
の置換は、前記袋10の収縮・膨張により行うから、大
気の残留を零又は零近くにできるし、また、透明性を有
するから、目視して行うメンテナンス作業が行い易い
し、また、可撓性を有するから、膨張時メンテナンス可
能な容積をもつ大きさでありながら、その取り扱いは容
易にでき、作業員数も少なくて済むのである。
【0030】尚、前記排気管15を短管として、この排
気管15に前記ブロア14の吸込管22を着脱可能に接
続したが、前記排気用ブロア14を専用機として用いる
場合、排気管15を長尺として前記ブロア14に接続さ
せたり、また、前記ガス導入管16も短管としたが、連
絡管24と一体にした長尺管を用いることも考えられ
る。しかし、上記のとおり、排気管15及びガス導入管
16は、それぞれ開閉弁17,18を介装した短管から
成り、かつ、前記メンテナンス袋10の内外に配設する
パッキング20,21により気密状に接続しているか
ら、膨張収縮するメンテナンス袋10とこれに接続する
管部分とを一体に扱えると共に、メンテナンス袋10の
膨張収縮の妨げになることもなく、また、袋と管部との
接続部において漏れ等が生じることもなく、ガスの排気
及び導入を良好確実に行えるのである。
【0031】更に、前記メンテナンス袋10の取付口1
1を、前記断熱容器1の装着部3に固定するシリンダ3
4のフランジ34aに取付けるようにしたが、断熱容器
1の装着部3を筒状に突出して形成している場合、この
筒状装着部の外周に取付けるのである。
【0032】また、前記冷凍機2はヘリウムガスを用い
ているが、他の冷却用ガスを用いたものにも適用でき
る。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上の如く膨張・収縮可能な
可撓性をもったメンテナンス袋10を用い、前記排気用
ブロア14の排気で収縮するようにし、ガス導入で膨張
するようにしているから、前記メンテナンス袋10内の
大気の排気を有効に行え、残留する大気を零又は零近く
にできると共に、排気用ブロア14で排気できるから排
気速度を高められ、ガスとの置換も短時間で行えるので
ある。
【0034】その上、前記メンテナンス袋10は、透明
性を有するから目視して行うメンテナンス作業が行い易
いし、また、収縮可能な可撓性を有するから、膨張時メ
ンテナンスが可能となる容積をもつ大きさであっても、
その取り扱いを容易にでき、作業員数も少なくメンテナ
ンスが可能となるのである。しかも、排気管15及びガ
ス導入管16は、それぞれ開閉弁17,18を介装した
短管から成り、かつ、前記メンテナンス袋10の内外に
配設するパッキング20,21により気密状に接続して
いるから、膨張収縮するメンテナンス袋10とこれに接
続する管部分とを一体に扱え、一層その取り扱いが容易
になると共に、メンテナンス袋10の膨張収縮の妨げに
なることもなく、また、袋と管部との接続部において漏
れ等が生じることもなく、ガスの排気及び導入を良好確
実に行えるのである。
【0035】また、前記ガス導入管16に、開閉弁28
をもったガス吹込チューブ29を接続し、このチューブ
29をメンテナンス袋10内に内装させることにより、
メンテナンス時、前記メンテナンス袋10内に開放する
前記冷凍機2のシリンダ内に前記ガス導入管16からの
ガスを吹込むことができ、この吹込みにより前記シリン
ダ内の清掃を行うこともできるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明メンテナンス装置の一実施例を示す概略
断面図。
【図2】排気管の接続部構造を示す部分拡大断面図。
【図3】ガス導入管に連絡管を接続する接続具の一例を
示す部分拡大断面図。
【図4】図1の実施例によるメンテナンスの施工例を示
す説明図。
【図5】極低温冷凍機の一例を示す概略断面図。
【図6】従来例を説明する概略断面図。
【符号の説明】
1 断熱容器 2 極低温冷凍機 10 メンテナンス袋 11 取付口 12 排気口 13 ガス導入口 14 排気用ブロア 15 排気管 16 ガス導入管 17 開閉弁 18 開閉弁 28 開閉弁 29 ガス吹込チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 弘之 大阪府堺市築港新町3丁12番地 ダイキ ン工業株式会社堺製作所臨海工場内 (72)発明者 出口 和彦 大阪府大阪市西区新町一丁目1番17号 長瀬産業株式会社内 (72)発明者 堀之内 秀有 大阪府大阪市西区新町一丁目1番17号 長瀬産業株式会社内 審査官 上原 徹 (56)参考文献 特開 平1−159566(JP,A) 実開 平2−57000(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 9/00 F25B 9/14 510

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱容器1に装着した極低温冷凍機2の
    メンテナンス装置であって、膨張収縮可能な可撓性をも
    ち、一側に前記断熱容器1における前記冷凍機2の装着
    部に取付可能な取付口11をもったメンテナンス袋10
    と、排気用ブロア14に接続され、前記メンテナンス袋
    10内の大気を排気する排気管15と、前記メンテナン
    ス袋10に前記冷凍機2に用いる冷却用ガスと同一のガ
    スを導入するガス導入管16とを備え、前記メンテナン
    ス袋10は、透明性をもち、かつ、前記排気用ブロア1
    4による排気で収縮する可撓性をもっていると共に、
    記排気管15及びガス導入管16は、それぞれ開閉弁1
    7,18を介装した短管から成り、かつ、前記メンテナ
    ンス袋10の内外に配設するパッキング20,21によ
    り気密状に接続していることを特徴とする極低温冷凍機
    のメンテナンス装置。
  2. 【請求項2】 メンテナンス袋10に開口するガス導入
    管16に、開閉弁28を設けたガス吹込チューブ29を
    接続し、該チューブ29をメンテナンス袋10内に内装
    している請求項1記載の極低温冷凍機のメンテナンス装
    置。
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