JP2002147903A - 空気調和機の冷媒回収方法および装置 - Google Patents

空気調和機の冷媒回収方法および装置

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JP2002147903A
JP2002147903A JP2000342593A JP2000342593A JP2002147903A JP 2002147903 A JP2002147903 A JP 2002147903A JP 2000342593 A JP2000342593 A JP 2000342593A JP 2000342593 A JP2000342593 A JP 2000342593A JP 2002147903 A JP2002147903 A JP 2002147903A
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Japan
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refrigerant
pressure tank
low
pressure
pipe
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Application number
JP2000342593A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nagasawa
敦氏 長澤
Kazuto Ono
数人 大野
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Toshiba Carrier Corp
Original Assignee
Toshiba Carrier Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2345/00Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor
    • F25B2345/002Collecting refrigerant from a cycle

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  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】可搬式冷媒回収機を用い、高圧パージガスによ
る冷媒押出力と低圧タンクの負圧吸引力により低圧タン
クに、効率よく室内気側冷凍サイクルの冷媒を回収させ
る技術を提供する。 【解決手段】空気調和機の冷媒回収方法および装置は、
スプリット型空気調和機10の室内機12側冷凍サイク
ル15に滞留している冷媒回収を対象とする。この空気
調和機10は室内機12と室外機11とが液側およびガ
ス側冷媒配管13,14で接続されて冷凍サイクル15
を構成する。上記両冷媒配管13,14は室外機11側
に設けた開閉バルブ25,26で閉塞可能に設けられ
る。一方、可搬式冷媒回収機31は高圧タンク32aと
低圧タンク32bとを備え、空気調和機10に接続可能
に設けられる。高圧タンク32aはパージ配管36を介
して液側およびガス側冷媒配管13,14の一方に、そ
の他方に低圧タンク32bが冷媒回収配管38を介して
接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機の撤去あ
るいは廃棄時の冷媒回収技術に係り、特にスプリット型
空気調和機の冷媒回収方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】室内の冷暖房等の空気調和を行なう空気
調和機の中には室内機と室外機とを分離したスプリット
型空気調和機がある。この空気調和機は、室内熱交換器
を収納した室内機とモータ駆動のコンプレッサおよび室
外熱交換器を収納した室外機とを冷媒配管である2本の
渡り配管で接続して構成されており、室内熱交換器で熱
交換された空気が室内に吹き出されることで室内の冷暖
房や除湿等の空気調和を行なっている。
【0003】スプリット型空気調和機は、長期間の使用
により古くなったり、また故障して動作しなくなった
り、引越し等で転居する場合、廃棄等のために撤去され
る。空気調和機の撤去時には、環境対策から空気調和機
の冷凍サイクルに封入されている冷媒が漏出することが
ないように冷媒回収を行う必要があり、種々の冷媒回収
対策が採られている。
【0004】ウインド据付型空気調和機や冷蔵庫の場合
には、撤去された空気調和機や冷蔵庫をそのまま単体で
廃棄工場(冷媒回収工場)に運搬し、廃棄工場にて大型
の冷媒回収装置を用いて空気調和機や冷蔵庫の冷凍サイ
クルに封入されている冷媒を回収している。
【0005】しかし、スプリット型空気調和機では室内
機と室外機を取外し、撤去時に室内機と室外機に分解し
た状態で撤去されるために、単体構成のウインド据付型
空気調和機のようにそのまま廃棄工場に運搬することが
できない。
【0006】このため、一般にスプリット型空気調和機
を廃棄するための取外し、撤去時には、空気調和機の冷
凍サイクルに封入されている冷媒をコンプレッサ駆動し
て室外機側の冷凍サイクルに集め、冷媒を室外機側に封
じ込めた状態で室外機と室内機を接続する冷媒配管であ
る渡り配管を取り外し、室内機と室外機と渡り配管の3
つに完全に分離した状態で廃棄物処理場や冷媒分解のた
めの集積場に搬送し、室外機に封入された冷媒を回収し
ている。
【0007】しかし、長期間未利用のまま放置されてい
た空気調和機や何らかの故障が発生した空気調和機の中
には、通常の運転操作を行なってもコンプレッサが動作
しないものがある。このような場合、空気調和機の室内
機側に滞留している冷媒を室外機側に吸い出すことがで
きない。
【0008】コンプレッサが動作しないスプリット型空
気調和機の場合でも、冷凍サイクルに封入されている冷
媒を大気中に放散することなく、確実に回収するために
可搬式の冷媒回収機が用いられる。冷媒回収機は冷媒吸
込用ポンプと回収された冷媒を貯溜させる回収タンクと
を備える一方、室内機と室外機の冷媒配管接続用開閉バ
ルブとしてのパックドバルブのサービスポートに接続さ
れて、スプリット型空気調和機内の冷媒全てを回収し、
冷媒が大気中に流出するのを防止している。
【0009】また、可搬式の冷媒回収機の中には、冷媒
を吸い込む吸込ポンプを備えない回収機が存在する。ポ
ンプの無い冷媒回収機としては、従来、実開平6−64
075号公報や特開2000−65447号公報に開示
されるものがある。
【0010】実開平6−64075号公報に開示された
可搬式冷媒回収機は、真空回収タンクを備え、この真空
回収タンクを空気調和機の冷媒回路に接続し、真空回収
タンク内に冷媒回路内の冷媒を吸い込むようにしたもの
であり、特開2000−65447号公報に開示された
冷媒回収機は、冷媒を吸着する吸着剤を収納した冷媒回
収タンクを備え、このタンクを空気調和機の冷媒回路に
接続して回収タンク内の吸着剤に冷媒を吸着させ、冷凍
サイクル内から冷媒を取り除くようにしたものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】実開平6−64075
号公報に開示されたポンプの無い可搬式冷媒回収機は、
真空回収タンクで冷凍サイクル全体の冷媒を回収するも
のであるため、冷凍サイクル内の冷媒を充分に回収する
ためには、極めて容量の大きな回収タンクが必要となっ
たり、また、冷媒回収作業を吸引力だけで回収している
ために、冷媒回収能力が時間の経過とともに減少し、能
率的に行なうことができない問題があった。
【0012】特開2000−65447号公報に開示さ
れた冷媒回収機は、冷蔵庫の冷媒回収に関するもので、
スプリット型空気調和機のように冷媒回収量の大きなも
のへの適用が困難であったり、空気調和機の冷媒回収に
適用したとしても、吸着剤への冷媒吸着に時間がかか
り、冷媒回収作業の作業能率が極めて低い等の問題があ
った。
【0013】さらに、冷媒吸込用ポンプを備えた可搬式
冷媒回収機は、元来スプリット型空気調和機の冷凍サイ
クル内の冷媒全てを回収するため、大型でかなりの重量
物であり、持運びに大きな労力を要し、冷媒回収作業に
困難性を伴なう。
【0014】特に、スプリット型空気調和機の室外機が
傾斜した屋根上に設置されていたり、高層アパートやマ
ンションの狭いベランダ上に設置されていたり、作業足
場の悪い場所に重量物である冷媒回収機を持ち上げて冷
媒回収作業を行なうのに安全性が損なわれる虞があり、
作業に困難性を伴なう。
【0015】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、スプリット型空気調和機内の冷媒回収を、小
型、コンパクトで軽量な可搬式冷媒回収機で効率よく行
なうことができ、冷媒押出力と負圧吸引力を利用して冷
媒回収作業の作業能率を向上させた空気調和機の冷媒回
収方法および装置を提供することを目的とする。
【0016】本発明の他の目的は、冷媒回収時に室外機
側に滞留している冷媒を室外機に封じ込め、室内機側に
滞留する冷媒のみを回収することで、冷媒回収機の小型
・コンパクト化ならびに軽量化を図ることができるよう
にした空気調和機の冷媒回収方法および装置を提供する
にある。
【0017】本発明の別の目的は、冷媒回収ポンプ等の
動的機器を不要とし、静的機器のみの冷媒回収機で冷媒
回収を効率よく行なうことができる空気調和機の冷媒回
収方法および装置を提供するにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和機
の冷媒回収方法は、上述した課題を解決するために、請
求項1に記載したように、室内熱交換器を収納した室内
機と、コンプレッサおよび室外熱交換器を収納した室外
機とからなり、室外機と室内機とが液側およびガス側冷
媒配管で接続されて冷凍サイクルを構成し、上記各冷媒
配管を室外機側に設けた開閉バルブで閉塞可能に接続し
たスプリット型空気調和機に対し、冷媒回収時、上記開
閉バルブを閉じて室外機側を室内機側から独立させ、そ
の後、室内機側に滞留した冷媒を冷媒回収機に回収させ
ることを特徴とする空気調和機の冷媒回収方法である。
【0019】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係る空気調和機の冷媒回収方法は、請求項2に記
載したように、冷媒回収機は、高圧タンクと低圧タンク
とを備え、上記高圧タンクを液側およびガス側冷媒配管
の一方に、その他方に低圧タンクをそれぞれ接続させ、
冷媒回収時、液側およびガス側冷媒配管の開閉バルブを
閉じた後、高圧タンクからの高圧パージガスを室内機側
冷凍サイクルに供給し、高圧パージガスの押出作用と低
圧タンクの負圧吸引作用により室内機側冷凍サイクル内
の冷媒を低圧タンクに回収させる方法であり、さらに、
請求項3に記載したように、冷媒回収機は、高圧タンク
と複数の低圧タンクとを備え、上記高圧タンクを液側お
よびガス側冷媒配管の一方に、その他方に複数の低圧タ
ンクを接続させ、冷媒回収時、液側およびガス側冷媒配
管の開閉バルブを閉じた後、第1の低圧タンクを動作さ
せて室内機側冷凍サイクル内の冷媒を回収し、第1の低
圧タンクで所定時間冷媒回収後、第1の低圧タンクを残
りの低圧タンク側に切り換えるとともに、高圧タンクか
ら高圧パージガスを室内機の冷凍サイクル内に供給し、
高圧パージガスの押出作用と残りの低圧タンクの負圧吸
引作用により、室内機側冷凍サイクル内の冷媒と残りの
低圧タンクに回収させる方法である。
【0020】一方、本発明に係る空気調和機の冷媒回収
装置は、上述した課題を解決するために、請求項4に記
載したように、室内熱交換器を収納した室内機と、コン
プレッサおよび室外熱交換器を収納した室外機とを備
え、上記室内機と室外機とが液側およびガス側冷媒配管
で接続されて冷凍サイクルを構成し、上記各冷媒配管を
室外機側で開閉バルブにより閉塞可能に構成したスプリ
ット型空気調和機に、可搬式冷媒回収機を接続可能に設
け、この冷媒回収機は高圧パージガスを収容した高圧タ
ンクとほぼ真空状態に近い負圧の低圧タンクとを備え、
高圧タンクからのパージ配管をガス側および液側冷媒配
管の一方に、その他方に低圧タンクからの冷媒回収配管
をそれぞれ接続可能に構成し、冷媒回収時、開閉バルブ
を閉じて高圧タンクからの高圧パージガスによる冷媒押
出作用と低圧タンクの負圧吸引作用を併用させて室内機
側の冷媒を低圧タンクに回収させるように構成したもの
である。
【0021】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係る空気調和機の冷媒回収装置は、請求項5に記
載したように、前記高圧タンクと低圧タンクとは一体あ
るいは一体的に形成されて高低圧タンクを構成し、この
高低圧タンク内が仕切壁により高圧パージガスを封入し
た高圧室と真空状態に近い負圧の低圧室とに区画された
ものであり、さらに、請求項6に記載したように、低圧
室と高圧室とを仕切る仕切壁は曲面形状に構成して耐圧
力壁構造としたものであり、さらにまた、請求項7に記
載したように、高圧タンクおよび低圧タンクは、アウタ
タンクとインナタンクから二重タンク構造に構成し、二
重タンク間の空間に冷却用クーラント等の冷却剤を封入
可能に形成したものである。
【0022】またさらに、上述した課題を解決するため
に、本発明に係る空気調和機の冷媒回収装置は、請求項
8に記載したように、前記冷媒回収機は、冷媒回収用に
複数の低圧タンクを備え、複数の各低圧タンクは冷媒回
収配管により、液側あるいはガス側冷媒配管の一方に接
続可能に構成されたものであり、さらに、請求項9に記
載したように、前記冷媒回収機は、高圧タンクからのパ
ージ配管および低圧タンクからの冷媒回収配管の少なく
とも一方の配管先端にワンタッチ式配管継手を備え、こ
の配管継手は液側およびガス側冷媒配管の開閉バルブに
形成されたサービスポートに着脱可能に接続されるもの
であり、また、請求項10に記載したように、前記冷媒
回収機は、高圧タンクからのパージ配管あるいは低圧タ
ンクからの冷媒回収配管の先端に配管連通装置を取付可
能に備え、この配管連通装置は液側あるいはガス側冷媒
配管に着脱自在に固着され、上記パージ配管あるいは冷
媒回収配管を上記冷媒配管内流路に連通可能に構成した
ものである。
【0023】さらに、上述した課題を解決するために、
本発明に係る空気調和機の冷媒回収装置は、請求項11
に記載したように、前記冷媒回収機は、高圧タンクから
のパージ配管および低圧タンクからの冷媒回収配管を備
える一方、上記パージ配管は高圧タンク内にパージガス
を充填させるポンピング用ホースを、また、上記冷媒回
収配管は低圧タンク内を真空状態に近い負圧にする負圧
吸引ホースを兼ねる構成としたものであり、また、請求
項12に記載したように、前記冷媒回収機は、低圧タン
クあるいは冷媒回収配管の低圧タンク側にフィルタを設
けたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係る空気調和機の冷媒回
収方法および装置の実施の形態について添付図面を参照
して説明する。
【0025】図1は冷媒回収の対象となるスプリット型
空気調和機10の一例を示すものであり,この空気調和
機10は室外機11と室内機12とがセパレートして設
置される。室外機11は渡り配管としての一対の冷媒配
管13,14を介して室内機12に接続され、冷凍サイ
クル15を構成している。
【0026】室外機11にはボックス状本体ケーシング
であるキャビネット16内に冷媒の圧縮作用を行うコン
プレッサ17が設置される一方、コンプレッサ17の吐
出口側に四方弁18を介して室外熱交換器19が接続さ
れ、コンプレッサ17の吸込側にアキュムレータ20が
設けられる。符号21は減圧機構としてのキャピラリチ
ューブを示す。キャピラリチューブ21に代えて膨脹弁
を用いてもよい。
【0027】また、室内機12にはボックス状の本体ケ
ーシング22内に室内熱交換器23が内蔵されており、
この室内熱交換器23はガス冷媒が流れる管径の太いガ
ス側冷媒配管14により四方弁18およびアキュムレー
タ20を経てコンプレッサ16の吸込側に接続される。
コンプレッサ16の吐出口側は四方弁18から室外熱交
換器19およびキャピラリチューブ21を経て液冷媒が
流れる管径の細い液側冷媒配管13により室外熱交換器
23に接続される。
【0028】室外機11を室内機12に接続するガス側
および液側の冷媒配管13,14には、室外機11側に
配管接続用パックドバルブ25,26が設けられる。こ
のバックドバルブ25,26は開閉バルブとして機能
し、室外機11と室内機12とが互いに冷媒配管13,
14を介して閉塞可能に接続される。パックドバルブ2
5,26には冷媒を充填したり、回収するサービスポー
ト27を備えたバルブや、サービスポートを備えないバ
ルブがある。サービスポート27を備えたバルブ25,
26は図1ではガス側および液側冷媒配管13,14に
それぞれ設けられる。なお、サービスポート27は開閉
バルブが開の時は室内機12および室外機11の両方の
冷凍サイクル15と連通し、閉の時には室内機12の側
にのみ接続される。また、サービスポート27には仕切
弁44が設けられ、冷媒を封入する場合は、そのまま高
圧冷媒タンクを接続すれば冷媒が冷凍サイクル中に流れ
込むが、内部の冷媒を放出する時はこの仕切弁44を開
くために中央の突起部を押圧する必要がある。
【0029】また、スプリット型空気調和機10は運転
用インバータ装置30によりコンプレッサ16が駆動さ
れ、空調運転が開始される。空気調和機10の運転は四
方弁17の切換えにより冷房運転と暖房運転が切り換え
られる。運転用インバータ装置30は空調負荷に応じて
コンプレッサ17の運転周波数が可変となるようにコン
プレッサ17のモータ駆動を制御している。
【0030】運転用インバータ装置30は、空調負荷に
応じて運転周波数を10Hz〜20Hz程度から百数十
Hzの間で可変としている。
【0031】スプリット型空気調和機10は、長期間の
使用により古くなったり、また、故障して動作しなくな
ったり、引越し等で転居する場合、廃棄等のために撤去
される。空気調和機10の撤去時には、環境対策から冷
媒の回収作業が行なわれる。
【0032】スプリット型空気調和機10の冷媒回収作
業は、図2に示すように、小型・軽量タイプの可搬式冷
媒回収機31を用いて行なわれる。冷媒回収機31は高
圧パージガスによる冷媒押出力と真空状態に近い負圧吸
引力を利用して冷媒回収を効率的に行なうもので、動的
機器である冷媒回収ポンプを必要としない。
【0033】冷媒回収機31は可搬式の単一高低圧タン
ク32を備える。高低圧タンク32は高圧タンク32a
と低圧タンク32bとを一体あるいは一体的に成形した
もので、高低圧タンク32内には高圧パージガスを封入
する高圧室33と略真空状態に近い低圧室(負圧室)3
4とに区画され、両室33,34は球面状等の曲面状中
仕切壁35により仕切られている。中仕切壁35は曲面
状に形成されて耐圧力壁構造となっている。高圧室33
には空気あるいは窒素ガス等のパージガスが圧縮され、
冷凍サイクル15内の冷媒圧力より高い圧力、例えば8
気圧以上の高圧で封入されている。冷媒回収機31は単
一の高低圧タンクに代えて、高圧タンクおよび低圧(負
圧)タンクをそれぞれ独立設置させてもよい。
【0034】また、冷媒回収機31は搬送性を考慮し、
タンク台車を設けたり、タンク下部に搬送ローラやキャ
スタが備えられる。高低圧タンク32内の高圧室33は
可撓性パージ配管36を介してワンタッチ式の配管継手
37により液側またはガス側パックドバルブ25,26
の一方のサービスポート27に接続可能に構成され、低
圧室34は可撓性冷媒吸込配管38を介してワンタッチ
式配管継手39によりガス側または液側パックドバルブ
26,25の他方のサービスポート27に接続可能に構
成される。パージ配管35および回収配管38の途中に
は、例えばタンク32側近傍に開閉バルブ40,41が
それぞれ設けられている。
【0035】冷媒回収の準備作業は次のようにして行な
われる。この準備作業時には、可搬式冷媒回収機31が
スプリット型空気調和機10にパックドバルブ25,2
6のサービスポート27を利用して接続される。パック
ドバルブ25,26への接続は、図1に示すキャップ4
3を取り外し、パックドバルブ25,26のサービスポ
ート27に図2に示す冷媒回収機31の配管先端部に設
けられた配管継手37,39をワンタッチで取り付ける
ことにより完了する。なお、キャップ43の取外し時
に、サービスポート27からの冷媒の流出は仕切弁44
により防止される。
【0036】一方、パックドバルブ25,26は開閉可
能に設けられ、開閉バルブとして機能しており、弁本体
45を図示しないドライバやトルクレンチを用いて捩じ
込み、弁座46に着座させることにより、閉塞される。
パックドバルブ25,26を閉じると、スプリット型空
気調和機10の冷凍サイクル15は、室内機12側と室
外機11側とが遮断され、独立した構成をとる。図1は
パックドバルブ25,26が開いた状態、図2はパック
ドバルブ25,26が閉じた状態をそれぞれ示してい
る。
【0037】パックドバルブ25,26のサービスポー
ト27に配管継手37,39を取り付けると、仕切弁4
4は押し込まれて開放され、スプリット型空気調和機1
0の冷凍サイクル15に可搬式冷媒回収機31が接続さ
れ、冷凍サイクル15内の冷媒流路が高圧タンク32a
や低圧タンク32bに連通可能となる。
【0038】冷媒回収作業は、パックドバルブ25,2
6を図2に示すように閉じ、室外機11側を室内機12
側から独立させて行なう。冷媒回収作業はパックドバル
ブ25,26を閉じるとともに、パックドバルブ25,
26のサービスポート27に可搬式冷媒回収機31の配
管継手37,39を接続させることにより行なわれる。
【0039】パックドバルブ25,26を閉じることに
より、室外機11側の冷凍サイクルに滞留した冷媒を室
外機11側に封じ込めることができる。冷媒回収作業は
室内機12側冷凍サイクル15に滞留した冷媒だけを回
収対象とするので、冷媒回収量が少なくて済み、回収が
容易となる。
【0040】また、可搬式冷媒回収機31は、室内機1
2側冷凍サイクルに滞留している冷媒のみを冷媒回収対
象としており、室内機12側に封入冷媒量を考慮して、
冷媒回収の試算を行なうと、次のようになる。
【0041】通常、スプリット型空気調和機10の室内
機12および液側、ガス側冷媒配管13,14の冷媒圧
力は8気圧程度であり、室内機12側冷凍サイクル(液
側およびガス側冷媒配管13,14を含む)のサイクル
容積は例えば800cc程度と1リットル以下である。
【0042】そこで、可搬式冷媒回収機31の高低圧タ
ンク32の高圧室(高圧タンク)33および低圧室(低
圧タンク)34の容積をそれぞれ10リットル、高圧室
33の圧力を10気圧、低圧室34の圧力を真空状態に
近い略0気圧とする。
【0043】室内機12側冷凍サイクルの冷媒回収は、
高低圧タンク32と冷凍サイクル15とを接続する開閉
バルブ40,41を開放することにより行なわれるが、
開閉バルブ40,41の開放から閉止までの開放タイミ
ング如何によって室内機12側冷凍サイクルに残留する
冷媒量が異なる。
【0044】開閉バルブ40,41を開放し、高低圧タ
ンク32の高圧室33から吹き出した高圧パージガス
(高圧空気や窒素ガス)が冷凍サイクル15中の冷媒と
混じり合って拡散するが、高低圧タンク32と冷凍サイ
クル15内で均一に混ざり合うまで開閉バルブ40,4
1を開放させた後閉じると、室内機12側の冷凍サイク
ルに残留する冷媒量は元の冷媒量の4%程度であった。
【0045】これに対し、開閉バルブ40,41を開放
し、高低圧タンク32の高圧室33から冷凍サイクル1
5中に吹き出された高圧パージガスが冷凍サイクル中の
冷媒を押し出して略全ての冷媒を低圧室34に押し込ん
だとき、低圧室34側の開閉バルブ41を閉じると、室
内機12側冷凍サイクルに残る冷媒量は元の冷媒量の
0.5%以下まで低減でき、残留冷媒が殆ど発生しない
ことがわかった。
【0046】実験では、冷凍サイクル15に吹き込まれ
る高圧パージガスの速度が大きい程、冷媒の押出力が強
い。強い冷媒押出力により冷媒と高圧パージガスとの混
合が防止でき、高低圧タンク32の低圧室34に押し込
まれる冷媒量が増加することを知見した。
【0047】高圧パージガスの速度の大きさは、高低圧
タンク32の高圧側と冷凍サイクル15との結合部の開
口面積に依存するので、この部分の開口面積を極力大き
くする仕切弁構造が好ましい。
【0048】また、高低圧タンク32の低圧室34側開
閉バルブ41を閉止するタイミングは、高圧パージガス
が室内機12側冷凍サイクルから冷媒を押し出して、略
全ての冷媒を低圧室34に押し込んだ時が最も効果的で
ある。開閉バルブ40,41が開放されてから開閉バル
ブ41が閉止するまでに要する時間は、約5秒〜20秒
程度である。
【0049】開閉バルブ41の閉止タイミングは、渡り
配管である冷媒配管13,14の長さや室内熱交換器2
3の熱交換管の長さに依存し、設定が難しいが、高低圧
タンク32の低圧室34と開閉バルブ41との間に、低
圧室(低圧タンク32b)34側を高圧に保つ逆止弁4
8を設けるとよい。逆止弁48を設けると、高低圧タン
ク32の低圧室34側を高圧に保ちつつ、逆流による拡
散・均一化現象を防止できる。また、高低圧タンク32
の低圧室34の入口側にフィルタ49を設け、このフィ
ルタ49で回収冷媒に混入する異物を除去させてもよ
い。フィルタ49は冷媒回収配管38の途中に設けても
よい。
【0050】冷媒回収作業が終了したら、高低圧タンク
32の高圧室32側の開閉バルブ40を閉じ、配管継手
37,39をパックドバルブ25,26から取り外す。
室外機11側には冷媒を封じ込めた状態で、液側冷媒配
管13やガス側冷媒配管14を取り外す。さらに、液側
およびガス側冷媒配管25,26を室内機12から取外
し、室外機11と室内機12と液側およびガス側冷媒配
管13,14とに分解した状態で撤去し、廃棄物処理場
や冷媒回収工場あるいは冷媒分解のための集積場に運搬
される。冷媒回収工場等では、大型の冷媒回収装置を用
いて低圧タンク(低圧室)32bや室外機11側に封入
されている冷媒を回収しており、回収された冷媒は環境
に悪影響を及ぼさない物質に分解される。
【0051】また、可搬式冷媒回収機31に備えられる
パージ配管36は高圧タンク32aの高圧室33内にパ
ージガスを高圧充填させるポンピング用ホースを兼ねて
おり、冷媒回収配管38は低圧タンク32bの低圧室3
4を真空状態に近い負圧に維持するための負圧吸引ホー
スを兼ねている。冷媒回収配管38の途中に逆止弁48
がある場合には、この逆止弁48の手前側から分岐され
たバイパス管を通じて低圧タンク32b内が負圧に真空
引きされる。
【0052】なお、可搬式冷媒回収機31Aの高低圧タ
ンクは、図3に示すように二重タンク構造に構成しても
よい。
【0053】高低圧タンク50はアウタタンク51とイ
ンナタンク52とから二重タンク構造に構成して両タン
ク間に形成されるチャンバ(空間)を覆層53として用
いる。覆層53はインナタンク51内に形成される高圧
室33および低圧室34を覆う一方、覆層53内に液体
窒素等の冷却用クーラント(冷却剤)が注入され、回収
冷媒の冷却用として用いられる。クーラントは冷媒の液
化温度よりインナタンク51内を低温に保つために設け
られる。
【0054】高低圧タンク50の覆層53内にクーラン
トを封入しておくことにより、低圧室34に回収された
冷媒を簡単かつ容易に液化させることができ、冷媒回収
効率を向上させることができる。
【0055】次に、空気調和機の冷媒回収方法および装
置の第2実施の形態を図4を参照して説明する。
【0056】図4に示されたスプリット型空気調和機1
0Aは、室外機11側に組み込まれる減圧機構として膨
脹弁55を用いる一方、可搬式冷媒回収機31Bに複
数、例えば2つの低圧タンク55,56と1つの高圧タ
ンク57とを備えるものである。他の構成は、図2に示
されるスプリット型空気調和機10および冷媒回収機3
1と異ならないので、同じ符号を付して説明を省略す
る。
【0057】可搬式冷媒回収機31Bの第1の低圧タン
ク55は独立しており、第2の低圧タンク56は図2に
示す高低圧タンク32と同様、高圧タンク57と合体し
て単一の高低圧タンク58を構成しており、タンク内部
に高圧室33および低圧室34が曲面状仕切壁35で仕
切られている。
【0058】高低圧タンク58の高圧室33はパージ配
管36を介してガス側パックドバルブ(液側パックドバ
ルブ25でもよい。)26のサービスポート27に、配
管継手39によりワンタッチ接続され、低圧室34は冷
媒回収配管38を介して液側パックドバルブ(ガス側パ
ックドバルブ26でもよい。)25のサービスポート2
7に、配管継手39によりワンタッチ接続される。この
場合、第1の低圧タンク55も冷媒回収配管59を介し
て液側パックドバルブ25のサービスポート27に配管
継手39により接続される。配管継手39は2つの冷媒
回収配管38,39に共通のバルブ継手となっている。
【0059】冷媒回収配管59および58には開閉バル
ブ60および41がV1,V2として設けられ、パージ
配管36には開閉バルブ40がV3として設けられる。
第1の低圧タンク55と開閉バルブ60との間に、第1
低圧タンク55内を高圧に保つ逆止弁61が必要に応じ
て設けられる一方、第1および第2低圧タンク55,5
6はバイパス配管62を介して互いに接続される。バイ
パス配管62にも逆止弁63が設けられている。
【0060】図4に示された可搬式冷媒回収機31Bに
おいては、第1および第2低圧タンク55,56はタン
ク容量が、高圧タンク57のタンク容量の半分程度に設
定させる。例えば、第1および第2低圧タンク55,5
6はそれぞれ5リットル程度、高圧タンク57は10リ
ットル程度のタンク容量とされる。高圧タンク57のタ
ンク圧力は、例えば数気圧程度(2〜5気圧)に設定さ
れ、第1および第2の低圧タンク55,56は真空状態
に近い負圧にセットされる。
【0061】高圧タンク57内に高圧パージガスを注入
し、高圧化するのは、パージ配管36を利用して行なわ
れる一方、第1および第2の低圧タンク55,56内の
負圧化は、図示しない真空ポンプアップにより冷媒回収
配管59,38を介して真空引きすることにより行なわ
れる。低圧タンク55を高圧に維持する逆止弁61が設
けられている場合には、逆止弁61の低圧タンク55側
から分岐されたバイパス管(図示せず)を介してタンク
の負圧化が行なわれる。
【0062】そして、図4に示された可搬式冷媒回収機
31Bでの冷媒回収は図5に示すバルブ開閉タイミング
で行なわれる。
【0063】可搬式冷媒回収機31Bはパックドバルブ
25,26のサービスポート27に接続される一方、パ
ックドバルブ25,26を図5に示すように、時間t0
の冷媒回収前に閉じる。
【0064】ガス側および液側パックドバルブ25,2
6を閉じて室外機11側冷凍サイクルを室内機12側冷
凍サイクル15から遮断し、室外機11側の冷媒をその
まま封じ込める。
【0065】室外機11側の冷媒を封じ込めた後、最初
に第1の低圧タンク55への開閉バルブ(V1)60を
所要時間t1、すなわち、数秒から10数秒程度開放さ
せる。このバルブ開放により、室内機12側冷凍サイク
ル15内の冷媒が第1低圧タンク55内に吸引され、室
内機12側冷凍サイクル15に残る冷媒量は、元の冷媒
量の10数%以下、一例では14%以下となり、冷凍サ
イクル15内の圧力は1気圧を大きく下廻る。例えば当
初の8気圧程度から1.3気圧程度まで下がる。
【0066】この状態で、開閉バルブ(V1)60を閉
じ、第1低圧タンク55を室内機12側冷凍サイクルか
ら切り離す。
【0067】続いて、高圧タンク57からの開閉バルブ
(V3)40を開き、高圧タンク57から室内機12側
の冷凍サイクル15内に高圧空気等の高圧パージガスを
注入する。高圧タンク57からの開閉バルブ(V3)4
0の開とほぼ同じ、あるいは開閉バルブ(V3)40開
放後、短時間t、例えば1秒程度遅れで第2の低圧タン
ク56への開閉バルブ(V2)41を所要時間t2開放
させる。
【0068】第2の低圧タンク56への開閉バルブ(V
2)41の開放により、室内機12側冷凍サイクル15
を第1の低圧タンク55から切り換え、第2の低圧タン
ク56に接続する。この切換接続により、高圧タンク5
7内の高圧パージガスの圧力と冷凍サイクル15中の圧
力差が大きくとれ、冷媒配管13,14に残存する冷媒
を高圧パージガスの冷媒押出力で積極的かつ有効的に第
2低圧タンク56に送り出すことができ、冷凍サイクル
15内に残存する冷媒を大幅に減少させ、殆ど残存冷媒
を無くすことができる。
【0069】第2の低圧タンク56への開閉バルブ(V
2)41は所要時間t2、例えば数秒〜10数秒間開放
させた後、閉じる。開閉バルブ41を閉塞した後、高圧
タンク57からの開閉バルブ(V3)40を所要時間t
3、例えば20秒から30秒程度開放状態に維持し、そ
の後開閉バルブ(V3)40を閉塞させる。この冷媒回
収作業で室内機12側冷凍サイクル15内に残留する冷
媒量を殆どゼロにすることができる。
【0070】図2に示された可搬式冷媒回収機31で
は、高低圧タンク32の高圧室33内の圧力を、冷媒回
収前の冷凍サイクル15内圧力以上にしておく必要があ
り、例えば10気圧程度とかなりの高圧気体が要求され
る。
【0071】しかし、図4に示すように可搬式冷媒回収
機31Bに複数の低圧タンク55,56を設け、各低圧
タンク55,56を順次開閉操作させることで、高圧タ
ンク57内の圧力を低くすることができる。
【0072】第1の低圧タンク55の開閉バルブ60を
開放させて冷媒回収を行なうことにより、室内機12側
冷凍サイクル15内の圧力は大幅に低下する。このた
め、室内機12側に残った冷媒を押し出すための高圧タ
ンク57内のパージガスの圧力はそれほど高くなくても
よい。高圧タンク57内へは、高圧パージガスを冷凍サ
イクル内の冷媒圧力より低い数気圧の圧力、例えば2気
圧から4気圧程度で充填させればよい。
【0073】高圧パージガスの高圧タンク57内への注
入は、製造や保管等制約が多いが、2〜4気圧程度の圧
力であれば、通常の小型コンプレッサでも極めて容易に
得られるため、メリットが大きい。
【0074】なお、図4に示された可搬式冷媒回収機3
1Bでは、高圧タンク57と第2の低圧タンク56とを
一体化させた例を示したが、高圧タンク57と各低圧タ
ンク55,56とを全て一体化させてもよく、また、高
圧タンク57を独立させた構成として第1および第2の
低圧タンク55,56を一体化させてもよい。両低圧タ
ンク55,56を一体化させた場合、仕切壁は曲面形状
に形成する必要は必ずしもない。
【0075】図6ないし図10は本発明に係る空気調和
機の冷媒回収方法および装置の第3実施形態を示すもの
である。
【0076】図6に示されたスプリット型空気調和機1
0Bは、室外機11側と室内機12側の冷凍サイクル1
5を接続するパックドバルブに2種類のバルブを用いた
ものである。例えば、冷凍サイクル15の液側冷媒配管
13にサービスポートの無いパックドバルブ25Aを、
ガス側冷媒配管14にサービスポート27を備えたパッ
クドバルブ26を、それぞれ設けたものである。2種類
のパックドバルブは逆に取り付けてもよい。他の構成
は、図1に示されたスプリット型空気調和機10と異な
らないので、同じ符号を付して説明を省略する。
【0077】室外機11の本体ケーシングを構成するキ
ャビネット16は、図7に示す側面図を有する。室内機
12側からの電源ケーブル65は図示しない電源入力端
子に接続され、開閉自在の配電蓋65で覆われる。符号
66は液側およびガス側冷媒配管13,14を被覆する
カバーである。
【0078】室外機11のキャビネット16の側面下部
に、開閉バルブとしてのパックドバルブ25A,26が
並設され、外部に露出している。このパックドバルブ2
5A,26に室内機12側に延びる冷媒配管13,14
が接続されて閉じた冷凍サイクル15を構成している。
【0079】図6および図7に示されたスプリット型空
気調和機10Bに図2に示す可搬式冷媒回収機31を直
接接続することができない。冷媒回収機31の配管継手
39はパックドバルブ26のサーピスポート27に接続
できるが、他の配管継手をパックドバルブ25Aに接続
させることができない。
【0080】このため、空気調和機の冷媒回収装置に
は、図8および図9に示すように配管連通装置70が備
えられる。配管連通装置70は図2に示された配管継手
37または39に着脱自在にワンタッチで取付可能な接
続構造に構成してもよく、また、パージ配管36あるい
は冷媒回収配管38の配管先端部に予め取り付け、固定
させたものでもよい。
【0081】配管連通装置70は冷媒配管13あるいは
14を外側から着脱可能に覆うように取り付けられるス
リーブ状の本体ケース71を有する。本体ケース71は
図8に示すようにフランジ付半割りタイプのケースエレ
メント72,73を重ね合わせ、ヒンジ継手74および
締付ねじ等の締着手段75により締めつけることにより
結合され、冷媒配管13(14)に固定される。
【0082】本体ケース71の一方のケースエレメント
72の中央ボス部76に連通具78がねじ結合等で取り
付けられる。連通具78は全体としてT字状をなし、内
部に図9に示すようにL字状連絡路79が形成される。
連通路79の一側はパージ配管36あるいは冷媒回収配
管38に管継手80を介して接続される一方、その他側
はケースエレメント72の通孔82内に開口している。
【0083】一方、連通具78のヘッド部83には雌ね
じを形成したねじ室84が形成されており、このねじ室
84にドライブスクリュー85がねじ結合している。ド
ライブスクリュー85は本体ロッド86と一体あるいは
一体的に構成される。本体ロッド86の一側はキャップ
87を貫いて外部に突出し、操作ノブあるいは操作ハン
ドル88に連結される。操作ハンドル88の形状は種々
考えられ、例えばバー状であってもよい。本体ロッド8
6の他側はねじ室84から仕切壁89を貫いて連通路7
9内をケースエレメント72に向って延び、その通孔8
2内で終端している。本体ロッド86の先端はピン状あ
るいはきり状に尖鋭化している。符号90はシール材で
ある。
【0084】また、本体ケース71内には、ケース軸方
向の両側にガス漏出防止用のパッキン92が収容され
る。パッキン92は図10に示すように、半円筒状のパ
ッキンエレメント93,94を重ね合わせてスリーブ状
に形成したもので、その合わせ面は好ましくは鋸歯のよ
うにジグザグ状に構成される。パッキンエレメント9
3,94を重ね合わせたとき、軸方向のずれを有効的に
防止するためである。
【0085】このように構成された配管連通装置70
は、サービスポートを備えないパックドバルブ25A近
くの冷媒配管13(14)に、図7に示すように取り付
けられる。
【0086】配管連通装置70の取付は、初めに、2つ
割りタイプの本体ケース71を冷媒配管13(14)に
取り付け、締付手段75で締め付けて固定させる。配管
連通装置70は、冷媒配管13に取り付けられた状態で
可搬式冷媒回収機31(図1参照)のパージ配管36あ
るいは冷媒回収配管38に管継手80により接続され
る。
【0087】また、本体ケース71を冷媒配管13(1
4)に固定させた状態で操作ノブ等の操作ハンドル88
を回動操作させる。この回動操作によりねじ室84でね
じ結合しているドライブスクリュー85が本体ケース7
1側に押し込まれ、本体ロッド86の先端ピンが通孔8
2から突出し、冷媒配管13の管壁を貫いて冷媒流路9
3内に進入する。本体ロッド86の先端ピンが管壁を渡
って冷媒流路93に進入した後、操作ハンドル88を反
対側に回動操作させて、冷媒配管13の管壁から本体ロ
ッド86を引き抜く。これにより、冷媒配管13の管壁
に貫通孔94が形成される。
【0088】本体ロッドの引抜により、冷媒配管13内
の冷媒流路93は貫通孔94から通孔82を経て連絡流
路79に連通し、可搬式冷媒回収機31が、サービスポ
ートのないパックドバルブ15A近くの冷媒配管13に
接続され、冷媒回収の準備作業が終了する。
【0089】冷媒回収準備作業に続く、冷媒回収作業
は、図2に示す方法と同様にして行なわれる。
【0090】また、冷媒回収作業が終了したら、スプリ
ット型空気調和機10Bのパックドバルブ26に取り付
けられた冷媒回収配管14(13)をサービスポート2
7から取り外す一方、配管連通装置70を冷媒配管13
(14)から取り外す。
【0091】その後、スプリット型空気調和機10Bの
パックドバルブ25B,26から液側およびガス側冷媒
配管13,14を切り離し、さらに、冷媒配管13,1
4を室内機11から取り外すことにより、スプリット型
空気調和機10Bは室外機11、室内機12および冷媒
配管13,14に分解されて、取り外される。
【0092】スプリット型空気調和機10Bを室外機1
1、室内機12および冷媒配管13,14に分解した後
の処理は、図2に示すスプリット型空気調和機10の処
理方法も同様であるので、説明を省略する。
【0093】以上の各実施形態においては、可搬式、す
なわち持運び可能な冷媒回収機として高圧・低圧タンク
を使用した冷媒回収機で説明したが、開閉バルブによっ
て室内機と室外機との冷凍サイクルを分離し、室外機内
の冷媒は開閉バルブによって密封し、室内機に残った冷
媒のみを回収することで、1台の空気調和機から取外し
時に回収すべき冷媒量が少なくて済む。このため、従来
から一般に用いられている冷媒を吸引するポンプと吸引
した冷媒を貯留するタンクを使用した冷媒回収機を用い
てもよい。この場合には、同じ冷媒回収タンクの容量に
対して回収できる空気調和機の台数を増やすことがで
き、冷媒回収の効率を向上させることができる。また、
本実施形態の方法によれば、室内機と室外機の分離時に
は室内機に滞留する冷媒のみを回収するため、冷媒の回
収時間の短縮化も図れる。
【0094】
【発明の効果】本発明に係る空気調和機の冷媒回収方法
および装置においては、冷媒回収時に室外機に滞留して
いる冷媒を室外機に封じ込め、室内機側に滞留する冷媒
のみを回収するため、冷媒回収に要する時間を短縮でき
るとともに、本方法の実施のための冷媒回収機を小型・
コンパクト化ならびに軽量化することができる。また、
従来のポンプを使用した冷媒回収機を使用する場合に
は、冷媒回収タンクの容量に対して回収できる空気調和
機の台数を増やすことができ、冷媒回収の効率を向上さ
せることができる。
【0095】また、本発明に係る空気調和機の冷媒回収
方法および装置においては、可搬式冷媒回収機に高圧タ
ンクと低圧タンクとを備え、高圧タンクから高圧パージ
ガスによる冷媒押出力と低圧タンクの冷媒負圧吸引力と
を併用して室内機側冷凍サイクルの冷媒だけを低圧タン
クに回収させるようにしたので、冷媒回収作業を効率よ
く短時間で行なうことができ、さらに、冷媒回収に動的
機器を使用しないので、安全かつ確実に冷媒回収を行な
うことができる。その際、冷媒回収機の低圧タンクは室
内機側冷凍サイクルに滞留する冷媒だけが回収されるの
で、低圧タンクに回収される冷媒量が少なく、冷媒回収
機の小型、軽量化が図れ、コンパクトに構成できる。
【0096】さらに、可搬式冷媒回収機に高圧タンクと
複数の低圧タンクを備え、初めに第1の低圧タンクで室
内機側冷凍サイクルの冷媒を回収した後、低圧タンクを
切り換えて、高圧タンクからの高圧パージガスによる冷
媒押出力と残りの低圧タンクの冷媒負圧吸引力とを併用
させて冷媒回収を行なうと、冷媒回収作業を確実かつ能
率的に行ない、室内機側冷凍サイクルに残る冷媒量を殆
ど皆無とすることができる一方、高圧タンクにパージガ
スを高圧充填させる必要がないので、高圧タンク内への
パージガスの充填や低圧タンクの負圧化を既存のコンプ
レッサや真空ポンプをそのまま使用でき、利便性の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機の冷媒回収方法および
装置が適用されるスプリット型空気調和機の一実施例を
示す図。
【図2】本発明に係る空気調和機の冷媒回収方法および
装置の第1実施形態を示す図。
【図3】スプリット型空気調和機の冷媒回収に用いられ
る可搬式冷媒回収機の変形例を簡略的に示す図。
【図4】本発明に係る空気調和機の冷媒回収方法および
装置の第2実施形態を示す図。
【図5】図4に示される冷媒回収装置における開閉バル
ブの開閉タイミングを示すチャート図。
【図6】本発明に係る空気調和機の冷媒回収方法および
装置が適用されるスプリット型空気調和機の他の実施例
を示す図。
【図7】図6に示されるスプリット型空気調和機におけ
る室外機を示す側面図。
【図8】可搬式冷媒回収機をスプリット型空気調和機の
サービスポートのない開閉バルブ(パックドバルブ)近
傍の冷媒配管に接続するための配管接続装置を示す斜視
図。
【図9】図8の配管連通装置を示す断面図。
【図10】図8の配管連通装置に備えられるパッキンを
示す斜視図。
【符号の説明】
10,10A,10B スプリット型空気調和機 11 室外機 12 室内機 13,14 冷媒配管(渡り配管) 15 冷凍サイクル 16 キャビネット(本体ケーシング) 17 コンプレッサ 19 室外熱交換器 22 本体ケーシング 23 室内熱交換器 25,25A,26 パックドバルブ(開閉バルブ) 27 サービスポート 31,31A,31B 冷媒回収機 32 高低圧タンク 33 高圧室 34 低圧室(負圧室) 35 中仕切壁 36 パージ配管 37,39 配管継手 38 冷媒回収配管 40,41 開閉バルブ 43 キャップ 44 仕切弁 45 弁本体 46 弁座 50 高低圧タンク 51 アウタチューブ 52 インナチューブ 53 覆層 55 第1の低圧タンク 56 第2の低圧タンク 57 高圧タンク 58 高低圧タンク 59 冷媒回収配管 60 開閉バルブ 70 配管連通装置 71 本体ケース 72,73 ケースエレメント 76 本体ボス部 78 連通具 79 連絡路 80 管継手 82 通孔 83 ヘッド部 84 ねじ室 85 ドライブスクリュー 86 本体ロッド 88 操作ハンドル(操作ノブ) 92 パッキン 93 冷媒流路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内熱交換器を収納した室内機と、コン
    プレッサおよび室外熱交換器を収納した室外機とからな
    り、室外機と室内機とが液側およびガス側冷媒配管で接
    続されて冷凍サイクルを構成し、上記各冷媒配管を室外
    機側に設けた開閉バルブで閉塞可能に接続したスプリッ
    ト型空気調和機に対し、冷媒回収時、上記開閉バルブを
    閉じて室外機側を室内機側から独立させ、その後、室内
    機側に滞留した冷媒を冷媒回収機に回収させることを特
    徴とする空気調和機の冷媒回収方法。
  2. 【請求項2】 前記冷媒回収機は、高圧タンクと低圧タ
    ンクとを備え、上記高圧タンクを液側およびガス側冷媒
    配管の一方に、その他方に低圧タンクをそれぞれ接続さ
    せ、冷媒回収時、液側およびガス側冷媒配管の開閉バル
    ブを閉じた後、高圧タンクからの高圧パージガスを室内
    機側冷凍サイクルに供給し、高圧パージガスの押出作用
    と低圧タンクの負圧吸引作用により室内機側冷凍サイク
    ル内の冷媒を低圧タンクに回収させる請求項1記載の空
    気調和機の冷媒回収方法。
  3. 【請求項3】 前記冷媒回収機は、高圧タンクと複数の
    低圧タンクとを備え、上記高圧タンクを液側およびガス
    側冷媒配管の一方に、その他方に複数の低圧タンクを接
    続させ、冷媒回収時、液側およびガス側冷媒配管の開閉
    バルブを閉じた後、第1の低圧タンクを動作させて室内
    機側冷凍サイクル内の冷媒を回収し、第1の低圧タンク
    で所定時間冷媒回収後、第1の低圧タンクを残りの低圧
    タンク側に切り換えるとともに、高圧タンクから高圧パ
    ージガスを室内機の冷凍サイクル内に供給し、高圧パー
    ジガスの押出作用と残りの低圧タンクの負圧吸引作用に
    より、室内機側冷凍サイクル内の冷媒と残りの低圧タン
    クに回収させる請求項1記載の空気調和機の冷媒回収方
    法。
  4. 【請求項4】 室内熱交換器を収納した室内機と、コン
    プレッサおよび室外熱交換器を収納した室外機とを備
    え、上記室内機と室外機とが液側およびガス側冷媒配管
    で接続されて冷凍サイクルを構成し、上記各冷媒配管を
    室外機側で開閉バルブにより閉塞可能に構成したスプリ
    ット型空気調和機に、可搬式冷媒回収機を接続可能に設
    け、この冷媒回収機は高圧パージガスを収容した高圧タ
    ンクとほぼ真空状態に近い負圧の低圧タンクとを備え、
    高圧タンクからのパージ配管をガス側および液側冷媒配
    管の一方に、その他方に低圧タンクからの冷媒回収配管
    をそれぞれ接続可能に構成し、冷媒回収時、開閉バルブ
    を閉じて高圧タンクからの高圧パージガスによる冷媒押
    出作用と低圧タンクの負圧吸引作用を併用させて室内機
    側の冷媒を低圧タンクに回収させるように構成したこと
    を特徴とする空気調和機の冷媒回収装置。
  5. 【請求項5】 前記高圧タンクと低圧タンクとは一体あ
    るいは一体的に形成されて高低圧タンクを構成し、この
    高低圧タンク内が仕切壁により高圧パージガスを封入し
    た高圧室と真空状態に近い負圧の低圧室とに区画された
    請求項4記載の空気調和機の冷媒回収装置。
  6. 【請求項6】 低圧室と高圧室とを仕切る仕切壁は曲面
    形状に構成して耐圧力壁構造とした請求項5記載の空気
    調和機の冷媒回収装置。
  7. 【請求項7】 高圧タンクおよび低圧タンクは、アウタ
    タンクとインナタンクから二重タンク構造に構成し、二
    重タンク間の空間に冷却用クーラント等の冷却剤を封入
    可能に形成した請求項4または5記載の空気調和機の冷
    媒回収装置。
  8. 【請求項8】 前記冷媒回収機は、冷媒回収用に複数の
    低圧タンクを備え、複数の各低圧タンクは冷媒回収配管
    により、液側あるいはガス側冷媒配管の一方に接続可能
    に構成された請求項4記載の空気調和機の冷媒回収装
    置。
  9. 【請求項9】 前記冷媒回収機は、高圧タンクからのパ
    ージ配管および低圧タンクからの冷媒回収配管の少なく
    とも一方の配管先端にワンタッチ式配管継手を備え、こ
    の配管継手は液側およびガス側冷媒配管の開閉バルブに
    形成されたサービスポートに着脱可能に接続される請求
    項4記載の空気調和機の冷媒回収装置。
  10. 【請求項10】 前記冷媒回収機は、高圧タンクからの
    パージ配管あるいは低圧タンクからの冷媒回収配管の先
    端に配管連通装置を取付可能に備え、この配管連通装置
    は液側あるいはガス側冷媒配管に着脱自在に固着され、
    上記パージ配管あるいは冷媒回収配管を上記冷媒配管内
    流路に連通可能に構成した請求項4記載の空気調和機の
    冷媒回収装置。
  11. 【請求項11】 前記冷媒回収機は、高圧タンクからの
    パージ配管および低圧タンクからの冷媒回収配管を備え
    る一方、上記パージ配管は高圧タンク内にパージガスを
    充填させるポンピング用ホースを、また、上記冷媒回収
    配管は低圧タンク内を真空状態に近い負圧にする負圧吸
    引ホースを兼ねる構成とした請求項4記載の空気調和機
    の冷媒回収装置。
  12. 【請求項12】 前記冷媒回収機は、低圧タンクあるい
    は冷媒回収配管の低圧タンク側にフィルタを設けた請求
    項4記載の空気調和機の冷媒回収装置。
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