JPH11270484A - スクリューロータ型ウエット真空ポンプ - Google Patents

スクリューロータ型ウエット真空ポンプ

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JPH11270484A
JPH11270484A JP10075319A JP7531998A JPH11270484A JP H11270484 A JPH11270484 A JP H11270484A JP 10075319 A JP10075319 A JP 10075319A JP 7531998 A JP7531998 A JP 7531998A JP H11270484 A JPH11270484 A JP H11270484A
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JP
Japan
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vacuum pump
screw rotor
casing
fluid
suction
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JP10075319A
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將士 ▲吉▼村
Masashi Yoshimura
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Taiko Kikai Ind Co Ltd
Original Assignee
Taiko Kikai Ind Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C25/00Adaptations of pumps for special use of pumps for elastic fluids
    • F04C25/02Adaptations of pumps for special use of pumps for elastic fluids for producing high vacuum
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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    • F04C29/0007Injection of a fluid in the working chamber for sealing, cooling and lubricating
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    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/08Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C18/12Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type
    • F04C18/14Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸入口から吸引した流体の閉じ込み室体積を
約1/1.6に圧縮するスクリューロータ型ウエット真
空ポンプでは、封入水が軸封部を損傷する問題があっ
た。 【解決手段】 スクリューロータ17の螺旋シール線が
吸入口15を遮断した位置から吐出ポート24を開き始
める直前位置までの間に、閉じ込み室20に連通する封
入水の自給管路26を設ける。或いは、吸入口15に接
続した管路に、−380mmHgより低くなったときに開く
開閉バルブVを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容積型であるスク
リューロータ型式の真空ポンプに関するものであり、詳
しくは、回転駆動の動力を節減するために設けた断熱圧
縮工程により生じる発熱の熱膨張でロータとケーシング
との接触する問題を防止するために、吸入側から封入水
を自給させるウエット式真空ポンプに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】スクリューロータ型式の真空ポンプは、
気体の減圧、ガスの吸引,排除、粉粒状体や粘性体の空
気輸送など多用途にわたって広範囲の分野に利用されて
いる。図8は真空ポンプの利用例を示す汚泥回収装置の
説明用略図であり、汚泥回収用のホッパ1内に開口する
汚泥吸引管2の先端に、汚泥回収用のホッパ1の外部に
突出するフランジ3を設け、フランジ3に汚泥吸引用の
ホース4を接続する。汚泥回収用のホッパ1の上部壁
に、セパレータ5の内管6につながる管路7を設け、セ
パレータ5の上方に設けられるガス排出管8を真空ポン
プAの吸入口に接続し、真空ポンプAの吐出側をサイレ
ンサ9を経由して排出管10に接続する。
【0003】真空ポンプAを運転してセパレータ5およ
び汚泥回収用のホッパ1の圧力を低下して、作業者が汚
泥吸引管2の先端を汚泥に当てると、汚泥と共に吸引さ
れた空気が汚泥吸引管2を通過して汚泥回収用のホッパ
1の天井に衝突して跳ね返る過程で、汚泥と空気との一
次分離が行われる。重量の重い汚泥は落下して汚泥回収
用のホッパ1の下壁に堆積し、空気は管路7を通過して
セパレータ5の内管6を下降し、セパレータ5内に貯留
された液体を通過するときに汚泥と空気との二次分離が
行われる。すなわち、空気中に含まれていた汚泥が液体
に捕らえられ、空気のみが内管6の外側を上昇してガス
排出管8へ流れる。
【0004】ガス排出管8に流れた空気は真空ポンプA
に吸引され、真空ポンプAの吐出口からサイレンサ9に
排出され、サイレンサ9から排出管10を通って大気に
放出される。以上のように、真空ポンプを利用して汚泥
を回収する場合に、汚泥と空気との二次分離を行って
も、空気のなかに含まれている粉塵や砂利のような異物
が僅かながら残存しているので、この空気を吸引する真
空ポンプのシール部が異物により損傷する恐れがある。
【0005】スクリューロータ型の真空ポンプAの構造
は、図6の縦断面図に示すように、ポンプのケーシング
11が、内筒部12aを有する主ケーシング12と、内
筒部12aの右端部を閉塞するギヤケース13と、内筒
部12aの左端部を閉塞するサイドケース14とによっ
て構成される。主ケーシング12には内筒部12aにつ
ながる吸入口15が設けられ、サイドケース14には内
筒部12aに吐出口16が設けられる。
【0006】ケーシング11の内部に収容される一対の
スクリューロータ17(図6にはその一方を示す)は、
ねじ部17aと、ねじ部17aの両側に設けられる軸部
17bから構成され、ねじ部17aの直角断面形状は、
クインビー曲線,円弧,疑アルキメデス曲線から構成さ
れる。軸部17bは、サイドケース14に設けられる固
定側ベアリング18と、主ケーシング12内に設けられ
る膨張側ベアリング19に回転可能に支承される。
【0007】一対のスクリューロータ17のねじ部17
aの噛み合いのシール線と、主ケーシング12の内筒部
12aとによりその内側に閉じ込み室20が形成され
る。軸部17bに固着された歯車21が相互に噛合し、
一対のスクリューロータ17がそれぞれ反対方向に同速
度で回転すると、主ケーシング12の吸入口15から閉
じ込み室20に吸引された流体が、閉じ込み室20が吐
出口16に移動したときに吐出口16から送出される。
【0008】真空ポンプの駆動力を低減する目的で、吐
出口16を絞る吐出ポート24(図2参照)を設けるこ
とにより、吸引した流体を約1/1.6に圧縮した後に
放出する。図7は、圧力を縦軸にとり、体積を横軸にと
ったP−V線図であり、一段ルーツ型真空ポンプや断熱
圧縮工程を有しない構造のスクリューロータ型真空ポン
プの仕事量は、A,B,C,Dの面積で示されるのに対
して、上記のように断熱圧縮工程を有するポンプでは、
A,B,E,Dの面積となり、斜線で示すΔEの面積分
のエネルギーが節約できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】断熱圧縮工程を有する
真空ポンプでは、発熱による熱膨張でスクリューロータ
17とケーシング11の接触が起こるのを防止するため
に、吸入口に発生した真空圧により封入水を自給させて
発熱防止するウエット式にする必要がある。しかし、吸
引口15から吸引した流体の流れが、スクリュー溝に沿
って軸方向に移動する流れとなり、圧縮された流体は丁
度水鉄砲の原理で吐出側の軸封部22(図6参照)に吹
きつけられる。
【0010】圧縮圧力を受けた軸封部22には、図9に
示すように、軸部17bを締め付ける力が増大するので
軸封部22の負担が増加するが、軸封部22に吹きつけ
られる流体が不純物(粉塵や砂利のような異物)を含ま
ないクリーンなものであれば、軸封部22の寿命に大き
な問題はない。
【0011】しかし、流体が粉塵や砂利のような異物を
含む場合には、軸封部22の寿命が短命となり、損傷し
た軸封部22から封入水が洩れて軸封部22の近傍の固
定側ベアリング18に流れるので、固定側ベアリング1
8に充填されたグリスの潤滑機能が失われ、更に、粉塵
や砂利のような異物が付着するので固定側ベアリング1
8の破損を誘引する。
【0012】固定側ベアリング18の破損を防止するた
めに、図10に示すように、軸部17bにスリンガ23
を取り付けて、スクリューロータ17と共に回転するス
リンガ23で軸封部22を洩れた封入水を振り切ってケ
ーシング11の外に放出する方法があるが、真空ポンプ
の周囲に封入水を散布して現場を汚す問題や、封入水を
節約するために循環使用する場合に、封入水不足を起こ
す等の問題がある。
【0013】本発明は、大気圧状態から吸引を開始して
流体をほぼ1/2に圧縮した場合、大気圧から−380
mmHgまでは、吐出端側で圧縮圧はプラス状態であるが、
−380mmHgより低い真空度では吐出端側の圧縮圧はマ
イナス圧になるので、封入水は軸封部22から押し出さ
れるのではなく、逆に吸引作用が起こることを利用する
と共に、吸入圧が−380mmHgより高い場合には封入水
が無くてもロータ接触は生じないことを発見して、その
現象を利用して上記の課題を解決するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明のスクリューロータ型ウエット真空ポンプ
は、直角断面形状がクインビー曲線,円弧,疑アルキメ
デス曲線から成るスクリューロータを噛み合わせてケー
シングの内筒部に収容し、前記スクリューロータの回転
によりケーシングの吸入口から吸引された流体の閉じ込
み室容積が約1/1.6に圧縮されるときに吐出ポート
が開くようにしたスクリューロータ型真空ポンプにおい
て、前記ケーシングに、螺旋シール線が吸入側を遮断す
る位置から前記吐出ポートが開き始める直前位置までの
閉じ込み室に連通する封入水の自給管路を接続したこと
を特徴とする。
【0015】或いは、該真空ポンプの吸入口に封入水の
自給管路を接続し、該自給管路に、封入水自給吸入圧が
−380mmHgより低くなったときに開く開閉バルブを設
けたことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態の具体例
を図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施例
を説明するスクリューロータ型ウエット真空ポンプの正
面図(略図)、図2はサイドケースの吐出ポートの正面
図、図3は閉じ込み室と吐出ポートの関係を説明する図
面、図4は吸入圧力と吐出直前の圧力との関係を説明す
る図面、図5は開閉バルブの縦断面図である。本発明に
ついて、先ず図3から説明する。
【0017】図3は、内筒部12aおよび閉じ込み室2
0を平面状に表現した図面であり、内筒部12aの右端
部分に吸入口15があり、左端の縦の線Lの中央部にサ
イドケース14の吐出ポート24がある。閉じ込み室2
0は、スクリューロータ17の2つのシール線17c,
17dの間に形成され、スクリューロータ17の回転に
より図3の右側から左側に移動する。
【0018】閉じ込み室20は、右側のシール線17c
が吸入口15に重なる実線位置にあるときには、閉じ込
み室20が吸入口15に連通しており、非圧縮状態にあ
り、右側のシール線17cが左側に移動して吸入口15
から離れると、閉じ込み室20は吸入口15から遮断さ
れる。閉じ込み室20が左に移動するにつれて閉じ込み
室20内の流体が圧縮され、左側のシール線17dが吐
出ポート24と重なったときに、容積を1/1.6に圧
縮された流体が吐出ポート24(図2参照)を通過して
サイドケース14の吐出口16に送られる。
【0019】図4は、閉じ込み室20内の流体の容積を
1/1.6に断熱圧縮した場合における吸入口15の流
体圧力と吐出ポート24の流体圧力との関係を示す図面
であり、横軸は吸入口15の流体圧力、縦軸は吐出ポー
ト24の流体圧力である。吸入側で大気圧(760Tor
r)と斜線との交点は、流体が1Kg/cm2になることを示
している。
【0020】同様に、吸入側で380Torrであった流体
は吐出側で0Kg/cm2になり、吸入側で60Torrであった
流体は吐出側で−640Torrになることを示す。従っ
て、この事実は、吸入圧力が380Torr(−380mmH
g)より低い圧力の場合は、閉じ込み室20内の流体圧
力は常に負圧であり、封入水を吸引させれば、圧縮端で
封入水を吹き出すことはないことを意味する。
【0021】更に都合のよいことに、吸入圧力が380
Torrより高い場合には、封入水が無くとも、ケーシング
11からの放熱だけでスクリューロータ17の接触は起
こらないことも判った。従って、吸入圧力が380Torr
付近(380Torr以下)のときに封入水を吸引させる方
法としては、次の2とおりの方法がある。 (1) ケーシング11に連通する封入水管路に、吸入圧力
が380Torr以下でスプリング作用で開弁する封入水弁
を設ける。 (2) シール線17c,17dを利用して、吸入口15と
遮断された閉じ込み室20が吐出側に移動して、吐出ポ
ート24に連通する直前の位置に、封入水自給管路を設
ければ、閉じ込み室20が正圧のときには封入水は吸引
されず、閉じ込み室20が負圧となったときに封入水が
吸引される。丁度(1) の封入水弁と同じ作用をすること
になる。
【0022】本発明は、上記の(2) を応用したものを第
1実施例とし、(1) を応用したものを第2実施例とし、
その内容を以下に説明する。本発明の第1実施例は、閉
じ込み室20が吸入口15から遮断されて、吐出ポート
24に連通する直前の位置までの間で、流体の容積が約
1/1.6となる位置に、ケーシング11の内筒部12
aに通じる入口孔25を設け、入口孔25に封入水の自
給管路26の一端を接続し、封入水の自給管路26の他
端を封入水タンク27の内部に開口する(図1参照)。
【0023】封入水タンク27の内部には、開閉弁29
付きの補給水管路28から封入水が供給され、封入水タ
ンク27の側壁にオーバフロー用の開口30を設ける。
従って、封入水タンク27内の封入水が加圧されること
はない。このような構成により、閉じ込み室20の流体
が約1/1.6に断熱圧縮されたときの流体圧力が大気
圧より高い場合には封入水が供給されることはなく、大
気圧より低い場合にのみ封入水が供給されるので、封入
水が軸封部22を通って外部に洩れることはなく、軸封
部22及び固定側ベアリング18が保護される。
【0024】本発明の第2実施例は、ケーシング11の
吸入側に設けた貫通孔に自給管路(図示しない)を接続
し、この自給管路に、吸入圧が約380Torr以下のとき
に封入水を吸引させる開閉バルブVを設けるものであ
る。図5は開閉バルブVの一例を示す縦断面図であり、
弁本体31の内部に小径孔32と大径孔33を同一軸心
上に配設し、小径孔32および大径孔33を閉塞する蓋
34および35を設ける。
【0025】弁本体31には、小径孔32に交差する連
通孔36と、大径孔に交差し相互に相対する一対の連絡
孔37,38と、大径孔に交差し相互に相対する一対の
封入水用孔39,40が設けられ、蓋34に貫通孔41
が設けられる。連通孔36及び連絡孔37に接続される
T形の管継ぎ手42に、真空ポンプの吸入側に連通する
管路(図示しない)が接続し、連絡孔38と貫通孔41
は管路43によりつながる。
【0026】封入水用孔39は封入水供給用タンク(図
示しない)につながる管路が設けられ、封入水用孔40
は真空ポンプの吸入側に連通する管路(図示しない)が
接続する。弁本体31の内部に挿入されるスプール44
は、小径孔32に嵌挿される小径弁部45と、大径孔3
3に嵌挿される大径弁部46,47が設けられ、小径弁
部45と蓋34との間にスプリング48が挿入される。
【0027】以上のように構成された開閉バルブVは、
スプリング48に押されたスプール44が図5において
右側に移動し、大径弁部47が封入水用孔39,40を
閉鎖しているが、真空ポンプの吸入圧が−380mmHg以
下になると、この吸入圧がT形の管継ぎ手42を通して
小径孔32に伝わり、小径弁部45と大径弁部46との
受圧面積の差からスプール44はスプリング48に抗し
て左側に移動する。
【0028】スプール44の左側移動により、大径弁部
46が連絡孔37,38を開き、真空ポンプの吸入圧が
連絡孔37,38および管路43を経由して小径孔32
に伝わり、スプール44は蓋34に当接するまで左側に
移動し、大径弁部47が封入水用孔39,40を開くの
で、封入水が真空ポンプの吸入口に流入する。真空ポン
プの吸入圧が−380mmHg以上になると、スプール44
が右側に移動して大径弁部47が封入水用孔39,40
を閉鎖し、封入水が真空ポンプの吸入口に流れない。以
上のようにして、封入水の供給は−380mmHgにより制
御される。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上述べたように構成されてい
るので下記のような効果を奏する。 (1) 真空ポンプの吸入圧が−380mmHgより高いときに
は封入水を供給しなくてもスクリューロータに焼付事故
は生じないが、この状態では封入水の自給が自動的に停
止する。 (2) 真空ポンプの吸入圧が−380mmHgより低いときに
は、封入水が自動的に自給されるので、スクリューロー
タの焼付事故が防止される (3) 真空ポンプの吸入圧が−380mmHgより低いときに
は、閉じ込み室内の圧縮された流体が封入水と共にシー
ル部を直撃してシール部を破損したり、シール部を通過
した封入水や流体がベアリングを損傷させる従来の問題
がほぼ解決する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明するスクリューロー
タ型ウエット真空ポンプの正面図(略図)である。
【図2】サイドケースの吐出ポートの正面図である。
【図3】閉じ込み室と吐出ポートの関係を説明する図面
である。
【図4】吸入圧力と吐出直前の圧力との関係を説明する
図面である。
【図5】第2実施例の開閉バルブの一例を示す縦断面図
である。
【図6】真空ポンプの縦断面図である。
【図7】断熱圧縮される流体のP−V線図である。
【図8】真空ポンプの吸引口に異物を含む流体が吸引さ
れる例を示す汚泥回収装置の図面である。
【図9】真空ポンプの軸封部の縦断面図である。
【図10】真空ポンプのスリンガおよびその周辺の縦断
面図である。
【符号の説明】
A 真空ポンプ V 開閉バルブ 11 ケーシング 12 主ケーシング 12a 内筒部 14 サイドケース 15 吸入口 16 吐出口 17 スクリューロータ 18 固定側ベアリング 20 閉じ込み室 22 軸封部 24 吐出ポート 26 封入水の自給管路 31 弁本体 39,40 封入水用孔 44 スプール 45 小径弁部 46,47 大径弁部 48 スプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直角断面形状がクインビー曲線,円弧,
    疑アルキメデス曲線から成るスクリューロータを噛み合
    わせてケーシングの内筒部に収容し、前記スクリューロ
    ータの回転によりケーシングの吸入口から吸引された流
    体の閉じ込み室容積が約1/1.6に圧縮されるときに
    吐出ポートが開くようにしたスクリューロータ型真空ポ
    ンプにおいて、 前記ケーシングに、螺旋シール線が吸入側を遮断する位
    置から前記吐出ポートが開き始める直前位置までの閉じ
    込み室に連通する封入水の自給管路を接続したことを特
    徴とするスクリューロータ型ウエット真空ポンプ。
  2. 【請求項2】 直角断面形状がクインビー曲線,円弧,
    疑アルキメデス曲線から成るスクリューロータを噛み合
    わせてケーシングの内筒部に収容し、前記スクリューロ
    ータの回転によりケーシングの吸入口から吸引された流
    体の閉じ込み室容積が約1/1.6に圧縮されるときに
    吐出ポートが開くようにしたスクリューロータ型真空ポ
    ンプにおいて、 該真空ポンプの吸入口に封入水の自給管路を接続し、該
    自給管路に、封入水自給吸入圧が−380mmHgより低く
    なったときに開く開閉バルブを設けたことを特徴とする
    スクリューロータ型ウエット真空ポンプ。
JP10075319A 1998-03-24 1998-03-24 スクリューロータ型ウエット真空ポンプ Pending JPH11270484A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10075319A JPH11270484A (ja) 1998-03-24 1998-03-24 スクリューロータ型ウエット真空ポンプ
DE19882900T DE19882900B4 (de) 1998-03-24 1998-04-30 Schraubenrotor-Nassvakuumpumpe
KR10-2000-7010548A KR100382825B1 (ko) 1998-03-24 1998-04-30 스크루로터형 웨트진공펌프
US09/647,254 US6375443B1 (en) 1998-03-24 1998-04-30 Screw rotor type wet vacuum pump
PCT/JP1998/001983 WO1999049219A1 (fr) 1998-03-24 1998-04-30 Pompe d'aspiration de liquides du type rotor a vis
TW087109062A TW413715B (en) 1998-03-24 1998-06-08 Wet-air type vacuum pump with screw rotor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10075319A JPH11270484A (ja) 1998-03-24 1998-03-24 スクリューロータ型ウエット真空ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11270484A true JPH11270484A (ja) 1999-10-05

Family

ID=13572833

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