JP2800524B2 - 直列多重インバータ - Google Patents

直列多重インバータ

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JP2800524B2
JP2800524B2 JP4029149A JP2914992A JP2800524B2 JP 2800524 B2 JP2800524 B2 JP 2800524B2 JP 4029149 A JP4029149 A JP 4029149A JP 2914992 A JP2914992 A JP 2914992A JP 2800524 B2 JP2800524 B2 JP 2800524B2
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安藤  武
秀治 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直列多重インバータに
おける半導体モジュールの配置に関する。
【0002】
【従来の技術】直列多重インバータのスイッチング素子
とスナバ回路の回路図が、特開昭64−34182 号公報など
に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、回路
図の記載はあるものの、大電流を扱う場合にスイッチン
グ素子を並列に接続して使用するときの主回路のインダ
クタンスについてなんら配慮がされていない。
【0004】本発明の目的は、直列多重インバータ主回
路のインダクタンスを低減し、スイッチング素子の能力
を最大限利用できる直列多重インバータを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、スイッチン
グ素子を並列接続して使う場合、並列接続したスイッチ
ング素子の間にクランプダイオードを配置することによ
り達成される。
【0006】
【作用】上記手段により、全てのスイッチング素子に対
するスナバ回路の配線の長さが等しくなる。
【0007】
【実施例】インバータなどスイッチング素子を用いた回
路においては、スイッチング素子のスイッチング時に発
生する損失を吸収するためにスナバ回路が必要である。
また、スナバ回路のインダクタンスが大きいとスイッチ
ング素子に過電圧がかかり、本来スイッチング素子に流
すことができる電流を遮断できなくなり、スイッチング
素子の能力を生かすことができなくなってしまうので、
特にトランジスタ,IGBTなど高速なスイッチング素
子を用いた場合インダクタンスを減らすことは重要であ
る。
【0008】直列多重インバータのスナバ回路として
は、いろいろな回路が考えられるが、従来のインバータ
に比べて回路が複雑なため、実際にスナバ回路を実装し
ようとすると、後述するように全てのスイッチング素子
について同じようにスナバ回路のインダクタンスを減ら
すことは難しいという問題がある。
【0009】一つでもスナバ回路のインダクタンスが大
きく、電流遮断能力が低いスイッチング素子があると、
その値で直列多重インバータの能力が決まってしまうの
で、素子の配置を工夫してスナバ回路のインダクタンス
がスイッチング素子の電流遮断能力を低くするほど大き
くならないようにすることは重要である。
【0010】以下、本発明の一実施例を図を用いて説明
する。
【0011】ここでは、モジュール型のスイッチング素
子を2つ並列につないで直列多重インバータを構成した
場合について示す。
【0012】図4に直列多重インバータの1相分の回路
とスナバ回路の一例を示す。
【0013】ここで各スイッチング素子を囲った枠は、
半導体モジュールを半導体モジュールで発生した熱を放
熱するための冷却板上に図に示すように配置したことを
表すものとする。
【0014】直列多重インバータの主回路は、直流電源
1,2により、プラス端子とマイナス端子及び中性点端
子が出力され、この間にスイッチング素子モジュール1
1a〜14a及び11b〜14bが直列接続され、11
aと11b,12aと12b,13aと13b,14a
と14bは互いに並列接続されるとともに、スイッチン
グ素子モジュール11と12の接続点とスイッチング素
子モジュール13と14の接続点にそれぞれクランプダ
イオードモジュール15,16を介して中性点端子に接
続されている。
【0015】スイッチング素子モジュール12と13の
接続点は、負荷3に接続される。ここで、スイッチング
素子モジュール11a〜14bは、GTO,トランジス
タ,IGBTなど自己消弧型スイッチング素子とそれに
逆並列に接続されたダイオードから構成されている。
【0016】スナバ回路は、各スイッチング素子モジュ
ール11〜14のそれぞれにスナバダイオード21〜2
4,スナバコンデンサ31〜34,スナバ抵抗41〜4
4が接続されている。ここでスナバ回路は、並列接続さ
れたa側,b側のスイッチング素子モジュール群に対し
て等しく作用するように、両者の中間の位置にレイアウ
トされている。
【0017】また、電源からの配線はスナバ回路からa
側,b側のスイッチング素子モジュール群に分岐する様
配設され、スナバ回路は4直列に直線的に配置される。
【0018】図4のスナバ回路の場合には、全てのスイ
ッチング素子モジュールについてスナバ回路の配線長を
等しくすることができるが、次のような問題がある。
【0019】スイッチング素子モジュール12と13が
オン,11と14がオフとなっており、電流が中性点端
子からクランプダイオードモジュール15,スイッチン
グ素子モジュール12を通って負荷3に流れているとき
に、スイッチング素子モジュール13をオフして、11
をオンする。すると電流はプラス端子からスイッチング
素子モジュール11,12を通って負荷3に流れるよう
になる。
【0020】そのとき、クランプダイオード15には、
リカバリ電流が流れ損失が発生するので、クランプダイ
オード15にもスナバ回路を別に取りつけなければなら
なくなり、回路が複雑になってしまう。
【0021】そこで、図5に示すようなスナバ回路が考
えられる。
【0022】これは、図4では、スイッチング素子モジ
ュール12,13に取りつけていたスナバ回路をクラン
プダイオードモジュール15,16に移し、レイアウト
したものである。
【0023】この場合、各スナバ回路の配線長は等しく
でき、クランプダイオード15,16のリカバリに対し
ても、クランプダイオードに並列に設けたスナバ回路が
作用する。また、スイッチング素子モジュール12と1
3がオン,11と14がオフとなっており、電流が中性
点端子からクランプダイオードモジュール15,スイッ
チング素子モジュール12を通って負荷3に流れている
ときに、スイッチング素子モジュール12をオフして、
14をオンすると、クランプダイオードモジュール1
5,スイッチング素子モジュール12を流れていた電流
は、スナバダイオード23,スナバコンデンサ33,ス
イッチング素子モジュール13の逆並列ダイオードを通
って負荷3へゆく回路に転流する。
【0024】つまり、クランプダイオードモジュール1
6に並列に接続されたスナバ回路は、スイッチング素子
モジュール12のスナバ回路も兼ねる。同様にクランプ
ダイオードモジュール15に並列に接続されたスナバ回
路は、スイッチング素子モジュール13のスナバ回路も
兼ねる。
【0025】しかしながら、スイッチング素子モジュー
ル12または13がオフして、スナバ回路に転流する
と、電流の流れる経路が大きく変化し、その間の回路の
インダクタンス分は、スイッチング素子モジュールに過
電圧としてかかってくるので、やはり遮断能力が低下し
てしまう。つまり電流遮断能力は、単にスナバ回路その
ものの配線長によるだけでなく、電流が転流した回路全
体のインダクタンスの影響も受けるのである。
【0026】そこで、図6のようにクランプダイオード
モジュール15,16に並列に接続したスナバ回路の一
端をスイッチング素子モジュール11と12,13と1
4の接続点の中点に接続することが考えられる。
【0027】しかし、この場合は、スイッチング素子モ
ジュール11,14に並列接続されたスナバ回路とクラ
ンプダイオードモジュール15,16に並列接続された
スナバ回路の配線長を等しくすることができないこと、
また配線が長くなることによりクランプダイオード1
5,16のリカバリに対するスナバ作用の効果が小さく
なることなどの問題がある。
【0028】このように図4〜図6のようなモジュール
の配置を考えることができるが、これらについて長所短
所を比較すると、前記のように直列多重インバータの性
能を満足するようにスナバ回路のインダクタンスを減ら
すことは難しい。
【0029】そこで、上記モジュール配置の問題点を解
消した本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
【0030】図1は、本発明の一実施例を示すものであ
る。
【0031】直列多重インバータの主回路,スナバ回路
は、図5,図6と同じであるが、モジュールの配置が異
なっている。
【0032】スイッチング素子モジュール11aと11
b,12aと12b,13aと13b,14aと14bの
間にクランプダイオードモジュール15,16が入るス
ペースを開けて、スイッチング素子モジュール12aと
12bの中間にクランプダイオードモジュール15を、
スイッチング素子モジュール13aと13bの中間にク
ランプダイオードモジュール16を配置する。
【0033】スナバ回路は、スイッチング素子モジュー
ル11aと11bの両端子を結ぶ配線の中間点間、スイ
ッチング素子モジュール11と12の接続点の中間点と
クランプダイオードモジュール15と16の接続点の中
間点の間、クランプダイオードモジュール15と16の
接続点の中間点とスイッチング素子モジュール13と1
4の接続点の中間点の間、スイッチング素子モジュール
14aと14bの両端子を結ぶ配線の中間点間にそれぞ
れ、スナバダイオード21〜24,スナバコンデンサ3
1〜34,スナバ抵抗41〜44が接続されている。
【0034】このように配線することにより、全てのス
ナバ回路の配線長を等しくすることができ、クランプダ
イオードのリカバリに対してもスナバ回路が有効に作用
し、さらにスイッチング素子モジュール11,14とス
イッチング素子モジュール12,13に対するスナバ回
路インダクタンスの差を小さくできる。
【0035】また、図1において、スイッチング素子モ
ジュール11aと11b、及びスイッチング素子モジュ
ール14aと14bの間は、スイッチング素子モジュー
ル12,13に合わせて間を開ける必要はなく、それぞ
れのスナバ回路の近くに配置してもよい。
【0036】図2は、他の実施例を示したものである。
【0037】図1との違いは、スナバ回路において、ス
ナバコンデンサ35,36をそれぞれ直列接続したスナ
バコンデンサ31,32及びスナバコンデンサ33,3
4の両端子間に接続し、スナバコンデンサがデルタ型に
接続されるようにしたものである。
【0038】スナバコンデンサがデルタ型に接続された
スナバ回路の動作説明を図7を用いてする。
【0039】図7は、半導体スイッチング素子で説明簡
略化のため単相ブリッジインバータを構成した電力変換
器の回路を示す(3相も同様)。
【0040】自己消弧型半導体スイッチング素子、例え
ばGTO,トランジスタ,IGBT等(以下、単に、ス
イッチング素子という)11,12を直列接続し、この
スイッチング素子相互の接続点は、インバータ出力端と
して負荷3に接続されている。このスイッチング素子1
1,12の直列体と並列にスナバダイオード21,スナ
バコンデンサ35及びスナバダイオード22の直列体を
接続し、スイッチング素子11及び12の接続点とスナ
バダイオード21のカソード及びスナバダイオード22
のアノード間にそれぞれスナバコンデンサ31,32を
接続する。このスナバダイオード21,22にはそれぞ
れスナバ抵抗41,42が並列に接続される。又、スイ
ッチング素子11,12それぞれに並列にフリーホイー
ルダイオード11c,12cがそれぞれ逆並列に接続さ
れる。
【0041】次に、この回路の働きを説明する。
【0042】スイッチング素子11がオン状態にあり、
直流電源1からインダクタンス4,スイッチング素子1
1を介して負荷3に図7(A)の実線の矢印で示す電流
が通電されている。この時、スナバコンデンサ35は、
直流電源1,インダクタンス4,スナバダイオード2
1,スナバコンデンサ35,スナバダイオード22を介
して、電源電圧まで充電され、またスナバコンデンサ3
1は、スイッチング素子11のオンにより、スナバ抵抗
41−スイッチング素子11の経路によって電荷を放出
し極間電圧は零まで低下している。
【0043】またスナバコンデンサ32は、直流電源
1,インダクタンス4,スイッチング素子11,スナバ
コンデンサ32,スナバダイオード22を介して電源電
圧まで充電されている。この状態でスイッチング素子1
1をオフするとスイッチング素子11を流れていた電流
は、図7(A)の破線の矢印で示すようにスナバダイオ
ード21を通り、スナバコンデンサ31及びスナバコン
デンサ35と32の並列コンデンサに流入して、次第に
スナバコンデンサ31の電圧を上昇すると共に、スナバ
コンデンサ33の電圧を低下させ、スイッチング素子1
1と12の接続点の電位を低下させる。この時、コンデ
ンサ32は蓄えられた電荷を放出すると共に、コンデン
サ35を電源電圧以上に充電する。その後、負荷出力点
の電位が、直流電源1のマイナス端子とほぼ同等に低下
するとダイオード12cがオンして引き続いて負荷3へ
電流がフリーホイールする。この時、スイッチング素子
11には、スナバコンデンサ31とスナバコンデンサ3
5と32の直列回路が並列接続された容量が接続されて
いることになる。
【0044】逆に図7(B)に示すように、スイッチン
グ素子12がオン状態にあり、図中の実線の矢印が示す
ように負荷から電流が流出して、スイッチング素子12
に電流が通電されている状態を考える。
【0045】この時スナバコンデンサ35は、前記スイ
ッチング素子11のオン状態と同様に、直流電源1,イ
ンダクタンス4,スナバダイオード21,スナバコンデ
ンサ35,スナバタイオード22を介して電源電圧まで
充電されている。スナバコンデンサ31は、同様に直流
電源1,インダクタンス4,スナバダイオード21,ス
ナバコンデンサ31,スイッチング素子12を介して電
源電圧まで充電され、また、スナバコンデンサ32は、
スイッチング素子12のオンにより、スイッチング素子
12,スナバ抵抗42を介して零まで放電している。
【0046】この状態でスイッチング素子12をオフす
るとスイッチング素子12を流れていた電流は、図7
(B)の破線の矢印で示すようにスナバコンデンサ32
及びスナバコンデンサ31と35の直列回路に並列に流
れスナバダイオード22を通り、次第にスナバコンデン
サ32の電圧を上昇すると共に、スナバコンデンサ31
の電圧を低下させ、スイッチング素子11と12の接続
点の電位を上昇させる。この時、コンデンサ31は蓄え
られた電荷を放出すると共に、コンデンサ35を電源電
圧以上に充電する。その後、負荷出力点の電位が、直流
電源1のプラス端子とほぼ同等に上昇するとダイオード
11cがオンして、引き続いて負荷9からの電流とフリ
ーホイールする。この時スイッチング素子12には、ス
ナバコンデンサ32とスナバコンデンサ31と35の直
列回路が並列接続された容量が接続されていることにな
る。
【0047】上述の動作によりスイッチング素子11,
12は交互にスイッチングを繰り返す。
【0048】また、これらスイッチング素子の直列体と
並列に接続されるスナバダイオード21,スナバコンデ
ンサ35及びスナバダイオード22の直列回路はクラン
プ機能を有している。
【0049】即ち、インダクタンス4(クランプ回路と
電源との間の回路中に存在する浮遊インダクタンスを含
む)に蓄えられる電磁エネルギーを吸収する。このた
め、スイッチング時に発生するこの電磁エネルギーがス
イッチング素子11,12に加わることはなく、これら
スイッチング素子の耐圧設計を低くすることができる。
図1に示すスナバコンデンサ35の容量をC1 、スナバ
コンデンサ31,32の容量を等しいとしてC2 とする
と、スイッチング素子11の並列スナバコンデンサ容量
は、C2+C12/(C1+C2) 、スイッチング素子12
の並列スナバコンデンサ容量は、C2+C12/(C1
2) となり等しくなる。
【0050】ここで具体的数値を代入して、本発明にお
けるスナバ回路のコンデンサ容量を検討する。
【0051】スイッチング素子11及び12のスナバコ
ンデンサ容量を前記従来例の場合と同様に2μF以上と
すると、C1 とC2 の関係は図8に示す様になる。
【0052】C1 とC2 の値はいかなる組合せとしても
スイッチング素子11及び12に対するスナバコンデン
サ容量は等しくなる。
【0053】全スナバコンデンサ容量が最小となるのは
1=C2の時であり、C1=C2=4/3μFとなる。こ
の場合の全スナバコンデンサ容量を算出すると4μFと
なり、前述の従来例に比較するとコンデンサ容量は1/
20以下となることが分る。この様に、このスナバ回路
によれば、従スナバ回路の全スナバコンデンサ容量を大
幅に低減することができ、当然に寸法も小型化すること
ができる。
【0054】又、スイッチング素子11及び12がオフ
した時に電源電圧以上に充電されたコンデンサ35の電
荷は、スナバ抵抗42,スナバコンデンサ35,スナバ
抵抗41を介して電源1に回生される。
【0055】本回路においては、エネルギー回生の為の
放電手段として抵抗を用いているが、コンデンサに蓄え
られた電荷を放電できるものであれば特に限定されるこ
とはなく、例えば、単なる配線を用いて回路を構成して
もスナバ作用により蓄えられた電荷を電源に回生するこ
とができる。
【0056】しかし、実際に使用する回路においては、
スナバコンデンサと回路中のインダクタンスにより共振
が起きてしまい、この共振を吸収可能な電源も現在はな
い為、放電手段として抵抗が用いられる。この放電手段
となる抵抗は、前述の共振を吸収する目的で回路内に接
続されることから、図7中の回路においては、コンデン
サ35及びインダクタンス4の値より最適な抵抗値が決
められる。
【0057】図9に半導体スイッチング素子で直列多重
インバータを構成した電力変換器の回路を示す。
【0058】直流電源1,2により、プラス端子とマイ
ナス端子及びニュートラル端子が出力され、この間にス
イッチング素子11〜14が直列接続されるとともに、
スイッチング素子11と12の接続点と、スイッチング
素子13と14の接続点にそれぞれクランプダイオード
15,16を介してニュートラル端子に接続されてい
る。
【0059】この回路は、図7に示す回路を、スイッチ
ング素子11とクランプダイオード15、及び、クラン
プダイオード16とスイッチング素子14の間にそれぞ
れ接続したものである。
【0060】すなわち、スイッチング素子11とクラン
プダイオード15にスナバダイオード21,スナバコン
デンサ35,スナバダイオード22の直列回路を並列接
続し、スナバコンデンサ35の両端とスイッチング素子
11とクランプダイオード15の接続点間に、スナバコ
ンデンサ31,32が接続される。クランプダイオード
16とスイッチング素子14の間にも上下対称に同様の
スナバ回路が接続されている。
【0061】直列多重インバータ回路において、スイッ
チング素子11とクランプダイオード15,クランプダ
イオード16とスイッチング素子14は交互にスイッチ
ングするので、図7に示す実施例の適用が可能である。
【0062】ここで、出力電圧が変化する各モードにお
ける、回路の動作を説明する。
【0063】出力電圧がE(直流電源1または2の電圧
をEとする)から2Eに変化するモードでは、スイッチ
ング素子12,13のオンにより、直流電源1,2の中
性点からクランプダイオード15,スイッチング素子1
2を介して負荷に電流が供給されている。
【0064】この時、スナバコンデンサ35,31,3
2の電位は、スイッチング素子11がオフしているた
め、31は、電源電圧Eに充電され、スナバコンデンサ
35は、インダクタンス5−スナバダイオード21−ス
ナバコンデンサ35−スナバダイオード22によって、
電源電圧Eに充電される。スナバコンデンサ32は、ス
ナバコンデンサ35,31のマイナス側が共に中性点に
接続されているので、その電荷は放電されている。
【0065】この状態から、スイッチング素子11をオ
ンして出力電圧が2Eになるモードにおけるスナバ回路
の動作は次の様になる。
【0066】スイッチング素子11のオンにより、クラ
ンプダイオード15に流れていた上記電流は直流電源1
−インダクタンス5−スイッチング素子11−クランプ
ダイオード15を介して流れる電流によって打ち消さ
れ、その後、クランプダイオード15は、電圧阻止能力
を回復して、スナバコンデンサ32をスナバダイオード
22側が負となるように充電する。
【0067】一方、スナバコンデンサ31の電荷は、ス
ナバ抵抗41−インダクタンス5−スイッチング素子1
1を介してゼロまで放電すると共に、電荷の一部は、ス
ナバコンデンサ31−スナバコンデンサ35−スナバダ
イオード22−クランプダイオード15−スナバコンデ
ンサ31の経路でも放電し、一旦、スナバコンデンサ3
5にそのエネルギーを移す。
【0068】スナバコンデンサ35に移行した、スナバ
コンデンサ31のエネルギーの一部は、スナバコンデン
サ35−スナバ抵抗器41−直流電源1−スナバダイオ
ード23−スナバ抵抗器45の閉回路で直流電源1に回
生される。
【0069】その後、スイッチング素子13がオフさ
れ、直流電源1−インダクタンス5−スイッチング素子
11−スイッチング素子12−負荷へと電流が供給され
る。
【0070】出力電圧が2EからEに変化するモードで
は、スイッチング素子11,12がオンしているため、
直流電源1−インダクタンス5−スイッチング素子11
−スイッチング素子12−負荷へと主電流が供給されて
いる。
【0071】この時、スナバコンデンサ35,32,3
1の電位は、スイッチング素子11のオンにより、スナ
バコンデンサ31はゼロまで放電されており、スナバコ
ンデンサ35は前述と同様、電源電圧Eに充電されてい
る。スナバコンデンサ32は、クランプダイオード15
のオフにより、電源電圧Eに充電されている。
【0072】この状態からスイッチング素子11がオフ
すると、これまで流れていた電流は、スナバダイオード
21−スナバコンデンサ31に流入すると同時に、スナ
バコンデンサ35−スナバコンデンサ32にも流れる。
スナバコンデンサ32に蓄えられていた電荷は、負荷へ
とバイパスされて、ゼロまで放電する。
【0073】その後、クランプダイオード15−スイッ
チング素子12を介して負荷に電流が供給される。
【0074】一方、スナバコンデンサ32に蓄えられて
いた電荷は、負荷へとバイパスして放電すると同時に、
スナバコンデンサ35を電源電圧E以上に充電する。そ
の後、上記と同様の回生閉回路によって電源1へ回生さ
れる。
【0075】出力電圧がEからゼロへ変化するモードで
は、スイッチング素子12,13がオンしているため、
出力電圧にEを選択していると同様の状態から、スイッ
チング素子12のオフにより、出力電圧がEからゼロに
なる。このモードにおけるスナバ回路の動作は次の様に
なる。
【0076】スイッチング素子12のオフにより、これ
まで流れていた電流は、スナバダイオード23−スナバ
コンデンサ33−フリーホイールダイオード13cへバ
イパスすると同時に、スナバコンデンサ36−スナバコ
ンデンサ34へも分流する。スイッチング素子14がオ
フしているため電源電圧Eまで充電されていたスナバコ
ンデンサ34の電荷は、負荷へとバイパスされてゼロま
で放電する。
【0077】その後、フリーホイールダイオード14c
−フリーホイールダイオード13cを介して、負荷電流
がフリーホイールする。
【0078】一方、スナバコンデンサ34に蓄えられて
いた電荷は負荷にバイパスして放電すると同時に、スナ
バコンデンサ36を電源電圧E以上に充電し(スナバ作
用している期間中)、その後、スナバコンデンサ36に
蓄えられていた電荷は、スナバコンデンサ36−スナバ
抵抗器45−スナバダイオード22−電源2−スナバ抵
抗器44の閉回路で電源2に回生される。
【0079】出力電圧がゼロからEへ変化するモードで
は、スイッチング素子13,14がオンしているため、
負荷から電流が流入している。
【0080】この時、スナバコンデンサ33,34,3
6の電位は、34はゼロまで放電し、36は、スナバダ
イオード23−スナバコンデンサ36−スナバダイオー
ド24−インダクタンス6により電源電圧Eまで充電さ
れ、スナバコンデンサ33は、クランプダイオード16
がオフしているため、電源電圧Eまで充電されている。
【0081】この状態からスイッチング素子14をオフ
した後、スイッチング素子12をオンするモードにおけ
るスナバ回路の動作は次の様になる。
【0082】スイッチング素子14がオフすることによ
り、これまで流れていた主回路電流はスナバコンデンサ
33,36の直列体とスナバコンデンサ34の並列回路
に分流しスナバダイオード24を介して直流電源2に流
れる。
【0083】この時、スナバコンデンサ33の電荷はス
ナバコンデンサ36に移り、電荷がゼロになる。また、
スナバコンデンサ34も電源電圧Eに充電される。
【0084】その後スイッチング素子12がオンし、主
回路電流がスイッチング素子13−クランプダイオード
16の経路で電源1に流れる。
【0085】また、スナバコンデンサ36に電源電圧以
上に蓄えられた電荷は、スナバ抵抗器45−スナバダイ
オード22−電源2−スナバ抵抗器43−スナバコンデ
ンサ36の開回路で電源電圧2に回生される。
【0086】スナバ回路においてスナバコンデンサをこ
のようにデルタ型あるいはそれと等価なスター型に接続
することにより、特願平3−273716 号で詳しく説明した
ように従来のスナバ回路と比べて大幅にスナバ損失を低
減することができる。
【0087】図2の実施例の場合でも上で述べた実施例
とまったく同様、全てのスナバ回路の配線長を等しくす
ることができ、クランプダイオードのリカバリに対して
もスナバ回路が有効に作用し、さらにスイッチング素子
モジュール11,14とスイッチング素子モジュール1
2,13に対するスナバ回路インダクタンスの差を小さ
くできるという効果がある。
【0088】以上は、スイッチング素子モジュールを並
列接続した場合についてであったが、一つのスイッチン
グ素子モジュールで直列多重インバータを構成した場合
の実施例を図3に示す。
【0089】図3は、スイッチング素子モジュール11
〜14を直線状に配置するのではなく、スイッチング素
子モジュール11,クランプダイオードモジュール1
5,16,スイッチング素子モジュール14を直線状に
配置したものである。
【0090】この場合も上で述べた実施例と同様の効果
が得られる。
【0091】またスナバコンデンサをデルタ型あるいは
スター型に接続したスナバ回路の場合も同様であること
はいうまでもない。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、スナバ回路を有する直
列多重インバータにおいて、全てのスナバ回路の配線長
を等しくすることができ、クランプダイオードのリカバ
リに対してもスナバ回路が有効に作用し、さらにスイッ
チング素子間のスナバ回路インダクタンスの差を小さく
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図。
【図2】本発明の一実施例を示す図。
【図3】本発明の一実施例を示す図。
【図4】直列多重インバータの素子配置及びスナバ回路
配置を示す図。
【図5】直列多重インバータの素子配置及びスナバ回路
配置を示す図。
【図6】直列多重インバータの素子配置及びスナバ回路
配置を示す図。
【図7】デルタ型スナバ回路の動作説明図。
【図8】デルタ型スナバ回路の各コンデンサの容量を示
す図。
【図9】デルタ型スナバ回路を直列多重インバータに適
用した図。
【符号の説明】
1,2…直流電源、3…負荷、11〜14…スイッチン
グ素子モジュール、15,16…クランプダイオードモ
ジュール、21〜24…スナバダイオード、31〜36
…スナバコンデンサ、41〜44…スナバ抵抗。
フロントページの続き (72)発明者 筒井 義雄 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02M 7/42 - 7/98

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自己消弧型半導体スイッチング素子とこの
    スイッチング素子に逆並列に接続されたダイオードから
    なる第1,第2,第3及び第4のモジュール型半導体素
    子の直列体を2並列に接続し、この第2及び第3のモジ
    ュール型半導体素子の直列体と逆並列に接続され中性点
    に接続された第1及び第2のモジュール型ダイオードを
    有し、前記並列接続された2つのモジュール型半導体素
    子の直列体の間に前記第1及び第2のモジュール型ダイ
    オードを配置した直列多重インバータ。
  2. 【請求項2】自己消弧型半導体スイッチング素子とこの
    スイッチング素子に逆並列に接続されたダイオードから
    なる第1,第2,第3及び第4のモジュール型半導体素
    子の直列体を2並列に接続し、この第2及び第3のモジ
    ュール型半導体素子の直列体と逆並列に接続され中性点
    に接続された第1及び第2のモジュール型ダイオードを
    有し、前記並列接続された2つのモジュール型半導体素
    子の直列体の間に前記第1及び第2のモジュール型ダイ
    オードを配置し、このモジュール型ダイオード上にそれ
    ぞれ第2,第3のスナバ回路を配置し、第1及び第4の
    モジュール型半導体素子の第1及び第4のスナバ回路を
    配置し、これらのスナバ回路が直線的にレイアウトされ
    た直列多重インバータ。
  3. 【請求項3】自己消弧型半導体スイッチング素子とこの
    スイッチング素子に逆並列に接続されたダイオードから
    なる第1,第2,第3及び第4のモジュール型半導体素
    子の直列体を2並列に接続し、この第2及び第3のモジ
    ュール型半導体素子の直列体と逆並列に接続され中性点
    に接続された第1及び第2のモジュール型ダイオード
    と、前記モジュール型半導体素子の直列体の両端にそれ
    ぞれ一端を接続された第3及び第4のダイオードと、前
    記中性点に一端をそれぞれ接続された第5及び第6のダ
    イオードと、前記第3と第5のダイオードそれぞれの他
    端及び前記第1及び第2のモジュール型半導体素子の接
    続点の3点間、及び前記第4と第6のダイオードそれぞ
    れの他端及び前記第3及び第4のモジュール型半導体素
    子の接続点の3点間にそれぞれ接続されたデルタ型また
    はスター型に結線された第1及び第2の複数の容量性素
    子を有し、前記並列接続された2つのモジュール型半導
    体素子の直列体の間に前記第1及び第2のモジュール型
    ダイオードを配置することを特徴とする直列多重インバ
    ータ。
  4. 【請求項4】自己消弧型半導体スイッチング素子とこの
    スイッチング素子に逆並列に接続されたダイオードから
    なる第1,第2,第3及び第4のモジュール型半導体素
    子の直列体と、この第2及び第3のモジュール型半導体
    素子の直列体と逆並列に接続され中性点に接続された第
    1及び第2のモジュール型ダイオードを有し、前記第1
    のモジュール型半導体素子,第1,第2のモジュール型
    ダイオード及び第4のモジュール型半導体素子を直線状
    に配置することを特徴とする直列多重インバータ。
  5. 【請求項5】自己消弧型半導体スイッチング素子とこの
    スイッチング素子に逆並列に接続されたダイオードから
    なる第1,第2,第3及び第4のモジュール型半導体素
    子の直列体と、この第2及び第3のモジュール型半導体
    素子の直列体と逆並列に接続され中性点に接続された第
    1及び第2のモジュール型ダイオードと、前記モジュー
    ル型半導体素子の直列体の両端にそれぞれ一端を接続さ
    れた第3及び第4のダイオードと、前記中性点に一端を
    それぞれ接続された第5及び第6のダイオードと、前記
    第3と第5のダイオードそれぞれの他端及び前記第1及
    び第2のモジュール型半導体素子の接続点の3点間、及
    び前記第4と第6のダイオードそれぞれの他端及び前記
    第3及び第4のモジュール型半導体素子の接続点の3点
    間にそれぞれ接続されたデルタ型またはスター型に結線
    された第1及び第2の複数の容量性素子を有し、前記デ
    ルタ型またはスター型に結線された複数の容量性素子
    は、全ての自己消弧型半導体スイッチング素子に対する
    スナバ作用に寄与する容量が実質的に同一となるよう選
    定されており、前記第1のモジュール型半導体素子,第
    1,第2のモジュール型ダイオード及び第4のモジュー
    ル型半導体素子を直線状に配置することを特徴とする直
    列多重インバータ。
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