JPH08182340A - スナバ回路及びインバータ回路 - Google Patents

スナバ回路及びインバータ回路

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JPH08182340A
JPH08182340A JP6317837A JP31783794A JPH08182340A JP H08182340 A JPH08182340 A JP H08182340A JP 6317837 A JP6317837 A JP 6317837A JP 31783794 A JP31783794 A JP 31783794A JP H08182340 A JPH08182340 A JP H08182340A
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snubber
diode
switching element
snubber diode
capacitor
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JP6317837A
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Katsunori Naganuma
克範 長沼
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スナバ抵抗の個数を半減して、小型化を図る
スナバ回路及びインバ−タ回路を提供することを目的と
する。 【構成】 直列に接続されたIGBT5とIGBT6の
接続点にカソード端子が接続されたスナバダイオード27
と、こののスナバダイオード27のカソード端子にアノー
ド端子が接続されたスナバダイオード28と、スナバダイ
オード27のアノード端子とIGBT5との間に接続され
たスナバコンデンサ31と、スナバダイオード28のカソー
ド端子とIGBT6との間に接続されたスナバコンデン
サ32と、スナバダイオード27のアノード端子とスナバダ
イオード28のカソード端子との間に接続されたスナバ抵
抗36とを有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスナバ回路及び中性点ク
ランプ方式のインバータ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両などの駆動システムは、従来直
流電動機が用いられていたが、パワーエレクトロニクス
の発達に伴い、インバータで3相交流に変換し保守の容
易な誘導電動機で駆動するシステムに置き換えられつつ
ある。しかしながらインバータで誘導電動機を駆動する
と特有な磁歪音が発生するため、この磁歪音を軽減する
ために高速スイッチング素子(例としてIGBT)で中
性点クランプ方式のインバータ回路を構成することが考
えられてきた。
【0003】図4はIGBTを用いた中性点クランプ方
式によるインバータ回路の1相分の構成図である。電源
1に対してフィルタリアクトル2を介してフィルタコン
デンサ3,4が電源1を2分圧するように接続されてい
る。又、電源1と並列にIGBT5,6,7,8が4個
直列に接続され、各IGBT5,6,7,8と並列にフ
リーホイールダイオード9,10,11,12が接続されてい
る。フィルタコンデンサ3,4の分圧点(中性点)から
IGBT5とIGBT6との間に、クランプダイオード
16が、又IGBT7とIGBT8との間にクランプダイ
オード17が接続されている。各クランプダイオード16,
17には、スナバダイオード13とスナバ抵抗15の並列回路
にスナバコンデンサ14を接続したスナバ回路が並列に接
続されている。更に各IGBT5,6,7,8には、ス
ナバダイオード18とスナバ抵抗20の並列回路にスナバコ
ンデンサ19を接続したスナバ回路が並列に接続されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】中性点クランプ方式で
インバータ回路を構成した場合、IGBTなどのスイッ
チング素子の耐圧は通常のブリッジ回路の1/2で済む
が、その半面スイッチング素子の個数は通常のブリッジ
回路の2倍となり、これに伴いスイッチング素子回りの
スナバ回路、即ちスナバダイオード、スナバ抵抗、スナ
バコンデンサの分量が2倍となる難点があった。特にス
ナバ抵抗は占有体積が大きく、インバータ回路の小型化
を妨げていた。
【0005】そこで本発明は上述した問題点を解決する
ためになされたもので、スナバ抵抗の個数を従来回路の
1/2として小型化を図るスナバ回路及びインバータ回
路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために請求項1に記載の発明は、直列に接続された第1
のスイッチング素子と第2のスイッチング素子の接続点
にカソード端子が接続された第1のスナバダイオード
と、この第1のスナバダイオードのカソード端子にアノ
ード端子が接続された第2のスナバダイオードと、第1
のスナバダイオードのアノード端子と第1のスイッチン
グ素子との間に接続された第1のスナバコンデンサと、
第2のスナバダイオードのカソード端子と第2のスイッ
チング素子との間に接続された第2のスナバコンデンサ
と、第1のスナバダイオードのアノード端子と第2のス
ナバダイオードのカソード端子との間に接続されたスナ
バ抵抗とを有してなる。
【0007】また請求項2に記載の発明は、電圧源の正
極側に一端がそれぞれ直列に接続された複数の第1のス
イッチング素子と、これら第1のスイッチング素子の他
端それぞれと電圧源の負極側との間にそれぞれ接続され
た複数の第2のスイッチング素子と、第1のスイッチン
グ素子と第2のスイッチング素子との接続点にカソード
端子が接続された第1のスナバダイオードと、この第1
のスナバダイオードのカソード端子にアノード端子が接
続された第2のスナバダイオードと、第1のスナバダイ
オードのアノード端子と第1のスイッチング素子との間
に接続された第1のスナバコンデンサと、第2のスナバ
ダイオードのカソード端子と第2のスイッチング素子と
の間に接続された第2のスナバコンデンサと、第1のス
ナバダイオードのアノード端子と第2のスナバダイオー
ドのカソード端子との間に接続されたスナバ抵抗と直列
に接続された第1のスイッチング素子と第2のスイッチ
ング素子の接続点にカソード端子が接続された第1のス
ナバダイオードと、この第1のスナバダイオードのカソ
ード端子にアノード端子が接続された第2のスナバダイ
オードと、第1のスナバダイオードのアノード端子と第
1のスイッチング素子との間に接続された第1のスナバ
コンデンサと、第2のスナバダイオードのカソード端子
と第2のスイッチング素子との間に接続された第2のス
ナバコンデンサと、第1のスナバダイオードのアノード
端子と第2のスナバダイオードのカソード端子との間に
接続されたスナバ抵抗とを有してなる。
【0008】又請求項3に記載の発明では、第1の電圧
源の正極側に直列にそれぞれ接続された複数の第1のス
イッチング素子と、これら第1のスイッチング素子それ
ぞれと直列に接続された複数の第2のスイッチング素子
と、これら第2のスイッチング素子それぞれと直列に接
続された複数の第3のスイッチング素子と、これら第3
のスイッチング素子それぞれと、第1の電圧源の負極側
に正極側が接続された第2の電圧源の負極側との間にそ
れぞれ接続された第4のスイッチング素子と、第1のス
イッチング素子と第2のスイッチング素子との接続点
と、第1の電圧源と第2の電圧源との間に接続された第
1のクランプダイオードと、第3のスイッチング素子と
第4のスイッチング素子との接続点と、第1のクランプ
ダイオードとの間に接続された第2のクランプダイオー
ドと、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素
子との接続点にカソード端子が接続された第1のスナバ
ダイオードと、この第1のスナバダイオードのカソード
端子にアノード端子が接続された第2のスナバダイオー
ドと、第1のスナバダイオードのアノード端子と第1の
スイッチング素子との間に接続された第1のスナバコン
デンサと、第2のスナバダイオードのカソード端子と第
2のスイッチング素子との間に接続された第2のスナバ
コンデンサと、第1のスナバダイオードのアノード端子
と第2のスナバダイオードのカソード端子との間に接続
された第1のスナバ抵抗と、第3のスイッチング素子と
第4のスイッチング素子との接続点にカソード端子が接
続された第3のスナバダイオードと、この第3のスナバ
ダイオードのカソード端子にアノード端子が接続された
第4のスナバダイオードと、第3のスナバダイオードの
アノード端子と第3のスイッチング素子との間に接続さ
れた第3のスナバコンデンサと、第4のスナバダイオー
ドのカソード端子と第4のスイッチング素子との間に接
続された第4のスナバコンデンサと、第3のスナバダイ
オードのアノード端子と第4のスナバダイオードのカソ
ード端子との間に接続された第2のスナバ抵抗とを有し
てなる。
【0009】又請求項4に記載の発明では、請求項3に
記載のインバータ回路において、第1のクランプダイオ
ードと第2のクランプダイオードとの接続点にカソード
端子が接続された第5のスナバダイオードと、この第5
のスナバダイオードのカソード端子にアノード端子が接
続された第6のスナバダイオードと、第5のスナバダイ
オードのアノード端子と第1のクランプダイオードとの
間に接続された第5のスナバコンデンサと、第6のスナ
バダイオードのカソード端子と第2のクランプダイオー
ドとの間に接続された第6のスナバコンデンサと、第5
のスナバダイオードのアノード端子と第6のスナバダイ
オードのカソード端子との間に接続された第3のスナバ
抵抗とを有してなる。
【0010】
【作用】上述した構成により、請求項1乃至請求項4に
記載の発明では、第1及び第2のスイッチング素子がと
もにオンの状態から、第1のスイッチング素子がオフす
ると第1のスナバコンデンサは第1の電圧源電圧まで充
電する。さらに、第1のスイッチング素子がオンすると
第1のスナバコンデンサの電荷は第1のスイッチング素
子,第2のスナバダイオード,第1のスナバ抵抗を経由
して放電し、次に第1のスイッチング素子がオフすると
きのサージ吸収能力を回復する。また、第1のスイッチ
ング素子がオフ状態のまま、第2のスイッチング素子が
オンの状態からオフすると第2のスナバコンデンサは第
2の電圧源電圧まで充電するが、次に第2のスイッチン
グ素子がオンしたときに第2のスナバコンデンサの電荷
は第1のスナバ抵抗,第1のスナバダイオード,第2の
スイッチング素子を経由して放電し、次回第2のスイッ
チング素子がオフするときのサージ吸収能力を回復す
る。同様に、第3及び第4のスイッチング素子がともに
オンの状態から、第4のスイッチング素子がオフすると
第4のスナバコンデンサは第1の電圧源電圧まで充電す
る。さらに、第4のスイッチング素子がオンすると第4
のスナバコンデンサの電荷は第2のスナバ抵抗,第3の
スナバダイオード,第4のスイッチング素子を経由して
放電し、次に第4のスイッチング素子がオフするときの
サージ吸収能力を回復する。また、第4のスイッチング
素子がオフ、第3のスイッチング素子がオンの状態から
第3のスイッチング素子がオフすると第3のスナバコン
デンサは第2の電源電圧まで充電するが、次に第3のス
イッチング素子がオンしたときに第3のスナバコンデン
サの電荷は第3のスイッチング素子,第4のスナバダイ
オード,第2のスナバ抵抗を経由して放電し、次回第3
のスイッチング素子がオフするときのサージ吸収能力を
回復する。
【0011】一方、第1のスイッチング素子がオフ,第
2のスイッチング素子がオンの状態で、電流が第1のク
ランプダイオード,第2のスイッチング素子を経由して
流れているときに第1のスイッチング素子をオンする
と、第1のクランプダイオードに逆電圧がかかり第1の
クランプダイオードはオフするが、この時第5のスナバ
コンデンサにより第5のクランプダイオードに印加され
るサージ電圧を抑制する。第5のスナバコンデンサの電
荷は、次に第5のクランプダイオード5がターンオンし
たときに、第5のクランプダイオード5,第6のスナバ
ダイオード,第3のスナバ抵抗を通って放電し、次回の
ターンオフに備える。同様に、第3のスイッチング素子
がオン,第4のスイッチング素子がオフの状態で、電流
が第3のスイッチング素子,第2のクランプダイオード
を経由して流れているときに第3のスイッチング素子を
オンすると第2のクランプダイオードに逆電圧がかかり
第2のクランプダイオードはオフするが、この時第6の
スナバコンデンサ26により第2のクランプダイオードに
印加されるサージ電圧を抑制する。第6のスナバコンデ
ンサの電荷は、次に第2のクランプダイオードがターン
オンしたときに、第3のスナバ抵抗,第5のスナバダイ
オード,第2のクランプダイオードを通って放電し、次
回のターンオフに備える。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説
明する。図1は本発明の一実施例を示す高速スイッチン
グ素子としてIGBTを用いた中性点クランプ方式によ
るインバータ回路の1相分の構成図である。
【0013】直流電源1と並列にリアクトル2を介して
フィルタコンデンサ3,4が接続されている。このフィ
ルタコンデンサ3,4と並列に4つのIGBT5,6,
7,8が接続され、各IGBT5,6,7,8には並列
にフリーホイールダイオード9,10,11,12が接続され
ている。IGBT5とIGBT6との接続点と中性点C
との間にはクランプダイオード25が、IGBT7とIG
BT8との接続点と中性点Cとの間にはクランプダイオ
ード26が接続される。IGBT5のコレクタにはスナバ
コンデンサ31が、IGBT6のエミッタにはスナバコン
デンサ32が接続され、スナバコンデンサ31とスナバコン
デンサ32との間にはスナバダイオード27とスナバダイオ
ード28が直列に接続される。スナバダイオード27とスナ
バダイオード28との接続点は、IGBT5とIGBT6
との接続点に接続される。スナバダイオード27のアノー
ドとスナバダイオード28のカソードとの間にはスナバ抵
抗36が接続される。一方、IGBT7のコレクタにはス
ナバコンデンサ33が、IGBT8のエミッタにはスナバ
コンデンサ34が接続され、スナバコンデンサ33とスナバ
コンデンサ34との間にはスナバダイオード29とスナバダ
イオード30が直列に接続される。スナバダイオード29と
スナバダイオード30との接続点は、IGBT7とIGB
T8との接続点に接続される。スナバダイオード29のア
ノードとスナバダイオード30のカソードとの間にはスナ
バ抵抗37が接続される。また、クランプダイオード25の
カソードにはスナバコンデンサ23が、クランプダイオー
ド26のアノードにはスナバコンデンサ24が接続され、ス
ナバコンデンサ23とスナバコンデンサ24との間にはスナ
バダイオード21とスナバダイオード22が直列に接続され
る。スナバダイオード21とスナバダイオード22との接続
点は、クランプダイオード25とクランプダイオード26と
の接続点に接続される。スナバダイオード21のアノード
とスナバダイオード22のカソードとの間にはスナバ抵抗
35が接続される。
【0014】そしてクランプダイオード25とクランプダ
イオード26との接続点は中性点Cとなり、IGBT6と
IGBT7との接続点は交流出力端子Yとなる。図2は
図1に示されるIGBTのスイッチング状態を示す図で
ある。
【0015】直流電源1を2Eとして、フィルタコンデ
ンサ3,4間各々の端子間電圧をEとすると、図2に示
すようなスイッチング状態によって相電圧を得る。図2
に示すモードが1から2に移った時にはIGBT5がオ
ンからオフに変化する。この時、サージ電圧がIGBT
5のコレクタ−エミッタ間に生じるが、このサージ電圧
はスナバコンデンサ31に充電される。そしてスナバコン
デンサ31はフィルタコンデンサ3の端子間電圧Eまで充
電される。そしてモード2の状態では、IGBT5がオ
フ状態であるため、電流はクランプダイオード25を介し
てIGBT6を通り中性点Cから交流出力端子Yへと流
れる。次にモードが2から1に移った時にはIGBT5
がオフからオンに変化する。するとスナバコンデンサ31
に充電された電荷はIGBT5,スナバダイオード28,
スナバ抵抗36を介して放電され、次にIGBT5がオフ
する際のサージ吸収能力を回復する。又クランプダイオ
ード25には逆電圧がかかるためクランプダイオード25は
オフ状態となる。この時、サージ電圧がクランプダイオ
ード25のカソード−アノード間に生じるが、このサージ
電圧はスナバコンデンサ23に充電される。そしてスナバ
コンデンサ23はフィルタコンデンサ3の端子間電圧Eま
で充電される。スナバコンデンサ23の電荷は、次にモー
ドが1から2に移ってクランプダイオード25がターンオ
ンした場合に、クランプダイオード25,スナバダイオー
ド22,スナバ抵抗35を介して放電され、次にクランプダ
イオード25がターンオフする際のサージ吸収能力を回復
する。
【0016】又、モードが2から3に移った時にはIG
BT6がオンからオフに変化する。この時、サージ電圧
がIGBT6のコレクタ−エミッタ間に生じるが、この
サージ電圧はスナバダイオード28を介してスナバコンデ
ンサ32に充電される。そしてスナバコンデンサ32はフィ
ルタコンデンサ4の端子間電圧Eまで充電される。次に
モードが3から2に移った時にはIGBT6がオフから
オンに変化する。するとスナバコンデンサ32に充電され
た電荷はスナバ抵抗36,スナバダイオード27,IGBT
6を介して放電され、次にIGBT6がオフする際のサ
ージ吸収能力を回復する。又IGBT8はオンからオフ
に変化する。この時、サージ電圧がIGBT8のコレク
タ−エミッタ間に生じるが、このサージ電圧はスナバダ
イオード30を介してスナバコンデンサ34に充電される。
そしてスナバコンデンサ34はフィルタコンデンサ4の端
子間電圧Eまで充電される。そしてモード2の状態で
は、IGBT8がオフ状態であるため、電流はIGBT
7を介してクランプダイオード26を通り交流出力端子Y
から中性点Cへと流れる。次にモードが2から3に移っ
た時にはIGBT8がオフからオンに変化する。すると
スナバコンデンサ34に充電された電荷はスナバ抵抗37,
スナバダイオード29,IGBT8を介して放電され、次
にIGBT5がオフする際のサージ吸収能力を回復す
る。又クランプダイオード26に逆電圧がかかるためクラ
ンプダイオード26はオフ状態となる。この時、サージ電
圧がクランプダイオード26のカソード−アノード間に生
じるが、このサージ電圧はスナバダイオード22を介して
スナバコンデンサ24に充電される。そしてスナバコンデ
ンサ24はフィルタコンデンサ4の端子間電圧Eまで充電
される。スナバコンデンサ24の電荷は、次にモードが3
から2に移ってクランプダイオード26がターンオンした
場合に、スナバ抵抗35,スナバダイオード21,クランプ
ダイオード26を介して放電され、次にクランプダイオー
ド26がターンオフする際のサージ吸収能力を回復する。
【0017】同様にモードが2から1に移った時にはI
GBT7がオンからオフに変化する。この時、サージ電
圧がIGBT7のコレクタ−エミッタ間に生じるが、こ
のサージ電圧はスナバコンデンサ33に充電される。そし
てスナバコンデンサ33はフィルタコンデンサ3の端子間
電圧Eまで充電される。次にモードが1から2に移った
時にはIGBT7がオンからオフに変化する。するとス
ナバコンデンサ33に充電された電荷はIGBT7,スナ
バダイオード30,スナバ抵抗37を介して放電され、次に
IGBT7がオフする際のサージ吸収能力を回復する。
【0018】このように従来の技術ではスイッチング素
子1つに対してそれぞれスナバ回路を設けていたが、本
実施例のようにスナバ抵抗を半減したスナバ回路を設け
ることで、従来と同様にスイッチング素子のターンオフ
時のサージ電圧を抑制することができ、又サージ電圧吸
収能力を回復するためのスナバコンデンサの放電を行う
ことができる。
【0019】本実施例では、インバータ回路の1相分の
みを説明したが、図3に示すように図1に示される1相
分の回路Aを3相分備えることによりインバータ回路が
構成できる。そしてそれぞれの交流出力端子Yに誘導電
動機IMなどの負荷を接続し、図2に示すような各IG
BTのスイッチングのタイミングを各相毎に 120°ずら
して行えば、誘導電動機IMには線間電圧が2E,E,
0,−E,−2Eの電圧ステップをもつ矩形波交流電圧
が得られる。特に本実施例のインバータ回路を多数用い
て誘導電動機等を駆動するシステムを構成すると省スペ
ース化を図ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
ナバ抵抗の個数を半減して小型化を図るスナバ回路及び
インバータ回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すインバータ回路の1相
分の構成図である。
【図2】インバータ回路を構成するIGBTのスイッチ
ング状態を示す図である。
【図3】本発明の一実施例を示すインバータ回路の構成
図である。
【図4】従来のインバータ回路の1アーム分を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 直流電源3,4 フィルタコンデンサ 5,6,7,8 IGBT 9,10,11,12 フリーホイールダイオード 21,22,27,28,29,30 スナバダイオード 23,24,31,32,33,34 スナバコンデンサ 25,26 クランプダイオード 35,36,37 スナバ抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続された第1のスイッチング素
    子と第2のスイッチング素子の接続点にカソード端子が
    接続された第1のスナバダイオードと、 この第1のスナバダイオードのカソード端子にアノード
    端子が接続された第2のスナバダイオードと、 前記第1のスナバダイオードのアノード端子と前記第1
    のスイッチング素子との間に接続された第1のスナバコ
    ンデンサと、 前記第2のスナバダイオードのカソード端子と前記第2
    のスイッチング素子との間に接続された第2のスナバコ
    ンデンサと、 前記第1のスナバダイオードのアノード端子と前記第2
    のスナバダイオードのカソード端子との間に接続された
    スナバ抵抗とを有するスナバ回路。
  2. 【請求項2】 電圧源の正極側に一端がそれぞれ直列に
    接続された複数の第1のスイッチング素子と、 これら第1のスイッチング素子の他端それぞれと前記電
    圧源の負極側との間にそれぞれ接続された複数の第2の
    スイッチング素子と、 前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング
    素子との接続点にカソード端子が接続された第1のスナ
    バダイオードと、 この第1のスナバダイオードのカソード端子にアノード
    端子が接続された第2のスナバダイオードと、 前記第1のスナバダイオードのアノード端子と前記第1
    のスイッチング素子との間に接続された第1のスナバコ
    ンデンサと、 前記第2のスナバダイオードのカソード端子と前記第2
    のスイッチング素子との間に接続された第2のスナバコ
    ンデンサと、 前記第1のスナバダイオードのアノード端子と前記第2
    のスナバダイオードのカソード端子との間に接続された
    スナバ抵抗とを有するインバータ回路。
  3. 【請求項3】 第1の電圧源の正極側に直列にそれぞれ
    接続された複数の第1のスイッチング素子と、 これら第1のスイッチング素子それぞれと直列に接続さ
    れた複数の第2のスイッチング素子と、 これら第2のスイッチング素子それぞれと直列に接続さ
    れた複数の第3のスイッチング素子と、 これら第3のスイッチング素子それぞれと、前記第1の
    電圧源の負極側に正極側が接続された第2の電圧源の負
    極側との間にそれぞれ接続された第4のスイッチング素
    子と、 前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング
    素子との接続点と、前記第1の電圧源と前記第2の電圧
    源との間に接続された第1のクランプダイオードと、 前記第3のスイッチング素子と前記第4のスイッチング
    素子との接続点と、前記第1のクランプダイオードとの
    間に接続された第2のクランプダイオードと、 前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング
    素子との接続点にカソード端子が接続された第1のスナ
    バダイオードと、 この第1のスナバダイオードのカソード端子にアノード
    端子が接続された第2のスナバダイオードと、 前記第1のスナバダイオードのアノード端子と前記第1
    のスイッチング素子との間に接続された第1のスナバコ
    ンデンサと、 前記第2のスナバダイオードのカソード端子と前記第2
    のスイッチング素子との間に接続された第2のスナバコ
    ンデンサと、 前記第1のスナバダイオードのアノード端子と前記第2
    のスナバダイオードのカソード端子との間に接続された
    第1のスナバ抵抗と、 前記第3のスイッチング素子と前記第4のスイッチング
    素子との接続点にカソード端子が接続された第3のスナ
    バダイオードと、 この第3のスナバダイオードのカソード端子にアノード
    端子が接続された第4のスナバダイオードと、 前記第3のスナバダイオードのアノード端子と前記第3
    のスイッチング素子との間に接続された第3のスナバコ
    ンデンサと、 前記第4のスナバダイオードのカソード端子と前記第4
    のスイッチング素子との間に接続された第4のスナバコ
    ンデンサと、 前記第3のスナバダイオードのアノード端子と前記第4
    のスナバダイオードのカソード端子との間に接続された
    第2のスナバ抵抗とを有するインバータ回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のインバータ回路におい
    て、 前記第1のクランプダイオードと前記第2のクランプダ
    イオードとの接続点にカソード端子が接続された第5の
    スナバダイオードと、 この第5のスナバダイオードのカソード端子にアノード
    端子が接続された第6のスナバダイオードと、 前記第5のスナバダイオードのアノード端子と前記第1
    のクランプダイオードとの間に接続された第5のスナバ
    コンデンサと、 前記第6のスナバダイオードのカソード端子と前記第2
    のクランプダイオードとの間に接続された第6のスナバ
    コンデンサと、 前記第5のスナバダイオードのアノード端子と前記第6
    のスナバダイオードのカソード端子との間に接続された
    第3のスナバ抵抗とを有するインバータ回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10285950A (ja) * 1997-04-03 1998-10-23 Fuji Electric Co Ltd 3レベル電力変換装置の主回路
JP2010252548A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Fuji Electric Systems Co Ltd 3レベル電力変換器のスナバ回路

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