JP2799459B2 - 刺繍用ミシン - Google Patents

刺繍用ミシン

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JP2799459B2 JP1083346A JP8334689A JP2799459B2 JP 2799459 B2 JP2799459 B2 JP 2799459B2 JP 1083346 A JP1083346 A JP 1083346A JP 8334689 A JP8334689 A JP 8334689A JP 2799459 B2 JP2799459 B2 JP 2799459B2
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B21/00Sewing machines with devices for automatically controlling movement of work-carrier relative to stitch-forming mechanism in order to obtain particular configuration of seam, e.g. programme-controlled for sewing collars, for attaching pockets

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は刺繍用ミシンに関するもので、特に、X軸及
びY軸方向に移動する刺繍用ミシンに関するものであ
る。
[従来の技術] 従来のこの種の刺繍用ミシンとして、特開昭63−2836
94公報に掲載の技術を挙げることができる。
この公報に掲載の技術は、ステッピングモータによっ
て刺繍枠をX軸方向及びY軸方向に移動させるものであ
り、外部のコントローラから受けたディジタル信号によ
って所定の刺繍を行なうものである。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来の刺繍用ミシンは、そのディジタル処理
を容易にするためステッピングモータを使用しており、
その駆動トルクはあまり大きくなかった。即ち、通常の
刺繍動作中には支障がないものの、ベースの上部に何等
かの障害物が存在するとX軸方向またはY軸方向に対す
る刺繍枠の移動が拘束され、刺繍動作中にその刺繍位置
がずれる可能性がある。また、刺繍動作中に電圧が低下
した場合にも、その刺繍位置がずれる可能性がある。こ
のように、所定の個所で刺繍の位置がずれると、最後ま
でそのずれの影響を除去することができなかった。
そこで、本発明は、縫製中にステッピングモータの移
動が拘束されたとき、その移動量を補正して、本来の指
定位置で刺繍を行なうことができる刺繍用ミシンの提供
を課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 請求項1にかかる刺繍用ミシンは、X軸方向に刺繍枠
を移動するX軸ステップングモータ及び前記X軸ステッ
ピングモータの軸に配設したX軸エンコーダ及びX軸方
向の刺繍枠の基準位置を検出するX軸ホームポジション
スイッチと、Y軸方向に刺繍枠を移動するY軸ステッピ
ングモータ及び前記Y軸ステッピングモータの軸に配設
したY軸エンコーダ及びY軸方向の刺繍枠の基準位置を
検出するY軸ホームポジションスイッチと、独立駆動す
る前記X軸ステッピングモータとY軸ステッピングモー
タを同期させる信号を出力する針上センサと、刺繍枠を
移動させるX軸方向及びY軸方向の目標位置を記憶する
ターゲットメモリと、X軸及びY軸エンコーダの出力信
号を計数し、刺繍枠の実際の位置を表わすカウンタとを
具備し、前記ターゲットメモリとカウンタの値の差を計
算し、それを補正値として、前記ターゲットメモリの内
容を補正するものである。
請求項2にかかる刺繍用ミシンは、上記請求項1の補
正を、ターゲットメモリとカウンタの値の差を計算し、
それを補正値として、前記ターゲットメモリの内容を補
正し、スイッチ操作を判断して継続動作に入ることを許
容するものである。
[作用] 請求項1においては、X軸ホームポジションスイッチ
でX軸方向の刺繍枠の基準位置を検出し、Y軸ホームポ
ジションスイッチでY軸方向の刺繍枠の基準位置を検出
する。このとき、刺繍枠を移動させるX軸方向及びY軸
方向の目標位置を記憶するターゲットメモリと、刺繍枠
のX軸方向及びY軸方向の実際の位置を表わすカウンタ
とをクリアする。その後、針上センサで独立駆動する前
記X軸ステッピングモータとY軸ステッピングモータを
同期させて刺繍枠を移動させるたびに、前記ターゲット
メモリの値とカウンタの値の差を計算し、それを補正値
として、前記ターゲットメモリの内容を補正するもので
ある。
請求項2においては、上記請求項1の補正を、ターゲ
ットメモリとカウンタの値の差を計算し、それを補正値
として、前記ターゲットメモリの内容を補正し、スイッ
チの操作を待って継続動作に入るか否かを判断し、不良
品の検出を早い時期に行なうものである。
[実施例] 以下、本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例の刺繍用ミシンの全体の斜
視図である。また、第2図は本発明の一実施例の刺繍用
ミシンのベッドカバーを外した場合の底面図、第3図は
本発明の一実施例の刺繍用ミシンのX軸方向の構造を示
す要部断面図、第4図は本発明の一実施例の刺繍用ミシ
ンのY軸方向の構造を示す要部断面図である。
本実施例の刺繍用ミシンの外観は第1図の斜視図に示
すように、針板40及びその針板40に穿設された針挿通孔
41を上面に有するベース14と、そのベース14の端部に針
44を装着した針棒、針棒腕等を内蔵したアームハウジン
グ42及びトップカバー43、また、ベース14の上面のX軸
方向及びY軸方向に沿って平行移動する刺繍枠1等を有
している。
前記刺繍ホルダ1はX軸モータブラケット6に固着さ
れたX軸シャフト7を挿通させており、X軸タイミング
ベルトホルダ5によってX軸タイミングベルト4に固定
されている。X軸ステッピングモータ11に取付けられた
X軸ギア8と、X軸タイミングプーリ2と、そのX軸タ
イミングプーリ2とX軸アイドルプーリ3との間に張架
されたX軸タイミングベルト4によって、X軸ステッピ
ングモータ11が回転すると、第3図の上下方向に伸びた
X軸シャフト7に沿って平行移動する。
X軸モータブラケットホルダ13はベース14に固定され
たY軸シャフト15を挿通しており、また、Y軸モータタ
イミングベルトホルダ16によってY軸タイミングベルト
17に固定されている。ベース14にビス止め等により固着
されたY軸モータブラケット22に取付けられたY軸ステ
ッピングモータ18が回転すると、そのY軸ステッピング
モータ18に取付けられたY軸モータギア19及びY軸タイ
ミングプーリ20が回転し、そのY軸タイミングプーリ20
とY軸アイドルプーリ21との間に張架されれたY軸タイ
ミングベルト17によって、Y軸モータタイミングベルト
ホルダ16はY軸シャフト15に沿って平行移動する。
X軸ステッピングモータ11とY軸ステッピングモータ
18は、針上センサ23の信号に同期して、第5図のマイク
ロコンピュータ24により出力されるパルスによって独立
して駆動される。
第3図に示すX軸ロータリーエンコーダディスク25
は、X軸ステッピングモータ11のシャフトに固着されて
いる。X軸フォトインタラプタ基板26は、前述のX軸ロ
ータリーエンコーダディスク25をフォトインタラプタ27
の受光部と発光部の間で挾むようにX軸モータブラケッ
ト6に取付けられている。なお、前記X軸ロータリエン
コーダディスク25、X軸フォトインタラプタ基板26、フ
ォトインタラプタ27はX軸ロータリーエンコーダを構成
している。このフォトインタラプタ27の信号は第5図の
カウンタ28に入力される。
また、X軸ホームポジションスイッチ29は刺繍枠ホル
ダ1が図の右端まで移動したときに、刺繍枠ホルダ1の
側面に押されて、接点が接触するようにX軸モータブラ
ケット6に取付けられている。このX軸ホームポジショ
ンスイッチ29は、刺繍枠ホルダ1が第1図の右端奥まで
移動したときに、刺繍枠ホルダ1の側面に押されて、接
点が接触するようにX軸モータブラケット6に取付けら
れている。このX軸ホームポジションスイッチ29の信号
は、第5図のマイクロコンピュータ24に入力される。同
様に、Y軸ロータリーエンコーダディスク30はY軸ステ
ッピングモータ18のシャフトに固着されている。Y軸フ
ォトインタラプタ基板31は前述のY軸ロータリーエンコ
ーダディスク30をフォトインタラプタ32の受光部と発光
部の間で挾むようにY軸モータブラケット22に取付けら
れている。なお、前記Y軸ロータリーエンコーダディス
ク30、Y軸フォトインタラプタ基板31、フォトインタラ
プタ32はY軸ロータリーエンコーダを構成している。
このフォトインタラプタ32の信号は第5図のカウンタ
28に入力される。また、Y軸ホームポジションセンサ基
板33は、Y軸タイミングベルト17に固着されたY軸モー
タタイミングベルトホルダ16に取付けられた遮光板34が
図の右端まで移動したときにY軸ホームポジションスイ
ッチ35の受光部と発光部の間に挾るようにベース14に取
付けられている。このY軸ホームポジションスイッチ35
の信号は第5図のマイクロコンピュータ24に入力され
る。このマイクロコンピュータ24とカウンタ28との間
は、カウント値リセット及びカウント値出力要求信号
線、カウント値出力線で直接接続されている。
第5図は本発明の一実施例の刺繍用ミシンを制御する
刺繍用ミシン制御装置の概略構成図である。
前述したマイクロコンピュータ24は、その外部のパー
ソナルコンピュータ等のコントローラから刺繍用データ
を受信するものである。また、マイクロコンピュータ24
は針44を駆動するメインモータ、図示しない釜と針44の
動作タイミング等を合せるクラッチソレノイド、パルス
モータからなるX軸ステッピングモータ11、同じく、パ
ルスモータからなるY軸ステッピングモータ18、刺繍枠
1の移動のずれが発生したことを表示する表示ランプ等
を、その出力ポートに接続している。
また、マイクロコンピュータ24はX軸ロータリーエン
コーダディスク25及びX軸フォトインタラプタ基板26及
びフォトインタラプタ27からなるX軸ロータリーエンコ
ーダ、Y軸ロータリーエンコーダディスク30及びY軸フ
ォトインタラプタ基板31及びフォトインタラプタ32から
なるY軸ロータリーエンコーダ、X軸ホームポジション
スイッチ29、Y軸ホームポジションスイッチ35、そし
て、ずれの原因を排除したときに刺繍動作を継続させる
マニュアルの再起スイッチ等の信号を入力している。
また、マイクロコンピュータ24には、刺繍用ミシンと
してのトップカバー開放検出、糸切検出、釜カバー開放
検出、針上検出等のセンサの信号を入力している。
このように構成された本発明の実施例の刺繍用ミシン
は、第6図及び第7図に示すように制御される。
第6図及び第7図は本発明の一実施例の刺繍用ミシン
の制御のフローチャートである。
まず、ステップS1でこのプログラムを実施するのに必
要なメモリの初期化及びカウンタ、出力ポート等を初期
設定する。ステップS2でX軸ホームポジションスイッチ
29がオンであるか判断し、X軸ホームポジションスイッ
チ29がオンでないとき、ステップS3でX軸ステッピング
モータ11を回転させ、刺繍枠1をホームポジション側に
移動させる。ステップS2でX軸ホームポジションスイッ
チ29がオンであることが判断されると、ステップS4でY
軸ホームポジションスイッチ35がオンであるか判断し、
Y軸ホームポジションスイッチ35がオンでないとき、ス
テップS5でY軸ステッピングモータ18をホームポジショ
ン側に移動させる。ステップS4でY軸ホームポジション
スイッチ35がオンであることが判断されると、ステップ
S6でX軸用のカウンタCxを「0」、及びY軸用のカウン
タCyを「0」とする。次に、ステップS7で刺繍位置デー
タ用としてのX軸用のターゲットメモリMxを「0」及び
Y軸用のターゲットメモリMyを「0」とする。ステップ
S8でパーソナルコンピュータ等のコントローラから刺繍
用データの開始信号を判断し、開始信号の到来が確認さ
れると、ステップS9で前記X軸用のカウンタCx、Y軸用
のカウンタCyの値が、刺繍位置データ用としてのX軸用
のターゲットメモリMx、Y軸用のターゲットメモリMyが
等しいか判断する。即ち、ここでは、刺繍枠1の目標位
置が設定されたX軸用のターゲットメモリMy、Y軸用の
ターゲットメモリMyの値が、実際の刺繍枠1の位置が表
わされたX軸用のカウンタCxとY軸用のカウンタCyの値
は等しいか否か、即ち、刺繍枠1にずれがないか判断す
る。最初にこのルーチンに入ったときには、X軸用のタ
ーゲットメモリMy、Y軸用のターゲットメモリMyの値、
X軸用のカウンタCx、Y軸用のカウンタCyの値が互いに
「0」であるから、ステップS10で補正する必要がない
ことを意味する補正フラグを“0"に設定し、ステップS1
1でパーソナルコンピュータ等のコントローラから刺繍
用データIx,Iyを読込む。
また、ステップS9でX軸用のカウンタCx、Y軸用のカ
ウンタCyの値が、刺繍位置データ用としてのX軸用のタ
ーゲットメモリMx、Y軸用のターゲットメモリMyの値と
等しくないとき、ステップS12でX軸用のターゲットメ
モリMxからX軸用のカウンタCxを減算し、その結果を、
補正値Nxとして記憶しておく。また、Y軸用のターゲッ
トメモリMyからY軸用のカウンタCyを減算し、その結果
を、補正値Nyとして記憶しておく。ここで、前記補正値
Nx、Nyの値は刺繍枠1の実際の位置と目標位置とのずれ
の大きさと方向を表わす。次に、ステップS13で補正フ
ラグを“1"とし、ずれが生じていることを記憶してお
く。
ステップS14で補正フラグが“1"であるか判断し、補
正フラグが“1"でないとき、即ち、刺繍枠1が目標位置
に到達しているときには、ステップS11で読込んだ刺繍
用データIx,IyをX軸用のターゲットメモリMy、Y軸用
のターゲットメモリMyの値に加算し、それを新たなター
ゲットメモリMx,Myの値とする。また、ステップS14で補
正フラグが“1"であるとき、即ち、刺繍枠1が目標位置
に到達せず、補正の必要があるときには、X軸用のター
ゲットメモリMxに補正値Nxを加算し、それを新たなX軸
用のターゲットメモリMx、即ち、Mx←Mx+Nxとする。同
時に、Y軸用のターゲットメモリMyに補正値Nyを加算
し、それを新たなY軸用のターゲットメモリMy、即ち、
My←My+Nyとする。
次に、ステップS17でX軸用のターゲットメモリMxに
よってX軸ステッピングモータ11を駆動し、ステップS1
8でY軸用のターゲットメモリMyによってY軸ステッピ
ングモータ18を駆動して、刺繍枠1を目標位置に移動さ
せる。
そして、ステップS19で実際に移動した距離に相当す
るX軸用のカウンタCx及びY軸用のカウンタCyの値を読
込み、ステップS20でX軸用のカウンタCx、Y軸用のカ
ウンタCyの値が、X軸用のターゲットメモリMx、Y軸用
のターゲットメモリMyの値と等しいか判断する。即ち、
今回、刺繍枠1が移動すべきX軸用のターゲットメモリ
Mx、Y軸用のターゲットメモリMyの値と、刺繍枠1の実
際の位置を示すX軸用のカウンタCxとY軸用のカウンタ
Cyの値が等しく、刺繍枠1にずれがないか判断する。X
軸用のカウンタCx、Y軸用のカウンタCyの値が、X軸用
のターゲットメモリMx、Y軸用のターゲットメモリMyの
値と等しく、刺繍枠1にずれが認められないときには、
ステップS10からステップS20のルーチンを繰返し実行す
る。
ステップS20でX軸用のカウンタCx、Y軸用のカウン
タCyの値が、X軸用のターゲットメモリMx、Y軸用のタ
ーゲットメモリMyの値と等しくないと判断したとき、ス
テップS21で停止状態とし、ステップS22でずれが生じて
停止状態にあることを表示ランプを用いて表示する。そ
して、この状態は、ステップS23で再起スイッチを操作
するまで継続させる。即ち、作業者がずれが生じて停止
状態にあることを知り、そのずれの程度を確認して、そ
の原因を除去して、そのまま、刺繍を継続してよいとき
には、再起スイッチの操作により、刺繍を再開する。こ
のとき、ステップS9、ステップ12、ステップ13、及びス
テップS14、ステップS16からなる補正ルーチンを通る。
このように、本発明の実施例の刺繍用ミシンは、X軸
方向に刺繍枠1を移動するX軸ステッピングモータ11
と、前記X軸ステッピングモータ11の軸に配設したX軸
エンコーダと、X軸方向の刺繍枠1の基準位置を検出す
るX軸ホームポジションスイッチ29と、Y軸方向に刺繍
枠1を移動するY軸ステッピングモータ18と、前記Y軸
ステッピングモータ18の軸に配設したY軸エンコーダ
と、Y軸方向の刺繍枠1の基準位置を検出するY軸ホー
ムポジションスイッチ35と、刺繍枠1を移動するX軸方
向及びY軸方向の刺繍用データIx,Iyを読込み、必要に
応じて、それを補正して記憶するターゲットメモリMx,M
yと、前記ターゲットメモリMx,Myの内容で駆動されたX
軸方向及びY軸方向の移動距離を、X軸及びY軸エンコ
ーダの出力信号とし、それを計数するカウンタ(28)C
x,Cyと、前記ターゲットメモリMx,MyとカウンタCx,Cyの
値の差を計算し、それを補正値として、前記ターゲット
メモリMx,Myの内容を補正するステップS9からステップS
16のルーチンからなる補正手段とを具備するものであ
る。
したがって、パーソナルコンピュータ等のコントロー
ラから刺繍用データIx,Iyを読込み、その刺繍用データI
x,Iyに基づいてそのX軸用のターゲットメモリMx、Y軸
用のターゲットメモリMyによってX軸ステッピングモー
タ11及びY軸ステッピングモータ18を回動して、刺繍枠
1を所定の位置に移動させる。このときの刺繍枠1の移
動をX軸ステッピングモータ11の軸に配設したX軸エン
コーダで、また、Y軸ステッピングモータ18の軸に配設
したY軸エンコーダで実際に移動した距離に相当するパ
ルス数を発生させ、それをカウンタCx,Cyで計数し、X
軸用のターゲットメモリMxから実際に移動した距離に相
当するX軸用のカウンタCxを減算して補正値Nxとし、ま
た、刺繍位置データ用としてのY軸用のターゲットメモ
リMyから実際に移動した距離に相当するY軸用のカウン
タCyを減算し、その補正値Nyとして、次に取込んだX軸
用のターゲットメモリMx及びY軸用のターゲットメモリ
Myを補正し、それによって、次の刺繍用データであるX
軸用のターゲットメモリMx及びY軸用のターゲットメモ
リMyを補正した値とし、刺繍を行なうものである。故
に、X軸ステッピンングモータ11、Y軸ステッピングモ
ータ18が刺繍用データによる移動距離のX軸用のターゲ
ットメモリMx及びY軸用のターゲットメモリMyと実際の
移動とが合致しないとき、次の刺繍用データを補正する
と共に、ステップS21からステップS23のルーチンで停止
するものであるから、作業者が刺繍の状態を確認して継
続の判断ができ、ずれをその刺繍位置のみで吸収でき、
他にその影響を与えることがない。
ところで、上記実施例では、ステップS20で刺繍用デ
ータのX軸用のターゲットメモリMx、Y軸用のターゲッ
トメモリMyの値と、実際に移動したX軸用のカウンタC
x、Y軸用のカウンタCyの値が等しいか判断している
が、ここで、所定の許容誤差範囲内であるか判断しても
よい。或いは、ステップS23の再起スイッチの操作の判
断をX軸用のターゲットメモリMx、Y軸用のターゲット
メモリMyの値と、実際に移動したX軸用のカウンタCx、
Y軸用のカウンタCyの値が所定の許容誤差範囲内である
かの判断とすることもできる。
また、上記実施例のX軸方向の刺繍枠の基準位置を検
出するX軸ホームポジションスイッチ29及びY軸ホーム
ポジションスイッチ35は、接触スイッチ及び近接スイッ
チを使用しているが、本発明を実施する場合のX軸ホー
ムポジションスイッチ29及びY軸ホームポジションスイ
ッチ35は、何れを選択してもよい。
なお、本発明の実施例は刺繍用ミシンに限定して説明
しているが、本発明の技術はX軸及びY軸を有し、それ
らをステッピングモータで駆動する装置に使用できる。
[発明の効果] 以上のように、請求項1の刺繍用ミシンは、X軸方向
及びY軸方向に刺繍枠を移動するステッピングモータ
と、前記ステッピングモータの軸に配設したエンコーダ
と、X軸方向及びY軸方向の刺繍枠の基準位置を検出す
るホームポジションスイッチと、独立駆動する前記X軸
ステッピングモータとY軸ステッピングモータを同期さ
せる信号を出力する針上センサと、刺繍枠を移動させる
X軸方向及びY軸方向の目標位置を記憶するターゲット
メモリと、X軸及びY軸エンコーダの出力信号を計数
し、刺繍枠の実際の位置を表わすカウンタと、前記ター
ゲットメモリとカウンタの値の差を計算し、それを補正
値として、前記ターゲットメモリの内容を補正する補正
手段とを具備するものである。
したがって、縫製動作中に障害物の存在または電圧の
低下等によって、ステッピングモータによる刺繍枠の移
動にずれが生じたとき、前記ターゲットメモリの値とカ
ウンタの値の差を計算し、それを補正値として、次の刺
繍位置データである前記ターゲットメモリの内容を補正
できるから、刺繍枠の移動にずれが生じても、そのずれ
の影響を補正することができる。
請求項2においては、上記請求項1の補正を、ターゲ
ットメモリとカウンタの値の差を計算し、それを補正値
として、前記ターゲットメモリの内容を補正し、継続動
作に入るか否かをスイッチ操作によって判断するもので
あるから、譬え、刺繍中にずれが生じても、そのずれの
程度を確認して刺繍を継続することができる。また、ず
れの影響を早い時期に判断でき、刺繍を完了してから刺
繍糸を解かなければならないような事態が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の刺繍用ミシンの全体の斜視
図、第2図は本発明の一実施例の刺繍用ミシンのベット
カバーを外した場合の底面図、第3図は本発明の一実施
例の刺繍用ミシンのX軸方向の構造を示す要部断面図、
第4図は本発明の一実施例の刺繍用ミシンのY軸方向の
構造を示す要部断面図、第5図は本発明の一実施例の刺
繍用ミシンを制御する刺繍用ミシン制御装置の概略構成
図、第6図及び第7図は本発明の一実施例の刺繍用ミシ
ンの制御フローチャートである。 図において、 1:刺繍枠 11:X軸ステッピングモータ 18:Y軸ステッピングモータ 29:X軸ホームポジションスイッチ 35:Y軸ホームポジションスイッチ Mx,My:ターゲットメモリ Cx,Cy:カウンタ である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X軸方向に刺繍枠を移動するX軸ステッピ
    ングモータと、前記X軸ステッピングモータの軸に配設
    したX軸エンコーダと、X軸方向の刺繍枠の基準位置を
    検出するX軸ホームポジションスイッチと、 Y軸方向に刺繍枠を移動するY軸ステッピングモータ
    と、前記Y軸ステッピングモータの軸に配設したY軸エ
    ンコーダと、Y軸方向の刺繍枠の基準位置を検出するY
    軸ホームポジションスイッチと、 独立駆動する前記X軸ステッピングモータとY軸ステッ
    ピングモータを同期させる信号を出力する針上センサ
    と、 刺繍枠を移動させるX軸方向及びY軸方向の目標位置を
    記憶するターゲットメモリと、 X軸及びY軸エンコーダの出力信号を計数し、刺繍枠の
    実際の位置を表わすカウンタと、 前記ターゲットメモリとカウンタの値の差を計算し、そ
    れを補正値として、前記ターゲットメモリの内容を補正
    する補正手段と を具備することを特徴とする刺繍用ミシン。
  2. 【請求項2】前記補正手段は、ターゲットメモリとカウ
    ンタの値の差を計算し、それを補正値として、前記ター
    ゲットメモリの内容を補正し、継続動作に入ることを許
    容するスイッチを具備することを特徴とする請求項1に
    記載の刺繍用ミシン。
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