JP2798972B2 - アルカリ電池用ゲル状負極 - Google Patents

アルカリ電池用ゲル状負極

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廣彦 太田
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、亜鉛または亜鉛合金粉末を用いたアルカ
リ電池用ゲル状亜鉛負極に関し、特に水銀の含有量を低
下ないしは無水銀化した場合における亜鉛の腐蝕および
ガス発生の問題の解決を図るようにしたゲル状亜鉛負極
に関する。
《従来の技術》 アルカリ電池おいて水素ガス発生を抑制するための水
銀は、一種の公害物質であるところから、現在では水銀
の含有量を低下させるためのゲル状亜鉛負極の開発が種
々なされている。この開発の方向としては、亜鉛にIn,P
bなどの金属を微量添加した亜鉛合金粉末を作り、この
中で特に耐食性の良好な組成の亜鉛合金粉末を亜鉛負極
材料として採用する方向と、別の開発方向として界面活
性剤を亜鉛または亜鉛合金粉末に添加することが行われ
ている。
本発明は、後者の界面活性剤を添加することによって
低水銀ないしは無水銀化に伴う亜鉛の腐蝕を防止するも
のである。
この種の腐蝕防止手段としては従来例えば特開昭63-2
7681号公報,特公昭58-36833号公報,特公昭52-7810号
公報等に示すようにポリオキシアルキルエステル,ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル,パーフルオロ有機化
合物等の界面活性剤を防蝕剤として用いた技術が開示さ
れている。これらの技術の基本的な思想は、亜鉛の表面
に吸着し、吸着層を形成することで、亜鉛の腐蝕を防止
し、またこれによって水素ガスの発生を抑制することに
ある。
《課題を解決するための手段》 しかし、実際にはこれらの界面活性剤を添加した場合
であっても顕著な防蝕効果は認められず、水銀量の低減
のための有効な手段とはなっていなかった。つまり、こ
れらの界面活性剤はいずれも十分な吸着層を亜鉛表面に
形成するには至っていなかった。
そこで本発明者らは、以上の界面活性剤に換えて十分
に強力な吸着層を形成することの出来る界面活性剤につ
いて種々検討した結果、ポリオキシエチレン系アルキル
アリルチオエーテル型の非イオン界面活性剤を亜鉛また
はその合金粉末に微量添加したところ、汞化度1%以下
の低汞化状態における水素ガス発生抑制効果を十分に得
ることを確認した。
本発明は以上の知見に基づきなされたもので、その目
的とするところは、亜鉛またはその合金粉末に対する汞
化度が1%以下であっても充分にガス抑制効果を得られ
るアルカリ電池用ゲル状亜鉛負極を提供するものであ
る。
《課題を解決するための手段》 前記目的を達成するため、この発明は、汞化度1%以
下の亜鉛または亜鉛合金粉末をゲル状アルカリ電解液に
分散したアルカリ電池用ゲル状亜鉛負極において、前記
ゲル状亜鉛負極に、ポリオキシエチレン系アルキルアリ
ルチオエーテル型の非イオン界面活性剤を亜鉛に対して
10〜100ppmの範囲で添加したことを要旨とする。
すなわち、本発明のゲル状亜鉛負極は、亜鉛またはそ
の合金粉末の表面に前述するポリオキシエチレン系アル
キルアリルチオエーテル型の非イオン界面活性剤が強固
に吸着し、この吸着層により亜鉛の耐食性を向上させ、
また放電性能を低下させることはない。
本発明で用いられるポリオキシエチレン系アルキルア
リルチオエーテル型の非イオン界面活性剤は、 で示されるもののうち、n=8〜15,R(アルキル基)
の炭素数C5〜C30の範囲が有効である。また、EOはCH2CH
2O(エチレンオキシド)の略号である。
以上の非イオン界面活性剤のゲル状亜鉛負極に対する
添加量は、ゲル状亜鉛負極中の亜鉛または亜鉛合金粉末
に対して10〜100ppmの範囲とすることが望ましく、前記
数値を下回った場合には絶対量の不足により亜鉛の耐食
性が低下する。
また、その逆に前記数値を越えた添加量では、吸着層
の厚みが厚くなり過ぎて、放電性能の低下を招来する。
したがって、前記数値の範囲内の添加が望ましく、20〜
50ppmの範囲がより好ましい結果を与える。
なお、本発明では、亜鉛単体のほか、亜鉛合金粉末を
使用するが、この亜鉛合金粉末としては、亜鉛にPb,Bi,
Al,In,Ga,Mgのうちの1種以上を微量含有したものを選
択すれば良い。
《作用》 非イオン界面活性剤を微量添加したゲル状亜鉛負極
は、無添加のものに比べて亜鉛の汞化度が1%以下でも
十分なガス発生抑止効果を得ることができ、また、添加
量を適宜に調整することで、放電性能に対する悪影響を
少なくすることが確認されている。
《発明の効果》 以上の構成によれば、従来の界面活性剤を用いたもの
に比べて汞化度を1%以下に低減したとしても亜鉛の腐
蝕に対する抑制効果があり、水銀量を効果的に低減で
き、しかも放電性能の低下もないので、低水銀化目標を
達成する上で有用である。
《実施例》 以下実施例につき詳細に説明する。
但し本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。
汞化度0.1%に設定した以下の組成のゲル状負極亜鉛
を作成し、これに表1のNo1〜No12の組成のポリオキシ
エチレン系アルキルアリルチオエーテル型の非イオン界
面活性剤を亜鉛に対して20ppm添加し、60℃の雰囲気下
でガス発生試験を実施し、以下の表1のごとき結果が得
られた。
また比較例としては、同一組成で界面活性剤を無添加
としたもの(No13)、従来の1.5% Hgを含むゲル状亜鉛
負極を用いたもの(No14)および従来の界面活性剤であ
るポリオキシエチレンアルキルアリルエーテルを用いた
もの(No15)を表1に併記した。また、No1〜No12の試
料のうち本発明の範囲を逸脱したものもある。
ゲル状亜鉛負極の組成 40Wt%KOH 38% ゲル化剤 2% 0.1%汞化亜鉛合金粉末 60% 合計 100% 亜鉛合金粉末の組成=500ppm Pb,500ppm Al,200ppm I
n,残部亜鉛 以上の表1に示す結果から、本発明の範囲にある非イ
オン界面活性剤を用いたものでは、その水銀量が0.1%
と極めて少量であるにも係わらず、従来例の水銀量1.5
%にほぼ匹敵するガス発生抑制効果を示した。
次にC=9,n=10の非イオン界面活性剤を代表として
用い、これの亜鉛に対する添加量に対する10Ω連続放電
性能(終止電圧0.9V)および60℃におけるガス発生量と
の関係を調べた結果、以下の表2に示す結果を得られ
た。
以上の表2に示す結果からも明らかなように、本発明
の範囲を越えた添加量では放電性能が低下することが判
明した。また、このことは界面活性剤の添加量が多すぎ
た場合には亜鉛表面の活性度が低下し、かえって放電の
阻害となることを示唆している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筒井 清英 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電 気化学株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−306537(JP,A) 特公 平6−75396(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 4/06,6/22,4/24,4/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】汞化度1%以下の亜鉛または亜鉛合金粉末
    をゲル状アルカリ電解液に分散したアルカリ電池用ゲル
    状亜鉛負極において、前記ゲル状亜鉛負極に、 (但しn=8〜15,R=C5〜C30のアルキル基,EO=CH2CH2
    Oの略称)で示されるポリオキシエチレン系アルキルア
    リルチオエーテル型の非イオン界面活性剤を亜鉛に対し
    て10〜100ppmの範囲で添加したことを特徴とするアルカ
    リ電池用ゲル状亜鉛負極。
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