JP2798680B2 - アルカリ電池 - Google Patents

アルカリ電池

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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はアルカリ電池に関し、詳しくは、亜鉛粉末
の腐蝕防止用の特定の有機インヒビターをゲル状亜鉛負
極中に添加することで、貯蔵性能の向上を図ったアルカ
リ電池に関する。
〈従来の技術〉 アルカリ−マンガン電池や酸化銀−亜鉛電池などのア
ルカリ電池では、負極活物質として粉末亜鉛を用い、ま
たこれに、CMC(カルボキシメチルセルロース)やポリ
アクリル酸ソーダ等のゲル化剤並びにアルカリ電解液等
を混ぜ、上記粉末亜鉛をゲル状に分散させた、所謂ゲル
状亜鉛負極を使用している。
これらのアルカリ電池では、電池の貯蔵中における粉
末亜鉛の腐蝕を防ぎ、この腐蝕に因る電池の電気容量の
低下,及び電池内での水素ガス発生を抑制して、貯蔵性
能を向上させることを共通の課題とする。
この粉末亜鉛の腐蝕は、基本的には亜鉛の水素過電圧
が低いために起こることから、現用の電池では、負極に
使用する粉末亜鉛を汞化処理してその水素過電圧を高め
る方法が広く用いられている。
ところで、上記のような汞化処理を行う場合、粉末亜
鉛の水素過電圧を十分高くするためには、その汞化率を
粉末亜鉛に対して5〜10重量%としなければならない。
このように高い汞化率とした場合、電池内における水銀
含有量が増大し、このため電池のコスト面から見ても、
また環境上への影響から見ても好ましくない。従って、
水銀使用量を大幅に低減し、更にはなくすこと、具体的
には汞化率を、1.0重量%程度以下とすることが強く望
まれている。
アルカリ電池において従来より用いられている水銀量
の低減方法としては、水素過電圧を上げる働きをする異
種金属(鉛,アルミニウム,インジウム,ガリウム,ビ
スマス等)を亜鉛に添加し合金化させる方法がある。ま
た、有機系のインヒビターを用いることも提案されてい
る。
このような有機インヒビターとしては、例えば、ポリ
エチレングリコールなどのエチレンオキシド重合体(特
開昭48-43130号),メルカプトカルボン酸(特開昭50-3
2437号),アミノナフタリンスルホン酸及びその誘導体
(特開昭50-32438号),あるいはエトキシル化フルオロ
アルコール型のパーフルオロ有機化合物(特開昭61-270
63号)、あるいはフルオロカーボンなどの炭化フッ素系
のものが挙げられる。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記のようにインヒビターとして異種
金属を添加して水銀使用量を抑える方法では、汞化率1.
5重量%程度が限度で、汞化率1.0重量%以下では充分な
耐蝕効果が得られない。
一方、上記した有機系のインヒビターを用いた場合
は、初期の耐食性はある程度認められるものの、安定性
に欠け、長期保存後における性能低下が大きいという問
題がある。
この発明は、汞化率1.0重量%以下に低水銀化し、若
しくは無水銀化した場合でも、ゲル状亜鉛負極における
耐食性が長期に亘って高く、貯蔵性能の優れた、アルカ
リ電池を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 この発明のアルカリ電池は、有機ケイ素を疎水基とす
る非イオン界面活性剤を含有して成るゲル状亜鉛負極を
用いたことを要旨とする。
上記の有機ケイ素を疎水素とする非イオン界面活性
剤、即ち有機ケイ素系の非イオン界面活性剤は、例え
ば、東芝シリコーン製のシリコーンポリエーテル共重合
体で製品名TSF4445,TSF4452等がある。
また、ゲル状亜鉛に用いる粉末亜鉛としては、亜鉛粉
末、並びに亜鉛粉末に鉛,アルミニウム,インジウム,
ガリウム,ビスマス,カドミウム,タリウム等の異種金
属を1種ないし2種添加し合金化させた亜鉛合金粉末を
用いることができる。また、本発明においては、後述す
る通り、これら亜鉛粉末ないし亜鉛合金粉末を汞化率1
重量%以下あるいは無汞化で用いても、高い耐蝕効果が
得られる。
上記有機ケイ素系の非イオン界面活性剤の添加量は、
上記亜鉛粉末あるいは亜鉛合金粉末の重量に対して、最
大100ppm程度とすれば良い。これ以上では耐蝕性ではほ
とんど変化がないが、電池の放電性能の低下を招く虞が
ある。
また、この界面活性剤の下限は、具体的に数値を特定
することは困難であるが、例えば5ppm以下でも十分な耐
蝕性をもたせることができることが知得されており、極
少量でも有効であると思われる。
〈作用〉 有機インヒビター添加による防蝕作用は、異種金属添
加による場合と異なり、有機インヒビターが亜鉛表面に
吸着されてその表面を覆うことで、保存中における亜鉛
の防蝕がなされるものと考えられる。そして、有機イン
ヒビターの種類によりこの吸着の態様ないし度合いが異
なると思われる。
そして、本発明の有機ケイ素系の非イオン界面活性剤
はこの吸着の度合いが従来のものより強く、このため、
これをゲル状負極に添加・含有させた場合、粉末亜鉛の
表面に本発明の界面活性剤の強い吸着膜が形成され、従
って電池保存時における粉末亜鉛の表面からアルカリ電
解液を遮断する働きが大きく、これにより長期に亘って
粉末亜鉛の腐蝕が防止されて優れた耐蝕性が得られるよ
うになるものと考えられる。
〈実施例〉 以下に実施例を説明する。
アルミニウム600ppm,鉛500ppm,並びにインジウム200p
pmを添加し合金化させた粉末亜鉛60重量%と、ゲル化剤
2重量%、並びに40%の苛性カリ水溶液38重量%とを混
合してなるゲル状亜鉛負極を作った。
そして、この組成に加え、第1表の通り、水銀による
汞化処理及び次式で示される本発明の界面活性剤を添加
・含有させたゲル状負極を種々作った。
尚、上式において、EOはエチレオキシドを、またn,m
はそれぞれ整数を表わす。
そして、これらのゲル状亜鉛負極を用いて、以下のガ
ス発生試験を行った。
即ち、上記ゲル状亜鉛負極5gを採り、これをガラス製
容器に入れた後、この容器に流動パラフィンを充填し、
また容器開口部をメスピペットで塞いだ。次いで、容器
を60℃の恒温水槽に入れ、温度60℃で20日間後における
ガス(水素ガス)の発生量を測定した。この結果を第1
表に示した。
上表において、試験No.1,3〜8は本発明の界面活性剤
を用いたゲル状亜鉛負極(本発明品)であり、また試験
No.10は従来の汞化率の高いゲル状亜鉛負極(従来品)
であり、更に試験No.2,9は本発明の界面活性剤を用いな
い低汞化率のゲル状亜鉛負極(比較品)である。尚、界
面活性剤の添加量(ppm)は、上記粉末亜鉛の重量に対
する添加量である。
この結果から、本発明の界面活性剤を用いることで、
低汞化率ないし無汞化状態においても、水素ガス発生量
を大幅に低減させ、高汞化率のゲル状亜鉛負極を用いた
従来品と略同程度とすることができる。
比較のため、従来の有機系のインヒビターを用いた場
合の同じ試験におけるガス発生量を調べた結果を第2表
に示した。尚、試験No.5は第1表で用いた本発明品と同
じもので、参考として載せた。
一方、本発明品である試験No.4,6〜8と、従来品であ
る試験No.10の組成のゲル状亜鉛負極をそれぞれ用い、
同一構造のLR6の筒形アルカリ−マンガン電池を種々作
製し、またこれらの電池を抵抗10Ωで終止電圧0.9Vまで
連続放電させた時の放電時間を測定した。
結果は第3表に示した通りであり、本発明品を用いた
電池は、従来品を用いた電池と同程度の性能であった。
ただし、界面活性剤を200ppm添加した場合には、放電性
能の低下が認められた。
尚、以上は本発明の界面活性剤とアルミニウム、鉛及
びインジウムなどの異種金属を併用した例であるが、例
えば他の異種金属を1種ないし2種以上併用した場合、
あるいはこのような異種金属を添加せずに本発明の界面
活性剤を単独で用いた場合も、同様ないし次善の効果が
得られた。
〈発明の効果〉 以上のように、本発明によれば、ゲル状亜鉛負極の汞
化率を1.0重量%以下ないし無汞化とした場合でも、こ
のゲル状亜鉛負極における耐蝕性が十分に高く、且つこ
の高い耐蝕性を長期間維持することができ、従って貯蔵
性能の優れたアルカリ電池を提供することができる。
フロントページの続き (72)発明者 筒井 清英 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電 気化学株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 6/06 - 6/12 H01M 4/06 - 4/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機ケイ素を疎水基とする非イオン界面活
    性剤を含有して成るゲル状亜鉛負極を用いたことを特徴
    とするアルカリ電池。
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