JP2798944B2 - 薄膜形成方法 - Google Patents

薄膜形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体装置の製造プロセスで使用する薄膜
形成方法に関する。
〔従来の技術〕 近年、半導体デバイスの集積度が高くなることに伴
い、デバイス製造用の基板上におけるパターンの微細
化,高精度化が要求されてきている。
これら要求を満足させるために、従来より種々色々な
薄膜形成方法によって基板上にパターンが形成されてい
る。
次に、従来の薄膜形成方法につき、第2図(a)〜
(c)を用いて説明する。
先ず、同図(a)に示すように基板1上にポリシリコ
ン膜2,タングステンシリサイド膜3,フォトレジスト膜4
を順次形成する。次いで、同図(b)に示すように所定
のレジストパターン5を形成する。しかる後、同図
(c)に示すようにガスプラズマエッチングによって金
属パターン6を形成する。
このようにして、基板1上に金属薄膜を形成すること
ができる。
なお、上記した薄膜形成方法においては、エッチング
時にSF6,C2ClF5の混合ガスを使用し、出力150W,圧力0.1
Toorをエッチング条件とする。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、この種の薄膜形成方法においては、金属パ
ターン6の形成時にレジストパターン5をマスクとして
エッチング処理を施すものであるため、エッチング時に
同図(c)に示すように金属パターン6の一部にサイド
エッチが発生し易くなり、パターンの微細化,高精度化
に対応させることができず、半導体デバイスの集積度を
高めることができないという問題があった。
因に、エッチング時に金属パターン6のサイドエッジ
によって生じる寸法差(以下、CDロスと称する)は、約
0.4μmとなり、1μmのラインアンドスペースでは0.6
μm,1.4μmとなる。
そこで、エッチング条件を変更することにより金属パ
ターン6のサイドエッチ発生を防止することが考えられ
るが、この場合すなわちエッチング条件のみを単に変更
しただけでは、パターンにばらつきや異物が発生して所
望のエッチング効果を得ることができず、半導体デバイ
スとしての品質が低下するという不都合があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、半
導体デバイスの集積度を高めることができると共に、半
導体デバイスとしての品質を高めることができる薄膜形
成方法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る特許請求の範囲(1)の薄膜形成方法
は、予め半導体基板上に高融点金属層を介して形成され
たレジスト層に所定のパターンを形成する工程と、この
パターンの金属層露呈面を酸化濃度が高い雰囲気に晒す
ことにより高融点金属層に耐エッチング層を形成する工
程と、レジスト層をハロゲン化炭素と酸素との混合ガス
を用いてエッチング除去するとともに、耐エッチング層
の形成領域を除く高融点金属層をレジスト層のエッチン
グ除去により生じる二次物質にて除去することにより反
転エッチングを行う工程を備えたものである。
また、本発明に係る特許請求の範囲(2)の薄膜形成
方法は、予め半導体基板上にタングステンシリサイド層
またはモリブデンシリサイド層を介して形成されたレジ
スト層に所定のパターンを形成する工程と、このパター
ンのタングステンシリサイド層またはモリブデンシリサ
イド層露呈面を酸化濃度が高い雰囲気に晒すことにより
タングステンシリサイド層またはモリブデンシリサイド
層に耐エッチング層を形成する工程と、レジスト層をハ
ロゲン化炭素と酸素との混合ガスを用いてエッチング除
去するとともに、耐エッチング層の形成領域を除くタン
グステンシリサイド層またはモリブデンシリサイド層を
レジスト層のエッチング除去により生じる二次物質にて
除去することにより反転エッチングを行う工程とを備え
たものである。
〔作用〕
本発明においては、レジストパターンの形成時にエッ
チングに対して安定性をもつ耐エッチング層を高融点金
属層に形成することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図に示す実施例によって詳細に説明す
る。
第1図(a)〜(e)は本発明に係る薄膜形成方法を
説明するための断面図である。
先ず、同図(a)に示すように予め基板11上にポリシ
リコン膜12,タングステンシリサイド(WSi2)膜13を形
成してなる高融点金属層上にレジスト層14を形成する。
次いで、同図(b)に示すように所定のレジストパター
ン15を形成する。しかる後、同図(c)〜(e)に示す
ようにガスプラズマエッチングによって金属パターン16
を形成する。この場合、レジストパターン15の形成処理
は金属パターン16の表面が16aが外部に露呈するように
施し、この表面(金属層露呈前)16aを酸素濃度が高い
雰囲気に晒すことにより耐エッチング層Aを形成する。
そして、この耐エッチング層Aの形成領域を除くポリシ
リコン膜12,タングステンシリサイド膜13およびこのタ
ングステンシリサイド膜13上のレジスト層14を除去す
る。これにより、半導体基板11上に高融点金属の一点か
らなる耐エッチング層Aが選択的に形成される。
このようにして、基板11上に金属薄膜を形成すること
ができる。
したがって、本発明においては、レジストパターン15
の形成時にエッチングに対して安定性をもつ耐エッチン
グ層Aを高融点金属層を形成することができるから、こ
の耐エッチング層Aをマスクとしてエッチング処理を施
すことができ、エッチング時に金属パターン16のサイド
エッチ発生を防止することができる。
因に、本実施例におけるエッチング条件は、混合ガス
として四塩化炭素(CCl4)と酸素(O2)を使用し、圧力
0.2Toor,出力250Wとする。
このような条件下でエッチング処理を施すと、レジス
トパターン15がO2プラズマによって反応し分解される。
このとき、還元性ガス(CO)等の発生によってこれがレ
ジストパターン15下方のタングステンと反応して揮発性
物質(WOCl4)を発生する。また、シリサイド物質はCCl
4と反応する。この結果、CDロスは約0.1μmであり、ラ
インアンドスペースについても1μmに近い精度で良好
な形状をもつパターンを得ることができた。
なお、本実施例においては、高融点金属シリサイド膜
としてタングステンシリサイド(WSi2)13である場合を
示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えばモリブデンシリサイド(MoSi)等の高融点金属シリ
サイドであってもよく、その種類は適宜変更することが
自由である。すなわち、金属パターン16の形成時にエッ
チングに対して安定性をものものになればよく、自然酸
化膜(WO3)であれば一層効果的である。
また、本実施例においては、金属パターン16を形成す
る以前に表面16aを高酸素濃度雰囲気に晒す例を示した
が、本発明はこの他例えば熱酸化処理等によって金属パ
ターン16に表面処理を施しても実施例と同様の効果を奏
する。すなわち要するに、本発明は金属パターン16を形
成する以前に表面16aを酸化濃度が高い雰囲気に晒すも
のであればよいのである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、予め半導体基板
上に高融点金属層を介して形成されたレジスト層に所定
のパターンを形成する工程と、このパターンの金属層露
呈面を高酸化濃度雰囲気に晒すことにより高融点金属層
に耐エッチング層を形成する工程と、レジスト層をハロ
ゲン化炭素と酸素との混合ガスを用いてエッチング除去
するとともに、耐エッチング層の形成領域を除く高融点
金属層をレジスト層のエッチング除去により生じる二次
物質にて除去することにより反転エッチングを行うの
で、レジストパターンの形成時にエッチングに対して安
定性をもつ高融点金属層を形成することができ、この高
融点金属層をマスクとしてエッチング処理を施すことが
できる。また、予め半導体基板上にタングステンシリサ
イド層またはモリブデンシリサイド層を介して形成され
たレジスト層に所定のパターンを形成する工程と、この
パターンのタングステンシリサイド層またはモリブデン
シリサイド層露呈面を酸化濃度が高い雰囲気に晒すこと
によりタングステンシリサイド層またはモリブデンシリ
サイド層に耐エッチング層を形成する工程と、レジスト
層をハロゲン化炭素と酸素との混合ガスを用いてエッチ
ング除去するとともに、耐エッチング層の形成領域を除
くタングステンシリサイド層またはモリブデンシリサイ
ド層をレジスト層のエッチング除去により生じる二次物
質にて除去することにより反転エッチングを行うので、
レジストパターンの形成時にエッチングに対して安定性
をもつタングステンシリサイド層またはモリブデンシリ
サイド層を形成することができ、このタングステンシリ
サイド層またはモリブデンシリサイド層をマスクとして
エッチング処理を施すことができる。したがって、エッ
チング時に金属パターンのサイドエッチ発生を防止する
ことができるから、パターンの微細化および高精度化に
対応させることができ、半導体デバイスの集積度を高め
ることができる。また、金属パターンのサイドエッチ発
生を防止するにエッチング条件を変更する必要がないか
ら、従来のようにパターンにばらつきや異物が発生する
ことが無くなり、半導体デバイスとしての品質を高める
こともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)は本発明に係る薄膜形成方法を説
明するための断面図、第2図(a)〜(c)は従来の薄
膜形成方法を説明するための断面図である。 11……基板、12……ポリシリコン膜、13……タングステ
ンシリサイド層、14……レジスト層、15……レジストパ
ターン、16……金属パターン、16a……表面、A……耐
エッチング層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/302 B

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め半導体基板上に高融点金属層を介して
    形成されたレジスト層に所定のパターンを形成する工程
    と、このパターンの金属層露呈面を酸化濃度が高い雰囲
    気に晒すことにより前記高融点金属層に耐エッチング層
    を形成する工程と、前記レジスト層をハロゲン化炭素と
    酸素との混合ガスを用いてエッチング除去するととも
    に、前記耐エッチング層の形成領域を除く前記高融点金
    属層を前記レジスト層のエッチング除去により生じる二
    次物質にて除去することにより反転エッチングを行う工
    程とを備えたことを特徴とする薄膜形成方法。
  2. 【請求項2】予め半導体基板上にタングステンシリサイ
    ド層またはモリブデンシリサイド層を介して形成された
    レジスト層に所定のパターンを形成する工程と、このパ
    ターンのタングステンシリサイド層またはモリブデンシ
    リサイド層露呈面を酸化濃度が高い雰囲気に晒すことに
    より前記タングステンシリサイド層またはモリブデンシ
    リサイド層に耐エッチング層を形成する工程と、前記レ
    ジスト層をハロゲン化炭素と酸素との混合ガスを用いて
    エッチング除去するとともに、前記耐エッチング層の形
    成領域を除く前記タングステンシリサイド層またはモリ
    ブデンシリサイド層を前記レジスト層のエッチング除去
    により生じる二次物質にて除去することにより反転エッ
    チングを行う工程とを備えたことを特徴とする薄膜形成
    方法。
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