JP2797589B2 - ブロー成形方法 - Google Patents

ブロー成形方法

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JP2797589B2 JP1556790A JP1556790A JP2797589B2 JP 2797589 B2 JP2797589 B2 JP 2797589B2 JP 1556790 A JP1556790 A JP 1556790A JP 1556790 A JP1556790 A JP 1556790A JP 2797589 B2 JP2797589 B2 JP 2797589B2
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義晴 設楽
祥巨 梅沢
章 岩脇
敏 荒木
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石川島播磨重工業株式会社
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内部に中空部を有する偏平形状のプラスチ
ック製品を成形するブロー成形方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 近年、ソーラ温水器の集熱板やパレットなどのよう
に、内部に中空部を有する偏平形状のブロー成形品が多
く使用されている。従来その成形にはリング状のノズル
マンドレルが使用され、円筒状のパリソンから偏平形状
にしていたため、歩留りが悪く製品の品質も悪かった。
このため、内部に中空部を有する偏平形状の製品を成
形するのに、歩留りの向上や製品品質の向上の要望か
ら、例えば特公昭63−38285号公報に記載されているよ
うな偏平ノズルマンドレルを用いたブロー成形装置が開
発されている。
また閉じた金型で形成されるキャビティ内に気体の流
れを利用してパリソンを挿通させ、成形する方法として
特公昭58−47337号公報に記載されている屈曲製品の吹
込成形方法も開発されており、この方法で偏平製品を成
形するのに、前記の偏平ノズルマンドレルから押し出さ
れた偏平パリソンを用いることも可能である。
[発明が解決しようとする課題] 上述した公報記載の技術では、次のような欠点があっ
た。
(1) リング状のノズルマンドレルからの偏平形状の
製品を成形するのは歩留りが悪く、また全周方向に均一
な押出速度で偏平形状を得ることが困難である。
(2) 偏平製品で厚さに対して幅の広いものは、特公
昭58−47337号公報に記載されている屈曲製品のブロー
成形方法では、閉じた金型にパリソンを導くことが難し
く、金型キャビティ内を挿通させることが難しく、パリ
ソンが金型内の挿通しても、パリソン内部で接着してし
まい、成形することができない。
本発明は、上述した従来の欠点を除去し、金型キャビ
ティ内に偏平パリソンを導きやすくして、偏平形状の製
品を容易に成形できるようにしたブロー成形方法を提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明のブロー成形方法は、接触面で互に接触し、該
接触面をはさんで成形キャビティを形成する2個のスラ
イド金型と、該2個のスライド金型の両側に配設され前
記2個のスライド金型の接触面が接近離反する方向に前
記2個のスライド金型を案内する案内型とより成る成形
型を用い、前記2個のスライド金型の接触面を離して前
記成形キャビティの間に中空偏平形状のパリソンを、該
パリソンと成形キャビティの間に空気の流れを形成させ
て、挿入した後、前記2個のスライド金型の接触面を互
に接触させ、前記パリソンの中空部に空気を吹込むこと
を特徴とするものである。
[作用] 2個のスライド金型の接触面を離すと、成形キャビテ
ィが拡がるためパリソンが容易に成形キャビティ内に挿
入でき、その後2個のスライド金型の接触面を接触させ
ると、成形キャビティは所定の形状となり、偏平な製品
を成形することができる。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の方法に使用する成形型の正面図、第
2図は第1図のII−II断面図であって、2個のスライド
金型1,2は互に向き合った接触面3,4を有していて、一方
のスライド金型1の接触面3には成形キャビティ5が形
成されており、他方のスライド金型2の接触面4にも成
形キャビティ6が形成されている。
スライド金型1の両側には矢印方向に移動可能な型締
装置37に固定された案内型7,7が配設してあって、スラ
イド金型1を第1図、第2図の左右方向に案内するよう
になっており、スライド金型2の両側にも型締装置38に
固定された案内型8,8が配設してあって、スライド金型
2を第1図、第2図の左右方向に案内するようになって
いる。案内型7,7間及び案内型8,8間にはシリンダ取付板
9,10が固着されていて、シリンダ取付板9,10に取付けら
れているシリンダ装置11,12のピストンロッド13,14がス
ライド金型1,2の背面に結合されている。そしてシリン
ダ装置11,12に圧力流体を給排してピストンロッド13,14
を伸長または収縮させると、スライド金型1,2は案内型
7,8に沿って摺動し、接触面3,4が互に接近したり離れた
りするようになっている。
案内型8の外側にはシリンダ装置15,16が取付けられ
ていて、シリンダ装置15,16のピストンロッド17,18の先
端には、ブロック19,20が結合されている。シリンダ装
置15,16に圧力流体を給排してピストンロッド17,18を伸
長させると、ブロック19,20はスライド金型1,2の接触面
3,4の間に突出し、ピストンロッド17,18を収縮させる
と、接触面3,4の外方に後退するようになっている。接
触面3,4およびブロック19,20は第1図に示すように屈曲
した形状になっており、成形キャビティ5,6は第2図に
示すように厚さ(第2図の左右方向)に対して幅(第2
図の上下方向)が長い偏平な断面形状になっている。
スライド金型1,2の接触面3,4の上方には、第1図に示
すように偏平ノズルマンドレル21が設けてあって、その
中心には、空気を吹き出す空気吹込みピン22が下方へ向
けて突出している。スライド金型1,2の上面には、接触
面3,4の上端をはさんで上部シャッター23,24が設けてあ
って、シリンダ装置25,26のピストンロッドに結合さ
れ、接触面3,4の上端に対して進退できるようになって
いる。
スライド金型1,2の接触面3,4の下端をはさんで下部シ
ャッター27,28が設けてあって、シリンダ装置29,30のピ
ストンロッドに結合され、接触面3,4の下端に対して後
退できるようになっている。下部シャッター27,28の下
側には吸引カバー31が設けてあって、シリンダ装置32に
よって下部シャッター27,28の下面に密接されるように
なっている。吸引カバー31内部の空気は、吸引パイプ33
を介して図示しない吸引装置により吸引されるようにな
っている。
上述した成形型を用いて、内部に中空部を有し、偏平
で屈曲した製品をブロー成形する方法を次に説明する。
シリンダ取付板9,10に取付けてあるシリンダ装置11,1
2のピストンロッド13,14を収縮してスライド金型1,2の
接触面3,4を離した状態とした後、シリンダ装置15,16の
ピストンロッド17,18を伸長してブロック19,20をスライ
ド金型1,2の接触面3,4の間に突出させ、次にシリンダ装
置11,12のピストンロッド13,14を伸長してスライド金型
1,2の接触面3,4を接近させると、第1図、第2図に示す
ようにブロック19,20は接触面3,4の間に挟まり、接触面
3,4が離れた状態でスライド金型1,2は停止する。この時
の成形キャビティ5,6間の距離は、成形する製品の厚さ
より大きな寸法になっている。
この状態で上記シャッター23,24及び下部シャッター2
7,28を接触面3,4より後退させ、吸引カバー31を下部シ
ャッター27,28の下面に密接させ、吸引カバー31の内部
を吸引パイプ33を介して図示しない吸引装置により吸引
すると、成形キャビティ5,6の上部から空気が流入し、
成形キャビティ5,6の間には上方から下方へ流れる空気
流が発生する。
ここで第1図に示す偏平ノズルマンドレル21から中空
偏平のパリソン34を押し出すと、パリソン34は上部シャ
ッター23,24間の金型開口部35から成形キャビティ5,6間
を上方から下方へ流れる空気流に案内され、成形キャビ
ティ5,6の中に挿入されて行く。なおこの際、偏平なパ
リソン34が、成形キャビティ5,6間を上方から下方へ流
れる空気流の圧力で押しつぶされないようにするため、
パリソン34を金型開口部35に挿入する前に、第3図に示
すようにパリソン34の先端をプリピンチ部36として接着
し、空気吹込みピン22からパリソン34の中空部34′に空
気を吹込んで内部から予圧を与えて成形キャビティ5,6
の中に挿通してもよい。
成形キャビティ5,6の下端までパリソン34を挿入し終
ると、吸引カバー31内の吸引を停止させて成形キャビテ
ィ5,6内の空気流を止め、第5図に示すようにシリンダ
装置15,16のピストンロッド17,18を収縮してブロック1
9,20を接触面3,4の外方に後退させ、シリンダ装置11,12
のピストンロッド13,14を伸長すると、第4図、第5図
に示すようにスライド金型1の接触面3とスライド金型
2の接触面4とは互に接近して密に接触する。この時の
成形キャビティ5,6は、成形すべき製品の形状、寸法と
一致することになる。
スライド金型1,2の接触面3,4を接触させた後、上部シ
ャッター23,24、下部シャッター27,28を第4図に示すよ
うに前進させて閉じ、空気吹込みピン22からパリソン34
の中空部に空気を吹込んでパリソン34を成形キャビティ
5,6に密接させると、内部に中空部を有し、屈曲した偏
平形状の製品を成形することができる。
シリンダ装置11,12のピストンロッド13,14の収縮して
スライド金型1,2の接触面3,4を離し更に型締装置37,38
を互に離す方向に移動させることにより、成形した製品
を成形キャビティ5,6から取出すことができる。
第6図、第7図は本発明の方法に使用する成形型の他
の実施例を示すもので、第6図、第7図はそれぞれ第2
図、第5図と同様の断面図である。
第6図、第7図において第2図、第5図と同一部分に
は同一符号を付しており、この成形型はスライド金型1,
2と案内型7,8とより成るものであって、第2図、第5図
におけるブロック19,20及びシリンダ装置15,16は備えて
いない。
第6図、第7図の成形型を使用する場合においても、
第6図に示すようにスライド金型1,2の接触面3,4を離し
た状態にして、中空偏平のパリソン34を空気流に案内さ
せて成形キャビティ5,6の中に挿入し、次にスライド金
型1,2の接触面3,4を第7図に示すように互に接触させ、
パリソン34の中空部に空気を吹込んで所要の製品に成形
するものである。
[発明の効果] 本発明は2個のスライド金型の接触面を離し、成形キ
ャビティを拡げた状態にして中空部を有し偏平で屈曲し
たパリソンであっても、容易に成形キャビティ内に挿入
することができる。
そしてスライド金型の接触面を接触させてパリソンの
中空部に空気を吹込むことにより、偏平製品の最終形状
に無理なく成形でき、肉厚の均一な製品を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法に使用する成形型の一実施例の正
面図、第2図は第1図のII−II断面図、第3図はパリソ
ンの先端を接着した状態を示す斜視図、第4図はパリソ
ン成形時の成形型の縦断正面図、第5図は第4図のV−
V断面図、第6図、第7図は成形型の他の実施例の第2
図、第5図と同様な断面図である。 図中、1,2はスライド金型、3,4は接触面、5,6は成形キ
ャビティ、7,8は案内型、22は空気吹込みピン、31は吸
引カバー、33は吸引パイプ、34はパリソン、34′は中空
部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 敏 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社横浜第二工場 内 (56)参考文献 特開 平2−190318(JP,A) 特開 平2−117809(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 49/02,49/04,49/42 B29C 49/48 - 49/56 B29L 22:00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接触面で互に接触し、該接触面をはさんで
    成形キャビティを形成する2個のスライド金型と、該2
    個のスライド金型の両側に配設され前記2個のスライド
    金型の接触面が接近離反する方向に前記2個のスライド
    金型を案内する案内型とより成る成形型を用い、前記2
    個のスライド金型の接触面を離して前記成形キャビティ
    の間に中空偏平形状のパリソンを、該パリソンと成形キ
    ャビティの間に空気の流れを形成させて、挿入した後、
    前記2個のスライド金型の接触面を互に接触させ、前記
    パリソンの中空部に空気を吹込むことを特徴とするブロ
    ー成形方法。
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