JP2796353B2 - マグネトロン - Google Patents

マグネトロン

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J23/00Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
    • H01J23/14Leading-in arrangements; Seals therefor
    • H01J23/15Means for preventing wave energy leakage structurally associated with tube leading-in arrangements, e.g. filters, chokes, attenuating devices

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  • Microwave Tubes (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、マイクロ波漏洩防止のためのフィルタ用コ
ンデンサの誘電体として、陰極を支持するステムのセラ
ミックスを利用したマグネトロンに関する。
[従来の技術] マイクロ波により食品等を誘電加熱する電子レンジは
近年家庭用に広く用いられているが、マグネトロンで発
生したマイクロ波が、マグネトロンの陰極のリード線に
乗って電源側に漏洩すると、近くの電子機器などに雑音
障害を及ぼすから、マグネトロンの陰極入力側に、マイ
クロ波遮断のために、チョークコイルとコンデンサより
なるフィルタを設置している。このフィルタに関して、
特公昭51−7394号公報には、有底円筒状セラミックスの
底面をステムにしてリード線を支持させ内外円筒面それ
ぞれメタライズしてコンデンサを形成させることが、特
開昭50−126160号公報には、陰極の端子部を残してステ
ムの周囲を誘電体よりなる円筒体で囲み、その陰極端子
および管球金属壁との接続部にメタライズを行って貫通
形コンデンサを形成させることが、また特開昭55−1655
47号公報には、棒状磁性体よりなる第2陰極支持体の周
囲を、第1陰極支持体で螺旋状に囲ませてチョークコイ
ルを形成させ、これらの陰極支持体とそれを取り巻く金
属封着体との間に筒状の誘電体を配してコンデンサを形
成させることが、更に特開昭63−293809号公報には、有
底円筒状セラミックスをステムとし、その円筒部の内外
周面または底面の両表面にメタライズしてコンデンサを
形成させることが記載されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来の技術では、陰極リード線と円筒状
セラミックスの内周側電極のメタライズ面を直接ろう付
けするものや陰極リード線が棒状のものと筒状のものと
でなる複雑な構成を要して、前者では剛体である電極メ
タライズ面と丸棒状のリード線を直接ろう付けすること
による接続部の信頼性が低いこと、また後者の様な複雑
な構成では部品点数が増えることや組立性が悪いことな
どの問題があった。
本発明は、マグネトロンの2本の陰極リード線と誘電
体として用いるセラミックスの内側のメタライズ面の間
に、金属とセラミックスの熱膨張係数の相違を吸収する
緩衝部材を介在させてろう付接合部に信頼性を持たせ、
1個または2個の誘電体を組立易い形にまとめてステム
にフィルタ性能を持たせマグネトロンを提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明においては、陰極に
給電するリード線に、一端が小径で他端が漏斗状あるい
はスカート状に開いて大径となった漏斗状金具の小径端
部を嵌合させて真空気密に封着させ、漏斗状金具の大径
端部をセラミックスの孔のメタライズした内側面にろう
付けして、金属とセラミックスとの熱膨張係数の相違に
よる熱応力は薄い金属板よりなる漏斗金具の僅かな変形
によって吸収させ、リード線とセラミックスとの真空気
密接合部の信頼性を向上させることにした。
[作用] 上記の如くすれば、陰極のリード線と、ステムのセラ
ミックスとの封着部では、両者の熱膨張係数の相違によ
る熱応力は、両者間に介在させた比較的薄い金属板製の
漏斗状金具の円錐部の弾性変形として吸収される。単な
る円環状の金具の場合とは異なり、変形は大面積にわた
って緩やかに生じるから金具に無理な応力はかからず、
弾性変形内に止めることができる。なお、筒状セラミッ
クスのマグネトロン管外となる端部にはメタライズして
ない部分があるが、この部分はセラミックス表面の所謂
沿面距離を長くすることに役立ち、マグネトロン管内に
比べて大幅に劣る管外側の耐電圧性を大きく向上させ
る。
[実施例] 第1図は本発明第1実施例の要部側断面図である。1
はコンデンサの誘電体として利用する円筒状セラミック
スで、その内周面には太線で示すメタライズ部11が、外
周面にはメタライズ部12が形成されて、各々が電極とな
る同軸形のコンデンサが形成されている。円筒状セラミ
ックス1の軸心には、陰極2に給電するセンタリード3
やサイドリード4が挿通され、これらリード線に小径端
部で封着された漏斗状金具5の大径端部は、銀ろう6で
円筒状セラミックスの内周面のメタライズ部11に真空気
密に封止されている。また、円筒状セラミックス1の外
周面には段部13が形成され、ここでマグネトロン真空外
囲器の有底円筒状の金属シール部材7の底面の孔に係合
保持され、銀ろう8で、セラミックス外周面のメタライ
ズ部12とシール部材7とが真空気密に封止される。円筒
状セラミックス1がマグネトロン管外に突き出た部分は
メタライズされていないので、上記リード3又は4とセ
ラミックス外周面のメタライズ部12との間の電気的耐絶
縁性を充分に保つことができる。また、上記漏斗状金具
5は其の小径端部がリード3、4の折り曲げ部に係止さ
れて位置決めされている。
第2図は本発明第2実施例の要部側断面図である。こ
の実施例では、第1実施例の2個の円筒状セラミックス
1の代りに軸に直角な断面形状が長円形をなす筒状セラ
ミックス1aを用いているが、他の部材は第1実施例の場
合と同機能である。
第2実施例ではリード3、4の間隔を短くできること
が特徴で、マグネトロンのステムを小形にするのに好適
である。
なお、第2実施例、誘電体に利用するステム・セラミ
ックスの軸方向に直角な断面形状の例を第3図(a),
(b)に示す。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、陰極を支持する
ステムの絶縁要セラミックスをマイクロ波漏洩防止のた
めのフィルタのコンデンサに利用した、真空気密保持と
耐絶縁性に高い信頼性を有し組立性が良好なマグネトロ
ンを実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第1実施例の要部側断面図、第2図は第
2実施例の要部断面図、第3図(a),(b)は第2実
施例に用いるステム・セラミックスの軸に直角な断面形
状の例を示す図である。 1、1a……セラミックス、2……陰極、3……センタリ
ード、4……サイドリード、5……漏斗状金具、6……
銀ろう、7……シール部材、8……銀ろう、11、12……
メタライズ部、13……段部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陰極に給電する2本のリード線を各々挿通
    させるための貫通孔を備えた絶縁物を有するマグネトロ
    ンにおいて、前記絶縁物はセラミックスよりなり、前記
    絶縁物の内周面と外周面とは電気的絶縁を保ってメタラ
    イズされ、前記メタライズされた外周面は金属の外囲器
    と係合し、前記メタライズされた内周面は緩衝部材を介
    して前記挿通するリード線と係合することを特徴とする
    マグネトロン。
  2. 【請求項2】前記絶縁物は円筒状で、1本のリード線に
    対し1つの絶縁物であることを特徴とする請求項1記載
    のマグネトロン。
  3. 【請求項3】前記絶縁物の内周面と外周面とはマグネト
    ロン管外の一部を残してメタライズされていることを特
    徴とする請求項1乃至2記載のマグネトロン。
  4. 【請求項4】前記緩衝部材は、薄い金属板よりなる漏斗
    状金具であることを特徴とする請求項1乃至3記載のマ
    グネトロン。
JP1124325A 1989-05-19 1989-05-19 マグネトロン Expired - Fee Related JP2796353B2 (ja)

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Publication number Publication date
KR900019107A (ko) 1990-12-24
US5107181A (en) 1992-04-21
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