JP2796226B2 - 集積型光学素子 - Google Patents
集積型光学素子Info
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- JP2796226B2 JP2796226B2 JP4344984A JP34498492A JP2796226B2 JP 2796226 B2 JP2796226 B2 JP 2796226B2 JP 4344984 A JP4344984 A JP 4344984A JP 34498492 A JP34498492 A JP 34498492A JP 2796226 B2 JP2796226 B2 JP 2796226B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばレーザビームを
微細なスポット光に絞ってディスク等に入射し、その反
射光を検出して情報の読み取りを行う光ピックアップ装
置及び光情報処理装置に使用される集積型光学素子、及
びこれと組合わせて構成される前記のような光学系集積
素子に関するものである。
微細なスポット光に絞ってディスク等に入射し、その反
射光を検出して情報の読み取りを行う光ピックアップ装
置及び光情報処理装置に使用される集積型光学素子、及
びこれと組合わせて構成される前記のような光学系集積
素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のCD(コンパクトディス
ク)用の光ピックアップの光学系の構成を示す。この光
ピックアップ21は、一直線に配備された半導体レーザ
22と、コリメートレンズ23と、偏光ビームスプリッ
タ24と、1/4波長板25と、対物レンズ26と、光
ディスク27とを有する。また、偏光ビームスプリッタ
24の横の直角方向に、集光レンズ28、シリンドリカ
ルレンズ29、光検出器30が配備されている。
ク)用の光ピックアップの光学系の構成を示す。この光
ピックアップ21は、一直線に配備された半導体レーザ
22と、コリメートレンズ23と、偏光ビームスプリッ
タ24と、1/4波長板25と、対物レンズ26と、光
ディスク27とを有する。また、偏光ビームスプリッタ
24の横の直角方向に、集光レンズ28、シリンドリカ
ルレンズ29、光検出器30が配備されている。
【0003】この光ピックアップ21では、半導体レー
ザ22から出たレーザ光はコリメートレンズ23により
平行光にされる。平行光にされたレーザ光は偏光ビーム
スプリッタ24及び1/4波長板25を経たのち、対物
レンズ26によって光ディスク27上に集光される。光
ディスク27に集光された後に反射された反射光は、再
び1/4波長板25を通過して、偏光ビームスプリッタ
24によって直角方向へ反射される。直角方向へ反射さ
れた反射光は集光レンズ28、シリンドリカルレンズ2
9を経て光検出器30の上に集光され、光ディスク27
の情報の読み取りが行われる。
ザ22から出たレーザ光はコリメートレンズ23により
平行光にされる。平行光にされたレーザ光は偏光ビーム
スプリッタ24及び1/4波長板25を経たのち、対物
レンズ26によって光ディスク27上に集光される。光
ディスク27に集光された後に反射された反射光は、再
び1/4波長板25を通過して、偏光ビームスプリッタ
24によって直角方向へ反射される。直角方向へ反射さ
れた反射光は集光レンズ28、シリンドリカルレンズ2
9を経て光検出器30の上に集光され、光ディスク27
の情報の読み取りが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す光ピックア
ップでは、光学系が多くの個別光学素子から成り立って
いるため、各々の光学素子を異なった製造方法で高精度
に製造し、各光学素子の光軸を一致させるための位置及
び角度調整を行った後、接着し固定する。このように製
造工程、調整工程が分離しているため、非常に多くの工
程数が必要であった。また多数の光学素子それぞれにつ
いて固定用の支持枠が必要で、光学系の小型化、軽量化
の妨げとなっていた。さらに、光学素子が直接空気中に
配置されているため、光学素子表面のキズや埃によりデ
ィスクの正確な読み取りが実現できなくなるという問題
が生じやすく、慎重な取り扱いが必要であった。
ップでは、光学系が多くの個別光学素子から成り立って
いるため、各々の光学素子を異なった製造方法で高精度
に製造し、各光学素子の光軸を一致させるための位置及
び角度調整を行った後、接着し固定する。このように製
造工程、調整工程が分離しているため、非常に多くの工
程数が必要であった。また多数の光学素子それぞれにつ
いて固定用の支持枠が必要で、光学系の小型化、軽量化
の妨げとなっていた。さらに、光学素子が直接空気中に
配置されているため、光学素子表面のキズや埃によりデ
ィスクの正確な読み取りが実現できなくなるという問題
が生じやすく、慎重な取り扱いが必要であった。
【0005】上記問題点の内、固定用の支持枠及び空気
中に配置の2つの問題点を解消するものとして、特開平
3−228234号公報に開示された密封構造を持つ光
ピックアップ装置があるが、個々の光学素子を異なった
製造方法で製造した後に光軸の調整をして組立てるとい
う問題点は改善されておらず、依然として多くの工程数
が必要であった。
中に配置の2つの問題点を解消するものとして、特開平
3−228234号公報に開示された密封構造を持つ光
ピックアップ装置があるが、個々の光学素子を異なった
製造方法で製造した後に光軸の調整をして組立てるとい
う問題点は改善されておらず、依然として多くの工程数
が必要であった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決することを目
的とするものである。
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の集積型光学素子
は、回折格子、ホログラムレンズ等の複数種のホログラ
ム光学素子を備えた集積型光学素子において、該集積型
光学素子は、感光性物質が充填された空洞部を有する光
透過性ブロックからなり、前記空洞部に、前記感光性物
質を露光及び定着して形成した前記複数種のホログラム
光学素子を備えたことを特徴とするものである。
は、回折格子、ホログラムレンズ等の複数種のホログラ
ム光学素子を備えた集積型光学素子において、該集積型
光学素子は、感光性物質が充填された空洞部を有する光
透過性ブロックからなり、前記空洞部に、前記感光性物
質を露光及び定着して形成した前記複数種のホログラム
光学素子を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】このように本発明において、集積型光学素子
は、感光性物質が充填された空洞部を有する光透過性ブ
ロックからなり、前記空洞部に、前記感光性物質を露光
及び定着して形成された複数種のホログラム光学素子を
設けるものであり、全ての光学素子を同一の製造方法に
より製造することが可能となり、また、各光学素子を前
記光透過性ブロック内の取付希望箇所に直接作り込んで
いくため、光学素子製造後の調整が不要となる。さら
に、前記各光学素子を前記光透過性ブロックの内部に一
体形成するので光学素子固定用の支持枠は不要となり、
光学系の小型、軽量化ができる。同時に、光学素子表面
にキズが付いたり、埃やちりが付着することを防止でき
る。
は、感光性物質が充填された空洞部を有する光透過性ブ
ロックからなり、前記空洞部に、前記感光性物質を露光
及び定着して形成された複数種のホログラム光学素子を
設けるものであり、全ての光学素子を同一の製造方法に
より製造することが可能となり、また、各光学素子を前
記光透過性ブロック内の取付希望箇所に直接作り込んで
いくため、光学素子製造後の調整が不要となる。さら
に、前記各光学素子を前記光透過性ブロックの内部に一
体形成するので光学素子固定用の支持枠は不要となり、
光学系の小型、軽量化ができる。同時に、光学素子表面
にキズが付いたり、埃やちりが付着することを防止でき
る。
【0009】また、少なくとも発光素子及び受光素子を
集積化した基板と一体化したことにより、容易にピック
アップ等の光学系集積素子が得られる。
集積化した基板と一体化したことにより、容易にピック
アップ等の光学系集積素子が得られる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明より成る光学系集積素子を示
す断面図である。この光学系集積素子は少なくとも半導
体レーザ素子1及び多分割光検出器2,3を集積化した
基板4と、各種ホログラム光学素子を備えた集積型光学
素子5とを有する。尚、本実施例においては、さらにレ
ーザ出力モニター用の光検出器(図示せず)、IC回路
(図示せず)が前記基板4に集積化されている。
す断面図である。この光学系集積素子は少なくとも半導
体レーザ素子1及び多分割光検出器2,3を集積化した
基板4と、各種ホログラム光学素子を備えた集積型光学
素子5とを有する。尚、本実施例においては、さらにレ
ーザ出力モニター用の光検出器(図示せず)、IC回路
(図示せず)が前記基板4に集積化されている。
【0011】前記基板4はSiなどを用いて形成され、
その上にサブマウント6、レーザ出力モニター用の光検
出器、IC回路、集積型光学素子5が取り付けられてお
り、前記サブマウント6上面には半導体レーザ素子1が
搭載され、また前記サブマウント6右側面には多分割光
検出器2,3が取り付けられている。
その上にサブマウント6、レーザ出力モニター用の光検
出器、IC回路、集積型光学素子5が取り付けられてお
り、前記サブマウント6上面には半導体レーザ素子1が
搭載され、また前記サブマウント6右側面には多分割光
検出器2,3が取り付けられている。
【0012】前記集積型光学素子5は、空洞部(図示せ
ず)を有する光透過性ブロック7の該空洞部にホログラ
ム偏光ビームスプリッタ8、3ビーム生成用回折格子
9、ホログラムビームスプリッタ10、ホログラムコリ
メートレンズ11、ホログラムレンズ12を備えてい
る。このホログラム偏光ビームスプリッタ8,3ビーム
生成用回折格子9,ホログラムビームスプリッタ10,
ホログラムコリメートレンズ11,ホログラムレンズ1
2は、前記空洞部に充填された感光性物質を露光及び定
着して形成されたものである。
ず)を有する光透過性ブロック7の該空洞部にホログラ
ム偏光ビームスプリッタ8、3ビーム生成用回折格子
9、ホログラムビームスプリッタ10、ホログラムコリ
メートレンズ11、ホログラムレンズ12を備えてい
る。このホログラム偏光ビームスプリッタ8,3ビーム
生成用回折格子9,ホログラムビームスプリッタ10,
ホログラムコリメートレンズ11,ホログラムレンズ1
2は、前記空洞部に充填された感光性物質を露光及び定
着して形成されたものである。
【0013】尚、前記集積型光学素子3の光路の終端寄
りの部分には光を反射させるための傾斜面13が形成さ
れている。
りの部分には光を反射させるための傾斜面13が形成さ
れている。
【0014】以下に、この光学系集積素子の動作原理を
説明する。半導体レーザ素子1から出射されたレーザ光
は集積型光学素子5の内部に入射し、3ビーム生成用回
折格子9により0次及び±1次回折光の3本の光ビーム
に回折される。次に、該3本の光ビームはホログラムビ
ームスプリッタ10を経た後にホログラムコリメートレ
ンズ11により平行光に変換され、傾斜面13で反射し
ホログラムレンズ12により光磁気ディスク面(図示せ
ず)上に集光され、3つのスポットを形成する。
説明する。半導体レーザ素子1から出射されたレーザ光
は集積型光学素子5の内部に入射し、3ビーム生成用回
折格子9により0次及び±1次回折光の3本の光ビーム
に回折される。次に、該3本の光ビームはホログラムビ
ームスプリッタ10を経た後にホログラムコリメートレ
ンズ11により平行光に変換され、傾斜面13で反射し
ホログラムレンズ12により光磁気ディスク面(図示せ
ず)上に集光され、3つのスポットを形成する。
【0015】光磁気ディスクで反射された光は前記の経
路を逆に進み、ホログラムビームスプリッタ10により
偏向され、ホログラム偏光ビームスプリッタ8に入射す
る。該ホログラム偏光ビームスプリッタ8はP偏光(入
射光の電界方向がホログラムの溝に垂直)の偏光成分の
光を0次光として透過し多分割光検出器2へ、S偏光
(入射光の電界方向がホログラムの溝に平行)の偏光成
分の光を1次回折光として回折し多分割光検出器3へそ
れぞれ集光する機能を有する。
路を逆に進み、ホログラムビームスプリッタ10により
偏向され、ホログラム偏光ビームスプリッタ8に入射す
る。該ホログラム偏光ビームスプリッタ8はP偏光(入
射光の電界方向がホログラムの溝に垂直)の偏光成分の
光を0次光として透過し多分割光検出器2へ、S偏光
(入射光の電界方向がホログラムの溝に平行)の偏光成
分の光を1次回折光として回折し多分割光検出器3へそ
れぞれ集光する機能を有する。
【0016】光磁気ディスクの読み出しは、多分割光検
出器2,3で検出される光強度の差信号により、光磁気
ディスクからの反射光の偏光回転角(カー回転角)の向
きを検出し情報信号を再生する。また、コンパクトディ
スク(CD)の再生についても、前記多分割光検出器
2,3で検出される光強度の和信号(反射面の全光強
度)から記録情報を読み取る。
出器2,3で検出される光強度の差信号により、光磁気
ディスクからの反射光の偏光回転角(カー回転角)の向
きを検出し情報信号を再生する。また、コンパクトディ
スク(CD)の再生についても、前記多分割光検出器
2,3で検出される光強度の和信号(反射面の全光強
度)から記録情報を読み取る。
【0017】トラッキングサーボおよびフォーカスサー
ボについては、3ビーム生成用回折格子により発生した
±1次回折光から3ビーム法によりトラッキング誤差信
号が得られ、0次光からビームサイズ法等によりフォー
カス誤差信号が得られるので、それらの誤差信号をもと
にサーボ機能を動作させる。
ボについては、3ビーム生成用回折格子により発生した
±1次回折光から3ビーム法によりトラッキング誤差信
号が得られ、0次光からビームサイズ法等によりフォー
カス誤差信号が得られるので、それらの誤差信号をもと
にサーボ機能を動作させる。
【0018】尚、トラッキング誤差信号検出にプッシュ
プル法などの1ビーム方式を採用することにより3ビー
ム生成用回折格子は省略することが可能である。また、
有限系光学系とすることによりホログラムコリメートレ
ンズ11を省略することも可能である。
プル法などの1ビーム方式を採用することにより3ビー
ム生成用回折格子は省略することが可能である。また、
有限系光学系とすることによりホログラムコリメートレ
ンズ11を省略することも可能である。
【0019】次に、ホログラム光学素子の製造方法につ
いて説明する。図2に示すように、光透過性ブロック7
の空洞部に予めモノマー、重合開始剤、色素増感剤等を
含むフォトポリマ14を注入し密閉する。次に、あらか
じめ計算により求めたホログラムパターンをレーザビー
ム15により描画する。該レーザビーム15は集光レン
ズ16により微小なスポットとして集光されるため、集
光点付近のフォトポリマ14だけが十分な光強度で露光
されることになる。その部分ではモノマーが重合しポリ
マー化するが、他の部分については光強度が十分でない
ためポリマー化は生じない。このように、重合によりポ
リマー化した部分としていない部分との屈折率差により
ホログラムが形成される。集光位置を変えることにより
任意の場所に必要なホログラムパターンを形成すること
ができる。その後、紫外線の全面露光により定着を行
い、最後にポストベークにより屈折率の変調度の増強を
行う。尚、前記フォトポリマ14は約100℃でポスト
ベークすることから、前記フォトポリマ14を充填する
光透過性ブロック7には耐熱性の優れた材質のものを用
いることが望ましい。
いて説明する。図2に示すように、光透過性ブロック7
の空洞部に予めモノマー、重合開始剤、色素増感剤等を
含むフォトポリマ14を注入し密閉する。次に、あらか
じめ計算により求めたホログラムパターンをレーザビー
ム15により描画する。該レーザビーム15は集光レン
ズ16により微小なスポットとして集光されるため、集
光点付近のフォトポリマ14だけが十分な光強度で露光
されることになる。その部分ではモノマーが重合しポリ
マー化するが、他の部分については光強度が十分でない
ためポリマー化は生じない。このように、重合によりポ
リマー化した部分としていない部分との屈折率差により
ホログラムが形成される。集光位置を変えることにより
任意の場所に必要なホログラムパターンを形成すること
ができる。その後、紫外線の全面露光により定着を行
い、最後にポストベークにより屈折率の変調度の増強を
行う。尚、前記フォトポリマ14は約100℃でポスト
ベークすることから、前記フォトポリマ14を充填する
光透過性ブロック7には耐熱性の優れた材質のものを用
いることが望ましい。
【0020】また、図3の如く、光透過性ブロック7の
内部ほぼ全域に空洞部を形成し、該空洞部に前記フォト
ポリマ14を充填し密閉する。次に、予め計算により求
めたホログラムパターンをレーザビーム15,15′に
より描画する。該レーザビーム15は集光レンズ16に
より微小なスポットとして集光され、前記レーザビーム
15′は平行光レンズ17により平行化され、両レーザ
ビーム15,15′の交点部分の露光量のみがモノマー
の重合に必要なしきい値を越えるようにすることによ
り、交点部分はポリマー化し、ホログラムが形成でき
る。以下、図2に示す製造方法と同様であるので省略す
る。
内部ほぼ全域に空洞部を形成し、該空洞部に前記フォト
ポリマ14を充填し密閉する。次に、予め計算により求
めたホログラムパターンをレーザビーム15,15′に
より描画する。該レーザビーム15は集光レンズ16に
より微小なスポットとして集光され、前記レーザビーム
15′は平行光レンズ17により平行化され、両レーザ
ビーム15,15′の交点部分の露光量のみがモノマー
の重合に必要なしきい値を越えるようにすることによ
り、交点部分はポリマー化し、ホログラムが形成でき
る。以下、図2に示す製造方法と同様であるので省略す
る。
【0021】尚、図3において、レーザビーム15,1
5′の2方向から照射したが、それ以上の多数方向から
照射させることも可能である。また、平行光レンズの代
わりに集光レンズを用いることも可能である。
5′の2方向から照射したが、それ以上の多数方向から
照射させることも可能である。また、平行光レンズの代
わりに集光レンズを用いることも可能である。
【0022】このように、光透過性ブロックの空洞部に
フォトポリマを充填し、該フォトポリマを露光及び定着
したことにより、例えば、図1に図示したように、ホロ
グラム偏光ビームスプリッタ,3ビーム生成用回折格
子,ホログラムビームスプリッタ,ホログラムコリメー
トレンズ,ホログラムレンズ等、全ての光学素子を同一
の製造方法により作ることが可能となり、また光学素子
を光透過性ブロック内の取付希望箇所に直接作り込んで
いくため、光学素子製造後の調整を行わなくても済むこ
とになる。
フォトポリマを充填し、該フォトポリマを露光及び定着
したことにより、例えば、図1に図示したように、ホロ
グラム偏光ビームスプリッタ,3ビーム生成用回折格
子,ホログラムビームスプリッタ,ホログラムコリメー
トレンズ,ホログラムレンズ等、全ての光学素子を同一
の製造方法により作ることが可能となり、また光学素子
を光透過性ブロック内の取付希望箇所に直接作り込んで
いくため、光学素子製造後の調整を行わなくても済むこ
とになる。
【0023】また、各光学素子を光透過性ブロックの内
部に一体形成するので光学素子固定用の支持枠は不要で
光学系の小型、軽量化に有利である。同時に、光学素子
表面にキズが付いたり、埃やちりが付着することを防止
できる。
部に一体形成するので光学素子固定用の支持枠は不要で
光学系の小型、軽量化に有利である。同時に、光学素子
表面にキズが付いたり、埃やちりが付着することを防止
できる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば集積型光
学素子において、該集積型光学素子は、感光性物質が充
填された空洞部を有する光透過性ブロックからなり、前
記空洞部に、前記感光性物質を露光及び定着して形成さ
れる複数種のホログラム光学素子を備えるものであり、
全ての光学素子を同一の製造方法により作ることが可能
となり、また光学素子を光透過性ブロック内の取付希望
箇所に直接作り込んでいくため、光学素子製造後の調整
を行わなくても済むことになる。さらに、各光学素子を
光透過性ブロックの内部に一体形成するので光学素子固
定用の支持枠は不要で光学系の小型、軽量化に有利であ
る。同時に、光学素子表面にキズが付いたり、埃やちり
が付着することが防止される。
学素子において、該集積型光学素子は、感光性物質が充
填された空洞部を有する光透過性ブロックからなり、前
記空洞部に、前記感光性物質を露光及び定着して形成さ
れる複数種のホログラム光学素子を備えるものであり、
全ての光学素子を同一の製造方法により作ることが可能
となり、また光学素子を光透過性ブロック内の取付希望
箇所に直接作り込んでいくため、光学素子製造後の調整
を行わなくても済むことになる。さらに、各光学素子を
光透過性ブロックの内部に一体形成するので光学素子固
定用の支持枠は不要で光学系の小型、軽量化に有利であ
る。同時に、光学素子表面にキズが付いたり、埃やちり
が付着することが防止される。
【0025】また、少なくとも発光素子及び受光素子を
集積化した基板との一体化も極めて容易であり、簡単な
構成でピックアップ等の光学系集積素子を組立てること
ができる利点があり有用である。
集積化した基板との一体化も極めて容易であり、簡単な
構成でピックアップ等の光学系集積素子を組立てること
ができる利点があり有用である。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示す光学素子の製造方法を示す図であ
る。
る。
【図3】図1に示す光学素子の他の製造方法を示す図で
ある。
ある。
【図4】従来例を示す図である。
1 半導体レーザ素子 2,3 多分割光検出器 4 基板 5 集積型光学素子 7 光透過性ブロック 8 ホログラム偏光ビームスプリッタ 9 3ビーム生成用回折格子 10 ホログラムビームスプリッタ 11 ホログラムコリメートレンズ 12 ホログラムレンズ 14 フォトポリマ 15 レーザビーム 16 集光レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 27/42 G11B 7/135 G02B 5/32
Claims (2)
- 【請求項1】 回折格子、ホログラムレンズ等の複数種
のホログラム光学素子を備えた集積型光学素子におい
て、該集積型光学素子は、感光性物質が充填された空洞
部を有する光透過性ブロックからなり、前記空洞部に、
前記感光性物質を露光及び定着して形成した前記複数種
のホログラム光学素子を備えたことを特徴とする集積型
光学素子。 - 【請求項2】 請求項1記載の集積型光学素子と、少な
くとも発光素子及び受光素子を集積化した基板とを一体
化してなる光学系集積素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4344984A JP2796226B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 集積型光学素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4344984A JP2796226B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 集積型光学素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06194605A JPH06194605A (ja) | 1994-07-15 |
JP2796226B2 true JP2796226B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=18373491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4344984A Expired - Fee Related JP2796226B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 集積型光学素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2796226B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08286113A (ja) * | 1995-04-17 | 1996-11-01 | Olympus Optical Co Ltd | 対物レンズ |
JP3878339B2 (ja) | 1997-11-14 | 2007-02-07 | 株式会社リケン | 窒素酸化物センサ |
JP5588310B2 (ja) * | 2009-11-15 | 2014-09-10 | プライムセンス リミテッド | ビームモニタ付き光学プロジェクタ |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4344984A patent/JP2796226B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06194605A (ja) | 1994-07-15 |
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