JP2795477B2 - 自動復帰式スライドスイッチ - Google Patents

自動復帰式スライドスイッチ

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JP2795477B2
JP2795477B2 JP1218157A JP21815789A JP2795477B2 JP 2795477 B2 JP2795477 B2 JP 2795477B2 JP 1218157 A JP1218157 A JP 1218157A JP 21815789 A JP21815789 A JP 21815789A JP 2795477 B2 JP2795477 B2 JP 2795477B2
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康司 酒井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は民生用電子機器に使用される自動復帰式スラ
イドスイッチに関するものである。
従来の技術 上記従来の自動復帰式スライドスイッチを、第5図に
基づき説明する。第5図において、31は内部に下方が開
放された空間室32を有するケースで、その空間室32の上
側内壁部には、それぞれ接続用端子33a,33b,33cを有す
る3個の固定接点34a,34b,34cが一直線上に配置されて
いる。また、上記空間室32内には、上記固定接点34a,34
b,34cのうち2個の固定接点34a:34b,34b:34cを導通させ
る可動接片35が一側部に装着されるとともに、他側部に
すなわちこの可動接片35に平行に形成された凹部36内
に、圧縮コイルばね37が挿入された摺動体38が固定接点
34a〜34cの配置方向で移動自在に内装されている。な
お、39は摺動体38を組込むためのカバーである。そし
て、さらに上記ケース31の空間室32内の他側部の一端側
には、摺動体38が接点切換えのために一端側に移動した
ときに、摺動体38に形成された切欠き40を介してコイル
ばね37を圧縮させる押え板41が設けられている。
上記構成において、通常時は押え板41に当接するコイ
ルばね37により、摺動体38は他端側に位置しており、固
定接点34aと34bとが接続されている。次に、この摺動体
38を操作部42を介して矢印aで示すように一端側に押せ
ば、一端側の固定接点34bと34cとが接続することにな
る。そして、この状態で操作部42を離せば、押え板41に
よって圧縮されたコイルばね37の反発力によって摺動体
38は、元の位置に自動的に復帰することになる。
発明が解決しようとする課題 しかし上記従来の構成によると、摺動体38の所定移動
量(以下、ストロークという)と操作力とを維持しなが
ら小形化する場合、コイルばね37を摺動体38に内装する
方式のため、コイルばね37の収納容積を小さくする必要
が生じるが、コイルばね37が密着してしまい、所定のス
トロークを得ることができなくなるという問題がある。
また、薄形化に対してはコイルばね37の径を小さくする
必要があるが、総巻数を大きくしないと所定の特性が得
られず、ばね密着高さが大きくなるなどばねの設計が技
術的に困難になるという問題もある。さらに、上記の構
成によると、摺動体38にコイルばね37が安定して収納さ
れるように凹部36周囲およびそのカバー39との当接部に
壁面を必要とし、小形化に対して障害になるという問題
がある。
そこで、本発明は上記課題を解消し得る自動復帰式ス
ライドスイッチを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明の自動復帰式スライ
ドスケッチは、ケース内に少なくとも一体形成された仕
切り材により分割された第1、第2の空間室を有すると
ともに、上記第1の空間室に、それぞれ接続用端子を有
する固定接点を複数個一直線上に配置し、上記第1の空
間室に、上記複数個の内、いずれか2個の固定接点同士
を接続する可動接片を有する摺動体を固定接点の配置方
向に沿って移動自在に内装し、この摺動体の一端部にお
いて第2の空間室側に向って突起を突設するとともに、
この第2の空間室内に突起を介して上記摺動体を一端側
に付勢するばね体を、周囲壁と僅かな隙間をあけて内装
するものである。
作用 上記構成によると、ばね体を直接ケース内に、周囲壁
と僅かな隙間を有するように挿入したので、従来のよう
に、ばね体を摺動体内に配置する場合に比べて、摺動体
を薄くかつ小型にすることができる。また、ばね体は第
2の空間室内の突起との間に挿入されるため、ばね体の
取付け長さを飛躍的に長くすることができる。
ここで、ばね体としてコルクばねを使用した場合の具
体的利点について説明すると、コイルばねの外径Do、素
線径d、取付け長さ(密着高さ)Ho、ばね定数k、荷重
Pおよび変形量S並びに素線のせん断応力τとの関係は
次式のおよびのようになる。
P/S=K∝d5/(Do3・Ho) − τ∝(d/Do)2/Ho − したがって、従来と同等の操作力(復帰力)特性とす
ると、取付け長さHoを大きくできるため、そのばね定数
kや最大使用応力τmaxを変えることなくコイルばねの
外径Doを小さくすることができるため、従来に対して飛
躍的に薄形化することが可能となる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図〜第4図において、1はたとえば上面が開放さ
れた直方体形状のケースで、内部には一体形成された仕
切り材10により第1の空間室2aと第2の空間室2bとに分
割された空間室2を有しており、その空間室2底面の第
1の空間室2a側には、それぞれ接続用端子3a,3b,3cを有
する3個の固定接点4a,4b,4cが一直線上に配置されてい
る。そして、この部分には、上記固定接点4a〜4cの内、
隣接する2個の固定接点4a:4b,4b:4c同士に接続して固
定接点4a:4b,4b:4c間を開閉する可動接片5を有する摺
動体6が、固定接点4a〜4cの配置方向に沿って移動自在
に内装されている。また、この摺動体6の一端部におい
て、第2の空間室2b側に向って突起7を突出させて設け
るとともに、この突起7を第2図矢印Aで示すように空
間室2の一端側に向って付勢する圧縮コイルばね(ばね
体)8が、第2の空間室2b内に挿入されており、第2図
および第3図から判るように、コイルばね8の外周部は
周囲壁と僅かな隙間を有している。なお、ケース1の第
2の空間室2b側の外側壁1aには、突起7に取付けられた
操作部7aを突出させる切欠き9が形成され、空間室2の
底部にはコイルばね8の案内用でかつ、上記第1、第2
の空間室を形成する仕切り材10が配置され、また空間室
2内に摺動体6およびコイルばね8が組み込まれた後、
開放部にカバー11がほどこされる。また、突起7のコイ
ルばね8との当接面にはコイルばね8の位置安定用の突
部12が形成されている。
したがって、上記構成によると、コイルばね8によ
り、摺動体6は常時一端側に付勢されており、この状態
では一端側の2個の固定接点4b:4c同士が接続されてお
り、また第2図矢印Bで示すように、操作部7aを介して
突起7によりコイルばね8に抗して摺動体6を他端側に
移動させれば、他端側の2個の固定接点4a:4b同士が接
続される。もちろん、操作部7aを離せば、摺動体6は元
の位置に自動復帰する。
上記実施例の構成によると、コイルばね8はカバー11
とケース1の空間室2側底面で挟持されており、薄形化
に適した構造となっている。また、摺動体6に設けられ
る突起7は機能上コイルばね8の付勢力に耐えられる大
きさであれば良く、第2図に示すように、非常に小形に
することができるので、スイッチ全長(AB方向長さ)に
対してコイルばね8の取付け長さを飛躍的に大きくでき
る。したがって、従来と同等の操作力特性であればコイ
ルばね8の外径を小さくし有効巻数を増加させることが
でき、たとえば従来と同等以下の投影面積でスイッチの
厚さを従来の3.5mmに対して1.8mm以下とすることが可能
となる。また、操作力特性およびスイッチの大きさが従
来と同等であれば、ばね外径、素線径およびばねの有効
巻数を大きくでき、したがってコイルばね8のばね定数
を小さくすることが可能となり、操作力(復帰力)の安
定したかつ機械的耐久性の高いスライドスイッチを得る
ことができる。
なお、上記実施例の第1図においては、操作部7aを摺
動体6の突起7に取付けるようにしたが、もちろん両者
を一体的に構成したものでもよく、またその操作部7aを
第2図の仮想線で示すように上向きに設けてもよく、さ
らには操作部7aだけを摺動体6の接続用端子側に設けて
もよい。
発明の効果 以上のように、本発明の構成によれば、ばね体を直接
ケース内に挿入したので、従来のように、ばね体を摺動
体内に配置する場合に比べて、摺動体を薄くかつ小形に
することができる。また、ばね体は空間室内の突起との
間に挿入されるため、ばね体の取付け長さを飛躍的に長
くすることができ、したがって従来のスイッチと同等以
下の投影面積を持ち、かつ同等の操作力(復帰力)特性
を有し、厚さをたとえば従来の約1/2としたスライドス
イッチを得ることができる。また、従来のスイッチと同
等の大きさにした場合、操作力(復帰力)の変化の少な
い安定した操作力特性を有し、かつ機械的耐久性の高い
スライドスイッチを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明に係るスライドスイッチの一実
施例を示すもので、第1図は分解斜視図、第2図は縦断
面図、第3図は一部切欠平面図、第4図は横断面図、第
5図は従来例の分解斜視図である。 1……ケース、2……空間室、2a……第1の空間室、2b
……第2の空間室、3a,3b,3c……接続用端子、4a,4b,4c
……固定接点、5……可動接片、6……摺動体、7……
突起、7a……操作部、8……圧縮コイルばね。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面から上方に突出させて一体形成された
    仕切り材により分割された第1、第2の空間室を有する
    とともに上記第1の空間室に接続用端子を有する複数の
    固定接点を一直線上に植設した上面開放のケースと、上
    記複数の固定接点の内いずれか2個の固定接点同士を接
    続する可動接片を有し、上記第1の空間室に固定接点の
    配置方向に沿って移動自在に内装された摺動体と、この
    摺動体の一端部から上記第2の空間室に向けて突設した
    突起を介して上記摺動体を一端側に付勢するように、第
    2の空間室内に周囲壁と僅かな隙間をあけて内装された
    ばね体と、上記摺動体を外部から操作する操作部と、上
    記摺動体および上記ばね体を収容したケースの上面開放
    部分を塞ぐように取り付けられ、上記第1、第2の空間
    室内に上記摺動体および上記ばね体を閉じ込めるための
    カバーとからなる自動復帰式スライドスイッチ。
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