JP2795289B2 - 電子機器におけるプリント板ユニットの保持構造 - Google Patents
電子機器におけるプリント板ユニットの保持構造Info
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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- H05K7/14—Mounting supporting structure in casing or on frame or rack
- H05K7/1422—Printed circuit boards receptacles, e.g. stacked structures, electronic circuit modules or box like frames
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- H05K7/00—Constructional details common to different types of electric apparatus
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- H05K7/1461—Slidable card holders; Card stiffeners; Control or display means therefor
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- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 情報通信装置等の電子機器において、電子回路を搭載
した多数のプリント板ユニットを共通のバックボード等
に確実に且つ整然とコネクタ接続して機器内に保持する
ための構造式に関し、 最少限度を標準構造部品を電子機器のバックボードに
実相することによって、サイズの異なるプリント板ユニ
ットを、共通のバックボードに対してスペースの無駄を
生じることなく導入して円滑にコネクタ接続させること
の可能なプリント板ユニットの保持構造を提供すること
を目的とし、 長方形状のプリント板ユニットの一辺に沿って該プリ
ント板ユニット上に装着されたコネクタを該プリント板
ユニットに対して垂直位置を占めるバックボード上に植
設されたコンタクトピンに嵌合接続して構成された電子
機器において、前記プリント板ユニットのコネクタを搭
載した辺に垂直な対向する二辺に沿って装着された一対
の棒状ガイドと、バックボード上に植設されたコンタク
トピン列を挟んで該バックボード上に片持ち式に前方に
突出して固定された前記棒状ガイドを受入れ可能な一対
のサポートとで構成されたプリント板ユニットの保持構
造であって、前記棒状ガイドは前記プリント板ユニット
の辺を受け入れ可能な長手方向の取付け溝を有し、棒状
ガイドは該取付け溝の一方の内壁面をプリント板ユニッ
トのコネクタ装着面に密着させた状態でプリント板ユニ
ットに固定され、前記サポートは、前記棒状ガイドの軸
方向の摺動は可能にするが他の方向の動きは規制する断
面形状と寸法を有するガイド溝を有すると共に、その基
部にはプリント板ユニット側の前記コネクタを受入れ可
能で且つ前記コンタクトピン列の一部に対応する位置決
め孔を有するコネクタハウジングを具えている構成とす
る。
した多数のプリント板ユニットを共通のバックボード等
に確実に且つ整然とコネクタ接続して機器内に保持する
ための構造式に関し、 最少限度を標準構造部品を電子機器のバックボードに
実相することによって、サイズの異なるプリント板ユニ
ットを、共通のバックボードに対してスペースの無駄を
生じることなく導入して円滑にコネクタ接続させること
の可能なプリント板ユニットの保持構造を提供すること
を目的とし、 長方形状のプリント板ユニットの一辺に沿って該プリ
ント板ユニット上に装着されたコネクタを該プリント板
ユニットに対して垂直位置を占めるバックボード上に植
設されたコンタクトピンに嵌合接続して構成された電子
機器において、前記プリント板ユニットのコネクタを搭
載した辺に垂直な対向する二辺に沿って装着された一対
の棒状ガイドと、バックボード上に植設されたコンタク
トピン列を挟んで該バックボード上に片持ち式に前方に
突出して固定された前記棒状ガイドを受入れ可能な一対
のサポートとで構成されたプリント板ユニットの保持構
造であって、前記棒状ガイドは前記プリント板ユニット
の辺を受け入れ可能な長手方向の取付け溝を有し、棒状
ガイドは該取付け溝の一方の内壁面をプリント板ユニッ
トのコネクタ装着面に密着させた状態でプリント板ユニ
ットに固定され、前記サポートは、前記棒状ガイドの軸
方向の摺動は可能にするが他の方向の動きは規制する断
面形状と寸法を有するガイド溝を有すると共に、その基
部にはプリント板ユニット側の前記コネクタを受入れ可
能で且つ前記コンタクトピン列の一部に対応する位置決
め孔を有するコネクタハウジングを具えている構成とす
る。
本発明は、情報通信装置等の電子機器において、電子
回路を搭載した多数のプリント板ユニットを共通のバッ
クボード等に確実に且つ整然とコネクタ接続して機器内
に保持するための構造に関する。
回路を搭載した多数のプリント板ユニットを共通のバッ
クボード等に確実に且つ整然とコネクタ接続して機器内
に保持するための構造に関する。
近年の情報通信装置は、LSI技術や光伝送技術等の発
達によって益々高密度化の方向に向かっている。高密度
化は、電子回路部品自体の構成のみならず、これらをプ
リント配線された基板上に実装した搭載したプリント板
ユニットにおいても著しく、従来は大型のプリント板を
必要としていた回路構成が、これの1/2や1/3のサイズの
プリント板に収まるようになって来た。
達によって益々高密度化の方向に向かっている。高密度
化は、電子回路部品自体の構成のみならず、これらをプ
リント配線された基板上に実装した搭載したプリント板
ユニットにおいても著しく、従来は大型のプリント板を
必要としていた回路構成が、これの1/2や1/3のサイズの
プリント板に収まるようになって来た。
一般に、プリント板のサイズは実装効率や製造コスト
の面からは大型のものが望ましく、故障の際の社会的影
響や顧客の初期投資を考慮した場合には、小型に分割さ
れたものが望ましいと考えられている。そのため、高密
度化に伴って目的に応じて種々のサイズのプリント板ユ
ニットを用意し、これを一つのバックボードに搭載して
電子機器を組み立てることが多くなってきた。
の面からは大型のものが望ましく、故障の際の社会的影
響や顧客の初期投資を考慮した場合には、小型に分割さ
れたものが望ましいと考えられている。そのため、高密
度化に伴って目的に応じて種々のサイズのプリント板ユ
ニットを用意し、これを一つのバックボードに搭載して
電子機器を組み立てることが多くなってきた。
一種類のサイズのプリント板ユニットによって構成さ
れていた従来の電子機器の場合には各装置に共通の収容
構造が採用できたが、このようにサイズの異なるプリン
ト板ユニットを実装する場合には、それぞれに専用の構
造設計が必要となり、その結果、製造コストが上昇した
り、納期が遅延する等の問題が生じている。
れていた従来の電子機器の場合には各装置に共通の収容
構造が採用できたが、このようにサイズの異なるプリン
ト板ユニットを実装する場合には、それぞれに専用の構
造設計が必要となり、その結果、製造コストが上昇した
り、納期が遅延する等の問題が生じている。
こうした問題点を解決するために、例えば第13図
（ａ），（ｂ）に示すように、上下一対のガイドレール
部材１を、実装するプリント板ユニット２のサイズに合
わせてバックボード３上に位置決めし、その基部をねじ
４で固定した構造が採用されている。プリント板ユニッ
ト２はガイドレール部材１の互いに対面する面に設けら
れた奥行き方向の溝５に沿って、前方から上下のガイド
レール部材１の間に導入され、バックボード３ら突出し
ているピンにコネクタ結合される。
（ａ），（ｂ）に示すように、上下一対のガイドレール
部材１を、実装するプリント板ユニット２のサイズに合
わせてバックボード３上に位置決めし、その基部をねじ
４で固定した構造が採用されている。プリント板ユニッ
ト２はガイドレール部材１の互いに対面する面に設けら
れた奥行き方向の溝５に沿って、前方から上下のガイド
レール部材１の間に導入され、バックボード３ら突出し
ているピンにコネクタ結合される。
しかし、この構造においては、プリント板ユニットの
重量が大きくなると、ガイドレール部材１が撓んでプリ
ント板ユニット２が外れる危険性がある。
重量が大きくなると、ガイドレール部材１が撓んでプリ
ント板ユニット２が外れる危険性がある。
更に、最近では高密度実装に伴ってコネクタのピン数
が増大し、プリント板ユニットとバックボードとの間の
コネクタの挿抜に大きな力を要するので、これを円滑に
行うためにプリント板ユニットにカードレバーを設ける
ことが必須となっている。こうした場合に、このガイド
レール部材１がカードレバーを操作する際の反力によっ
て撓むので、ガイドレール並びにカードレバーとも所望
の機能を発揮することができない。
が増大し、プリント板ユニットとバックボードとの間の
コネクタの挿抜に大きな力を要するので、これを円滑に
行うためにプリント板ユニットにカードレバーを設ける
ことが必須となっている。こうした場合に、このガイド
レール部材１がカードレバーを操作する際の反力によっ
て撓むので、ガイドレール並びにカードレバーとも所望
の機能を発揮することができない。
また、第14図（ａ），（ｂ）に示すように、実装され
るプリント板ユニット２のサイズに合わせた板状の収容
フレーム６を用意しておき、これをバックボード３上に
位置決めして、その基部をねじ４で固定した構造も用い
られている。この収容フレーム６の上下辺に沿って側方
に張り出したレール部分７の互いに対面する内面には、
奥行き方向の溝５が設けられ、プリント板ユニット２は
前方からこの溝５に沿って両レール部分７間に導入さ
れ、バックボード３とコネクタ接続される。
るプリント板ユニット２のサイズに合わせた板状の収容
フレーム６を用意しておき、これをバックボード３上に
位置決めして、その基部をねじ４で固定した構造も用い
られている。この収容フレーム６の上下辺に沿って側方
に張り出したレール部分７の互いに対面する内面には、
奥行き方向の溝５が設けられ、プリント板ユニット２は
前方からこの溝５に沿って両レール部分７間に導入さ
れ、バックボード３とコネクタ接続される。
この構造においては上下のレール部分７の同士がフレ
ーム６によって一体化されているので、前述の構成のよ
うな撓みの問題は生じない。しかし、プリント板ユニッ
トに搭載される電子・機構部品の高さに制約があって設
計の自由度が低く、また、プリント板ユニットのサイズ
に応じて複数種類の収容フレームを準備しておく必要が
ある等の問題あった。
ーム６によって一体化されているので、前述の構成のよ
うな撓みの問題は生じない。しかし、プリント板ユニッ
トに搭載される電子・機構部品の高さに制約があって設
計の自由度が低く、また、プリント板ユニットのサイズ
に応じて複数種類の収容フレームを準備しておく必要が
ある等の問題あった。
更にこれらの従来技術に共通の欠点として、プリント
板挿入の際に、プリント板ユニット側のコネクタとバッ
クボード側のコネクタハウジングとの位置合わせが難し
いことが挙げられる。この原因の第１は、コネクタとハ
ウジングとガイドレールとが別部品として作製されてい
るので組立ての際に誤差が生じ易いためである。第２の
理由は、プリント板の板厚寸法の精度が他の部品に比し
て低いため、プリント板ユニットをガイドレールに沿っ
て導入する際の基準面の選定を誤ると、プリント板に取
付けられたコネクタの位置がプリント板自体の寸法精度
の影響を直接に受けて変動することにある。
板挿入の際に、プリント板ユニット側のコネクタとバッ
クボード側のコネクタハウジングとの位置合わせが難し
いことが挙げられる。この原因の第１は、コネクタとハ
ウジングとガイドレールとが別部品として作製されてい
るので組立ての際に誤差が生じ易いためである。第２の
理由は、プリント板の板厚寸法の精度が他の部品に比し
て低いため、プリント板ユニットをガイドレールに沿っ
て導入する際の基準面の選定を誤ると、プリント板に取
付けられたコネクタの位置がプリント板自体の寸法精度
の影響を直接に受けて変動することにある。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決し、最
少限度の標準構造部品を電子機器のバックボードに実装
することによって、サイズの異なるプリント板ユニット
を、共通のバックボードに対してスペースの無駄を生じ
ることなく導入して円滑にコネクタ接続させることの可
能なプリント板ユニットの保持構造を提供することを目
的とする。
少限度の標準構造部品を電子機器のバックボードに実装
することによって、サイズの異なるプリント板ユニット
を、共通のバックボードに対してスペースの無駄を生じ
ることなく導入して円滑にコネクタ接続させることの可
能なプリント板ユニットの保持構造を提供することを目
的とする。
この目的は、長方形状のプリント板ユニットの一辺に
沿って該プリント板ユニット上に装着されたコネクタを
該プリント板ユニットに対して垂直位置を占めるバック
ボード上に植設されたコンタクトピンに嵌合接続して構
成された電子機器において、前記プリント板ユニットの
コネクタを搭載した辺に垂直な対向する二辺に沿って装
着された一対の棒状ガイドと、バックボード上に植設さ
れたコンタクトピン列を挟んで該バックボード上に片持
ち式に前方に突出して固定された前記棒状ガイドを受入
れ可能な一対のサポートとで構成されたプリント板ユニ
ットの保持構造であって、前記棒状ガイドは前記プリン
ト板ユニットの辺を受け入れ可能な長手方向の取付け溝
を有し、棒状ガイドは該取付け溝の一方の内壁面にプリ
ント板ユニットのコネクタ接着面に密着させた状態でプ
リント板ユニットに固定され、前記サポートは、前記棒
状ガイドの軸方向の摺動は可能にするが他の方向の動き
は規制する断面形状と寸法を有するガイド溝を有すると
共に、その基部には前記プリント板ユニット側のコネク
タを受入れ可能で且つ前記コンタクトピン列の一部に対
応する位置決め孔を有するコネクタハウジングを具えて
いることを特徴とする電子機器におけるプリント板ユニ
ットの保持構造によって達成される。
沿って該プリント板ユニット上に装着されたコネクタを
該プリント板ユニットに対して垂直位置を占めるバック
ボード上に植設されたコンタクトピンに嵌合接続して構
成された電子機器において、前記プリント板ユニットの
コネクタを搭載した辺に垂直な対向する二辺に沿って装
着された一対の棒状ガイドと、バックボード上に植設さ
れたコンタクトピン列を挟んで該バックボード上に片持
ち式に前方に突出して固定された前記棒状ガイドを受入
れ可能な一対のサポートとで構成されたプリント板ユニ
ットの保持構造であって、前記棒状ガイドは前記プリン
ト板ユニットの辺を受け入れ可能な長手方向の取付け溝
を有し、棒状ガイドは該取付け溝の一方の内壁面にプリ
ント板ユニットのコネクタ接着面に密着させた状態でプ
リント板ユニットに固定され、前記サポートは、前記棒
状ガイドの軸方向の摺動は可能にするが他の方向の動き
は規制する断面形状と寸法を有するガイド溝を有すると
共に、その基部には前記プリント板ユニット側のコネク
タを受入れ可能で且つ前記コンタクトピン列の一部に対
応する位置決め孔を有するコネクタハウジングを具えて
いることを特徴とする電子機器におけるプリント板ユニ
ットの保持構造によって達成される。
電子機器を構成するに際し、バックボード上にプリン
ト板ユニットの高さ方向の寸法に対応して一対のサポー
トを位置決めし、そのハウジングの位置決め孔をコンタ
クトピンに挿入した状態で固定する。
ト板ユニットの高さ方向の寸法に対応して一対のサポー
トを位置決めし、そのハウジングの位置決め孔をコンタ
クトピンに挿入した状態で固定する。
プリント板ユニットは、対向する二辺に沿って位置決
めされた一対の棒状ガイドの取付け溝の一方の側面（以
下基準面と称する）にそのコネクタ装着面を密着させた
状態で、該棒状ガイドと一体的に固定されている。従っ
て、該基準面から突出したコネクタの高さは、プリント
板ユニットの厚さの寸法のばらつきには無関係に常に一
定に維持される。
めされた一対の棒状ガイドの取付け溝の一方の側面（以
下基準面と称する）にそのコネクタ装着面を密着させた
状態で、該棒状ガイドと一体的に固定されている。従っ
て、該基準面から突出したコネクタの高さは、プリント
板ユニットの厚さの寸法のばらつきには無関係に常に一
定に維持される。
プリント板ユニットは、バックボード上に片持ち式に
固定された一対のサポートの自由端部から両サポートの
間に導入され、左右に振れることなくガイド溝に沿って
精密に案内されてバックボードに接近する。
固定された一対のサポートの自由端部から両サポートの
間に導入され、左右に振れることなくガイド溝に沿って
精密に案内されてバックボードに接近する。
終端付近でプリント板ユニットのコネクタはサポート
上のコネクタハウジングに正確に嵌合して、バックボー
ド上のコンタクトピンと嵌合接続される。
上のコネクタハウジングに正確に嵌合して、バックボー
ド上のコンタクトピンと嵌合接続される。
この状態で、サポートは棒状ガイドとプリント板ユニ
ットを介して、対をなす他方のサポートと連携し、その
位置関係が強固に確保される。
ットを介して、対をなす他方のサポートと連携し、その
位置関係が強固に確保される。
以下、図面に示す好適実施例に基づいて、本発明を更
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
本発明のプリント板ユニット保持構造は、バックボー
ド３に固定される一対のサポート10（第１図参照）と、
プリント板ユニット２に固定される一対の棒状ガイド11
（第３図参照）とによって構成される。
ド３に固定される一対のサポート10（第１図参照）と、
プリント板ユニット２に固定される一対の棒状ガイド11
（第３図参照）とによって構成される。
第１図に示すように、サポート10は、互いに直交する
短辺部分10aと長辺部分10bとからなる、ほぼＵ字型断面
を有するプラスチック成形品であり、互いに勝手違いの
一対が組となっている。短辺部分10aの背壁には、バッ
クボード３の所定箇所に整然と植設されたコンタクトピ
ン12の列を受入れ可能な位置決め孔13が穿孔されてい
る。又、短辺部分10aの内面側は後述するプリント板ユ
ニット側のコネクタ14を受入れ可能なハウジング15とな
っている。
短辺部分10aと長辺部分10bとからなる、ほぼＵ字型断面
を有するプラスチック成形品であり、互いに勝手違いの
一対が組となっている。短辺部分10aの背壁には、バッ
クボード３の所定箇所に整然と植設されたコンタクトピ
ン12の列を受入れ可能な位置決め孔13が穿孔されてい
る。又、短辺部分10aの内面側は後述するプリント板ユ
ニット側のコネクタ14を受入れ可能なハウジング15とな
っている。
長辺部分10bの底壁には、プリント板ユニットに搭載
された電子部品の発熱を冷却するための通気孔21がほぼ
全長にわたって設けられ、又、その先端領域には、後述
するカードレバー16の操作突起16aと係合する開口17が
設けられている。
された電子部品の発熱を冷却するための通気孔21がほぼ
全長にわたって設けられ、又、その先端領域には、後述
するカードレバー16の操作突起16aと係合する開口17が
設けられている。
第２図に示すように、一方の側壁の縁部には内側に突
出した外れ防止用のリブ18が全長にわたって延在してい
る。
出した外れ防止用のリブ18が全長にわたって延在してい
る。
この一対のサポート10は、短辺部分10aの背壁をバッ
クボード３の表面に平行して、受け入れるプリント板ユ
ニット２の高さに対応する距離を隔てて互いにそのＵ字
型断面の開放側が対面する向きにバックボード３上に配
置される。そして、位置決め孔13をバックボードのコン
タクトピン12の列に挿入して位置決めされた、片持ち式
にバックボード３から突出し姿勢でねじ又はリベット19
によって固定される。
クボード３の表面に平行して、受け入れるプリント板ユ
ニット２の高さに対応する距離を隔てて互いにそのＵ字
型断面の開放側が対面する向きにバックボード３上に配
置される。そして、位置決め孔13をバックボードのコン
タクトピン12の列に挿入して位置決めされた、片持ち式
にバックボード３から突出し姿勢でねじ又はリベット19
によって固定される。
第３図に示すように、棒場ガイド11は、プリント板ユ
ニット２に対応する長さを有する細長いプラスチック成
形品の部材であり、その片側にはプリント板ユニット２
の板厚より僅かに広い巾を有する取付け溝20が設けら
れ、これに沿って適宜な間隔をおいてリベット用固定部
23が設けられている。前記取付け溝20に隣接する底壁に
は、前述のサポートの通気孔21と同じ機能の通気孔21が
ほぼ全長にわたって設けられている。
ニット２に対応する長さを有する細長いプラスチック成
形品の部材であり、その片側にはプリント板ユニット２
の板厚より僅かに広い巾を有する取付け溝20が設けら
れ、これに沿って適宜な間隔をおいてリベット用固定部
23が設けられている。前記取付け溝20に隣接する底壁に
は、前述のサポートの通気孔21と同じ機能の通気孔21が
ほぼ全長にわたって設けられている。
棒状ガイド11の先端部には、カードレバー16と連携し
て作動する弾性変形可能なロックアーム22が形成されて
いる。
て作動する弾性変形可能なロックアーム22が形成されて
いる。
この棒状ガイド11は、プリント板ユニット２のコネク
タ14が装着されている辺に直交する２辺に沿ってプリン
ト板ユニットに取付けられる。即ち、前記取付け溝20内
にプリント板ユニット２の縁を挿入し、前記リベット用
固定部23を通じて側面からリベット24を打ち込んでプリ
ント板ユニット２に固定する。
タ14が装着されている辺に直交する２辺に沿ってプリン
ト板ユニットに取付けられる。即ち、前記取付け溝20内
にプリント板ユニット２の縁を挿入し、前記リベット用
固定部23を通じて側面からリベット24を打ち込んでプリ
ント板ユニット２に固定する。
ここで注目すべきは、上に述べたようなリベット止め
による棒状ガイド11の固定方式を採用したために、第４
図に示すように、コネクタ14が装着されている側のプリ
ント板ユニット２の表面Ａが取付け溝20の一方の内壁面
Ｐに密着する点である。これによって、コネクタ14の突
出距離ｄは、比較的製作精度が低くばらつきの大きいプ
リント板ユニット２の板厚に無関係に前記内壁面Ｐ（基
準面と称する）から常に一定に維持される。このこと
は、バックボード側のコンタクトピン12との嵌合を円滑
に行うために条件の一つである。
による棒状ガイド11の固定方式を採用したために、第４
図に示すように、コネクタ14が装着されている側のプリ
ント板ユニット２の表面Ａが取付け溝20の一方の内壁面
Ｐに密着する点である。これによって、コネクタ14の突
出距離ｄは、比較的製作精度が低くばらつきの大きいプ
リント板ユニット２の板厚に無関係に前記内壁面Ｐ（基
準面と称する）から常に一定に維持される。このこと
は、バックボード側のコンタクトピン12との嵌合を円滑
に行うために条件の一つである。
なお、第３図においてプリント板ユニット２の前縁に
は全長にわたって表示板25が装着され、その両端部には
プリント板ユニット２の挿抜を容易に行うためのカード
レバー16が取付けられている。
は全長にわたって表示板25が装着され、その両端部には
プリント板ユニット２の挿抜を容易に行うためのカード
レバー16が取付けられている。
サポート10の長辺部分10bのリブ18の下に形成される
長手方向に延在するガイド溝26の高さｈと内法巾ｗ（第
２図）とは、棒状ガイド11の高さｇと外法巾ｕ（第４
図）をがたつき無く、しかも円滑に摺動可能に受入れる
ように精度よく作製されている。又、棒状ガイド11の先
端部11aは面取りされている。
長手方向に延在するガイド溝26の高さｈと内法巾ｗ（第
２図）とは、棒状ガイド11の高さｇと外法巾ｕ（第４
図）をがたつき無く、しかも円滑に摺動可能に受入れる
ように精度よく作製されている。又、棒状ガイド11の先
端部11aは面取りされている。
プリント板ユニット２をバックボード３に対して定位
置に保持してコネクタ接続する際には、バックボード３
から片持ち式に突出した一対のサポート10に対してプリ
ント板ユニットの上下縁に取付けられた棒状ガイド11を
導入する。すると前述の寸法関係並びに先端形状によっ
て両者は円滑に係合し、サポート10のリブ18の作用によ
って棒状ガイド11は上下方向への移動を阻止され、長手
方向のみに滑動して奥に挿入される。その途中の状態を
第５図に示す。
置に保持してコネクタ接続する際には、バックボード３
から片持ち式に突出した一対のサポート10に対してプリ
ント板ユニットの上下縁に取付けられた棒状ガイド11を
導入する。すると前述の寸法関係並びに先端形状によっ
て両者は円滑に係合し、サポート10のリブ18の作用によ
って棒状ガイド11は上下方向への移動を阻止され、長手
方向のみに滑動して奥に挿入される。その途中の状態を
第５図に示す。
この導入はサポート10の長手方向のガイド溝26と棒状
ガイド11との精度の良い係合によって行われるので、プ
リント板ユニットのコネクタ14は正しくサポート側のハ
ウジング15内に受け入れられ、バックボード側のコンタ
クトピン12と嵌合することができる。プリント板ユニッ
ト２が完全に挿入されると、第６図に示すように、カー
ドレバー16の操作突起16aがサポート11の開口17内に入
り込み、同時にロックアーム22のラッチ22aがサポート
の通気孔21の端に引っ掛かってプリント板ユニット２の
抜け出しが阻止される。
ガイド11との精度の良い係合によって行われるので、プ
リント板ユニットのコネクタ14は正しくサポート側のハ
ウジング15内に受け入れられ、バックボード側のコンタ
クトピン12と嵌合することができる。プリント板ユニッ
ト２が完全に挿入されると、第６図に示すように、カー
ドレバー16の操作突起16aがサポート11の開口17内に入
り込み、同時にロックアーム22のラッチ22aがサポート
の通気孔21の端に引っ掛かってプリント板ユニット２の
抜け出しが阻止される。
このように、プリント板ユニットと棒状ガイドを介し
て上下のサポートが互いに連結されると、サポートがそ
れぞれ単独で固定されていた状態に比して、その剛性が
増し、位置の保持が強化される。
て上下のサポートが互いに連結されると、サポートがそ
れぞれ単独で固定されていた状態に比して、その剛性が
増し、位置の保持が強化される。
第７図と第８図は、前述の原理に基づく保持構造を応
用してサイズの異なる数種類のプリント板ユニットを共
通のバックボード上に搭載するに際し、サポートを横方
向の最小ピッチで実装した第１構成例を示す。
用してサイズの異なる数種類のプリント板ユニットを共
通のバックボード上に搭載するに際し、サポートを横方
向の最小ピッチで実装した第１構成例を示す。
第９図と第10図は、同じくサポートをランダムに配置
した第２構成例を示す。
した第２構成例を示す。
第11図は、シェルフ等の筐体に対して本発明の保持構
造を適用してサイズの異なるプリント板ユニットを搭載
した第３構成例を示す。
造を適用してサイズの異なるプリント板ユニットを搭載
した第３構成例を示す。
第12図は、第１及び第２構成例と同様に、異なるサイ
ズのプリント板ユニットを共通のバックボード上に実装
したものを、キャビネットラック等に複数段に積層して
搭載した第４構成例を示す。
ズのプリント板ユニットを共通のバックボード上に実装
したものを、キャビネットラック等に複数段に積層して
搭載した第４構成例を示す。
本発明によれば、プリント板ユニットをバックボード
の任意の位置に効率良く実装することができ、最近の電
子機器の高密度実装に対応することができると共に、納
期の短縮や生産性向上等により、トータルコストの低減
が可能になる。
の任意の位置に効率良く実装することができ、最近の電
子機器の高密度実装に対応することができると共に、納
期の短縮や生産性向上等により、トータルコストの低減
が可能になる。
具体的には、棒状ガイドとサポートの溝との嵌合によ
ってプリント板ユニットが導入されるため、サポートが
プリント板ユニットによって補強される効果が生じる。
従ってサポートに通気孔等を設けても強度の点で問題な
く、又、薄肉・長尺の部材として構成することも可能で
ある。
ってプリント板ユニットが導入されるため、サポートが
プリント板ユニットによって補強される効果が生じる。
従ってサポートに通気孔等を設けても強度の点で問題な
く、又、薄肉・長尺の部材として構成することも可能で
ある。
サポートはカードレバーの作動時に発生する反力に充
分に耐え得る剛性を有し、変形による位置の変動等の障
害を生じない。
分に耐え得る剛性を有し、変形による位置の変動等の障
害を生じない。
プリント板ユニットに棒状ガイドを固定する際に、棒
状ガイドの取付け溝の一方の内壁面をコネクタ装着表面
側に密着させたので、プリント板の板厚の寸法のばらつ
きに無関係にコネクタの取付け精度を向上させることが
可能になる。これによってバックボード側のコンタクト
ピンとのコネクタ接続が良好に行える。
状ガイドの取付け溝の一方の内壁面をコネクタ装着表面
側に密着させたので、プリント板の板厚の寸法のばらつ
きに無関係にコネクタの取付け精度を向上させることが
可能になる。これによってバックボード側のコンタクト
ピンとのコネクタ接続が良好に行える。
サポート自体がプリント板ユニットに対するガイドレ
ール機能とコネクタハウジング機能を兼ねており、しか
もバックボードのコンタクトピンが直接圧入される位置
決め孔を具えているので、プリント板ユニットとバック
ボードとの間の精度の高いコネクタ接続が可能になる。
ール機能とコネクタハウジング機能を兼ねており、しか
もバックボードのコンタクトピンが直接圧入される位置
決め孔を具えているので、プリント板ユニットとバック
ボードとの間の精度の高いコネクタ接続が可能になる。
サポートが互いに逆勝手の形状の二つの部品からなる
１種類のもので構成されているにもかかわらず、これら
のバックボード上での相互の距離を任意に調整すること
により、高さ方向のサイズの異なる複数のプリント板ユ
ニットを保持することが可能である。
１種類のもので構成されているにもかかわらず、これら
のバックボード上での相互の距離を任意に調整すること
により、高さ方向のサイズの異なる複数のプリント板ユ
ニットを保持することが可能である。
これによって、バックボード上のスペースを効率的に
利用して高密度にプリント板ユニットを実装することが
できる。
利用して高密度にプリント板ユニットを実装することが
できる。
更に、本発明の保持構造においては、バックボードを
構造骨格の一部として利用しているので、構成部品数を
少なくすることが可能となる。しかも、キャビネット等
に直接搭載する場合には、サポートを実装したバックボ
ードのみで構成できるので、箱型のシェルフが不要とな
る利点も有する。
構造骨格の一部として利用しているので、構成部品数を
少なくすることが可能となる。しかも、キャビネット等
に直接搭載する場合には、サポートを実装したバックボ
ードのみで構成できるので、箱型のシェルフが不要とな
る利点も有する。
第１図は、本発明のサポートとバックボードの構造を示
す斜視図、 第２図は、サポートの断面形状を示す第１図のＩ−Ｉ断
面図、 第３図は、本発明の棒状ガイドとプリント板ユニットの
構造を示す斜視図、 第４図は、棒状ガイドとプリント板ユニットとの固定の
仕方を示す断面図、 第５図は、サポートに対して導入途中のプリント板ユニ
ットを示す斜視図、 第６図は、完全に導入されたプリント板ユニットを示す
側断面図、 第７図は、本発明の保持構造を使用した第１構成例を示
す斜視図、 第８図は、同じく正面図、 第９図は、本発明の保持構造を使用した第２構成例を示
す斜視図、 第10図は、同じく正面図、 第11図は、本発明の保持構造を使用した第３構成例を示
す斜視図、 第12図は、同じく第４構成例を示す斜視図、 第13図（ａ），（ｂ）は、従来の保持構造の一例を示す
側面図とそのＡ−Ａ断面図、 第14図（ａ），（ｂ）は、同じく他の例の側面図とその
Ｂ−Ｂ断面図である。 ２……プリント板ユニット、 ３……バックボード、10……サポート、 11……棒状ガイド、12……コンタクトピン、 13……位置決め孔、14……コネクタ、 15……コネクタハウジング、 16……カードレバー、18……リブ、 20……取付け溝、21……通気孔、 22……ロックアーム、23……リベット用固定部。
す斜視図、 第２図は、サポートの断面形状を示す第１図のＩ−Ｉ断
面図、 第３図は、本発明の棒状ガイドとプリント板ユニットの
構造を示す斜視図、 第４図は、棒状ガイドとプリント板ユニットとの固定の
仕方を示す断面図、 第５図は、サポートに対して導入途中のプリント板ユニ
ットを示す斜視図、 第６図は、完全に導入されたプリント板ユニットを示す
側断面図、 第７図は、本発明の保持構造を使用した第１構成例を示
す斜視図、 第８図は、同じく正面図、 第９図は、本発明の保持構造を使用した第２構成例を示
す斜視図、 第10図は、同じく正面図、 第11図は、本発明の保持構造を使用した第３構成例を示
す斜視図、 第12図は、同じく第４構成例を示す斜視図、 第13図（ａ），（ｂ）は、従来の保持構造の一例を示す
側面図とそのＡ−Ａ断面図、 第14図（ａ），（ｂ）は、同じく他の例の側面図とその
Ｂ−Ｂ断面図である。 ２……プリント板ユニット、 ３……バックボード、10……サポート、 11……棒状ガイド、12……コンタクトピン、 13……位置決め孔、14……コネクタ、 15……コネクタハウジング、 16……カードレバー、18……リブ、 20……取付け溝、21……通気孔、 22……ロックアーム、23……リベット用固定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H05K 7/14
Claims (4)
- 【請求項１】長方形状のプリント板ユニット（２）の一
辺に沿って該プリント板ユニット上に装着されたコネク
タ（14）を該プリント板ユニット（２）に対して垂直位
置を占めるバックボード（３）上に植設されたコンタク
トピン（12）に嵌合接続して構成された電子機器におい
て、前記プリント板ユニットのコネクタ（14）を搭載し
た辺に垂直な対向する二辺に沿って装着された一対の棒
状ガイド（11）と、バックボード（３）上に植設された
コンタクトピン列（12）を挟んで該バックボード上に片
持ち式に前方に突出して固定された前記棒状ガイド（1
1）を受入れ可能な一対のサポート（10）とで構成され
たプリント板ユニットの保持構造であって、前記棒状ガ
イド（11）は前記のプリント板ユニット（２）の辺を受
け入れ可能な長手方向の取付け溝（20）を有し、棒状ガ
イド（11）は該取付け溝（20）の一方の内壁面をプリン
ト板ユニットのコネクタ装着面（Ａ）に密着された状態
でプリント板ユニット（２）に固定され、前記サポート
（10）は、前記棒状ガイド（11）の軸方向の摺動は可能
にするが他の方向の動きは規制する断面形状と寸法を有
するガイド溝（26）を有すると共に、その基部には前記
プリント板ユニット側のコネクタ（14）を受入れ可能で
且つ前記コンタクトピン列（12）の一部に対応する位置
決め孔（13）を有するコネクタハウジング（15）を具え
ていることを特徴とする電子機器におけるプリント板ユ
ニットの保持構造。 - 【請求項２】前記棒状ガイド（11）並びにサポート（1
0）がプリント板ユニット冷却用の通過孔（21）が具え
ている請求項１に記載されたプリント板ユニットの保持
構造。 - 【請求項３】前記プリント板ユニット（２）の前端に操
作突起（16a）を有するカードレバー（16）が取付けら
れ、前記サポート（10）の前端領域に、該カードレバー
の操作突起（16a）に係合可能な開口（17）が設けられ
ている請求項１又は２に記載されたプリント板ユニット
の保持構造。 - 【請求項４】前記サポート（10）に対してプリント板ユ
ニット（２）が完全に導入されると、前記サポート（1
0）に設けられた係合部に封止されて抜け止め作用を行
うラッチ（22a）を有する弾性変形可能なロックアーム
（22）が前記棒状ガイド（11）の前端部に形成され、前
記カードレバー（16）と連携している請求項３に記載さ
れたプリント板ユニットの保持構造。
Priority Applications (5)
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