JP3231211B2 - Pcカード用コネクタ - Google Patents

Pcカード用コネクタ

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JP3231211B2
JP3231211B2 JP04881295A JP4881295A JP3231211B2 JP 3231211 B2 JP3231211 B2 JP 3231211B2 JP 04881295 A JP04881295 A JP 04881295A JP 4881295 A JP4881295 A JP 4881295A JP 3231211 B2 JP3231211 B2 JP 3231211B2
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PCカードを挿着して
使用される機器に装備されるPCカード用コネクタに係
り、特に、複数枚のPCカードが同時に挿着可能なPC
カード用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型パソコンなどに使用されるPC
カード(メモリカード)は、専用のPCカード用コネク
タに挿抜されるカードであるが、最近、このPCカード
の形状や、PCカード用コネクタのピンコンタクトの寸
法、配列等の共通化(規格化)が進んできたため、同一
製品の汎用性が飛躍的に高まって需要の急増が見込まれ
ている。
【0003】通常、PCカード用コネクタは、多数本の
ピンコンタクトを所定の配列でピンハウジングに圧入固
定してなるヘッダ部や、挿抜時のPCカードを両側から
ガイドするフレームや、このフレームに付設されてPC
カードをイジェクトするイジェクト機構部等を備えて概
略構成されているが、近年、2枚のPCカードが同時に
挿着できるようにカード挿入口を上下2段に設けて機能
性や使い勝手を高めた2枚対応のPCカード用コネクタ
が普及し始めている。
【0004】また、PCカードの表面が静電気を帯びて
いると挿着時に誤動作を引き起こす虞があるので、多く
のPCカード用コネクタには、フレーム内に挿入したP
Cカードの表面に接触して静電気をプリント基板のアー
ス回路へと導くアース端子が備えられており、該コネク
タが2枚対応の場合には、各フレーム内に挿入したPC
カードの表面と接触する位置にそれぞれアース端子が設
けてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した2
枚対応のPCカード用コネクタの従来品は、通常、1枚
対応のものよりも厚くて上下2段にカード挿入口を有す
る専用のフレームを備えた構成になっているが、このよ
うな構成にすると1枚対応の場合と2枚対応の場合とで
フレームの成形金型を変えなければならず、さらに今後
は3枚以上のPCカードが同時に挿着可能なコネクタの
普及も見込まれるので、1枚対応の同形状のフレームを
上下に複数段積層した構成を採用するほうが、製造コス
トの面から有利であると考えられる。ただしその場合、
積層した複数のフレームを連結する部材が新たに必要と
なるので、コストダウンを顕著なものにするためには、
部品点数や組立工数を削減する工夫が要求される。
【0006】したがって本発明の目的は、複数枚のPC
カードが同時に挿着できるPCカード用コネクタを安価
に提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上述した目的
は、後方に配設された多数本のピンコンタクトを臨む
数のカード挿入口を前端部に有して挿抜時のPCカード
を幅方向両側からガイドする絶縁性のフレームを備えた
PCカード用コネクタにおいて、各フレーム内に挿入さ
れたPCカードの表面と弾接する位置にそれぞれ配設さ
れた弾性片を備え、複数段積層されたフレームの側部に
沿って配設された連結を有し、該連結金具には各前
記フレームの側面に突出形成された突起部にスナップ止
めされる舌部と、前記連結金具の最下部に延設され、
リント基板のアース回路に圧接されると共に、最下部の
前記フレームの底面に突出形成された突出部に係合する
底板部とを備えたことによって達成される。
【0008】
【作用】連結金具に形成された舌部が各フレームの側面
に突出形成された突起部にスナップ止めされることによ
り、連結金具は複数段積層されたフレームの側部に沿っ
て配設される。そして、連結金具の最下部に延設された
底板部はプリント基板のアース回路に圧接されると共
に、最下部のフレームの底面に突出形成された突出部に
係合する。また、連結金具に配設された弾性片はフレー
ム内に挿入されたPCカードの表面と弾接する
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例に係る面実装タイプのP
Cカード用コネクタの全体平面図、図2は該コネクタの
全体側面図、図3は該コネクタの全体正面図、図4は該
コネクタのヘッダ部の断面図であり、これらの図に示す
コネクタは、多数本のピンコンタクト1を所定の配列で
ピンハウジング2に圧入固定してなるヘッダ部3と、挿
抜時のPCカード(図示せず)をガイドする略コ字形の
二つのフレーム4と、各フレーム4に付設されたイジェ
クト機構部としてのイジェクトレバー5およびプッシュ
ロッド6とによって主に構成されている。
【0010】ここで、ピンコンタクト1の形状は、図5
に示すように、一端部に略円柱形のコンタクト部11を
有して他端部に帯状の端子部12を有し、コンタクト部
11の後方の板状部分を、端子部12の基部に対し直角
に起立して該端子部12と同厚な起立片13となすとと
もに、この起立片13の表面で起立方向と略直角な面
に、ピンハウジング2のピン挿通孔2aの内壁面に係止
させるための係止部13aを設け、且つ起立片13の後
端面に、ピンハウジング2への圧入時に治具(図示せ
ず)を衝合させるための治具受け部13bを設けたもの
となっている。具体的には、コンタクト部11は、先端
部分が先細りのテーパ形状で他部分は直径が0.44ミ
リメートルの円柱形にプレス加工してある。また、端子
部12および起立片13の板厚は0.3ミリメートルで
あり、この端子部12は所定形状にフォーミングされて
いる。
【0011】このようなピンコンタクト1は、図6の製
造工程図に示すように、以下の手順で製造したものであ
る。なお、図6は、製造時の平面形状の変化と、そのA
−A線に沿う断面形状の変化を、下と上に並べて図示し
たもので、工程は図面の左から右へ進行していく。
【0012】ピンコンタクト1を製造するにあたって、
まず、図示せぬキャリアテープに保持された板厚0.3
ミリメートルのフープ状の金属平板材14を用意し、こ
の金属平板材14に対して、最初に、後刻コンタクト部
11となる短冊状個所15の打ち抜き加工とプレス加工
を行う。なお、このプレス加工は、短冊状個所15の先
端部分および破断面を傾斜面となすためのものである。
次いで、さらに打ち抜き加工を行って、略L字形の連結
部位16から直線状に延びる幅狭片17(短冊状個所1
5を含む)を形成した後、この連結部位16を直角に折
り曲げて幅狭片17を横向きに起立させる。ただし、こ
の幅狭片17のうち短冊状個所15よりも後方の部分の
破断面には、起立前に係止部13aを形成しておく。し
かる後、起立させた幅狭片17の先端を母材から切り離
し、短冊状個所15を起立方向に沿う上下からプレス加
工することにより、先端部分がテーパ形状で他部分を直
径0.44ミリメートルに設定した略円柱形のコンタク
ト部11を形成する。そして、連結部位16を支持して
いる図示下方の母材に対しプレス加工を行うことによ
り、後刻端子部12となる長い帯状部分18を形成した
後、所定本数分をフープ状の金属平板材14から切り離
し、次いで帯状部分18をフォーミングして端子部12
となす。なお、隣接する端子部12間のピッチは1.2
7ミリメートルに設定しておく。
【0013】こうしてキャリアテープに保持された所定
本数分のピンコンタクト1を得たなら、各ピンコンタク
ト1をコンタクト部11側からピンハウジング2のピン
挿通孔2a内へ挿入してキャリアテープを切り離し、こ
のピン挿通孔2aの内壁面に前記係止部13aを係合さ
せながら端子部12の突出量を調整し、最後に各端子部
12の先端が揃うようにカッティングを行って、ピンハ
ウジング2への各ピンコンタクト1の取付作業が完了す
る。
【0014】このように本実施例では、横向きに起立さ
せた幅狭片17の短冊状個所15を起立方向に沿ってプ
レス加工することにより、板厚0.3ミリメートルの薄
い板材から直径0.44ミリメートルの略円柱形のコン
タクト部11を形成することができるので、場所により
板厚が異なる高価な異形材の代わりに比較的安価な金属
平板材14を用いてピンコンタクト1が製造できる。し
かも、この幅狭片17を横向きに起立させる前に予め、
打ち抜き加工時に形成される該幅狭片17の破断面のう
ち後刻コンタクト部11となる個所(短冊状個所15)
をプレス加工して面積を減じているので、起立後のプレ
ス加工によって、コンタクト部11の表面を破断面の粗
さにほとんど影響されない滑らかな湾曲面に仕上げるこ
とが容易であり、高信頼性のピンコンタクト1の製造に
適している。
【0015】また、こうして製造されたピンコンタクト
1は、起立後の幅狭片17のうちコンタクト部11より
も後方の板状部分が起立片13となるが、この起立片1
3の表面で起立方向と直角な面に、ピンハウジング2の
ピン挿通孔2aの内壁面に係止させるための係止部13
aが形成されているので、この係止部13aがピンコン
タクト1の配列方向に対し略直角方向を向くことになっ
て、各ピンコンタクト1の圧入によりピンハウジング2
に生じる変形が累積されず、よって固定されたピンコン
タクト1の配列ピッチに狂いが生じにくくなっている。
しかも、このピンコンタクト1は、起立片13の後端面
が、ピンハウジング2への圧入時に治具を衝合させるた
めの治具受け部13bとなっているが、この治具受け部
13bはピンコンタクト1の配列方向に対して直角な向
き、つまり寸法上の制約が少ない向きに広げることがで
きるので、1.27ミリメートルという狭ピッチに配列
されるピンコンタクト1であっても治具受け部13bに
十分な面積を確保することができ、圧入作業が容易に行
えるという利点がある。
【0016】次に、ヘッダ部3の構成要素のうち、ピン
コンタクト1以外の部分について詳しく説明する。
【0017】すなわち、ヘッダ部3は、所定本数のピン
コンタクト1を圧入固定したピンハウジング2と、この
ピンハウジング2の前後に付設した二つのピンホルダ
7,8とによって概略構成されており、ピンハウジング
2はさらに、ピンコンタクト1を圧入固定して上下2段
に積層固定された同形状の二つの本体部9と、これら本
体部9の下方に固定されてプリント基板の実装面上に直
接搭載される基台部10とに区別される。そして、ピン
ハウジング2の後方に配置される一方のピンホルダ7
は、上段の本体部9の後方から下方へと突出するピンコ
ンタクト1の端子部12を位置決めしており、また、ピ
ンハウジング2の前方に配置される他方のピンホルダ8
は、下段の本体部9の後方から前方へ送られて下方へと
突出するピンコンタクト1の端子部12を位置決めして
いる。
【0018】ここで、これら各部材の形状を具体的に示
すと、ピンハウジング2の一つの本体部9は図7の平面
図と図8の正面図に示す如き成形品であり、その基台部
10は図9の平面図と図10の一部断面側面図に示す如
き成形品であり、一方のピンホルダ7は図11の平面図
と図12の正面図に示す如き成形品であり、他方のピン
ホルダ8は図13の平面図と図14の背面図に示す如き
成形品である。これらの図に示すように、ピンホルダ7
には、上段の本体部9から突出する多数本のピンコンタ
クト1の端子部12を挿入して位置決め可能な互いに平
行な多数のガイド溝7aが前面と底面に形成されてい
て、またピンホルダ8には、下段の本体部9から突出す
る多数本のピンコンタクト1の端子部12を挿入して位
置決め可能な互いに平行な多数のガイド溝8aが背面と
底面に形成されており、両ピンホルダ7,8はそれぞれ
嵌入孔7b,8bに基台部10の突起10a,10bを
嵌入させることによって該基台部10に取着されてい
る。そして、これらのピンホルダ7,8を基台部10に
取着する前に予め、図15に示すように、ピンコンタク
ト1の端子部12の先端部分12a(はんだ付け部)を
予めプリント基板19に対して上向きに傾けてフォーミ
ングしておけば、ガイド溝7a,8aにて各端子部12
の位置決めを行うピンホルダ7,8を基台部10に取着
することにより、各端子部12の先端部分12aはピン
ホルダ7またはピンホルダ8の底面に弾接して平坦度が
保たれた状態になる。そのため、ピンハウジング2をプ
リント基板19上に搭載し、その実装面にピンホルダ
7,8の底面が至近距離で対向するようにしてやれば、
各端子部12の先端部分12aをプリント基板19上の
所定位置に傾くことなく配置させることができる。
【0019】このように本実施例では、多数本のピンコ
ンタクト1の端子部12をガイド溝7a,8aにて位置
決めし、且つ各端子部12の先端部分12aを底面に弾
接させるピンホルダ7,8が、ピンハウジング2に取着
してあるので、各端子部12の平行度が保てるのみなら
ず、プリント基板19上ではんだ付けされる該先端部分
12aの平坦度が保て、そのためピンハウジング2をプ
リント基板19上に搭載してピンホルダ7,8の底面を
実装面と至近距離で対向させてやることより、各端子部
12の先端部分12aの位置ずれや傾きが確実に回避で
き、よってプリント基板19上の所定位置に各端子部1
2を簡単且つ確実にはんだ付けすることができる。
【0020】引き続き、本実施例に係る面実装タイプの
PCカード用コネクタのフレーム4と、このフレーム4
に付設されたイジェクト機構部(イジェクトレバー5お
よびプッシュロッド6)とについて、詳しく説明する。
【0021】このコネクタは略コ字形のフレーム4(図
16参照)を上下に二つ積層固定したものを用いてお
り、上側のフレーム4は、その後端部の左右両側に突設
した略T字形の係止片4aをピンハウジング2の上段の
本体部9の側壁に嵌合させていて、下側のフレーム4
は、同様の係止片4aをピンハウジング2の下段の本体
部9の側壁に嵌合させている。そして、各フレーム4に
は、前後方向に延びて挿抜時のPCカードを幅方向両側
からガイドするとともに前端部がカード挿入口4bを規
定する一対の凹溝形成部20と、これら両凹溝形成部2
0の後端部を連結する橋絡部21とが設けられており、
前記係止片4aを本体部9の側壁に嵌合させると、この
本体部9に圧入固定されている前記ピンコンタクト1が
カード挿入口4b内を臨むようになっている。ただし、
各フレーム4は、橋絡部21と凹溝形成部20とが連続
する個所をやや幅狭に形成することにより、この橋絡部
21に一対の凹溝形成部20に対して反る向き(図16
の矢印B方向)の可撓性が付与されている。また、各フ
レーム4の橋絡部21の中間部には、イジェクトレバー
5の中間部に穿設されている二つの軸孔5a,5b内に
挿通される二つの円形ボス21a,21bが突設されて
おり、このうち円形ボス21aを回動軸としてイジェク
トレバー5はフレーム4に回動自在に支持される。さら
に、各フレーム4の片方の凹溝形成部20の外側にはロ
ッド支持枠4cが突設されており、このロッド支持枠4
cによってプッシュロッド6は前後方向に進出後退自在
に支持される。そして、イジェクトレバー5の一端部
が、プッシュロッド6の後端部の二股部6aと係合し、
イジェクトレバー5の他端部のカード当接片5cが、該
レバー5の回動に伴ってヘッダ部3内の隅で前後方向に
若干量進出後退するようになっている。なお、イジェク
トレバー5は金属板製で、プッシュロッド6は成形品で
ある。
【0022】すなわち、このコネクタは、PCカードが
上下いずれかのカード挿入口4bからフレーム4内へ挿
入されて後方のヘッダ部3内へ進出すると、イジェクト
レバー5のカード当接片5cがPCカードに押し込まれ
て後退し、それに伴いプッシュロッド6が手前へ移動し
た直後に、PCカード内のソケットコンタクトがピンコ
ンタクト1に接続されて挿着が完了するようになってお
り、また、挿着状態のPCカードを抜き取る際には、対
応するプッシュロッド6を押し込めば、イジェクトレバ
ー5が図1の反時計回りの向きに回転してカード当接片
5cが前方に進出しようとするので、PCカードは該当
接片5cに押し込まれてピンコンタクト1から離脱し、
簡単に手指でカード挿入口4bから抜き取ることができ
るようになっている。
【0023】このように本実施例は、上下の各段にそれ
ぞれ、所定配列のピンコンタクト1を固定した本体部9
と、前端部にカード挿入口4bを有して後端部を本体部
9に取り付けたフレーム4と、このフレーム4に支持さ
れるイジェクトレバー5およびプッシュロッド6とが具
備されており、上段と下段のいずれにもPCカードが挿
着できる2枚対応のコネクタとなっている。ここで、上
下のフレーム4どうしは、前後2個所ずつ計4個所で連
結されているが、このうち前寄りの左右の連結個所には
それぞれ、アース端子を兼ねた連結金具であるアース金
具22が使用されている。このアース金具22は、フレ
ーム4に取着される前は、図17の側面図および図18
の平面図に示すような形状をしているが、図19に示す
ように、フレーム4の凹溝形成部20に突設されている
角形ボス4dを舌部22aを撓ませながら圧入させると
ともに、前記プリント基板19に対する位置決めを行う
ためにフレーム4の底部に突設されている位置決めボス
4eに底板部22bを係合させることにより、このアー
ス金具22は外側から簡単に上下のフレーム4にスナッ
プ止めすることができる。そして、こうして取り付けた
アース金具22は、その先端側に延びる一対の湾曲弾性
片22cが、上下の各フレーム4内で挿入時のPCカー
ドの表面と弾接する位置にそれぞれ配置されるととも
に、底板部22bが、実装段階でプリント基板19のア
ース回路(図示せず)と圧接する位置に配置されること
になる。
【0024】このように1枚対応のフレーム4を上下2
段積層することで2枚のPCカードに対応できるコネク
タを構成し、これら二つのフレーム4を複数個所で連結
する金具の一部をアース端子を兼ねたアース金具22と
なせば、2枚対応の専用フレームを新たに成形する必要
がなく、各フレーム4ごとに個別にアース端子を組み込
む必要もないので、製作費が大幅に低減できる。また、
アース金具22の使用により連結専用部材が減らせるの
で、部品点数や組立工数の増加が抑えられるとともに、
このアース金具22が外側から簡単に各フレーム4にス
ナップ止めできるので、組立性も良好である。
【0025】また、このコネクタはピンハウジング2と
フレーム4が別部品なので、プリント基板19上にヘッ
ダ部3を自動実装した後、そのピンハウジング2にフレ
ーム4を取着することができるが、先述したように本実
施例では、各フレーム4の橋絡部21に一対の凹溝形成
部20に対して反る向きの可撓性が付与されているの
で、実装後のヘッダ部3にフレーム4を取り付ける際に
は図20に示すように、プリント基板19の実装面に対
し斜め上方から、橋絡部21を撓ませながらフレーム4
をヘッダ部3に向けて押し込んでいっても、このフレー
ム4の後端部の係止片4aをピンハウジング2の側壁に
簡単に嵌合させることができる。したがって、フレーム
4の下方に予め他部品が実装されていても、これを破損
する心配なくフレーム4と既設ヘッダ部3との一体化が
行え、高密度実装に支障をきたさないという利点があ
る。さらに、こうしてフレーム4を実装後のヘッダ部3
に後付けする構成にしてあることから、フレーム4の材
料として、高耐熱性が要求されず比較的安価なPBT等
の樹脂が使用できるという利点がある。
【0026】なお、上記実施例では上下2段構造で2枚
対応のPCカード用コネクタについて説明したが、3枚
以上のPCカードを同時に挿着できるコネクタの場合で
も本発明が適用できることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ース端子を兼ねた連結金具の舌部を複数段積層した各
フレームの側面に突出形成された突起部にスナップ止め
すると共に、底板部を最下部のフレームの底面に突出形
成された突出部に係合させて各フレームに連結すること
により、フレームの製作費を大幅に低減させ、且つ部品
点数や組立工数の増加が抑えられるという顕著な効果を
奏し、複数枚のPCカードが同時に挿着できるPCカー
ド用コネクタを安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る面実装タイプのPCカード用コ
ネクタの全体平面図である。
【図2】該コネクタの全体側面図である。
【図3】該コネクタの全体正面図である。
【図4】該コネクタのヘッダ部の断面図である。
【図5】該コネクタに用いるピンコンタクトの要部斜視
図である。
【図6】該ピンコンタクトの製造工程図である。
【図7】該コネクタのピンハウジングを構成する本体部
の平面図である。
【図8】図7に示す本体部の正面図である。
【図9】該コネクタのピンハウジングを構成する基台部
の平面図である。
【図10】図9に示す基台部の一部断面側面図である。
【図11】該コネクタのピンハウジングの後部に付設し
たピンホルダの平面図である。
【図12】図11に示すピンホルダの正面図である。
【図13】該コネクタのピンハウジングの前部に付設し
たピンホルダの平面図である。
【図14】図13に示すピンホルダの背面図である。
【図15】該コネクタの製造過程でピンコンタクトの端
子部のフォーミング後の形状を示す説明図である。
【図16】該コネクタのフレームの斜視図である。
【図17】該コネクタに用いるアース金具の取付前の側
面図である。
【図18】該アース金具の取付前の平面図である。
【図19】該アース金具をフレームに取着した様子を示
す要部斜視図である。
【図20】該コネクタの実装済みのヘッダ部にフレーム
を後付けする様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ピンコンタクト 2 ピンハウジング 3 ヘッダ部 4 フレーム 4b カード挿入口 4d,4e ボス 5 イジェクトレバー 6 プッシュロッド 19 プリント基板 22 アース金具
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−215834(JP,A) 特開 平6−208874(JP,A) 特開 平6−162282(JP,A) 特開 平8−236215(JP,A) 特開 平8−236214(JP,A) 実開 平7−8983(JP,U) 特表 平7−506927(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 12/18 G06K 17/00 H01R 4/64 H01R 24/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後方に配設された多数本のピンコンタク
    トを臨む複数のカード挿入口を前端部に有して挿抜時の
    PCカードを幅方向両側からガイドする絶縁性のフレー
    を備えたPCカード用コネクタにおいて、各フレーム
    内に挿入されたPCカードの表面と弾接する位置にそれ
    ぞれ配設された弾性片を備え、複数段積層されたフレー
    の側部に沿って配設された連結を有し、該連結金
    具には各前記フレームの側面に突出形成された突起部に
    スナップ止めされる舌部と、前記連結金具の最下部に延
    設され、プリント基板のアース回路に圧接されると共
    に、最下部の前記フレームの底面に突出形成された突出
    部に係合する底板部とを備えたことを特徴とするPCカ
    ード用コネクタ。
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