JP2794965B2 - 制御装置のベースユニット - Google Patents

制御装置のベースユニット

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JP2794965B2 JP3034334A JP3433491A JP2794965B2 JP 2794965 B2 JP2794965 B2 JP 2794965B2 JP 3034334 A JP3034334 A JP 3034334A JP 3433491 A JP3433491 A JP 3433491A JP 2794965 B2 JP2794965 B2 JP 2794965B2
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    • H02B1/0523—Mounting on rails locked into position by a sliding member

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、機能別のユニット化
した各ユニットを配設する制御装置のベースユニットに
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図９は、従来の制御装置としてのプログ
ラマブルコントローラにおける電源ユニット、ＣＰＵユ
ニット、入出力ユニット等、機能別にユニット化した各
ユニットを配設する制御装置のベースユニットを示す斜
視図であり、図１０は図９の断面Ｄ−Ｄを示す図、図１
１は図９のＥ部断面を示す図である。
【０００３】図９〜１１において、２５はベースユニッ
トＢであり、シャシＢ２６、プリント基板Ｂ２７にて構
成されている。シャシＢ２６は長方形の形状をした鋼板
製であり、プリント基板Ｂ２７を収納するための凹部を
図１０のように有していると共に、盤取付け用の取付穴
Ｂ８が４隅のコーナーの内側に形成されている。プリン
ト基板Ｂ２７には後述の増設用のベースユニットＢ３０
と接続するための増設用コネクタＡ１８が配設され、図
９に示すようにシャシＢ２６の凹部に収納される。シャ
シＢ２６とプリント基板Ｂ２７の固定は図１１に示すよ
うに取り付けねじ７で取付けられるが、この取付けに多
くの取付ねじ７を必要とする。
【０００４】図１２は、従来例のモジュールユニット２
８を示す斜視図であり、９はＤＩＮレールへの取付けの
ためのＤＩＮレール溝、２９はＤＩＮレールへの固定、
着脱のためのフックＢである。モジュールユニット２８
は図９に示したベースユニット形の制御装置とは異なる
がＤＩＮレール取付け構造の説明のために例示した。図
１３は、図１２の断面Ｆ−Ｆであり、１３は工具であ
る。
【０００５】図１３において、フックＢ２９の右端部は
工具１３の先端を受け、凹部の段差を設け、工具１３は
モジュールユニット２８のコーナーを支点として、図面
上、左右に移動し、モジュールユニット２８は図示しな
いばねにより常時ＤＩＮレール側、即ち左側に押圧され
ているフックＢ２９が工具１３により右側に移動された
ときにＤＩＮレールより解除され、フックＢ２９より工
具を離すとフックＢ２９は元に戻る。
【０００６】図１４及び図１５は、電源ユニットを装着
しない増設ベースユニットＢ３０と接続すべくコネクタ
Ｃ２１ＡへケーブルＡ２３にて接続する場合の配置例の
図であり、図１４は縦置きの場合の配置図、図１５は横
置きの場合の配置図、図１６は横置き及び縦置き混在の
配置図である。図において、ＰＷは電源ユニット、ＣＰ
ＵはＣＰＵユニット、Ｉ／Ｏは入出力ユニット、３１は
ケーブルＣである。
【０００７】図１４において、プリント基板Ｂ２７には
電源ユニットを装着しない増設ベースユニットＢ３０接
続用のコネクタＡ１８及びＩ／Ｏコネクタを配設し、コ
ネクタ間は電源ユニットＰＷの出力であるＯＶ及び５Ｖ
の電源ラインのパターン及びＣＰＵユニット、Ｉ／Ｏユ
ニットの信号線で接続されている。又、増設ベースユニ
ットＢ３０についてもベースユニットＢ２５と同様にコ
ネクタ及びＩ／Ｏコネクタで接続される。
【０００８】ベースユニットＢ２５と増設ベースユニッ
トＢ３０のユニット間は、コネクタＡ１８からコネクタ
Ｃ２１ＡへケーブルＡ２３で接続されている。図１５
は、増設ベースユニットＢ３０を横置きした一実施例
で、ベースユニットＢ２５と増設ベースユニットＢ３０
のユニット間は、コネクタＡ１８からコネクタＣ２１Ａ
へケーブルＣ３１で接続されている。図１６は、増設ベ
ースユニットＢ３０を横置き及び縦置き混在した一実施
例で、ベースユニットＢ２５と増設ベースユニットＢ３
０のユニット間はコネクタＡ１８からコネクタＣ２１Ａ
へケーブルＣ３１で接続、増設ベースユニットＢ３０間
はコネクタＥ２１ＢからコネクタＣ２１Ａへそれぞれ、
ケーブルＣ３１、ケーブルＦ３１Ａ、ケーブルＡ２３で
接続されている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】従来のベースユニット
Ｂ２５は以上のように構成され、下記に示すごときの問
題点があった。 １．シャシＢ２６が鋼板製のため、ＤＩＮレール１０へ
の取付けに必要な形状、寸法等の精度に限界がある。 ２．ベースユニットＢ２５は盤取付け専用であり、ＤＩ
Ｎレール１０取付け兼用とすることは鋼板製のシャシＢ
２６では構造上困難である。 ３．複数個のフックＢ２９を配設したモジュールユニッ
ト２８をＤＩＮレール１０より取り外す場合、複数個の
フックＢ２９を同時に外すのは困難である。 ４．ベースユニットＢ２５からプリント基板Ｂ２７の取
付け及び取り外しは、取付ねじ７が多いので、比較的多
くの取付工数を要する。 ５．増設ベースユニットＢ３０に装着されたＩ／Ｏユニ
ットは、ベースユニットＢ２５に装着された電源ユニッ
トから電源が供給されているが、横置配置の場合におい
て、ケーブルＣ３１の長さが長くなり、電圧降下（ケー
ブルの抵抗×増設ベースユニット３０側Ｉ／Ｏの消費電
流の緩和）が無視できなくなり、増設ベースユニットＢ
３０側Ｉ／Ｏユニットは消費電流の大きいものが使用で
きない。
【００１０】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、盤取付けとＤＩＮレール取
付け兼用できる構造、盤への組付けや上記ＤＩＮレール
に対する着脱の容易な構造、プリント基板をシャシへの
取付け容易な構造、又は、増設ベースユニットへの接続
ケーブルが比較的短くてすむ構造の制御装置のベースユ
ニットを得ることを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】第１の発明に係る制御装
置のベースユニットは、機能別にユニット化した制御装
置の各ユニットを一体に配設可能に、上記各ユニットと
の接続用コネクタが配設され、上記コネクタ間の接続線
がプリントされたプリント基板を有する制御装置のベー
スユニットにおいて、シャシと上記シャシをモールドす
るモールドベースからなり、上記シャシは上記モールド
ベースを一体にモールドすべく貫通穴が形成され、上記
モールドベースは複数個に分割する溝が設けられたもの
である。
【００１２】又、第２の発明に係る制御装置のベースユ
ニットは、第１の発明に係る制御装置のベースユニット
において、モールドベースがその背面部にＤＩＮレール
へ取付け可能なＤＩＮレール溝を形成され、上記ＤＩＮ
レールへ着脱可能に固定させるＤＩＮレール着脱用フッ
クと、上記ＤＩＮ着脱用フックを上記ＤＩＮレールレー
ルへ摺動可能に押圧する弾性手段を備えると共に、上記
ＤＩＮレール着脱用フック用摺動溝を形成されているも
のである。
【００１３】又、第３の発明に係る制御装置のベースユ
ニットは、第２の発明に係る制御装置のベースユニット
において、ＤＩＮレール着脱用フックがモールドベース
の側面部より外部に覗く突起部と、上記突起部の近傍
に、ＤＩＮレールから取り外すべく上記ＤＩＮレール着
脱用フックを上記ＤＩＮレールへ押圧する弾性手段の弾
性力に抗して引張り出す工具の通し穴を形成されたもの
である。
【００１４】又、第４の発明に係る制御装置のベースユ
ニットは、第１〜第３何れかの発明に係る制御装置のベ
ースユニットにおいて、モールドベースがその表面部
に、プリント基板を取付ける窪み部を形成され、上記窪
み部の周辺に上記プリント基板に設けた切り欠き部に対
応する突起リブを備え、上記突起リブと上記窪み部にお
ける上記プリント基板の取付け面間に、上記プリント基
板を摺動させて固定可能な間隙を有するものである。
【００１５】又、第５の発明に係る制御装置のベースユ
ニットは、第１〜第４何れかの発明に係る制御装置のベ
ースユニットにおいて、モールドベースがその表面部に
プリント基板を取付け、上記プリント基板はそのプリン
ト基板面の両端部に、別途設けられる増設用制御装置の
ベースユニットと何れの側からもケーブルを介して接続
可能に一対のコネクタを有するものである。
【００１６】
【作用】第１の発明におけるモールドベースは、シャシ
に形成された貫通穴を介して一体にモールドされ、か
つ、溝でもって複数個に分割される。
【００１７】第２の発明におけるモールドベースは、そ
の背面部にＤＩＮレールへ取付け可能なＤＩＮレール溝
が形成され、ＤＩＮレール着脱用フックは弾性手段によ
り上記ＤＩＮレールへ摺動可能に押圧されてベースユニ
ットを上記ＤＩＮレールへ着脱可能に固定し、上記ＤＩ
Ｎレール着脱用フックを上記ＤＩＮレールへ摺動可能に
押圧する。
【００１８】又、第３の発明におけるＤＩＮレール着脱
用フックの工具通し穴は、モールドベースの側面部より
外部に覗く突起部の近傍に形成され、上記モールドベー
スを上記ＤＩＮレールから取り外す際に、上記ＤＩＮレ
ール着脱用フックを上記ＤＩＮレールへ押圧する弾性手
段の弾性力に抗して引張り出す工具が差し込まれると、
上記工具を差し込まれた状態に保持する。
【００１９】又、第４の発明におけるモールドベース
は、その表面部に形成された窪み部の周辺に備えた突起
リブに嵌合させるようにプリント基板に設けた切り欠き
部を対応させて上記プリント基板を上記窪み部に押し込
み、上記突起リブと上記窪み部における上記プリント基
板の取付け面間の間隙にて上記プリント基板を摺動させ
て固定させる。
【００２０】又、第５の発明におけるモールドベースの
表面部に取付けたプリント基板のプリント基板面の両端
部に、配設された一対のコネクタは別途盤面上に配置さ
れた増設用ベースユニットと何れの側からも自在にケー
ブルを介して接続される。
【００２１】
【実施例】実施例１． 第１の発明の一実施例を図１〜図５により説明する。図
中、従来例と同じ符号で示されたものは従来例のそれと
同一もしくは同等なものを示す。
【００２２】図１は本発明の一実施のベースユニットの
斜視図である。図において、１はベースユニットＡ、３
はモールドベース、５はモールドベース３に設けた溝、
６は盤取付用の取付穴Ａ、７は後述のプリント基板Ａ１
５をモールドベース３に取付ける取付ねじ、９は後述の
ＤＩＮレール１０への取付用のＤＩＮレール溝、１１は
ベースユニットＡ１を後述のＤＩＮレール１０へ固定、
かつ着脱するフックＡ、１５はプリント基板Ａ、１６は
プリント基板を固定するためのモールドベース３に設け
た突起リブ、１７は突起リブ１６と嵌合するプリント基
板Ａ１５の切欠き、１８、１９は別途増設配置される後
述の増設用ベースユニットＡ２０との接続用の増設用コ
ネクタＡ、Ｂである。
【００２３】図２は図１の断面Ａ−Ａである。図におい
て、２はモールドベース３に覆われたシャシＡ、４はモ
ールドベース３のモールド結合穴、８は盤取付用の取付
穴Ｂ、１０はＤＩＮレール、１２はフックＡ１１の固定
用バネピン、１４はフックＡ１１に設けられた通し穴で
ある。シャシＡ２は複数に曲げを設けた長方形の形状を
なしており、周囲の面はモールドベース３で覆われ、シ
ャシＡ２の特定の位置にはモールド結合用の孔４を有し
ている。モールドベース３とシャシＡ２はシャシＡ２の
モールド結合穴４を通してシャシＡ２をはさみ込む形で
一体成形をなしている。又、図１において、モールドベ
ース３はシャシＡ２より熱膨張率が大きく、温度変化に
よる形状及び寸法変化を逃げるため、モールドベース３
を複数個に分割する間隙としての溝５を配設している。
なお、盤取付け用の取付穴Ａ６をベースユニットＡ１の
４隅コーナーの内側に配設している。取付穴Ａ６はねじ
頭部の外形、取付穴Ｂ８はねじ径に相当し、シャシＡ２
の取付穴Ｂ８の背面周囲にはねじの締付け圧力による、
ひずみを防止するためのモールドベース３でシャシＡ２
を支えている。
【００２４】図３は図２におけるフックＡ１１をモール
ドベース３の背面から見た図である。図において、３Ａ
はモールドベース３の背面に形成されたバネピン１２の
固定部、３Ｂ、３Ｃはモールドベース３の背面に形成さ
れたフックＡ１１の摺動溝、１１ＡはフックＡ１１に形
成されたバネピン１２の係合部であり、バネピン１２は
上記係合部１１Ａを介してフックＡ１１をＤＩＮレール
１０側へ押圧する。即ち、同図のモールドベース３背面
にはＤＩＮレール１０取付用のＵ字形状のＤＩＮレール
溝９を設け、上部はＤＩＮレール１０の引っ掛け部分、
下部は固定するためのフックＡ１１とバネピン１２がモ
ールドベース３に組み込まれ、フックＡ１１はバネピン
１２のバネ圧力により、ＤＩＮレール１０に、図面上に
て上下運動する。
【００２５】図４は図２のＣ部詳細図である。図におい
て、１３はフックＡ１１の通し穴１４に通す工具であ
る。
【００２６】図２におけるフックＡ１１の下部には工具
１３の先端を通す通し穴１４を設け、図４に示すよう
に、工具１３はモールドベース３のコーナーを支点とし
て通し穴１４に挿入され、更に工具１３を押し進めると
フックＡ１１が下へ移動しＤＩＮレール１０より解除さ
れ、フックＡ１１より出ている部分の荷重が下へ働き、
モールドべース３のコーナー支点の荷重より大きくなる
と、工具１３が保持される。
【００２７】図５は図１のＢ部断面図である。図１にお
けるプリント基板Ａ１５には、特定の位置に複数の切欠
き１７を、モールドベース３にはプリント基板Ａ１５を
収納する長方形の凹部を有すると共に、プリント基板Ａ
１５の切欠き１７と同一の位置に突起リブ１６を有す
る。プリント基板Ａ１５は図１のＢ部に示すようにモー
ルドベース３の突起リブ１６と切欠き１７を位置合わせ
して嵌合させるように上から収納され、横へスライドさ
れる。図４はＢ部の断面図であり、突起リブ１６に対し
てプリント基板Ａ１５の切欠き１７が左側にずれており
突起リブ１６の右端と切欠き１７以外の一部をラップさ
せ、突起リブ１６はプリント基板Ａ１５が上に抜けない
役目を果たす。又、図１の取付ねじ７はプリント基板Ａ
１５の固定用であり、横のずれを防止する。
【００２８】実施例２． 第５の発明の一実施例を図６〜図８により説明する。図
６は電源ユニット装着しない増設ベースユニットＡ２０
にケーブルＡ（信号＋電源ケーブル）２３及びケーブル
Ｄ（電源ケーブル）３２で接続した縦置きの場合の配置
図であり、２１Ａは増設用コネクタＣ、２１Ｂは増設用
のコネクタＥ、２２はコネクタＤを示す。図７は横置き
の場合の配置図で、２４はケーブルＢ（信号＋電源ケー
ブル）を示す。図８は横置き及び縦置き混在の配置図
で、２３はケーブルＡ（信号＋電源ケーブル）、２４は
ケーブルＢ（信号＋電源ケーブル）を示す。
【００２９】図６において、プリント基板Ａ１５には増
設ベースユニットＡ２０接続用のコネクタＡ１８を左
端、コネクタＢ１９を右端に配設し、コネクタ間はＯＶ
及び５Ｖの電源ライン及び信号ラインのパターンで接続
されている。又、電源ユニットを装着しない増設用ベー
スユニットＡ２０についてもベースユニットＡ１と同様
に、コネクタＣ２１Ａ、コネクタＥ２１Ｂ、及びコネク
タＤ２２で各ラインが接続されている。 ベースユニッ
トＡ１と増設ユニットＡ２０のユニット間は、コネクタ
Ａ１８からコネクタＣ２１Ａへ、ケーブルＡ２３で電源
ライン及び信号ラインが接続される。コネクタＢ１９か
らコネクタＤ２２へはケーブルＤ３２で電源ラインのみ
接続されている。
【００３０】図７は、増設ベースユニットＡ２０を横置
きした一実施例で、ベースユニットＡ１と増設ベースユ
ニットＡ２０のユニット間は、コネクタＢ１９からコネ
クタＣ２１ＡへケーブルＢ２４で接続されている。図８
は増設ベースユニットＡ２０を横置き及び縦置き混在し
た一実施例で、ベースユニットＡ１と増設ベースユニッ
トＡ２０のユニット間は、横置きの場合コネクタＢ１９
からコネクタＣ２１ＡへケーブルＢ２４で接続、増設ベ
ースユニットＡ２０間はコネクタＤ２２からコネクタＣ
２１ＡへケーブルＢ２４で接続されている。又、縦置き
の場合、同様にコネクタＡ１８からコネクタＣ２１Ａへ
ケーブルＡ２３で接続、更にコネクタＥ２１Ｂからコネ
クタＣ２１ＡへケーブルＡ２３で接続されている。
【００３１】以上のように、これらの実施例によれば、 １．シャシＡ２にモールド結合穴４を設けてモールドベ
ース３と一体成形することにより、ＤＩＮレール１０取
付け部分の複雑な形状、寸法をモールド成形で容易にで
きること。更にモールドベース３にこのモールドベース
３を複数個に分割する溝５を形成することにより、温度
変化に対するモールドベース３のひび割れ、形状変化が
防止できること。又、モールドベース３の内部は強度面
に強いシャシＡ２を使用しているため横巾寸法に対して
のそり、ねじれは大巾に改善できる。なお、上記モール
ドベース３を複数個に分割する溝５は芯となるシャシＡ
２まで至る間隙であってもよく、又は、シャシＡ２との
接合部分でモールドベース３の厚さに対して比較的薄い
肉厚でつながったものであってもよい。
【００３２】２．従来は取付穴による盤取付け専用に対
してモールドベース３の背面にＤＩＮレール１０着脱用
のＤＩＮレール溝９、及びフックＡ１１を配設すること
により、盤取付けと共にＤＩＮレール１０取付けが可能
となり、据付けの拡大を図れる。
【００３３】３．フックＡ１１に工具１３の通し穴１４
を設けることにより、ベースユニットＡ１に複数のフッ
クＡ１１が配設されている場合でも、個々に工具１３で
ＤＩＮレール１０の解除及び保持が可能となり、ベース
ユニットＡ１をＤＩＮレール１０より容易に取外し可能
となる。
【００３４】４．プリント基板Ａ１５と、モールドベー
ス３の取付け及び取り外し方法を、従来のねじ固定式か
らスライド方式にすることにより、取付け時間の短縮が
でき、工作性の向上及び保守性の向上を図ることができ
る。
【００３５】５．ベースユニットＡ１と増設ベースユニ
ットＡ２０のユニット間の電源ラインを並列接続するこ
とにより、増設用ケーブルＡ２３及びケーブルＤ３２に
よる電圧降下が従来の１／２となる。又、図７のような
横置きの場合、従来のケーブルＣ３１に対して、短く、
電圧降下の小さいケーブルＢ２４の使用が可能となり、
増設ベースユニットＡ２０側のＩ／Ｏユニットは従来の
増設ベースユニットＢ３０のＩ／Ｏユニットより消費電
流が多いＩ／Ｏユニットの使用が可能となる。
【００３６】
【発明の効果】以上のように、第１の発明によれば、シ
ャシと上記シャシをモールドするモールドベースからな
り、上記シャシは上記モールドベースを一体にモールド
すべく貫通穴が形成され、上記モールドベースは複数個
に分割する溝が設けられたので、そり、ねじれに強く、
かつ、温度変化に対するひび割れ、形状変化がしないも
のが得られる効果がある。
【００３７】又、第２の発明によれば、モールドベース
の背面部にＤＩＮレールへ取付け可能なＤＩＮレール溝
を形成し、上記ＤＩＮレールへ着脱可能に固定させるＤ
ＩＮレール着脱用フックと、上記ＤＩＮレール着脱用フ
ックを上記ＤＩＮレールへ摺動可能に押圧する弾性手段
を備えたので、盤取付けと上記ＤＩＮレールへ取付け兼
用のものが得られる効果がある。
【００３８】又、第３の発明によれば、ＤＩＮレール着
脱用フックにおけるモールドベースの側面部より外部に
覗く突起部の近傍に、上記ＤＩＮレール着脱用フックを
上記ＤＩＮレールへ押圧する弾性手段の弾性力に抗して
引張り出す工具の通し穴を形成したので、上記ＤＩＮレ
ールに対して着脱自在なものが得られる効果がある。
【００３９】又、第４の発明によれば、モールドベース
の表面部におけるプリント基板を取付ける窪み部の周辺
に上記プリント基板に設けた切り欠き部に対応する突起
リブを備え、上記特記リブと上記窪み部における上記プ
リント基板の取付け面間に、上記プリント基板を摺動さ
せて固定可能な間隙を設けたので、上記プリント基板を
上記モールドベースに比較的に少数のねじで固定可能な
ものが得られる効果がある。
【００４０】又、第５の発明によれば、モールドベース
の表面部に取付けたプリント基板のプリント基板面の両
端部近傍に、一対のコネクタを設けたので、別途配置さ
れる制御装置がいかなる位置に配置されてもそのベース
ユニットと接続するケーブル長さを比較的短かくするこ
とができるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１〜第５の発明の一実施例によるベースユニ
ットの斜視図である。
【図２】図１の断面Ａ−Ａを示す図である。
【図３】図２に示したＤＩＮレールへの着脱用のフック
を示す図である。
【図４】図２のＣ部詳細を示す図である。
【図５】図１のＢ部断面を示す図である。
【図６】第５の発明の一実施例による増設ベースユニッ
トの縦置きの場合におけるケーブル接続を示す図であ
る。
【図７】第５の発明の一実施例による増設ベースユニッ
トの横置きの場合におけるケーブル接続を示す図であ
る。
【図８】第５の発明の一実施例による増設ベースユニッ
トの横置き及び縦置き混在の場合におけるケーブル接続
を示す図である。
【図９】従来のベースユニットの斜視図である。
【図１０】図９の断面Ｄ−Ｄを示す図である。
【図１１】従来の図９のＥ部断面図である。
【図１２】従来のモジュールユニット２８の斜視図であ
る。
【図１３】従来の図１１の断面Ｆ−Ｆを示す図である。
【図１４】従来の増設ベースユニットの縦置きの場合に
おけるケーブル接続を示す図である。
【図１５】従来の増設ベースユニットの横置きの場合に
おけるケーブル接続を示す図である。
【図１６】従来の増設ベースユニットの横置き及び縦置
き混在の場合におけるケーブル接続を示す図である。
【符号の説明】 １ ベースユニットＡ ２ シャシＡ ３ モールドベース ４ モールド結合穴 ５ 溝 ６ 取付穴Ａ ７ 取付ねじ ８ 取付穴Ｂ ９ ＤＩＮレール溝 １０ ＤＩＮレール １１ フックＡ １２ 固定用バネピン １３ 工具 １４ 通し穴 １５ プリント基板Ａ １６ 突起リブ １７ 切欠き部 １８ コネクタＡ １９ コネクタＢ ２０ 増設ベースユニットＡ ２１Ａ コネクタＣ ２１Ｂ コネクタＥ ２２ コネクタＤ ２３ ケーブルＡ ２４ ケーブルＢ ２５ ベースユニットＢ ２６ シャシＢ ２７ プリント基板Ｂ ２８ モジュールユニット ２９ フックＢ ３０ 増設ベースユニットＢ ３１ ケーブルＣ ３１Ａ ケーブルＦ ３２ ケーブルＤ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H05K 7/04 H05K 7/06 H05K 7/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 機能別にユニット化した制御装置の各ユ
    ニットを一体に配設可能に、上記各ユニットとのコネク
    タが配設され、上記コネクタ間の接続線がプリントされ
    たプリント基板を有する制御装置のベースユニットにお
    いて、シャシと上記シャシをモールドするモールドベー
    スからなり、上記シャシは上記モールドベースを一体に
    モールドすべく貫通穴が形成され、上記モールドベース
    は複数個に分割する溝が設けられたことを特徴とする制
    御装置のベースユニット。
  2. 【請求項２】 モールドベースはその背面部にＤＩＮレ
    ールへ取付け可能なＤＩＮレール溝が形成され、上記Ｄ
    ＩＮレールへ着脱可能に固定させるＤＩＮレール着脱用
    フックと、上記ＤＩＮレール着脱用フックを上記ＤＩＮ
    レールへ摺動可能に押圧する弾圧手段を備えると共に、
    上記ＤＩＮレール着脱用フック用摺動溝が形成されてい
    ることを特徴とする請求項１記載の制御装置のベースユ
    ニット。
  3. 【請求項３】 ＤＩＮレール着脱用フックはモールドベ
    ースの側面部より外部に覗く突起部と、上記突起部の近
    傍に、ＤＩＮレールから取り外すべく上記ＤＩＮレール
    着脱用フックを上記ＤＩＮレールへ押圧する弾性手段の
    弾性力に抗して引張り出す工具の通し穴が形成されたこ
    とを特徴とする請求項２記載の制御装置のベースユニッ
    ト。
  4. 【請求項４】 上記モールドベースはその表面部に、プ
    リント基板を取付ける窪み部が形成され、上記窪み部の
    周辺に上記プリント基板に設けた切り欠き部に対応する
    突起リブを備え、上記突起リブと上記窪み部における上
    記プリント基板の取付け面間に、上記プリント基板を摺
    動させて固定可能な間隙を有することを特徴とする請求
    項１〜請求項３何れかに記載の制御装置のベースユニッ
    ト。
  5. 【請求項５】 上記モールドベースはその表面部にプリ
    ント基板を取付け、上記プリント基板はそのプリント基
    板面の両端部に、別途設けられる増設用制御装置のベー
    スユニットと何れの側からもケーブルを介して接続可能
    に一対のコネクタを有することを特徴とする請求項１〜
    請求項４何れかに記載の制御装置のベースユニット。
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