JPH02196499A - 二重裏面配線板を有するプリント板用ユニット構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子装置などのプリント板用ユニットの構造に
係り、とくに、異種形状のプリント板を同一ユニット内
に混載して使用するのに好適な２重裏面配線板を有する
プリント板用ユニット構造に関する。

〔従来の技術〕

各種電子装置は、印刷配線パターンを形成し、回路部品
を搭載したプ”リント板を最小単位とし、それらを複数
枚集合して、装置の機能単位となるユニットを構成して
なることが多い。

このようなユニットにおいて、近年の電子部品技術の発
達により小形化が進んだ結果、機能の大型化や多様化が
著しい。情報通信分野の電子交換機や伝送装置では、多
数の回線対応回路を必要とするが、これらも小形化が進
み、同一ユニット内により多くの回路が収容できるよう
になって来た。

しかしながら、ユニット内には共通回路部と称する信号
処理部も必要で、比較的大規模回路となっている。この
ように、同一ユニット内でも、小規模で小形化の進んだ
部分と共通回路部の如き部分との混載が必要である。

さらに、回線対応部はその障害の波及範囲の極小化と取
扱い性から、プリント板のサイズも回線単位とすること
が望まれる。そのため、同一ユニット内に、形状の異な
るプリント板を搭載すると都合の良い場合が生じてきた
。

一方、別な面からの要求として、電子装置の構成上、異
種形状のプリント板を混載したユニットであっても、外
形寸法や外部との接続条件さらには電子装置本体への取
付は構造条件などは、単一形状のプリント板のみを搭載
したユニットと同一とすることが必要である。

従来、この種の要求に対し、−船釣には、ユニットを分
割するとか、複数の回線対応部回路を同一プリント板に
搭載し大規模化したプリント板として、同一ユニット内
には同一形状のプリント板を搭載するようにしていたが
、いずれも前記の要求を充分に満足したものとは云えな
かった。

そこで、従来、これらの目的に合うものとして、たとえ
ば実公昭６２−３４４７４号公報および特開昭６２−２
２５００号公報に記載されたものが提案されている。す
なわち、前者の従来技術はその主要部を第２図（α）、
（ｂ）に示すように、シェルフ１５は、枠体１６とプリ
ント板ユニット１用の多数のレール１７と、内線用コネ
クタ１８と、裏面配線板１９と、外部接続ケーブル２０
に装着された外部接続用コネクタ２１などにて構成され
ている。

またシェルフ１５には、その前面開口側より上下しこ対
向するレール１７の溝に対向２縁部が嵌合するプリント
板ユニット１（メインプリント板２）が挿入されると、
メインプリント板２側のコネクタ５と該シェルフ１５側
の内線用コネクタ１８とが嵌挿しかつ該シェルフ１５側
の裏面配線板１９に外部接続コネクタ２１が挿入され、
ユニット外部との信号接続がなされる。

メインプリント板２には、所要数のガイドレール４が設
けられていて、サブプリント板３が挿入・保持されてい
る。このサブプリント板３とメインプリント板２との間
は１両コネクタ７．１３との嵌挿によって電気的接続が
なされる構成をしたものである。

また上記後者の従来技術は、メインプリント板または、
メインプリン１〜板と同一の大きさに形成されたユニッ
トケースと称する枠体上にサブプリント板と称する小形
のプリント板を所要数搭載する構成をしたものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記前者の従来技術は、メインプリント板上にサブプリ
ン１へ板と称する小形のプリン１〜板を所要数搭載でき
る構成ではあるが、サブプリント板を保持するためのメ
インプリント板が必要であり、回線対応部回路の如き大
量に使用するには、経済的問題があり、最適とは言えな
いものであった。

また後者の従来技術は、サブプリント板を保持するため
のメインプリント板またはそれに相当するユニットケー
スが必要であり、回線対応部のように多量に使用する場
合には、経済的問題があって最適とは言えないものであ
った。

本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、異種形
状（形状の大きさの異なる複種類）のプリント板を複数
枚同一ユニット内に経済的に搭載使用可能とするプリン
ト板用ユニット構造を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的は、それぞれ電子回路を搭載した複数のプリ
ント板を内部に装着するプリント板ユニット構造におい
て、上記ユニットを構成するシェルフ内に搭載する上記
複数のプリント板を、上記シェルフの寸法に対応した基
本寸法と、この基本寸法を等分に分割した寸法とに形成
し、かつ上記基本寸法を等分に分割した寸法に形成され
た小形プリント板を搭載する領域に、該小形プリント板
を移動自在に嵌挿するためのガイドレールを有する小形
プリント板搭載棚と、該小形プリント板の挿入側に対し
て反対側すなわち裏面側に各小形プリント板の少芯コネ
クタに嵌挿する複数個のコネクタを有する第１の裏面配
線板とを設け、上記基本寸法に形成された基本寸法プリ
ント板を搭載する領域に、該基本寸法プリント板を移動
自在に嵌挿するため上記シェルフに形成されたガイドレ
ールと、その裏面側に該基本寸法プリントのコネクタに
嵌挿するコネクタを有し、上記第１の裏面配線板を接続
部材を介して接続するとともに上記シェルフに取外し可
能に固定された第２の裏面配線板と、この第２の裏面配
線板の裏面（外側面）に外部の装置に信号接続するため
のコネクタとを設けたことを特徴とする二重裏面配線板
を有するプリント板用ユニット構造によって達成される
。

〔作用〕

ユニット枠体であるシェルフ内に小形プリント板を搭載
する領域を分離し、この挿入、抜去に適した棚を設ける
事によって、前記従来技術の如きメインプリント板が不
要となる。

シェルフ裏面側には、小形プリント板の搭載領域に対応
した部分に、該小形プリント板のコネクタに嵌合する相
手コネクタを搭載した第１の裏面配線板を設けるととも
に、前記従来技術のメインプリント板に相当する基本寸
法プリント板のコネクタが嵌合する相手コネクタは、第
２の裏面配線板に配設する。

この第２の裏面配線基板は、シェルフ内の小形プリント
板の搭載領域を含む全体に基本寸法プリント板を搭載し
た場合と、小形プリント板の搭載領域に小形プリント板
を搭載し、基本寸法プリント板搭載領域に基本寸法プリ
ント板を搭載した場合とで同一寸法に形成することがで
きる。

したがって、基本寸法プリント板と小形プリント板とを
同一シェルフ内に混載使用することが容易となり、かつ
混載時でもユニット外部との接続条件および装置本体へ
の取付は構造条件を変える必要がない。また小形プリン
ト板を保持するための専用の親基板を不要とすることが
できる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を示す第１図により説明する。

第１図に示すように、ユニットの枠体をなすシェルフ３
ｏ内は、該シェルフ３０の寸法に対応した基本寸法に形
成された基本寸法プリント板１１と、この基本寸法を等
分に分割した寸法に形成された小形プリント３とをそれ
ぞれ搭載する領域に分割され、小形プリント板３の搭載
領域には、該小形プリント板３を嵌挿支持するガイドレ
ール支持板３３を有する小形プリント板搭載ｔｌＩ３２
が設置されている。

上記シェルフ３０の裏面には、基本寸法プリント板１１
のコネクタ５を嵌挿するコネクタ１８を所要数搭載した
第２の裏面配線板３５と、この第２の裏面配線板３５に
連結片３７を介して支持された第１の裏面配線板３６と
の二重構造をしている。

この第１の裏面配線板３６には、小形プリント板３のコ
ネクタ７が嵌挿されるコネクタ３９を所要数搭載し、上
記第２の裏面配線板３５との間を接続ピン３８によって
電気的に接続している。

この第２の裏面配線板３５は、その裏面側（外側）に外
部接続コネクタ３１を搭載して外部との信号接続に供し
ている。また第２の裏面配線板３５は上記シェルフ３０
と固定穴４０内に嵌挿するねじなどによって固定されて
いる。上記基本寸法プリント板１１は、上記シェルフ３
０に形成された挿入用ガイドレール３４にそって所定の
列に嵌挿される。

本発明によるプリント板用ユニット構造は前記のように
小形プリント板が基本寸法プリント板の基本寸法に対し
て等分に分割した寸法に形成され、かつ裏面配線板３５
．３６が二重構造に形成されているから、異形状のプリ
ント板３，１１を同一のシェルフ３０内に混載使用する
ことが容易で、かつ混載使用の有無にかかわらず、外部
との接続条件や構造条件を変えることなく同一のシェル
フ３０を使用することができる。

なお、上記実施例においては、シェルフの中央部に集中
して小形プリント板の搭載領域を構成した場合であるが
、これに限定されるものでなく、たとえば小形プリント
板の搭載領域をシェルフ内の両側に分割したり、一方の
端部に集中したり、あるいは全面的に適用することも可
能である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、電子交換機や伝送装置の如き回線対応
部回路を多数使用する場合、これらの回路を小形プリン
ト板に搭載し、基本寸法プリント板と同一シェルフ内に
混載使用することが容易となるばかりでなく、混載時で
もユニット外部との接続条件や装置本体への取付は構造
条件を変える必要がなく、かつ小形プリント板を保持す
るための親基板を不要とすることができるなど、混載ユ
ニット構造を、経済的に実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は従来
例の要部を示し、その（α）は斜視図、その（ｂ）は（
α）の基本寸法プリント板の拡大斜視図である。 ３・・・小形プリント板、 １１・・・基本寸法プリント板、 ３０・・・シェルフ、 ３１・・・外部接続コネクタ。 ３２・・・小形プリント板搭載棚、 ９５・・・第２の裏面配線板、 ３６・・・第１の裏面配線板、 ３８・・・接続ピン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．それぞれ電子回路を搭載した複数のプリント板を内
   部に装着するプリント板ユニット構造において、上記ユ
   ニットを構成するシェルフ内に搭載する上記複数のプリ
   ント板を、上記シェルフの寸法に対応した基本寸法と、
   この基本寸法を等分に分割した寸法とに形成し、かつ上
   記基本寸法を等分に分割した寸法に形成された小形プリ
   ント板を搭載する領域に、該小形プリント板を移動自在
   に嵌挿するためのガイドレールを有する小形プリント板
   搭載棚と、該小形プリント板の挿入側に対して反対側す
   なわち裏面側に各小形プリント板の少芯コネクタに嵌挿
   する複数個のコネクタを有する第１の裏面配線板とを設
   け、上記基本寸法に形成された基本寸法プリント板を搭
   載する領域に、該基本寸法プリント板を移動自在に嵌挿
   するため上記シェルフに形成されたガイドレールと、そ
   の裏面側に該基本寸法プリントのコネクタに嵌挿するコ
   ネクタを有し、上記第１の裏面配線板を接続部材を介し
   て接続するとともに上記シェルフに取外し可能に固定さ
   れた第２の裏面配線板と、この第２の裏面配線板の裏面
   （外側面）に外部の装置に信号接続するためのコネクタ
   とを設けたことを特徴とする二重裏面配線板を有するプ
   リント板用ユニット構造。