JP2794255B2 - 回転磁気ヘッド装置 - Google Patents

回転磁気ヘッド装置

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JP2794255B2
JP2794255B2 JP25275592A JP25275592A JP2794255B2 JP 2794255 B2 JP2794255 B2 JP 2794255B2 JP 25275592 A JP25275592 A JP 25275592A JP 25275592 A JP25275592 A JP 25275592A JP 2794255 B2 JP2794255 B2 JP 2794255B2
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秀幸 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTRなどの磁気記録
再生装置における回転磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、VTRなどの回転磁気ヘッド装
置は、固定された下ドラムと回転自在な上ドラムとを備
え、両ドラム間の一定の間隙から前記上ドラムの周囲に
設けられた小形の磁気ヘッドが突出するように構成され
ている。
【0003】図6は、かかる従来例のドラム上の磁気ヘ
ッド配置を示す図である。
【0004】この回転磁気ヘッドは、6ヘッド構成であ
り、ビデオヘッドとして、標準(SP)モード用ch1
ヘッドSP1および3倍(EP)モード用ch2ヘッド
EP2からなる複合磁気ヘッドD1と、標準(SP)モ
ード用ch2ヘッドSP2および3倍(EP)モード用
ch1ヘッドEP1からなる複合磁気ヘッドD2とが1
80度の間隔で設けられており、さらに、各チャンネル
ch1,ch2に対応した音声ヘッドA1,A2が同じ
く180°の間隔で設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、上述
の標準、3倍の各運用モードに加えて前記3倍モードの
倍のモードであるトラック幅が約9.6μmの6倍モー
ドの検討が進められている。
【0006】かかる6倍モードの記録再生を可能にする
ために、6倍モード用の前記トラック幅9.6μmに対
応したジャストトラックヘッドと、他の装置との互換を
補償するための前記ジャストトラックヘッドよりも幅広
のヘッドである6倍モード互換補償用ヘッドとを、上述
の従来例に装備する場合を想定すると、例えば、図7に
示される配置が考えられる。
【0007】すなわち、この図7は、上述の従来例の配
置において、音声ヘッドA1,A2と複合磁気ヘッドD
2,D1との間に、各チャンネルch1,ch2に対応
した6倍モード用のジャストトラックヘッドJSEP
1,JSEP2を互いに180度の間隔で配置するとと
もに、各チャンネルch1,ch2に対応した6倍モー
ド互換補償用ヘッドSEP1,SEP2を互いに180
度の間隔で配置するものである。
【0008】なお、6倍モード互換補償用ヘッドSEP
1,SEP2は、上述のように、6倍モード用ジャスト
トラックヘッドJSEP1,JSEP2よりも幅広のヘ
ッドであって、ジャストトラックヘッドJSEP1,J
SEP2では、記録テープパターンのリニアリティのず
れなどの要因によってトラッキングずれが生じて再生画
面にノイズが現れるような場合に、前記ジャストトラッ
クヘッドJSEP1,JSEP2に換えて使用するため
のヘッドである。
【0009】しかしながら、図7に示される磁気ヘッド
配置では、ヘッドベースが、複合磁気ヘッドD1,D
2、音声ヘッドA1,A2、6倍モード用ジャストトラ
ックヘッドJSEP1,JSEP2および6倍モード互
換補償用ヘッドSEP1,SEP2について合計8個必
要となって取り付け個数が増加して組み立て作業に要す
る時間が長くなるとともに、ドラム上でヘッドベースの
占める面積が増加するので、回転磁気ヘッドの多ヘッド
化に対応するのが困難になるといった難点がある。
【0010】そこで、従来のSP,EPモードの複合磁
気ヘッドD1,D2と同様に、図8に示されるように、
ch1に対応する6倍モード互換補償用ヘッドSEP1
とch2に対応する6倍モード用ジャストトラックヘッ
ドJSEP2とをダブルアジマスの複合磁気ヘッドD3
にするとともに、ch2に対応する6倍モード互換補償
用ヘッドSEP2とch1に対応する6倍モード用ジャ
ストトラックヘッドJSEP1とをダブルアジマスの複
合磁気ヘッドD4にして互いに180度の間隔で配置す
る構成が考えられる。
【0011】しかしながら、この図8の配置では、各複
合磁気ヘッドD3,D4は、逆アジマス方向のヘッド構
成となるために、同一ヘッドベース上のヘッド同士SE
P1,JSEP2;SEP2,JSEP1で約9.6μ
mの段差が必要となり、このため、両ヘッドSEP1,
JSEP2;SEP2,JSEP1ともにテープに対し
て良好なヘッドタッチを確保するのが困難である。
【0012】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、組み立て作業時間をできるだけ短かくすると
ともに、テープに対して良好なヘッドタッチを確保でき
る6倍モードに対応した回転磁気ヘッド装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0014】すなわち、本発明の回転磁気ヘッド装置
は、6倍モード用のジャストトラックヘッドと、該ジャ
ストトラックヘッドよりもヘッド幅の広い6倍モード互
換補償用ヘッドとを、互いにそのアジマス方向を一致さ
せて複合磁気ヘッドとして同一のヘッドベース上に取り
付けている。
【0015】
【作用】上記構成によれば、6倍モード用ジャストトラ
ックヘッドと、このジャストトラックヘッドと同一のア
ジマス方向の6倍モード互換補償用ヘッドとを同一のヘ
ッドベース上に取り付けて複合磁気ヘッドを構成してい
るので、図7のように、ヘッドベースの取り付け個数が
増加して組み立てに時間を要するといったこともなく、
しかも、図8のように、同一ヘッドベース上のヘッド同
士に段差を設ける必要がなく、良好なヘッドタッチを確
保できることになる。
【0016】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施例につい
て、詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例のドラム上の磁
気ヘッド配置を示す図であり、図6の従来例に対応する
部分には、同一の参照符を付す。
【0018】この実施例の回転磁気ヘッドは、従来例と
同様に、ビデオヘッドとして、標準(SP)モード用c
h1ヘッドSP1および3倍(EP)モード用ch2ヘ
ッドEP2からなる複合磁気ヘッドD1と、標準(S
P)モード用ch2ヘッドSP2および3倍(EP)モ
ード用ch1ヘッドEP1からなる複合磁気ヘッドD2
とが180度の間隔で設けられており、さらに、各チャ
ンネルch1,ch2に対応した音声ヘッドA1,A2
が同じく180°の間隔で設けられている。
【0019】この実施例では、標準(SP)モードおよ
び3倍(EP)モードの記録再生に加えて、6倍モード
の記録再生を行えるようにするために、6倍モード用の
トラック幅9.6μmに対応したジャストトラックヘッ
ドと、他の装置との互換を補償するための前記ジャスト
トラックヘッドよりも幅広のヘッドである6倍モード互
換補償用ヘッドとを次のように配置している。
【0020】すなわち、ch1に対応する6倍モード互
換補償用ヘッドSEP1と同じくch1に対応する6倍
モード用ジャストトラックヘッドJSEP1とを同一の
アジマスの複合磁気ヘッド1にするとともに、ch2に
対応する6倍モード互換補償用ヘッドSEP2と同じく
ch2に対応する6倍モード用ジャストトラックヘッド
JSEP2とを同一アジマスの複合磁気ヘッド2にして
互いに180度の間隔で配置するものである。
【0021】図2および図3は、ch1に対応する複合
磁気ヘッド1の平面図およびヘッド前面の拡大図であ
り、図4および図5は、ch2に対応する複合磁気ヘッ
ド2の平面図およびヘッド前面の拡大図である。
【0022】ch1に対応する複合磁気ヘッド1は、矢
符Aで示される回転磁気ヘッドの回転方向に対して、6
倍モード用ジャストトラックヘッドJSEP1を、6倍
モード互換補償用ヘッドSEP1よりも先行させて同一
のヘッドベース3上に接着固定して構成されており、同
様に、ch2に対応する複合磁気ヘッド2は、回転磁気
ヘッドの回転方向に対して、6倍モード用ジャストトラ
ックヘッドJSEP2を、6倍モード互換補償用ヘッド
SEP2よりも先行させて同一のヘッドベース4上に接
着固定して構成されている。
【0023】この実施例では、6倍モード用ジャストト
ラックヘッドJSEP1,JSEP2のヘッド幅(ギャ
ップ幅)Tw1,Tw3は、6倍モードのトラック幅に
対応した10μmに設定されており、6倍モード互換補
償用ヘッドSEP1,SEP2のヘッド幅(ギャップ
幅)Tw2,Tw4は、ジャストトラックヘッドJSE
P1,JSEP2よりも幅広の15μmに設定されてい
る。
【0024】ch1に対応する複合磁気ヘッド1では、
6倍モード用ジャストトラックヘッドJSEP1のアジ
マス角θ1と、6倍モード互換補償用ヘッドSEP1の
アジマス角θ2とは、垂線を基準として時計回りを正と
すると、θ1=θ2=6°に設定されており、ch2に
対応する複合磁気ヘッド2では、6倍モード用ジャスト
トラックヘッドJSEP2のアジマス角θ3と、6倍モ
ード互換補償用ヘッドSEP2のアジマス角θ4とは、
垂線を基準として時計回りを正とすると、θ3=θ4=
−6°に設定されている。
【0025】さらに、ch1に対応する複合磁気ヘッド
1の6倍モード用ジャストトラックヘッドJSEP1と
6倍モード互換補償用ヘッドSEP1とは、ギャップ下
端の位置は同じ高さとなっており、ch2に対応する複
合磁気ヘッド2の6倍モード用ジャストトラックヘッド
JSEP2と6倍モード互換補償用ヘッドSEP2と
は、同様に、ギャップ下端の位置は同じ高さとなってい
る。
【0026】また、ch1に対応する複合磁気ヘッド1
の6倍モード用ジャストトラックヘッドJSEP1と6
倍モード互換補償用ヘッドSEP1とのギャップ間隔G
は、ch2に対応する複合磁気ヘッド2の6倍モード用
ジャストトラックヘッドJSEP2と6倍モード互換補
償用ヘッドSEP2とのギャップ間隔Gに等しく、G=
740μmとしている。
【0027】このように、同一のヘッドベース3,4上
に、同一のアジマス角の6倍モード用ジャストトラック
ヘッドJSEP1,JSEP2と、6倍モード互換補償
用ヘッドSEP1,SEP2とをそれぞれ固定して複合
磁気ヘッド1,2を構成しているので、図7のように、
ヘッドベースの取り付け個数が増加して組み立てに時間
を要するといったこともなく、しかも、図8のように、
同一ヘッドベース上のヘッド同士に段差を設ける必要が
なく、良好なヘッドタッチを確保できることになる。
【0028】さらに、回転磁気ヘッドの回転方向に対し
て、6倍モード用ジャストトラックヘッドJSEP1,
JSEP2を、6倍モード互換補償用ヘッドSEP1,
SEP2よりもそれぞれ先行させて同一のヘッドベース
3,4上に取り付けているので、ヘッド幅の狭い6倍モ
ード用ジャストトラックヘッドJSEP1,JSEP2
のヘッドタッチを充分に確保できるものである。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の回転磁気ヘッドで
は、同一のヘッドベース上に、6倍モードのトラック幅
に対応した6倍モード記録再生用のジャストトラックヘ
ッドと、該ジャストトラックヘッドと同一のアジマス方
向であって、かつ、ジャストトラックヘッドよりもヘッ
ド幅の広い6倍モード互換補償用ヘッドとを取り付けて
複合磁気ヘッドを構成しているので、ヘッドベースの取
り付け個数が増加して組み立てに時間を要するといった
こともなく、良好なヘッドタッチを確保できることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のヘッド配置を示す図であ
る。
【図2】図1の複合磁気ヘッド1の平面図である。
【図3】図2のヘッド前面の拡大図である。
【図4】図1の複合磁気ヘッド2の平面図である。
【図5】図4のヘッド前面の拡大図である。
【図6】従来例のヘッド配置を示す図である。
【図7】6倍モードのヘッドを加えたヘッド配置の一例
を示す図である。
【図8】6倍モードのヘッドを加えたヘッド配置の他の
例を示す図である。
【符号の説明】
1,2 複合磁気ヘッド 3,4 ヘッドベース SEP1,SEP2 6倍モード互換補償用ヘッ
ド JSEP1,JSEP2 6倍モード用ジャストトラ
ックヘッド

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 6倍モード用のジャストトラックヘッド
    と、該ジャストトラックヘッドよりもヘッド幅の広い6
    倍モード互換補償用ヘッドとを、互いにそのアジマス方
    向を一致させて複合磁気ヘッドとして同一のヘッドベー
    ス上に取り付けることを特徴とする回転磁気ヘッド装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ジャストトラックヘッドを、前記6
    倍モード互換補償用ヘッドよりも先行させて前記同一の
    ヘッドベース上に取り付けてなる前記請求項第1項記載
    の回転磁気ヘッド装置。
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BR0012056A (pt) 1999-06-28 2002-03-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd Gravador de videoteipe
JP2001076305A (ja) * 1999-06-28 2001-03-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生装置

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